JP2020101130A - ポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】モータと、モータの動力で回転する羽根車と、モータを制御するための回路基板とを備えるポンプ装置において、羽根車の回転中心となる回転中心軸の軸方向で薄型化することが可能なポンプ装置を提供する。【解決手段】ポンプ装置1では、ポンプケース8に、回路基板4を囲む壁部9jと、回路基板4の下面に接触して回路基板4を位置決めするための基板接触面9nとが形成されている。壁部9jには、壁部9jの上端面から下側に向かって切り欠かれた切欠き部9kが形成されており、回路基板4に一端側が半田付けされるリード線5は、切欠き部9kを通過して壁部9jの外周側に引き出されている。ポンプ装置1では、切欠き部9kの下端部である切欠き底部とリード線5とが接触せずに離れている。【選択図】図2

Description

本発明は、モータと、モータの動力で回転する羽根車とを備えるポンプ装置に関する。
従来、ロータおよびステータを有するモータと、モータの動力で回転する羽根車とを備えるポンプ装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のポンプ装置は、モータを制御するための回路基板と、ロータを回転可能に支持する固定軸とを備えている。羽根車は、固定軸の軸方向における一端側でロータに固定されている。回路基板は、平板状に形成されたリジッド基板であり、回路基板の厚さ方向と固定軸の軸方向とが一致するように配置されている。また、回路基板は、固定軸の軸方向における他端側でステータに固定されている。回路基板には、コネクタが実装されている。コネクタには、所定のケーブルが接続される。
特開2017−216759号公報
特許文献1に記載のポンプ装置では、固定軸の軸方向と厚さ方向とが一致するように配置される回路基板にコネクタが実装されている。そのため、このポンプ装置では、回路基板の、固定軸の軸方向における他端側の面からのコネクタの突出量が大きくなって、固定軸の軸方向においてポンプ装置の厚さが厚くなるおそれがある。
そこで、本発明の課題は、モータと、モータの動力で回転する羽根車と、モータを制御するための回路基板とを備えるポンプ装置において、羽根車の回転中心となる回転中心軸の軸方向で薄型化することが可能なポンプ装置を提供することにある。
上記の課題を解決するため、本発明のポンプ装置は、ロータおよびステータを有するモータと、ロータに固定されモータの動力で回転する羽根車と、モータを制御するための回路基板と、一端側が回路基板に半田付けされるとともに回路基板から引き出されるリード線とを備え、ロータ、ステータ、回路基板および羽根車が収容されるポンプケースの内部には、吸込口から吸い込まれた液体が吐出口に向かって通過するポンプ室が形成され、ロータおよび羽根車の回転中心となる回転中心軸の軸方向の一方を第1方向とし、第1方向の反対方向を第2方向とすると、羽根車は、ロータの第1方向側に固定され、回路基板は、平板状のリジッド基板であるとともに、ステータの第2方向側に配置され、回路基板の厚さ方向は、回転中心軸の軸方向と一致しており、ポンプケースには、回路基板を囲む壁部と、回路基板の第1方向側の面に接触して回転中心軸の軸方向で回路基板を位置決めするための基板接触面とが形成され、壁部には、リード線の一部が配置されるとともに壁部の第2方向側の端面から第1方向側に向かって切り欠かれた切欠き部が形成され、リード線は、切欠き部を通過して壁部の外周側に引き出されており、切欠き部の第1方向側の端部である切欠き底部とリード線とは、接触せずに離れていることを特徴とする。
本発明のポンプ装置では、一端側が回路基板に半田付けされるリード線が回路基板から引き出されている。また、本発明では、回路基板を囲むポンプケースの壁部に、壁部の第2方向側の端面から第1方向側に向かって切り欠かれた切欠き部が形成されており、リード線は、切欠き部を通過して壁部の外周側に引き出されている。そのため、本発明では、回路基板にコネクタが実装されている場合と比較して、ステータの第2方向側に配置される回路基板の第2方向側の面からのリード線の突出量を抑制することが可能になる。したがって、本発明では、回路基板にコネクタが実装されている場合と比較して、回転中心軸の軸方向でポンプ装置を薄型化することが可能になる。
また、本発明では、切欠き部の第1方向側の端部である切欠き底部とリード線とが接触せずに離れている。すなわち、切欠き底部とリード線とが間隔をあけた状態で配置されている。そのため、本発明では、リード線が半田付けされた回路基板を、第1方向側から基板接触面に押し当てて位置決めした状態でポンプケース等に固定する際に、リード線の、回路基板に半田付けされた部分である半田付け部に過剰な力が作用するのを防止することが可能になる。したがって、本発明では、リード線が半田付けされた回路基板をポンプケース等に固定する場合であっても、回路基板の固定作業に起因する回路基板からの半田付け部の剥がれを防止することが可能になる。
本発明において、たとえば、ポンプケースには、基板接触面から第2方向側に突出する突起が形成され、回路基板には、突起が挿通される貫通穴が形成され、突起の先端部には、第2方向側への回路基板の抜けを防止するための溶着部が形成されている。すなわち、回路基板は、たとえば、第1方向側から基板接触面に押し当てられて位置決めされた状態で溶着によってポンプケースに固定されている。この場合には、リード線が半田付けされた回路基板を基板接触面に押し当てて溶着によってポンプケースに固定する際に、半田付け部に過剰な力が作用するのを防止することが可能になる。したがって、リード線が半田付けされた回路基板を基板接触面に押し当てて溶着によってポンプケースに固定する場合であっても、回路基板の固定作業に起因する回路基板からの半田付け部の剥がれを防止することが可能になる。
