JP2003230246A - 防水型ブラシレスファンモータ及びその製造方法 - Google Patents

防水型ブラシレスファンモータ及びその製造方法

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JP2003230246A JP2002347713A JP2002347713A JP2003230246A JP 2003230246 A JP2003230246 A JP 2003230246A JP 2002347713 A JP2002347713 A JP 2002347713A JP 2002347713 A JP2002347713 A JP 2002347713A JP 2003230246 A JP2003230246 A JP 2003230246A
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寿 滝沢
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁樹脂がいわゆる退けにより収縮したり、
絶縁樹脂が周囲温度の変化により、膨張及び収縮してモ
ールド部の外面部にクラックが発生するのを防ぐことが
できる防水型ブラシレスファンモータを提供する。 【解決手段】 固定子1と回路基板3との間に形成され
た第1のスペース内に第1のパッド33を配置する。回
路基板3とケース7の板状部7cとの間に形成された第
2のスペース内に第2のパッド35を配置する。ケース
7の板状部7cと軸受支持用筒部7aとの間の空間部分
を、固定子1及び回路基板3を内部に含むように絶縁樹
脂によりモールドしてモールド部31を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、防水型ブラシレス
ファンモータ及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にブラシレスファンモータは、複数
の固定子磁極を備えた固定子と、固定子に固定された回
路基板と、固定子に対して回転する回転子と、ケースと
を具備している。ケースは、回転子の回転軸を回転自在
に支持する軸受が内部に収納される軸受支持用筒部と、
回転子の外周を囲む筒状のフレーム部と、回路基板と所
定の間隔を隔てた状態で軸受支持用筒部の端部から軸受
支持用筒部の中心線と直交する方向に延びる板状部と、
板状部とフレーム部とを連結する複数本のウエブとを備
えている。この種のブラシレスファンモータでは、固定
子、回路基板等の防水を図ることが求められている。そ
こで、特開平10−191611号公報(特許文献)等
に示すように、ケースの板状部と軸受支持用筒部との間
の空間部分を、固定子及び回路基板を内部に含むように
絶縁樹脂によりモールドしてモールド部を形成した防水
型ブラシレスファンモータが提案された。
【0003】
【特許文献1】 特開平10−191611号公報
(図1)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の防水型ブラシレスファンモータでは、絶縁樹
脂をモールドする際に、絶縁樹脂がいわゆる退けにより
収縮したり、絶縁樹脂が周囲温度の変化により、膨張及
び収縮してモールド部の外面部にクラックが発生すると
いう問題があった。
【0005】本発明の目的は、絶縁樹脂がいわゆる退け
により収縮したり、絶縁樹脂が周囲温度の変化により、
膨張及び収縮してモールド部の外面部にクラックが発生
するのを防ぐことができる防水型ブラシレスファンモー
タ及びその製造方法を提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、樹脂モールドの成形
型の筒体の中心線とケースの軸受支持用筒部の中心線と
を一致させて、絶縁樹脂のモールドを行える防水型ブラ
シレスファンモータの製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明が改良の対象とす
る防水型ブラシレスファンモータは、複数枚の鋼板が積
層されて構成され且つ複数の突極部を有する鉄心の突極
部に巻線が巻装されてなる複数の固定子磁極を備えた固
定子と、複数の突極部と所定の間隔を隔てて固定子に固
定されて巻線に流す電流を制御するための制御回路を構
