JP2022065992A - コアおよびコイル部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】実装の安定化を図り、インダクタンス値のばらつきを低減したコアを提供する。【解決手段】コアは、軸方向に延びる巻芯部と、前記巻芯部の軸方向の両端のそれぞれに設けられた鍔部とを備え、前記鍔部は、前記巻芯部側を向く内面と、前記内面と反対側を向く外面と、前記内面と前記外面を接続する下面とを有し、前記両端の鍔部のうちの少なくとも一方の鍔部は、前記下面および前記内面に開口する溝部を有し、前記溝部の底面の幅は、前記内面から前記外面に向かって広くなっている。【選択図】図2

Description

本発明は、コアおよびコイル部品に関する。
従来、コイル部品としては、特開2011-119379号公報(特許文献1)に記載されたものがある。このコイル部品は、巻芯部と巻芯部の両端に設けられた鍔部とを含むコアと、コアの鍔部に設けられた電極部と、コアの巻芯部に巻回され、電極部に電気的に接続されたワイヤとを備える。
鍔部は、巻芯部側を向く内面と、内面と反対側を向く外面と、内面と外面とを接続する下面とを有する。鍔部は、下面および内面に開口する溝部を有する。溝部の幅は、内面から外面に向かって狭くなっている。電極部は、鍔部の下面に設けられている。ワイヤの端部は、溝部内を通過して、鍔部の下面において溝部の近傍位置に圧着されている。
特開2011-119379号公報
ところで、前記従来のようなコイル部品では、ワイヤの端部は、溝部の外側で鍔部の下面に圧着されているため、コイル部品を実装基板に実装する際、ワイヤの端部の圧着部分が実装を邪魔するおそれがあり、実装の安定化を図ることができない。
また、溝部の幅は、内面から外面に向かって狭くなっているため、溝部の内面側の幅は広い。このため、巻芯部に巻回したワイヤの引き回し位置が溝部の内面側においてばらつくことがあり、ワイヤ経路の僅かな差異から生じるインダクタンス値のばらつきの要因となる。
そこで、本開示は、実装の安定化を図り、インダクタンス値のばらつきを低減したコアおよびコイル部品を提供することにある。
前記課題を解決するため、本開示の一態様であるコアは、
軸方向に延びる巻芯部と、
前記巻芯部の軸方向の両端のそれぞれに設けられた鍔部と
を備え、
前記鍔部は、前記巻芯部側を向く内面と、前記内面と反対側を向く外面と、前記内面と前記外面を接続する下面とを有し、
前記両端の鍔部のうちの少なくとも一方の鍔部は、前記下面および前記内面に開口する溝部を有し、
前記溝部の底面の幅は、前記内面から前記外面に向かって広くなっている。
ここで、コアの鍔部の下面とは、コアを含むコイル部品を実装基板に実装する際の実装側の面をいう。また、溝部の底面の幅とは、鍔部の下面に直交する方向からみて、巻芯部の軸に直交する方向の寸法をいう。
前記態様によれば、コアをコイル部品に用いる際、つまり、コアの鍔部の下面および鍔部の溝部内に電極部を設け、ワイヤの端部を溝部内に圧着する際、ワイヤの端部の圧着部は、溝部内に位置しているため、コイル部品を実装基板に実装する際、ワイヤの端部の圧着部が実装を邪魔することを低減し、実装の安定化を図ることができる。
また、溝部の底面の幅は、内面から外面に向かって広くなっているため、溝部の底面の内面側の幅は狭い。このため、巻芯部に巻回したワイヤが溝部の底面の内面側に位置決めされ、溝部の底面の内面側においてワイヤの引き回し位置のばらつきを抑えることができ、インダクタンス値のばらつきを低減できる。
好ましくは、コイル部品の一実施形態では、
前記コアと、
前記コアの前記鍔部に設けられた電極部と、
前記コアの前記巻芯部に巻回され、前記電極部に電気的に接続されたワイヤと
を備え、
前記電極部は、前記鍔部の前記下面および前記鍔部の前記溝部内に設けられ、
前記ワイヤの端部は、前記電極部に圧着された圧着部を含み、
前記圧着部は、前記溝部内に位置する。
