JP2020098980A - 画像読取装置、画像読取方法および画像読取システム - Google Patents
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Abstract
【課題】読取処理の条件設定を、ユーザーの負担が少なくかつ正確にできるようにする。【解決手段】画像読取装置は、原稿を搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送される前記原稿を読み取る読取部と、前記読取部よりも前記搬送の上流に位置し、前記原稿と前記原稿の読取処理の条件を設定するための設定情報を有する設定シートとを載置可能な媒体載置部と、前記媒体載置部に配設され、前記媒体載置部に載置された前記設定シートから前記設定情報を検出可能な検出部と、前記読取処理を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記検出部により検出された前記設定情報に基づいて前記読取処理の条件を設定し、前記設定した条件の下で前記読取部による前記原稿の読み取りを含む前記読取処理を実行する。【選択図】図5
Description
本発明は、画像読取装置、画像読取方法および画像読取システムに関する。
原稿の画像を読み取る画像読取部と、前記原稿に付されるマークの複数の組合せを予め記憶し、前記画像読取部で読み取った画像から前記原稿に付されたマークを検出すると共に、検出したマークが何れの組合せに相当するかを判定するマーク検出部と、少なくとも1つのジョブの実行パターンを予め記憶すると共に、前記マークの組合せと各実行パターンとを関連付けて予め記憶し、前記マーク検出部で検出された前記マークの組合せに関連付けられた前記実行パターンを検索し、検索された前記実行パターンを実行対象ジョブとして設定するジョブ設定部と、を備える画像読取装置が知られている(特許文献1参照)。
しかしながら前記文献の技術は、画像読取部で原稿を読み取って生成した画像データからパターンマッチングやOCR(Optical Character Recognition)等によりマークを検出する構成である。そのため、原稿の内容を含む画像の中からマークを検出するための高度な処理が必要であったり、マークの誤認識のおそれが高かった。また、前記文献の技術においては、画像読取部による原稿の読み取りが実行された後でなければマークを検出することができない。そのため、画像読取部による原稿の読み取りを含む読取処理について条件を設定するには、ユーザーインターフェイス(UI)画面等をユーザーが予め操作して設定しておく必要があり、ユーザーにとって不便であった。
画像読取装置は、原稿を搬送する搬送部と、前記搬送部により搬送される前記原稿を読み取る読取部と、前記読取部よりも前記搬送の上流に位置し、前記原稿と前記原稿の読取処理の条件を設定するための設定情報を有する設定シートとを載置可能な媒体載置部と、前記媒体載置部に配設され、前記媒体載置部に載置された前記設定シートから前記設定情報を検出可能な検出部と、前記読取処理を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記検出部により検出された前記設定情報に基づいて前記読取処理の条件を設定し、前記設定した条件の下で前記読取部による前記原稿の読み取りを含む前記読取処理を実行する。
以下、各図を参照しながら本発明の実施形態を説明する。各図は、本実施形態を説明するための例示に過ぎない。各図は例示であるため、互いに形や比率が整合していなかったり、一部が省略されていたりする場合がある。
1.装置等の概略構成:
図1は、本実施形態にかかるシステム1の構成を簡易的に示している。システム1は、画像読取装置10およびサーバー30を含んでいる。システム1を、画像読取システムと表記してもよい。画像読取装置10とサーバー30とは、ネットワーク40を介して互いに通信可能に接続している。ネットワーク40は、例えば、LAN(Local Area Network)や公衆通信回線を含む。サーバー30は、ネットワークサーバーとして機能し得る情報処理装置である。
図1は、本実施形態にかかるシステム1の構成を簡易的に示している。システム1は、画像読取装置10およびサーバー30を含んでいる。システム1を、画像読取システムと表記してもよい。画像読取装置10とサーバー30とは、ネットワーク40を介して互いに通信可能に接続している。ネットワーク40は、例えば、LAN(Local Area Network)や公衆通信回線を含む。サーバー30は、ネットワークサーバーとして機能し得る情報処理装置である。
画像読取装置10は、原稿を読取可能なスキャナーである。画像読取装置10は、制御部11と、記憶部12と、搬送部13と、検出部14と、読取部15と、操作パネル16と、通信インターフェイス17と、を含む。インターフェイスをIFと略す。制御部11は、例えば、プロセッサーとしてのCPU11aや、ROM11bやRAM11c等のメモリーを含み、メモリーに記憶されたプログラム11eに従って画像読取装置10を制御する。制御部11は、プログラム11eに従うことにより、例えば、後述するフローチャートを実行する。プロセッサーは、一つのCPUに限られることなく、複数のCPUや、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア回路により処理を行う構成としてもよいし、CPUとハードウェア回路とが協働して処理を行う構成としてもよい。
搬送部13は、媒体を搬送の上流から下流に向けて搬送する。「媒体」とは、原稿や、設定情報を有する後述の設定シート60を含む概念である。搬送部13は、媒体の搬送用のローラーや、前記ローラーを回転させるためのモーターや、前記モーターの駆動を制御するドライバー回路等を含んでいる。
読取部15は、原稿を光学的に読み取るための機構であり、原稿を照射する光源や、受光量に応じた電荷を出力するイメージセンサーや、イメージセンサーに光を導くための光学系等を含んでいる。イメージセンサーは、第1方向に並んだ複数のセンサーチップからなる。第1方向は、搬送部13による媒体の搬送方向に対して交差する方向である。ここで言う交差とは、直交を意味するが、厳密な直交だけでなく、実際の部品取り付け精度等に起因して生じる程度の誤差を含む意味であってもよい。つまり、読取部15は、第1方向における原稿の幅をカバー可能な長さを有するラインセンサーを有する。後述の図2においては、第1方向は、図2の紙面に対して垂直な方向である。
搬送部13によって搬送される原稿は、読取部15によって読み取られる。従って、画像読取装置10は、シートフィードスキャナーに該当する。搬送部13の少なくとも一部を、ADF(Auto Document Feeder)と呼んでもよい。操作パネル16は、視覚的情報を表示するための表示部や、ユーザーからの操作を受け付けるための操作受付部等を含んでいる。操作受付部は、表示部において実現されるタッチパネルや、物理的なボタン等である。通信IF17は、画像読取装置10が公知の通信規格を含む所定の通信プロトコルに準拠して有線又は無線で外部と通信を実行するための一つまたは複数のIFの総称である。
記憶部12は、メモリーや、その他の記憶媒体により構成されている。記憶部12は、制御部11の一部であってもよい。記憶部12には、読取処理の条件を設定するための設定情報と読取処理の条件との対応関係を規定したテーブル20が記憶されている。ただし、テーブル20は、画像読取装置10の外に記憶されていてもよい。つまり、図1に例示するように、テーブル20は、画像読取装置10あるいはサーバー30のいずれか一方に記憶されていればよい。
検出部14は、画像読取装置10の媒体載置部54に配設された一つ以上のセンサーである。検出部14は、設定シート60から設定情報を検出することが可能であり、検出した設定情報を制御部11へ出力する。
画像読取装置10は、スキャナーとしての機能に加え、印刷機能やファクシミリ通信機能や電子メール送信機能等の複数機能を兼ね備えた複合機であってもよい。
画像読取装置10は、スキャナーとしての機能に加え、印刷機能やファクシミリ通信機能や電子メール送信機能等の複数機能を兼ね備えた複合機であってもよい。
図2は、搬送経路55を含む画像読取装置10の機械的構造を簡易的に示している。図2に示すように画像読取装置10は、本体部50と、本体部50の上面56を覆う蓋51とを備える。蓋51は本体部50に対して開閉可能である。本体部50と蓋51との間には、搬送部13による媒体の搬送経路55が確保されている。つまり、搬送部13は、搬送経路55の上流の供給口52から媒体を画像読取装置10の筐体内へ取り込む。また、搬送部13は、搬送経路55の下流の排出口53から媒体を外部へ排出する。
供給口52近傍には、原稿や設定シート60を載置するための媒体載置部54が形成されている。媒体載置部54は、供給口52よりも更に上流へ延出しており、所定サイズの媒体の全面或いはほぼ全面を支持可能なサイズを有する。つまり、媒体載置部54は、本体部50の上面56を上流の方へ延長させる機能を担う。媒体載置部54を、媒体支持部、媒体トレイ、等と呼んでもよい。ユーザーは、媒体載置部54に媒体の束を載置することができる。媒体載置部54は、本体部50とは別体の部材であってもよいし、本体部50と一体的に形成された部位であってもよい。
