JP2020097483A - シート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

シート搬送装置及びこれを備えた画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】レジストローラー対を構成するローラーに過度の撓みが生じることを防止すると共に、シートの搬送を適切に実施することが可能なシート搬送装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供する。【解決手段】シート搬送装置30においてレジストローラー対33は、剛体からなる第1ローラー331と、外表面に低摩擦層332Aが形成された弾性体からなる第2ローラー332とによって構成される。ここで、レジストローラー対33において、剛体からなる第1ローラー331の軸方向中央部に対向して、撓み防止機構34の回転部材341が配置されている。レジストローラー対33において第1ローラー331の軸方向中央部が第2ローラー332から離れる方向に撓もうとしたときには、回転部材341が第1ローラー331に当接することによって従動回転する。【選択図】図4

Description

本発明は、レジストローラー対を備えたシート搬送装置、及び当該シート搬送装置を備えた画像形成装置に関する。
プリンター等の画像形成装置は、画像形成処理が実行される画像形成位置にシートを搬送するシート搬送装置を備えている。この種のシート搬送装置は、搬送対象のシートの幅に対応した長さを有するレジストローラー対を含んで構成されている。シート搬送装置は、レジストローラー対によって形成されるニップ部を通過させることでシートを、画像形成位置における画像形成処理のタイミングに合わせて搬送する。
レジストローラー対において、一方のローラーは、他方のローラーとの間のニップ荷重によって、軸方向中央部が他方のローラーから離れる方向(ニップ部とは反対側の方向)に撓んでしまう場合がある。レジストローラー対を構成するローラーに過度の撓みが生じると、ニップ部を通過するシートに「しわ」が発生する虞があり、またレジストローラー対の軸方向においてニップ圧分布が不均一化してシートに対する搬送力にばらつきが発生する虞がある。このため、シートの搬送を適切に実施することができなくなる。このような問題を解決するために、レジストローラー対を構成するローラーの軸方向中央部におけるシャフト部分を保持体によって保持し、ローラーの撓みを防止することが知られている(例えば特許文献1参照)。
実開平1−109030号公報
レジストローラー対は、ニップ部におけるシートの搬送力を高めるために、金属製の剛体からなる第1ローラーと、ゴム製の弾性体からなる第2ローラーとによって構成されるのが一般的である。更に、シートの両面印刷時において片面印刷後のシートがレジストローラー対のニップ部を通過するときに、前記第2ローラーに画像が転写されることを防止することが求められる。この場合、シート幅に対応した軸方向の全域にわたって転写防止層が外表面に形成されたローラーが採用される。
転写防止層を有したローラーは、軸方向の全域にわたって転写防止層が形成されているので、当該ローラーの撓みを防止する方策として、特許文献1に開示される従来技術のような、ローラーのシャフト部分を保持体によって保持する構成を取ることができない。また、転写防止層は、画像転写を防止する性質のみならず、シートとの接触摩擦を低減させる性質をも有している。このため、レジストローラー対のニップ部におけるシートの搬送力が低下してしまう。つまり、従来技術では、レジストローラー対を構成するローラーの撓みを防止することができず、軸方向においてニップ圧分布が不均一化し、更には転写防止層の性質に由来してシートの搬送力が低下し、レジストローラー対のニップ部においてシートの搬送を適切に実施することができなくなる。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、レジストローラー対を構成するローラーに過度の撓みが生じることを防止すると共に、シートの搬送を適切に実施することが可能なシート搬送装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係るシート搬送装置は、画像形成処理が実行される画像形成位置にシートを搬送するシート搬送装置であって、前記画像形成位置における画像形成処理のタイミングに合わせてシートを、前記画像形成位置に向けて搬送するレジストローラー対と、前記レジストローラー対を構成するローラーの撓みを防止する撓み防止機構と、を備える。前記レジストローラー対は、剛体からなる第1ローラーと、前記第1ローラーとの間にシートを挟持するためのニップ部を形成し、外表面にシートとの接触摩擦を低減させる低摩擦層が形成された、弾性体からなる第2ローラーと、を含む。前記撓み防止機構は、前記第1ローラーの軸方向中央部に対向して配置され、前記第1ローラーに当接することによって従動回転する回転部材であって、第1軸心を中心に回転する第1回転部材と、第2軸心を中心に回転する第2回転部材とを有する回転部材を含み、前記第1回転部材と前記第2回転部材とは、前記第1ローラーの周方向及び軸方向に異なる位置で当接し、前記第1ローラーの軸方向から見て、オーバーラップして配置されている。