本発明において、ロータおよび羽根車は、ポンプ室の内部に配置され、ステータおよび回路基板は、ポンプ室の外部に配置され、ポンプケースの内部であってかつポンプ室の外部の、ステータおよび回路基板が配置される領域には、ポッティング樹脂が充填され、少なくとも切欠き底部とリード線との間の部分には、接着剤が充填されていることが好ましい。このように構成すると、切欠き底部とリード線とが接触せずに離れていても、切欠き底部とリード線との間に充填される接着剤によって、切欠き底部とリード線との間からポッティング樹脂が漏れ出すのを防止することが可能になる。
本発明では、リード線を囲むように切欠き部の全域に接着剤が充填されていることが好ましい。このように構成すると、壁部に切欠き部が形成されていても、切欠き部からポッティング樹脂が漏れ出すのを防止することが可能になる。
本発明において、切欠き底部は、基板接触面よりも第2方向側に配置されていることが好ましい。このように構成すると、切欠き底部とリード線との間隔が必要以上に広くなるのを防止することが可能になる。したがって、切欠き底部とリード線との間に充填される接着剤の量を低減することが可能になり、その結果、切欠き底部とリード線との間に充填される接着剤の硬化時間を短縮することが可能になる。また、切欠き底部とリード線との間隔が必要以上に広くなると、切欠き底部とリード線との間に塗布された接着剤が切欠き底部とリード線との間から流れ出しやすくなるが、このように構成すると、切欠き底部とリード線との間隔が必要以上に広くなるのを防止することが可能になるため、切欠き底部とリード線との間に塗布された接着剤が切欠き底部とリード線との間から流れ出しにくくなる。
本発明において、リード線は、回路基板の端部に接着固定されていることが好ましい。このように構成すると、リード線の、回路基板に半田付けされた部分である半田付け部に過剰な力が作用するのを防止することが可能になる。
本発明において、リード線は、導電性材料で形成される複数の芯線と、絶縁性材料で形成され複数の芯線の周りを覆う被覆部とを備え、複数の芯線の先端部は、被覆部の先端から突出して露出した露出部となっており、回路基板には、回路基板の端面から回路基板の内側に向かって切り欠かれた第2切欠き部が形成され、回路基板の第2方向側の面の、第2切欠き部の近傍には、露出部が半田付けされて固定される半田ランドが形成され、第2切欠き部には、被覆部の先端を含む被覆部の先端部が配置されていることが好ましい。このように構成すると、ステータの第2方向側に配置される回路基板の第2方向側の面からのリード線の突出量をより抑制することが可能になる。したがって、回転中心軸の軸方向でポンプ装置をより薄型化することが可能になる。
本発明において、壁部の、切欠き部が形成された部分を切欠き形成部とし、回転中心軸の軸方向と切欠き形成部の厚さ方向とに直交する方向を第3方向とすると、たとえば、切欠き形成部の厚さ方向から見たときの切欠き部の形状は、切欠き形成部の第2方向側の端部から回転中心軸の軸方向の所定位置までの第3方向の幅が一定となったU形状となっているか、または、切欠き形成部の第2方向側の端部から第1方向側に向かうにしたがって第3方向の幅が次第に狭くなるすり鉢状となっている。
なお、切欠き形成部の厚さ方向から見たときの切欠き部の形状がすり鉢状となっている場合には、切欠き形成部の厚さ方向から見たときの切欠き部の形状がU形状となっている場合と比較して、切欠き底部とリード線との間に充填される接着剤の量を低減することが可能になるため、切欠き底部とリード線との間に充填される接着剤の硬化時間を短縮することが可能になる。
本発明において、壁部の内周面の、切欠き部の縁には、壁部の内周側に向かうにしたがって切欠き部から遠ざかるように傾斜する傾斜面が形成されていることが好ましい。このように構成すると、少なくとも切欠き底部とリード線との間に充填される接着剤が壁部の外周側へ流れ出しにくくなる。
また、この場合には、壁部の外周面の、切欠き部の縁には、壁部の外周側に向かうにしたがって切欠き部から遠ざかるように傾斜する第2傾斜面が形成されていることが好ましい。このように構成すると、少なくとも切欠き底部とリード線との間に充填される接着剤が表面張力によって切欠き部から流れ出しにくくなる。したがって、少なくとも切欠き底部とリード線との間に充填される接着剤が壁部の外周側へより流れ出しにくくなる。
本発明において、切欠き部には、接着剤の一部が溜まる凹部が形成されていることが好ましい。このように構成すると、少なくとも切欠き底部とリード線との間に充填される接着剤が切欠き部から流れ出しにくくなる。
以上のように、本発明では、モータと、モータの動力で回転する羽根車と、モータを制御するための回路基板とを備えるポンプ装置において、羽根車の回転中心となる回転中心軸の軸方向でポンプ装置を薄型化することが可能になる。また、本発明では、リード線が半田付けされた回路基板をポンプケース等に固定する場合であっても、回路基板の固定作業に起因する回路基板からの半田付け部の剥がれを防止することが可能になる。