本体部50の内部には、読取部15が収容されている。読取部15は、搬送部13により搬送経路55内を搬送される原稿の、本体部50の上面56を向く第1面を読み取る。画像読取装置10は、搬送部13により搬送経路55内を搬送される原稿の、蓋51に相対する第2面を読み取り可能な位置に、更に読取部を有する構成であってもよい。つまり、画像読取装置10は、原稿の第1面および第2面を同時読取可能なスキャナーであってもよい。
図2には、搬送部13を構成する前記ローラーとして、搬送経路55を挟んで相対する対のローラー13a1,13b1、ローラー13a2,13b2、ローラー13a3,13b3が示されている。ローラー13a1,13a2,13a3は蓋51に配設され、ローラー13b1,13b2,13b3は本体部50に配設されている。これら3対のローラーのうち最も上流の対のローラー13a1,13b1は、供給口52のやや下流の位置に配設されている。ローラー13a1,13b1は、媒体載置部54に載置された媒体を、媒体載置部54に近い媒体から順に下流へ搬送するローラーであり、これらローラー13a1,13b1を、「給紙ローラー13a1,13b1」とも呼ぶ。
給紙ローラー13a1,13b1よりも下流かつ読取部15よりも上流の対のローラー13a2,13b2は、給紙ローラー13a1,13b1により搬送される媒体を、さらに下流へ搬送する。ローラー13a2,13b2により搬送される原稿が搬送経路55内における読取部15の位置を通過する際に読取部15により読み取られることから、これらローラー13a2,13b2を、「読取搬送ローラー13a2,13b2」とも呼ぶ。前記3対のローラーのうち最も下流の対のローラー13a3,13b3は、読取部15よりも下流に配設されている。ローラー13a3,13b3は、読取搬送ローラー13a2,13b2により搬送される媒体を、さらに下流へ搬送し、排出口53から外部へ排出させる。そのため、これらローラー13a3,13b3を、「排出ローラー13a3,13b3」とも呼ぶ。
図3は、媒体載置部54と本体部50の一部とを含む範囲を、上面56に相対する視点により示している。符号D1は、第1方向を示し、符号D2は、搬送方向を示している。第1方向D1を、イメージセンサーの主走査方向と呼んだり、媒体の幅方向と呼んだりしてもよい。図3に示すように、媒体載置部54における上流の端部近傍の第1領域54aには、複数の第1センサー14aが配設されている。図3の例では、第1領域54aには、5つの第1センサー14aが第1方向D1に沿って一定間隔で設けられている。また、媒体載置部54における第1領域54aよりも下流の第2領域54bには、複数の第2センサー14bが配設されている。具体的には、第2領域54bは、給紙ローラー13a1,13b1のやや上流の位置に在る。図3では当然のことながら、上述した各対のローラーのうち、本体部50が有するローラー13b1,13b2,13b3を示している。図3の例では、第1領域54aの第1センサー14aと同様に、第2領域54bには5つの第2センサー14bが第1方向D1に沿って一定間隔で設けられている。
第1センサー14a、第2センサー14bの各々は、発光部および受光部を有する反射型のセンサーであり、受光部は検出対象の状態に応じた検出信号を出力する。ユーザーが媒体を媒体載置部54に置いたとき、媒体の先端が給紙ローラー13a1,13b1に当接する。媒体の搬送方向D2の下流を向く端を「先端」と呼び、媒体の搬送方向D2の上流を向く端を「後端」と呼ぶ。媒体載置部54に載置された前記所定サイズの媒体を想定したとき、第1センサー14aは媒体の後端近傍の領域に相対し、第2センサー14bは媒体の先端近傍の領域に相対する。
第2領域54bよりも下流の第3領域56aには、複数の第3センサー14cが配設されている。具体的には、第3領域56aは、給紙ローラー13a1,13b1と読取搬送ローラー13a2,13b2との間に位置している。図3の例では、第1センサー14aや第2センサー14bと同様に、第3領域56aには5つの第3センサー14cが第1方向D1に沿って一定間隔で設けられている。
第3センサー14cの各々は、発光部および受光部を有する透過型のセンサーであり、受光部は検出対象の状態に応じた検出信号を出力する。従って、図示は省略しているが、本体部50の第3領域56aと、第3領域56aと相対する蓋51の領域とに、第3センサー14cとしての受光部と発光部とが分かれて配設されている。ただし、第3センサー14cは、第1センサー14aや第2センサー14bと同様に反射型のセンサーであってもよい。
媒体載置部54を、搬送部13により搬送される前の媒体が載置される領域と定義した場合、媒体載置部54には、給紙ローラー13a1,13b1よりも上流の領域が該当する。従って、第1センサー14aおよび第2センサー14bは、媒体載置部54に配設された検出部14に該当する。一方、媒体載置部54を、読取部15により読取可能な位置より上流の領域と広く定義した場合、読取搬送ローラー13a2,13b2よりも上流の領域を、媒体載置部54と呼ぶことができる。このように媒体載置部54を広く定義した場合は、第1センサー14aおよび第2センサー14bに加えて第3センサー14cも、媒体載置部54に配設された検出部14に該当する。
媒体載置部54は、媒体載置部54の面から突出する壁部材としてのエッジガイド57を有する。エッジガイド57は、第1方向D1に離間して存在する2片の壁部材であり、媒体載置部54に載置された媒体の第1方向D1における位置を媒体の両側から規制する。知られているように、ユーザーは、エッジガイド57を第1方向D1と平行にスライドさせることにより、エッジガイド57間の距離を変えることができる。図3では、エッジガイド57間の距離が最も開いた状態を示している。また、図3によれば、第1領域54a、第2領域54bおよび第3領域56aはいずれも、第1方向D1において、距離が最も開いた状態のエッジガイド57間の内側の領域である。従って、第1センサー14a、第2センサー14bおよび第3センサー14cは、搬送部13が有するローラーよりも搬送の上流かつ、エッジガイド57の内側に配設されている、と言える。
画像読取装置10は、第1センサー14a、第2センサー14bおよび第3センサー14cの全てを有する構成に限定されない。画像読取装置10は、例えば、第1センサー14aおよび第2センサー14bを有し、かつ、第3センサー14cを有さない構成であってもよい。あるいは、画像読取装置10は、第1センサー14aおよび第2センサー14bのいずれか一方を有し、かつ、第3センサー14cを有する構成であってもよい。あるいは、画像読取装置10は、第1センサー14aおよび第2センサー14bのいずれか一方を有し、かつ、第3センサー14cを有さない構成であってもよい。
2.設定シートの説明:
図4Aは、設定シート60の例を示している。図4Aでは、設定シート60と方向D1,D2との関係性も示している。設定シート60は、前記所定サイズの、例えば用紙である。図4Aに示すように、設定シート60の先端近傍の領域である先端領域62には、複数の設定枠62aが設けられている。先端領域62の設定枠62aの位置および数は、設定シート60が媒体載置部54に載置されたときに、第2領域54bの第2センサー14bによって検出可能な位置および数に対応している。つまり、図3の例では、第2領域54bには、5つの第2センサー14bが第1方向D1に沿って一定間隔で設けられているため、これに合わせて図4Aでは、先端領域62に5つの設定枠62aが第1方向D1に沿って一定間隔で設けられている例を示している。
図4Aは、設定シート60の例を示している。図4Aでは、設定シート60と方向D1,D2との関係性も示している。設定シート60は、前記所定サイズの、例えば用紙である。図4Aに示すように、設定シート60の先端近傍の領域である先端領域62には、複数の設定枠62aが設けられている。先端領域62の設定枠62aの位置および数は、設定シート60が媒体載置部54に載置されたときに、第2領域54bの第2センサー14bによって検出可能な位置および数に対応している。つまり、図3の例では、第2領域54bには、5つの第2センサー14bが第1方向D1に沿って一定間隔で設けられているため、これに合わせて図4Aでは、先端領域62に5つの設定枠62aが第1方向D1に沿って一定間隔で設けられている例を示している。
設定シート60の後端近傍の領域である後端領域61には、先端領域62の設定枠62aと同様に、複数の設定枠61aが設けられている。後端領域61の設定枠61aの位置および数は、設定シート60が媒体載置部54に載置されたときに、第1領域54aの第1センサー14aによって検出可能な位置および数に対応している。
各設定枠61a,62aは、空白の枠か、例えば黒色で塗りつぶされた枠かのどちらかである。設定シート60は、設定枠が設けられた面が媒体載置部54に相対する向きで媒体載置部54に置かれる。各センサー14a,14bは、検出対象の設定枠が空白の枠であることを示す検出信号(例えば「0」)と塗りつぶされた枠であることを示す検出信号(例えば「1」)とのいずれか一方を出力する。従って、後端領域61に含まれる設定枠61aの数をNとすると、後端領域61により、最大2のN乗通りの設定情報を表現することが可能である。同様に、設定枠62aの数をNとすると、先端領域62により、最大2のN乗通りの設定情報を表現することが可能である。