このシート搬送装置によれば、レジストローラー対は、画像形成位置における画像形成処理のタイミングに合わせてシートを搬送する。このレジストローラー対は、剛体からなる第1ローラーと、外表面に低摩擦層が形成された弾性体からなる第2ローラーとによって構成される。ここで、レジストローラー対において、第1ローラーの軸方向中央部に対向して、撓み防止機構の回転部材が配置されている。第1ローラーの軸方向中央部が第2ローラーから離れる方向(ニップ部とは反対側の方向)に撓もうとしたときには、撓み防止機構の回転部材が第1ローラーに当接する。これにより、第1ローラーに過度の撓みが生じることを防止することができる。このため、レジストローラー対の軸方向におけるニップ圧分布の均一化が図られ、ニップ部を通過するシートにおける「しわ」の発生を防止することができると共に、ニップ部でのシートに対する搬送力にばらつきが発生することを抑制することができる。更に、第2ローラーの外表面に低摩擦層が形成されていることに起因したシート搬送力の低下を、撓み防止機構における回転部材の第1ローラーに対する当接力によって補うことができる。この結果、低摩擦層を有した第2ローラーを用いたレジストローラー対において、シートの搬送を適切に実施することが可能となる。
また、撓み防止機構の回転部材は、レジストローラー対を構成する第1ローラーに当接することによって従動回転する。このため、回転部材と第1ローラーとの間に高い摩擦力が生じることを可及的に抑制することができる。この結果、第1ローラーの摩擦による摩耗や異常音の発生を防止することができる。
上記のシート搬送装置は、前記レジストローラー対に向けてのシートの導入をガイドするシート導入ガイド機構を、更に備える構成であってもよい。そして、前記レジストローラー対は、前記シート導入ガイド機構によりガイドされつつ導入されるシートの先端が前記第1ローラーに当接するように、配置される。
上記のシート搬送装置において、前記撓み防止機構は、所定の回動軸回りに回動可能に設けられ、前記回転部材を前記回動軸から第1方向に第1の距離を隔てた位置に回転自在に支持する支持ホルダと、前記支持ホルダの前記回動軸から前記第1方向に前記第1の距離よりも長い第2の距離を隔てた位置に取り付けられ、前記回転部材が前記第1ローラーを押圧するように、前記支持ホルダを付勢する付勢部材と、を更に含む構成であってもよい。
本発明の他の局面に係る画像形成装置は、所定の画像形成位置においてシートに画像形成処理を施す画像形成部と、前記画像形成位置にシートを搬送する、上記のシート搬送装置と、を備える。
本発明によれば、レジストローラー対を構成するローラーに過度の撓みが生じることを防止すると共に、シートの搬送を適切に実施することが可能なシート搬送装置、及びこれを備えた画像形成装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の内部構造を示す図である。 画像形成装置に備えられるシート搬送装置を示す斜視図である。 シート搬送装置においてシート送出ガイド機構を取り外した状態を示す斜視図である。 シート搬送装置の断面図である。 シート搬送装置に備えられる撓み防止機構の近傍を拡大して示す断面図である。 撓み防止機構がハウジングの天壁に取り付けられた状態を示す斜視図である。 撓み防止機構の斜視図である。 撓み防止機構の斜視図である。 撓み防止機構の斜視図である。 撓み防止機構の分解斜視図である。 撓み防止機構を構成する回転部材とレジストローラー対との位置関係を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係るシート搬送装置及び画像形成装置について図面に基づいて説明する。なお、以下では、方向関係についてはXYZ直交座標軸を用いて説明する。X軸方向は水平面上の第1水平方向を示し、Y軸方向は水平面上でX軸方向と直交する第2水平方向を示し、Z軸方向はX軸方向及びY軸方向の両方向に直交する鉛直方向を示す。また、X軸方向の一方向側を「+X側」と称し、X軸方向の一方向側とは反対の他方向側を「−X側」と称する。また、Y軸方向の一方向側を「+Y側」と称し、Y軸方向の一方向側とは反対の他方向側を「−Y側」と称する。また、Z軸方向の一方向側となる鉛直上方側を「+Z側」と称し、Z軸方向の一方向側とは反対の他方向側となる鉛直下方側を「−Z側」と称する。
[画像形成装置の全体構成]
図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置1の内部構造を示す図である。図1に示す画像形成装置1は、インク滴を吐出してシートSに画像を形成(記録)するインクジェット記録装置である。画像形成装置1は、装置本体10と、給紙部20と、シート搬送装置30と、ベルト搬送部40と、画像形成部50と、カール矯正部60と、を備える。
