JP2005298083A - ローラ支持装置、該装置を備える液体噴射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 送り駆動ローラが撓まないように支持するとともに、支持回転ローラを支持するフレームの変形も防止できるローラ支持装置を提供すること。
【解決手段】 従動ローラ23と、従動ローラによって押圧負荷を受ける駆動ローラ21と、駆動ローラを従動ローラの反対側の位置で支持し、駆動ローラの周面に回転可能に接触し、駆動ローラの回転軸線と平行な回転軸線を維持する回転ローラ67とを備える。従動ローラの中心と駆動ローラの中心とを結ぶ線の延長線Lが、回転軸線が対向して配置される各回転ローラが駆動ローラに接触している地点を結ぶ直線と直交するように、従動ローラ、駆動ローラ及び回転ローラが配置されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、記録装置及び液体噴射装置における駆動ローラの撓みを防止するためのローラ支持装置に関する。
ここで液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
特開2001−97595号公報(特許文献1)には、図7に示す如く、送り従動ローラ101によって押圧負荷を受ける送り駆動ローラ103を送り従動ローラ101の反対側の位置で支持するローラ支持装置105が、送り駆動ローラ103の周面に回転可能に接触し、送り駆動ローラ103の回転軸線と平行な回転軸線を維持するように回動可能に支持されている支持回転ローラ107を備え、該支持回転ローラ107が送り従動ローラ101による押圧負荷に対向する力で送り駆動ローラ103の周面に付勢される構成が開示されている。これにより送り従動ローラ101が強い荷重で送り駆動ローラ103に押しつけられても、送り駆動ローラ103の撓みを抑制している。
特開2001−97595号公報
特許文献1に示す構成では、被記録媒体Sの浮きによるヘッド104への接触を防止する目的で被記録媒体Sをプラテン109上に押しつけるために、送り従動ローラ101は、送り駆動ローラ103の真上ではなく、真上の地点よりも若干被記録媒体Sの進行方向側にずれた位置にニップ点Nを有するように設けられている。これを図7中のベクトル図で示すと、ベクトルAの方向に送り従動ローラ101からの押圧力が付与され、この押圧力は垂直ベクトルBと水平ベクトルCとに分けることができる。一方、支持回転ローラ107は送り駆動ローラ103の真下からベクトル図のベクトルDの方向へ上方への付勢力が作用し、垂直ベクトルBとベクトルDとが釣り合うことで送り駆動ローラ103が支持されている。
しかし、送り駆動ローラ103にはベクトルAの分力である水平ベクトルCが作用するため、送り駆動ローラ103はホッパ111側へ若干撓んでしまう。この撓み量は小さい(誇張されている)と共に、図8(a)に示す如く、被記録媒体Sの進行方向Q両側のうち、送り駆動ローラ103の端部に近い側の辺S1と送り駆動ローラ103の中心に近い側の辺S2とで送り駆動量は変わらない。ところが、被記録媒体Sの進行方向先端側がプラテン109上に押しつけられて進行している状態では、被記録媒体Sの送り駆動ローラ103の端部に近い側の辺S1の先端T1と送り駆動ローラ103との距離L1は、送り駆動ローラ103の中心に近い側の辺S2の先端T2と送り駆動ローラ103との距離L2より短くなり、先端T1側と先端T2側とがプラテン109上に押しつけられる押し付け力に差が生じる。そのため先端T1側と先端T2側が、それぞれプラテン109表面との間で生じる摩擦力に差を生じ、被記録媒体Sの送り動作に伴い、図8(a)中の矢印Rで示す方向に僅かずつスキュー(図では誇張されている)してしまう。
また、従来のローラ支持装置では、図8(b)に示す如く、支持回転ローラ107が送り駆動ローラ103の中央付近において直接送り駆動ローラ103を下支えしているが、このような支持構造では、送り駆動ローラ103が撓んだときに支持回転ローラ107部分に荷重が集中し、支持回転ローラ107を支持しているフレームが変形するといった虞もある。
