JP2020087988A - レーザビームポインティング位置調整方法及びレーザ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】修正工数を低減でき、作業者の技能に左右されることなく品質を向上するレーザビームポインティング位置調整方法及びレーザ装置。【解決手段】複数のレーザダイオードと複数のコリメートレンズを備える複数のモジュール101,102、複数のダイクロイックミラー7A,7Bで反射された複数のレーザビームをファイバ6の端面に集光させる集光レンズ5とを備え、複数のダイクロイックミラー7A,7Bで透過された複数のレーザビームのポインティングをイメージセンサ121,122でモニタしてイメージセンサ画像上のポインティング位置変動からレーザ溶接前後のポインティング位置変動を検知し、レーザ溶接後のポインティング位置からレーザ溶接前のポインティング位置に戻るようにレーザ溶接パワー及びパワーの方向を調整する。【選択図】図3
Description
本発明は、複数のレーザ光源からのレーザ光を光学素子で合波して、集光レンズで一点に集光させるレーザビームポインティング位置調整方法及びレーザ装置に関する。
ファイバ出力型の高出力レーザ(ダイレクトダイオードレーザ)装置は、複数のシングルエミッタレーザダイオード又はマルチエミッタレーザダイオードから出射されたレーザビームをファイバに結合することで高出力レーザが得られる。マルチエミッタレーザダイオードでは、発光点サイズの制約から高輝度なレーザ装置を実現することが困難である。
このため、複数のシングルエミッタレーザダイオードから出射されたレーザビームを、レンズ等の複数の波面制御手段、プリズム又はミラー等の複数の光進行方向制御手段を用いて制御し、ファイバコアに結合させる技術が知られている。例えば、特許文献1には、複数のシングルエミッタレーザダイオードを密に併設して、高効率にファイバ結合させる技術が記載されている。
高輝度なファイバ出力型レーザ装置では、サブミクロンの位置決め精度が要求されている。長期信頼性の確保や耐環境性の向上のために、ベースやマウント、ホルダ等の金属部材間は、接着剤ではなくロウ付けやレーザ溶接等で固定されている。
特許文献1には、シングルエミッタレーザダイオードの材料系について記載されていないが、青色レーザダイオードの窒化ガリウム素子は、封止して使用する必要がある。青色レーザダイオードは、一般的にTO−CANパッケージ内部に封止され、放熱面や信頼性に優れている。
しかしながら、TO−CANパッケージは、丸型形状をなし、外形に幅があるため、複数のTO−CANパッケージレーザダイオードを密に配置させることが難しい。従って、レーザを高輝度化するためには、プリズムやミラー等を使用してビーム進行方向を制御し、個別にレーザダイオードの位置を調整して、ファイバ結合する。レーザダイオードの位置決めを行った後、上述したレーザ溶接を行って、金属部材間を固定する。
しかしながら、複数のレーザビームを1個ずつ束ねることによって得られる高出力高輝度ファイバ出力型レーザ装置では、レーザダイオードの使用数量に比例してレーザダイオードの位置調整工数が増大する。また、レーザ溶接固定前後にはレーザダイオードの位置変動によりファイバ結合の最適位置から僅かにずれる。このレーザダイオードのずれを修正するために、レーザ溶接のパワーやパワーの方向を制御してレーザダイオードを最適位置に戻すように組み立てている。レーザダイオードの修正工程は、作業者の技能に左右され、品質確保が難しく、また、修正工数が大きい。
本発明の課題は、レーザダイオードの修正工数を低減でき、作業者の技能に左右されることなく、品質を向上することができるレーザビームポインティング位置調整方法及びレーザ装置を提供する。
本発明の請求項1のレーザビームポインティング位置調整方法は、所定間隔毎に配置された複数のレーザダイオード、前記複数のレーザダイオードに対向して配置され前記複数のレーザダイオードから出射された複数のレーザビームをコリメートする複数のコリメートレンズを備える複数のモジュールと、前記複数のモジュールに対向して配置され、前記複数のコリメートレンズでコリメートされた複数のレーザビームを反射又は透過させる複数の光進行方向制御素子と、前記複数の光進行方向制御素子で反射又は透過された前記複数のレーザビームをファイバの端面に集光させる集光レンズとを備え、前記複数の光進行方向制御素子で反射又は透過された前記複数のレーザビームのポインティングを撮像部でモニタすることにより前記撮像部上のポインティング位置変動からレーザ溶接前後のポインティング位置変動を検知し、レーザ溶接後のポインティング位置からレーザ溶接前のポインティング位置に戻るようにレーザ溶接パワー及び前記パワーの方向を調整することを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の発明において、前記複数の光進行方向制御素子は、ダイクロイックミラーであり、前記複数のレーザビームに対する反射率又は透過率を90%以上にするための誘電体多層膜が表面に形成され、前記誘電体多層膜により反射又は透過したレーザビームを前記撮像部でモニタすることを特徴とする。