装置本体10は、シートSに画像を形成するための各種の装置を収容する箱形の筐体である。この装置本体10には、シートSの搬送通路となる第1搬送路11、第2搬送路12及び第3搬送路13が形成されている。
給紙部20は、シートSを第1搬送路11へ給紙する。給紙部20は、給紙カセット21とピックアップローラー22とを備える。給紙カセット21は、装置本体10に対して着脱自在であり、内部にシートSを収容する。ピックアップローラー22は、給紙カセット21の+Y側であり且つ+Z側の端部に配置される。ピックアップローラー22は、給紙カセット21に収容されたシート束の最上層のシートSを1枚ずつ繰り出し、第1搬送路11へ送り出す。
第1搬送路11に給紙されたシートSは、その第1搬送路11に設けられた第1搬送ローラー対111によって、第1搬送路11の下流端に配置された、シート搬送装置30まで搬送される。また、装置本体10の+Y側の側面には給紙トレイ24が配置されており、給紙トレイ24の上面部にはシートSが載置可能とされる。給紙トレイ24上に載置されたシートSは、給紙ローラー23によってシート搬送装置30に向かって送り出される。
シート搬送装置30は、第1搬送路11又は給紙ローラー23を介して導入されたシートSを、ベルト搬送部40における搬送ベルト41に向けて、シート搬送方向A1に搬送する装置である。このシート搬送装置30の詳細については、後述する。
シート搬送装置30により搬送されたシートSは、その先端部が搬送ベルト41の外周面411に接すると、搬送ベルト41の駆動により外周面411上に保持された状態でシート搬送方向A2に搬送される。なお、シート搬送方向A2は、Y軸方向において+Y側から−Y側に向かう方向である。
ベルト搬送部40は、画像形成部50の−Z側において、ラインヘッド51と対向するように配置されている。ベルト搬送部40は、画像形成部50の−Z側をシートSが通過するように、シート搬送装置30により搬送されたシートSを、カール矯正部60に向けてシート搬送方向A2に搬送する。ベルト搬送部40は、搬送ベルト41と吸引部43とを備える。
搬送ベルト41は、X軸方向に幅を有してY軸方向に延びる無端状のベルトである。搬送ベルト41は、画像形成部50と対向して配置され、外周面411上にてシートSをシート搬送方向A2に搬送する。より具体的には、搬送ベルト41は、画像形成部50のラインヘッド51と対向した所定の搬送領域内において外周面411上にシートSを保持して、シート搬送方向A2に搬送する。搬送ベルト41には、画像形成部50のラインヘッド51により画像形成処理が実行される画像形成位置が設定される。
搬送ベルト41は、第1支持ローラー421、第2支持ローラー422、第3支持ローラー423、及び一対の第4支持ローラー424に張架される。この張架された搬送ベルト41の内側において、内周面412に対向して吸引部43が配置されている。第1支持ローラー421は、搬送ベルト41の幅方向となるX軸方向に沿って延びる駆動ローラーであり、シート搬送方向A2において吸引部43よりも下流側に配置される。第1支持ローラー421は、不図示の駆動モータによって回転駆動され、所定の周回方向に搬送ベルト41を周回させる。搬送ベルト41が周回することにより、その外周面411上に保持されたシートSがシート搬送方向A2に搬送される。
第2支持ローラー422は、X軸方向に沿って延びるベルト速度検知ローラーであり、シート搬送方向A2において吸引部43よりも上流側に配置される。第2支持ローラー422は、第1支持ローラー421と協働し、搬送ベルト41の外周面411におけるラインヘッド51と対向する領域と、搬送ベルト41の内周面412における吸引部43と対向する領域との平面性が維持されるように、配置される。ここで、搬送ベルト41の外周面411において、ラインヘッド51と対向する領域であって、第1支持ローラー421と第2支持ローラー422との間の領域が、シートSを保持して搬送するための前記所定の搬送領域となる。第2支持ローラー422は、搬送ベルト41の周回に連動して従動回転する。第2支持ローラー422には不図示のパルス板が取り付けられ、このパルス板は、第2支持ローラー422と一体になって回転する。パルス板の回転速度を測定することにより、搬送ベルト41の回転速度が検知される。
第3支持ローラー423は、X軸方向に沿って延びるテンションローラーであり、搬送ベルト41が撓まないように、搬送ベルト41に張力を与える。第3支持ローラー423は、搬送ベルト41の周回に連動して従動回転する。一対の第4支持ローラー424はそれぞれ、X軸方向に沿って延びるガイドローラーであり、搬送ベルト41が吸引部43の下側を通過するように、搬送ベルト41を案内する。一対の第4支持ローラー424は、搬送ベルト41の周回に連動して従動回転する。
また、搬送ベルト41は、外周面411から内周面412にわたって厚み方向に貫通した複数の吸引孔を有している。