そこで本発明の課題は、送り駆動ローラが撓まないように支持し、支持回転ローラを支持するフレームの変形も防止できるローラ支持装置、該装置を備える記録装置、液体噴射装置を提供することにある。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様に係るローラ支持装置は、従動ローラと、該従動ローラによって押圧負荷を受ける駆動ローラと、前記駆動ローラを前記従動ローラの反対側の位置で支持し、前記駆動ローラの周面に回転可能に接触し、前記駆動ローラの回転軸線と平行な回転軸線を維持する単一の回転ローラとを備え、前記従動ローラの中心と駆動ローラの中心とを結ぶ線の延長線が、前記回転ローラの中心を通過するように、前記従動ローラ、駆動ローラ及び回転ローラが配置されていることを特徴とするものである。
本発明の第1の態様によれば、従動ローラ、駆動ローラ及び回転ローラが一直線上に並ぶように配置するから、従動ローラが駆動ローラを押す押圧力のベクトルが、駆動ローラを支持する回転ローラの支持力のベクトルと正反対の方向となる。前記回転ローラの支持力のベクトルは、その長さ(支持力の強さ)が前記従動ローラの押圧力に基づく駆動ローラの長手方向の各位置における撓み量が極力小さくなるように設定されている。従って、駆動ローラが撓むことが抑制され、被記録媒体の進行方向先端側がプラテン上に押しつけられて進行している状態で、被記録媒体の先端側の辺の両側でのプラテンへの押し付け力が等しくなるため、被記録媒体の送り動作に伴うスキューの発生を防止することができる。
また、本発明の第2の態様に係るローラ支持装置は、従動ローラと、該従動ローラによって押圧負荷を受ける駆動ローラと、前記駆動ローラを前記従動ローラの反対側の位置で支持し、前記駆動ローラの周面に回転可能に接触し、前記駆動ローラの回転軸線と平行な回転軸線を維持するように回動可能に支持される、回転軸線が平行に配置される対の回転ローラとを備え、前記従動ローラの中心と駆動ローラの中心とを結ぶ線の延長線が、前記回転軸線が平行に配置される各回転ローラが駆動ローラに接触している地点を結ぶ直線と直交するように、前記従動ローラ、駆動ローラ及び回転ローラが配置されていることを特徴とするものである。
本態様によれば、従動ローラが駆動ローラを押す押圧力のベクトルが、駆動ローラを支持する対の回転ローラの支持力の合力のベクトルと正反対の方向となる。前記回転ローラの支持力のベクトルは、その長さ(支持力の強さ)が前記従動ローラの押圧力に基づく駆動ローラの長手方向の各位置における撓み量が極力小さくなるように設定されている。従って、駆動ローラが撓むことが抑制され、被記録媒体の進行方向先端側がプラテン上に押しつけられて進行している状態で、被記録媒体の先端側の辺の両側でのプラテンへの押し付け力が等しくなるため、被記録媒体の送り動作に伴うスキューの発生を防止することができる。
また、本発明の第3の態様に係るローラ支持装置は、上記第2の態様において、2対の前記回転ローラが各対の回転ローラの回転軸線を共通にして配置されていることを特徴とするものである。
1つの長い回転ローラを設けた場合には、長い回転ローラの周面と駆動ローラとの接触部分が全長にわたって平行になりにくく、また長い回転ローラを適用すると、そのための支持軸は長い回転ローラの両端でしか支持できなくなるため、支持軸が撓む可能性がある。しかし、第3の態様による構成によれば、このような問題点が解決される。
また、本発明の第4の態様に係るローラ支持装置は、上記第1〜第3のいずれかの態様において、前記回転ローラは回転ローラ支持部材に回転可能に支持されており、前記回転ローラ支持部材は、下支えレバーに回動可能に支持されていることを特徴とするものである。
本態様によれば、仮に駆動ローラが傾いたり、撓んだ場合には、これに従って回転ローラ支持部材が回動して、常に回転ローラが駆動ローラと平行な状態で接触できるようになる。
また、本発明の第5の態様に係るローラ支持装置は、上記第4の態様において、前記下支えレバーの一端側は回動可能に支持され、前記下支えレバーの他端側は常時上方向に付勢されていることを特徴とするものである。
本態様によれば、駆動ローラに下方向への負荷が掛かった場合に、下支えレバーの他端側が下方向に回動することができるため、下支えレバーが荷重により撓むことを防止できる。
また、本発明の第6の態様に係る記録装置等の液体噴射装置は、上記第1〜第5のいずれかの態様のローラ支持装置を備えることを特徴とするものである。本態様によれば、被記録媒体の先端側の辺の両側でのプラテンへの押し付け力が等しくなるため、被記録媒体の送り動作に伴うスキューが生じなくなる。従って被記録媒体を安定して搬送できる液体噴射装置を提供できる。