前記実施形態によれば、ワイヤの端部の圧着部は、溝部内に位置しているため、コイル部品を実装基板に実装する際、ワイヤの端部の圧着部が実装を邪魔することを低減し、実装の安定化を図ることができる。
また、溝部の底面の幅は、内面から外面に向かって広くなっているため、溝部の底面の内面側の幅は狭い。このため、巻芯部に巻回したワイヤが溝部の底面の内面側に位置決めされ、ワイヤの引き回し位置のばらつきを抑えることができ、インダクタンス値のばらつきを低減できる。
好ましくは、コイル部品の一実施形態では、前記溝部の最大深さは、前記ワイヤの直径よりも小さい。
前記実施形態によれば、溝部の最大深さは、ワイヤの直径よりも小さいので、溝部内にワイヤの端部を配置してヒータで熱圧着する際、ワイヤの端部が溝部から突出してヒータにより確実に接触させることができる。これにより、ワイヤの端部を溝部内においてより確実に圧着させることができる。
好ましくは、コイル部品の一実施形態では、前記溝部の前記底面は、前記溝部の深さが前記内面から前記外面に向かって浅くなるように、前記下面に対して傾斜している。
前記実施形態によれば、溝部の底面は、溝部の深さが内面から外面に向かって浅くなるように、下面に対して傾斜しているので、ヒータによる熱圧着時に、溝部の外面側においてワイヤの端部に掛かる応力を大きくでき、ワイヤと電極部の固着力が向上する。また、コアに巻回したワイヤの切断時に、溝部の外面側においてワイヤの端部に大きな応力を掛けることができ、ワイヤのカット不良を低減することができる。
好ましくは、コイル部品の一実施形態では、前記溝部の前記底面は、前記外面側において、前記鍔部の前記下面と接続している。
前記実施形態によれば、溝部の底面は、外面側において、鍔部の下面と接続しているので、溝部の底面は、外面側において、鍔部の下面と等しい高さである。これにより、ワイヤの端部により大きな応力を掛けることができる。
好ましくは、コイル部品の一実施形態では、前記溝部は、前記下面、前記内面および前記外面に開口する。
前記実施形態によれば、溝部は、外面にも開口するので、ワイヤをコアに巻回する際にワイヤをコアへの入線位置に容易に導くことができ、コイル部品の生産時の巻線良品率がより向上する。
好ましくは、コイル部品の一実施形態では、前記溝部の底面の最も前記内面側の幅は、前記ワイヤの直径の1倍以上でかつ3倍以下である。
前記実施形態によれば、溝部の底面の最も内面側の幅は、ワイヤの直径の1倍以上であるので、巻芯部に巻回したワイヤを溝部の底面の内面側に掛ける際、溝部にワイヤを無理なく収めることができ、ワイヤの位置決めを容易に行える。また、溝部の底面の最も内面側の幅は、ワイヤの直径の3倍以下であるので、巻芯部に巻回したワイヤを溝部の底面の内面側に掛ける際、ワイヤが溝部に掛かる際の遊び代を低減し、ワイヤの引き回し位置のばらつきを抑えることができる。
好ましくは、コイル部品の一実施形態では、前記溝部の前記下面に開口する開口の幅は、前記内面から前記外面に向かって同じ大きさである。
ここで、「同じ大きさ」とは、実質的に「同じ大きさ」をいう。
前記実施形態によれば、溝部の下面に開口する開口の幅は、内面から外面に向かって同じ大きさであるので、溝部の開口の内面側の幅を溝部の底面の内面側の幅よりも大きくすることができる。これにより、巻芯部に巻回したワイヤを溝部の開口の内面側から溝部の底面の内面側に容易に導くことができる。
好ましくは、コイル部品の一実施形態では、前記溝部の前記下面に開口する開口の幅は、前記内面から前記外面に向かって広くなっている。
前記実施形態によれば、溝部の下面に開口する開口の幅は、内面から外面に向かって広くなっているので、溝部の開口の内面側の幅は狭い。このため、巻芯部に巻回したワイヤを溝部の底面の内面側に加えて溝部の開口の内面側にも位置決めすることができる。
好ましくは、コイル部品の一実施形態では、前記溝部の延在方向は、前記鍔部の前記下面に直交する方向からみて、前記ワイヤの端部の前記巻芯部から引き出される引出方向に一致する。
