JP2020088103A - 防爆用電気部品およびその製造方法並びに防爆機器 - Google Patents

防爆用電気部品およびその製造方法並びに防爆機器 Download PDF

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Abstract

【課題】電気部品およびその製造方法並びに防爆機器において、防爆用小型軽量化を図る。【解決手段】一体成型されるケース(耐圧防爆用ケース)31と、ケース31の内部に収容される管理装置(第1電気部品)15と、ケース31に設けられて外部から電力線L2,L3,L4,L6を挿入可能な開口部(第1開口部)34とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、防爆用電気部品、防爆用電気部品の製造方法、防爆用電気部品を備える防爆機器に関するものである。
爆発性雰囲気下において、電気部品を用いる場合、電気部品の動作時に発生する火花が引火して火災が発生するなどのおそれがあることから、電気部品に防爆構造が適用されることがある。防爆用電気部品としては、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。この特許文献1に記載された防爆機器は、耐圧防爆容器内にバッテリと管理装置を収容し、内圧防爆フレーム内に耐圧防爆容器と共に、モータ、減速機、コントローラ、ドライバなどを収容したものである。
特開2017−60331号公報
上述した従来の防爆機器は、耐圧防爆容器内にバッテリと管理装置を収容し、この耐圧防爆容器を電気部品と共に内圧防爆フレーム内に収容している。耐圧防爆容器は、内部に侵入した引火性気体による内部爆発の発生時に、損傷を受けることなく耐え、且つ接合部などの開口を通して外部の爆発性雰囲気へ引火することのない構造とする必要がある。そのため、耐圧防爆容器は、大型化してしまうと共に、重量が増加してしまう。しかし、各種機器への搭載性を考慮し、耐圧防爆容器の小型軽量化が求められている。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、小型軽量化を図る防爆用電気部品およびその製造方法並びに防爆機器を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の防爆用電気部品は、一体成型される耐圧防爆用ケースと、前記耐圧防爆用ケースの内部に収容される第1電気部品と、前記耐圧防爆用ケースに設けられて外部から電力線を挿入可能な第1開口部と、を備えることを特徴とするものである。
従って、耐圧防爆用ケースを一体成型することから、耐圧防爆の仕様を容易に確保することができると共に、結合部分をなくして小型化することができる。また、耐圧防爆用ケースの内部に第1電気部品を収容し、外部から電力線を挿入可能な第1開口部を設けることから、バッテリを外部に配置することで小型軽量化を図ることができる。
本発明の防爆用電気部品では、前記第1開口部に防爆用ケーブルグランドが装着されることを特徴としている。
従って、第1開口部に防爆用ケーブルグランドを設けることから、外部から防爆用ケーブルグランドを通して容易にケーブルを挿入することができる。
本発明の防爆用電気部品では、前記防爆用ケーブルグランドに前記耐圧防爆用ケースの外部からケーブルコネクタが装着されることを特徴としている。
従って、防爆用ケーブルグランドにケーブルコネクタを装着することから、ケーブルコネクタにより容易に複数のケーブルを挿入することができる。
本発明の防爆用電気部品では、前記第1電気部品は、バッテリを管理する管理装置であることを特徴としている。
従って、第1電気部品をバッテリの管理装置とすることから、耐圧防爆用ケースの内部に管理装置を収容し、ケーブルを介して外部のバッテリと接続することができ、耐圧防爆用ケースの小型化を可能とすることができる。
本発明の防爆用電気部品では、前記耐圧防爆用ケースの内部に前記第1電気部品に接続される非接触式スイッチが収容されることを特徴としている。
従って、耐圧防爆用ケースの内部に第1電気部品に接続される非接触式スイッチを収容することから、耐圧防爆用ケースにスイッチを装着するための開口を不要として構造の簡素化を図ることができると共に、第1電気部品への通電と遮断を耐圧防爆用ケースの外部から容易に行うことができる。
本発明の防爆用電気部品では、前記第1電気部品は、基板が前記耐圧防爆用ケースの係止部に係止されることを特徴としている。