請求項3のレーザビームポインティング位置調整方法は、所定間隔毎に配置された複数のレーザダイオード、前記複数のレーザダイオードに対向して配置され前記複数のレーザダイオードから出射された複数のレーザビームをコリメートする複数のコリメートレンズ、前記複数のコリメートレンズからのレーザビームを縮小する縮小光学素子、前記縮小光学素子で縮小されたレーザビームをコリメートするコリメート素子を備える複数のモジュールと、前記複数のモジュールに対向して配置され、前記縮小光学素子で縮小された複数のレーザビームを反射及び透過させる光進行方向制御素子と、前記光進行方向制御素子で透過された前記複数のレーザビームをファイバの端面に集光させる集光レンズとを備え、前記複数のレーザビームの外径は、前記光進行方向制御素子の有効径よりも小さく、前記光進行方向制御素子の有効径は、前記集光レンズから前記コリメート素子までの距離よりも小さく、前記光進行方向制御素子で反射又は透過された前記複数のレーザビームのポインティングを撮像部でモニタし、前記撮像部上のポインティング位置変動から前記ファイバの端面上の前記ポインティング位置変動を検知することを特徴とする。
請求項4のレーザビームポインティング位置調整方法は、所定間隔毎に配置された複数のレーザダイオード、前記複数のレーザダイオードに対向して配置され前記複数のレーザダイオードから出射された複数のレーザビームをコリメートする複数のコリメートレンズを備える複数のモジュールと、前記複数のモジュールに対向して配置され、前記複数のコリメートレンズでコリメートされた複数のレーザビームを反射又は透過させる複数の光進行方向制御素子と、前記複数の光進行方向制御素子で反射又は透過された前記複数のレーザビームをファイバの端面に集光させる集光レンズとを備え、前記複数のモジュールに対応して複数の撮像部を設け、各モジュール毎に、前記モジュールから出射されるレーザビームのポインティングを前記撮像部に記憶し、レーザ装置の組立時に前記複数の撮像部に記憶された複数のポインティングに基づき前記複数のモジュールの位置を調整することを特徴とする。
請求項5のレーザ装置は、所定間隔毎に配置された複数のレーザダイオード、前記複数のレーザダイオードに対向して配置され前記複数のレーザダイオードから出射された複数のレーザビームをコリメートする複数のコリメートレンズを備える複数のモジュールと、前記複数のモジュールに対向して配置され、前記複数のコリメートレンズでコリメートされた複数のレーザビームを反射又は透過させる複数の光進行方向制御素子と、前記複数の光進行方向制御素子で反射又は透過された前記複数のレーザビームをファイバの端面に集光させる集光レンズと、前記ファイバの出力端からのレーザビームのパワーを検出するパワー検出部と、前記複数のモジュールに対応して設けられ前記モジュールから出射されるレーザビームのポインティングをモニタすることにより画像上のポインティング位置変動からレーザ溶接前後のポインティング位置変動を検知する複数の撮像部と、前記複数の撮像部からのレーザビームのポインティングと前記パワー検出部で検出されたレーザビームのパワーとに基づき前記モジュールの位置を制御するためのモジュール位置制御信号を生成するフィードバック制御部と、前記フィードバック制御部からのモジュール位置制御信号に基づき前記モジュールの位置を移動させる移動機構とを備えることを特徴とする。
請求項6のレーザ装置は、所定間隔毎に配置された複数のレーザダイオード、前記複数のレーザダイオードに対向して配置され前記複数のレーザダイオードから出射された複数のレーザビームをコリメートする複数のコリメートレンズを備える複数のモジュールと、前記複数のモジュールに対向して配置され、前記複数のコリメートレンズでコリメートされた複数のレーザビームを反射又は透過させる複数の光進行方向制御素子と、前記複数の光進行方向制御素子で反射又は透過された前記複数のレーザビームをファイバの端面に集光させる集光レンズと、前記ファイバの出力端からのレーザビームのパワーを検出するパワー検出部と、前記複数のモジュールに対応して設けられ前記モジュールから出射されるレーザビームのポインティングをモニタすることにより画像上のポインティング位置変動からレーザ溶接前後のポインティング位置変動を検知する複数の撮像部と、前記複数の撮像部からのレーザビームのポインティングと前記パワー検出部で検出されたレーザビームのパワーとに基づきレーザ溶接後のポインティング位置からレーザ溶接前のポインティング位置に戻るようにレーザ溶接パワー及び前記パワーの方向を調整するフィードバック制御部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、複数の光進行方向制御素子で反射又は透過された複数のレーザビームのポインティングを撮像部でモニタすることにより撮像部上のポインティング位置変動からレーザ溶接前後のポインティング位置変動を検知するので、レーザ溶接後のポインティング位置からレーザ溶接前のポインティング位置に戻るようにレーザ溶接パワー及びパワーの方向を調整する。