本発明の実施の形態にかかるポンプ装置の断面図である。 図1に示すポンプ装置からカバーを取り外した状態の斜視図である。 図2のE部の平面図である。 図3のF−F断面の断面図である。 図3のG−G方向からリード線および切欠き部を示す図である。 本発明の他の実施の形態にかかる切欠き部の構成を説明するための図である。 本発明の他の実施の形態にかかる切欠き部の構成を説明するための図であり、(A)は斜視図、(B)は平面図である。 本発明の他の実施の形態にかかる切欠き部の構成を説明するための図であり、(A)は斜視図、(B)は平面図である。 本発明の他の実施の形態にかかる切欠き部の構成を説明するための図であり、(A)は斜視図、(B)は平面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を説明する。
(ポンプ装置の全体構成)
図1は、本発明の実施の形態にかかるポンプ装置1の断面図である。図2は、図1に示すポンプ装置1からカバー27を取り外した状態の斜視図である。以下の説明では、図1のZ方向を「上下方向」とする。また、上下方向の一方側である図1のZ1方向側を「上」側とし、その反対側である図1のZ2方向側を「下」側とする。
本形態のポンプ装置1は、キャンドポンプ(キャンドモータポンプ)と呼ばれるタイプの遠心ポンプである。ポンプ装置1は、モータ2と、モータ2の動力で回転する羽根車3と、モータ2を制御するための回路基板4と、回路基板4から引き出されるリード線5とを備えている。本形態のポンプ装置1は、4本のリード線5を備えている。モータ2は、DCブラシレスモータである。モータ2は、ロータ6とステータ7とを備えている。羽根車3、回路基板4、ロータ6およびステータ7は、ポンプケース8に収容されている。ポンプケース8は、モータ2の一部を構成するモータケース9と、モータケース9の下端側に固定されるケース体10とを備えている。
ケース体10には、水等の液体の吸込口10aと、液体の吐出口10bとが形成されている。ポンプケース8の内部には、吸込口10aから吸い込まれた液体が吐出口10bに向かって通過するポンプ室11が形成されている。ポンプ室11は、モータケース9とケース体10とによって画定されている。モータケース9とケース体10との接合部分には、ポンプ室11の密閉性を確保するための環状のシール部材12が配置されている。シール部材12は、Oリングである。モータケース9とケース体10とは、複数のネジによって互いに固定されている。
ロータ6は、円筒状に形成される駆動用磁石16と、駆動用磁石16が固定される円筒状の磁石保持部材17とを備えている。円筒状に形成される磁石保持部材17は、磁石保持部材17の軸方向と上下方向とが一致するように配置されている。駆動用磁石16は、磁石保持部材17の内周面に固定されている。駆動用磁石16の内周面には、N極とS極とが周方向において交互に着磁されている。磁石保持部材17は、軟磁性体によって形成されている。磁石保持部材17の下端側には、羽根車3が固定されている。すなわち、羽根車3は、ロータ6の下端側に固定されている。
羽根車3およびロータ6は、ポンプ室11の内部に配置されている。また、羽根車3およびロータ6は、固定軸18に回転可能に支持されている。羽根車3およびロータ6は、固定軸18を回転中心にして回転する。本形態の固定軸18は、羽根車3およびロータ6の回転中心となる回転中心軸である。固定軸18は、固定軸18の軸方向と上下方向とが一致するように配置されている。すなわち、上下方向(Z方向)は、固定軸18の軸方向である。また、本形態の下方向(Z2方向)は、固定軸18の軸方向の一方である第1方向となっており、上方向(Z1方向)は、第1方向の反対方向である第2方向となっている。
羽根車3は、樹脂で形成されている。羽根車3は、固定軸18が挿通される軸受部3aと、磁石保持部材17の下端に固定されて磁石保持部材17の下端を塞ぐ円板状の羽根形成部3bと、羽根形成部3bの下面から下側に突出する複数の羽根部3cとを備えている。軸受部3aは、円筒状に形成されており、軸受部3aの内周側に固定軸18が挿通されている。また、軸受部3aは、羽根形成部3bの中心に繋がっている。磁石保持部材17の下端には、羽根形成部3bの外周側部分が固定されている。
固定軸18の下端部は、ケース体10に保持され、固定軸18の上端部は、モータケース9に保持されている。ケース体10と軸受部3aとの間には、スラスト軸受20が配置され、モータケース9と軸受部3aとの間には、スラスト軸受21が配置されている。スラスト軸受20、21は、平板状に形成された滑り軸受である。スラスト軸受20と軸受部3aとの間およびスラスト軸受21と軸受部3aとの間の少なくともいずれか一方には、隙間(スラストガタ)が形成されている。
ステータ7は、駆動用磁石16の内周側に配置されている。すなわち、本形態のモータ2は、ロータ6の一部を構成する駆動用磁石16がステータ7の外周側に配置されるアウターロータ型のモータである。また、ステータ7は、固定軸18および軸受部3aの外周側に配置されている。また、ステータ7は、ポンプ室11の外部に配置されている。ステータ7は、複数の駆動用コイル23と、ステータコア24とを備えている。駆動用コイル23は、樹脂等の絶縁性材料で形成されたインシュレータ25を介してステータコア24に巻回されている。また、駆動用コイル23は、回路基板4に電気的に接続されている。
回路基板4は、ガラスエポキシ基板等のリジッド基板であり、平板状に形成されている。回路基板4は、回路基板4の厚さ方向と上下方向とが一致するように配置されている。すなわち、回路基板4の厚さ方向は、固定軸18の軸方向と一致している。回路基板4は、ステータ7の上端側に配置されており、ポンプ室11の外部に配置されている。回路基板4およびステータ7は、モータケース9に収容されている。