従って、第1電気部品の基板を耐圧防爆用ケースの係止部に係止することから、基板を耐圧防爆用ケースに係止するためのボルトなどが不要となり、耐圧防爆用ケースにボルト孔を不要として構造の簡素化を図ることができる。
本発明の防爆用電気部品では、前記耐圧防爆用ケースは、三次元積層法により形成されることを特徴としている。
従って、耐圧防爆用ケースを三次元積層法により形成することから、耐圧防爆用ケースを容易に一体成型することができる。
また、本発明の防爆用電気部品の製造方法は、三次元積層法により耐圧防爆用ケースの基部を形成する工程と、前記基部に第1電気部品を位置決めする工程と、三次元積層法により前記耐圧防爆用ケースの側部を形成すると共に前記第1電気部品を固定する工程と、三次元積層法により前記耐圧防爆用ケースの蓋部を形成すると共に前記蓋部に第1開口部を形成する工程と、を有することを特徴とするものである。
従って、耐圧防爆用ケースを一体成型することから、耐圧防爆の仕様を容易に確保することができると共に、結合部分をなくして小型化することができる。また、耐圧防爆用ケースの内部に第1電気部品を収容し、外部から電力線を挿入可能な第1開口部を設けることから、バッテリを外部に配置することで小型軽量化を図ることができる。
また、本発明の防爆機器は、中空形状をなして第2開口部を有する内圧防爆用フレームと、前記内圧防爆用フレームの内部に収容される第2電気部品と、前記第2電気部品に電力を供給するバッテリと、前記内圧防爆用フレームの内部に気体を供給して内部の圧力を外部の圧力より高く維持する気体供給装置と、前記バッテリから前記第2電気部品への電力供給を停止する保護監視装置と、外部から前記第2開口部を閉塞するように前記内圧防爆用フレームに固定されると共に前記第1電気部品が前記バッテリに接続される請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の防爆用電気部品と、を備えることを特徴とするものである。
従って、内圧防爆用フレームの内部に、第2電気部品とバッテリと気体供給装置と保護監視装置とを収容し、外部から第2開口部を閉塞するように内部に第1電気部品を収容した耐圧防爆用ケースを内圧防爆用フレームに固定すると共に、第1電気部品をバッテリに接続することから、内圧防爆用フレームの内部にあるバッテリと、耐圧防爆用ケースの内部にある第1電気部品を容易に接続することができると共に、内圧防爆用フレームの小型軽量化を図ることができる。
本発明の防爆用電気部品およびその製造方法並びに防爆機器によれば、小型軽量化を図ることができる。
図1は、本実施形態の防爆機器としての走行体を表す概略側面図である。 図2は、本実施形態の防爆用電気部品の取付構造を表す概略断面図である。 図3は、防爆用電気部品の断面図である。 図4は、防爆用電気部品の製造方法を表す工程図である。 図5は、防爆用電気部品の製造方法を表す工程図である。 図6は、防爆用電気部品の製造方法を表す工程図である。 図7は、防爆用電気部品の製造方法を表す工程図である。
以下、添付図面を参照して、本発明に係る防爆用電気部品およびその製造方法並びに防爆機器の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
まず、防爆機器としての走行体について説明する。図1は、本実施形態の防爆機器としての走行体を表す概略側面図、図2は、本実施形態の防爆用電気部品の取付構造を表す概略断面図である。
本実施形態において、図1および図2に示すように、走行体(防爆機器)10は、フレーム11と、駆動走行装置(第2電気部品)12と、制御装置(第2電気部品)13と、バッテリ14と、管理装置(第1電気部品)15と、内圧防爆装置16と、カメラ(第2電気部品)17と、通信装置(第2電気部品)18とを備える。
フレーム11は、箱型の中空形状をなし、内部が密閉された内圧防爆構造となっている。フレーム11は、下部に駆動走行装置12が設けられることで、単独で走行可能である。駆動走行装置12は、電気モータ21と、駆動輪22とから構成される。電気モータ21は、フレーム11の内部に搭載され、駆動輪22は、フレーム11の下部で前後および左右に設けられる。
制御装置13とバッテリ14は、フレーム11の内部に搭載される。バッテリ14は、制御装置13と電気モータ21に電力を供給可能である。制御装置13は、電気モータ21を駆動制御することで、駆動走行装置12によりフレーム11、つまり、走行体10の前進および後退と停止を制御可能である。