従って、レーザダイオードの修正工数を低減でき、作業者の技能に左右されることなく、品質を向上することができる。
以下、本発明の実施形態に係るレーザビームポインティング位置調整方法及びレーザ装置を図面を参照しながら詳細に説明する。
(実施例1)
図1は、本発明の実施例1のレーザ装置の構成図である。実施例1のレーザ装置は、レーザダイオード1a〜1c、コリメートレンズ2a〜2c、平凸レンズ3、平凹レンズ4、集光レンズ5、ファイバ6を備えている。レーザダイオード1a〜1c、コリメートレンズ2a〜2c、平凸レンズ3、及び平凹レンズ4は、モジュール100を構成している。
図1は、本発明の実施例1のレーザ装置の構成図である。実施例1のレーザ装置は、レーザダイオード1a〜1c、コリメートレンズ2a〜2c、平凸レンズ3、平凹レンズ4、集光レンズ5、ファイバ6を備えている。レーザダイオード1a〜1c、コリメートレンズ2a〜2c、平凸レンズ3、及び平凹レンズ4は、モジュール100を構成している。
複数のレーザダイオード1a〜1cは、所定間隔毎に配置され、複数のレーザビームを出射する。この例では、レーザダイオードが3個であるが、実際には、レーザダイオードは、2次元あるいは3次元に配列されているので、例えば、レーザダイオードの数は、3×3=9個である。なお、レーザダイオードの数は、9個に限定されることなく、その他の個数であってもよい。
複数のコリメートレンズ2a〜2cは、複数のレーザダイオード1a〜1cに対向して配置され、複数のレーザダイオード1a〜1cからのレーザビームをコリメートする。
平凸レンズ3は、本発明の縮小光学系に対応し、複数のコリメートレンズ2a〜2cに対向して配置され、複数のコリメートレンズ2a〜2cからの複数のレーザビームを縮小させる。平凹レンズ4は、平凸レンズ3で縮小されたレーザビームをコリメートする。
集光レンズ5は、平凹レンズ4からのコリメートビームを集光してファイバ6のコアに結合する。ファイバ6のコア入射端面は、集光レンズ5の略焦点距離だけ離れた位置に同じ光軸上に配置されている。このようにして空間的にレーザビームを多重化することができる。
なお、レーザダイオードのビーム拡がり角はファスト軸、スロー軸方向で異なる。平凸レンズ3、及び平凹レンズ4は、ファスト軸方向及びスロー軸方向毎に設定させる場合、シリンドリカルレンズなどを用いて所定の軸のみに縮小光学系が働くようにすることもできる。
次に、レーザビームの多重度をさらに高めるために、レーザビームの偏光特性を利用して多重化した例を図2に示す。図2に示すレーザ装置は、モジュール101,102、ダイクロイックミラー7A,7B、λ/2波長板8、集光レンズ5、ファイバ6を備えている。
ダイクロイックミラー7Aは、モジュール101に対向して配置され、ダイクロイックミラー7Bは、モジュール102に対向して配置され、λ/2波長板8は、ダイクロイックミラー7Aとダイクロイックミラー7Bとの間に配置されている。
図2において、モジュール101から出射されたコリメートビーム111は、入射角45°でダイクロイックミラー7Aに入射される。ダイクロイックミラー7Aの表面には、誘電体多層膜が形成され、誘電体多層膜によりレーザダイオードの波長帯においてコリメートビーム111は、高効率で反射される。
反射されたコリメートビーム111は、λ/2波長板8により偏光角が90°回転される。偏光角が90°回転されたコリメートビーム111は、コリメートビーム111´となる。
一方、モジュール102から出射されたコリメートビーム112は、入射角45°でダイクロイックミラー7Bに入射される。ダイクロイックミラー7Bの表面には、誘電体多層膜が形成され、誘電体多層膜によりコリメートビーム112の偏光方向においては、高効率で反射され、コリメートビーム111´の偏光方向においては高効率で透過される。ダイクロイックミラー7Bの裏面(コリメートビーム111´の入射面)には、反射防止膜コーティングが施されている。
このようにして、コリメートビーム111´とコリメートビーム112とは同一軸上を伝搬し、集光レンズ5により集光され、ファイバ6に結合される。