成する複数の電子部品が実装された回路基板と、永久磁
石からなる複数の回転子磁極を内周側に備え且つ外周側
に複数のブレードを備えた回転子と、ケースと、1以上
のパッドと、モールド部とを具備している。ケースは、
回転子の回転軸を回転自在に支持する軸受が内部に収納
される軸受支持用筒部、回転子のブレードの外周を囲む
筒状のフレーム部、回路基板と所定の間隔を隔てた状態
で軸受支持用筒部の端部から軸受支持用筒部の中心線と
直交する方向に延びる板状部、及び板状部とフレーム部
とを連結する複数本のウエブを備えている。1以上のパ
ッドは、固定子と回路基板との間の第1のスペース及び
回路基板とケースの板状部との間の第2のスペースの少
なくとも一方のスペース内に配置されており、電気絶縁
材料により成形されて対応するスペースの主要部を埋め
ている。モールド部は、固定子、回路基板及び1以上の
パッドを内部に含むように絶縁樹脂により形成されてい
る。なお、第1のスペース及び第2のスペースの少なく
とも一方のスペースは、絶縁樹脂のみが充填された場合
に、前記モールド部の表面に樹脂の退けが発生する容積
を有している。
【0008】通常、絶縁樹脂をモールドすると、モール
ド部の厚み寸法が大きくなる部分では、絶縁樹脂が硬化
する際に絶縁樹脂がモールド部の中心に引っ張られて、
モールド部の外面が変形する現象、即ち退けの問題が発
生する。また、モールド部の厚み寸法が大きく異なる部
分間の境界部では、周囲温度の変化により、絶縁樹脂が
膨張及び収縮した際にモールド部の外面部にクラックが
発生する。そこで、本発明のように、固定子と回路基板
との間の第1のスペース及び回路基板とケースの板状部
との間の第2のスペースの少なくとも一方のスペース内
にパッドを配置すると、モールド部の厚み寸法を小さく
することができる。そのため、絶縁樹脂が硬化する際の
退けを小さくできる。また、パッドによりモールド部の
絶縁樹脂部分の厚み寸法の偏りを小さくすることができ
る。そのため、周囲温度の変化による絶縁樹脂の膨張及
び収縮の量を小さくして、モールド部の外面部にクラッ
クが発生するのを防ぐことができる。
【0009】特に固定子と回路基板との間に形成された
第1のスペースは、回転子と隣接しているため、回転子
の形状に応じてモールド部が形成され、モールド部の厚
み寸法が異なる部分が出来やすい。そのため、第1のス
ペース内には、絶縁樹脂の膨張及び収縮によりモールド
部の外面部にクラックが発生するのを防止する1以上の
パッドを配置することが望まれる。
【0010】本発明が改良の対象とする防水型ブラシレ
スファンモータは、通常、モールド部は固定子を含む第
1のモールド部分と回路基板を含み且つ第1のモールド
部分との間に段部が形成される形状及び寸法を有する第
2のモールド部分とから構成されることになる。この場
合、第1のモールド部分と第2のモールド部分との境界
部には、段部が形成されるため、この境界部には特にク
ラックが発生し易くなる。そこで、第1のスペース内に
配置された1以上のパッドの形状及び寸法は、絶縁樹脂
の膨張及び収縮により第1のモールド部分と第2のモー
ルド部分との境界部にクラックが発生するのを抑制する
ように定めるのが好ましい。具体的には、第1のスペー
ス内に配置された1以上のパッドを、一つの第1のパッ
ドから構成し、この第1のパッドは、軸受支持用筒部に
嵌合される筒部と、筒部から径方向外側に延びる板状セ
クションとを備え、板状セクションには複数の固定子磁
極の巻線の一部が嵌る複数のスリットを形成する。この
ようにすれば、ケースの軸受支持用筒部に筒部を嵌合さ
れるだけで第1のスペース内の略全体に亘って第1のパ
ッドを配置でき、簡単な形状のパッドで退け防止の効果
を高めることができる。また、板状セクションの径方向
外側に位置する端部には、軸受支持用筒部の周方向と該
軸受支持用筒部の中心線方向の両方向に延びて、複数の
突極部の磁極面に沿って湾曲する曲面を有する1以上の
曲面延長部を一体に形成する。このようにすれば、曲面
延長部の上に絶縁樹脂が薄くモールドされて、第1のモ
ールド部分と第2のモールド部分との境界部に発生する
クラックを有効に防ぐことができる。この場合、曲面延
長部の中心線方向の長さは、回転子と対向する第1のモ
ールド部分のうち、鉄心よりも回路基板側に位置する部
分に対応する長さにすればよい。
