JP2014015001A - タイヤ加硫金型用ベントプラグ及びタイヤ加硫金型 - Google Patents

タイヤ加硫金型用ベントプラグ及びタイヤ加硫金型 Download PDF

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Abstract

【課題】ベントホール内へゴムが流出しにくいタイヤ加硫成形型用ベントプラグ及びタイヤ加硫金型を提供する。
【解決手段】タイヤ加硫金型1のベントホール2に装着され中空の通気部11を備えるプラグホルダー12と、通気部11内に嵌合されるプラグヘッド13と、通気部11から金型1内部へ向けてプラグヘッド13を付勢する付勢手段14とを備えるタイヤ加硫金型用ベントプラグ10であって、プラグホルダー12は、金型背面側に向かって内径が小さくなるテーパー形状の着座部15を備え、プラグヘッド13は、金型背面側に向かって外径が小さくなり着座部15に嵌合するテーパー形状のヘッド部21と、ヘッド部21の金型内面側端部に設けられヘッド部21より外径が大きく通気部11の金型内面側の開口部を閉塞する板状の蓋部23とを備えることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、タイヤ加硫金型用ベントプラグ及びタイヤ加硫金型に関する。
従来、タイヤの加硫工程で使用されるタイヤ加硫金型には、加硫成型時に金型内面と未加硫タイヤとの間に溜まった空気を金型外部に排気させるために、ベントホールといわれる多数の細い排気孔が形成されている。一方、タイヤを加硫成型する際、高温の金型内にて未加硫タイヤが熱せられる。これにより、未加硫タイヤは膨張するとともに、ゴム表
面での粘性が下がる。このため、タイヤを加硫成型する際、ベントホール内にゴムが流出し、タイヤ表面にていわゆるスピューと呼ばれるひげ状に延びる突起が形成される。その結果、タイヤの加硫成型後の後工程では、上記のスピューを切除する作業(トリミング)が不可欠となり、作業性及び生産性が阻害されるという問題があった。
そこで、最近は、タイヤの加硫成型後のトリミング作業をなくし、作業性及び生産性を向上するために、空気を逃がしながらも閉止するようにベントホールを構成し、ゴムのベントホール内への流出を防止し得るタイヤ加硫金型用のベントプラグが提案されている。
例えば、下記特許文献1及び2には、ベントホールが設けられたプラグホルダーと、ベントホール内に嵌合されるプラグヘッドと、ベントホールから金型内部へ向けてプラグヘッドを付勢する付勢手段とを備えたタイヤ加硫金型用のベントプラグが開示されている。
このベントプラグでは、タイヤ加硫金型内のゴムが、プラグヘッドの上端面に接触しプラグヘッドを押し込むことにより、プラグホルダに設けられた着座部とプラグヘッドに設けられたヘッド部とが当接してベントホールが閉止される。これにより、タイヤ加硫金型内から空気を逃がした後、ベントホール内へのゴムの流出を防止することができ、その結果、かかる成型金型を使用して製造したタイヤ表面でのスピューの発生を防止し、タイヤの加硫成型後の後工程にてトリミング作業を省略するものである。
特開2004−34691号公報 特開平10−296735号公報
上記タイヤ加硫金型用のベントプラグでは、プラグホルダの着座部とプラグヘッドのヘッド部とが金型背面側に向かって内径が小さくなるテーパー形状をなしているため、プラグヘッドがグリーンタイヤに沈み込んだ場合、未加硫のゴムがヘッド部の着座部側へ回り込み着座部とヘッド部との当接部分の間からベントホール内へゴムが流出し易いという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、ベントホール内へゴムが流出しにくいタイヤ加硫成形型用ベントプラグ及びタイヤ加硫金型を提供することを目的とする。