モータケース9は、樹脂で形成されている。また、モータケース9は、羽根車3およびロータ6と、ステータ7との間に配置され、羽根車3およびロータ6と、ステータ7とを隔てる隔壁9aを備えている。隔壁9aは、ポンプ室11の一部を画定しており、ステータ7および回路基板4の配置箇所へのポンプ室11内の液体の流入を防止する機能を果たしている。
また、隔壁9aは、ステータ7の外周側かつ駆動用磁石16の内周側に配置される筒状の外側隔壁部9dと、ステータ7の内周側に配置される筒状の内側隔壁部9eと、外側隔壁部9dの下端と内側隔壁部9eの下端とを繋ぐ環状の環状隔壁部9fと、内側隔壁部9eの上端を塞ぐ底部9gとを備えている。底部9gは、固定軸18の上端部を保持する軸保持部となっている。底部9gは、固定軸18の上端部を保持するとともに、スラスト軸受21を保持している。
また、モータケース9は、隔壁9aの外周側に配置される筒状の外周筒部9bと、隔壁9aと外周筒部9bとを繋ぐ接続部9cとを備えている。ケース体10は、外周筒部9bの下端側に固定されている。接続部9cは、円環状に形成されるとともに、上下方向に直交する平板状に形成されている。接続部9cは、外側隔壁部9dの上端からロータ6の径方向の外側に広がっており、外周筒部9bの上端部と外側隔壁部9dの上端とを繋いでいる。接続部9cの上面は、上下方向に直交する平面となっている。また、接続部9cの上面は、外周筒部9bの上端面よりも下側に配置されている。
接続部9cの上面は、回路基板4の下面に接触して上下方向で回路基板4を位置決めするための基板接触面9nとなっている。すなわち、ポンプケース8には、回路基板4の下面に接触して上下方向で回路基板4を位置決めするための基板接触面9nが形成されている。基板接触面9nの上面には、ロータ6の径方向で回路基板4を位置決めするとともに回路基板4を固定するための複数の突起9hが形成されている。たとえば、2本の突起9hが基板接触面9nの上面に形成されている。突起9hは、基板接触面9nから上側に突出している。すなわち、ポンプケース8には、基板接触面9nから上側に突出する突起9hが形成されている。
回路基板4には、突起9hが挿通される貫通穴4f(図2参照)が形成されている。貫通穴4fは、上下方向で回路基板4を貫通している。回路基板4は、貫通穴4fに突起9hが挿通された回路基板4を基板接触面9nに押し当てた状態で、突起9hの上端部を溶融させる溶着によってポンプケース8に固定されている。すなわち、回路基板4は、熱溶着によってモータケース9に固定されている。突起9hの先端部(上端部)には、上側への回路基板4の抜けを防止するための溶着部9r(図1参照)が形成されている。なお、図2では、突起9hの上端部を溶融させる前(すなわち、溶着が行われる前)の状態を図示している。
上述のように、回路基板4およびステータ7は、モータケース9に収容されている。ステータ7は、ロータ6の径方向における外側隔壁部9dと内側隔壁部9eとの間に収容されるとともに、環状隔壁部9fの上側に収容されている。回路基板4は、基板接触面9nに接触した状態で、モータケース9に収容されている。外側筒部9bの一部分は、回路基板4を囲む壁部9jとなっている。すなわち、ポンプケース8には、回路基板4を囲む壁部9jが形成されている。壁部9jは、略四角筒状に形成されている。壁部9jの上端面は、外周筒部9bの上端面となっている。また、壁部9jの上端面は、モータケース9の上端面となっている。
壁部9jの上端に形成される開口は、カバー27によって塞がれている。カバー27は、薄い平板状に形成されており、カバー27の厚さ方向が上下方向と一致するように配置されている。カバー27は、回路基板4の上側に配置されている。また、カバー27は、底部9gの上側に配置されている。カバー27の端面(外周面)は、壁部9jの内側面に接触している。
モータケース9とカバー27とによって画定される空間(すなわち、隔壁9a、外周筒部9bおよび接続部9cとカバー27とによって画定される空間)には、ポッティング樹脂Pが充填されている。すなわち、ポンプケース8の内部であってかつポンプ室11の外部の、回路基板4およびステータ7が配置される領域には、ポッティング樹脂Pが充填されており、回路基板4およびステータ7は、ポッティング樹脂Pによって覆われている。ポッティング樹脂Pは、たとえば、ウレタン樹脂である。ポッティング樹脂Pは、回路基板4およびステータ7の絶縁性、防水性および放熱性を確保する機能を果たしている。また、ポッティング樹脂Pは、モータケース9の上側から流し込まれる。
ケース体10は、樹脂で形成されている。ケース体10は、筒状に形成される筒部10cと筒部10cの一端を塞ぐ底部10dとを有する有底の筒状に形成されている。筒状に形成される筒部10cの軸方向は、上下方向と一致している。底部10dは、筒部10cの下端を塞いでいる。筒部10cの内周側および底部10dの上側は、ポンプ室11となっている。ケース体10には、固定軸18の下端部を保持する軸保持部10eと、先端に吸込口10aが形成される円筒状の吸込口形成部10fと、先端に吐出口10bが形成される円筒状の吐出口形成部10gとが形成されている。