吸引部43は、画像形成部50と搬送ベルト41を介して対向して配置されている。より詳しくは、吸引部43は、第1支持ローラー421、第2支持ローラー422、第3支持ローラー423、及び一対の第4支持ローラー424によって張架された搬送ベルト41の内側において、内周面412に対向して配置されている。吸引部43は、搬送ベルト41の外周面411に保持されたシートSと搬送ベルト41との間に負圧を発生させることにより、シートSを搬送ベルト41の外周面411に密着させる。吸引部43は、ベルト案内部材431と、吸引筐体432と、吸引装置433と、排気ダクト434とを備える。
ベルト案内部材431は、搬送ベルト41の内周面412における、第1支持ローラー421と第2支持ローラー422との間の領域に対向して配置される。ベルト案内部材431は、搬送ベルト41の幅方向(X軸方向)の長さと略同一の幅寸法を有する板状の部材である。ベルト案内部材431は、吸引筐体432の上面部を構成し、+Z側から見たときに、吸引筐体432と略同一の形状を有している。ベルト案内部材431は、第1支持ローラー421と第2支持ローラー422との間において、第1支持ローラー421の回転に連動した搬送ベルト41の周回移動を案内する。
また、ベルト案内部材431は、搬送ベルト41の内周面412に対向したベルト案内面に形成された、複数の溝部を有している。各溝部は、搬送ベルト41の吸引孔に対応して形成される。更にベルト案内部材431は、各溝部に対応して設けられた貫通孔を有している。貫通孔は、各溝部内においてベルト案内部材431の厚み方向に貫通した孔部であり、各溝部を介して、搬送ベルト41の吸引孔と連通する。
以上のように構成された吸引部43は、ベルト案内部材431の溝部並びに貫通孔と、搬送ベルト41の吸引孔とを介して、搬送ベルト41の上側の空間から空気を吸引することにより吸引力を発生させる。この吸引力により、搬送ベルト41の+Z側の空間に吸引部43へ向かう気流(吸引風)が発生する。シートSがシート搬送装置30により搬送ベルト41上に搬送されて搬送ベルト41の外周面411の一部を覆うと、シートSに吸引力(負圧)が作用して、シートSが搬送ベルト41の外周面411に密着される。
吸引筐体432は、+Z側が開口した箱形の筐体であり、当該+Z側の開口がベルト案内部材431によって覆われるように、搬送ベルト41の−Z側に配置される。吸引筐体432は、ベルト案内部材431と協働して吸引空間432Aを画定する。すなわち、吸引筐体432とベルト案内部材431とで囲まれた空間が、吸引空間432Aとなる。この吸引空間432Aは、ベルト案内部材431の溝部並びに貫通孔を介して、搬送ベルト41の吸引孔に連通する。
吸引筐体432の底壁部には開口部432Bが形成され、この開口部432Bに対応して吸引装置433が配置されている。この吸引装置433には、排気ダクト434が接続されている。この排気ダクト434は、装置本体10に設けられた不図示の排気口と連結されている。
ベルト搬送部40の+Z側には、画像形成部50が配置されている。具体的には、画像形成部50は、ベルト搬送部40の+Z側において、搬送ベルト41の外周面411と対向するように配置されている。画像形成部50は、搬送ベルト41の外周面411上に保持された状態でシート搬送方向A2に搬送されるシートSに、画像形成処理を施して画像を形成する。本実施形態では、画像形成部50は、画像形成方式がインクジェット式であり、インク滴を吐出してシートSに画像を形成する。
画像形成部50は、ラインヘッド51Bk、51C、51M、51Yを備える。ラインヘッド51Bkはブラック色のインク滴を吐出し、ラインヘッド51Cはシアン色のインク滴を吐出し、ラインヘッド51Mはマゼンタ色のインク滴を吐出し、ラインヘッド51Yはイエロー色のインク滴を吐出する。ラインヘッド51Bk、51C、51M、51Yは、シート搬送方向A1の上流側から下流側に向かって並設される。ラインヘッド51Bk、51C、51M、51Yは、吐出するインク滴の色が異なる以外は同一の構成を有するため、ラインヘッド51と総称することもある。
ラインヘッド51は、搬送ベルト41の外周面411上に保持された状態でシート搬送方向A2に搬送されるシートSにインク滴を吐出して、シートSに画像を形成する。詳しくは、ラインヘッド51は、搬送ベルト41により搬送されてラインヘッド51に対向する画像形成位置を通過するシートSへ向けて、インク滴を吐出する。これにより、シートSに画像が形成される。
ラインヘッド51からインク滴が吐出され、画像が形成されたシートSは、搬送ベルト41により搬送され、シート排出ガイド部44によりガイドされつつカール矯正部60に向けて排出(送出)される。カール矯正部60は、シート排出ガイド部44を挟んで搬送ベルト41のシート搬送方向A2下流側に配置される。インクジェット式の画像形成装置1では、水分を含む水性のインクが用いられることが多くなっている。紙製のシートSが水分を吸収すると、シートSを構成するセルロースの水素結合が分離され、当該シートSは膨張する。このため、シートSは、インクの着弾面(画像形成面)側が凸形状となるようにカール(湾曲)する。そこで、画像形成装置1は、シートSのカールを矯正するカール矯正部60を備えている。カール矯正部60は、画像が形成されたシートSを下流側へ搬送しつつ、当該シートSのカールを矯正する。
