JP2020106106A - シール構造及びその設計方法とその製造方法 - Google Patents

シール構造及びその設計方法とその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】収容溝が鉛直下方に臨むときであっても、シール部材が脱落することを防止する。【解決手段】内方側の第1側方内壁30と外方側の第2側方内壁34を有する収容溝28は、例えば、第2部材14の第2当接面18に形成される。第2流通路22から排気を行う形態では、シール部材38は、内周壁が第1側方内壁30に当接する一方、外周壁が第2側方内壁34から離間する。第2側方内壁34からは、頂部50がシール部材38の外周壁に当接する湾曲凸部42が収容溝28の内方に向かって突出する。一方、第1側方内壁30には、底部がシール部材38の内周壁から離間する湾曲凹部44が収容溝28の外方に向かって陥没する。【選択図】図2

Description

本発明は、部材同士の間に介在して該部材同士の間をシールするシール部材を含むシール構造及びその設計方法とその製造方法に関する。
例えば、真空鋳造装置には、鋳造品を得るキャビティ内のガスを排出する(真空引きを行う)流通路が設けられる。流通路は、真空鋳造装置を構成する複数個の部材に跨る。ここで、流通路を介して真空引きを行う際、部材同士の間から大気が侵入すると、真空度が不足する。これを回避するべく、部材同士の間にOリング等のシール部材が介在される。すなわち、シール部材によって部材同士の間がシールされ、部材同士の間から大気が侵入することが防止される。
シール部材は、当接する部材同士の一方に形成された収容溝に収容される。ところで、場合によっては、収容溝が鉛直下方に臨む当接面に形成されることが想定される。この状況下で収容溝にシール部材を収容すると、シール部材が脱落する懸念がある。特許文献1〜4には、これを回避するための技術が提案されている。
実開平2−88060号公報 実開平4−127460号公報 特開平8−42700号公報 特開2005−48790号公報
特許文献1〜4に記載されるように、従来技術に係るシール部材の脱落防止は、シール部材又は収容溝に突起を設け、該突起を介してシール部材に所定の張力を付与することを試みるものである。この場合、シール部材に局所的な圧縮応力が作用するので、シール部材が破断する懸念がある。特に、溶湯のキャビティへの供給に伴って部材の温度が大きく変化する真空鋳造装置では、シール部材が破断し易くなると推測される。
本発明は上記した問題を解決するためになされたもので、収容溝が鉛直下方に臨むときであってもシール部材が脱落することを防止することが可能であり、しかも、シール部材が破断する懸念を払拭し得るシール構造及びその設計方法とその製造方法を提供することを目的とする。
前記の目的を達成するために、本発明の一実施形態によれば、第1流通路が形成され且つ第1当接面を有する第1部材と、前記第1流通路に連なる第2流通路が形成され且つ前記第1当接面に対向して当接する第2当接面を有する第2部材との間に介在して前記第1部材と前記第2部材の間をシールするとともに弾性部材からなるシール部材を含んで構成されるシール構造において、
前記第1当接面又は前記第2当接面のいずれかに形成され、前記シール部材を収容する収容溝をさらに含み、
前記収容溝の第1側方内壁から第2側方内壁までの距離である溝幅は、前記シール部材の幅に比して大きく、前記シール部材は、前記第1側方内壁又は前記第2側方内壁のいずれか一方に当接し且つ残余の一方から離間し、
前記第1側方内壁又は前記第2側方内壁のうち、前記シール部材が離間する側の内壁から前記収容溝の内方に向かうように突出し、前記シール部材に当接する頂部が湾曲面である湾曲凸部が設けられ、
前記湾曲凸部に対向するとともに、前記第2側方内壁又は前記第1側方内壁のうち、前記シール部材が当接する側の内壁から前記収容溝の外方に向かうように陥没し、前記シール部材から離間する底部が湾曲面である湾曲凹部が形成され、
