JP7414863B2 - シール構造 - Google Patents

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本発明は、部材間の密閉性を高めるためのシール構造に関する。
従来、部材間の接続部の密閉性を高めるために種々のシール構造が提案され、例えばシール部材であるガスケットが用いられている。一般に、第1部材を第2部材に対して固定するとき、第1部材に形成されているガスケット嵌合溝にガスケットを嵌め込み、第1部材のガスケットが設けられた面を第2部材の取付面に押し付けることが行われる(例えば特許文献1参照)。これにより、ガスケットは、第2部材の取付面と第1部材との間で潰されるようにして挟持され、それらの間の密閉性を高めることに貢献する。また、ガスケットの係合部を係合可能とする被係合部をガスケット嵌合溝に形成し、これによりガスケットの延在方向つまり長手方向の移動を規制することが行われている(例えば特許文献2参照)。
特開2018-54067号公報 特許第5995775号公報
ガスケット嵌合溝に嵌め込まれるガスケットは、例えばウレタンラバー製であり、ある程度以上の弾性変形をする。組み立て時、第1部材のガスケット嵌合溝にガスケットが嵌め込まれた状態で、第1部材は第2部材との取付位置に運ばれる。この運搬過程でガスケット嵌合溝からガスケットが抜けたり抜ける方向に移動したりしたとき、第2部材への第1部材の迅速な取り付けは影響を受けるようになる。また、ガスケットに永久変形つまりへたりが生じたとき、ガスケット嵌合溝からのガスケットの脱落が生じやすくなる。このように、ガスケット嵌合溝からのガスケットの脱落防止に関して更なる改善が望まれる。
本発明の目的は、部材のガスケット嵌合溝つまり溝からのガスケットの脱落防止の性能を高めることを可能にする構成を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の一態様は、
部材に形成されてガスケットが嵌め込まれる溝であって深さ方向に延びる内側面を有する溝と、
前記溝の前記内側面に形成された少なくとも1つの突起と
を備え、
前記突起は、先端突出部と、該先端突出部から前記溝への突出量が減るように延びる傾斜突出部とを備えている
ことを特徴とするシール構造
を提供する。
上記構成を備える上記一態様によれば、部材に形成されてガスケットが嵌め込まれる溝の内側面に少なくとも1つの突起が形成され、その突起は、先端突出部と、該先端突出部から溝への突出量が減るように延びる傾斜突出部とを備えている。したがって、突起が先端突出部のみを備える場合に比べて、傾斜突出部により、溝とガスケットとの間の隙間を低減する又は無くすことができる。よって、突起によるガスケットの押圧に加えて、例えば溝の内壁面に対するガスケットの接触を十分に確保でき、よってガスケットの保持力を高めることができる。したがって、ガスケットの溝からの脱落防止の性能を高めることができる。
好ましくは、前記突起は、前記先端突出部の両脇に前記傾斜突出部を備える。この構成により、先端突出部の両脇の傾斜突出部により、溝とガスケットとの間の隙間をより好適に低減する又は無くすことができる。
好ましくは、前記深さ方向において前記溝を見たとき、前記先端突出部の先端において内接するように定められる第1の仮想円の半径は、前記傾斜突出部において外接するように定められる第2の仮想円の半径よりも小さい。これにより、傾斜突出部の突出量の変化がより緩やかになり、傾斜突出部により、溝とガスケットとの間の隙間をより好適に低減する又は無くすことができる。
好ましくは、前記傾斜突出部は、前記ガスケットが前記溝に嵌め込まれたとき、前記ガスケットに接するように形成されている。この構成によれば、傾斜突出部により、溝の内側面とガスケットと間の隙間をより好適に無くすことができる。
好ましくは、前記ガスケットは、ウレタンラバー製であり、端部を有する。この構成によれば、ガスケットをより容易に作製することが可能になり、コスト面で優れる。
好ましくは、上記シール構造は、前記溝への前記ガスケットの嵌め込みをガイドするガイド部を更に備える。この構成により、ガスケットの溝への嵌め込み性を高めることができる。例えば、前記突起は、前記先端突出部において、前記深さ方向に対して斜めに延びる傾斜壁を有するとよい。この構成により、ガスケットの溝への嵌め込み性をより好適に高めることができる。