ここで、溝部の延在方向とは、鍔部の下面に直交する方向からみて、溝部の底面の幅の中心線の延在方向をいう。
前記実施形態によれば、溝部の延在方向は、ワイヤの端部の巻芯部から引き出される引出方向に一致するので、溝部をワイヤの延在方向に一致させることができ、ワイヤに掛かる応力を低減できる。
好ましくは、コイル部品の一実施形態では、前記溝部は、前記鍔部の前記下面に直交する方向からみて、前記巻芯部の軸の延長線と重なる。
前記実施形態によれば、溝部は、鍔部の下面に直交する方向からみて、巻芯部の軸の延長線と重なるので、ワイヤの端部の圧着部を鍔部の幅方向の中心位置に設けることができ、コイル部品の実装の安定化をより図ることができる。
好ましくは、コイル部品の一実施形態では、前記溝部の底面の最も前記外面側の幅は、前記ワイヤの直径の1.5倍以上でかつ前記鍔部の前記下面の幅以下である。
前記実施形態によれば、溝部の底面の最も外面側の幅は、ワイヤの直径の1.5倍以上でかつ鍔部の下面の幅以下であるので、溝部の底面の最も外面側の幅は広い。このため、ワイヤの端部を十分に圧着して、ワイヤの端部の圧着部が実装を邪魔することをより低減することができる。また、ワイヤをコアに巻回する際のワイヤのコアへの入線位置に十分な遊び代ができ、コイル部品の生産時の巻線良品率がより向上する。
好ましくは、コイル部品の一実施形態では、前記溝部の底面の最も前記外面側の幅は、前記溝部の底面の最も前記内面側の幅に対して1.5倍以上である。
前記実施形態によれば、溝部の底面の最も外面側の幅は、溝部の底面の最も内面側の幅に対して1.5倍以上であるので、溝部の底面の最も外面側の幅は広い。このため、ワイヤの端部を十分に圧着して、ワイヤの端部の圧着部が実装を邪魔することをより低減することができる。また、ワイヤをコアに巻回する際のワイヤのコアへの入線位置に十分な遊び代ができ、コイル部品の生産時の巻線良品率がより向上する。
本開示の一態様であるコアおよびコイル部品によれば、実装の安定化を図り、インダクタンス値のばらつきを低減できる。
コイル部品の第1実施形態を示す下面側からみた斜視図である。 コアの下面図である。 図2のA-A断面図である。 図2のB-B断面図である。 図1のワイヤの第1端部におけるXZ断面図である。 ヒータでワイヤを熱圧着する工程を説明する断面図である。 ヒータでワイヤを熱圧着する工程を説明する断面図である。 コイル部品のコアの第2実施形態を示す下面図である。 図6のA-A断面図である。 図6のB-B断面図である。 コイル部品のコアの第3実施形態を示す下面図である。 図8のA-A断面図である。 図8のB-B断面図である。
以下、本開示の一態様であるコイル部品を図示の実施の形態により詳細に説明する。なお、図面は一部模式的なものを含み、実際の寸法や比率を反映していない場合がある。
(第1実施形態)
図1は、コイル部品の第1実施形態を示す下面側からみた斜視図である。図1に示すように、コイル部品1は、コア10と、コア10に設けられた第1電極部31および第2電極部32と、コア10に巻回され、第1電極部31および第2電極部32に接続されたワイヤ21とを備える。
コア10は、軸方向に延びる巻芯部13と、巻芯部13の軸方向の第1端に設けられ、当該軸方向と直交する方向に張り出す第1鍔部11と、巻芯部13の軸方向の第2端に設けられ、当該軸方向と直交する方向に張り出す第2鍔部12とを有する。コア10の材料としては、例えば、フェライトの焼結体や、磁性粉含有樹脂の成型体などの磁性体が好ましく、アルミナや、樹脂などの非磁性体であってもよい。
なお、以下では、コア10の下面を、実装基板に実装される面とし、コア10の下面と反対側の面を、コア10の上面とする。巻芯部13の軸方向をX方向とし、コア10の下面と上面の対向する方向をZ方向とし、X方向およびZ方向に直交する方向をY方向とする。X方向は、コイル部品1の長さ方向ともいい、Y方向は、コイル部品1の幅方向ともいい、Z方向は、コイル部品1の高さ方向ともいう。Z方向の順方向を上側とする。