前記湾曲凸部の頂部と前記シール部材との間の摩擦抵抗と、前記第1側方内壁又は前記第2側方内壁のうちの前記シール部材が当接した側の内壁と前記シール部材との間の摩擦抵抗との合計が、前記シール部材に作用する重力に比して大きく設定されたシール構造が提供される。
本発明の別の一実施形態によれば、第1流通路が形成され且つ第1当接面を有する第1部材と、前記第1流通路に連なる第2流通路が形成され且つ前記第1当接面に対向して当接する第2当接面を有する第2部材との間に介在して前記第1部材と前記第2部材の間をシールするとともに弾性部材からなるシール部材を含んで構成されるシール構造の設計方法において、
前記第1当接面又は前記第2当接面のいずれかに、前記シール部材が収容されて第1側方内壁から第2側方内壁までの距離である溝幅が前記シール部材の幅に比して大きく、且つ前記第1側方内壁又は前記第2側方内壁のいずれかに該シール部材が当接する収容溝を形成する際、前記シール部材と、該シール部材が当接する前記第1側方内壁又は前記第2側方内壁との間の摩擦抵抗と、前記シール部材に作用する重力とを対比する工程と、
前記摩擦抵抗が重力に比して小さいと判断されたとき、前記シール部材が前記収容溝から脱落することを防止するために必要な離型抵抗を求める工程と、
前記離型抵抗を付与することが可能な湾曲凸部及び湾曲凹部を設定する工程と、
を有し、
前記湾曲凸部を、前記第1側方内壁又は前記第2側方内壁のうち、前記シール部材が離間する側の内壁から前記収容溝の内方に向かうように突出し、前記シール部材に当接する頂部が湾曲面であるものとして設定するとともに、前記湾曲凹部を、前記湾曲凸部に対向するとともに、前記第2側方内壁又は前記第1側方内壁のうち、前記シール部材が当接する側の内壁から前記収容溝の外方に向かうように陥没し、前記シール部材から離間する底部が湾曲面であるものとして設定するシール構造の設計方法が提供される。
本発明のまた別の一実施形態によれば、第1流通路が形成され且つ第1当接面を有する第1部材と、前記第1流通路に連なる第2流通路が形成され且つ前記第1当接面に対向して当接する第2当接面を有する第2部材との間に介在して前記第1部材と前記第2部材の間をシールするとともに弾性部材からなるシール部材を含んで構成されるシール構造の製造方法において、
前記第1当接面又は前記第2当接面のいずれかに、前記シール部材が収容されて第1側方内壁から第2側方内壁までの距離である溝幅が前記シール部材の幅に比して大きく、且つ前記第1側方内壁又は前記第2側方内壁のいずれかに該シール部材が当接する収容溝を形成する際、前記シール部材と、該シール部材が当接する前記第1側方内壁又は前記第2側方内壁との間の摩擦抵抗と、前記シール部材に作用する重力とを対比する工程と、
前記摩擦抵抗が重力に比して小さいと判断されたとき、前記シール部材が前記収容溝から脱落することを防止するために必要な離型抵抗を求める工程と、
前記離型抵抗を付与することが可能な湾曲凸部及び湾曲凹部を設定する工程と、
前記湾曲凸部を、前記第1側方内壁又は前記第2側方内壁のうち、前記シール部材が離間する側の内壁から前記収容溝の内方に向かうように突出し、前記シール部材に当接する頂部が湾曲面であるものとして形成するとともに、前記湾曲凹部を、前記湾曲凸部に対向するとともに、前記第2側方内壁又は前記第1側方内壁のうち、前記シール部材が当接する側の内壁から前記収容溝の外方に向かうように陥没し、前記シール部材から離間する底部が湾曲面であるものとして形成する工程と、
を有するシール構造の製造方法が提供される。
本発明によれば、収容溝の側方内壁のみならず、湾曲凸部の頂部がシール部材に当接することで該シール部材に十分な摩擦抵抗(離型抵抗)が付与される。従って、鉛直下方に向かって開口した収容溝にシール部材を収容する場合であっても、シール部材が脱落することを回避することができる。