【0011】第2のスペース内に配置された1以上のパ
ッドは、一つの第2のパッドから構成できる。この場
合、第2のパッドは、軸受支持用筒部に嵌合される筒部
と、径方向外側に延びる板状セクションとを有している
ように構成すればよい。このようにすれば、ケースの軸
受支持用筒部に筒部を嵌合されるだけで第2のスペース
内の略全体に亘って第2のパッドを配置することがで
き、退け防止の効果を簡単な形状のパッドで高めること
ができる。また、ケースの板状部と対向する回路基板の
裏面上に複数の電子部品の一部の電子部品を実装する場
合には、第2のパッドを配置しやすいように、第2のパ
ッドの板状セクションに形状及び寸法が大きな電子部品
が貫通する1以上の貫通孔を形成すればよい。
【0012】絶縁樹脂は、種々の材料を用いることがで
きるが、ウレタン樹脂を用いれば、硬化時間が早く且つ
安価に防水効果が得られる利点がある。
【0013】本発明の防水型ブラシレスファンモータの
樹脂モールド方法は、まず、固定子と回路基板とが組み
合わされた固定子組立体と、軸受支持用筒部と,軸受支
持用筒部の端部から軸受支持用筒部の中心線と直交する
方向に延びる板状部と,板状部の外側端部から軸受支持
用筒部に沿って軸受支持用筒部の中心線方向に延びる外
側筒部とを有するケースと、筒体と,筒体の一方の開口
部を閉塞し軸受支持用筒部と係合可能な係合部を備えた
閉塞壁とを有し,ケースに固定された状態で筒体の他方
の開口部がケースの板状部及び外側筒部に閉塞される成
形型と、成形型に取り付けられて,成形型がケースに固
定される際に内周端面が外側筒部の外周面に接触して成
形型の筒体の中心線と軸受支持用筒部の中心線とを一致
させる樹脂製の環状部材とを用意する。そして、固定子
組立体をケースの軸受支持用筒部に取り付ける。次に、
軸受支持用筒部と係合部とを係合させ、環状部材の内周
端面をケースの外側筒部の外周面に密着させて、環状部
材を取り付けた成形型を前記ケースに取り付ける。次
に、成形型及び環状部材をケースに固定する。そして、
成形型内に絶縁樹脂を注入して、板状部と軸受支持用筒
部との間の空間部分を、固定子及び回路基板を内部に含
むように絶縁樹脂によりモールドする。本発明の樹脂モ
ールド方法によれば、樹脂製の環状部材により、成形型
とケースの外側筒部との間をシールでき、しかも、成形
型の筒体の中心線と軸受支持用筒部の中心線とを一致さ
せて絶縁樹脂をモールドできる。そのため、成形型の筒
体の中心線と軸受支持用筒部の中心線とがずれて、絶縁
樹脂が回転子に接触するのを防止することができる。
【0014】この場合、固定子と回路基板との間に形成
された第1のスペース内及び回路基板とケースの板状部
との間に形成された第2のスペース内の少なくとも一方
に、電気絶縁材料により成形されて対応するスペースの
主要部を埋める1以上のパッドを配置してモールドを行
えばよい。
【0015】また、モールドは、低真空状態で樹脂を注
入して行うのが好ましい。このようにすれば、気泡を巻
き込まずにモールドができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1は本実施の形態の防水
型ブラシレスファンモータの半部断面図である。本図に
示すように、本例の防水型ブラシレスファンモータは、
固定子1と回路基板3と回転子5とケース7とを有して
いる。固定子1は、複数枚の鋼板が積層されて構成され
た鉄心9を備えている。鉄心9は、周方向に並ぶ複数の
突極部9aを有している。そして、この鉄心9の各突極
部9aに巻線11が巻装されて固定子1が構成されてい
る。これら複数の突極部9aは、巻線11が励磁されて
固定子磁極として機能する。従って、各突極部9aの先
端は固定子磁極の磁極面9bとなる。
【0017】回路基板3は、固定子1に固定されてお
り、後述するケース7の板状部7cと対向する回路基板
3の裏面上には、固定子1の複数の固定子磁極の一部を
構成する巻線11に流す電流を制御するための制御回路
を構成する複数の電子部品13…が実装されている。回
路基板3上の制御回路と巻線11とは、回路基板3のス
ルーホールに通されて回路基板3上の電極に半田付けさ
れた端子ピン15に巻線11のリード線が巻き付けられ
て、電気的に接続されている。
【0018】回転子5は、回転子側ケース17及び回転
軸23を備えている。回転子側ケース17は導磁性材料