本発明の上記一態様によれば、上記構成を備えるので、部材の溝からのガスケットの脱落防止の性能を高めることが可能になる。
本発明の第1実施形態に係るシール構造が適用されたパワーユニットの斜視図である。 図1のパワーユニットからカバー部材を分離した分解斜視図である。 図1のパワーユニットの内燃機関におけるクランクシャフトの回転軸線を含む切断面で観察される、パワーユニットの一部の断面図である。 図2のカバー部材の内面側の斜視図である。 図4のV-V線に沿ったカバー部材の一部の断面図である。 ガスケットの斜視図である。 図4のカバー部材の溝の一部の平面図である。 溝の突起の形状を説明するための模式図である。 図7の円IXの部分の拡大図である。 図7のX-X線に沿ったカバー部の溝の断面模式図である。 溝にガスケットを嵌め込んだカバー部材をクランクケースに取り付けた状態を示す、図10の溝部での断面模式図である。 本発明の第2実施形態に係るシール構造が適用されたパワーユニットのカバー部材の、図7のX-X線に相当する位置での断面模式図である。 図12のカバー部材の溝のある突起及びその周囲の斜視図である。 第2実施形態のシール構造の突起の変形例を示す断面模式図である。 第2実施形態のシール構造の溝の端部の傾斜突出部及びその周囲の拡大図である。
以下、添付図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
本発明の第1実施形態に係るシール構造S1が適用されたパワーユニット10の概略構成について、まず図1から図3に基づいて説明する。そして、その後に、シール構造S1について説明する。
図1は鞍乗型車両の一実施形態に係るスクーター型自動二輪車(不図示)に搭載されるパワーユニット10の斜視図である。図2は、パワーユニット10からカバー部材である後述する導風部材60を分離して示す分解斜視図である。図3は、パワーユニット10の断面図であり、内燃機関12におけるクランクシャフト26の回転軸線26Aを含む切断面で観察される図である。なお、以下の説明では、前後、上下及び左右の各方向は、パワーユニット10が前述のスクーター型自動二輪車に搭載されたときの、その自動二輪車に搭乗した乗員から見た方向をいう。
パワーユニット10は、水冷式単気筒の内燃機関12と、この内燃機関12と自動二輪車の後輪(不図示)に接続されて、内燃機関12の出力を後輪に伝達する伝動装置14とを備える。
内燃機関12は、後輪の車軸に平行に延びる回転軸線26A回りで回転自在にクランクシャフト26を支持するクランクケース16と、クランクケース16に結合されてクランクケース16の前方に位置するシリンダーブロック18と、シリンダーブロック18に結合されるシリンダーヘッド20と、シリンダーヘッド20に結合されるヘッドカバー22とを備える。シリンダーヘッド20には吸気装置及び排気装置が接続される。吸気装置は、外気を吸引して浄化するエアクリーナーと、シリンダーヘッド20にエアクリーナーを接続する吸気系部品としてのスロットルボディとを備える。シリンダーヘッド20には燃料噴射装置が取り付けられる。排気装置は、シリンダーヘッド20から延びる排気管と、この排気管の下流端に接続される排気マフラーとを備える。
クランクケース16は第1ケース半体16a及び第2ケース半体16bに分割される。図3に示すように、第1ケース半体16a及び第2ケース半体16bは協働でクランク室24を区画形成する。クランク室24にクランクシャフト26のクランクが収容される。第1ケース半体16aには回転自在にクランクシャフト26を支持する軸受28が組み付けられる。第2ケース半体16bには回転自在にクランクシャフト26を支持する軸受30が組み付けられる。
シリンダーブロック18には、図示しないがシリンダーボアが区画される。シリンダーボアには、シリンダー軸線Cに沿ってスライド自在にピストン(不図示)が嵌め込まれる。ピストンは、コネクティングロッド32でクランクシャフト26のクランクに連結される。シリンダー軸線Cは、パワーユニット10が自動二輪車に搭載されたとき、図1及び図2に方向を示すように、水平からわずかに前上がりに傾斜する。シリンダーブロック18はシリンダー軸線Cに沿ってピストンの線形往復運動を案内する。ピストンの線形往復運動はクランクシャフト26の回転運動に変換される。ピストンとシリンダーヘッド20との間に燃焼室は区画形成される。燃焼室には吸気装置を経て混合気が導入される。燃焼室内の排ガスは排気装置を経て排出される。