以下、本願発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係るローラ支持装置を適用可能なプリンタの一例を示す概略要部側面図、図2は本発明のローラ支持装置により駆動ローラを支持している様子を示す斜視図、図3は回転ローラ支持部材の支持構造を示す説明図、図4は本発明のローラ支持装置により駆動ローラを支持している様子を示す側断面図、図5は駆動ローラを軸線に平行な面で切断した断面図、図6は回転ローラ支持部材の正面図である。
本発明のローラ支持装置は、例えば図1に示す記録装置であるプリンタ1に適用可能である。ローラ支持装置の構成を説明する前に、先ずプリンタ1の構成について図1に基づいて説明する。プリンタ1は、被記録媒体Sを送り出す媒体供給部3と、送り出された被記録媒体Sの表面にインクを吐出して文字や画像を形成する記録部4と、記録された被記録媒体Sを排出する排出ローラ5とを備えている。
媒体供給部3は、供給ローラ7と、該供給ローラ7に向けて被記録媒体Sを付勢するホッパ6と、供給ローラ7との間で被記録媒体Sを挟圧して被記録媒体Sを分離する分離パッド9とを備えている。ホッパ6には複数枚の被記録媒体Sがセットされており、被記録媒体供給時には1回転する供給ローラ7に向けて被記録媒体Sがホッパ6により押圧され、分離パッド9で分離されて、1枚の被記録媒体Sだけが記録部4側へ供給されるようになっている。
供給ローラ7の下流側には、第1サブフレーム11に取り付けられた下ガイド13とメインフレーム15に取り付けられた上ガイド17とが設けられ、被記録媒体Sは、これら両ガイド13、17に案内されて媒体搬送装置19へ至るようになっている。該媒体搬送装置19は、被記録媒体Sの搬送路の下側に位置し、図示しない駆動手段によって回転する駆動ローラ21と、その上側に対向して設けられる従動ローラ23とを備えている。
駆動ローラ21は、図5に示す如く、高い剛性を有するローラ基体(快削鋼等)24の表面に高摩擦層26が一体に被着されており、高摩擦層26は、平均粒径20μm〜70μmの耐摩耗性粒子28と、該耐摩耗性粒子28を均一に分散し(高摩擦層表面の面積に対する分布密度が20%〜80%)且つ該粒子のローラ径方向における先端側の一部が表面に露出する状態で強固に保持する被着層30とを備えている。本実施の形態では、耐摩耗性粒子28は、アルミナ、炭化珪素等のセラミックで構成されており、また被着層30はアクリル系接着剤で構成されている。
一方、従動ローラ23は、被記録媒体Sと接触する表面は低摩擦部材で構成され、該低摩擦部材は、熱可塑性エラストマーとフッ素樹脂を主成分とする組成物から成る含フッ素熱可塑性エラストマーである。本実施の形態では、含フッ素熱可塑性エラストマーは、熱可塑性ポリウレタンエラストマーとフッ素樹脂を主成分とする。具体的には熱可塑性ポリウレタンエラストマー成分が85〜90重量%、ポリテトラフルオロエチレン成分が10〜15重量%である。ここで熱可塑性ポリウレタンエラストマー成分は、ジイソシアネート、高分子量ポリオール及び低分子量ポリオールを重縮合させて得られたポリオール系マルチブロックポリマーである。
従動ローラ23は、上ガイド17の先端部に駆動ローラ21の軸線と平行な状態で回転可能に支持されており、上ガイド17は支持軸25に回動可能に取り付けられている。そしてねじりバネ27が該支持軸25に設けられることにより、ねじりバネ27の先端部29が上ガイド17の先端側に作用して上ガイド17を常時、駆動ローラ21側へ付勢している。これにより、媒体搬送装置19を通過する被記録媒体Sを駆動ローラ21側へ押しつけて、被記録媒体Sに駆動力を付与して記録部4へ送り出すことができるようになっている。
記録部4は、メインフレーム15とキャリッジガイド軸31とに支持されるキャリッジ33を備え、キャリッジ33の下部に記録ヘッド35が取り付けられている。また、キャリッジ33にはインクカートリッジ37が搭載されている。キャリッジ33は、被記録媒体の面と直交する方向である主走査方向に移動可能であり、その記録動作は、該キャリッジ33の移動に伴い、記録ヘッド35からインクを吐出することにより1走査分の記録を行い、1走査分の記録が行われる毎に媒体搬送装置19が所定ピッチだけ被記録媒体Sを前方へ送り出すようにしている。記録ヘッド35と対向する位置にはプラテン39が設けられる。プラテン39は、被記録媒体Sの下面を支持して案内するとともに、被記録媒体Sと記録ヘッド35との間隔を規定する機能を果たす。