からなるカップ部材17aと、このカップ部材の外側に
嵌合されたブレード取付用ハブ17bとから構成されて
いる。カップ部材17aは、内周部に永久磁石からなる
複数の回転子磁極19が周方向に並ぶように固定された
筒状部17cとこの筒状部17cの一端を塞ぐ底壁部1
7dとから構成されている。底壁部17dの中心には、
後に説明するブッシュ25が嵌合される貫通孔17eが
形成されている。ブレード取付用ハブ17bは、外周部
に複数枚のブレード21が固定された筒状部17fとこ
の筒状部17fの一端を塞ぐ底壁部17gとから構成さ
れている。底壁部17gの中央部には、回転軸23に回
転子側ケース17を固定するためのブッシュ25が固定
されている。
【0019】ケース7は、回転子5の回転軸23を回転
自在に支持する2つの軸受27,29が内部に収納され
た軸受支持用筒部7aと、回転子5の複数枚のブレード
21の外周を囲む筒状のフレーム部7bと、軸受支持用
筒部7aに連結される板状部7cと、板状部7cの外側
端部から軸受支持用筒部7aに沿って軸受支持用筒部7
aの中心線方向に延びる外側筒部7dと、板状部7c及
び外側筒部7dとフレーム部7bとを連結する複数本の
ウエブ7e…とを有しており、樹脂により一体成形され
ている。板状部7cは、回路基板3と所定の間隔を隔て
た状態で軸受支持用筒部7aの端部から軸受支持用筒部
7aの中心線と直交する方向に延びている。複数本のウ
エブ7e…は、周方向に間隔を開けて配置されており、
これら複数本のウエブ7eのうちの1本のウエブには、
回路基板3の制御回路に接続されて延びる複数本のリー
ド線を収納してフレーム部7b側に案内するリード線収
納溝が形成されている。
【0020】ケース7の軸受支持用筒部7a上には、固
定子1及び回路基板3を内部に含むように、ウレタン樹
脂からなる絶縁樹脂により形成されたモールド部31
(図示を容易にするために、絶縁樹脂は透明なものと
し、モールド部31の表面の輪郭を破線で示してあ
る。)が形成されている。このモールド部31は、固定
子1を含む第1のモールド部分31aと回路基板3を含
む第2のモールド部分31bとから構成されている。第
2のモールド部分31bは、第1のモールド部分31a
との間に段部31cが形成される形状及び寸法を有して
いる。この段部31cに所定の間隔を隔てて隣接する部
分には、回転子5の回転子側ケース17及び回転子磁極
19の端部が配置されている。そして、第1のモールド
部分31aが埋められる固定子1と回路基板3との間の
第1のスペース内には、第1のスペースの主要部を埋め
る第1のパッド33が配置されており、第2のモールド
部分31bが埋められる回路基板3とケース7の板状部
7cとの間の第2のスペース内には、第2のスペースの
主要部を埋める第2のパッド35が配置されている。第
1のパッド33及び第2のパッド35は、共にPBTの
樹脂からなる電気絶縁材料により成形されており、その
形状及び寸法は、モールド時における絶縁樹脂の膨張及
び収縮によりモールド部31の外面部にクラックが発生
するのを抑制するように定められている。
【0021】第1のパッド33は、図2(A)〜(C)
に示すように、ケース7の軸受支持用筒部7aにインシ
ュレータ2(図1)を介して嵌合される筒部33aと、
筒部33aの中心線方向のほぼ中央から径方向外側に延
びる板状セクション33bとを有している。板状セクシ
ョン33bには、複数のスリット33c…が形成されて
おり、これらのスリット33c…には、複数の突極部9
aに装着された複数の巻線11の一部がそれぞれ嵌って
いる。また、板状セクション33bの径方向外側に位置
する端部には、軸受支持用筒部7aの周方向と軸受支持
用筒部7aの中心線方向の両方向に延びて、複数の突極
部9aの磁極面9bに沿って湾曲する曲面を有する複数
の曲面延長部33dが一体に形成されている。複数の曲
面延長部33dには、曲面延長部33dと板状セクショ
ン33bと筒部33aとで囲まれる領域にも、モールド
時の絶縁樹脂が流入し易くなるように、板状セクション
33bの端部の周方向の半部に亘って切欠部33eがそ
れぞれ形成されている。また、曲面延長部33dの中心
線方向の長さ(幅寸法)は、回転子5と対向する第1の
モールド部分31aのうち、鉄心9よりも回路基板3側
に位置する部分に実質的に対応する長さに設定されてい
る。これにより、図1に示すように、曲面延長部33d