また、収容溝の溝幅や側方内壁の直径を変更することが困難である場合であっても、湾曲凸部を設けることにより、シール部材に摩擦抵抗(離型抵抗)を付与することができる。従って、汎用性が向上する。
しかも、湾曲凸部の頂部が湾曲しているので、シール部材に局所的な圧縮応力が作用することが回避される。従って、シール部材が破断する懸念が払拭される。
本発明の実施の形態に係るシール構造が設けられた真空鋳造装置の要部概略縦断面図である。 鉛直下方からの視点で第2当接面を示した底面図である。 本発明の実施の形態に係るシール構造の設計方法を含む製造方法の概略フローチャートである。 図2の要部拡大図である。 収容溝を形成するときの要部平面図である。 別の実施の形態に係るシール構造を構成する第2部材の底面図である。
以下、本発明に係るシール構造につき、その設計方法及びその製造方法との関係で好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るシール構造10が設けられた真空鋳造装置の要部概略縦断面図である。この真空鋳造装置は、鉛直方向下方に位置する第1部材12と、該第1部材12の上方に配置される第2部材14とを有する。第1部材12は第1当接面16を有するとともに、第2部材14は、前記第1当接面16に当接する第2当接面18を有する。そして、第1部材12の内部には、第1当接面16で開口した第1流通路20が設けられ、一方、第2部材14の内部には、第2当接面18で開口した第2流通路22が設けられる。
第2流通路22は、図示しないキャビティに向かって延在する。すなわち、第1流通路20は、第2流通路22を介してキャビティに連通する。第1流通路20又は第2流通路22の下流側には、図示しない吸気機構が設けられる。従って、型閉じがなされてキャビティが形成された後、該キャビティ内のガスは、第2流通路22から第1流通路20を介して排出される。このように、第1流通路20及び第2流通路22は、キャビティの真空引きを行うための排気通路であり、真空引きがなされている間は負圧となる。
鉛直下方を臨む第2当接面18には、略真円形状の収容溝28が形成される。この収容溝28は、鉛直方向に沿って延在する内周側の第1側方内壁30と、該第1側方内壁30に対して直交するように連なる天井壁32と、該天井壁32から垂下するように連なる外周側の第2側方内壁34とで画成される断面が略正方形の空間である。第2当接面18が鉛直下方に臨むことから、収容溝28は、鉛直下方に臨んで開口する。第1側方内壁30から第2側方内壁34までの距離(すなわち、天井壁32の長さ)W1は、溝幅として定義される。
図2は、鉛直下方からの視点で第2当接面18を示す底面図である。収容溝28には、第1当接面16(第1部材12)と第2当接面18(第2部材14)の間をシールするOリングとしてのシール部材38が収容される。シール部材38は弾性体からなり、その典型的な素材としてはゴムが挙げられる。
シール部材38の幅W2は収容溝28の溝幅W1に比して若干小さく、また、シール部材38が何らの拘束を受けていない状態であるときの内径(呼び径)dは、第1側方内壁30の直径Dに比して若干小さい。このため、収容溝28内にシール部材38を収容したとき、シール部材38の内周壁が第1側方内壁30に押接する。これにより、シール部材38に所定の張力が付与される。なお、シール部材38の外周壁は第2側方内壁34から離間している。
ここで、第2当接面18には、5箇所に湾曲部40が設けられている。個々の湾曲部40は、シール部材38が離間する第2側方内壁34側に設けられた湾曲凸部42と、シール部材38が当接(押接)する第1側方内壁30側に設けられた湾曲凹部44とを有する。
湾曲凸部42の、第2側方内壁34に連なる基端部(底部)には、収容溝28の外方に向かって陥没するように湾曲し、曲率半径が互いに同一のR1である第1円弧部46、第2円弧部48が形成されている。また、該湾曲凸部42の頂部50は収容溝28の内方(第1側方内壁30側)に向かって突出するとともに、所定の曲率半径R2で湾曲している。第1円弧部46及び第2円弧部48の曲率半径R1は、頂部50の曲率半径R2に比して小さく設定されている。