本発明に係るタイヤ加硫金型用ベントプラグは、タイヤ加硫金型のベントホールに装着され中空の通気部を備えるプラグホルダーと、前記通気部内に嵌合されるプラグヘッドと、前記通気部から金型内部へ向けて前記プラグヘッドを付勢する付勢手段とを備えるタイヤ加硫金型用ベントプラグであって、前記プラグホルダーは、金型背面側に向かって内径が小さくなるテーパー形状の着座部を備え、前記プラグヘッドは、金型背面側に向かって外径が小さくなるテーパー形状のヘッド部と、前記ヘッド部の金型内面側端部に設けられ前記ヘッド部より外径が大きく前記通気部の金型内面側の開口部を閉塞する板状の蓋部とを備えることを特徴とする。
本発明に係るタイヤ加硫成形型用ベントプラグでは、プラグヘッドが、着座部に当接するテーパー形状のヘッド部と、ヘッド部より外径の大きい平板状の蓋部とを備えるため、グリーンタイヤの加硫成形の際に、プラグヘッドがグリーンタイヤに沈み込みにくくなるとともに、ヘッド部が着座部に当接する位置までプラグヘッドが押し込まれた後、蓋部がプラタホルダーの通気部全体を覆うため、プラグヘッドがグリーンタイヤに沈む込み未加硫のゴムが蓋部の裏側へ回り込むことがあっても、ヘッド部まで到達することがなく、ベントホール内にゴムが流出するのを防止することができる。
上記した本発明に係るタイヤ加硫成形型用ベントプラグでは、付勢手段が前記蓋部から離間した位置において前記プラグヘッドに当接してもよい。この場合、蓋部は付勢手段からの付勢力を受けることがないので、加硫金型内のゴムの圧力を受けて周縁部が弾性変形しやすくなるように蓋部を構成することができ、通気部の金型内面側の開口部を覆うように蓋部を加硫金型内面に密着させることができ、シール性能を高めることができる。
上記した本発明に係るタイヤ加硫成形型用ベントプラグでは、ヘッド部が、金型内部に向けて膨らむ凸面を備え、前記凸面の頂上部で前記蓋部が接合されてもよい。この場合、平板状の蓋部がヘッド部の凸面の頂上部に局所的に接触するため、蓋部をヘッド部に対してスポット溶接などによって簡単に接合することができ、タイヤ加硫成形型用ベントプラグを容易に製造することができる。
上記した本発明に係るタイヤ加硫成形型用ベントプラグにおいて蓋部の厚さが0.2mm以上0.5mm以下であってもよい。
また、他の本発明は、ベントホールを備えるタイヤ加硫金型であって、前記ベントホールは、中空の通気部を備えるプラグホルダーと、前記通気部内に嵌合されるプラグヘッドと、前記通気部から金型内部へ向けて前記プラグヘッドを付勢する付勢手段とを備えるタイヤ加硫金型用ベントプラグを装着されてなり、前記プラグホルダーは、金型背面側に向かって内径が小さくなるテーパー形状の着座部を備え、前記プラグヘッドは、金型背面側に向かって外径が小さくなるテーパー形状のヘッド部と、前記ヘッド部の金型内面側端部に設けられ前記ヘッド部より外径が大きく前記通気部の金型内面側の開口部を閉塞する平板状の蓋部とを備えることを特徴とする。
本発明では、タイヤ加硫成形型の内部からベントホール内へゴムが流出しするのを防ぐことができる。
本発明の第1実施形態に係るタイヤ加硫成形型用ベントプラグを装着したタイヤ加硫成形型の加硫前の状態を示す部分断面図である。 本発明の第1実施形態に係るタイヤ加硫成形型用ベントプラグを装着したタイヤ加硫成形型の加硫中の状態を示す部分断面図である。 本発明の第2実施形態に係るタイヤ加硫成形型用ベントプラグを装着したタイヤ加硫成形型の加硫前の状態を示す部分断面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態に係るタイヤ加硫金型用ベントプラグ(以下、ベントプラグという)10は、タイヤ加硫金型(以下、金型という)1の内面1aから背面1bへ貫通するベントホール2内に装着されるものであり、中空の通気部11を備えるプラグホルダー12と、通気部11内に嵌合されるプラグヘッド13と、プラグホルダ−12の通気部11から金型1内部へ向けてプラグヘッド13を付勢するコイルばね等の弾性部材からなる付勢手段14とを備える。