テーブル20には、複数通りの設定情報と読取処理の条件との対応関係が規定されている。本実施形態における「読取処理」とは、媒体載置部54に載置された原稿に対する搬送部13による搬送開始から排出完了までの搬送、搬送される原稿に対する読取部15による読み取り、読取部15による原稿の読み取り結果つまり光電変換の結果出力される読取データを保存先に保存する処理、等を含めた、一連の処理を指す。従って、読取処理のために設定可能な条件には、例えば、搬送部13による搬送速度や、ローラーにかかる負荷から原稿の重送の有無を検知する重送検知モードの有効化/無効化や、原稿を一枚単位に分離して搬送する分離モードの有効化/無効化、等が含まれる。他にも、読取処理のために設定可能な条件には、例えば、読取部15による読み取りのカラーモード/モノクロモードや、読取データの保存先、等が含まれる。
設定シート60は、上述したような設定枠が、例えば、ユーザーにより任意に塗りつぶされたシートである。あるいは、画像読取装置10のベンダー等によって、読取処理の条件に対応させて幾つかの設定枠が塗りつぶされた設定シート60が、ユーザーに対して有償または無償で提供されるとしてもよい。例えば、ユーザーは、前記ベンダーのWebサイトにアクセスし、読取処理の条件に対応して様々なパターンで設定枠が塗りつぶされた複数の設定シート60の中から任意に設定シート60を選択し、選択した設定シート60を印刷することも可能である。
ただし、設定シート60は、上述したように先端領域62と後端領域61との夫々に設定枠を有する構成に限定されない。設定シート60は、先端領域62と後端領域61とのいずれか一方にだけ設定枠を有する構成であってもよい。
図4Bは、図4Aとは別の設定シート60の例を示している。図4Bの設定シート60は、複数の設定枠63aを有する点で図4Aの設定シート60と異なる。図4Bに示すように、設定シート60の中央あるいは中央近傍の領域である中央領域63には、複数の設定枠63aが設けられている。中央領域63の設定枠63aの位置および数は、設定シート60が媒体載置部54から搬送されて中央領域63が第3領域56aを通過するときに、第3領域56aの第3センサー14cによって検出可能な位置および数に対応している。反射型のセンサーである各第3センサー14cは、検出対象の設定枠63aが空白の枠であることを示す検出信号(例えば「0」)と塗りつぶされた枠であることを示す検出信号(例えば「1」)とのいずれか一方を出力する。従って、中央領域63に含まれる設定枠63aの数をNとすると、中央領域63により、最大2のN乗通りの設定情報を表現することが可能である。なお、図4Bに示すように中央領域63に設定枠63aを有する構成であっても、設定シート60は、先端領域62と後端領域61とのいずれか一方に設定枠を有するとしてもよい。
設定シート60は、これまでに説明したような、いわゆるマークシート方式のシートに限定されない。設定シート60は、設定枠内を切り抜き可能な、切り抜き方式のシートであってもよい。この場合、設定シート60の設定枠は、切り抜かれていない状態か、切り抜かれた状態すなわち貫通孔か、のどちらかである。設定シート60がこのような切り抜き方式のシートである場合は、切り抜かれた状態の設定枠を、マークシート方式の設定シート60における塗りつぶされた設定枠と同等に扱えばよい。つまり、設定シート60が切り抜き方式のシートである場合、検出部14としての各センサーは、検出対象の設定枠が切り抜かれていない枠であることを示す検出信号(例えば「0」)と切り抜かれた枠であることを示す検出信号(例えば「1」)とのいずれか一方を出力する。
なお、切り抜き方式の設定シート60に対しては、設定枠を透過型のセンサーを用いて検出する。図3の例では、第1領域54aの第1センサー14a、第2領域54bの第2センサー14b、第3領域56aの第3センサー14cのうち、第3センサー14cについては透過型のセンサーを採用可能である。従って、一つの具体例として、第3センサー14cに透過型のセンサーを採用し、図4Bに示す設定シート60において、中央領域63の設定枠63aについては、マークシート方式の設定枠ではなく切り抜き方式の設定枠とすることが可能である。
このように、夫々に塗りつぶされていなかったり塗りつぶされていたりする複数の設定枠、あるいは夫々に切り抜かれていなかったり切り抜かれていたりする複数の設定枠、を有する設定シート60が、設定情報を有する設定シート60である。設定枠の形状は、図4A,4Bに示したような矩形に限定されず、円形や楕円形等であってもよい。
3.設定シートを用いた条件設定および読取処理:
次に、設定シート60を用いた読取処理の条件設定と、読取処理について、幾つかの実施例を説明する:
次に、設定シート60を用いた読取処理の条件設定と、読取処理について、幾つかの実施例を説明する:
第1実施例:
図5は、第1実施例にかかる画像読取処理をフローチャートに示している。図5,6,7はそれぞれが画像読取方法を開示している。
ユーザーは、設定シート60と原稿とからなる媒体の束を媒体載置部54に載置する。このとき、ユーザーは、設定シート60が最も下となるように、つまり設定シート60が媒体載置部54へ直に置かれるように媒体の束を媒体載置部54に載置する。ユーザーは、最も下の設定シート60に加えて、原稿と原稿との間に別の設定シート60を挟んだ状態の媒体の束を、媒体載置部54に載置してもよい。
図5は、第1実施例にかかる画像読取処理をフローチャートに示している。図5,6,7はそれぞれが画像読取方法を開示している。
ユーザーは、設定シート60と原稿とからなる媒体の束を媒体載置部54に載置する。このとき、ユーザーは、設定シート60が最も下となるように、つまり設定シート60が媒体載置部54へ直に置かれるように媒体の束を媒体載置部54に載置する。ユーザーは、最も下の設定シート60に加えて、原稿と原稿との間に別の設定シート60を挟んだ状態の媒体の束を、媒体載置部54に載置してもよい。
第1実施例では、先端領域62と後端領域61と中央領域63とのいずれかに設定枠を有する設定シート60を想定する。より具体的に、ここでは、先端領域62に複数の設定枠62aを有する設定シート60を想定する。また、このような先端領域62に複数の設定枠62aを有する設定シート60から設定情報を検出可能な検出部14を有する画像読取装置10、つまり、第2領域54bに複数の第2センサー14bを有する画像読取装置10を想定する。
制御部11は、操作パネル16を介して、ユーザーからのスキャンスタートの指示を受け付けた場合に図のフローチャートを開始する。
ステップS100では、制御部11は、媒体載置部54に媒体が載置されているか否かを判定する。制御部11は、媒体載置部54に媒体が載置されている場合は、ステップS100における“Yes”の判定からステップS110へ進む。一方、媒体載置部54に媒体が載置されていない場合は、制御部11は、ステップS100における“No”の判定からフローチャートを終了する。
ステップS100では、制御部11は、媒体載置部54に媒体が載置されているか否かを判定する。制御部11は、媒体載置部54に媒体が載置されている場合は、ステップS100における“Yes”の判定からステップS110へ進む。一方、媒体載置部54に媒体が載置されていない場合は、制御部11は、ステップS100における“No”の判定からフローチャートを終了する。
制御部11は、ステップS100では、媒体載置部54に媒体が載置されているか否かを判定できればよい。例えば、制御部11は、複数の第2センサー14bから出力される検出信号に基づいて、媒体載置部54に媒体が載置されているか否かを判定する。あるいは、検出部14とは別の、媒体載置部54における媒体の有無を検出可能な不図示のセンサーによる検出信号に基づいて、制御部11は、媒体載置部54に媒体が載置されているか否かを判定してもよい。
ステップS110では、制御部11は、設定情報を検出する。つまり、制御部11は、第2領域54bの各第2センサー14bから出力される検出信号を取得する。ステップS110で検出した情報を、説明の便宜上、設定情報と呼んでいるが、ステップS110の時点では、この情報が実際に設定情報であるか否かは判らない。
ステップS120では、制御部11は、ステップS110において設定情報の検出に成功したか否かを判定する。つまり、制御部11は、ステップS110で各第2センサー14bから取得した検出信号によって表される情報が、設定シート60の複数の設定枠62aを検出することで得られる正当な設定情報に該当するか否かを判定する。例えば、上述したようにN個の第2センサー14bから夫々出力される検出信号が「0」又は「1」の2値信号であり、正当な設定情報に該当するN個の2値信号の組み合わせが予め幾つか決められているとする。