第1鍔部11は、巻芯部13側を向く内面111と、内面111と反対側を向く外面112と、内面111と外面112とを接続する下面113と、下面113と反対側を向く上面114と、内面111と外面112とを接続し下面113と上面114とを接続する2つの側面115とを有する。同様に、第2鍔部12は、巻芯部13側を向く内面121と、内面121と反対側を向く外面122と、下面123と、上面124と、2つの側面125とを有する。第2鍔部12の下面123、上面124、側面125は、それぞれ第1鍔部11の下面113、上面114、側面115と同じ方向に向いている。なお、下面、上面は説明上のものであり、実際に鉛直方向下方、上方と対応していなくてもよい。
第1鍔部11は、下面113に、溝部50を有し、第1電極部31は、下面113および溝部50内に設けられている。第2鍔部12は、下面123に、溝部50を有し、第2電極部32は、下面123および溝部50内に設けられている。図1に示すように、便宜上、第1電極部31および第2電極部32をハッチングにて示す。
ワイヤ21は、巻芯部13の軸に沿って、巻芯部13に巻回されている。ワイヤ21は、例えば銅などの金属からなる導線がポリウレタンやポリアミドイミドなどの樹脂からなる被膜で覆われた絶縁被膜付導線である。ワイヤ21の第1端部21aは、第1電極部31と電気的に接続され、ワイヤ21の第2端部21bは、第2電極部32と電気的に接続されている。ワイヤ21と電極部31,32は、例えば熱圧着、ろう付け、溶接などによって接続される。
図2は、コア10の下面図である。図3Aは、図2のA-A断面図である。図3Bは、図2のB-B断面図である。図2と図3Aと図3Bに示すように、第1鍔部11の溝部50は、下面113および内面111に開口する。溝部50の底面51の幅Waは、内面111から外面112に向かって連続的に広くなっている。底面51の幅Waとは、下面113に直交する方向(Z方向)からみて、巻芯部13の軸Lに直交する方向(Y方向)の寸法をいう。同様に、第2鍔部12の溝部50は、下面123および内面121に開口する。溝部50の底面51の幅Waは、内面121から外面122に向かって連続的に広くなっている。
図4は、図1のワイヤ21の第1端部21aにおけるXZ断面図である。図1と図4に示すように、ワイヤ21の第1端部21aは、第1電極部31に圧着された圧着部210を含む。圧着部210とは、ワイヤ21の第1端部21aが扁平形状に潰れた部分であって、例えば第1端部21aがヒータで熱圧着された際に変形した部分をいう。圧着部210は、例えば、偏平状に変形する。圧着部210は、溝部50内に位置する。圧着部210は、溝部50の底面51に設けられた第1電極部31に接続される。
第1電極部31は、第1鍔部11上に設けられる下地電極層31aと、下地電極層31a上に設けられるめっき層31bとを有する。下地電極層31aは、例えば、Agペーストなどの導電性ペーストを焼成して形成される。めっき層31bは、例えば、NiまたはSnを含む。圧着部210は、めっき層31bに圧着されるが、めっき層31bが溶融して、圧着部210がめっき層31bに埋め込まれていてもよい。
前記コイル部品1によれば、ワイヤ21の第1端部21aの圧着部210は、溝部50内に位置しているため、コイル部品1を実装基板に実装する際、ワイヤ21の第1端部21aの圧着部210が実装を邪魔することを低減し、実装の安定化を図ることができる。
また、溝部50の底面51の幅Waは、内面111から外面112に向かって広くなっているため、溝部50の底面51の最も内面111側の幅Wa1は狭い。このため、巻芯部13に巻回したワイヤ21が溝部50の底面51の内面111側に位置決めされ、ワイヤ21の引き回し位置のばらつきを抑えることができ、インダクタンス値のばらつきを低減できる。