カール矯正部60によりカールが矯正されたシートSは、第2搬送路12に送出される。第2搬送路12は、装置本体10の−Y側の側面に沿って延設されている。第2搬送路12に送出されたシートSは、その第2搬送路12に設けられた第2搬送ローラー対121によって、装置本体10の−Y側に形成された排紙口12Aに向けて搬送され、排紙口12Aから排紙部14上に排出される。
一方、第2搬送路12に送出されたシートSが、第1面(表面)の画像形成処理が完了した両面印刷用のものである場合には、当該シートSは、シート反転部15に送り出される。シート反転部15は、第2搬送路12の途中で分岐された搬送路であり、シートSが反転(スイッチバック)される部分である。シート反転部15によって表裏が反転されたシートSは、第3搬送路13に送出される。第3搬送路13に送出されたシートSは、その第3搬送路13に設けられた第3搬送ローラー対131によって逆送され、シート搬送装置30を介して、表裏が反転した状態で再び搬送ベルト41の外周面411上に供給される。このように表裏が反転した状態で搬送ベルト41の外周面411上に供給されたシートSは、搬送ベルト41により搬送されながら、画像形成部50によって、第1面とは反対側の第2面(裏面)に画像形成処理が施される。両面印刷が完了したシートSは、第2搬送路12を通過して排紙口12Aから排紙部14上に排出される。
[シート搬送装置の構成]
前述したように、画像形成装置1は、給紙部20により供給されたシートSを、搬送ベルト41に向けてシート搬送方向A1に搬送するシート搬送装置30を備えている。このシート搬送装置30について、図2〜図4を参照して説明する。図2は、シート搬送装置30を示す斜視図であり、図3は、シート搬送装置30においてシート送出ガイド機構35を取り外した状態を示す斜視図である。また図4は、シート搬送装置30の断面図である。
シート搬送装置30は、ベルト搬送部40の+Y側において装置本体10に装着される。シート搬送装置30は、ハウジング31と、シート導入ガイド機構32と、レジストローラー対33と、撓み防止機構34と、シート送出ガイド機構35と、を備える。
ハウジング31は、シート搬送装置30において装置本体10に支持される部分であって、シート搬送装置30を構成する各種の構造を収容する箱形の筐体である。ハウジング31は、図2に示すように、第1側壁311、第2側壁312、天壁313及び底壁314を含む。第1側壁311及び第2側壁312は、X軸方向に所定の間隔を置いて互いに対向配置される壁部である。天壁313は、第1側壁311及び第2側壁312の+Z側の端部同士を接続する壁部である。底壁314は、第1側壁311及び第2側壁312の−Z側の端部同士を接続する壁部である。
シート導入ガイド機構32は、図4に示すように、ハウジング31における+Y側の端部に設けられ、シートSをハウジング31内に受け入れる機構である。シート導入ガイド機構32は、ハウジング31内に受け入れたシートSを、レジストローラー対33に向けてガイドする。つまり、シート導入ガイド機構32は、レジストローラー対33に向けてのシートSの導入をガイドする。シート導入ガイド機構32は、第1導入ガイド部321と、第2導入ガイド部322とを含む。第1導入ガイド部321は、シートSの+Z側の面をガイドする。第2導入ガイド部322は、シートSの−Z側の面をガイドする。
レジストローラー対33は、ハウジング31内においてシート導入ガイド機構32の−Y側、すなわちシート導入ガイド機構32に対してシート搬送方向A1の下流側に配置される。レジストローラー対33は、シート導入ガイド機構32によりガイドされつつ導入されるシートSのスキュー矯正を行うと共に、画像形成部50による画像形成処理のタイミングに合わせてシートSを、搬送ベルト41に向けて送り出す。
レジストローラー対33は、図3及び図4に示すように、X軸方向にそれぞれ延び、回転可能な第1ローラー331と第2ローラー332とを含んで構成される。本実施形態では、レジストローラー対33において、第1ローラー331及び第2ローラー332は、Z軸方向に並んで配置され、+Z側に第1ローラー331が配置され、−Z側に第2ローラー332が配置されている。レジストローラー対33においては、少なくとも一方のローラーが不図示の駆動モータによって回転駆動されるよう構成されていればよいが、本実施形態では第1ローラー331及び第2ローラー332の双方のローラーが駆動モータによって回転駆動される。
第1ローラー331は、アルミニウム等の金属製の剛体からなるローラーであり、回転可能となるように、X軸方向の両端部がハウジング31に支持されている。より詳しくは、第1ローラー331は、X軸方向の一端部(+X側の端部)がハウジング31の第1側壁311に支持され、X軸方向の他端部(−X側の端部)がハウジング31の第2側壁312に支持されている。