ここで、ダイクロイックミラー7A,7Bは、高効率で反射される。反射率は例えば99.5%であり、レーザダイオードの偏光消光比が有限である。従って、レーザダイオードが1個のパワーが例えば3Wのとき、コリメートビームの一部、例えば15mWはダイクロイックミラー7A,7Bを透過する。
図3にダイクロイックミラー7A,7Bを透過したビームの終端にイメージセンサ121,122を設置した図を示す。イメージセンサ121,122は、本発明の撮像部に対応し、ダイクロイックミラー7A,7Bを透過した複数のコリメートビームのポインティングをモニタする。イメージセンサ121,122は、CCDカメラ、CMOSカメラや走査スリット型ビームプロファイラを例示することができる。
ダイクロイックミラー7A,7Bを透過した複数のコリメートビームのポインティング特性は、ファイバ6におけるポインティング特性と相関関係を有する。従って、図3に示すようにダイクロイックミラー7A,7Bを透過した複数のコリメートビームのポインティングをモニタすることにより、ファイバ6におけるポインティング特性を間接的にモニタすることができる。
なお、図2では、コリメートビーム111,112は、ともにP偏光としたが、ともにS偏光とすることもできる。また、コリメートビーム111をS偏光とし、コリメートビーム112をP偏光とすることで、λ/2波長板8を削除することもできる。
次に、ファイバ結合工程について、図4を参照しながら説明する。モジュール100は、より詳しくは、レーザダイオード1、コリメートレンズ2、平凸レンズ3及び平凹レンズ4からなる縮小光学系、レーザダイオード1及びコリメートレンズ2を保持するホルダ10、縮小光学系を収容するハウジング12、ホルダ10とハウジング12とを連結するリング11とを備えて構成されている。
ハウジング12には縮小光学系を載置する折曲部12aと、開口部12bが形成されている。開口部12bに対向して45°傾斜したダイクロイックミラー7が配置され、ダイクロイックミラー7の表面に対向してファイバ6の入力端面6aが配置され、ダイクロイックミラー7の裏面に対向してイメージセンサ120が配置されている。
図4に示す構成によれば、モジュール100から出射された複数のコリメートビームは、安定固定されたダイクロイックミラー7の表面で反射され、安定固定されたファイバ6の入力端面6aの方向に伝搬する。複数のコリメートビームがファイバ6に結合されるようにホルダ10の位置を調整して、ホルダ10とリング11間、及びリング11とハウジング12間をYAGレーザ溶接で固定する。
このとき、各金属部材を固定するために、隣接部にYAGレーザ照射すると、各金属部材の照射点は、局所的に急激に温度が上昇して、溶融する。YAGレーザ照射が停止すると、各金属部材は、急激に温度が低下し、溶融部が固まり、接合される。この急激な膨張及び収縮を伴う過程において、各金属部材の位置がサブミクロンオーダーで変動する。
このため、ファイバ6に結合されるモジュール100の複数のコリメートビームのファイバ6の入力端面6aにおけるポインティング位置は、数μm〜数10μm程度ずれが生ずる。平均的なレーザ溶接時のポインティング変動量は、光路長の大きさに比例する。この場合、レーザダイオード1とコリメートレンズ2間の位置関係は変化しないため、ダイクロイックミラー7を透過した複数のコリメートビームのイメージセンサ120上の複数のポインティングは、ファイバ6の入力端面6aにおける複数のポインティングのずれ量に比例してずれる。なお、図4では、モジュールを構成するレーザダイオードの数が1個であったが、例えば9個のように複数個であってもよい。
イメージセンサ120のモニタ画面上のレーザビームのポインティングの一例を図5に示す。まず、図5において、レーザビームのポインティング×は、イメージセンサ120の画面上の中央に位置し、一度、YAGレーザ溶接を行うと、ポインティング×は、(1)の方向に移動する。(1)の方向とは逆の方向にポインティング×が移動するようにYAGレーザ溶接パワー及びパワーの方向を調整し、YAGレーザを照射すると、ポインティング×が(2)の方向に移動する。この操作を繰り返し、ポインティング×が(3)の方向、(4)の方向に移動する。そして、最初の位置、即ち画面上の中央に戻すように、YAGレーザ溶接パワー及びパワーの方向を調整する。これにより、YAGレーザ溶接前のレーザビームの最適なポインティング位置に再調整することができる。
イメージセンサ120上のレーザビームのポインティング位置変動とファイバ端面上のレーザビームのポインティング位置変動とは、光学素子の位置変位が発生した場合を除いて、幾何学的な関係から一意に求められる。