管理装置15は、BMS(Battery Management System)であって、バッテリ14の各種パラメータ(例えば、充電量、電流量、温度など)を管理する。管理装置15は、ケース(耐圧防爆用ケース)31に収容される。ケース31は、箱型の中空形状をなし、耐圧防爆構造となっている。本発明の防爆用電気部品は、管理装置15およびこの管理装置15を収容したケース31である。管理装置15は、バッテリ14の状態パラメータを監視し、その監視結果に応じて状態異常を判定し、制御装置13に出力する。
ケース31は、収容部32と、収容部32の外側に設けられる取付部33とを有する。ケース31は、収容部32に開口部(第1開口部)34が設けられる。フレーム11は、側部に開口部(第2開口部)25が設けられる。ケース31は、フレーム11の外側から開口部25を閉塞するように固定される。即ち、ケース31は、収容部32が開口部25を塞ぐと共に、取付部33がフレーム11の外面にシール部材26を介して密着する。複数のボルト27は、フレーム11の内部からフレーム11を貫通して取付部33に螺合する。
内圧防爆装置16は、フレーム11の内部の圧力をフレーム11の外部の圧力(大気圧)より高く維持することで、フレーム11の内部への外部のガスの侵入を防止する。即ち、内圧防爆装置16は、引火性気体に対して点火源となり得る電気機器や部分を、所定仕様を有する容器に収容することで、その容器の内部に空気や窒素などの不活性ガス(保護ガス)を送入加圧することにより外部の爆発性雰囲気から隔離する。また、内圧防爆装置16は、フレーム11の内部の圧力が予め設定された下限圧力(少なくとも大気圧より高い圧力)以下に低下すると、バッテリ14から、駆動走行装置12(電気モータ21)、制御装置13、カメラ17、通信装置18への電力の供給を停止する。内圧防爆装置16は、気体供給装置41と、排気装置42と、保護監視装置43を有する。
気体供給装置41は、気体タンク51と、気体供給ライン52と、減圧弁53とを有する。気体タンク51は、フレーム11の外部に設けられ、気体供給ライン52は、フレーム11を貫通し、一端部が気体タンク51に連結され、他端部がフレーム11の内部に開放される。減圧弁53は、気体供給ライン52におけるフレーム11の外部側に設けられる。そのため、通常、気体タンク51の加圧気体(例えば、加圧空気)が気体供給ライン52を通してフレーム11の内部に供給されており、減圧弁53によりフレーム11の内部の圧力が外部の圧力より高い一定の設定圧力に維持される。
排気装置42は、気体排出ライン54と、リリーフ弁55とを有する。気体排出ライン54は、フレーム11を貫通し、一端部がフレーム11の外部に開放され、他端部がフレーム11の内部に開放される。リリーフ弁55は、気体排出ライン54におけるフレーム11の外部側に設けられる。そのため、フレーム11の内部の温度が上昇することで、フレーム11の内部の圧力が予め設定された上限圧力より高くなると、リリーフ弁55によりフレーム11の内部の気体が気体排出ライン54を通して外部に排出され、フレーム11の内部の圧力を低下させる。
保護監視装置43は、保護回路61と、圧力検出器62と、非接触式スイッチ63とを有する。圧力検出器62は、フレーム11の内部の圧力と外部の圧力の少なくとも一方の圧力を検知する。圧力検出器62は、フレーム11の内部の圧力と外部の圧力との差圧を検知することで、フレーム11の外部の気体(爆発雰囲気)がフレーム11の内部に流入する可能性があるか否かを検知するようにしてもよい。また、フレーム11の内部の圧力が予め適正値に設定されている場合には、フレーム11の内部の圧力だけを検知するようにしてもよい。
保護回路61は、圧力検出器62の検出結果に基づいて防爆制御を実行する。非接触式スイッチ63は、バッテリ14から第1電気部品である駆動走行装置12(電気モータ21)、制御装置13、カメラ17、通信装置18への電源供給ライン上に設けられている。保護回路61は、圧力検出器62の検出結果に基づいてフレーム11の内部に引火性気体が流入する可能性があると判断された場合、非接触式スイッチ63を切替制御することで、バッテリ14から第1電気部品への電力供給を遮断する。非接触式スイッチ63は、所謂、インターロック用ブレーカとして機能するリレー装置である。通常時、非接触式スイッチ63は、クローズ状態であり、バッテリ14から第1電気部品への電力供給を行う。一方、フレーム11の内部の圧力が低下し、引火性気体が流入する可能性があるときには、非接触式スイッチ63がオープン状態となる。即ち、非接触式スイッチ63は、電磁石64を有し、通常時に電磁石64が消磁されてクローズ状態が維持される一方、異常時に電磁石64が励磁されてオープン状態に切り替わる。