軸保持部10eは、連結部10hを介して底部10dの中心部に繋がっている。軸保持部10eは、固定軸18の下端部を保持するとともに、スラスト軸受20を保持している。吸込口形成部10fは、底部10dの中心から下側に突出している。吐出口形成部10gは、筒部10cの外周面から外周側に向かって突出している。
(リード線、および、リード線の周辺部分の構成)
図3は、図2のE部の平面図である。図4は、図3のF−F断面の断面図である。図5は、図3のG−G方向からリード線5および切欠き部9kを示す図である。
リード線5は、導電性材料で形成される複数の芯線30と、絶縁性材料で形成され複数の芯線30の周りを覆う被覆部31とから構成されている。複数の芯線30の先端部は、被覆部31の先端31aから突出して露出した露出部30aとなっている。回路基板4の上面には、露出部30aが半田付けされて固定される半田ランド4aが形成されている。すなわち、リード線5の一端側は、回路基板4に半田付けされている。上述のように、本形態のポンプ装置1は、4本のリード線5を備えているため、回路基板4の上面には、4個の半田ランド4aが形成されている。露出部30aは、半田ランド4aの上面に接触している。
また、回路基板4には、回路基板4の1つの端面4bから回路基板4の内側に向かって切り欠かれた切欠き部4cが形成されている。端面4bは、上下方向に平行な平面となっている。端面4bに対向する壁部9jの内周面と端面4bとの間には隙間が形成されている。また、端面4bに対向する壁部9jの内周面と端面4bとは平行になっている。切欠き部4cは、回路基板4の厚さ方向の全域(上下方向の全域)に形成されている。また、4個の切欠き部4cが回路基板4に形成されている。4個の切欠き部4cは、所定の間隔をあけた状態で端面4bに沿って形成されている。本形態の切欠き部4cは、第2切欠き部である。
半田ランド4aは、切欠き部4cの近傍に形成されている。切欠き部4cは、半田ランド4aと端面4bとの間に配置されている。4個の半田ランド4aが配列される方向は、4個の切欠き部4cが配列される方向と一致している。すなわち、4個の半田ランド4aが配列される方向は、端面4bに沿う方向と一致している。また、4個の半田ランド4aのピッチは、4個の切欠き部4cのピッチと一致している。
上下方向から見たときの切欠き部4cの形状は、長方形状となっている。切欠き部4cの側面は、端面4bに直交する2個の直交面4dと、2個の直交面4dの端部同士を繋ぐ接続面4eとから構成されている。直交面4dおよび接続面4eは、上下方向に平行な平面である。接続面4eは、2個の直交面4dに直交している。すなわち、接続面4eは、端面4bと平行になっている。
切欠き部4cには、被覆部31の先端31aを含む被覆部31の先端部が配置されている。具体的には、被覆部31の先端部の下側部分が切欠き部4cに配置されている。また、4個の切欠き部4cのそれぞれに、4本のリード線5のそれぞれの被覆部31の先端部が配置されている。接続面4eには、被覆部31の先端31aが接触している。被覆部31の外周面と直交面4dとの間には、わずかな隙間が形成されている。
壁部9jには、壁部9jの上端面から下側に向かって切り欠かれた切欠き部9kが形成されている。具体的には、壁部9jの、回路基板4の端面4bに対向する部分に切欠き部9kが形成されている。また、壁部9jの、切欠き部4cの近傍に、切欠き部9kが形成されており、切欠き部9kは、切欠き部4cに隣接している。壁部9jの、切欠き部4cが形成された部分(すなわち、壁部9jの、端面4bに対向する部分)を切欠き形成部9tとすると、切欠き形成部9tは、平板状に形成されている。切欠き部9kは、切欠き形成部9tの厚さ方向の全域に形成されている。
本形態では、4個の切欠き部9kが所定の間隔をあけた状態で形成されている。4個の切欠き部9kが配列される方向は、4個の切欠き部4cが配列される方向と一致している。また、4個の切欠き部9kのピッチは、4個の切欠き部4cのピッチと一致しており、4個の切欠き部9kのそれぞれが、4個の切欠き部4cのそれぞれに隣接している。半田ランド4aと切欠き部4cと切欠き部9kとは、直線上に配列されている。
切欠き形成部9tの厚さ方向と上下方向とに直交する方向(図3〜図5のW方向)を第3方向とすると、切欠き形成部9tの厚さ方向から見たときの切欠き部9kの形状は、図5に示すように、切欠き形成部9tの上端部から上下方向の所定位置までの第3方向の幅が一定となったU形状となっている。切欠き部9kの下端部である切欠き底部9vは、下側に向かって窪む半円弧状の凹曲面となっている。切欠き部9kの側面(第3方向の側面)は、第3方向に直交する平面となっている。図4に示すように、切欠き底部9vは、基板接触面9nよりも上側に配置されている。また、切欠き部9kの下端は、回路基板4の上下方向の中心よりも下側に配置されている。
切欠き部9kには、被覆部31の一部が配置されている。すなわち、切欠き部9kには、リード線5の一部が配置されている。リード線5は、切欠き部9kを通過して壁部9jの外周側へ引き出されている。切欠き部9kの深さは、リード線5の外径(具体的には、被覆部31の外径)よりも深くなっている。図4、図5に示すように、リード線5(具体的には、被覆部31)と切欠き底部9vとは、接触せずに離れている。すなわち、切欠き底部9vとリード線5とは、上下方向に間隔をあけた状態で配置されている。切欠き部9kの、切欠き底部9vを除いた部分の第3方向(W方向)の幅は、被覆部31の外径よりも大きくなっている。