また、ワイヤ21の第1端部21aを熱圧着する際、ワイヤ21の被膜の残渣が、第1鍔部11の下面113の第1電極部31に広がることを抑えることができる。ワイヤ21の被膜の残渣は、実装時にはんだ不濡れの原因となる可能性があるため、これにより、実装の安定化をより図ることができる。また、溝部50の最も外面112側の幅Wa2は広いため、ワイヤ21をコア10に巻回する際のワイヤ21のコア10への入線位置に遊び代ができ、コイル部品1の生産時の巻線良品率が向上する。
また、前記コア10によれば、コア10をコイル部品1に用いる際、つまり、コア10の鍔部11,12の下面113,123および鍔部11,12の溝部50内に電極部31,32を設け、ワイヤ21の端部21a,21bを溝部50内に圧着する際、前記コイル部品1の効果と同様の効果を有する。
なお、同様に、ワイヤ21の第2端部21bは、第2電極部32に圧着された圧着部210を含む。圧着部210は、溝部50内に位置する。このため、ワイヤ21の第2端部21bにおける効果は、ワイヤ21の第1端部21aにおける上述の効果と同様の効果を有する。
以下の説明において、第2鍔部12の構成は、第1鍔部11の構成と同様であり、第2鍔部12における効果は、第1鍔部11における効果と同様である。このため、第2鍔部12に関する説明を省略する。
図3Aに示すように、溝部50の底面51は、溝部50の深さDが内面111から外面112に向かって連続的に浅くなるように、下面113に対して傾斜している。溝部50の最大深さD1は、ワイヤ21の直径R(図4参照)よりも小さい。
溝部50の深さDとは、第1鍔部11の下面113を基準(D=0)とした深さである。ワイヤ21の直径Rとは、圧着部210を除いたワイヤ21の直径である。
図3Aでは、溝部50の最大深さD1は、底面51の内面111側の深さDである。なお、溝部50の底面51は、溝部50の深さDが内面111から外面112に向かって段階的に浅くなるように、傾斜してもよい。
これによれば、溝部50の最大深さD1は、ワイヤ21の直径Rよりも小さいので、図5Aに示すように、ヒータ100でワイヤ21を熱圧着する工程において、ワイヤ21の第1端部21aを溝部50内に配置すると、ワイヤ21の第1端部21aは、溝部50から突出した状態となる。そして、ワイヤ21の第1端部21aをヒータ100により押圧すると、図5Bに示すように、溝部50内に位置するワイヤ21の第1端部21aの大部分にヒータ100を確実に接触させることができる。これにより、ワイヤ21の第1端部21aを溝部50内においてより確実に圧着させることができる。つまり、溝部50内のワイヤ21の第1端部21aの大部分を、圧着部210とできる。圧着部210の表面は、圧着部210に隣接する第1電極部31の表面と同一面となる。
なお、第1電極部31が溝部50内に設けられても、第1電極部31の厚みは薄いため、第1電極部31の厚みは、溝部50の深さDによって導き出される上記効果に対して影響を及ぼさない。以下の説明においても、第1電極部31の厚みは、溝部50の寸法によって導き出される効果に対して影響を及ぼさない。
また、溝部50の底面51は、溝部50の深さDが内面111から外面112に向かって浅くなるように、傾斜しているので、ヒータ100による熱圧着時に、溝部50の外面112側においてワイヤ21の第1端部21aに掛かる応力を大きくでき、ワイヤ21と第1電極部31の固着力が向上する。また、コア10に巻回したワイヤ21の切断時に、溝部50の外面112側においてワイヤ21の第1端部21aに大きな応力を掛けることができ、ワイヤ21のカット不良を低減することができる。
図2と図3Aと図3Bに示すように、溝部50の底面51は、外面112側において、第1鍔部11の下面113と接続している。したがって、溝部50の底面51は、外面112側において、第1鍔部11の下面113と等しい高さである。これにより、ワイヤ21の第1端部21aにより大きな応力を掛けることができる。
