JP2020101081A - 制振装置及びこれを備えた建物 - Google Patents

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Yasushi Watanabe
泰志 渡辺
田中 鉄也
Tetsuya Tanaka
鉄也 田中
伸也 牛坂
Shinya Ushizaka
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【課題】占有空間を極力小さくすることができるとともに、多方向での固有周期調整が容易に行え、建物の他方向の応答を低減させることを可能にする制振装置及びこれを備えた建物を提供する。【解決手段】積層ゴム体(水平バネ要素)1、2を備えた複数の制振柱3と、複数の制振柱3の積層ゴム体1、2よりも上方に連結して架設された連結梁4、5と、連結梁4、5に支持されて連結梁4、5上に設置された錘体15と、一端を建物Aに、他端を連結梁4(もしくは連結梁5)に接続して配設されたオイルダンパー及び/又は回転慣性質量ダンパー6とを備えて制振装置Bを構成する。【選択図】図3

Description

本発明は、制振装置及びこれを備えた建物に関する。
従来、マンションやオフィスビルなどの多層構造の建物では、建物内に設置した制振ダンパーによって、地震時に作用した地震エネルギー(振動エネルギー)を吸収して減衰させ、建物の応答を低減させるようにしている。また、このような制振ダンパーには、鋼材等の降伏耐力やすべり材の摩擦抵抗を利用した履歴系ダンパー、粘性体の粘性抵抗を利用したオイルダンパーなどの粘性系ダンパー、粘弾性体のせん断抵抗を利用した粘弾性系ダンパーが多用されている。
一方、TMD(Tuned Mass Damper)と称する制振装置を建物の頂部側(屋上など)に設置し、建物の地震時応答を低減させることも提案、実用化されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
具体的に、TMDは、例えば、付帯フレームに振り子(錘体(重錘))を取り付け、錘体が往復振動する1自由度振動系として構成されている。そして、建物の1次固有周期と同調させて、建物の振動と逆方向に錘体を振動させることにより、すなわち、錘体が振動することによる慣性抵抗力(慣性質量効果)を利用することにより、建物に作用した地震エネルギーを減衰させ、建物の応答を低減させることができる。
特開2000−18323号公報 特開2011−220511号公報
しかしながら、上記従来のTMDを制振装置として超高層建物の屋上などに設置するような場合には、広いスペースを屋上に確保する必要がある上、付帯フレームの構築等が困難になることも考えられる。また、2方向で異なる固有周期を有する建物に適用する場合には、振り子の長さを合理的に変えることができるようにしたり、各方向で異なる長さの振り子が必要になるなど、制振システムとして非常に煩雑なものになってしまう。
本発明は、上記事情に鑑み、占有空間を極力小さくすることができるとともに、多方向での固有周期調整が容易に行え、建物の多方向の応答を低減させることを可能にする制振装置及びこれを備えた建物を提供することを目的とする。
上記の目的を達するために、この発明は以下の手段を提供している。
本発明の制振装置は、建物に設置され、前記建物に作用した振動エネルギーを減衰させる制振装置であって、水平バネ要素を備えた複数の制振柱と、前記複数の制振柱の前記水平バネ要素よりも上方に連結して架設された連結梁と、前記連結梁に支持されて前記連結梁上に設置された錘体と、一端を前記建物に、他端を前記連結梁に接続して配設されたオイルダンパー及び/又は回転慣性質量ダンパーとを備えて構成されていることを特徴とする。
また、本発明の制振装置においては、前記オイルダンパー及び/又は前記回転慣性質量ダンパーで付加質量を与え、少なくとも水平で直交する2方向の周期調整を行うように構成されていることが望ましい。
さらに、本発明の制振装置においては、前記制振柱が複数の水平バネ要素を上下方向に並設して構成されていることがより望ましい。
また、本発明の制振装置においては、前記制振柱が前記リニアスライダーを備えて構成されていてもよい。