従って、制御部11は、ステップS110で各第2センサー14bから取得した検出信号によって表される0、1の組み合わせが、前記正当な設定情報に該当する2値信号の組み合わせのいずれかに該当する場合に、設定情報の検出に成功したと判定し(ステップS120において“Yes”)、ステップS130へ進む。一方、制御部11は、ステップS110で各第2センサー14bから取得した検出信号によって表される0、1の組み合わせが、前記正当な設定情報に該当する2値信号の組み合わせのいずれにも該当しない場合に、設定情報の検出に失敗したと判定し(ステップS120において“No”)、ステップS150へ進む。
設定情報の検出に成功したということは、検出部14としての各第2センサー14bによる現在の検出対象が、設定シート60ということである。一方、設定情報の検出に失敗したということは、検出部14としての各第2センサー14bによる現在の検出対象が、原稿ということである。
なお、ステップS120の判定には、後に図8を用いて説明する判定の方法等を適用することも可能である。
なお、ステップS120の判定には、後に図8を用いて説明する判定の方法等を適用することも可能である。
ステップS130では、制御部11は、ステップS110で各第2センサー14bから取得した検出信号によって表される情報、つまり設定情報を、記憶部12あるいは記憶部12以外の所定のメモリーに記憶させる。制御部11は、ステップS130を実行する時点で、以前のステップS130で記憶済みの設定情報が在る場合には、記憶済みの設定情報を、今回のステップS130で記憶すべき設定情報により上書きする。
ステップS140では、制御部11は、搬送部13を制御することにより、媒体載置部54に載置されている媒体、つまり設定シート60を排出させる。ステップS140は、予め決められた搬送速度で媒体を排出するだけの動作であり、読取部15による媒体の読み取りは実行しない。搬送部13は、媒体載置部54に載置されている媒体のうち現在最も下の媒体である設定シート60の搬送を開始し、この設定シート60を排出口53から画像読取装置10の外へ排出する。ステップS140を経て、制御部11は、ステップS100の判定を再び行う。なお、制御部11は、ステップS140による設定シート60の排出を開始した後であって、この設定シート60の後端が、例えば、給紙ローラー13a1,13b1を通過した後であれば、この設定シート60の排出が完了する前に、ステップS100の判定を再開してもよい。
ステップS150では、制御部11は、ステップS130で記憶した設定情報に基づいて読取処理の条件を設定し、設定した条件の下で読取処理を実行する。この場合、制御部11は、ステップS130で記憶した設定情報に対応して規定されている読取処理の条件を、テーブル20から読み出し、読み出した条件を設定する。上述したように、テーブル20は、記憶部12またはサーバー30に記憶されている。ここで設定する読取処理の条件とは、例えば、上述したような搬送部13による搬送に関する条件や、読取部15による読み取りに関する条件や、読取データの保存先等である。制御部11は、ステップS150では、前記設定した条件の下で搬送部13や読取部15を制御して、媒体(原稿)単位で読取処理を実行する。
制御部11は、ステップS150の後、ステップS100の判定を再び行う。制御部11は、ステップS100で“No”と判定するまでは、ステップS120で“Yes”と判定する度、つまり検出部14による検出対象が設定シート60である度に、ステップS130で設定情報の記憶を更新する。一方で、ステップS120で“No”の判定を繰り返す間、つまりステップS100→S110→S120→S150→S100のサイクルを繰り返す間は、直近のステップS130で記憶した設定情報に基づく条件の下での読取処理が、原稿単位で繰り返し実行される。制御部11は、ステップS150では、直近のステップS130で記憶した設定情報に対応する読取処理の条件が、現在設定している条件と同じであれば、現在の条件のまま読取処理を実行すればよい。
制御部11は、ステップS150による原稿単位での読取処理の度に、生成された原稿単位の読取データを、前記読取処理の一条件として設定した保存先に保存してもよい。ただし、制御部11は、ステップS150においては、原稿単位の読取データを、前記保存先を指定する保存先情報と紐づけて所定のメモリーに一時的に保存してもよい。保存先情報は、設定情報に対応してテーブル20に規定されている読取処理の条件の一種である。保存先情報は、例えば、記憶部12における特定のフォルダーや、サーバー30のアドレスや、その他図示しないPCのアドレス等を示している。そして、制御部11は、ステップS100で“No”と判定したタイミング、つまり媒体載置部54から全ての媒体が無くなったタイミングで、前記一時的に保存した読取データを、前記紐づけた保存先情報が示す保存先に保存するとしてもよい。
第2実施例:
図6は、第2実施例にかかる画像読取処理をフローチャートに示している。第2実施例については、第1実施例と同じ説明は省略する。第2実施例では、先端領域62と後端領域61との両方に設定枠を有する設定シート60を想定する。また、このような設定シート60から設定情報を検出可能な検出部14を有する画像読取装置10、つまり、第1領域54aに複数の第1センサー14aを有し、かつ、第2領域54bに複数の第2センサー14bを有する画像読取装置10を想定する。
図6は、第2実施例にかかる画像読取処理をフローチャートに示している。第2実施例については、第1実施例と同じ説明は省略する。第2実施例では、先端領域62と後端領域61との両方に設定枠を有する設定シート60を想定する。また、このような設定シート60から設定情報を検出可能な検出部14を有する画像読取装置10、つまり、第1領域54aに複数の第1センサー14aを有し、かつ、第2領域54bに複数の第2センサー14bを有する画像読取装置10を想定する。
第2実施例の前提として、設定シート60では、先端領域62の複数の設定枠62aによって表現されている設定情報と、後端領域61の複数の設定枠61aによって表現されている設定情報とが同じであるとする。つまり、図4Aに例示したように、先端領域62における塗りつぶされている設定枠62aおよび塗りつぶされていない設定枠62aの配置パターンと、後端領域61における塗りつぶされている設定枠61aおよび塗りつぶされていない設定枠61aの配置パターンとは、同じである。
ステップS200は、ステップS100と同じ処理である。
ステップS205では、制御部11は、媒体の先端領域から設定情報を検出する。つまり、制御部11は、第2領域54bの各第2センサー14bから出力される検出信号を取得する。ステップS205で検出した情報を、説明の便宜上、設定情報と呼んでいるが、ステップS205の時点では、この情報が実際に設定情報であるか否かは判らない。
ステップS205では、制御部11は、媒体の先端領域から設定情報を検出する。つまり、制御部11は、第2領域54bの各第2センサー14bから出力される検出信号を取得する。ステップS205で検出した情報を、説明の便宜上、設定情報と呼んでいるが、ステップS205の時点では、この情報が実際に設定情報であるか否かは判らない。
ステップS210では、制御部11は、媒体の後端領域から設定情報を検出する。つまり、制御部11は、第1領域54aの各第1センサー14aから出力される検出信号を取得する。ステップS210で検出した情報を、説明の便宜上、設定情報と呼んでいるが、ステップS210の時点では、この情報が実際に設定情報であるか否かは判らない。
ステップS205とステップS210は、順序が逆であってもよいし、並行して行われる処理であってもよい。
ステップS205とステップS210は、順序が逆であってもよいし、並行して行われる処理であってもよい。
ステップS220では、制御部11は、ステップS205で媒体の先端領域から検出した設定情報とステップS210で媒体の後端領域から検出した設定情報とが一致するか否かを判定する。原稿においても、先端領域や後端領域に文字や模様等が印刷されていることがある。また、いわゆるルーズリーフのような、端部に穴が開いている原稿も存在する。そのため、検出部14が原稿から検出した情報を設定情報と誤認識することを回避するために、ステップS220の判定を行う。第1実施例におけるステップS120も、このような誤認識を回避するための判定の一種である。
媒体の先端領域、後端領域それぞれから検出した情報が互いに一致すれば、その情報は設定シート60から得られた情報、つまり設定情報である可能性が高い。一方、媒体の先端領域、後端領域それぞれから検出した情報が互いに相違すれば、その情報は原稿から検出された情報である可能性が高い。そのため、制御部11は、ステップS205で媒体の先端領域から検出した設定情報とステップS210で媒体の後端領域から検出した設定情報とが一致する場合、ステップS220における“Yes”の判定からステップS230へ進む。一方、制御部11は、ステップS205で媒体の先端領域から検出した設定情報とステップS210で媒体の後端領域から検出した設定情報とが一致しない場合、それら情報は実際には設定情報でない可能性が高いため、ステップS220における“No”の判定からステップS250へ進む。