好ましくは、溝部50の底面51の最も内面111側の幅Wa1は、ワイヤ21の直径Rの1倍以上でかつ3倍以下である。これによれば、溝部50の底面51の最も内面111側の幅Wa1は、ワイヤ21の直径Rの1倍以上であるので、巻芯部13に巻回したワイヤ21を溝部50の底面51の内面111側に掛ける際、溝部50にワイヤ21を無理なく収めることができ、ワイヤ21の位置決めを容易に行える。また、溝部50の底面51の最も内面111側の幅Wa1は、ワイヤ21の直径Rの3倍以下であるので、巻芯部13に巻回したワイヤ21を溝部50の底面51の内面111側に掛ける際、ワイヤ21が溝部50に掛かる際の遊び代を低減し、ワイヤ21の引き回し位置のばらつきを抑えることができる。
好ましくは、溝部50の下面113に開口する開口の幅Wbは、内面111から外面112に向かって同じ大きさである。開口の幅Wbは、底面51の最大幅(つまり、底面51の最も外面112側の幅Wa2)と同じかそれよりも大きい。これによれば、溝部50の下面113に開口する開口の幅Wbは、内面111から外面112に向かって同じ大きさであるので、溝部50の開口の内面111側の幅Wbを溝部50の底面51の最も内面111側の幅Wa1よりも大きくすることができる。これにより、巻芯部13に巻回したワイヤ21を溝部50の開口の内面111側から溝部50の底面51の内面111側に容易に導くことができる。
また、溝部50の開口の幅Wbは、底面51の最大幅と同じかそれよりも大きいので、溝部50の幅方向の両側面52は、両側面52の間の間隔が溝部50の深さDが浅くなるほど広くなるように、傾斜している。これによれば、溝部50を金型で成形する際、溝部50の両側面52が傾斜しているので、金型を溝部50から抜きやすくなり、溝部50を容易に成形できる。なお、溝部50は、ダイシングやレーザなどにより形成されてもよい。
好ましくは、溝部50の延在方向は、第1鍔部11の下面113に直交する方向からみて、ワイヤ21の第1端部21aの巻芯部13から引き出される引出方向に一致する。溝部50の延在方向とは、第1鍔部11の下面113に直交する方向からみて、溝部50の底面51の幅Waの中心線の延在方向をいう。ワイヤ21の第1端部21aの巻芯部13から引き出される引出方向とは、ワイヤ21における圧着部210と巻芯部13に巻回される部分の間の部分の延在方向をいう。これによれば、溝部50の延在方向は、ワイヤ21の第1端部21aの巻芯部13から引き出される引出方向に一致するので、溝部50をワイヤ21の延在方向に一致させることができ、ワイヤ21に掛かる応力を低減できる。
好ましくは、溝部50は、第1鍔部11の下面113に直交する方向からみて、巻芯部13の軸Lの延長線と重なる。したがって、ワイヤ21の第1端部21aの圧着部210を第1鍔部11の幅方向の中心位置に設けることができ、コイル部品1の実装の安定化をより図ることができる。さらに好ましくは、溝部50の延在方向は、巻芯部13の軸Lと一致し、これによれば、コイル部品1の実装の安定化をより図ることができる。
好ましくは、溝部50の底面51の最も外面112側の幅Wa2は、ワイヤ21の直径Rの1.5倍以上でかつ第1鍔部11の下面113の幅以下である。これによれば、溝部50の底面51の最も外面112側の幅Wa2は広いため、ワイヤ21の第1端部21aを十分に圧着して、ワイヤ21の第1端部21aの圧着部210が実装を邪魔することをより低減することができる。また、ワイヤ21をコア10に巻回する際のワイヤ21のコア10への入線位置に十分な遊び代ができ、コイル部品1の生産時の巻線良品率がより向上する。
好ましくは、溝部50の底面51の最も外面112側の幅Wa2は、溝部50の底面51の最も内面111側の幅Wa1に対して1.5倍以上である。したがって、溝部50の底面51の最も外面112側の幅Wa2は広い。このため、ワイヤ21の第1端部21aを十分に圧着して、ワイヤ21の第1端部21aの圧着部210が実装を邪魔することをより低減することができる。また、ワイヤ21をコア10に巻回する際のワイヤ21のコア10への入線位置に十分な遊び代ができ、コイル部品1の生産時の巻線良品率がより向上する。