カメラ17は、フレーム11内の上部に搭載されている。カメラ17は、制御装置13により制御され、外部を撮影可能であり、撮影画像を制御装置13に出力する。通信装置18は、外部の管理室(図示略)などで通信可能である。通信装置18は、外部から入力した情報を制御装置13に送ると共に、カメラ17の撮影画像など制御装置13からの情報を外部に送る。
ここで、ケース31の内部に管理装置15を収容した防爆用電気部品と管理装置との関係について説明する。図3は、防爆用電気部品の断面図である。
図2および図3に示すように、管理装置15は、基板71に素子72が固定されて構成される。基板71は、ケース31の内面に固定され、表面に非接触式スイッチ63が固定される。ケース31は、開口部34が形成され、開口部34に防爆用ケーブルグランド35が装着される。そして、ケース31の外部からこの防爆用ケーブルグランド35にケーブルコネクタ36が装着される。
バッテリ14は、複数の二次電池セル14a、14b、14cが直列に接続されて構成される。バッテリ14からの電源供給ラインである電力線L1が第2電気部品である駆動走行装置12(電気モータ21)、制御装置13、カメラ17、通信装置18に接続される。電気モータ21からの電力線L2がケーブルコネクタ36を介してケース31の内部の非接触式スイッチ63に接続される。非接触式スイッチ63からの電力線L3がケーブルコネクタ36を介してバッテリ14に接続される。また、バッテリ14(電力線L1)からの電力線L4がケーブルコネクタ36を介してケース31の内部の管理装置15に接続される。管理装置15からの電力線L5が電力線L3に接続される。そして、管理装置15からの電力線L5が複数の二次電池セル14a、14b、14cに接続される。なお、電力線L1,L2,L3,L4,L5,L6は、ケーブルであって、信号線も含むものである。
管理装置15は、電力線L4,L5,L3から管理対象であるバッテリ14から駆動用の電力を取得する。即ち、バッテリ14から管理装置15への電源供給ルートは、バッテリ14から駆動走行装置12(電気モータ21)と制御装置13とカメラ17と通信装置18への電源供給ルートとは別に独立して設けられる。そのため、保護回路61により非接触式スイッチ63がオープン状態になっても、管理装置15はバッテリ14から電力供給を受け続けることができ、バッテリ14の管理を継続できる。
ここで、防爆用電気部品の製造方法について説明する。図4から図7は、防爆用電気部品の製造方法を表す工程図である。
本実施形態の防爆用電気部品の製造方法は、三次元積層法によりケース31の基部81を形成する工程と、基部81に管理装置15を位置決めする工程と、三次元積層法によりケース31の側部82を形成すると共に管理装置15を固定する工程と、三次元積層法によりケース31の蓋部83を形成すると共に蓋部83に開口部34を形成する工程とを有する。なお、三次元積層法で使用する材料は、樹脂またはアルミニウムなどの非磁性材料であることが望ましい。
防爆用電気部品の製造方法において、図4に示すように、まず、三次元積層法によりケース31の基部81を形成する。このとき、基部81は、表面の中央部に対して周囲の高さを高くすることで、係止部84を形成する。係止部84の内側の面積は、管理装置15の基板71の面積とほぼ同様に設定する。図5に示すように、次に、基部81の表面に管理装置15を位置決めする。このとき、管理装置15は、基板71が基部81の係止部84に係止することで、所定の位置に位置決めされる。また、基板71に非接触式スイッチ63を固定する。
図6に示すように、続いて、三次元積層法により基部81の四方にケース31の側部82を形成すると共に管理装置15を固定する。このとき、ケース31の側部82の一部が管理装置15の基板71の周囲に重なるように側部82を形成する。そのため、管理装置15は、基板71の周囲がケース31の基部81と側部82に挟持されることで、ケース31に固定される。そして、三次元積層法により側部82の上方にケース31の蓋部83を形成すると共に蓋部83に開口部34を形成する。このとき、管理装置15の上方に図示しないサポート部材を配置してケース31の蓋部83を形成してもよい。この場合、ケース31の蓋部83を形成した後、開口部34からサポート部材を除去する。