切欠き底部9vとリード線5との間の部分には、接着剤35が充填されている。また、切欠き部9kの、リード線5の上側の部分、および、切欠き部9kの側面とリード線5との間の部分にも、接着剤35が充填されている。すなわち、リード線5を囲むように切欠き部9kの全域に接着剤35が充填されている(図5参照)。より具体的には、リード線5を囲むように切欠き部9kの全域に接着剤35が隙間なく充填されている。リード線5は、接着剤35によって切欠き形成部9tに固定されている。接着剤35は、たとえば、空気中の水分に触れると硬化が始まる湿気硬化型の接着剤であり、たとえば、40分程度で初期硬化が始まり24時間程度で完全硬化する。接着剤35の粘度は、ポッティング樹脂Pの粘度よりも高くなっている。
また、壁部9jの内周側では、リード線5は、接着剤35に覆われている。すなわち、壁部9jの内周側に配置される被覆部31および露出部30aは、接着剤35に覆われている。また、半田ランド4aも接着剤35に覆われている。壁部9jの内周側に配置される被覆部31は、接着剤35によって、回路基板4の端部に固定されている。すなわち、リード線5は、回路基板4の端部に接着固定されている。なお、図1、図2では、接着剤35の図示を省略している。
本形態では、リード線5を回路基板4に半田付けした後、ステータ7が取り付けられた状態のモータケース9の基板接触面9nに回路基板4を載せて、リード線5の一部を切欠き部9kに配置する。基板接触面9nに回路基板4を載せる前には、切欠き部9kに接着剤35を塗布する。具体的には、接着剤35の上面が、リード線5の中心の設計上の配置位置よりも上側になるように、切欠き部9kに接着剤35を塗布する。本形態では、切欠き部9kの全体に硬化前の接着剤35を充填する。リード線5の一部は、硬化前の接着剤35が充填された切欠き部9kに配置される。すなわち、リード線5の一部は、硬化前の接着剤35の中に埋まるように上側から切欠き部9kに挿入される。
その後、回路基板4を基板接触面9nに押し当てた状態で、突起9hの上端部を溶融させて、回路基板4をモータケース9に固定する。その後、壁部9jの内周側に配置されるリード線5等に上側から接着剤35を塗布して、リード線5等を接着剤35で覆う。また、切欠き部9kの全域に接着剤35が隙間なく充填されるように、切欠き部9kの、リード線5の上側の部分に接着剤35を補充する。その後、接着剤35を硬化させてから、ポッティング樹脂Pを充填してポッティング樹脂Pで回路基板4およびステータ7を覆う。このときには、接着剤35が完全硬化した後に、ポッティング樹脂Pを充填することが好ましいが、接着剤35が初期硬化した後に、ポッティング樹脂Pを充填しても良い。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態では、回路基板4に半田付けされるリード線5が回路基板4から引き出されている。また、本形態では、回路基板4を囲むポンプケース8の壁部9jに、壁部9jの上端面から下側に向かって切り欠かれた切欠き部9kが形成されており、リード線5は、切欠き部9kを通過して壁部9jの外周側に引き出されている。そのため、本形態では、回路基板4にコネクタが実装されている場合と比較して、回路基板4の上面からのリード線5の突出量を抑制することが可能になる。したがって、本形態では、回路基板4にコネクタが実装されている場合と比較して、上下方向でポンプ装置1を薄型化することが可能になる。
また、本形態では、上下方向と厚さ方向とが一致するように配置される平板状の回路基板4に、回路基板4の端面4bから回路基板4の内側に向かって切り欠かれた切欠き部4cが形成されており、リード線5の被覆部31の先端部が切欠き部4cに配置されている。そのため、本形態では、回路基板4の上面からの被覆部31の突出量を抑制することが可能になる。したがって、本形態では、回路基板4を囲む壁部9jの高さを低くしても、リード線5とカバー27との干渉を防止することが可能になり、その結果、上下方向でポンプ装置1をより薄型化することが可能になる。
本形態では、切欠き部9kの下端部である切欠き底部9vとリード線5とは、接触せずに離れている。そのため、本形態では、リード線5が半田付けされた回路基板4を基板接触面9nに押し当てた状態で、突起9hの上端部を溶融させて回路基板4をモータケース9に固定する際に、半田ランド4aに半田付けされて固定された露出部30aに過剰な力が作用するのを防止することが可能になる。したがって、本形態では、リード線5が半田付けされた回路基板4を基板接触面9nに押し当てた状態でモータケース9に溶着で固定する場合であっても、回路基板4の固定作業に起因する回路基板4からの露出部30aの剥がれを防止することが可能になる。
本形態では、切欠き底部9vとリード線5との間の部分に接着剤35が充填されている。そのため、本形態では、切欠き底部9vとリード線5とが接触せずに離れていても、回路基板4およびステータ7を覆うようにポッティング樹脂Pを充填するときに、切欠き底部9vとリード線5との間に充填される接着剤35によって、切欠き底部9vとリード線5との間から壁部9jの外周側へポッティング樹脂Pが漏れ出すのを防止することが可能になる。また、本形態では、リード線5を囲むように切欠き部9kの全域に接着剤35が充填されているため、壁部9jに切欠き部9kが形成されていても、ポッティング樹脂Pを充填するときに、切欠き部9kから壁部9jの外周側へポッティング樹脂Pが漏れ出すのを防止することが可能になる。