(第2実施形態)
図6は、コイル部品のコアの第2実施形態を示す下面図である。図7Aは、図6のA-A断面図である。図7Bは、図6のB-B断面図である。第2実施形態は、第1実施形態とは、コアの溝部の形状が相違する。この相違する構成を以下に説明する。その他の構成は、第1実施形態と同じ構成であり、その説明を省略する。
図6と図7Aと図7Bに示すように、第2実施形態のコイル部品のコア10Aでは、第1鍔部11の溝部50Aの下面113に開口する開口の幅Wbは、内面111から外面112に向かって広くなっている。溝部50Aの開口は、溝部50Aの底面51に沿った形状である。溝部50Aの開口の幅Wbは、溝部50Aの底面51の幅Waよりも大きい。
溝部50Aの底面51は、下面113と平行な平坦面である。つまり、溝部50Aの深さDは、内面111から外面112に向かって一定である。また、溝部50Aは、下面113および内面111に開口するが、外面112に開口していない。つまり、溝部50Aの外面112側には、仕切り壁が設けられている。
これによれば、溝部50Aの開口の幅Wbは、内面111から外面112に向かって広くなっているので、溝部50Aの開口の内面111側の幅は狭い。このため、巻芯部13に巻回したワイヤ21を溝部50Aの底面51の内面111側に加えて溝部50Aの開口の内面111側にも位置決めすることができる。
なお、第2鍔部12の構成は、第1鍔部11の構成と同様であり、第2鍔部12における効果は、第1鍔部11における効果と同様である。このため、第2鍔部12に関する説明を省略する。
(第3実施形態)
図8は、コイル部品のコアの第3実施形態を示す下面図である。図9Aは、図8のA-A断面図である。図9Bは、図8のB-B断面図である。第3実施形態は、第2実施形態とは、コアの溝部の形状が相違する。この相違する構成を以下に説明する。その他の構成は、第2実施形態と同じ構成であり、その説明を省略する。
図8と図9Aと図9Bに示すように、第3実施形態のコイル部品のコア10Bでは、溝部50Bは、下面113、内面111および外面112に開口する。つまり、溝部50Bは、第1鍔部11を巻芯部13の軸L方向に貫通する。溝部50Bの下面113側の開口の構成、および、溝部50Bの底面51の構成は、第2実施形態の溝部50Aと同様である。
これによれば、溝部50Bは、外面112にも開口するので、ワイヤ21をコア10Bに巻回する際にワイヤ21をコア10Bへの入線位置に容易に導くことができ、コイル部品の生産時の巻線良品率がより向上する。
なお、第2鍔部12の構成は、第1鍔部11の構成と同様であり、第2鍔部12における効果は、第1鍔部11における効果と同様である。このため、第2鍔部12に関する説明を省略する。
なお、本開示は上述の実施形態に限定されず、本開示の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。例えば、第1から第3実施形態のそれぞれの特徴点を様々に組み合わせてもよい。
前記第1から第3実施形態では、ワイヤの数量は、1本であるが、複数本であってもよく、また、溝部の数量は、各鍔部において、1つであるが、ワイヤの数量に応じて複数個であってもよい。
溝部は、第1鍔部および第2鍔部の両方に設けられているが、少なくとも一方の鍔部に設けられていてもよい。溝部の形状は、第1鍔部および第2鍔部の両方において、同じであるが、異なっていてもよい。
前記第1から第3実施形態では、溝部の底面の幅は、内面から外面に向かって連続的に広くなっているが、段階的に広くなっていてもよい。電極部は、鍔部の下面の全面に設けられているが、鍔部の下面の少なくとも一部に設けられていてもよい。