本発明の建物は、上記のいずれかの制振装置を頂部側に設置して構成されていることを特徴とする。
本発明の制振装置においては、水平の多方向の振動に対して減衰効果を発揮する積層ゴム体などの水平バネ要素を備えて制振柱が構成され、複数の制振柱に1つの錘体を連結梁を介して支持させて構成されているため、地震時に建物に作用した振動エネルギーを吸収して、建物の少なくとも水平の2方向の応答を低減させることができる。
また、減衰を与えるためのオイルダンパー及び/又は回転慣性質量ダンパーを備えることにより、TMDとしての適切な減衰効果を発揮させることが可能になるとともに、これらオイルダンパー及び/又は回転慣性質量ダンパーによって付加質量を与え、少なくとも水平の2方向の周期調整を行うことができる。
これにより、実質量をほとんど増加させることなく周期調整ができ、2方向の異なった固有周期を有する超高層ビルなどの建物に対してもその固有周期に柔軟に対応し、確実且つ効果的に地震時の応答を低減させることが可能になる。
さらに、個々の部材数も少なく、コンパクトに構成することが可能になるとともに、組み立ても容易で、且つ錘体等の各部材を分割して運搬することができ、従来と比較して施工性を大幅に向上させることも可能である。
よって、本実施形態の制振装置によれば、制振装置の占有空間を極力小さくすることができるとともに、多方向での固有周期調整が容易に行え、建物の多方向の応答を低減させることが可能になる。
また、本実施形態の建物においては、上記の制振装置を備えていることにより、上記の制振装置の作用効果を確実に得ることができる。
本発明の第1実施形態に係る制振装置を備えた建物を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る建物に設置した状態の制振装置を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る制振装置を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る制振装置の変更例を示す斜視図である。 本発明の第1実施形態に係る制振装置の変更例を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る制振装置を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る制振装置のリニアスライダーの一例を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る制振装置のリニアスライダーの一例を示す図((a)平面図、(b)側面図)である。
以下、図1及び図3を参照し、本発明の第1実施形態に係る制振装置及びこれを備えた建物について説明する。
はじめに、本実施形態の建物Aは、図1及び図2に示すように、超高層部ビルなどの多層構造の建物であり、その頂部(屋上)に制振装置Bを設置して構成されている。なお、本発明に係る建物は、制振装置Bが建物の頂部側(上層部)に設置されていればよく、必ずしも屋上に設置されていなくてもよい。
そして、本実施形態の制振装置Bは、図3に示すように、積層ゴム体(水平バネ要素)1、2を備えた複数の制振柱3と、複数の制振柱3の積層ゴム体1、2よりも上方に連結して架設された連結梁4、5と、連結梁4、5に支持されて連結梁4、5上に設置された錘体15と、一端を建物Aに、他端を連結梁5に接続して配設されたオイルダンパー及び/又は回転慣性質量ダンパー6とを備えて構成されている。
なお、本実施形態では、水平バネ要素が積層ゴム体1、2であるものとして説明を行うが、本発明に係る水平バネ要素は水平の多方向の振動に対して減衰効果を発揮することが可能であれば、例えばバネ部材など、他の水平バネ要素であってもよい。