プラグホルダー12は、ステンレス等の耐熱性の金属材料を略筒状に形成したものであり、金型内面側端部(図1における上端部)に背面側に向かって内径が小さくなるテーパー形状の着座部15と、着座部15の金型背面側(図1における下側)に設けられた筒状部16と、金型背面側端部に中心に向かって鍔状に設けられた係止部17とを備え、着座部15と筒状部16とが連通して通気部11を構成している。係止部17には、プラグホルダー12を挿通する貫通孔18と、通気部11と金型1の外部とを連通する排気孔19とが設けられている。
プラグヘッド13は、ステンレス等の耐熱性の金属材料からなり、プラグホルダー12に挿通される軸部20と、この軸部20と一体に設けられたヘッド部21及びストッパ22と、ヘッド部21の金型内面側端面に設けられた蓋部23とを備える。
詳細には、軸部20は、金型背面側に縮径し小径の保持部24が設けられており、この保持部24に付勢手段14が挿通されることで、軸部20とプラグホルダー12の係止部17との間で付勢手段14を保持し、蓋部23から離間した位置においてプラグヘッド13に付勢手段14が当接している。
ヘッド部21は、軸部20の金型内面側端部に設けられ、プラグホルダー12の着座部15との対向面が着座部15に嵌合するように金型背面側に向かって外径が小さくなるテーパー形状をなしている。
ストッパ22は、軸部20の金型背面側端部、具体的には、軸部20においてプラグホルダー12の係止部17に設けられた貫通孔18を通ってプラグホルダー12の外側(金型背面側)に位置する部分に設けられている。ストッパ22は、軸部20から径方向外方に向かって突出する鍔状をなしており、プラグホルダー12の係止部17の外側に対向している。
蓋部23は、本実施形態では、ヘッド部21に対して一体に形成された平面視略円板状をなしている。蓋部23は、未加硫のグリーンタイヤを加硫成型する際にゴムからの圧力を受けることで容易に弾性変形する程度の板厚に設けられている。蓋部23の外径は、金型内面側から通気部11全体を覆うように、ヘッド部21の外径より大きく、かつ、プラグホルダー12の通気部11の金型内面側の内径より大きく設けられている。
ここで、図1を参照して蓋部23の各寸法を例示すると、プラグホルダー12の外径A=2〜3mmに対して、蓋部23の外径B=6〜10mm、蓋部23の厚さC=0.2〜0.5mmに設定することができる。蓋部23の外径Bは、プラグホルダー12の外径Aの2〜3倍に設定することが好ましい。蓋部23の厚さCは、0.2mmより薄いと加硫成型時のゴムから受ける圧力が解除されたときに蓋部23が元の形状に戻りにくくなり、0.5mmより厚いとゴムから受ける圧力によって変形しにくくなることから、0.2mm以上0.5mm以下の範囲内に設定することが好ましい。
このような構成のベントプラグ10は、金型1内に配置された未加硫のグリーンタイヤがブラダー等により金型1の内面1aに押し付けられる前は、プラグヘッド13が付勢手段14によって金型1内部へ向けて付勢されることで、図1に示すように、プラグヘッド13のストッパ22がプラグホルダー12の係止部17に当接する位置でプラグヘッド13が保持される。この時、プラグヘッド13のヘッド部21は、プラグホルダー12の着座部15から離間した位置に配置され、プラグホルダー12の通気部11と排気孔19を介して金型1の内部及び外部が連通されることで、ベントプラグ10は開弁状態となる。
次に、未加硫のグリーンタイヤが金型1内に配置されブラダー等により金型1の内面1aに押しつけられると、グリーンタイヤを構成する未加硫ゴムがプラグヘッド13の蓋部23を金型背面側へ押圧する。これにより、プラグヘッド13は、付勢手段14の付勢力に抗して通気部11内部へ押し込まれる。この時、プラグホルダー12の着座部15及びベントプラグ13のヘッド部21が、金型背面側に向かって内径及び外径が小さくなるテーパー形状をなしているため、プラグヘッド13の軸部20の軸心位置が通気部11の軸心位置に一致するようにガイドされながらプラグヘッド13は通気部11内部へ押し込まれる。