図7に示すように、最後に、ケース31の開口部34に防爆用ケーブルグランド35を装着し、防爆用ケーブルグランド35にケーブルコネクタ36を装着する。
なお、ケース31の収容部32を中空形状とし、内部に管理装置15と非接触式スイッチ63を収容したが、ケース31の側部82や蓋部83を形成するとき、三次元積層法により管理装置15と非接触式スイッチ63を埋設することで、中空部をなくしてもよい。この場合、埋設部材としては、三次元積層法で使用する材料やサポート部材を用いればよいものである。
このように本実施形態の防爆用電気部品にあっては、一体成型されるケース(耐圧防爆用ケース)31と、ケース31の内部に収容される管理装置(第1電気部品)15と、ケース31に設けられて外部から電力線L2,L3,L4,L6を挿入可能な開口部(第1開口部)34とを備える。
従って、ケース31を一体成型することから、耐圧防爆の仕様を容易に確保することができると共に、ボルトなどの結合部分をなくしてケース31を小型化することができる。また、ケース31の内部に第1電気部品としての管理装置15を収容し、外部から電力線L2,L3,L4,L6を挿入可能な開口部34を設けることから、バッテリ14を外部に配置することでケース31の小型軽量化を図ることができる。
本実施形態の防爆用電気部品では開口部34に防爆用ケーブルグランド35を装着している。従って、外部から防爆用ケーブルグランド35を通して容易に電力線L2,L3,L4,L6を挿入することができる。
本実施形態の防爆用電気部品では、防爆用ケーブルグランド35にケース31の外部からケーブルコネクタ36を装着している。従って、ケーブルコネクタ36により容易に複数の電力線L2,L3,L4,L6を挿入することができる。
本実施形態の防爆用電気部品では、ケース31内にバッテリ14を管理する管理装置15を収容している。従って、ケース31の内部に管理装置15を収容し、電力線L2,L3,L4,L6を介して外部のバッテリ14と接続することができ、ケース31の小型化を可能とすることができる。
本実施形態の防爆用電気部品では、ケース31の内部に管理装置15に接続される非接触式スイッチ63を収容している。従って、ケース31にスイッチを装着するための開口を不要として構造の簡素化を図ることができると共に、管理装置15への通電と遮断をケース31の外部から容易に行うことができる。
本実施形態の防爆用電気部品では、管理装置15の基板71をケース31の係止部84に係止している。従って、基板71をケース31に係止するためのボルトなどが不要となり、ケース31にボルト孔を不要として構造の簡素化を図ることができる。
本実施形態の防爆用電気部品では、ケース31を三次元積層法により形成している。従って、ケース31を容易に一体成型することができる。
また、本実施形態の防爆用電気部品の製造方法にあっては、三次元積層法によりケース(耐圧防爆用ケース)31の基部81を形成する工程と、基部81に管理装置(第1電気部品)15を位置決めする工程と、三次元積層法によりケース31の側部82を形成すると共に管理装置15を固定する工程と、三次元積層法によりケース31の蓋部83を形成すると共に蓋部83に開口部(第1開口部)34を形成する工程とを有する。
従って、ケース31を一体成型することから、耐圧防爆の仕様を容易に確保することができると共に、ボルトなどの結合部分をなくしてケース31を小型化することができる。また、ケース31の内部に第1電気部品としての管理装置15を収容し、外部から電力線L2,L3,L4,L6を挿入可能な開口部34を設けることから、バッテリ14を外部に配置することでケース31の小型軽量化を図ることができる。
また、本実施形態の防爆機器にあっては、中空形状をなして開口部(第2開口部)25を有するフレーム(内圧防爆用フレーム)11と、フレーム11の内部に収容される駆動走行装置12、制御装置13、カメラ17、通信装置18(第2電気部品)と、駆動走行装置12、制御装置13、カメラ17、通信装置18に電力を供給するバッテリ14と、フレーム11の内部に気体を供給して内部の圧力を外部の圧力より高く維持する気体供給装置41と、バッテリ14から駆動走行装置12、制御装置13、カメラ17、通信装置18への電力供給を停止する保護監視装置43と、外部から開口部25を閉塞するようにフレーム11に固定されると共に管理装置15がバッテリ14に接続されるケース31を備える。
