JP2006319183A - 巻線型コイル部品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 巻線型コイル部品1の実装不良の発生率を低減する。
【解決手段】 複数のコイル巻線2が巻回形成される巻き胴部3の両端側に、それぞれ、巻き胴部3の周面から同じ突出方向に突出先端面の位置を揃えて突き出し形成された複数の脚部4,5が巻き胴部3の周回方向に間隔を介して配列形成されている巻線型コイル部品1において、全ての脚部4,5は巻き胴部3の外端面側となるフィレット形成辺を有する形状と成す。巻き胴部3の両端側において巻線引き出し位置に最も近い脚部4A,5Bのフィレット形成辺4Af,5Bfにはコーナーカット辺8を形成する。脚部4A,5Bに接合固定されるコイル巻線の引き出し線は、その引き出し線の仮想延長線がコーナーカット辺8を通る方向にしてフィレット形成辺4Af,5Bfを避けた位置に配置される構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、巻き胴部に複数のコイル巻線を巻回形成して構成される巻線型コイル部品に関するものである。
図4には巻線型コイル部品の一形態例が模式的な斜視図により示されている(例えば特許文献1参照)。この巻線型コイル部品30は、導体線に絶縁被覆が施されて成る複数のコイル巻線31(31A,31B)と、これらコイル巻線31A,31Bが巻回形成される巻き胴部32と、この巻き胴部32の両端側に設けられている鍔部33(33A,33B)とを有して構成されている。
この巻線型コイル部品30の構成では、鍔部33Aの一部は脚部34(34a,34b)を構成し、また同様に、鍔部33Bの一部は脚部35(35a,35b)を構成している。それら脚部34(34a,34b),35(35a,35b)は、巻き胴部32の周面から同じ突出方向に突出先端面の位置を揃えて突き出し形成された態様と成し、各脚部34,35の突出先端面にはそれぞれ電極36が形成されている。巻き胴部32の一端側(例えば、脚部34が設けられている側)は巻き始め端側と成し、巻き胴部32の他端側(例えば、脚部35が設けられている側)は巻き終わり端側と成している。
巻き胴部32の巻き始め端側の各脚部34a,34bの突出先端面の電極36には、それぞれ、各コイル巻線31A,31Bの巻き始め端側が巻き胴部32から引き出され、個別に対応するコイル巻線31A又は31Bの導体線部分が接合固定されている。また、巻き胴部32の巻き終わり端側の各脚部35a,35bの突出先端面の電極36には、それぞれ、各コイル巻線31A,31Bの巻き終わり端側が巻き胴部32から引き出され、個別に対応するコイル巻線31A又は31Bの導体線部分が接合固定されている。
特開2000−208331号公報 特開2004−311560号公報
図4に示される巻線型コイル部品30は例えばコモンモードチョークコイル部品であり、当該巻線型コイル部品30は、例えば図5(a)のモデル図に示されるように例えば回路基板に形成されている平衡線路41に介設される。つまり、平衡線路41には、図5(b)の模式的な分解図に示されるように、分断部42が設けられている。巻線型コイル部品30は、脚部34,35の電極36を平衡線路41側に向けた姿勢をとり、平衡線路41の分断部42の両端側の線路部分に、それぞれ、対応する脚部34,35の電極36が例えばはんだ38により接合されて平衡線路41に介設される。このように、巻線型コイル部品30の電極36が例えばはんだ38によって平衡線路41に接合されて電気的に接続されることにより、コイル巻線31A,31Bから成るコモンモードチョークコイルが電気的に平衡線路41に介設される。
ところで、巻線型コイル部品30の製造工程において、コイル巻線31A,31Bの巻き始め端側と巻き終わり端側をそれぞれ対応する脚部34,35の電極36に接合固定する作業は例えば次に示すように行われる。例えば、巻き胴部32に巻回形成したコイル巻線31A,31Bの巻き始め端側と巻き終わり端側を、それぞれ、巻き胴部32から、対応する脚部34,35の電極36に向けてテンションを掛けながら直線状に引き出す。このときの脚部34,35と、コイル巻線31A,31Bの巻き始め端側および巻き終わり端側との配置関係例が図6(a)の模式的な平面図に示されている。