の上に絶縁樹脂が薄くモールドされて、絶縁樹脂の膨張
及び収縮により第1のモールド部分31aと第2のモー
ルド部分31bとの境界部Bに発生するクラックを有効
に防ぐことができる。
【0022】第2のパッド35は、図3(A)及び
(B)に示すように、ケース7の軸受支持用筒部7aに
嵌合される筒部35aと、筒部35aの一端から径方向
外側に延びる板状セクション35bとを一体に有してい
る。この第2のパッド35は、筒部35aの他端側が回
路基板3と対向して板状セクション35bと回路基板3
との間に空隙が形成されるように配置されている。板状
セクション35bは、円弦部35cを有する円形に近い
形状を有しており、回路基板3に実装された電子部品の
うち形状及び寸法が大きな電子部品が貫通する3つの貫
通孔35d…が形成されている。また、板状セクション
35bの回路基板3とは反対側に位置する縁部には、丸
み部35eが形成されている。
【0023】次に本例の防水型ブラシレスファンモータ
の樹脂モールド方法について説明する。まず、固定子1
と回路基板3と第1のパッド33とを組み合わせて固定
子組立体を組み立てる。また、成形型41と環状部材4
3と固定用治具45とを用意する(図5参照)。成形型
41は、図4に示すように、筒体41aと、筒体41a
の一方の開口部を閉塞しケース7の軸受支持用筒部7a
と係合可能な係合部41bを備えた閉塞壁41cとを有
している。なお、筒体41aの環状端面41dには図示
しない3つの螺子孔が周方向に等間隔で形成されてい
る。環状部材43は、樹脂により成形されており、成形
型41の螺子孔に対応する位置に3つの貫通孔が形成さ
れている。環状部材43は、成形型41の環状端面41
dに取り付け可能になっている。図5に示すように、環
状部材43は、成形型41がケース7に固定される際に
内周端面43aがケース7の外側筒部7dの外周面7f
に接触して成形型41の筒体41aの中心線L1と軸受
支持用筒部7aの中心線L2とを一致させる形状及び寸
法を有している。固定用治具45は、成形型41及び環
状部材43をケース7に対して固定する。固定用治具4
5は、成形型41の3つの螺子孔に対応する3つの貫通
孔を有している。以下、樹脂モールド方法をより具体的
に説明する。まず、図5に示すように、第2のパッド3
5及び固定子組立体をケース7の軸受支持用筒部7aに
嵌合する。次に、環状部材43を成形型41に取り付け
る。次に、軸受支持用筒部7aと係合部41bとを係合
させて、環状部材43の内周端面43aをケース7の外
側筒部7dの外周面7fに密着させて、成形型41をケ
ース7に取り付ける。
【0024】次に、固定用治具45を用いて成形型41
及び環状部材43をケース7に固定する。具体的には、
成形型41の3つの螺子孔と環状部材43の3つの貫通
孔と固定用治具45の3つの貫通孔とを整合させて、螺
子47…を固定用治具45及び環状部材43のそれぞれ
の貫通孔を貫通させて成形型41の螺子孔にそれぞれ螺
合させて固定する。
【0025】次に、成形型41内にウレタン樹脂からな
る絶縁樹脂を低真空状態で注入して、板状部7cと軸受
支持用筒部7aとの間の空間部分を、固定子1及び回路
基板3を内部に含むように絶縁樹脂によりモールドして
防水型ブラシレスファンモータの樹脂モールドを完了す
る。本例のように樹脂モールドすれば、樹脂製の環状部
材43により、成形型41とケース7の外側筒部7dと
の間をシールでき、しかも、成形型41の筒体41aの
中心線L1と軸受支持用筒部7aの中心線L2とを一致
させて絶縁樹脂をモールドできる。そのため、成形型4
1の筒体41aの中心線と軸受支持用筒部7aの中心線
とがずれて、絶縁樹脂が回転子5に接触するのを防止す
ることができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、固定子と回路基板との
間の第1のスペース及び回路基板とケースの板状部との
間の第2のスペースの少なくとも一方のスペース内にパ
ッドを配置するので、モールド部の厚み寸法を小さくす
ることができる。そのため、絶縁樹脂が硬化する際の退
けを小さくできる。また、パッドによりモールド部の絶
縁樹脂部分の厚み寸法の偏りを小さくすることができ
る。そのため、周囲温度の変化による絶縁樹脂の膨張及
び収縮の量を小さくして、モールド部の外面部にクラッ