内燃機関12は水冷式である。シリンダーブロック18及びシリンダーヘッド20には燃焼室周りで冷却水の流通を案内するウオータージャケットが形成される。
伝動装置14は、クランクシャフト26から伝達される回転動力を無段階に変速するベルト式無段変速機( 以下「変速機」という)と、変速機の回転動力を減速して後輪の車軸に伝達する減速ギア機構(不図示)とを備える。これら変速機及び減速ギヤ機構は伝動ケース14a内に収容される。変速機は、第2ケース半体16bの外面から突出するクランクシャフト26の部分に取り付けられる駆動プーリー34、及び、不図示の従動軸に取り付けられる不図示の従動プーリーに巻き掛けられるVベルト36を有する。
駆動プーリー34は、クランクシャフト26に同軸に固定されたプーリー半体34aと、クランクシャフト26の軸方向に移動可能にクランクシャフト26に同軸に支持され、プーリー半体34aに対向されるプーリー半体34bとを備える。プーリー半体34aの内向き面とプーリー半体34bの内向き面との間にVベルト36が巻き掛けられる。プーリー半体34bの外向き面には、クランクシャフト26に軸方向変位不能に固定されるウエイト保持プレート38が向き合わせられる。プーリー半体34bのカム面34cとウエイト保持プレート38との間には遠心ウエイト40が挟まれる。カム面34cは、クランクシャフト26の回転軸線26Aから遠心方向に遠ざかるにつれてプーリー半体34aから遠ざかる。クランクシャフト26の回転に伴って遠心ウエイト40には遠心力が生成される。遠心ウエイト40は遠心力により遠心方向に変位する。遠心ウエイト40がカム面34cに転がり接触しながら遠心方向に変位するにつれて、プーリー半体34bはプーリー半体34aに向かって駆動される。こうしてクランクシャフト26の回転に応じてプーリー半体34bはプーリー半体34aに向かって軸方向に移動し、Vベルト36の巻き掛け半径は変化する。なお、図示しないが、従動プーリーは、従動軸に固定されるプーリー半体と、このプーリー半体の内向き面と向き合う内向き面を有して軸方向に移動可能なプーリー半体とを備える。従動プーリーでは、これらのプーリー半体の内向き面間にVベルト36が巻き掛けられる。
クランクシャフト26の一端には交流発電機(ACG)42が連結される。交流発電機42は、第1ケース半体16aの外面から突出するクランクシャフト26の一端に固定される筒形のローター42aと、ローター42aに囲まれてクランクシャフト26周りに配置されるステーター42bとを備える。ステーター42bは、第1ケース半体16aに固定されて環状に配列される複数のステーターコアを備える。個々のステーターコアにコイルは巻き付けられる。ローター42a は、ステーターコアの径方向外側で環状の軌道をたどる磁石を備える。ローター42aとステーター42bとの相対回転に応じて交流発電機42は発電する。交流発電機42はACGスターターとして用いられてもよい。
第1ケース半体16aには、第1ケース半体16aとの間で発電機室44を形成する発電機カバー46が結合される。発電機室44に交流発電機42は収容される。発電機カバー46には、クランクシャフト26の一端に向き合わせられる位置で空気導入口48が区画形成される。空気導入口48にはラジエーター50が組み込まれる。
発電機室44内で、クランクシャフト26の一端には、クランクシャフト26の回転軸線回りで回転する遠心ファン52が結合される。遠心ファン52は、発電機室44を囲む第1ケース半体16aの内側の空間に収容される。遠心ファン52は、交流発電機42のローター42aに固定される回転体52aと、回転体52aの表面から回転軸線の軸方向に立ち上がって回転軸線回りの周方向に配列される複数の羽根52bとを備える。遠心ファン52が回転すると、回転体52aの表面に向かって回転軸線の軸方向に空気は引き寄せられ、遠心方向に空気は放出される。軸方向に遠心ファン52に向かって流れる空気はラジエーター50を通過する。遠心ファン52が回転すると、遠心ファン52から遠心方向に放出される空気は、開口54に向かって流れる。