本形態では、切欠き底部9vは、基板接触面9nよりも上側に配置されている。そのため、本形態では、切欠き底部9vとリード線5との上下方向の間隔が必要以上に広くなるのを防止することが可能になる。したがって、本形態では、切欠き底部9vとリード線5との間に充填される接着剤35の量を低減することが可能になり、その結果、切欠き底部9vとリード線5との間に充填される接着剤35の硬化時間を短縮することが可能になる。
また、切欠き底部9vとリード線5との上下方向の間隔が必要以上に広くなると、切欠き底部9vとリード線5との間に塗布された接着剤35が切欠き底部9vとリード線5との間から流れ出しやすくなるが、本形態では、切欠き底部9vとリード線5との上下方向の間隔が必要以上に広くなるのを防止することが可能になるため、切欠き底部9vとリード線5との間に塗布された接着剤35が切欠き底部9vとリード線5との間から流れ出しにくくなる。
本形態では、リード線5は、回路基板4の端部に接着固定されている。そのため、本形態では、半田ランド4aに半田付けされた露出部30aに過剰な力が作用するのを防止することが可能になる。
(切欠き部の変形例)
図6〜図9は、本発明の他の実施の形態にかかる切欠き部9kの構成を説明するための図である。
上述した形態において、切欠き形成部9tの厚さ方向から見たときの切欠き部9kの形状は、U形状以外の形状となっていても良い。たとえば、図6に示すように、切欠き形成部9tの厚さ方向から見たときの切欠き部9kの形状は、切欠き形成部9tの上端部から下側に向かうにしたがって第3方向(W方向)の幅が次第に狭くなるすり鉢状となっていても良い。
この場合には、切欠き形成部9tの厚さ方向から見たときの切欠き部9kの形状がU形状となっている場合と比較して、切欠き底部9vとリード線5との間に充填される接着剤35の量を低減することが可能になる。したがって、切欠き底部9vとリード線5との間に充填される接着剤35の硬化時間を短縮することが可能になる。また、切欠き形成部9tの厚さ方向から見たときの切欠き部9kの形状は、たとえば、長方形状となっていても良い。
上述した形態において、図7に示すように、壁部9jの内周面(切欠き形成部9tの内側面)の、切欠き部9kの縁に、壁部9jの内周側に向かうにしたがって切欠き部9kから遠ざかるように傾斜する傾斜面(テーパ面)9xが形成されていても良い。この場合には、切欠き部9kに充填される接着剤35や壁部9jの内周側でリード線5等を覆う接着剤35が壁部9jの外周側へ流れ出しにくくなる。
また、図8に示すように、傾斜面9xに加えて、壁部9jの外周面(切欠き形成部9tの外側面)の、切欠き部9kの縁に、壁部9jの外周側に向かうにしたがって切欠き部9jから遠ざかるように傾斜する第2傾斜面としての傾斜面(テーパ面)9yが形成されていても良い。この場合には、切欠き形成部9tの厚さ方向における切欠き部9kの厚さが薄くなるため、切欠き部9kに充填される接着剤35が表面張力によって切欠き部9kから流れ出しにくくなる。したがって、切欠き部9kに充填される接着剤35が壁部9jの外周側へより流れ出しにくくなる。
上述した形態において、図9に示すように、切欠き部9kに、接着剤35の一部が溜まる凹部9zが形成されていても良い。凹部9zは、たとえば、切欠き部9kの側面(第3方向の側面)および切欠き底部9vの全域において連続的に繋がる溝状に形成されている。この場合には、切欠き部9kに充填される接着剤35が切欠き部9kから流れ出しにくくなる。
(他の実施の形態)
上述した形態は、本発明の好適な形態の一例ではあるが、これに限定されるものではなく本発明の要旨を変更しない範囲において種々変形実施が可能である。
上述した形態において、切欠き部9kから壁部9jの外周側へポッティング樹脂Pが漏れ出すのを防止することができるのであれば、切欠き部9kに、接着剤35が充填されていない部分があっても良い。また、上述した形態において、回路基板4は、溶着以外の固定方向でモータケース9に固定されていても良い。たとえば、回路基板4は、ネジによってモータケース9に固定されていても良い。また、上述した形態において、切欠き底部9vは、基板接触面9nより下側に配置されていても良いし、上下方向において基板接触面9nと同じ位置に配置されていても良い。
上述した形態において、露出部30aは、接着剤35に覆われていなくても良い。また、上述した形態において、壁部9jの内周側に配置される被覆部31および露出部30aが接着剤35に覆われていなくても良い。すなわち、リード線5は、回路基板4の端部に接着固定されていなくても良い。さらに、上述した形態において、上下方向から見たときの切欠き部4cの形状は、長方形状以外の形状となっていても良い。また、上述した形態において、回路基板4に切欠き部4cが形成されていなくても良い。
上述した形態において、ポンプ装置1が備えるリード線5の本数は、1本、2本または3本であっても良いし、5本以上であっても良い。この場合には、リード線5の数に応じて、半田ランド4aおよび切欠き部4c、9kが形成される。また、上述した形態において、モータ2は、固定軸18に代えて、羽根車3が固定される回転軸を備えていても良い。この場合の回転軸は、羽根車3およびロータ6の回転中心となる回転中心軸である。さらに、上述した形態において、モータ2は、インナーロータ型のモータであっても良い。
1 ポンプ装置
2 モータ
3 羽根車
4 回路基板
4a 半田ランド
4c 切欠き部(第2切欠き部)
4f 貫通穴
5 リード線
6 ロータ
7 ステータ
8 ポンプケース
9h 突起
9j 壁部
9k 切欠き部
9n 基板接触面
9r 溶着部
9t 切欠き形成部
9v 切欠き底部
9x 傾斜面
9y 傾斜面(第2傾斜面)