第2ローラー332は、第1ローラー331との間にシートSを挟持するためのニップ部NPを形成し、ゴム製の弾性体からなるローラーであり、回転可能となるように、X軸方向の両端部がハウジング31に支持されている。より詳しくは、第2ローラー332は、第1ローラー331の−Z側において、X軸方向の一端部(+X側の端部)がハウジング31の第1側壁311に支持され、X軸方向の他端部(−X側の端部)がハウジング31の第2側壁312に支持されている。
また、第2ローラー332は、図4に示すように、その外表面に、シートSとの接触摩擦を低減させる低摩擦層332Aが、軸方向(X軸方向)の全域にわたって形成されている。低摩擦層332Aは、シートSの両面印刷時において片面印刷後のシートSがレジストローラー対33のニップ部NPを通過するときに、第2ローラー332に画像が転写されることを防止するための転写防止層としての機能を有する。第2ローラー332の低摩擦層332Aは、例えば、テトラフルオロエチレンとパーフルオロアルキルビニルエーテルの共重合体であるPFAなどのフッ素樹脂によって構成された層である。
レジストローラー対33は、シート導入ガイド機構32によりガイドされつつ導入されるシートSの先端が第1ローラー331に当接するように、配置される。これにより、シート導入ガイド機構32によりガイドされつつ導入されるシートSを、剛体からなる第1ローラー331に当接させることによってレジストローラー対33のニップ部NPに導くことができる。
レジストローラー対33により送り出されたシートSは、シート送出ガイド機構35を介して搬送ベルト41に供給される。シート送出ガイド機構35は、図4に示すように、ハウジング31における−Y側の端部に設けられる。シート送出ガイド機構35は、レジストローラー対33のニップ部NPを通過したシートSを、ハウジング31外へ案内するための機構である。シート送出ガイド機構35は、レジストローラー対33のニップ部NPを通過したシートSを、搬送ベルト41の外周面411に向けてガイドする。シート送出ガイド機構35は、第1送出ガイド部351と第2送出ガイド部352とを含む。第1送出ガイド部351は、シートSの+Z側の面をガイドする。第2送出ガイド部352は、シートSの−Z側の面をガイドする。
撓み防止機構34は、レジストローラー対33を構成する第1ローラー331の撓みを防止する機構である。この撓み防止機構34について、図3及び図4に加えて、図5〜図11を参照して説明する。図5は、シート搬送装置30において撓み防止機構34の近傍を拡大して示す断面図である。図6は、撓み防止機構34がハウジング31の天壁313に取り付けられた状態を示す斜視図である。図7〜図9は、撓み防止機構34の斜視図であり、図10は、撓み防止機構34の分解斜視図である。図11は、撓み防止機構34を構成する回転部材341とレジストローラー対33との位置関係を示す図である。
撓み防止機構34は、回転部材341と、支持ホルダ342と、回動軸343と、付勢部材344と、取付部材345と、を含む。
回転部材341は、レジストローラー対33を構成する第1ローラー331の軸方向中央部においてニップ部NPとは反対側に対向して配置される。なお、第1ローラー331の軸方向中央部とは、第1ローラー331において軸方向の中央位置を中心に所定の範囲内の領域を指す。回転部材341は、第1ローラー331の軸方向中央部において当接することによって、当該第1ローラー331の撓みを防止する部材である。回転部材341は、ゴム製の弾性体からなる。回転部材341は、第1ローラー331に当接することによって従動回転する。
レジストローラー対33においては、ニップ部NPにおけるシートSの搬送力を高めるために、ニップ部NPに大きなニップ荷重が生じる。このような大きなニップ荷重によって、レジストローラー対33において第1ローラー331の軸方向中央部が第2ローラー332から離れる方向(ニップ部NPとは反対側の方向)に撓もうとしたときには、回転部材341が第1ローラー331に当接する。これにより、第1ローラー331に過度の撓みが生じることを防止することができる。このため、レジストローラー対33の軸方向(X軸方向)におけるニップ圧分布の均一化が図られ、ニップ部NPを通過するシートSにおける「しわ」の発生を防止することができると共に、ニップ部NPでのシートSに対する搬送力にばらつきが発生することを抑制することができる。更に、第2ローラー332の外表面に低摩擦層332Aが形成されていることに起因したシート搬送力の低下を、回転部材341の第1ローラー331に対する当接力によって補うことができる。この結果、低摩擦層332Aを有した第2ローラー332を用いたレジストローラー対33において、シートSの搬送を適切に実施することが可能となる。
また、回転部材341は、レジストローラー対33を構成する第1ローラー331に当接することによって従動回転する。このため、回転部材341と第1ローラー331との間に高い摩擦力が生じることを可及的に抑制することができる。この結果、第1ローラー331の摩擦による摩耗や異常音の発生を防止することができる。