そして、然る後に、例えば熱圧着工法により、コイル巻線31A,31Bの巻き始め端側と巻き終わり端側の引き出し線を電極36に接合固定する。つまり、図6(b)の模式的なモデル図に示されるように、コイル巻線31(31A,31B)の引き出し線が載置された電極36に例えば熱ごて37を押し付けて、熱ごて37の熱によって、コイル巻線31の絶縁被覆を溶かし、また、電極36と、コイル巻線31の導体線とを溶融させて当該電極36とコイル巻線31の導体線を接合させる。そして、電極36およびコイル巻線31の導体線を冷却硬化させた後に、図6(c)に示されるように、電極36に接合固定されている部分よりも外側部分のコイル巻線31を除去する。
このようにして、コイル巻線31の巻き始め端側および巻き終わり端側が、それぞれ、対応する脚部34,35の電極36に接合固定される。
このような電極36へのコイル巻線31の接合固定工程において、電極36のフィレット形成辺側の端縁部分に配置されているコイル巻線31の絶縁被覆部位や、電極36のフィレット形成辺から外側に食み出しているコイル巻線31の絶縁被覆部位が熱ごて37の熱によって溶融して液状やガス状となって、図7(a)のモデル図に示されるように、巻き胴部32の外端面側である電極36の端面に付着した状態となることがある。
このように、電極36の端面に付着した絶縁被覆(つまり、絶縁異物)は、電極36の端面から除去することが非常に面倒で、難しいために、今までは、その電極36の端面の絶縁異物は除去せず付着したままの状態であった。このように電極36の端面に絶縁異物が付着していると、巻線型コイル部品30を平衡線路41に良好に接合(実装)させることができないという実装不良の問題が発生し易くなる。つまり、巻線型コイル部品30を平衡線路41に例えばはんだ38により実装する工程では、例えば、巻線型コイル部品30の電極36と、平衡線路41との間にはんだ38を介在させた状態で巻線型コイル部品30を平衡線路41の設定の接合位置に載置する。その後に、加熱によりはんだ38を溶融させ当該はんだ38を巻線型コイル部品30の電極36および平衡線路41に接合させて、巻線型コイル部品30を平衡線路41に実装する。そのはんだ38の溶融時に、溶融したはんだ38の一部は、図7(b)の断面図に示されるように、電極36の端面を濡れ上がってフィレット43を形成する。このフィレット43の形成によって、巻線型コイル部品30を平衡線路41に強固に接合させることができる。
しかしながら、図7(b)に示されるように、コイル巻線31の絶縁被覆に起因した絶縁異物44が電極36の端面に付着していると、溶融したはんだ38が電極36の端面を濡れ上がることができず良好なフィレット43が形成されないという問題が生じる。このようなフィレット43の不良によって、巻線型コイル部品30の実装不良が発生し易い。
本発明は上記課題を解決するために成されたものであり、その目的は、製造コストの増加を抑制しながら容易に巻線型コイル部品の実装不良の発生率を低減できる巻線型コイル部品を提供することにある。
上記目的を達成するために、この発明は次に示す構成をもって前記課題を解決するための手段としている。すなわち、この発明は、導体線に被覆が施されて成る複数のコイル巻線と、当該複数のコイル巻線が巻回形成される巻き胴部とを有し、巻き胴部の一端側は共通の巻き始め端側と成し、巻き胴部の他端側は共通の巻き終わり端側と成しており、巻き胴部の両端側には、それぞれ、少なくともコイル巻線の本数と同じ数ずつ、当該巻き胴部の周面から同じ突出方向に突出先端面の位置を揃えて突き出し形成された複数の脚部が巻き胴部の周回方向に間隔を介して配列形成され、全ての脚部は巻き胴部の外端面側となるフィレット形成辺を有する形状と成し、前記全てのコイル巻線の巻き始め端側は、それぞれ、巻き胴部の巻き始め端側から、個別に対応した脚部の突出先端面に設けられた外部接続用電極に向けて直線状