次に、本発明のローラ支持装置について説明する。図2及び図4に示す如く、駆動ローラ21の下方には回転ローラ支持部材41が設けられている。図2に示す如く回転ローラ支持部材41は、ほぼ水平に延びる下支えレバー43の一端側の上側に設けられており、下支えレバー43の一端47側は基枠45に形成された支点支持部49に回動可能に支持されている。図3に示す如く、下支えレバー43の他端51側には圧縮バネ53の上端が係止しており、圧縮バネ53の作用により、図3中矢印54で示すように上方向に下支えレバー43を常時付勢している。圧縮バネ53のバネ定数は、下支えレバー43上に支持される回転ローラ支持部材41に対して駆動ローラ21から押しつけられる押圧力とほぼ同じになるように設定されている。尚、図2に示す如く、下支えレバー43の中間位置には、駆動ローラ21の撓みにより下支えレバー43が下方に一定以上下がることを規制するために規制部55が形成されている。
回転ローラ支持部材41は、図6に示す如く、プラスチック製の枠体63に対して2列に平行に支持軸65が配置されており、各支持軸65は枠体63の両端69、71および枠体63の中央73において支持されている。そして、各支持軸65の支持位置の間には、2対の回転ローラ67が回転可能に設けられている。即ち枠体63には、回転軸線の異なる回転ローラ2個が2対、つまり合計4つの回転ローラ67が縦横整列して配置されている。また、4つの回転ローラ67の中央位置であって、枠体63の底面には受入孔75が形成されている。この受入孔75は、下支えレバー43に突出形成された回動支持部77を回動可能な状態で受け入れるためのものであり、回動支持部77が受入孔75内に受け入れられることで、回転ローラ支持部材41は下支えレバー43に対して回動可能に支持されるようになっている。
次に、回転ローラ支持部材41と駆動ローラ21との関係について説明する。図4に示す如く、2本の支持軸65に平行に設けられた回転ローラ67の周面は、各々駆動ローラ21の軸線と平行になるように駆動ローラ21の周面と接触している。また図6に示す如く、各支持軸65に設けられる2つの回転ローラ67は互いに離れているが、駆動ローラ21と接触する部分は同一直線上に位置するようになっている。
また上述した如く、回転ローラ支持部材41は、回動支持部77に回動可能に支持されているため、仮に駆動ローラ21が傾いたり、撓んだ場合には、これに従って回転ローラ支持部材41が回動支持部77を中心として回動して、常に2つの回転ローラ67が駆動ローラ21と平行な状態で接触できるようになっている。
また、上述したように、圧縮バネ53の作用により回動支持部77は常時上方へ付勢されているため、従動ローラ23が駆動ローラ21を下方へ押し付けているときに、従動ローラ23の押圧力に対する対抗力として作用する。そのため、駆動ローラ21は、従動ローラ23の押圧力によって撓むことが抑制される。また、駆動ローラ21が回転しているとき、これに応じて4つの回転ローラ67が自由に回転するため、駆動ローラ21の周面と回転ローラ67の周面との間で擦れによる摩擦を生じることが無く、摩耗により駆動ローラ21が擦り減ったり、駆動ローラ21を駆動している駆動モータ(図示せず)に余分な負荷が掛かるようなこともない。
本実施の形態の回転ローラ支持部材41では、1つの支持軸65に2つの回転ローラ67が取り付けられている。これは、1つの支持軸65に1つの長い回転ローラを設けた場合には、長い回転ローラの周面と駆動ローラとの接触部分が全長にわたって平行になりにくいという理由、及び長い回転ローラを適用すると、そのための支持軸65は長い回転ローラの両端でしか支持できなくなるため、支持軸65が撓む可能性があるという理由によるものである。
次に、従動ローラ23と、駆動ローラ21と、各回転ローラ67との関係について説明する。図4に示す如く、従動ローラ23と駆動ローラ21と各回転ローラ67とは、従動ローラ23の中心23Cと駆動ローラ21の中心21Cとを結ぶ線の延長線Lが、互いに平行な支持軸65に設けられる各回転ローラ67が駆動ローラ21に接触している地点E、Fを結ぶ直線と直交するように、配置されている。
これにより、図4中のベクトル図に示す如く、従動ローラ23が駆動ローラ21を押さえる延長線Lに沿った下方向への力のベクトルGは、各回転ローラ67が地点E、Fにおいて駆動ローラ21を支持する力の合力のベクトルHと、正反対の方向で、長さが等しくなる。また、駆動ローラ21が被記録媒体Sの搬送方向の反対方向へ撓む方向への力成分がなくなり、同方向への駆動ローラ21の撓みがなくなる。従って、被記録媒体Sの進行方向先端側がプラテン39上に押しつけられて進行している状態で、被記録媒体Sの先端側の辺の両側でのプラテン39への押し付け力が等しくなるため、被記録媒体Sの送り動作に伴うスキュを生じなくなる。