ステップS230は、ステップS130とほぼ同じ処理である。つまり、制御部11は、ステップS205で各第2センサー14bから取得した検出信号によって表される設定情報、または、ステップS210で各第1センサー14aから取得した検出信号によって表される設定情報を、記憶部12あるいは記憶部12以外の所定のメモリーに記憶させる。制御部11は、ステップS230を実行する時点で、以前のステップS230で記憶済みの設定情報が在る場合には、記憶済みの設定情報を、今回のステップS230で記憶すべき設定情報により上書きする。
ステップS240は、ステップS140と同じ処理である。ステップS240を経て、制御部11は、ステップS200の判定を再び行う。ステップS220で“No”と判定してステップS250を実行する流れは、ステップS120で“No”と判定してステップS150を実行する流れと同じである。つまり、制御部11は、ステップS250では、ステップS230で記憶した設定情報に基づいて読取処理の条件を設定し、そのように設定した条件の下で読取処理を実行する。制御部11は、ステップS250の後、ステップS200の判定を再び行う。
第3実施例:
図7は、第3実施例にかかる画像読取処理をフローチャートに示している。第3実施例については、第1実施例または第2実施例と同じ説明は省略する。第3実施例では、先端領域62と後端領域61と中央領域63とに設定枠を有する設定シート60を想定する。また、このような設定シート60から設定情報を検出可能な検出部14を有する画像読取装置10、つまり、第1領域54aに複数の第1センサー14aを有し、かつ、第2領域54bに複数の第2センサー14bを有し、かつ、第3領域56aに複数の第3センサー14cを有する画像読取装置10を想定する。
図7は、第3実施例にかかる画像読取処理をフローチャートに示している。第3実施例については、第1実施例または第2実施例と同じ説明は省略する。第3実施例では、先端領域62と後端領域61と中央領域63とに設定枠を有する設定シート60を想定する。また、このような設定シート60から設定情報を検出可能な検出部14を有する画像読取装置10、つまり、第1領域54aに複数の第1センサー14aを有し、かつ、第2領域54bに複数の第2センサー14bを有し、かつ、第3領域56aに複数の第3センサー14cを有する画像読取装置10を想定する。
第3実施例の前提として、設定シート60では、先端領域62の複数の設定枠62aによって表現されている設定情報と、後端領域61の複数の設定枠61aによって表現されている設定情報と、中央領域63の複数の設定枠63aによって表現されている設定情報とが同じであるとする。つまり、図4Bに例示したように、先端領域62における塗りつぶされている設定枠62aおよび塗りつぶされていない設定枠62aの配置パターンと、後端領域61における塗りつぶされている設定枠61aおよび塗りつぶされていない設定枠61aの配置パターンと、中央領域63における塗りつぶされている設定枠63aおよび塗りつぶされていない設定枠63a(あるいは、切り抜かれている設定枠63aおよび切り抜かれていない設定枠63a)の配置パターンとは、同じである。
ステップS300,S305,S310,S320は、ステップS200,S205,S210,S220と同じ処理である。制御部11は、ステップS320における“Yes”の判定からステップS322へ進む。一方、制御部11は、ステップS320における“No”の判定からステップS345へ進む。
ステップS322では、制御部11は、ステップS305で各第2センサー14bから取得した検出信号によって表される設定情報、または、ステップS310で各第1センサー14aから取得した検出信号によって表される設定情報を、記憶部12あるいは記憶部12以外の所定のメモリーに一時的に記憶させる。ステップS322による設定情報の記憶を、仮記憶とも表現する。
ステップS324では、制御部11は、設定シート60の中央領域63から設定情報を検出するために必要な搬送を搬送部13に実行させる。設定シート60内において中央領域63の位置は予め決まっているため、媒体載置部54に載置されている設定シート60の中央領域63を第3領域56aまで搬送するために必要な搬送距離も決まっている。より正確には、前記搬送距離は、媒体載置部54に載置されている設定シート60の中央領域63の各設定枠63aを第3領域56aの各第3センサー14cに相対させるために必要な搬送距離である。制御部11は、前記搬送距離分の搬送を搬送部13に指示する。これにより、搬送部13は、媒体載置部54に載置されている媒体のうち現在最も下の媒体を、その媒体の中央領域が第3領域56aに相対する位置まで搬送する。
ステップS326では、制御部11は、媒体の中央領域から設定情報を検出する。つまり、制御部11は、第3領域56aの各第3センサー14cから出力される検出信号を取得する。ステップS326で検出した情報を、説明の便宜上、設定情報と呼んでいるが、ステップS326の時点では、この情報が実際に設定情報であるか否かは判らない。
ステップS328では、制御部11は、ステップS305で媒体の先端領域から検出した設定情報と、ステップS310で媒体の後端領域から検出した設定情報と、ステップS326で媒体の中央領域から検出した設定情報とが一致するか否かを判定する。ここでは、制御部11は、ステップS322で仮記憶した設定情報と、ステップS326で媒体の中央領域から検出した設定情報とを比較すればよい。制御部11は、ステップS328において、比較した情報が一致する場合、“Yes”の判定からステップS330へ進み、比較した情報が一致しない場合、“No”の判定からステップS360へ進む。
第3実施例では、媒体の先端領域、後端領域および中央領域のそれぞれから検出した情報が全て一致する場合に、その情報は設定シート60から得られた情報、つまり設定情報であると言える。
ステップS330では、制御部11は、ステップS322で仮記憶した設定情報を、正式に設定情報として、記憶部12あるいは記憶部12以外の所定のメモリーに記憶させる。制御部11は、ステップS330を実行する時点で、以前のステップS330で正式に記憶済みの設定情報が在る場合には、この記憶済みの設定情報を、今回のステップS330で記憶すべき設定情報により上書きする。なお、ステップS330の正式な記憶は、ステップS322の一時的な記憶あるいは仮記憶という表現を前提とした言い回しに過ぎない。ステップS330は、第1実施例のステップS130や第2実施例のステップS230に相当する。
ステップS340は、ステップS140やステップS240と同じ処理である。ただし、ステップS340の時点では、排出の対象となる媒体、つまり設定シート60は、中央領域63が第3領域56aに相対する位置まで搬送されている。従って、ステップS340では、制御部11は、中央領域63が第3領域56aに相対する位置まで搬送されている設定シート60を、搬送部13にさらに搬送させ、排出する。ステップS340を経て、制御部11は、ステップS300の判定を再び行う。
ステップS320で“No”と判定してステップS350を実行する流れは、ステップS120で“No”と判定してステップS150を実行する流れや、ステップS220で“No”と判定してステップS250を実行する流れと同じである。つまり、制御部11は、ステップS350では、ステップS330で正式に記憶した設定情報に基づいて読取処理の条件を設定し、そのように設定した条件の下で読取処理を実行する。制御部11は、ステップS350の後、ステップS300の判定を再び行う。
ただし、ステップS320で“No”と判定した後、ステップS350を実行する前に、ステップS345の判定を行うとしてもよい。ステップS345では、制御部11は、正式に記憶された設定情報の有無を判定し、正式に記憶された設定情報が有れば(ステップS345において“Yes”)ステップS350へ進み、正式に記憶された設定情報が無ければ(ステップS345において“No”)ステップS360へ進む。つまり、図7のフローチャートの開始後、ステップS330を一度も実行すること無くステップS320で“No”と判定した場合は、設定シート60から設定情報を得られていない状態であるため、ステップS350を実行しない。
ステップS360では、制御部11は、所定のエラー処理を行った上で、フローチャートを終了させる。エラー処理では、搬送部13や読取部15について、それらが動作中であれば動作を停止させる。また、制御部11は、エラー処理の一部として、操作パネル16の表示部に、設定シート60が媒体載置部54に載置されていないため設定情報を取得できない旨等のエラー表示をさせる。
4.その他の実施態様:
第1実施例において、制御部11は、媒体内の同じ領域を検出部14により複数回検出するとしてもよい。例えば、ステップS110では、制御部11は、第2領域54bの各第2センサー14bから出力される検出信号を取得した後、搬送部13を制御して、媒体載置部54に載置されている媒体のうち現在最も下の媒体を、その媒体の先端領域が第3領域56aに相対する位置まで搬送させる。そして、制御部11は、第3領域56aの各第3センサー14cから出力される検出信号を取得した後、ステップS120の判定を行う。この場合のステップS120では、制御部11は、ステップS110で各第2センサー14bから取得した検出信号によって表される情報と、同じくステップS110で各第3センサー14cから取得した検出信号によって表される情報とが一致するか否かを判定する。そして、一致する場合には、ステップS110において設定情報の検出に成功したと判定してステップS130へ進み、一致しない場合には、ステップS110において設定情報の検出に失敗したと判定してステップS150へ進むとしてもよい。