また、イメージセンサ120上のレーザビームのポインティング位置変動を、YAGレーザ溶接パワー及びパワーの方向にフィードバックさせることにより、レーザビームの最適なポインティング位置調整の自動化を行うことができる。このレーザビームの最適なポインティング位置調整の自動化については、後述する。
このように実施例1のレーザ装置によれば、複数のダイクロイックミラー7A,7Bで透過された複数のレーザビームの透過光のポインティングをイメージセンサ121,122でモニタすることによりイメージセンサ121,122上の複数のレーザビームのポインティング位置変動からレーザ溶接前後の複数のレーザビームのポインティング位置変動を検知するので、レーザ溶接後の複数のレーザビームのポインティング位置からレーザ溶接前の複数のレーザビームのポインティング位置に戻るようにレーザ溶接パワー及びパワーの方向を調整する。
従って、レーザビームの修正工数を低減でき、作業者の技能に左右されることなく、品質を向上することができる。また、作業者の経験に頼らずに組み立てが可能であるため、工程の自動化に適する。
(実施例2)
図6は、実施例2のレーザ装置のビームスプリッタキューブによりコリメートビームを分岐する構成を示す図である。実施例1のレーザ装置は、プレート状のダイクロイックミラー7を用いたが、実施例2のレーザ装置は、ビームスプリッタキューブ9を用いたことを特徴とする。
図6は、実施例2のレーザ装置のビームスプリッタキューブによりコリメートビームを分岐する構成を示す図である。実施例1のレーザ装置は、プレート状のダイクロイックミラー7を用いたが、実施例2のレーザ装置は、ビームスプリッタキューブ9を用いたことを特徴とする。
ビームスプリッタキューブ9は、平凹レンズ4と集光レンズ5との間に配置され、平凹レンズ4からのコリメートビーム111を反射及び透過し、反射されたコリメートビーム111をイメージセンサ120に導き、透過したコリメートビーム111を集光レンズ5に導く。
ビームスプリッタキューブ9は、入射角及び出射角がほぼ0°であり、かつ入射表面及び出射表面がほぼ平行である。また、ビームスプリッタキューブ9は、ビーム拡がり角がほぼ0°であり、入射前後でファイバ6へのレーザビームのポインティングが変化しないように配置されている。
また、ビームスプリッタキューブ9の入射角ならびに出射角は略0°であるため、内部に傾斜角45°の誘電体多層膜が形成されている。誘電体多層膜に傾斜角45°に複数のコリメートビーム111が入射されると、一部が反射され、反射された複数のコリメートビームの進行方向にイメージセンサ120が配置されている。
このため、実施例1のレーザ装置と同様に、ファイバ端面上のレーザビームのポインティング位置変動を、イメージセンサ上のレーザビームのポインティング位置変動から検知することができる。
また、ビームスプリッタキューブ9は、ビームスプリッタキューブ9の有無によりファイバ端面上のレーザビームのポインティング位置や光軸方向の集光位置に変動を与えない、このため、ビームスプリッタキューブ9を製品組み立て後に除去してもファイバ端面上のレーザビームのポインティング位置に変動は生じない。
図7に示すように、レーザビームの外径Wが、正方形をなすビームスプリッタキューブ9の有効径Lよりも小さく、ビームスプリッタキューブ9の有効径Lは、集光レンズ5から平凹レンズ4までの距離Zよりも小さいとき、即ちW<L<Zを満たすときにビームスプリッタキューブ9を配置することができる。
ビームスプリッタキューブ9の透過率と反射率との比率は、例えば98:2である。イメージセンサ120への光量が大きくなり、光電子の飽和やセンサ破壊が見られる場合には、ビームスプリッタキューブ9とイメージセンサ120との間に減光フィルタ(ND(neutral density)フィルタ)等を配置し、減光する。
なお、コリメートビームを分岐するための光学素子として、ビームスプリッタキューブ9を例示したが、これに代えて、ビームスプリッタプレートを用いることもできる。但し、ビームスプリッタプレートは、厚みの分だけ光学シフトが発生する。集光レンズ5とファイバ6とを組み立て後に、光学シフト分だけ戻せる機構、例えばステージ等が必要となる。
(実施例3)
図8に実施例3のレーザ装置の構成を示す。実施例3のレーザ装置は、図3に示す実施例1のレーザ装置のイメージセンサ121,122の代わりに、フォトダイオード131,132を用いている。フォトダイオード131,132は、モジュール101,102内の複数のレーザダイオード1から出射された複数のコリメートビームのファイバ結合前のパワーをモニタする。フォトダイオード131,132の発光の有無を検知することによりレーザダイオード1の故障を検知することができる。