以上、本発明のローラ支持装置について、4つの回転ローラ67が縦横整列して配置されている実施形態について説明したが、このような4つの回転ローラ67に代えて、2つの平行な回転軸線を有する2つの回転ローラだけによって駆動ローラ21を支持することも可能であるし、あるいは駆動ローラ21の回転軸線と平行な回転軸線を維持する単一の回転ローラ67が、従動ローラ23の中心と駆動ローラ21の中心とを結ぶ線の延長線Lが、回転ローラ67の中心を通過するように設けても良い。
以上、記録装置の一例であるプリンタを例にとって本発明を説明したが、記録ヘッドに代えて、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等の液体噴射ヘッドを備える液体噴射装置に関しても上記同様にして本発明のローラ支持装置を適用することができる。
本発明に係るローラ支持装置を適用可能な装置の一例を示す概略要部側面図。 本発明のローラ支持装置により駆動ローラを支持している様子を示す斜視図。 回転ローラ支持部材の支持構造を示す説明図。 本発明のローラ支持装置により駆動ローラを支持している様子を示す側断面図。 駆動ローラを軸線に平行な面で切断した断面図。 回転ローラ支持部材の正面図。 従来のローラ支持装置により駆動ローラを支持している様子を示す側断面図。 (a)は従来の回転ローラ支持部材の支持構造を示す説明図であり、(b)は従来のローラ支持装置による問題点の説明図。
符号の説明
1 プリンタ、3 媒体供給部、4 記録部、5 排出ローラ、6 ホッパ、
7 供給ローラ、9 分離パッド、11 第1サブフレーム、13 下ガイド、
15 メインフレーム、17 上ガイド、19 媒体搬送装置、21 駆動ローラ
23 従動ローラ、24 ローラ基体、25 支持軸、26 高摩擦層、
27 ねじりバネ、28 耐摩耗性粒子、29 ねじりバネの先端、30 被着層、
27 排出ローラ、29 排出駆動ローラ、31 キャリッジガイド軸、
33 キャリッジ、35 記録ヘッド、37 インクカートリッジ、39 プラテン
41 回転ローラ支持部材、43 下支えレバー、45 基枠、47 下支えレバーの一端、49 支点支持部、51 下支えレバーの他端、53 圧縮バネ、54 矢印
55 規制部、63 枠体、65 支持軸、67 回転ローラ、69 枠体の端部、
71 枠体の端部、73 枠体の中央、75 受入孔、77 回動支持部、
S 被記録媒体、L 延長線

Claims (6)

  1. 従動ローラと、
    該従動ローラによって押圧負荷を受ける駆動ローラと、
    前記駆動ローラを前記従動ローラの反対側の位置で支持し、前記駆動ローラの周面に回転可能に接触し、前記駆動ローラの回転軸線と平行な回転軸線を維持する単一の回転ローラとを備え、
    前記従動ローラの中心と駆動ローラの中心とを結ぶ線の延長線が、前記回転ローラの中心を通過するように、前記従動ローラ、駆動ローラ及び回転ローラが配置されていることを特徴とするローラ支持装置。
  2. 従動ローラと、
    該従動ローラによって押圧負荷を受ける駆動ローラと、
    前記駆動ローラを前記従動ローラの反対側の位置で支持し、前記駆動ローラの周面に回転可能に接触し、前記駆動ローラの回転軸線と平行な回転軸線を維持するように回動可能に支持される、回転軸線が平行に配置される対の回転ローラとを備え、
    前記従動ローラの中心と駆動ローラの中心とを結ぶ線の延長線が、前記回転軸線が平行に配置される各回転ローラが駆動ローラに接触している地点を結ぶ直線と直交するように、前記従動ローラ、駆動ローラ及び回転ローラが配置されていることを特徴とするローラ支持装置。
  3. 請求項2において、2対の前記回転ローラが各対の回転ローラの回転軸線を共通にして配置されていることを特徴とするローラ支持装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項において、前記回転ローラは回転ローラ支持部材に回転可能に支持されており、前記回転ローラ支持部材は、下支えレバーに回動可能に支持されていることを特徴とするローラ支持装置。
  5. 請求項4において、前記下支えレバーの一端側は回動可能に支持され、前記下支えレバーの他端側は常時上方向に付勢されていることを特徴とするローラ支持装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のローラ支持装置を備えることを特徴とする液体噴射装置。
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