従って、フレーム11の内部にあるバッテリ14と、ケース31の内部にある管理装置15を容易に接続することができると共に、フレーム11の小型軽量化を図ることができる。
なお、上述した実施形態では、本発明の第1電気部品をバッテリ14の管理装置15として説明したが、この構成に限るものではなく。耐圧防爆用ケースの内部に電気部品が収容されたものであれば適用することができる。また、上述した実施形態では、本発明の防爆機器を走行体10に適用して説明したが、この構成に限るものではなく、内圧防爆用フレームの内部に第2電気部品が収容されたものであれば適用することができる。
10 走行体
11 フレーム(内圧防爆用フレーム)
12 駆動走行装置(第2電気部品)
13 制御装置(第2電気部品)
14 バッテリ
14a、14b、14c 二次電池セル
15 管理装置(第1電気部品)
16 内圧防爆装置
17 カメラ(第2電気部品)
18 通信装置(第2電気部品)
21 電気モータ
22 駆動輪
25 開口部(第2開口部)
26 シール部材
27 ボルト
31 ケース(耐圧防爆用ケース)
32 収容部
33 取付部
34 開口部(第1開口部)
41 気体供給装置
42 排気装置
43 保護監視装置
51 気体タンク
52 気体供給ライン
53 減圧弁
54 気体排出ライン
55 リリーフ弁
61 保護回路
62 圧力検出器
63 非接触式スイッチ
71 基板
72 素子
81 基部
82 側部
83 蓋部
84 係止部
L1,L2,L3,L4,L5,L6 電力線(ケーブル)

Claims (9)

  1. 一体成型される耐圧防爆用ケースと、
    前記耐圧防爆用ケースの内部に収容される第1電気部品と、
    前記耐圧防爆用ケースに設けられて外部から電力線を挿入可能な第1開口部と、
    を備えることを特徴とする防爆用電気部品。
  2. 前記第1開口部に防爆用ケーブルグランドが装着されることを特徴とする請求項1に記載の防爆用電気部品。
  3. 前記防爆用ケーブルグランドに前記耐圧防爆用ケースの外部からケーブルコネクタが装着されることを特徴とする請求項2に記載の防爆用電気部品。
  4. 前記第1電気部品は、バッテリを管理する管理装置であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の防爆用電気部品。
  5. 前記耐圧防爆用ケースの内部に前記第1電気部品に接続される非接触式スイッチが収容されることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の防爆用電気部品。
  6. 前記第1電気部品は、基板が前記耐圧防爆用ケースの係止部に係止されることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の防爆用電気部品。
  7. 前記耐圧防爆用ケースは、三次元積層法により形成されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の防爆用電気部品。
  8. 三次元積層法により耐圧防爆用ケースの基部を形成する工程と、
    前記基部に第1電気部品を位置決めする工程と、
    三次元積層法により前記耐圧防爆用ケースの側部を形成すると共に前記第1電気部品を固定する工程と、
    三次元積層法により前記耐圧防爆用ケースの蓋部を形成すると共に前記蓋部に第1開口部を形成する工程と、
    を有することを特徴とする防爆用電気部品の製造方法。
  9. 中空形状をなして第2開口部を有する内圧防爆用フレームと、
    前記内圧防爆用フレームの内部に収容される第2電気部品と、
    前記第2電気部品に電力を供給するバッテリと、
    前記内圧防爆用フレームの内部に気体を供給して内部の圧力を外部の圧力より高く維持する気体供給装置と、
    前記バッテリから前記第2電気部品への電力供給を停止する保護監視装置と、
    外部から前記第2開口部を閉塞するように前記内圧防爆用フレームに固定されると共に前記第1電気部品が前記バッテリに接続される請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の防爆用電気部品と、
    を備えることを特徴とする防爆機器。
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