開口54は、図2及び図3に示すように、クランクケース16の外側に開く。この開口54を覆うように、クランクケース16の外面にはカバー部材である導風部材60が固定される。導風部材60は、クランクケース16の外面16oとの間に、開口54を通じて発電機室44に接続される導風路を区画形成する。導風部材60のクランクケース16への固定は、係合構造と、機械的接続手段であるボルトとを用いて行われる。導風部材60は、開口54から流出する気流を後輪に向かって案内する導風壁62を有する。このように開口54をカバー部材である導風部材60で覆うことで、車輪から巻き上げられた泥などが開口54からクランクケース16内に入ることを防ぐことができ、また図示しないエアクリーナー及び吸気ダクト側に開口54から流出する気流が向かうのを防ぐことができる。
さて、導風部材60のクランクケース16への固定に際して、この導風部材60のクランクケース16に対する密閉性を高めるように、本発明の一実施形態に係るシール構造S1が適用されている。図1及び図2に示す導風部材60を裏返して、クランクケース16側に向く内面64側を示す、導風部材60の斜視図を図4に示す。
導風部材60は、前述の導風路の一部を区画形成する導風壁62を有するカバー本体66と、カバー本体66から延出してクランクケース16の外面の被係合部に係合する係合部68と、カバー本体66に設けられてクランクケース16のねじ孔に螺合されるボルトが挿通されるボルト孔69とを有する。そして、シール部材であるガスケットGが嵌め込まれるガスケット嵌込溝(以下「溝」という)70は、導風部材60のカバー本体66の外縁部に形成されている。
溝70は、線状であり、閉じた両端部70a、70bを有する。図4のV-V線に沿った導風部材60の一部の断面図を図5に示す。なお、図5では、切断面より奥側に見える部分を省略している。溝70は、図5に示すように、深さ方向D1に延びる内側面72、74を有する。内側面72、74は互いに対向し、略平行な関係を有する。図5に示す線L1は、深さ方向D1に平行な線であり、内側面72、74の間に延び、内側面72、74のそれぞれとおおむね平行である。溝70の深さ方向D1の奥側には底面76が延びている。底面76は内側面72、74と交差する。ここでは、底面76は内側面72、74と直角ではないが、直角であってもよい。底面76の内側面72、74に対する角度は、例えば、導風部材60のクランクケース16への取付面である外面16oの傾斜又は湾曲の程度などに応じて定められ得る。内側面72、74及び底面76は溝70の長手方向D2(図4参照)に沿って一端部70aから他端部70bまで延びる。底面76の内側面72、74に対する角度は、溝部70の長手方向D2において、導風部材60のクランクケース16への取付面である外面16oの傾斜又は湾曲の程度などの変化に応じて変化する。
溝70に嵌め込まれるガスケットGの斜視図を図6に示す。図6に示すように、ガスケットGは、紐状であり、端部Gb、Gcを有する。ここでは、ガスケットGは、その長手方向軸線GAに直交する断面が略長方形であるように形成されている。具体的には、ここでは、ガスケットGの長方形の断面の一方の辺である短辺は5mmの幅を有し、その他方の辺である長辺は8mmの幅を有する。しかし、ガスケットGの断面形状及び/又は寸法は、これに限定されず、それ以外の形状及び/又は寸法であってもよい。なお、ガスケットGは発泡ラバーつまりウレタンラバー製であり、所謂ウレタンゴムからなるが、他の材料製であってもよい。
導風部材60のクランクケース16への固定のために、溝70にガスケットGが嵌め込まれる。この嵌め込みは導風部材60のクランクケース16への組み立て場所又はこの場所から離れた他の場所で行われる。溝70にガスケットGが嵌め込まれた状態の導風部材60をクランクケース16との組み立て場所まで運搬するために、その導風部材60は車両等で移動されるときがある。その移動時の振動などで、ガスケットGにはある程度以上の弾性があるので、導風部材60の溝70からガスケットGがずれて脱落する可能性がある。また、ガスケットGに永久変形つまりへたりが生じたとき、溝70へのガスケットの保持力が低下し、ガスケットGの脱落が更に生じやすくなる。ガスケットGにそのようなずれ又は脱落が生じると導風部材60のクランクケース16への取付作業性が低下する。そこで、ガスケットGの溝70からのずれ及び脱落の動きを抑制するように、溝70に突起80を設けている。