本実施形態では、図3、図6、図7及び図11に示すように、第1ローラー331の軸方向(X軸方向)に並ぶように、複数の回転部材341が配置されている。具体的には、2つの回転部材341が配置されている。以下では、2つの回転部材341を区別するときには、+X側の回転部材341を「第1回転部材341A」と称し、−X側の回転部材341を「第2回転部材341B」と称する。
第1回転部材341Aは、X軸方向に延びる第1軸心341S1を中心に回転する回転部材である。第2回転部材341Bは、X軸方向に延びる第2軸心341S2を中心に回転する回転部材である。第1回転部材341Aと第2回転部材341Bとは、第1ローラー331の周方向及び軸方向に沿って相互に離れて配置されている。すなわち、第1回転部材341Aと第2回転部材341Bとは、第1ローラー331の周方向及び軸方向に異なる位置で当接し、第1ローラー331の軸方向から見て、オーバーラップして配置されている。具体的には、図11に示すように、レジストローラー対33を構成する第1ローラー331の軸方向(X軸方向)から見て、第1ローラー331の軸心331S、第2ローラー332の軸心332S、及びニップ部NPの中心NPSをそれぞれ通る仮想線LLに対して2分割する位置に、第1回転部材341Aと第2回転部材341Bとがオーバーラップした状態で、それぞれ配置されている。より詳しくは、第1回転部材341Aの第1軸心341S1から前記仮想線LLまでの距離G1と、第2回転部材341Bの第2軸心341S2から前記仮想線LLまでの距離G2とが等しくなるように、第1回転部材341Aと第2回転部材341Bとが第1ローラー331の周方向に相互に離れて配置されている。これにより、ニップ部NPにおけるニップ荷重によって第1ローラー331の軸方向中央部が第2ローラー332から離れる方向に撓もうとしたときに、第1回転部材341A及び第2回転部材341Bの両方の回転部材341が第1ローラー331に当接して従動回転する。このため、第1ローラー331に過度の撓みが生じることを、より確実に防止することができる。
第1回転部材341Aは、第1支持ホルダ342Aによって回転自在に支持され、第2回転部材341Bは、第2支持ホルダ342Bによって回転自在に支持されている。図6に示すように、第1支持ホルダ342Aと第2支持ホルダ342Bとは、互いに独立して、取付部材345を介してハウジング31の天壁313に取り付けられている。なお、第1回転部材341A及び第2回転部材341Bをまとめて「回転部材341」と総称するときには、第1支持ホルダ342A及び第2支持ホルダ342Bを「支持ホルダ342」と総称する。
取付部材345は、Y軸方向に延びる基部3451と、その基部3451のX軸方向両端部にそれぞれ接続されて−Z側に延びる一対の取付フレーム3452と、を含む。取付部材345は、一対の取付フレーム3452の間において支持ホルダ342を回動軸343回りの回動が可能となるように支持し、基部3451においてハウジング31の天壁313に取り付けられる。換言すると、支持ホルダ342は、一対の取付フレーム3452の間において回動軸343回りに回動可能となるように基部3451を介してハウジング31の天壁313に設けられ、回転部材341を回転自在に支持する。
図8〜図10に示すように、支持ホルダ342は、軸受保持部3421と、軸挿通孔3422と、付勢部材取付部3423と、を含む。軸受保持部3421は、回転部材341の回転軸3411の両端部を軸支する軸受3412を保持する部分である。つまり、軸受保持部3421によって軸受3412が保持されることにより、回転部材341は、支持ホルダ342に回転自在に支持される。なお、支持ホルダ342が取付部材345を介してハウジング31の天壁313に取り付けられた状態において、軸受保持部3421によって軸受3412が保持された回転部材341の回転軸3411は、レジストローラー対33の第1ローラー331と平行となるように、X軸方向に延びている。
軸挿通孔3422は、支持ホルダ342の回動中心となる回動軸343が挿通される孔部である。支持ホルダ342は、軸挿通孔3422に回動軸343が挿通された状態において、当該回動軸343を介して一対の取付フレーム3452に支持される。なお、支持ホルダ342が取付部材345を介してハウジング31の天壁313に取り付けられた状態において、回動軸343は、回転部材341の回転軸3411と平行となるように、X軸方向に延びている。
付勢部材取付部3423は、支持ホルダ342において付勢部材344が取り付けられる部分である。付勢部材344は、支持ホルダ342を+Z側から−Z側へ向かう方向に付勢する。支持ホルダ342は、付勢部材344の付勢力によって、回転部材341がレジストローラー対33の第1ローラー331を押圧するように、回動軸343回りに回動する。