湾曲凸部42の頂部50は、シール部材38を外周壁側から押圧している。換言すれば、湾曲凸部42の頂部50はシール部材38の外周壁に当接する。この当接(押圧)により、シール部材38にさらなる張力が付与されている。
湾曲凹部44は、湾曲凸部42に対向する位置に、第1側方内壁30から収容溝28の外方に向かって陥没するように形成されており、その底部は、湾曲凸部42の頂部50と同一の曲率半径R2で湾曲している。この湾曲のため、湾曲凹部44の底部はシール部材38の内周壁から離間する。
以上のように、シール部材38の内周壁は収容溝28の第1側方内壁30に当接するとともに湾曲凹部44の底部から離間する。その一方で、シール部材38の外周壁は収容溝28の第2側方内壁34から離間するとともに湾曲凸部42の頂部50に当接する。
本実施の形態に係るシール構造10は、基本的には以上のように構成されるものであり、次にその作用効果について説明する。
真空鋳造装置の組み立て時、収容溝28にシール部材38が収容される。シール部材38の呼び径dが第1側方内壁30の直径Dに比して若干小さく、且つ湾曲凸部42の頂部50がシール部材38に押接するので、シール部材38に所定の張力が付与される。ここで、湾曲凸部42の基端部には、収容溝28の外方に向かって陥没する第1円弧部46と第2円弧部48が形成されている。従って、湾曲凸部42の基端部はシール部材38から離間する。このため、シール部材38を収容溝28に押し込む際に湾曲凸部42の基端部がシール部材38に局所的に当接したり、このことに起因してシール部材38が局所的に劣化したりすることを回避することができる。
真空鋳造装置が型開き状態にあるとき、第1部材12と第2部材14は互いに離間している。この際、第2当接面18及びシール部材38が鉛直下方を臨む。ここで、シール部材38は、上記したように収容溝28の第1側方内壁30に押接するとともに、湾曲凸部42から押圧を受けている。このためにシール部材38に所定の張力が付与されているので、シール部材38が収容溝28から脱落することが回避される。
真空鋳造装置にて真空鋳造を実施する場合、所定の温度に昇温された金型同士を当接させてキャビティを形成する型閉じが行われる。この際、第1部材12及び第2部材14に熱が伝達されて温度が上昇するとともに、第1当接面16と第2当接面18が互いに当接する。従って、第1当接面16と第2当接面18の間にシール部材38が介在する。
さらに、前記キャビティ内のガスを排気する真空引きが行われ、ガスが第2流通路22を経て第1流通路20に流入する。この際、シール部材38が、第1当接面16と第2当接面18の間から大気が侵入することを防止する。従って、キャビティ内の真空度が十分なものとなる。
このように、本実施の形態によれば、湾曲凸部42を形成してシール部材38に十分な張力を付与することから、該シール部材38が収容溝28に保持される。このため、第1部材12と第2部材14の間が該シール部材38によって十分にシールされるので、キャビティ内の真空度を十分に大きくすることができる。しかも、湾曲凸部42の基端部を、収容溝28の外方に向かって陥没するように湾曲させているので、シール部材38の収容溝28への押し込み時にシール部材38に局所的な応力が集中することが回避される。その結果として、シール部材38の部分的な劣化が進行することが防止される。
次に、湾曲部40の個数等を設定するためのシール構造10の設計方法を含む製造方法につき説明する。図3に概略フローを示すように、設計方法は、対比工程S1と、評価工程S2と、設定工程S3とを有し、製造方法は、設計方法に基づいて設定された湾曲凸部42及び湾曲凹部44を形成する加工工程S4をさらに有する。