第1実施例において、制御部11は、媒体内の同じ領域を検出部14により複数回検出するとしてもよい。例えば、ステップS110では、制御部11は、第2領域54bの各第2センサー14bから出力される検出信号を取得した後、搬送部13を制御して、媒体載置部54に載置されている媒体のうち現在最も下の媒体を、その媒体の先端領域が第3領域56aに相対する位置まで搬送させる。そして、制御部11は、第3領域56aの各第3センサー14cから出力される検出信号を取得した後、ステップS120の判定を行う。この場合のステップS120では、制御部11は、ステップS110で各第2センサー14bから取得した検出信号によって表される情報と、同じくステップS110で各第3センサー14cから取得した検出信号によって表される情報とが一致するか否かを判定する。そして、一致する場合には、ステップS110において設定情報の検出に成功したと判定してステップS130へ進み、一致しない場合には、ステップS110において設定情報の検出に失敗したと判定してステップS150へ進むとしてもよい。
図8A,8B,8Cはそれぞれ設定シート60における設定枠の配置例を示している。図8A,8B,8Cはいずれも、設定シート60の先端領域62における設定枠62aの配置例であるが、後端領域61や中央領域63における設定枠61a,63aについても、図8A,8B,8Cに示す配置例を採用することが可能である。
図8Aに示すように、設定枠62aの配置は、第1方向D1に沿って並ぶ複数の設定枠62aからなる設定枠列が、搬送方向D2に沿って複数列並ぶ形態であってもよい。先端領域62に含まれる設定枠62aの数を増やすことで、先端領域62において、より多くの種類の設定情報を表現することができる。
また、図8Aのように、先端領域62に設定枠列が複数列含まれる場合、そのうちの1列については、媒体が設定シート60であることを示す特定パターンとし、当該1列以外の設定枠列により設定情報を表現する、としてもよい。図8Aの例では、先端領域62内の設定枠列のうち設定シート60の先端に最も近い設定枠列については、全ての設定枠62aを塗りつぶした状態の前記特定パターンとしている。第1実施例において、制御部11は、ステップS110で第2領域54bの各第2センサー14bから出力される検出信号を取得し、ステップS120では、これら検出信号に基づき媒体の先端領域から前記特定パターンを検出できたか否かを判定する。そして、制御部11は、媒体の先端領域から前記特定パターンを検出できた場合には、ステップS110において設定情報の検出に成功したと判定してステップS130へ進み、媒体の先端領域から前記特定パターンを検出できなかった場合には、ステップS110において設定情報の検出に失敗したと判定してステップS150へ進むとしてもよい。この場合、ステップS130では、制御部11は、ステップS110で取得した各第2センサー14bからの検出信号のうち、前記特定パターンに該当する検出信号を除く検出信号を、設定情報として記憶する。
設定シート60の設定枠として誤検出されやすい原稿の孔や印字は、縦あるいは横方向に規則的に並んでいることが予想される。よって、設定枠の配置は不規則であってもよい。
例えば、図8Bに示すように、設定枠62aの配置は、第1方向D1および搬送方向D2に対して斜めに複数の設定枠62aが並ぶ形態であってもよい。第1実施例において、制御部11は、ステップS110で第2領域54bの各第2センサー14bから出力される検出信号を取得し、ステップS120では、これら検出信号に基づき、斜めに配置された複数の設定枠の有無を判定する。そして、制御部11は、斜めに配置された複数の設定枠有りと判定した場合には、ステップS110において設定情報の検出に成功したとしてステップS130へ進み、斜めに配置された複数の設定枠無しと判定した場合には、ステップS110において設定情報の検出に失敗したとしてステップS150へ進む、としてもよい。
例えば、図8Bに示すように、設定枠62aの配置は、第1方向D1および搬送方向D2に対して斜めに複数の設定枠62aが並ぶ形態であってもよい。第1実施例において、制御部11は、ステップS110で第2領域54bの各第2センサー14bから出力される検出信号を取得し、ステップS120では、これら検出信号に基づき、斜めに配置された複数の設定枠の有無を判定する。そして、制御部11は、斜めに配置された複数の設定枠有りと判定した場合には、ステップS110において設定情報の検出に成功したとしてステップS130へ進み、斜めに配置された複数の設定枠無しと判定した場合には、ステップS110において設定情報の検出に失敗したとしてステップS150へ進む、としてもよい。
また、図8Cに示すように、設定枠62aの配置は、第1方向D1に複数の設定枠62aが並ぶ設定枠列と、搬送方向D2に複数の設定枠62aが並ぶ設定枠列とが結合したL字型であってもよい。第1実施例において、制御部11は、ステップS110で第2領域54bの各第2センサー14bから出力される検出信号を取得し、ステップS120では、これら検出信号に基づき、L字型に配置された複数の設定枠の有無を判定する。そして、制御部11は、L字型に配置された複数の設定枠有りと判定した場合には、ステップS110において設定情報の検出に成功したとしてステップS130へ進み、L字型に配置された複数の設定枠無しと判定した場合には、ステップS110において設定情報の検出に失敗したとしてステップS150へ進む、としてもよい。
なお、図8A,8B,8Cに示すような例を採用する場合には、画像読取装置10側でも、図8A,8B,8Cに示すような配置の設定枠をセンシング可能な配置の複数のセンサーからなる検出部14を採用したり、設定シート60を搬送しながら検出部14で設定シート60の各設定枠をセンシングしたりする必要がある。
図9は、図2と同様に搬送経路55を含む画像読取装置10の機械的構造を簡易的に示している。ただし図9の例では、非搬送型の設定シート60が媒体載置部54に載置された様子を示している。非搬送型の設定シート60とは、搬送部13が搬送することができない設定シート60である。具体的には、非搬送型の設定シート60は、後端領域61よりも上流に延出する部位が折り曲げられた形状となっており、この折り曲げられた形状の部位(フック部64)を、図9に示すように、媒体載置部54の上流端部に引っかけることが可能となっている。非搬送型の設定シート60は、フック部64を媒体載置部54の上流端部に引っかけた状態では、先端が給紙ローラー13a1,13b1に当接しないサイズとされている。そのため、フック部64を媒体載置部54の上流端部に引っかけた状態の非搬送型の設定シート60は、先端領域62や後端領域61の設定枠が検出部14により検出された後に、搬送部13による搬送の対象とされない。画像読取装置10は、非搬送型の設定シート60から検出部14により検出した設定情報に基づいて読取処理の条件を設定し、設定した条件の下で、その後に媒体載置部54に載置される原稿に対する読取処理を実行することができる。
5.まとめ:
このように本実施形態によれば、画像読取装置10は、原稿を搬送する搬送部13と、搬送部13により搬送される前記原稿を読み取る読取部15と、読取部15よりも前記搬送の上流に位置し、前記原稿と前記原稿の読取処理の条件を設定するための設定情報を有する設定シート60とを載置可能な媒体載置部54と、媒体載置部54に配設され、媒体載置部54に載置された設定シート60から前記設定情報を検出可能な検出部14と、前記読取処理を制御する制御部11と、を備える。そして、制御部11は、検出部14により検出された前記設定情報に基づいて前記読取処理の条件を設定し、前記設定した条件の下で読取部15による前記原稿の読み取りを含む前記読取処理を実行する。
このように本実施形態によれば、画像読取装置10は、原稿を搬送する搬送部13と、搬送部13により搬送される前記原稿を読み取る読取部15と、読取部15よりも前記搬送の上流に位置し、前記原稿と前記原稿の読取処理の条件を設定するための設定情報を有する設定シート60とを載置可能な媒体載置部54と、媒体載置部54に配設され、媒体載置部54に載置された設定シート60から前記設定情報を検出可能な検出部14と、前記読取処理を制御する制御部11と、を備える。そして、制御部11は、検出部14により検出された前記設定情報に基づいて前記読取処理の条件を設定し、前記設定した条件の下で読取部15による前記原稿の読み取りを含む前記読取処理を実行する。