突起80は内側面72、74に設けられる。突起80は、溝70の幅を狭めるように導風部材60に形成されている。ここでは、溝70の内側面72、74のそれぞれに突起80を複数設けている。複数の突起80は溝70に間隔を空けて設けられている。突起80は、溝70において、その長手方向D2の同じ位置で内側面72、74のそれぞれに設けるのではなく、互い違いになるようにつまりジグザグになるように設けられている(図4参照)。これにより、溝70における突起80による(長手方向D2に直交する内側面72、74間の長さである)幅の減少を限定する。
図7に図4に示す溝70の一部を拡大した平面図を示す。図7は、溝70の深さ方向D1において溝70を見た図であり、図7において内側面72、74は紙面に略直交する方向に延びる。突起80は、先端突出部82と、この先端突出部82から該先端突出部82から離れるに従い溝70への突出量が減るように延びる傾斜突出部84とを備えている。なお、図7において内側面74に突起80を設けなかったときの内側面74の仮想線を破線で示す。
先端突出部82は、凸湾曲し、ここでは特に略円弧状である先端82aを有する。先端突出部82は、先端82aを含み、先端82aから、それを含む突起80が設けられた内側面72、74の一方まで突起80において延びる部分である。
傾斜突出部84は、それが含まれる突起80のうちの溝70に最も突き出た先端突出部82から、溝70の幅が広がるように延在し、その突起80が設けられた一方の内側面72、74側に向けて延びる傾斜面86を有する。この傾斜面86は、ここでは凹状である。なお、各突起80は、先端突出部82の両脇に傾斜突出部84を備える。これにより、図4及び図7に示すように、突起80は、なだらかな稜線を有する山のような形状を有する。そして、1つの突起80は、この突起80が設けられた溝70の湾曲の程度によるが、先端突出部82を二等分するように定められる仮想面に対して略左右対称になる。つまり、
1つの突起80において、それが設けられた溝70の部分が直線状であるほど、先端突出部82から左右に延びる2つの傾斜突出部84は左右対称に近づく。ただし、これは、1つの突起80における2つの傾斜突出部84が積極的に左右非対称に形成されることを排除するものではない。
図8に、弾性伸縮部材であるガスケットGの両端部Gb、Gc側をおおむね固定し、そのガスケットGに半円形の先端Paを有する部材Pを押し付けたときの、湾曲したガスケットGの面に相当する外形線G1を示す。ただし、先端Paの形状は、突起80の先端突出部82の先端82aの形状に一致する。図8に示す湾曲したガスケットGの外形線G1は、部材Pの先端Paの一部のみに沿って延びるが、部材Pとの間に隙間Pgを有する。この図8に、突起80の形状に相当する破線G2を重ねて示す。線G2は、線G1のうち部材Pの先端Paの一部のみに沿って延びる部分を含み、その部分から線G1のガスケット内側を通って延び、線G1の両端側に合流する。したがって、溝70にガスケットGを嵌め込んだとき、ガスケットGは突起80の表面に沿って延び、好ましくは突起80の表面との間に隙間を実質的に生じない。
図9に、図7の円IXの部分の突起80の拡大図を示す。突起80は、突起80の先端突出部82の先端面85と、傾斜突出部84の傾斜面86とを含む突起面88を有する。図9に図8の線G1を破線で示す。線G1はその全体に亘って突起80内を通り、より詳しくは先端面85に沿って延び、傾斜面86の内側を通る。つまり、突起80のうちの傾斜突出部84は、ガスケットGが溝70に嵌め込まれたとき、ガスケットGに接することができ、好ましくはその傾斜面86の全体に亘ってガスケットGとしっかりと接するように形成されている。このように、突起80の傾斜突出部84は、ガスケットGの撓み量に対してガスケットGと突起80の先端突出部82との隙間を埋める大きさ及び形状に形成されている。