また、積層ゴム体1、2は、一般に免震建物などで使用される積層ゴムと同様に構成したものであり、例えばゴムと鋼板を上下方向に交互に重ね合せるようにして形成されている。そして、本実施形態では、4本の制振柱3が所定位置に立設されており、各制振柱3が、下方側に第1積層ゴム体1、この第1積層ゴム体1上に鋼製の第1連結構造体7、連結構造体7上に第2積層ゴム体2、第2積層ゴム体2上に鋼製の第2連結構造体8を配置し、これら第1積層ゴム体1、第1連結構造体7、第2積層ゴム体2、第2連結構造体8を上下方向に一体に並設して形成されている。すなわち、本実施形態の制振柱3は、複数の積層ゴム体1、2を上下方向に並設して構成されている。
さらに、本実施形態の制振装置Bは、隣り合う制振柱3の第1連結構造体7に一端、他端を連結してH形鋼やI形鋼などの連結梁5が架設されている。また、4本の制振柱3にそれぞれ連結梁5を架設することにより、方形状の第1鉄骨フレーム9が形成されている。
さらに、隣り合う制振柱3の第2連結構造体8に一端、他端を連結してH形鋼やI形鋼などの連結梁4が架設され、これら4本の制振柱3にそれぞれ連結梁4を架設することにより、方形状の第2鉄骨フレーム10が形成されている。
そして、第2鉄骨フレーム10上(及び第1鉄骨フレーム9上)に方形盤状の錘体15が設置され、第2鉄骨フレーム(及び第1鉄骨フレーム9)を介して4本の制振柱3によって錘体15が支持されている。
さらに、本実施形態では、第1鉄骨フレーム9の各連結梁5に上端を接続して下方に鉄骨が延設され、この鉄骨からなる制振装置側連結部11に一端を、建物Aの屋上に一体形成されたコンクリートブロックなどの建物側連結部12に他端をそれぞれ接続して、オイルダンパー及び/又は回転慣性質量ダンパー6が設置されている。
また、オイルダンパー及び/又は回転慣性質量ダンパー6は、第1鉄骨フレーム9の各連結梁5、すなわち方形枠状の第1鉄骨フレーム9の各辺に沿うように、且つダンパー軸を横方向(水平方向)に配し、4台配設されている。さらに、本実施形態では、オイルダンパー及び/又は回転慣性質量ダンパー6によって、付加質量を与え、少なくとも水平の2方向(直交する水平方向のX方向とY方向)の周期調整を行うように構成されている。
そして、上記構成からなる本実施形態の制振装置B(及びこれを備えた建物A)においては、水平の多方向の振動に対して減衰効果を発揮する積層ゴム体1、2を備えて制振柱3が構成され、この積層ゴム体1、2を備えた複数の制振柱3に錘体15を支持させて構成されているため、地震時に建物に作用した振動エネルギーを積層ゴム体1、2で吸収し、建物Aの少なくとも水平の2方向の応答を低減させることができる。
また、制振柱3が複数の積層ゴム体1、2を並設して(積み上げて)構成されていることで、これら複数の積層ゴム体1、2による振動エネルギーの減衰効果が相乗的に発揮され、より確実に建物Aの応答を低減させることが可能になる。
さらに、本実施形態の制振装置Bにおいては、減衰を与えるためのオイルダンパー及び/又は回転慣性質量ダンパー6を備えることにより、TMDとしての適切な減衰効果を発揮させることが可能になるとともに、これらオイルダンパー及び/又は回転慣性質量ダンパー6によって付加質量を与え、少なくとも水平の2方向の周期調整を行うことができる。
これにより、実質量をほとんど増加させることなく周期調整ができ、2方向の異なった固有周期を有する超高層ビルなどの建物Aに対してもその固有周期に柔軟に対応し、確実且つ効果的に地震時の応答を低減させることが可能になる。
さらに、本実施形態の制振装置Bにおいては、個々の部材数も少なく、コンパクトに構成することが可能になるとともに、組み立ても容易で、且つ錘体15等の各部材を分割して(錘体15も分割して)運搬することができ、従来と比較して施工性を大幅に向上させることも可能である。
よって、本実施形態の制振装置B及びこれを備えた建物Aにおいては、制振装置Bの占有空間を極力小さくすることができるとともに、多方向での固有周期調整が容易に行え、建物Aの多方向の応答を低減させることが可能になる。
以上、本発明に係る制振装置及びこれを備えた建物の第1実施形態について説明したが、本発明は上記の第1実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、図4に示すように、連結梁4に下方に凹む凹部(クランク、段部)13を設け、この凹部13に錘体15を係合させて設置するように構成してもよい。この場合には、本実施形態よりも錘体15を下方に配し、さらなるコンパクト化を図ることが可能になる。