クが発生するのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の防水型ブラシレスファン
モータの半部断面図である。
【図2】(A)〜(C)は、図1の防水型ブラシレスフ
ァンモータに用いる第1のパッドの平面図,側面図及び
断面図である。
【図3】(A)及び(B)は、図1の防水型ブラシレス
ファンモータに用いる第2のパッドの平面図及び部分断
面図である。
【図4】本発明の実施の形態の防水型ブラシレスファン
モータの製造方法における樹脂モールド方法を説明する
ために用いる図である。
【図5】本発明の実施の形態の防水型ブラシレスファン
モータの製造方法における樹脂モールド方法を説明する
ために用いる図である。
【符号の説明】
1 固定子 3 回路基板 5 回転子 7 ケース 7a 軸受支持用筒部 7c 板状部 9a 突極部 9b 磁極面 11 巻線 13 電子部品 31 モールド部 31a 第1のモールド部分 31b 第2のモールド部分 31c 段部 33 第1のパッド 33a 筒部 33b 板状セクション 33c スリット 33d 曲面延長部 35 第2のパッド 35a 筒部 35b 板状セクション 41 成形型 43 環状部材
フロントページの続き (72)発明者 川上 治 東京都豊島区北大塚一丁目15番1号 山洋 電気株式会社内 Fターム(参考) 5H019 BB03 BB15 GG01 5H605 AA02 BB05 BB10 CC08 DD03 DD16 EC20 FF06 GG14 GG18

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の鋼板が積層されて構成され且つ
    複数の突極部を有する鉄心の前記突極部に巻線が巻装さ
    れてなる複数の固定子磁極を備えた固定子と、 前記複数の突極部と所定の間隔を隔てて前記固定子に固
    定されて前記巻線に流す電流を制御するための制御回路
    を構成する複数の電子部品が実装された回路基板と、 永久磁石からなる複数の回転子磁極を内周側に備え且つ
    外周側に複数のブレードを備えた回転子と、 前記回転子の回転軸を回転自在に支持する軸受が内部に
    収納される軸受支持用筒部、前記回転子の前記ブレード
    の外周を囲む筒状のフレーム部、前記回路基板と所定の
    間隔を隔てた状態で前記軸受支持用筒部の端部から前記
    軸受支持用筒部の中心線と直交する方向に延びる板状
    部、及び前記板状部と前記フレーム部とを連結する複数
    本のウエブを備えてなるケースと、 前記固定子と前記回路基板との間の第1のスペース及び
    前記回路基板と前記ケースの前記板状部との間の第2の
    スペースの少なくとも一方のスペース内に配置され、電
    気絶縁材料により成形されて対応する前記スペースの主
    要部を埋める1以上のパッドと、 前記固定子、前記回路基板及び前記1以上のパッドを内
    部に含むように絶縁樹脂により形成されたモールド部と
    を備えている防水型ブラシレスファンモータ。
  2. 【請求項2】 前記第1のスペース内には、前記絶縁樹
    脂の膨張及び収縮により前記モールド部の外面部にクラ
    ックが発生するのを防止する前記1以上のパッドが配置
    されていることを特徴とする請求項1に記載の防水型ブ
    ラシレスファンモータ。
  3. 【請求項3】 前記モールド部は前記固定子を含む第1
    のモールド部分と前記回路基板を含み且つ前記第1のモ
    ールド部分との間に段部が形成される形状及び寸法を有
    する第2のモールド部分とから構成され、 前記第1のスペース内に配置された前記1以上のパッド
    の形状及び寸法が、前記絶縁樹脂の膨張及び収縮により
    前記第1のモールド部分と前記第2のモールド部分との
    境界部にクラックが発生するのを抑制するように定めら
    れていることを特徴とする請求項1に記載の防水型ブラ
    シレスファンモータ。
  4. 【請求項4】 前記第1のスペース内に配置された前記
    1以上のパッドは、一つの第1のパッドからなり、 前記第1のパッドは、前記軸受支持用筒部に嵌合される
    筒部と、前記筒部から径方向外側に延びる板状セクショ
    ンとを備え、前記板状セクションには前記複数の固定子