対比工程S1では、シール部材38に作用する重力F1と、シール部材38と第1側方内壁30との間の摩擦抵抗とが対比される。具体的には、シール部材38の質量をm1、シール部材38に作用する張力による垂直抗力をN、摩擦抵抗をF2とするとき、次の式(1)、(2)が成り立つ。なお、式(1)中のgは重力加速度、式(2)中のμは摩擦係数を表す。
F1=m1×g …(1)
F2=μN …(2)
鉛直下方に臨む収容溝28からシール溝が脱落することを防止するには、F2をF1よりも大きく設定する必要がある。
弾性体であるシール部材38のバネ係数をkとすると、式(2)は、下記の式(3)に変形される。
F2=μ×{(D−d)/2}×k×π …(3)
この式(3)から諒解されるように、呼び径d、ひいては周長及び質量m1が大きなシール部材38を用いる場合、重力F1が大きくなるとともに摩擦抵抗F2が小さくなる。従って、シール部材38が収容溝28から脱落し易くなる傾向となる。
式(1)、(3)から求められた重力F1と摩擦抵抗F2を対比し、F2がF1を下回る場合、呼び径dが設計値よりも大きな第1側方内壁30を形成し、摩擦抵抗F2を大きくすることが想起される。しかしながら、真空鋳造装置のレイアウトの制約等の理由により、収容溝28の溝幅W1や第1側方内壁30の直径Dを設計値から変更できない場合が多い。
そこで、摩擦抵抗F2が重力F1を下回る場合、評価工程S2において、摩擦抵抗F2が重力F1を上回るために湾曲凸部42からシール部材38に付与すべき張力を以下のようにして求める。すなわち、湾曲凸部42を設けたとき、図4に要部を拡大して示すように、その頂部50は、シール部材38の外周壁に対して点L1から点L2まで当接する。このときのシール部材38の陥没量(押し込み量)をdLとすると、押し込まれた部分の離型抵抗F3は、下記の式(4)で表される。
Figure 2020106106
ここで、湾曲凹部44はシール部材38の内周壁から離間しており、当接していない。従って、湾曲凹部44によるシール部材38への離型抵抗の寄与はない。湾曲凹部44の円弧の長さをL3、設ける湾曲部40の個数をnとすると、全離型抵抗Fallは下記の式(5)で求められる。
Figure 2020106106
全離型抵抗Fallが重力F1を上回れば、シール部材38が重力の作用によって収容溝28から脱落することを防止することができる。そこで、次に、設定工程S3において、Fallがこのような条件を満たすように、押し込み量dL、点L1から点L2までの距離、長さL3が設定された湾曲凸部42及び湾曲凹部44を設定する。
ただし、押し込み量が過度に大きいと、シール部材38の局所的な劣化を招く。これを回避するべく、湾曲凸部42の高さを、押し込み量が8〜20%となる程度に設定することが好ましい。ここで、100%はシール部材38の幅W2に相当する。従って、例えば、押し込み量が10%である場合、図4中のdLが幅W2の10%に相当する。なお、真空鋳造装置等、温度上昇や温度下降が繰り返される装置の構成部材においては、湾曲凸部42の高さを、押し込み量が10〜15%となるように設定することが一層好ましい。
以上のように押し込み量(dL)を設定することにより、式(5)を満足し得る点L1から点L2までの距離、長さL3を容易に設定することができる。
例えば、幅が5.7mm、呼び径が170mmであるシール部材38では、重力F1、湾曲部40を設けない場合の摩擦抵抗F2がそれぞれ250N、175N程度である。従って、収容溝28からシール部材38が脱落する懸念がある。これに対し、上記のように押し込み量が10〜15%の範囲内となるように点L1から点L2までの距離を設定するとともに、湾曲部40の個数を5個とした場合、全離型抵抗Fallは400Nを上回る。すなわち、重力F1の250Nを超える。このため、収容溝28にシール部材38が良好に保持されるので、収容溝28からシール部材38が脱落する懸念が払拭される。なお、このときの曲率半径R2は、25〜30程度である。