すなわち、オイルダンパー及び/又は回転質量ダンパー6を第1鉄骨フレーム9ではなく第2鉄骨フレーム10に接続するようにしてもよい。この場合においても、本実施形態と同等の作用効果を得ることが可能である。
また、オイルダンパー及び/又は回転質量ダンパー6を間接的に連結梁5(第1鉄骨フレーム9)や連結梁4(第2鉄骨フレーム10)に接続するようにしてもよい。すなわち、例えば、図5に示すように、連結梁5(4)に接続して制振装置Bの中央部側にダンパー接続用梁部(図5では十字状のダンパー接続用梁部)14を設け、このダンパー接続用梁部14にオイルダンパー及び/又は回転質量ダンパー6を接続して、制振装置Bを構成するようにしてもよい。この場合においても、勿論、本実施形態と同様の作用効果を得ることができる。また、オイルダンパー及び/又は回転質量ダンパー6が隠れ、制振装置Bの外観をよくすることができる。さらに、制振装置Bのさらなるコンパクト化を図ることも可能になり得る。
次に、図6から図8(図1、図2)を参照し、本発明の第2実施形態に係る制振装置及びこれを備えた建物について説明する。
なお、本実施形態は、第1実施形態と同様、超高層部ビルなどの多層構造の建物Aの頂部(屋上)に設置される制振装置B、及び建物Aに関するものである。よって、第1実施形態と同様の構成に対して同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
本実施形態の制振装置Bは、図6に示すように、水平バネ要素の積層ゴム体1及び水平方向に滑動して剛性を調整するリニアスライダー(剛性調整機構)20を備えた複数の制振柱3と、複数の制振柱3の積層ゴム体1及びリニアスライダー20よりも上方に連結して架設された連結梁4、5と、連結梁4、5に支持されて連結梁4、5上に設置された錘体15と、一端を建物Aに、他端を連結梁5に接続して配設されたオイルダンパー及び/又は回転慣性質量ダンパー6とを備えて構成されている。
また、本実施形態では、4本の制振柱3のうち、中心を挟んで対称位置に配置された2本の制振柱3が積層ゴム体1を上下に並設して構成され、他の2本の制振柱3がリニアスライダー20を上下に並設して構成されている。
なお、積層ゴム体1を備えてなる制振柱3とリニアスライダー20を備えてなる制振柱3の比率は2:2に限らず、1:3、3:1であってもよい。
一方、リニアスライダー20は、水平のX方向及びX方向に直交する水平のY方向、ひいては水平の各方向にスライド移動自在に構成されている。
具体的に、リニアスライダー25について一例を挙げて説明する。
本実施形態のリニアスライダー25は、図7及び図8に示すように、上フランジプレート21に一体に設けられ、水平のX方向に延設された上レール22と、下フランジプレート23に一体に設けられ、水平のY方向に延設された下レール24と、上レール22と下レール24の間に介装され、上レール22と下レール24をX方向、Y方向に滑動自在(スライド移動可能)に支持/保持するベリング25を備えた滑動子26とを備えて構成されている。
そして、上記構成からなる本実施形態の制振装置B(及びこれを備えた建物A)においては、水平の多方向の振動に対して減衰効果を発揮する積層ゴム体1、あるいは水平の各方向にスライド移動自在に上部を支持して剛性を調整するリニアスライダー20を備えて制振柱3が構成され、これら積層ゴム体1、リニアスライダー25を備えた各制振柱3に錘体15を支持させて構成されている。このため、リニアスライダー20によって制振柱3の剛性を調整することができ、地震時に建物Aに作用した振動エネルギーを積層ゴム体1で効果的に吸収し、建物Aの少なくとも水平の2方向の応答を低減させることができる。
さらに、本実施形態の制振装置Bにおいては、減衰を与えるためのオイルダンパー及び/又は回転慣性質量ダンパー6を備えることにより、TMDとしての適切な減衰効果を発揮させることが可能になるとともに、これらオイルダンパー及び/又は回転慣性質量ダンパー6によって付加質量を与え、少なくとも水平の2方向の周期調整を行うことができる。