前記構成によれば、設定シート60は、原稿とは別の媒体である。そして、原稿を読み取る読取部15よりも搬送の上流に位置する媒体載置部54に配設された検出部14により、設定シート60から設定情報が検出される。従って、画像読取部で原稿を読み取って生成した画像データからマークを認識する従来技術と比較して、誤認識が生じ難く、制御部11は、設定情報を正確に得易い。また、前記構成によれば、読取部15が原稿を読み取るよりも先に、制御部11は、検出部14を通じて設定シート60から設定情報を得るため、読取部15による原稿の読み取りを含めた様々な処理に関して、それらの条件を設定情報に基づいて設定することができる。また、ユーザーは、設定シート60を媒体載置部54に載置することで画像読取装置10に対する所望の設定を正確に行うことができるため、UI画面等を操作して設定を行っていた従来と比較して、ユーザーの負担が軽減される。
また、本実施形態によれば、制御部11は、前記読取処理の条件の設定をした後で、搬送部13による前記原稿の搬送を開始する。
前記構成によれば、制御部11は、搬送部13により原稿の搬送を開始するよりも先に、設定情報に基づき条件の設定を行う。従って、制御部11は、原稿の搬送に関する条件についても設定情報に基づき設定を行うことができる。
前記構成によれば、制御部11は、搬送部13により原稿の搬送を開始するよりも先に、設定情報に基づき条件の設定を行う。従って、制御部11は、原稿の搬送に関する条件についても設定情報に基づき設定を行うことができる。
ただし、搬送部13による原稿の搬送については、設定情報に基づく条件設定の対象外とするのであれば、制御部11は、搬送部13による原稿の搬送と、設定情報に基づく条件設定とを並行して行うことも可能である。
また、第2実施例または第3実施例によれば、検出部14は、設定シート60の複数の箇所から前記設定情報を検出し、制御部11は、検出部14により前記複数の箇所から検出された前記設定情報が互いに一致する場合に、前記検出された前記設定情報に基づいて前記読取処理の条件を設定する。
前記構成によれば、設定シート60ではない媒体から検出された情報を設定情報と誤認識することを回避し、設定シート60を利用した条件設定の精度を向上させることができる。
前記構成によれば、設定シート60ではない媒体から検出された情報を設定情報と誤認識することを回避し、設定シート60を利用した条件設定の精度を向上させることができる。
また、第1、第2および第3実施例の説明によれば、制御部11は、前記読取処理の条件の設定をした後は、前記設定した条件を、検出部14により次の設定シート60から前記設定情報が検出されるまで維持する。
つまり、制御部11は、ステップS130,S230,S330で記憶した設定情報を、次回のステップS130,S230,S330で更新するまでは、ステップS150,S250,S350において読取処理の条件設定に用いて読取処理を実行する。これにより、ユーザーは、媒体載置部54に媒体の束を載置する際に、設定シート60と原稿との重ね順を調整することで、どの原稿の読取処理にどの設定シート60による条件設定を及ぼすかを自由に決めることができる。
つまり、制御部11は、ステップS130,S230,S330で記憶した設定情報を、次回のステップS130,S230,S330で更新するまでは、ステップS150,S250,S350において読取処理の条件設定に用いて読取処理を実行する。これにより、ユーザーは、媒体載置部54に媒体の束を載置する際に、設定シート60と原稿との重ね順を調整することで、どの原稿の読取処理にどの設定シート60による条件設定を及ぼすかを自由に決めることができる。
また、本実施形態によれば、制御部11は、前記設定情報に基づいて前記原稿の読取データの保存先を設定し、読取部15が前記原稿の読み取りにより生成した前記読取データを、前記設定した保存先に保存する。
前記構成によれば、ユーザーは、所望の保存先に対応する設定情報を表現した設定シート60を媒体載置部54に載置することにより、画像読取装置10に、原稿の読取データを前記所望の保存先に保存させることができる。
前記構成によれば、ユーザーは、所望の保存先に対応する設定情報を表現した設定シート60を媒体載置部54に載置することにより、画像読取装置10に、原稿の読取データを前記所望の保存先に保存させることができる。
また、本実施形態は、原稿を読み取る読取部15よりも前記原稿の搬送の上流の媒体載置部54に載置された設定シート60から、前記原稿の読取処理の条件を設定するための設定情報を検出する検出工程と、前記検出された前記設定情報に基づいて前記読取処理の条件を設定する設定工程と、前記設定された条件の下で前記読取部による前記原稿の読み取りを含む前記読取処理を実行する読取処理工程と、を備える画像読取方法を開示する。
また、本実施形態は、画像読取装置10と、画像読取装置10と通信可能なサーバー30と、を含む画像読取システム1であって、サーバー30は、前記設定情報と前記読取処理の条件との対応関係を規定したテーブル20を記憶しており、制御部11は、検出部14により検出された前記設定情報とサーバー30が記憶するテーブル20とに基づいて、前記読取処理の条件を設定し、前記設定した条件の下で読取部15による前記原稿の読み取りを含む前記読取処理を実行する構成を、開示する。
設定シート60は、上述したマークシート方式のシートである場合、シートの表と裏との両方に設定枠を有するものであってもよい。つまり、検出部14を、設定シート60のの表面および裏面それぞれをセンシング可能な反射型のセンサーとすれば、表面および裏面に設定枠を有する設定シート60を採用することができる。
設定シート60は、上述したマークシート方式や切り抜き方式のシートに限定されない。設定シート60は、例えば、設定情報が書き込まれたバーコードや二次元コードやICチップを有する媒体であってもよい。この場合、検出部14は、設定情報が書き込まれたバーコードや二次元コードやICチップから設定情報を読み出し可能なリーダーである。
あるいは、設定シート60は、ユーザーが所望する読取処理の条件が文字列により直接的に記載された媒体であってもよい。この場合、設定シート60に記載された文字列そのものが、設定シート60が有する設定情報である。検出部14は、設定シート60を読み取り、読取結果からOCRにより設定シート60に記載されている文字列を抽出する。制御部11は、検出部14によって抽出された文字列を解釈することにより、設定すべき読取処理の条件を認識することができる。このような構成においては、テーブル20は不要である。
以下に、本実施形態が適用される具体的事例の一部を、幾つか説明する。
事例1:第1の原稿の読取データを第1の保存先へ保存し、第2の原稿の読取データを第2の保存先へ保存する。
従来であれば、ユーザーは、UI画面等を操作して第1の保存先を設定した上で、第1の原稿をスキャナーにスキャンさせ、次に、UI画面等を操作して第2の保存先を設定した上で、第2の原稿をスキャナーにスキャンさせていた。
事例1:第1の原稿の読取データを第1の保存先へ保存し、第2の原稿の読取データを第2の保存先へ保存する。
従来であれば、ユーザーは、UI画面等を操作して第1の保存先を設定した上で、第1の原稿をスキャナーにスキャンさせ、次に、UI画面等を操作して第2の保存先を設定した上で、第2の原稿をスキャナーにスキャンさせていた。
これに対して本実施形態では、ユーザーは、読取データの保存先として第1の保存先を設定させる設定情報を有する第1の設定シート60の上に第1の原稿を重ね、第1の原稿の上に読取データの保存先として第2の保存先を設定させる設定情報を有する第2の設定シート60を重ね、第2の設定シート60の上に第2の原稿を重ねた媒体の束を、第1の設定シート60が一番下となるように媒体載置部54に載置する。この状態で、ユーザーは、スキャンスタートを画像読取装置10に対して指示する。すると、制御部11は、上述のフローチャートを実行する。制御部11は、第1の設定シート60から検出された設定情報に基づいて読取データの保存先を第1の保存先に設定し、第1の原稿の読取データを第1の保存先に保存し、さらに、第2の設定シート60から検出された設定情報に基づいて読取データの保存先を第2の保存先に設定し、第2の原稿の読取データを第2の保存先に保存する。
事例2:薄紙の原稿を低速モードでスキャンする。
薄紙は、一般的な普通紙等と比較して破れやすい媒体であるため、比較的遅い速度で搬送するのが望ましい。従来であれば、ユーザーは、UI画面等を操作して原稿の搬送速度が他のモードと比べて遅い低速モードを設定した上で、薄紙をスキャナーにスキャンさせていた。これに対して本実施形態では、ユーザーは、低速モードを設定させる設定情報を有する第3の設定シート60の上に薄紙の原稿を重ね、第3の設定シート60が一番下となるように媒体載置部54に載置する。この状態で、ユーザーは、スキャンスタートを画像読取装置10に対して指示する。すると、制御部11は、上述のフローチャートを実行する。制御部11は、第3の設定シート60から検出された設定情報に基づいて搬送部13を低速モードに設定し、原稿つまり薄紙を低速モードで搬送させる。
薄紙は、一般的な普通紙等と比較して破れやすい媒体であるため、比較的遅い速度で搬送するのが望ましい。従来であれば、ユーザーは、UI画面等を操作して原稿の搬送速度が他のモードと比べて遅い低速モードを設定した上で、薄紙をスキャナーにスキャンさせていた。これに対して本実施形態では、ユーザーは、低速モードを設定させる設定情報を有する第3の設定シート60の上に薄紙の原稿を重ね、第3の設定シート60が一番下となるように媒体載置部54に載置する。この状態で、ユーザーは、スキャンスタートを画像読取装置10に対して指示する。すると、制御部11は、上述のフローチャートを実行する。制御部11は、第3の設定シート60から検出された設定情報に基づいて搬送部13を低速モードに設定し、原稿つまり薄紙を低速モードで搬送させる。