に引き出されて外部接続用電極面に接合固定され、また、前記全てのコイル巻線の巻き終わり端側は、それぞれ、巻き胴部の巻き終わり端側から、個別に対応した脚部の突出先端面に設けられた外部接続用電極に向けて直線状に引き出されて外部接続用電極面に接合固定されている構成と成しており、巻き胴部の巻き始め端側と、巻き終わり端側とのそれぞれにおける巻線引き出し位置に最も近い脚部のフィレット形成辺には、巻き胴部のコイル巻線巻回中心軸に近い側の端部にコーナーカット辺が形成されており、当該巻線引き出し位置に最も近い脚部の外部接続用電極面に接合固定されるコイル巻線の引き出し線は、外部接続用電極に接合固定された後に接合固定位置よりも外側部分が除去された態様と成し、当該コイル巻線の引き出し線は、その引き出し線の仮想延長線がコーナーカット辺を通る方向にしてフィレット形成辺を避けた位置に配置されていることを特徴としている。
この発明によれば、巻線引き出し位置に最も近くてコーナーカット辺が設けられている脚部の外部接続用電極に接合固定されるコイル巻線の引き出し線は、その引き出し線の仮想延長線がコーナーカット辺を通る方向にしてフィレット形成辺を避けた位置に配置されている構成とした。このため、巻き胴部に巻回形成されたコイル巻線を脚部の外部接続用電極面に接合固定する工程において、巻き胴部の巻き始め端側や巻き終わり端側から、個別に対応した脚部の突出先端面の外部接続用電極に向けて直線状に引き出されたコイル巻線の引き出し線は、フィレット形成辺を通らない状態とすることができる。これにより、コイル巻線の引き出し線が配置された外部接続用電極面に例えば熱ごて等を押し当てて当該熱ごての熱によってコイル巻線の絶縁被覆を溶融させた際に、そのコイル巻線はフィレット形成辺を通っていないので、コイル巻線の溶融した絶縁被覆がフィレット形成辺に付着する事態を回避することができる。
これにより、フィレット形成辺に絶縁被覆が付着することに起因して発生する問題、つまり、巻線型コイル部品の実装不良の問題を防止することができて、巻線型コイル部品の信頼性を高めることができる。
また、この発明では、巻き胴部の巻き始め端側と巻き終わり端側とのそれぞれにおいて、巻線引き出し位置に最も近い脚部のフィレット形成辺には、巻き胴部のコイル巻線巻回中心軸に最も近い側の端部にコーナーカット辺が形成され、コイル巻線の引き出し線は、その仮想延長線がコーナーカット辺を通る方向に配置される構成とした。このため、巻き胴部に巻回形成されたコイル巻線を脚部の外部接続用電極面に接合固定する工程において、仮想延長線がコーナーカット辺を通るように配置されたコイル巻線の引き出し線は、当該引き出し線を外部接続用電極面に引き出し配置したときに外部接続用電極面上における配置状態を安定化することができる。このように、外部接続用電極面上におけるコイル巻線の引き出し線の配置位置が安定した状態でコイル巻線の引き出し線と外部接続用電極面との接合作業が行われるので、コイル巻線の引き出し線と、外部接続用電極とを接合強度強く良好に接合させることができる。これにより、巻線型コイル部品の電気的接続の信頼性を向上させることができる。
さらに、巻き胴部の巻き始め端側に配列配置されている全ての脚部と、巻き終わり端側に配列配置されている全ての脚部とは、その配置位置および形状が、巻き始め端側と巻き終わり端側とで対称と成し、かつ、巻き胴部のコイル巻線の巻回中心軸を通り脚部の配列方向に直交する対称面に対して対称と成している構成とすることによって、例えば、巻線型コイル部品の製造工程において、巻き胴部の両端側の何れをもコイル巻線の巻き始め端側としてもよく、巻き胴部の向きを気にすることなく、コイル巻線を巻き胴部に巻回形成することができる。
また、巻線型コイル部品の全ての脚部の先端側の外部接続用電極を、例えばはんだによって、接続相手に接合したときに、巻き胴部の巻き始め端側の全ての脚部の外部接続用電極にそれぞれ接合されるはんだ形成量と、巻き終わり端側の全ての脚部の外部接続用電極にそれぞれ接合されるはんだ形成量とを、巻き始め端側と巻き終わり端側とで対称にでき、また、巻き胴部のコイル巻線の巻回中心軸を通り脚部の配列方向に直交する対称面に対して対称にできる。これにより、巻線型コイル部品をバランス良く安定的に、接続相手に接合固定させることができる。