これにより、実質量をほとんど増加させることなく周期調整ができ、2方向の異なった固有周期を有する超高層ビルなどの建物Aに対してもその固有周期に柔軟に対応し、確実且つ効果的に地震時の応答を低減させることが可能になる。
また、本実施形態では、リニアスライダー20によって制振柱3の剛性を調整できることからオイルダンパー及び/又は回転慣性質量ダンパー6の性能をより確実且つ効果的に発揮させることができる。
さらに、本実施形態の制振装置Bにおいては、個々の部材数も少なく、コンパクトに構成することが可能になるとともに、組み立ても容易で、且つ錘体15等の各部材を分割して(錘体15も分割して)運搬することができ、従来と比較して施工性を大幅に向上させることも可能である。
よって、本実施形態の制振装置B及びこれを備えた建物Aにおいては、制振装置Bの占有空間を極力小さくすることができるとともに、多方向での固有周期調整が容易に行え、建物Aの多方向の応答を低減させることが可能になる。
以上、本発明に係る制振装置及びこれを備えた建物の第2実施形態について説明したが、本発明は上記の第2実施形態に限定されるものではなく、第1実施形態の変更例を含め、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
1 積層ゴム体(水平バネ要素)
2 積層ゴム体(水平バネ要素)
3 制振柱
4 連結梁
5 連結梁
6 オイルダンパー又は回転慣性質量ダンパー
7 第1連結構造体
8 第2連結構造体
9 第1鉄骨フレーム
10 第2鉄骨フレーム
11 制振装置側連結部
12 建物側連結部
13 凹部(クランク、段部)
14 ダンパー接続用梁部
15 錘体
20 リニアスライダー
21 上フランジプレート
22 上レール
23 下フランジプレート
24 下レール
25 ベアリング
26 滑動子
A 建物
B 制振装置
本発明の制振装置は、建物に設置され、前記建物に作用した振動エネルギーを減衰させる制振装置であって、水平バネ要素を備えた複数の制振柱と、前記複数の制振柱の前記水平バネ要素よりも上方に連結して架設された連結梁と、前記連結梁に支持されて前記連結梁上に設置された錘体と、一端を前記建物に、他端を前記連結梁に接続して配設された回転慣性質量ダンパーを備えて構成されていることを特徴とする。
また、本発明の制振装置においては、前記建物と前記連結梁との間に、前記回転慣性質量ダンパーに加えてオイルダンパーが配設されていてもよい。
また、本発明の制振装置においては、前記回転慣性質量ダンパーで付加質量を与え、少なくとも水平で直交する2方向の周期調整を行うように構成されていることが望ましい。

Claims (5)

  1. 建物に設置され、前記建物に作用した振動エネルギーを減衰させる制振装置であって、
    水平バネ要素を備えた複数の制振柱と、
    前記複数の制振柱の前記水平バネ要素よりも上方に連結して架設された連結梁と、
    前記連結梁に支持されて前記連結梁上に設置された錘体と、
    一端を前記建物に、他端を前記連結梁に接続して配設されたオイルダンパー及び/又は回転慣性質量ダンパーとを備えて構成されていることを特徴とする制振装置。
  2. 請求項1記載の制振装置において、
    前記オイルダンパー及び/又は前記回転慣性質量ダンパーで付加質量を与え、少なくとも水平で直交する2方向の周期調整を行うように構成されていることを特徴とする制振装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の制振装置において、
    前記制振柱が複数の水平バネ要素を上下方向に並設して構成されていることを特徴とする制振装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の制振装置において、
    前記制振柱が前記リニアスライダーを備えて構成されていることを特徴とする制振装置。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の制振装置を頂部側に設置して構成されていることを特徴とする建物。
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