事例3:封筒をスキャンした後に単票紙をスキャンする。
封筒は、原稿の重送と検知される可能性がるため、封筒の搬送に対しては重送検知モードを無効化しておく必要がある。従来であれば、ユーザーは、UI画面等を操作して重送検知モードの無効化の設定をした上で、封筒をスキャナーにスキャンさせ、次に、UI画面等を操作して重送検知モードの有効化の設定をした上で、単票紙をスキャナーにスキャンさせていた。これに対して本実施形態では、ユーザーは、重送検知モードを無効化させる設定情報を有する第4の設定シート60の上に封筒を重ね、封筒の上に重送検知モードを有効化させる設定情報を有する第5の設定シート60を重ね、第5の設定シート60の上に単票紙を重ねた媒体の束を、第4の設定シート60が一番下となるように媒体載置部54に載置する。この状態で、ユーザーは、スキャンスタートを画像読取装置10に対して指示する。すると、制御部11は、上述のフローチャートを実行する。制御部11は、第4の設定シート60から検出された設定情報に基づいて重送検知モードを無効化する設定をし、その上で搬送部13による原稿つまり封筒の搬送を実行させる。さらに、第5の設定シート60から検出された設定情報に基づいて重送検知モードを有効化する設定をし、その上で搬送部13による原稿つまり単票紙の搬送を実行させる。
封筒は、原稿の重送と検知される可能性がるため、封筒の搬送に対しては重送検知モードを無効化しておく必要がある。従来であれば、ユーザーは、UI画面等を操作して重送検知モードの無効化の設定をした上で、封筒をスキャナーにスキャンさせ、次に、UI画面等を操作して重送検知モードの有効化の設定をした上で、単票紙をスキャナーにスキャンさせていた。これに対して本実施形態では、ユーザーは、重送検知モードを無効化させる設定情報を有する第4の設定シート60の上に封筒を重ね、封筒の上に重送検知モードを有効化させる設定情報を有する第5の設定シート60を重ね、第5の設定シート60の上に単票紙を重ねた媒体の束を、第4の設定シート60が一番下となるように媒体載置部54に載置する。この状態で、ユーザーは、スキャンスタートを画像読取装置10に対して指示する。すると、制御部11は、上述のフローチャートを実行する。制御部11は、第4の設定シート60から検出された設定情報に基づいて重送検知モードを無効化する設定をし、その上で搬送部13による原稿つまり封筒の搬送を実行させる。さらに、第5の設定シート60から検出された設定情報に基づいて重送検知モードを有効化する設定をし、その上で搬送部13による原稿つまり単票紙の搬送を実行させる。
事例4:パスポート等の厚みがある冊子をスキャンする。
冊子をスキャンする場合は、分離モードを無効化する必要がある。従来であれば、ユーザーは、UI画面等を操作して分離モードを無効化する設定をしたり、スキャナーに設けられている分離モードオン/オフ用のレバーを直接操作して分離モードを無効化した上で、冊子をスキャナーにスキャンさせていた。これに対して本実施形態では、ユーザーは、分離モードを無効化させる設定情報を有する第6の設定シート60の上に冊子を重ね、第6の設定シート60が一番下となるように媒体載置部54に載置する。この状態で、ユーザーは、スキャンスタートを画像読取装置10に対して指示する。すると、制御部11は、上述のフローチャートを実行する。制御部11は、第6の設定シート60から検出された設定情報に基づいて、搬送部13による分離モードを無効化させる機械的な処置をし、その上で搬送部13による原稿つまり冊子の搬送を実行させる。
冊子をスキャンする場合は、分離モードを無効化する必要がある。従来であれば、ユーザーは、UI画面等を操作して分離モードを無効化する設定をしたり、スキャナーに設けられている分離モードオン/オフ用のレバーを直接操作して分離モードを無効化した上で、冊子をスキャナーにスキャンさせていた。これに対して本実施形態では、ユーザーは、分離モードを無効化させる設定情報を有する第6の設定シート60の上に冊子を重ね、第6の設定シート60が一番下となるように媒体載置部54に載置する。この状態で、ユーザーは、スキャンスタートを画像読取装置10に対して指示する。すると、制御部11は、上述のフローチャートを実行する。制御部11は、第6の設定シート60から検出された設定情報に基づいて、搬送部13による分離モードを無効化させる機械的な処置をし、その上で搬送部13による原稿つまり冊子の搬送を実行させる。
1…システム、10…画像読取装置、11…制御部、11e…プログラム、12…記憶部、13…搬送部、14…検出部、14a…第1センサー、14b…第2センサー、14c…第3センサー、15…読取部、20…テーブル、30…サーバー、40…ネットワーク、54…媒体載置部、54a…第1領域、54b…第2領域、56a…第3領域、57…エッジガイド、60…設定シート、61…後端領域、62…先端領域、63…中央領域、61a,62a,63a…設定枠
Claims (8)
- 原稿を搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される前記原稿を読み取る読取部と、
前記読取部よりも前記搬送の上流に位置し、前記原稿と前記原稿の読取処理の条件を設定するための設定情報を有する設定シートとを載置可能な媒体載置部と、
前記媒体載置部に配設され、前記媒体載置部に載置された前記設定シートから前記設定情報を検出可能な検出部と、
前記読取処理を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記検出部により検出された前記設定情報に基づいて前記読取処理の条件を設定し、前記設定した条件の下で前記読取部による前記原稿の読み取りを含む前記読取処理を実行する、ことを特徴とする画像読取装置。 - 前記制御部は、前記読取処理の条件の設定をした後で、前記搬送部による前記原稿の搬送を開始する、ことを特徴とする請求項1に記載の画像読取装置。
- 前記検出部は、前記設定シートの複数の箇所から前記設定情報を検出し、
前記制御部は、前記検出部により前記複数の箇所から検出された前記設定情報が互いに一致する場合に、前記検出された前記設定情報に基づいて前記読取処理の条件を設定する、ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像読取装置。 - 前記検出部は、前記搬送部が有する搬送用のローラーよりも前記搬送の上流かつ、前記媒体載置部における前記原稿および前記設定シートの位置を規制するエッジガイドの内側に配設されている、ことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像読取装置。
- 前記制御部は、前記読取処理の条件の設定をした後は、前記設定した条件を、前記検出部により次の前記設定シートから前記設定情報が検出されるまで維持する、ことを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の画像読取装置。
- 前記制御部は、前記設定情報に基づいて前記原稿の読取データの保存先を設定し、前記読取部が前記原稿の読み取りにより生成した前記読取データを、前記設定した保存先に保存する、ことを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の画像読取装置。
- 原稿を読み取る読取部よりも前記原稿の搬送の上流の媒体載置部に載置された設定シートから、前記原稿の読取処理の条件を設定するための設定情報を検出する検出工程と、
前記検出された前記設定情報に基づいて前記読取処理の条件を設定する設定工程と、
前記設定された条件の下で前記読取部による前記原稿の読み取りを含む前記読取処理を実行する読取処理工程と、を備えることを特徴とする画像読取方法。 - 画像読取装置と、前記画像読取装置と通信可能なサーバーと、を含む画像読取システムであって、
前記画像読取装置は、
原稿を搬送する搬送部と、
前記搬送部により搬送される前記原稿を読み取る読取部と、
前記読取部よりも前記搬送の上流に位置し、前記原稿と前記原稿の読取処理の条件を設定するための設定情報を有する設定シートとを載置可能な媒体載置部と、
前記媒体載置部に配設され、前記媒体載置部に載置された前記設定シートから前記設定情報を検出可能な検出部と、
前記読取処理を制御する制御部と、を備え、
前記サーバーは、前記設定情報と前記読取処理の条件との対応関係を規定したテーブルを記憶しており、
前記制御部は、前記検出部により検出された前記設定情報と前記サーバーが記憶する前記テーブルとに基づいて、前記読取処理の条件を設定し、前記設定した条件の下で前記読取部による前記原稿の読み取りを含む前記読取処理を実行する、ことを特徴とする画像読取システム。
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