以下に、この発明に係る実施形態例を図面に基づいて説明する。
図1(a)には第1実施形態例の巻線型コイル部品において特徴的な構成部分が平面図により表され、図1(b)には第1実施形態例の巻線型コイル部品の模式的な斜視図が示されている。
第1実施形態例の巻線型コイル部品1はコモンモードチョークコイル部品であり、当該巻線型コイル部品1は、導体線に被覆が施されて成る複数(この第1実施形態例では2本)のコイル巻線2(2A,2B)と、これら複数のコイル巻線2A,2Bが巻回形成される巻き胴部3とを有する。巻き胴部3の一端側(ここでは、説明の便宜上、図1の右側の端部とする)は複数のコイル巻線2A,2Bに共通の巻き始め端側と成し、巻き胴部3の他端側(例えば図1の左側の端部)は複数のコイル巻線2A,2Bに共通の巻き終わり端側と成している。巻き胴部3の両端側には、それぞれ、コイル巻線2の本数と同じ2本ずつ、脚部4,5が設けられている。巻き胴部3の一端側に設けられている複数の脚部4(4A,4B)は、巻き胴部3の周面から同じ突出方向に突出先端面の位置を揃えて突き出し形成され、これら複数の脚部4A,4Bは巻き胴部3の周回方向に間隔を介して配列形成されている。また、巻き胴部3の他端側に設けられている複数の脚部5(5A,5B)も、脚部4と同様に、巻き胴部3の周面から同じ突出方向に突出先端面の位置を揃えて突き出し形成され、これら複数の脚部5A,5Bは巻き胴部3の周回方向に間隔を介して配列形成されている。
さらに、脚部4A,4B,5A,5Bの各突出先端面には、それぞれ、外部接続用電極6が設けられている。これら各外部接続用電極6には、それぞれ、巻き胴部3から引き出された別々のコイル巻線2の引き出し線が接合固定されている。
この第1実施形態例では、全ての脚部4A,4B,5A,5Bの外端面側となる辺4Af,4Bf,5Af,5Bfは、それぞれ、フィレット形成辺と成している。これら各フィレット形成辺4Af,4Bf,5Af,5Bfには、それぞれ、巻き胴部3のコイル巻線巻回中心軸Oに近い側の端部にコーナーカット辺8が形成されている。換言すれば、この第1実施形態例では、巻き胴部3の巻き始め端側に配列形成されている脚部4A,4Bと、巻き終わり端側に配列配置されている脚部5A,5Bとは、その配置位置および形状が、巻き始め端側と巻き終わり端側とで対称と成し、かつ、巻き胴部3のコイル巻線2の巻回中心軸Oを通り脚部配列方向に直交する対称面に対して対称となっている。
この第1実施形態例では、コイル巻線2(2A,2B)の巻き始め端側と巻き終わり端側は、それぞれ、巻き胴部3から、個別に対応する脚部4,5の外部接続用電極6に向けて直線状に引き出され当該外部接続用電極6に接合固定されている。このような全てのコイル巻線2の引き出し線は、その引き出し線の仮想延長線(図2の点線S参照)がフィレット形成辺4Af,4Bf,5Af,5Bfを避けて通る位置に配設されている。その上、コイル巻線2の引き出し位置Pに最も近い脚部4A,5Bの外部接続用電極6に接合固定されるコイル巻線2の引き出し線は、当該引き出し線の仮想延長線Sがコーナーカット辺8のほぼ中央部を通る位置に配置されている。
すなわち、コイル巻線2の引き出し線の仮想延長線Sは、巻線型コイル部品1の製造工程において、コイル巻線2の引き出し線を例えば熱圧着工法等によって脚部4,5の外部接続用電極6に接合固定した後に除去される引き出し線部分と等価なものである。このことから、巻線型コイル部品1の製造工程において、コイル巻線2を巻き胴部3に巻回形成し、巻き胴部3からそれぞれ個別に対応する脚部4,5の外部接続用電極6に向けてコイル巻線2を直線状に引き出したときに、全てのコイル巻線2の引き出し線は、脚部4,5のフィレット形成辺4Af,4Bf,5Af,5Bfを避けた位置に配置されることになる。このため、そのように配置されたコイル巻線2の引き出し線を外部接続用電極6に例えば熱圧着工法等によって接合固定する工程において、全てのコイル巻線2の引き出し線はフィレット形成辺を通っていないので、コイル巻線2の加熱により溶融した絶縁被覆が脚部4,5のフィレット形成辺4Af,4Bf,5Af,5Bfに付着する事態を防止することができる。