そして、図2に示すように、プラグヘッド13のヘッド部21が着座部15に当接する位置までプラグヘッド13が押し込まれると、蓋部23が、未加硫ゴムの押圧力を受けてプラグホルダー12の通気部11全体を覆うように金型1の内面1aに密着する。その結果、金型1内部から外部への通路が遮断されベントプラグ10が閉弁状態となるため、ベントホール2内にゴムが流出することなく、スピューの発生を防止することができる。
一方、タイヤの加硫工程が終了し加硫成型されたタイヤが取り出されると、プラグヘッド13に対する金型背面側への押圧力がなくなるため、通気部11内部へ押し込まれていたプラグヘッド13が付勢手段14の付勢力によって金型1内部へ移動し、ベントプラグ10が再び開弁状態となる。
以上のような本実施形態のベントプラグ10では、プラグヘッド13が、着座部15に当接するテーパー形状のヘッド部21と、ヘッド部21より外径の大きい平板状の蓋部23とを備えるため、グリーンタイヤの加硫成形の際に、ヘッド部21が着座部15に当接する位置までプラグヘッド13が押し込まれた後、蓋部23がプラタホルダー12の通気部11全体を覆うことができる。そのため、プラグヘッド10がグリーンタイヤに沈む込み未加硫のゴムが蓋部23の裏側へ回り込むことがあっても、ヘッド部21まで到達することがなく、ベントホール2内にゴムが流出するのを防止することができる。
また、本実施形態では、ヘッド部21の金型内面側端部にヘッド部21より外径の大きい平板状の蓋部23が設けられ、グリーンタイヤを構成する未加硫ゴムからの圧力を受ける面積が大きくなるため、プラグヘッド13がグリーンタイヤへ沈む込みにくくなり、ゴムが蓋部23の裏側に回り込んでベントホール2内へ流出するのを防止することができる。
また、本実施形態においてプラグヘッド13は、加硫成形の際にゴムからの圧力を着座部15に当接するヘッド部13で支持し、蓋部23で支持する必要がないため、ゴムからの圧力を受けて容易に弾性変形するように蓋体23を構成することができる。
そのため、プラグホルダー12の着座部15及び筒部16やプラグヘッド13のヘッド部21及び軸部20の寸法ばらつき、あるいは、プラグホルダー12とプラグヘッド13との間に異物が挟まること等により、着座部15とヘッド部21とが密閉状態で当接しない場合や、蓋部23が金型1の内面1aに当接する前にヘッド部21が着座部15に当接した場合であっても、ゴムからの圧力を受けた蓋部23が金型1の内面1aに沿うように弾性変形して金型1の内面1aに密着し、プラグヘッド13のヘッド部21とプラグホルダー12の着座部21の当接部分を覆うことで、ベントホール2内へのゴムの流出を確実に防ぐことができる。しかも、蓋部23がゴムからの圧力を支持する場合に比べて蓋部23の板厚を薄くすることができるため、蓋部23によって加硫成形後のタイヤに生じる凹みを抑えることができる。
しかも、本実施形態では、ヘッド部21に設けられた蓋部23によりプラグヘッド13を通気部11内部へ押し込む力を大きくすることができるため、付勢手段14の付勢力(バネ定数)を大きく設定しても、付勢手段14の付勢力に抗してプラグヘッド13を通気部11内部へ押し込むことができる。そのため、付勢手段14の付勢力(バネ定数)を大きく設定することで、未加硫ゴムの圧力によってプラグヘッド13が軸方向に対して傾斜する方向へ押圧されても、プラグヘッド13が傾斜してプラグホルダー12に引っ掛かりにくくなり、プラグヘッド13の押し込み不良を抑えることができる。なお、プラグヘッド13の押し込み不良を防止しつつ、未加硫ゴムの押圧力によってスムーズに圧縮変形することができる好適な付勢手段14の付勢力は、ベントプラグ10の大きさによって異なるが、上記した蓋部23の外径B=6〜10mm程度の大きさのベントプラグ10であれば、付勢手段としてバネを用いる場合、そのバネ定数を1N/mm〜3N/mmの範囲内に設定することが好ましい。