9z 凹部
10a 吸込口
10b 吐出口
11 ポンプ室
18 固定軸(回転中心軸)
30 芯線
30a 露出部
31 被覆部
31a 被覆部の先端
35 接着剤
P ポッティング樹脂
W 第3方向
Z 回転中心軸の軸方向
Z1 第2方向
Z2 第1方向

Claims (11)

  1. ロータおよびステータを有するモータと、前記ロータに固定され前記モータの動力で回転する羽根車と、前記モータを制御するための回路基板と、一端側が前記回路基板に半田付けされるとともに前記回路基板から引き出されるリード線とを備え、
    前記ロータ、前記ステータ、前記回路基板および前記羽根車が収容されるポンプケースの内部には、吸込口から吸い込まれた液体が吐出口に向かって通過するポンプ室が形成され、
    前記ロータおよび前記羽根車の回転中心となる回転中心軸の軸方向の一方を第1方向とし、第1方向の反対方向を第2方向とすると、
    前記羽根車は、前記ロータの第1方向側に固定され、
    前記回路基板は、平板状のリジッド基板であるとともに、前記ステータの第2方向側に配置され、
    前記回路基板の厚さ方向は、前記回転中心軸の軸方向と一致しており、
    前記ポンプケースには、前記回路基板を囲む壁部と、前記回路基板の第1方向側の面に接触して前記回転中心軸の軸方向で前記回路基板を位置決めするための基板接触面とが形成され、
    前記壁部には、前記リード線の一部が配置されるとともに前記壁部の第2方向側の端面から第1方向側に向かって切り欠かれた切欠き部が形成され、
    前記リード線は、前記切欠き部を通過して前記壁部の外周側に引き出されており、
    前記切欠き部の第1方向側の端部である切欠き底部と前記リード線とは、接触せずに離れていることを特徴とするポンプ装置。
  2. 前記ポンプケースには、前記基板接触面から第2方向側に突出する突起が形成され、
    前記回路基板には、前記突起が挿通される貫通穴が形成され、
    前記突起の先端部には、第2方向側への前記回路基板の抜けを防止するための溶着部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のポンプ装置。
  3. 前記ロータおよび前記羽根車は、前記ポンプ室の内部に配置され、
    前記ステータおよび前記回路基板は、前記ポンプ室の外部に配置され、
    前記ポンプケースの内部であってかつ前記ポンプ室の外部の、前記ステータおよび前記回路基板が配置される領域には、ポッティング樹脂が充填され、
    少なくとも前記切欠き底部と前記リード線との間の部分には、接着剤が充填されていることを特徴とする請求項1または2記載のポンプ装置。
  4. 前記リード線を囲むように前記切欠き部の全域に前記接着剤が充填されていることを特徴とする請求項3記載のポンプ装置。
  5. 前記切欠き底部は、前記基板接触面よりも第2方向側に配置されていることを特徴とする請求項3または4記載のポンプ装置。
  6. 前記リード線は、前記回路基板の端部に接着固定されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のポンプ装置。
  7. 前記リード線は、導電性材料で形成される複数の芯線と、絶縁性材料で形成され複数の前記芯線の周りを覆う被覆部とを備え、
    複数の前記芯線の先端部は、前記被覆部の先端から突出して露出した露出部となっており、
    前記回路基板には、前記回路基板の端面から前記回路基板の内側に向かって切り欠かれた第2切欠き部が形成され、
    前記回路基板の第2方向側の面の、前記第2切欠き部の近傍には、前記露出部が半田付けされて固定される半田ランドが形成され、
    前記第2切欠き部には、前記被覆部の先端を含む前記被覆部の先端部が配置されていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載のポンプ装置。
  8. 前記壁部の、前記切欠き部が形成された部分を切欠き形成部とし、前記回転中心軸の軸方向と前記切欠き形成部の厚さ方向とに直交する方向を第3方向とすると、
    前記切欠き形成部の厚さ方向から見たときの前記切欠き部の形状は、前記切欠き形成部の第2方向側の端部から前記回転中心軸の軸方向の所定位置までの第3方向の幅が一定となったU形状となっているか、または、前記切欠き形成部の第2方向側の端部から第1方向側に向かうにしたがって第3方向の幅が次第に狭くなるすり鉢状となっていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載のポンプ装置。
  9. 前記壁部の内周面の、前記切欠き部の縁には、前記壁部の内周側に向かうにしたがって前記切欠き部から遠ざかるように傾斜する傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載のポンプ装置。
  10. 前記壁部の外周面の、前記切欠き部の縁には、前記壁部の外周側に向かうにしたがって前記切欠き部から遠ざかるように傾斜する第2傾斜面が形成されていることを特徴とする請求項9記載のポンプ装置。
  11. 前記切欠き部には、前記接着剤の一部が溜まる凹部が形成されていることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載のポンプ装置。
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