図9の溝70の一部の平面図(深さ方向D1に沿った方向から溝70を見た図)において、先端突出部82の先端82aは凸湾曲し、特に略円弧状である。一方、傾斜突出部84は、凹湾曲し、先端突出部82の先端82aよりも緩やかに湾曲した形状を有する。つまり、深さ方向D1において溝70を見たとき、先端突出部82の先端82aにおいて内接するように定められる第1の仮想円C1の半径Cr1は、傾斜突出部84において外接するように定められる第2の仮想円C2の半径Cr2よりも小さい(Cr1<Cr2)。第1の仮想円C1は、先端突出部82の先端82aの円弧形状部分を含み、第2の仮想円C2は傾斜突出部84の円弧形状部分を含むとよい。なお、これは、傾斜突出部84が図7及び図9において略直線状であったり凸湾曲したりすることを排除するものではなく、例えば傾斜突出部84において内接するように定められる第3の仮想円の半径Cr3が第1の仮想円C1の半径Cr1よりも大きくなるように傾斜突出部84が凸湾曲するように形成されてもよい(Cr3>Cr1)。ただし、この場合にも、線G1が突起80内に延びるように突起80は形成されるとよい。
第1の仮想円C1の半径Cr1は、例えば0.3mmから1mmであるとよく、ここでは約0.5mmである。第2の仮想円C2の半径Cr2は、例えば2.0mmから10mmであるとよく、ここでは約5.0mmである。そして、溝70においてその内壁面つまり内側面72、74及び突起80の突起面88にガスケットGが隙間なしに好適に接するように、半径Cr2は、半径Cr1の8倍から11倍であるとよく、更に好ましくは半径Cr1の9倍から10倍であるとよく、ここでは半径Cr1の約10倍である。
図7のX-X線に沿った導風部材60の溝70の一部の断面模式図を図10に示す。図10では、図示を簡単にするため、溝70が長手方向D2にまっすぐに延びているものとして溝70を示すとともに、溝70の内側面72、74と底面76とを直角に示す。突起80は、深さ方向D1においてその溝70への突出量が一定であるように形成されている。しかし、これに限定されず、突起80は、深さ方向D1において深いほどその溝70への突出量が増えるように形成されてもよい。導風部材60が樹脂製であり、その製造時に導風部材60を型から抜けやすくするためである。
上記構成を有する溝70にガスケットGが嵌め込まれた導風部材60がクランクケース16の外面16oに取り付けられたときの溝70周囲の断面模式図を図11に示す。図11は、図10の断面図に対応する図である。ここでは、前述のように、ガスケットGの長方形の断面の一方の辺である短辺は5mmの幅を有し、溝70はガスケットGの幅よりも狭い幅70Wを有し、ここでは4mmの幅70Wを有し、突起80の先端突出部82での最大突出幅80Wは1mmである。なお、最大突出幅80Wは、0.3mmから1.5mmの範囲にあるとよく、好ましくは0.5mmから1.0mmの範囲にあるとよい。ただし、最大突出幅80WはガスケットGの材料特性、溝70の幅70W、半径Cr1及び半径Cr2の少なくとも1つと関係を有し、当該関係に応じて定められるとよく、例えば幅70Wの10%から30%の長さに設定され得る。そして、ガスケットGの長方形の断面の他方の辺である長辺つまり厚さは、溝70の深さ70Dよりも長い。ここでは、ガスケットGの長方形の断面の長辺は8mmであり、溝70の深さ70Dは5mmであるので、ガスケットGを溝70に取り付けたとき、ガスケットGの一部は溝70に押し込まれて圧縮変形した状態になるが、ガスケットGの残りの部分は溝70から深さ方向D1においてはみ出した状態になる。したがって、ガスケットGは、導風部材60がクランクケース16に取り付け固定されたとき、溝70から深さ方向D1においてはみ出した部分が深さ方向D1に直交する幅方向Wにおいて広がるようにそれらの間で潰されるようにして挟持され、導風部材60とクランクケース16との間にしっかりと充填された状態になる(図11参照)。これにより、導風部材60とクランクケース16との間の密閉性を高めることができる。
ガスケットGが嵌め込まれる上記溝70が上記突起80を有するシール構造S1による作用効果について以下説明する。