このように、本実施の形態によれば、単純な円形溝ではシール部材38から十分な摩擦抵抗が得られない場合であっても、1個以上の湾曲部40を設けることによってシール部材38の全離型抵抗Fallを大きくすることができる。湾曲凸部42の頂部50がシール部材38の外周壁に当接して該シール部材38に張力を付与するからである。
次に、湾曲部40を設ける加工工程S4を行う。すなわち、図5に示すように、収容溝28を形成するための加工工具60を、湾曲部40を設ける箇所で蛇行させる。このためには、加工工具60の移動軌跡に関するプロファイルを、円形溝を形成するためのプロファイルから若干変更すればよい。このようにすることにより、湾曲部40が介在する収容溝28を容易に形成することができる。
また、この蛇行により、湾曲凸部42の基端部に、曲率半径R1が頂部50の曲率半径R2に比して小さな第1円弧部46、第2円弧部48が形成される。
本発明は、上記した実施の形態に特に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
例えば、この実施の形態では、第1流通路20及び第2流通路22から排気を行うようにしているが、第1流通路20及び第2流通路22を介して圧縮流体が供給されるものであってもよい。この場合、シール部材38は、第1当接面16と第2当接面18の間から圧縮流体が漏洩することを防止する。
図6に、この形態に係るシール構造70に含まれる収容溝72を示す。この形態では、シール部材38の内周壁が第1側方内壁30から離間するとともに、外周壁が第2側方内壁34に当接する。そして、湾曲部74は、湾曲凸部42が第1側方内壁30から収容溝72の内方に向かって突出するように設けられるとともに、湾曲凹部44が第2側方内壁34から収容溝72の外方に向かって陥没するように設けられる。
この形態においても、上記と同様にして全離型抵抗Fallが求められる。この値に基づき、さらに、湾曲凸部42の頂部50によるシール部材38の押し込み量(dL)を所定の範囲内に設定することにより、湾曲部40の個数や曲率半径R2等を求めることができる。ただし、この場合、シール部材38の呼び径dから、収容溝28の第2側方内壁34の直径D’を差し引くこととする。
また、シール構造10、70を設ける対象は、真空鋳造装置に特に限定されるものではない。さらに、シール構造10、70を設ける面が、鉛直下方に臨む面に限定されるものではないことは勿論である。
10、70…シール構造 12…第1部材
14…第2部材 16…第1当接面
18…第2当接面 20…第1流通路
22…第2流通路 28、72…収容溝
30…第1側方内壁 34…第2側方内壁
38…シール部材 40、74…湾曲部
42…湾曲凸部 44…湾曲凹部
46…第1円弧部 48…第2円弧部
50…頂部

Claims (5)

  1. 第1流通路が形成され且つ第1当接面を有する第1部材と、前記第1流通路に連なる第2流通路が形成され且つ前記第1当接面に対向して当接する第2当接面を有する第2部材との間に介在して前記第1部材と前記第2部材の間をシールするとともに弾性部材からなるシール部材を含んで構成されるシール構造において、
    前記第1当接面又は前記第2当接面のいずれかに形成され、前記シール部材を収容する収容溝をさらに含み、
    前記収容溝の第1側方内壁から第2側方内壁までの距離である溝幅は、前記シール部材の幅に比して大きく、前記シール部材は、前記第1側方内壁又は前記第2側方内壁のいずれか一方に当接し且つ残余の一方から離間し、
    前記第1側方内壁又は前記第2側方内壁のうち、前記シール部材が離間する側の内壁から前記収容溝の内方に向かうように突出し、前記シール部材に当接する頂部が湾曲面である湾曲凸部が設けられ、
    前記湾曲凸部に対向するとともに、前記第2側方内壁又は前記第1側方内壁のうち、前記シール部材が当接する側の内壁から前記収容溝の外方に向かうように陥没し、前記シール部材から離間する底部が湾曲面である湾曲凹部が形成され、