以上説明したように、支持ホルダ342は、軸受保持部3421において軸受3412を保持することにより回転部材341を支持し、軸挿通孔3422に回動軸343が挿通され、付勢部材取付部3423に付勢部材344が取り付けられている。図5に示すように、回動軸343は、回転部材341に対してシート搬送方向A1の下流側(−Y側)に位置し、付勢部材344は、回転部材341に対してシート搬送方向A1の上流側(+Y側)に位置している。つまり、回転部材341は、Y軸方向において回動軸343と付勢部材344との間に位置している。また、回転部材341の軸方向(X軸方向)から見て、回転部材341の軸心341Sと、回動軸343の軸心343Sと、付勢部材344が取り付けられる付勢部材取付部3423の中心3423Sとは、同一の仮想直線LA上に位置している。
そして、回転部材341、回動軸343及び付勢部材344が支持ホルダ342に設けられた状態において、回動軸343と回転部材341との間の第1の距離L1は、回動軸343と付勢部材344との間の第2の距離L2よりも短くなるように設定されている。前記第1の距離L1は、回動軸343の軸心343Sと回転部材341の軸心341Sとの間の、前記仮想直線LAに沿った距離に相当する。前記第2の距離L2は、回動軸343の軸心343Sと付勢部材取付部3423の中心3423Sとの間の、前記仮想直線LAに沿った距離に相当する。換言すると、前記仮想直線LAに沿って−Y側から+Y側に向かう方向を「第1方向H1」とした場合、支持ホルダ342は、回転部材341を回動軸343から第1方向H1に第1の距離L1を隔てた位置に回転自在に支持する。そして、付勢部材344は、支持ホルダ342の回動軸343から第1方向H1に第1の距離L1よりも長い第2の距離L2を隔てた位置に取り付けられている。これにより、支持ホルダ342の回動軸343回りの回動に応じて回転部材341がレジストローラー対33の第1ローラー331を押圧するときの押圧力を、付勢部材341の支持ホルダ342に対する付勢力よりも大きくすることができる。回転部材341の第1ローラー331に対する押圧力によって、第1ローラー331の撓みを防止することができると共に、第2ローラー332の外表面に低摩擦層332Aが形成されていることに起因したシート搬送力の低下を補うことができる。
1 画像形成装置
30 シート搬送装置
31 ハウジング
32 シート導入ガイド機構
33 レジストローラー対
331 第1ローラー
332 第2ローラー
332A 低摩擦層
34 撓み防止機構
341 回転部材
342 支持ホルダ
343 回動軸
344 付勢部材
35 シート送出ガイド機構
40 ベルト搬送部
50 画像形成部

Claims (4)

  1. 画像形成処理が実行される画像形成位置にシートを搬送するシート搬送装置であって、
    前記画像形成位置における画像形成処理のタイミングに合わせてシートを、前記画像形成位置に向けて搬送するレジストローラー対と、
    前記レジストローラー対を構成するローラーの撓みを防止する撓み防止機構と、を備え、
    前記レジストローラー対は、
    剛体からなる第1ローラーと、
    前記第1ローラーとの間にシートを挟持するためのニップ部を形成し、外表面にシートとの接触摩擦を低減させる低摩擦層が形成された、弾性体からなる第2ローラーと、を含み、
    前記撓み防止機構は、前記第1ローラーの軸方向中央部に対向して配置され、前記第1ローラーに当接することによって従動回転する回転部材であって、第1軸心を中心に回転する第1回転部材と、第2軸心を中心に回転する第2回転部材とを有する回転部材を含み、
    前記第1回転部材と前記第2回転部材とは、前記第1ローラーの周方向及び軸方向に異なる位置で当接し、前記第1ローラーの軸方向から見て、オーバーラップして配置されている、シート搬送装置。
  2. 前記レジストローラー対に向けてのシートの導入をガイドするシート導入ガイド機構を、更に備え、
    前記レジストローラー対は、前記シート導入ガイド機構によりガイドされつつ導入されるシートの先端が前記第1ローラーに当接するように、配置される、請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記撓み防止機構は、
    所定の回動軸回りに回動可能に設けられ、前記回転部材を前記回動軸から第1方向に第1の距離を隔てた位置に回転自在に支持する支持ホルダと、
    前記支持ホルダの前記回動軸から前記第1方向に前記第1の距離よりも長い第2の距離を隔てた位置に取り付けられ、前記回転部材が前記第1ローラーを押圧するように、前記支持ホルダを付勢する付勢部材と、を更に含む、請求項1又は2に記載のシート搬送装置。
  4. 所定の画像形成位置においてシートに画像形成処理を施す画像形成部と、
    前記画像形成位置にシートを搬送する、請求項1〜3のいずれか1項に記載のシート搬送装置と、を備える、画像形成装置。
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