    磁極の前記巻線の一部が嵌る複数のスリットが形成され
    ている請求項1に記載の防水型ブラシレスファンモー
    タ。
  5. 【請求項5】 前記板状セクションの前記径方向外側に
    位置する端部には、前記軸受支持用筒部の周方向と前記
    軸受支持用筒部の中心線方向の両方向に延びて、前記複
    数の突極部の磁極面に沿って湾曲する曲面を有する1以
    上の曲面延長部が一体に形成されている請求項4に記載
    の防水型ブラシレスファンモータ。
  6. 【請求項6】 前記曲面延長部の前記中心線方向の長さ
    は、前記回転子と対向する前記第1のモールド部分のう
    ち、前記鉄心よりも前記回路基板側に位置する部分に対
    応する長さであることを特徴とする請求項5に記載の防
    水型ブラシレスファンモータ。
  7. 【請求項7】 前記第2のスペース内に配置された前記
    1以上のパッドは、一つの第2のパッドからなり、 前記第2のパッドは、前記軸受支持用筒部に嵌合される
    筒部と、前記径方向外側に延びる板状セクションとを有
    していることを特徴とする請求項1に記載の防水型ブラ
    シレスファンモータ。
  8. 【請求項8】 前記ケースの前記板状部と対向する前記
    回路基板の裏面上には、前記複数の電子部品の一部の電
    子部品が実装されており、 前記第2のパッドの前記板状セクションには、前記一部
    の電子部品のうち形状及び寸法が大きな電子部品が貫通
    する1以上の貫通孔が形成されている請求項7に記載の
    防水型ブラシレスファンモータ。
  9. 【請求項9】 前記絶縁樹脂がウレタン樹脂からなるこ
    とを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の防
    水型ブラシレスファンモータ。
  10. 【請求項10】 固定子と回路基板とが組み合わされた
    固定子組立体と、 軸受支持用筒部と、前記軸受支持用筒部の端部から前記
    軸受支持用筒部の中心線と直交する方向に延びる板状部
    と、前記板状部の外側端部から前記軸受支持用筒部に沿
    って前記軸受支持用筒部の中心線方向に延びる外側筒部
    とを有するケースと、 筒体と、前記筒体の一方の開口部を閉塞し前記軸受支持
    用筒部と係合可能な係合部を備えた閉塞壁とを有し、前
    記ケースに固定された状態で前記筒体の他方の開口部が
    前記ケースの前記板状部及び前記外側筒部に閉塞される
    成形型と、 前記成形型に取り付けられて、前記成形型が前記ケース
    に固定される際に内周端面が前記外側筒部の外周面に接
    触して前記成形型の前記筒体の中心線と前記軸受支持用
    筒部の中心線とを一致させる樹脂製の環状部材とを用意
    し、 前記固定子組立体を前記ケースの前記軸受支持用筒部に
    取り付け、 前記軸受支持用筒部と前記係合部とを係合させ、前記環
    状部材の前記内周端面を前記ケースの前記外側筒部の前
    記外周面に密着させて、前記環状部材を取り付けた前記
    成形型を前記ケースに取り付け、 前記成形型及び前記環状部材をケースに固定し、 前記成形型内に絶縁樹脂を注入して、前記板状部と前記
    軸受支持用筒部との間の空間部分を、前記固定子及び前
    記回路基板を内部に含むように絶縁樹脂によりモールド
    する防水型ブラシレスファンモータの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記固定子と前記回路基板との間に形
    成された第1のスペース内及び前記回路基板と前記ケー
    スの前記板状部との間に形成された第2のスペース内の
    少なくとも一方に、電気絶縁材料により成形されて対応
    する前記スペースの主要部を埋める1以上のパッドを配
    置して前記モールドを行う請求項10に記載の防水型ブ
    ラシレスファンモータの製造方法。
  12. 【請求項12】 前記モールドは、低真空状態で樹脂を
    注入して行う請求項10に記載の防水型ブラシレスファ
    ンモータの製造方法。
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