    前記湾曲凸部の頂部と前記シール部材との間の摩擦抵抗と、前記第1側方内壁又は前記第2側方内壁のうちの前記シール部材が当接した側の内壁と前記シール部材との間の摩擦抵抗との合計が、前記シール部材に作用する重力に比して大きく設定されたシール構造。
  2. 請求項1記載のシール構造において、前記湾曲凸部の基端部に、前記収容溝の外方に向かって陥没した円弧部が形成され、前記円弧部の曲率半径が前記頂部の曲率半径に比して小さく設定されたシール構造。
  3. 第1流通路が形成され且つ第1当接面を有する第1部材と、前記第1流通路に連なる第2流通路が形成され且つ前記第1当接面に対向して当接する第2当接面を有する第2部材との間に介在して前記第1部材と前記第2部材の間をシールするとともに弾性部材からなるシール部材を含んで構成されるシール構造の設計方法において、
    前記第1当接面又は前記第2当接面のいずれかに、前記シール部材が収容されて第1側方内壁から第2側方内壁までの距離である溝幅が前記シール部材の幅に比して大きく、且つ前記第1側方内壁又は前記第2側方内壁のいずれかに該シール部材が当接する収容溝を形成する際、前記シール部材と、該シール部材が当接する前記第1側方内壁又は前記第2側方内壁との間の摩擦抵抗と、前記シール部材に作用する重力とを対比する工程と、
    前記摩擦抵抗が重力に比して小さいと判断されたとき、前記シール部材が前記収容溝から脱落することを防止するために必要な離型抵抗を求める工程と、
    前記離型抵抗を付与することが可能な湾曲凸部及び湾曲凹部を設定する工程と、
    を有し、
    前記湾曲凸部を、前記第1側方内壁又は前記第2側方内壁のうち、前記シール部材が離間する側の内壁から前記収容溝の内方に向かうように突出し、前記シール部材に当接する頂部が湾曲面であるものとして設定するとともに、前記湾曲凹部を、前記湾曲凸部に対向するとともに、前記第2側方内壁又は前記第1側方内壁のうち、前記シール部材が当接する側の内壁から前記収容溝の外方に向かうように陥没し、前記シール部材から離間する底部が湾曲面であるものとして設定するシール構造の設計方法。
  4. 第1流通路が形成され且つ第1当接面を有する第1部材と、前記第1流通路に連なる第2流通路が形成され且つ前記第1当接面に対向して当接する第2当接面を有する第2部材との間に介在して前記第1部材と前記第2部材の間をシールするとともに弾性部材からなるシール部材を含んで構成されるシール構造の製造方法において、
    前記第1当接面又は前記第2当接面のいずれかに、前記シール部材が収容されて第1側方内壁から第2側方内壁までの距離である溝幅が前記シール部材の幅に比して大きく、且つ前記第1側方内壁又は前記第2側方内壁のいずれかに該シール部材が当接する収容溝を形成する際、前記シール部材と、該シール部材が当接する前記第1側方内壁又は前記第2側方内壁との間の摩擦抵抗と、前記シール部材に作用する重力とを対比する工程と、
    前記摩擦抵抗が重力に比して小さいと判断されたとき、前記シール部材が前記収容溝から脱落することを防止するために必要な離型抵抗を求める工程と、
    前記離型抵抗を付与することが可能な湾曲凸部及び湾曲凹部を設定する工程と、
    前記湾曲凸部を、前記第1側方内壁又は前記第2側方内壁のうち、前記シール部材が離間する側の内壁から前記収容溝の内方に向かうように突出し、前記シール部材に当接する頂部が湾曲面であるものとして形成するとともに、前記湾曲凹部を、前記湾曲凸部に対向するとともに、前記第2側方内壁又は前記第1側方内壁のうち、前記シール部材が当接する側の内壁から前記収容溝の外方に向かうように陥没し、前記シール部材から離間する底部が湾曲面であるものとして形成する工程と、
    を有するシール構造の製造方法。
  5. 請求項4記載の製造方法において、前記湾曲凸部の基端部に、曲率半径が前記頂部の曲率半径に比して小さく且つ前記収容溝の外方に向かって陥没した円弧部を形成するシール構造の製造方法。
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