上記導風部材60に形成されてガスケットGが嵌め込まれる溝70は、深さ方向D1に延びる内側面72、74を有する。この溝70の内側面72、74には、複数の突起80が形成されている。そして、突起80は、先端突出部82と、先端突出部82から溝70への突出量が減るように延びる傾斜突出部84とを備えている。したがって、突起80が先端突出部82のみを備える場合に比べて、傾斜突出部84を備えることにより、溝70の内側面72、74つまり突起80の突起面88とガスケットGとの間の隙間を低減する又は無くすことができる。よって、突起80によるガスケットGの押圧に加えて、例えば溝70の内壁面とガスケットGとの接触を十分に確保でき、溝70でのガスケットGの保持力を高めることができ、よってガスケットGの溝70からの脱落防止の性能を高めることができる。
そして、突起80は、先端突出部82の両脇に傾斜突出部84、84を備える。この構成により、先端突出部82の両脇の傾斜突出部84により、溝70とガスケットGとの間の隙間をより好適に低減する又は無くすことができる。
そして、溝70の深さ方向D1において溝70を見たとき(図7及び図9参照)、先端突出部82の先端82aにおいて内接するように定められる第1の仮想円C1の半径Cr1は、傾斜突出部84において外接するように定められる第2の仮想円C2の半径Cr2よりも小さい。これにより、先端突出部82の先端82aの湾曲に対して、傾斜突出部84の傾斜がより緩やかになり、傾斜突出部84により、溝70の内壁面つまり内側面72、74及び突起面88とガスケットGとの間の隙間をより好適に低減する又は無くすことができる。
更に、図9において線G1が突起80内に延びたように、傾斜突出部84は、ガスケットGが溝70に嵌め込まれたとき、ガスケットGに接するように形成されている。よって、傾斜突出部84により、溝70とガスケットGとの間の隙間をより好適に無くすことができる。
なお、ガスケットGは、ウレタンラバー製であり、端部Gb、Gcを有した。この構成によれば、ガスケットGをより容易に作製することが可能になる。これは、コスト面で優れる。
次に、本発明の第2実施形態に係るシール構造S2について説明する。シール構造S2も、上記シール構造S1と同じく、導風部材60のクランクケース16への接続部に適用されている。以下では、シール構造S2における上記シール構造S1との相違点のみを、図12から図15に基づいて説明する。なお、既に説明した構成要素については、上述の符号を同様に付して、その重複説明を省略する。
第2実施形態に係るシール構造S2が適用された導風部材60の、図7のX-X線に相当する位置での断面模式図を図12に示す。図13は図12の溝70の別の場所の突起80及びその周囲の斜視図である。図12及び図13に示すように、シール構造S2においては、突起80は、その先端突出部82において、溝70の深さ方向D1に対して斜めに延びる傾斜壁90を有する。傾斜壁90は、突起80の先端突出部82において深さ方向D1で深くなるほど溝70側に突き出るように傾斜して形成されている。傾斜壁90は、溝70の深さ方向D1において最も浅い位置つまり溝70の入口である開口部70oから、底面76よりも浅い位置まで、好ましくは溝70の1/2の深さまで、斜めに延びる。図12の断面図において深さ方向D1に対する傾斜壁90の傾きθは、10°から45°の範囲の角度であるとよく、好ましくは15°から40°の範囲の角度であるとよい。この傾斜壁90は、溝70の開口部70oつまり溝入口部においてガスケットGの嵌め込みをガイドするガイド部80gとして設けられている。これにより溝70へのガスケットGの嵌め込み時にガスケットGが突起80に引っかかることを防ぐことができ、よって溝70へのガスケットGの嵌め込みがしやすくなる。ただし、ガイド部80gは図12及び図13に示すように平らな面を有する傾斜壁90であることに限定されず、図14に示すように凸湾曲面90aを有してもよい。
また、シール構造S2における溝70は、その端部70a、70bに、傾斜突出部92を有する。図15に溝70の一端部70a側を示すように、この傾斜突出部92は、内側面72、74のいずれか一方の隅部に設けられ、突起80の傾斜突出部84と同様の構成を備える。このように、溝70の端部70a、70bに傾斜突出部92を設けることで、更に溝70にガスケットGを嵌め込みやすくなる。つまり、傾斜突出部92も、溝70へのガスケットGの嵌め込みをガイドするガイド部80gとして設けられている。このようにガイド部80gは突起80に限らず溝70の種々の箇所に設けられることができる。なお、図15においては、傾斜突出部92を設けなかったときの溝70の内壁面が破線で示されている。