図8に実施例3のレーザ装置の構成を示す。実施例3のレーザ装置は、図3に示す実施例1のレーザ装置のイメージセンサ121,122の代わりに、フォトダイオード131,132を用いている。フォトダイオード131,132は、モジュール101,102内の複数のレーザダイオード1から出射された複数のコリメートビームのファイバ結合前のパワーをモニタする。フォトダイオード131,132の発光の有無を検知することによりレーザダイオード1の故障を検知することができる。
また、フォトダイオード131,132は、ビームの光量を検知するので、コリメートビームのパワーを検知することができる。制御部140は、フォトダイオード131,132のパワーに基づきファイバ出力が所定値になるように各モジュール101,102内のレーザダイオード1の電流を制御する。即ち、オートパワーコントロール(APC)することができる。
なお、フォトダイオード131,132の受光面積がコリメートビームのビーム径よりも小さい場合には、レンズを用いてビームを縮小又は集光し、拡散板を用いてビーム強度分布を平坦にすることでコリメートビームのパワーをモニタすることもできる。
また、実施例3では、フォトダイオードを例示したが、パワーを検知可能なサーモパイル等の素子を用いてもよい。
(実施例4)
図9に実施例4のレーザ装置のモジュール101,102の仮位置調整を示す。図10に実施例4のレーザ装置のモジュール101,102の本位置調整を示す。実施例4のレーザ装置は、複数のモジュール101,102から出射された複数のレーザビームを集光レンズ5で集光して1つのファイバ6に結合させている。
図9に実施例4のレーザ装置のモジュール101,102の仮位置調整を示す。図10に実施例4のレーザ装置のモジュール101,102の本位置調整を示す。実施例4のレーザ装置は、複数のモジュール101,102から出射された複数のレーザビームを集光レンズ5で集光して1つのファイバ6に結合させている。
実施例4のレーザ装置は、複数のモジュール101,102に対応して複数のイメージセンサ121,122を設けている。まず、各モジュール101,102毎に仮位置調整を行う。図9(a)に示すように、モジュール101から出射される複数のレーザダイオードからの複数のレーザビームをイメージセンサ121でモニタし、図9(b)に示すように、複数のレーザビームのポインティング(画像IM1の略中央に位置するポイントP1〜P9)をイメージセンサ121に記憶する。
また、モジュール102から出射される複数のレーザダイオードからの複数のレーザビームをイメージセンサ122でモニタし、複数のレーザビームのポインティングをイメージセンサ122に記憶する。
次に、図10(a)に示すレーザ装置の組立時には、複数のモジュール101,102とダイクロイックミラー7A,7Bとイメージセンサ121,122と集光レンズ5を配置してレーザビームを多重化する。
この場合には、イメージセンサ121に記憶された複数のポインティングP1〜P9に基づきレーザ装置のポインティングと合わせるようにモジュール101の位置を調整する。また、イメージセンサ122に記憶された複数のポインティングに基づきレーザ装置のポインティングと合わせるようにモジュール102の位置を調整する。
図10(b)に示す例では、レーザ装置組み立て時には、モジュール101に設けられた複数のレーザダイオードからの複数のポインティングP1〜P9が画像IM2の左上に位置したとする。このため、複数のポインティングP1〜P9を矢印で示すように画像の略中央に戻すようにモジュール101の位置を調整する。また、モジュール102についても、モジュール101の位置調整と同様に位置を調整する。
1つのファイバに対して例えば4個のモジュールがあり、各モジュールにレーザダイオードが9個取り付けられている場合、レーザダイオードの総数は、36個になる。従って、36個のレーザダイオードを1つずつレーザ装置に取り付けする場合には、リードタイムが長期化する。実施例4では、モジュール毎に組み立てを行うことにより、レーザダイオード取り付け工程を並列化し、製品組み立てリードタイムを短縮できる。
また、レーザダイオードが故障し、必要なパワーが得られなくなったときには、レーザ装置組み立て時に記憶しておいたイメージセンサ121,122のレーザビームのポインティング位置情報に基づきモジュール101,102を設置することができる。このため、メンテナンス性が向上する。
(実施例5)
図11に実施例5のレーザ装置のモジュールの位置のフィードバック制御を示す。実施例5のレーザ装置は、モジュール101、集光レンズ5、ファイバ6、ダイクロイックミラー7、イメージセンサ121、パワーメータ141、フィードバック制御部142、自動ステージ143を備えている。