前記第1から第3実施形態では、溝部の延在方向は、巻芯部の軸方向に一致しているが、巻芯部の軸方向に対して傾斜していてもよい。溝部は、鍔部の下面に直交する方向からみて、巻芯部の軸の延長線と重なるが、巻芯部の軸と重ならなくてもよい。例えば、溝部は、巻芯部の軸に対して鍔部の側面側に偏在していてもよい。
前記第2、第3実施形態では、溝部の開口の幅は、溝部の底面の幅よりも大きいが、溝部の開口の幅は、溝部の底面の幅と同じであってもよい。このとき、溝部の側面は、鍔部の下面に直交する。
1 コイル部品
10,10A,10B コア
11 第1鍔部
111 内面
112 外面
113 下面
12 第2鍔部
121 内面
122 外面
123 下面
13 巻芯部
21 ワイヤ
21a 第1端部
21b 第2端部
210 圧着部
31 第1電極部
32 第2電極部
50,50A,50B 溝部
51 底面
52 側面
D 溝部の深さ
D1 溝部の最大深さ
L 巻芯部の軸
R ワイヤの直径
Wa 溝部の底面の幅
Wa1 底面の最も内面側の幅
Wa2 底面の最も外面側の幅
Wb 溝部の開口の幅

Claims (13)

  1. 軸方向に延びる巻芯部と、
    前記巻芯部の軸方向の両端のそれぞれに設けられた鍔部と
    を備え、
    前記鍔部は、前記巻芯部側を向く内面と、前記内面と反対側を向く外面と、前記内面と前記外面を接続する下面とを有し、
    前記両端の鍔部のうちの少なくとも一方の鍔部は、前記下面および前記内面に開口する溝部を有し、
    前記溝部の底面の幅は、前記内面から前記外面に向かって広くなっている、コア。
  2. 請求項1に記載のコアと、
    前記コアの前記鍔部に設けられた電極部と、
    前記コアの前記巻芯部に巻回され、前記電極部に電気的に接続されたワイヤと
    を備え、
    前記電極部は、前記鍔部の前記下面および前記鍔部の前記溝部内に設けられ、
    前記ワイヤの端部は、前記電極部に圧着された圧着部を含み、
    前記圧着部は、前記溝部内に位置する、コイル部品。
  3. 前記溝部の最大深さは、前記ワイヤの直径よりも小さい、請求項2に記載のコイル部品。
  4. 前記溝部の前記底面は、前記溝部の深さが前記内面から前記外面に向かって浅くなるように、前記下面に対して傾斜している、請求項2または3に記載のコイル部品。
  5. 前記溝部の前記底面は、前記外面側において、前記鍔部の前記下面と接続している、請求項4に記載のコイル部品。
  6. 前記溝部は、前記下面、前記内面および前記外面に開口する、請求項2から4の何れか一つに記載のコイル部品。
  7. 前記溝部の底面の最も前記内面側の幅は、前記ワイヤの直径の1倍以上でかつ3倍以下である、請求項2から6の何れか一つに記載のコイル部品。
  8. 前記溝部の前記下面に開口する開口の幅は、前記内面から前記外面に向かって同じ大きさである、請求項2から7の何れか一つに記載のコイル部品。
  9. 前記溝部の前記下面に開口する開口の幅は、前記内面から前記外面に向かって広くなっている、請求項2から7の何れか一つに記載のコイル部品。
  10. 前記溝部の延在方向は、前記鍔部の前記下面に直交する方向からみて、前記ワイヤの端部の前記巻芯部から引き出される引出方向に一致する、請求項2から9の何れか一つに記載のコイル部品。
  11. 前記溝部は、前記鍔部の前記下面に直交する方向からみて、前記巻芯部の軸の延長線と重なる、請求項2から10の何れか一つに記載のコイル部品。
  12. 前記溝部の底面の最も前記外面側の幅は、前記ワイヤの直径の1.5倍以上でかつ前記鍔部の前記下面の幅以下である、請求項2から11の何れか一つに記載のコイル部品。
  13. 前記溝部の底面の最も前記外面側の幅は、前記溝部の底面の最も前記内面側の幅に対して1.5倍以上である、請求項2から12の何れか一つに記載のコイル部品。
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