以上、本発明に係る2つの実施形態について説明したが、本発明はそれらに限定されない。本願の特許請求の範囲によって定義される本発明の精神及び範囲から逸脱しない限り、種々の置換、変更が可能である。
上記実施形態では、第1部材の一例である導風部材60の第2部材の一例であるクランクケース16への取付部つまり接続部にシール構造S1、S2を適用した。しかし、実施形態に係るシール構造S1、S2を含む本発明に係るシール構造は、それ以外のシール箇所にも適用され得る。
また、上記実施形態では、溝70は線状であったが、環状であってもよい。また、端部70a、70bの少なくとも一方は溝70の長手方向D2に閉じていないで開いていてもよい。なお、ガスケットGは紐状であったが、例えば溝70に応じて環状にされてもよい。更に、溝70に設けられる突起80の数は複数であることに限定されず、1つであってもよい。
10…パワーユニット、12…内燃機関、16…クランクケース
26…クランクシャフト、60…導風部材(ケース部材)、64…内面
70…ガスケット嵌込溝(溝)、72、74…内側面、76…底面
80…突起、80g…ガイド部、82…先端突出部、84…傾斜突出部
90…傾斜壁、92…傾斜突出部、S1、S2…シール構造、G…ガスケット

Claims (7)

  1. 部材(60)に形成されてガスケット(G)が嵌め込まれる溝(70)であって深さ方向(D1)に延びかつ対向する第1及び第2の内側面(72、74)を有する溝(70)と、
    前記溝(70)の前記第1及び第2の内側面(72、74)の少なくとも一方に形成された少なくとも1つの突起(80)と
    を備え、 前記突起(80)は、先端突出部(82)と、該先端突出部(82)から前記溝(70)への突出量が減るように延びる傾斜突出部(84)とを備え
    前記突起(80)は、前記先端突出部(82)の両脇に前記傾斜突出部(84)を備え、
    前記傾斜突出部(84)は、凹湾曲し、
    前記深さ方向(D1)において前記溝(70)を見たとき、前記先端突出部(82)の先端(82a)において内接するように定められる第1の仮想円(C1)の半径(Cr1)は、前記傾斜突出部(84)において外接するように定められる第2の仮想円(C2)の半径(Cr2)よりも小さく、
    前記傾斜突出部(84)は、前記ガスケット(G)が前記溝(70)に嵌め込まれたとき、前記ガスケット(G)に隙間なく接するように形成されている
    ことを特徴とするシール構造(S1、S2)。
  2. 前記ガスケット(G)は、ウレタンラバー製であり、端部を有する
    ことを特徴とする請求項に記載のシール構造(S1、S2)。
  3. 前記溝(70)への前記ガスケット(G)の嵌め込みをガイドするガイド部(80g)を更に備える
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のシール構造(S2)。
  4. 前記突起(80)は、前記先端突出部(82)において、前記深さ方向(D1)に対して斜めに延びる傾斜壁(90)を有する
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか一項に記載のシール構造(S2)。
  5. 前記突起(80)は、前記溝(70)において、前記第1及び第2の内側面(72、74)に前記溝(70)の長手方向(D2)で互い違いに設けられる
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載のシール構造(S1、S2)。
  6. 前記溝(70)は線状であり、前記ガスケット(G)は紐状である
    ことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のシール構造(S1、S2)。
  7. 前記ガスケット(G)の厚さは、前記溝(70)の深さよりも厚い
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のシール構造(S1、S2)。
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