このように、この第1実施形態例の構成では、フィレット形成辺4Af,4Bf,5Af,5Bfに絶縁被覆が付着しない構成としたので、フィレット形成辺4Af,4Bf,5Af,5Bfに絶縁被覆が付着することに起因した問題(つまり、絶縁被覆がフィレット形成辺4Af,4Bf,5Af,5Bfに付着しているために、巻線型コイル部品1を接続相手に接合(実装)させるためのはんだのフィレットが良好に形成できないというはんだフィレットの形成不良が発生し、これにより、巻線型コイル部品1の実装に対する信頼性が低下するという問題)の発生を回避することができる。
また、この第1実施形態例では、コイル巻線2の引き出し位置Pに最も近い脚部4A,5Bの外部接続用電極6に接合固定されるコイル巻線2の引き出し線は、その引き出し線の仮想延長線Sが脚部4,5のコーナーカット辺8を通る位置に配置されている構成としたので、次に示すような効果を得ることができる。つまり、コイル巻線2の引き出し位置Pに最も近い脚部4A,5Bの外部接続用電極6に接合固定されるコイル巻線2の引き出し線は、コイル巻線2の巻回方向に対する引き出し方向の傾き角度(引き出し角度)θが、巻線引き出し位置Pに遠い側の脚部4B,5Aの外部接続用電極6に接合固定されるコイル巻線2の引き出し線における引き出し角度θ’に比べて大きい。このため、コイル巻線2の引き出し線を巻回方向に向けようとする力が大きく作用する。これにより、コーナーカット辺8が設けられていない場合には、コイル巻線2を巻き胴部3から脚部4,5の外部接続用電極6に向けて引き出してから当該引き出し線を外部接続用電極6に接合固定するまでの間に、コイル巻線2の引き出し位置Pに最も近い脚部4A,5Bの外部接続用電極6に接合固定されるコイル巻線2の引き出し線は、不安定となって位置ずれし易い。このため、そのコイル巻線2の引き出し線の位置ずれを防止しながら、当該引き出し線と外部接続用電極6との接合固定作業を行わなければならないので、当該コイル巻線2の引き出し線を外部接続用電極6に接合固定する作業が煩雑になりやすいという問題が生じる。
これに対して、この第1実施形態例では、コーナーカット辺8を設け、コイル巻線2の引き出し位置Pに最も近い脚部4A,5Bの外部接続用電極6に接合固定されるコイル巻線2の引き出し線がコーナーカット辺8を通るように配置する構成としたので、仮に、その引き出し線が動いて位置ずれしたとしても、その位置ずれはコーナーカット辺8の範囲内で抑えることができる。これにより、コイル巻線2の引き出し位置Pに最も近い脚部4A,5Bの外部接続用電極6に接合固定されるコイル巻線2の引き出し線の位置ずれを小さく抑制することが容易にできることとなる。このため、引き出し線の外部接続用電極6への接合工程作業の手間を軽減することができる。
以下に、第2実施形態例を説明する。なお、この第2実施形態例の説明において、第1実施形態例と同一構成部分には同一符号を付し、その共通部分の重複説明は省略する。
この第2実施形態例の巻線型コイル部品1において特徴的な構成部分が図3(a)の模式的な平面図に示されている。この第2実施形態例では、巻線型コイル部品1の巻き胴部3には、3本のコイル巻線2(2A,2B,2C)が巻回形成されている。また、巻き胴部3の両端側には、それぞれ、コイル巻線2の本数と同じ数(つまり、3本)ずつ、脚部4(4A,4B,4C),5(5A,5B,5C)が突出形成されている。それら脚部4(4A,4B,4C),5(5A,5B,5C)は、第1実施形態例に示した脚部4,5と同様に、巻き胴部3の周面から同じ突出方向に突出先端面の位置を揃えて突き出し形成されている。また、脚部4(4A,4B,4C)は、脚部4Bを中央にして当該脚部4Bを脚部4A,4Cが挟み込むような配列形態でもって、巻き胴部3の周回方向に間隔を介して配列形成されている。脚部5(5A,5B,5C)も同様に、脚部5Bを中央にして当該脚部5Bを脚部5A,5Cが挟み込むような配列形態でもって、巻き胴部3の周回方向に間隔を介して配列形成されている。