また、本実施形態のベントプラグ10では、付勢手段14が蓋部23から離間した位置においてプラグヘッド13と当接しており、蓋部23が付勢手段14からの付勢力を受けることがないため、より一層、板厚を薄く設けて蓋体23を弾性変形しやすくすることができ、金型1の内面1aに対する蓋体23の密着性を高めてゴムの流出を防ぐことができるとともに、蓋部23に起因した加硫成形後のタイヤに生じる凹みを抑えることができる。
また、本実施形態のベントプラグ10では、付勢手段14が、蓋部23から離間した位置においてプラグヘッド13に当接してこれを付勢しているため、加硫成型する際にゴムからの圧力を受けて弾性変形するように蓋部23を設けることができる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態について、図3を参照して説明する。
本実施形態は、蓋部23がプラグヘッド13のヘッド部21に設けられた凸面25において接合されている点で上記した第1実施形態と相違する。
詳細には、図3に示すように、ヘッド部21は、金型内部に向けて膨らむ凸面25を備えており、その凸面25の頂上部25aにおいて蓋部23が接合されている。
このような本実施形態では、上記した第1実施形態と同様の作用効果が奏されるとともに、プラグヘッド13を板厚の薄い板状の蓋部23と、蓋部23以外の部分とを別体に設けておき、凸面25の頂上部25aにおいて蓋部23をスポット溶接などにより接合することで、ヘッド部21に板状の蓋部23が設けられたプラグヘッド13を簡単に製造することができる。
1…タイヤ加硫金型 2…ベントホール 10…ベントプラグ
11…通気部 12…プラグホルダー 13…プラグヘッド
14…付勢手段 15…着座部 16…筒状部
17…係止部 18…貫通孔 19…排気孔
20…軸部 21…ヘッド部 22…ストッパ
23…蓋部 24…保持部 25…凸面
25a…頂上部

Claims (5)

  1. タイヤ加硫金型のベントホールに装着され中空の通気部を備えるプラグホルダーと、前記通気部内に嵌合されるプラグヘッドと、前記通気部から金型内部へ向けて前記プラグヘッドを付勢する付勢手段とを備えるタイヤ加硫金型用ベントプラグであって、
    前記プラグホルダーは、金型背面側に向かって内径が小さくなるテーパー形状の着座部を備え、
    前記プラグヘッドは、金型背面側に向かって外径が小さくなり前記着座部に嵌合するテーパー形状のヘッド部と、前記ヘッド部の金型内面側端部に設けられ前記ヘッド部より外径が大きく前記通気部の金型内面側開口部を閉塞する板状の蓋部とを備えることを特徴とするタイヤ加硫成形型用ベントプラグ。
  2. 前記付勢手段は、前記蓋部から離間した位置において前記プラグヘッドに当接していることを特徴とする請求項1に記載のタイヤ加硫成形型用ベントプラグ。
  3. 前記ヘッド部は、金型内部に向けて膨らむ凸面を備え、前記凸面の頂上部で前記蓋部が接合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のタイヤ加硫成形型用ベントプラグ。
  4. 前記蓋体の厚さが0.2mm以上0.5mm以下であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のタイヤ加硫成形型用ベントプラグ。
  5. ベントホールを備えるタイヤ加硫金型であって、
    前記ベントホールは、中空の通気部を備えるプラグホルダーと、前記通気部内に嵌合されるプラグヘッドと、前記通気部から金型内部へ向けて前記プラグヘッドを付勢する付勢手段とを備えるタイヤ加硫金型用ベントプラグが装着され、
    前記プラグホルダーは、金型背面側に向かって内径が小さくなるテーパー形状の着座部を備え、
    前記プラグヘッドは、金型背面側に向かって外径が小さくなり前記着座部に嵌合するテーパー形状のヘッド部と、前記ヘッド部の金型内面端部に設けられ前記ヘッド部より外径が大きく前記通気部の金型内面側開口部を閉塞する平板状の蓋部とを備えることを特徴とするタイヤ加硫金型。
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