図11に実施例5のレーザ装置のモジュールの位置のフィードバック制御を示す。実施例5のレーザ装置は、モジュール101、集光レンズ5、ファイバ6、ダイクロイックミラー7、イメージセンサ121、パワーメータ141、フィードバック制御部142、自動ステージ143を備えている。
ここでは、簡単化するために、モジュール101のみを示した。なお、モジュール102については、図3に示した構成と同様に、ダイクロイックミラー7Bとイメージセンサ122とを設けて、イメージセンサ122のレーザビームのポインティング位置情報をフィードバック制御部142に出力すればよい。
パワーメータ141は、本発明のパワー検出部に対応し、ファイバ6の出力端からのレーザビームのパワーを検出して検出されたレーザビームのパワーをフィードバック制御部142に出力する。イメージセンサ121は、ダイクロイックミラー7を透過したモジュール101からのコリメートビームのポインティングをモニタし、コリメートビームのポインティングをフィードバック制御部142に出力する。
フィードバック制御部142は、イメージセンサ121からのレーザビームのポインティング位置とパワーメータ141で検出されたレーザビームのパワーとに基づきモジュール101の位置を制御するための第1モジュール位置制御信号を生成する。自動ステージ143は、本発明の移動機構に対応し、フィードバック制御部142からの第1モジュール位置制御信号に基づきモジュール101の位置を移動させる。従って、モジュール101を適切な位置に設置することができる。
また、フィードバック制御部142は、イメージセンサ122からのレーザビームのポインティング位置とパワーメータ141で検出されたレーザビームのパワーとに基づきモジュール102の位置を制御するための第2モジュール位置制御信号を生成する。自動ステージ143は、フィードバック制御部142からの第2モジュール位置制御信号に基づきモジュール102の位置を移動させる。従って、モジュール102を適切な位置に設置することができる。
(実施例6)
図12に実施例6のレーザ装置のレーザダイオードの位置のフィードバック制御を示す。実施例6のレーザ装置は、モジュール101、集光レンズ5、ファイバ6、ダイクロイックミラー7、イメージセンサ121、パワーメータ141、フィードバック制御部145、YAGレーザ146を備えている。
図12に実施例6のレーザ装置のレーザダイオードの位置のフィードバック制御を示す。実施例6のレーザ装置は、モジュール101、集光レンズ5、ファイバ6、ダイクロイックミラー7、イメージセンサ121、パワーメータ141、フィードバック制御部145、YAGレーザ146を備えている。
フィードバック制御部145は、イメージセンサ121からのレーザビームのポインティングとパワーメータ141からのレーザビームのパワーとに基づきモジュール101内のレーザダイオード1のレーザ溶接後のポインティング位置からレーザ溶接前のポインティング位置に戻るようにYAGレーザ146のレーザ溶接パワー及びパワーの方向を調整する。
フィードバック制御部145は、イメージセンサ122からのレーザビームのポインティングとパワーメータ141からのレーザビームのパワーとに基づきモジュール102内のレーザダイオード1のレーザ溶接後のポインティング位置からレーザ溶接前のポインティング位置に戻るようにYAGレーザ146のレーザ溶接パワー及びパワーの方向を調整する。
これにより、レーザビームの最適なポインティング位置調整の自動化を行うことができる。即ち、各々のレーザダイオードを最適な位置に調整することができる。
本発明のレーザ装置は、レーザ加工装置、レーザ照明装置等に適用可能である。
1a〜1c レーザダイオード
2a〜2c コリメートレンズ
3 平凸レンズ
4 平凹レンズ
5 集光レンズ
6 ファイバ
7,7A,7B ダイクロイックミラー
8 λ/2波長板
9 ビームスプリッタキューブ
10 ホルダ
11 リング
12 ハウジング
12a 折曲部
12b 開口部
101,102 モジュール
120,121,122 イメージセンサ
131,132 フォトダイオード
140 制御部
141 パワーメータ
142,145 フィードバック制御部
143 自動ステージ
146 YAGレーザ
2a〜2c コリメートレンズ
3 平凸レンズ
4 平凹レンズ
5 集光レンズ
6 ファイバ
7,7A,7B ダイクロイックミラー
8 λ/2波長板
9 ビームスプリッタキューブ
10 ホルダ
11 リング
12 ハウジング
12a 折曲部
12b 開口部
101,102 モジュール
120,121,122 イメージセンサ
131,132 フォトダイオード
140 制御部
141 パワーメータ
142,145 フィードバック制御部
143 自動ステージ
146 YAGレーザ
Claims (6)