この第2実施形態例では、脚部4(4A,4B,4C),5(5A,5B,5C)における巻き胴部3の外端面側となる辺4Af,4Bf,4Cf,5Af,5Bf,5Cfがフィレット形成辺である。また、脚部4A,4C,5A,5Cのフィレット形成辺4Af,4Cf,5Af,5Cfは、巻き胴部3のコイル巻線巻回中心軸Oに近い側の端部にコーナーカット辺8が形成されている。さらに、この第2実施形態例では、脚部4A,4C,5A,5Cのフィレット形成辺4Af,4Cf,5Af,5Cfに対向する辺にも、巻き胴部3のコイル巻線巻回中心軸Oに近い側の端部にコーナーカット辺10が形成されている。このコーナーカット辺10は、巻き胴部3から脚部4B,5Bの突出先端面に向けて直線状に引き出されたコイル巻線2Bの引き出し線が、脚部4A,5Cと干渉しないように形成されたものであり、コイル巻線2Bの引き出し線の引き出し方向などを考慮して、コーナーカット辺10の配置位置等が設計されている。
この第2実施形態例では、巻き胴部3の一端側に配置されている全ての脚部4A,4B,4Cと、巻き胴部3の他端側に配置されている全ての脚部5A,5B,5Cとは、その配置位置および形状が、巻き胴部3の一端側と他端側とで対称と成し、かつ、巻き胴部3のコイル巻線巻回中心軸Oを通り脚部4A,4B,4C(あるいは5A,5B,5C)の配列方向に直交する対称面に対して対称と成している。
このような脚部4,5の突出先端面には外部接続用電極6が形成されており、各外部接続用電極6には、それぞれ個別に対応するコイル巻線2の引き出し線が接合固定されている。この第2実施形態例においても、第1実施形態例と同様に、図3(b)に示されるように、全てのコイル巻線2の引き出し線は、その引き出し線の仮想延長線Sが脚部4,5のフィレット形成辺4Af,4Bf,4Cf,5Af,5Bf,5Cfを避けた位置に配置されるように、巻き胴部3から、個別に対応する外部接続用電極6に向けて直線状に引き出されている。かつ、巻線引き出し位置に最も近い脚部4A,5Cの外部接続用電極6に接合固定されるコイル巻線2の引き出し線は、その引き出し線の仮想延長線Sがコーナーカット辺8を通るように配置されている。
この第2実施形態例の巻線型コイル部品1における上記以外の構成は第1実施形態例と同様であり、この第2実施形態例の構成においても、第1実施形態例と同様の効果を得ることができる。
なお、この発明は第1や第2の各実施形態例の形態に限定されるものではなく、様々な実施の形態を採り得る。例えば、第1実施形態例では、2本のコイル巻線2が巻き胴部3に巻回形成される構成であり、第2実施形態例では、3本のコイル巻線2が巻き胴部3に巻回形成される構成であったが、本発明は、4本以上のコイル巻線が巻き胴部に巻回形成される構成を持つ巻線型コイル部品にも適用することができる。なお、4本以上のコイル巻線が巻き胴部に巻回形成される場合には、巻き胴部の両端側に、それぞれ、4本以上の脚部、つまり、少なくともコイル巻線の本数と同じ数ずつの脚部が突出形成されることとなる。
また、第1と第2の各実施形態例では、巻き胴部3の一端側(巻き始め端側)に配列配置されている全ての脚部4と、巻き胴部3の他端側(巻き終わり端側)に配列配置されている全ての脚部5とは、その配置位置および形状が、巻き始め端側と巻き終わり端側とで対称と成し、かつ、巻き胴部3のコイル巻線巻回中心軸Oを通り脚部の配列方向に直交する対称面に対して対称と成している構成であったが、例えば、図1に示されるように、巻き胴部3の一端側に脚部4A,4Bが、また、巻き胴部3の他端側に脚部5A,5Bが、それぞれ、配設されている場合に、コイル巻線2の引き出し位置Pに最も近い脚部4A,5Bのフィレット形成辺4Af,5Bfにはコーナーカット辺8が形成されているのに対して、脚部4B,5Aのフィレット形成辺4Bf,5Afにはコーナーカット辺が形成されていないという如く、脚部4,5の形状および配置位置が上記のような対称構成と成していなくともよい。
さらに、第1や第2の各実施形態例では、巻き胴部3は四角柱状の形態であったが、巻き胴部3は例えば円柱状等の、四角柱状以外の形態であってもよい。さらに、第1や第2の各実施形態例では、巻き胴部3の両端側には、それぞれ、巻き胴部3に巻回形成されるコイル巻線2の本数と同じ数ずつ、脚部4,5が突出形成されていたが、例えば、巻き胴部3の両端側には、それぞれ、巻き胴部3に巻回形成されるコイル巻線2の本数よりも多い数ずつ、脚部4,5が突出形成されている構成としてもよい。さらに、図1等の図示の例では、コイル巻線2は巻き胴部3に単層に巻回形成されていたが、本発明は、コイル巻線が巻き胴部に多層巻きされている構成を持つ巻線型コイル部品にも適用することができるものである。さらに、第1や第2の各実施形態例では、巻線型コイル部品はコモンモードチョークコイル部品であったが、複数のコイル巻線が巻回形成される巻き胴部と、巻き胴部の両端側にそれぞれ少なくともコイル巻線の本数と同じ数ずつ突出形成される脚部と、脚部の突出先端面に形成される外部接続用電極と有し、コイル巻線の巻き始め端側と巻き終わり端側とはそれぞれ、個別に対応する脚部の外部接続用電極に直線状に引き出されて接合固定されている構成を持つものであれば、本発明は適用することができる。
第1実施形態例の巻線型コイル部品を説明するための図である。 第1実施形態例の巻線型コイル部品において特有な構成部分を説明するための図である。 第2実施形態例の巻線型コイル部品を説明するための図である。 巻線型コイル部品の一形態例を説明するための図である。 巻線型コイル部品の実装形態の一例を説明するための図である。 巻線型コイル部品の脚部にコイル巻線を接合固定する作業の一例を説明するための図である。 巻線型コイル部品の従来の課題を説明するための図である。
符号の説明
1 巻線型コイル部品
2 コイル巻線
3 巻き胴部
4,5 脚部
6 外部接続用電極
8 コーナーカット辺

Claims (2)

  1. 導体線に被覆が施されて成る複数のコイル巻線と、当該複数のコイル巻線が巻回形成される巻き胴部とを有し、巻き胴部の一端側は共通の巻き始め端側と成し、巻き胴部の他端側は共通の巻き終わり端側と成しており、巻き胴部の両端側には、それぞれ、少なくともコイル巻線の本数と同じ数ずつ、当該巻き胴部の周面から同じ突出方向に突出先端面の位置を揃えて突き出し形成された複数の脚部が巻き胴部の周回方向に間隔を介して配列形成され、全ての脚部は巻き胴部の外端面側となるフィレット形成辺を有する形状と成し、前記全てのコイル巻線の巻き始め端側は、それぞれ、巻き胴部の巻き始め端側から、個別に対応した脚部の突出先端面に設けられた外部接続用電極に向けて直線状に引き出されて外部接続用電極面に接合固定され、また、前記全てのコイル巻線の巻き終わり端側は、それぞれ、巻き胴部の巻き終わり端側から、個別に対応した脚部の突出先端面に設けられた外部接続用電極に向けて直線状に引き出されて外部接続用電極面に接合固定されている構成と成しており、巻き胴部の巻き始め端側と、巻き終わり端側とのそれぞれにおける巻線引き出し位置に最も近い脚部のフィレット形成辺には、巻き胴部のコイル巻線巻回中心軸に近い側の端部にコーナーカット辺が形成されており、当該巻線引き出し位置に最も近い脚部の外部接続用電極面に接合固定されるコイル巻線の引き出し線は、外部接続用電極に接合固定された後に接合固定位置よりも外側部分が除去された態様と成し、当該コイル巻線の引き出し線は、その引き出し線の仮想延長線がコーナーカット辺を通る方向にしてフィレット形成辺を避けた位置に配置されていることを特徴とする巻線型コイル部品。
  2. 巻き胴部の巻き始め端側に配列配置されている全ての脚部と、巻き終わり端側に配列配置されている全ての脚部とは、その配置位置および形状が、巻き始め端側と巻き終わり端側とで対称と成し、かつ、巻き胴部のコイル巻線の巻回中心軸を通り脚部の配列方向に直交する対称面に対して対称と成していることを特徴とする請求項1記載の巻線型コイル部品。
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