- 所定間隔毎に配置された複数のレーザダイオード、前記複数のレーザダイオードに対向して配置され前記複数のレーザダイオードから出射された複数のレーザビームをコリメートする複数のコリメートレンズを備える複数のモジュールと、
前記複数のモジュールに対向して配置され、前記複数のコリメートレンズでコリメートされた複数のレーザビームを反射又は透過させる複数の光進行方向制御素子と、
前記複数の光進行方向制御素子で反射又は透過された前記複数のレーザビームをファイバの端面に集光させる集光レンズとを備え、
前記複数の光進行方向制御素子で反射又は透過された前記複数のレーザビームのポインティングを撮像部でモニタすることにより前記撮像部上のポインティング位置変動からレーザ溶接前後のポインティング位置変動を検知し、レーザ溶接後のポインティング位置からレーザ溶接前のポインティング位置に戻るようにレーザ溶接パワー及び前記パワーの方向を調整することを特徴とするレーザビームポインティング位置調整方法。 - 前記複数の光進行方向制御素子は、ダイクロイックミラーであり、前記複数のレーザビームに対する反射率又は透過率を90%以上にするための誘電体多層膜が表面に形成され、前記誘電体多層膜により反射又は透過したレーザビームを前記撮像部でモニタすることを特徴とする請求項1記載のレーザビームポインティング位置調整方法。
- 所定間隔毎に配置された複数のレーザダイオード、前記複数のレーザダイオードに対向して配置され前記複数のレーザダイオードから出射された複数のレーザビームをコリメートする複数のコリメートレンズ、前記複数のコリメートレンズからのレーザビームを縮小する縮小光学素子、前記縮小光学素子で縮小されたレーザビームをコリメートするコリメート素子を備える複数のモジュールと、
前記複数のモジュールに対向して配置され、前記縮小光学素子で縮小された複数のレーザビームを反射及び透過させる光進行方向制御素子と、
前記光進行方向制御素子で反射又は透過された前記複数のレーザビームをファイバの端面に集光させる集光レンズとを備え、
前記複数のレーザビームの外径は、前記光進行方向制御素子の有効径よりも小さく、前記光進行方向制御素子の有効径は、前記集光レンズから前記コリメート素子までの距離よりも小さく、
前記光進行方向制御素子で反射又は透過された前記複数のレーザビームのポインティングを撮像部でモニタし、前記撮像部上のポインティング位置変動から前記ファイバの端面上の前記ポインティング位置変動を検知することを特徴とするレーザビームポインティング位置調整方法。 - 所定間隔毎に配置された複数のレーザダイオード、前記複数のレーザダイオードに対向して配置され前記複数のレーザダイオードから出射された複数のレーザビームをコリメートする複数のコリメートレンズを備える複数のモジュールと、
前記複数のモジュールに対向して配置され、前記複数のコリメートレンズでコリメートされた複数のレーザビームを反射又は透過させる複数の光進行方向制御素子と、
前記複数の光進行方向制御素子で反射又は透過された前記複数のレーザビームをファイバの端面に集光させる集光レンズとを備え、
前記複数のモジュールに対応して複数の撮像部を設け、各モジュール毎に、前記モジュールから出射されるレーザビームのポインティングを前記撮像部に記憶し、レーザ装置の組立時に前記複数の撮像部に記憶された複数のポインティングに基づき前記複数のモジュールの位置を調整することを特徴とするレーザビームポインティング位置調整方法。 - 所定間隔毎に配置された複数のレーザダイオード、前記複数のレーザダイオードに対向して配置され前記複数のレーザダイオードから出射された複数のレーザビームをコリメートする複数のコリメートレンズを備える複数のモジュールと、
前記複数のモジュールに対向して配置され、前記複数のコリメートレンズでコリメートされた複数のレーザビームを反射又は透過させる複数の光進行方向制御素子と、
前記複数の光進行方向制御素子で反射又は透過された前記複数のレーザビームをファイバの端面に集光させる集光レンズと、
前記ファイバの出力端からのレーザビームのパワーを検出するパワー検出部と、
前記複数のモジュールに対応して設けられ前記モジュールから出射されるレーザビームのポインティングをモニタすることにより画像上のポインティング位置変動からレーザ溶接前後のポインティング位置変動を検知する複数の撮像部と、
前記複数の撮像部からのレーザビームのポインティングと前記パワー検出部で検出されたレーザビームのパワーとに基づき前記モジュールの位置を制御するためのモジュール位置制御信号を生成するフィードバック制御部と、
前記フィードバック制御部からのモジュール位置制御信号に基づき前記モジュールの位置を移動させる移動機構と、
を備えることを特徴とするレーザ装置。 - 所定間隔毎に配置された複数のレーザダイオード、前記複数のレーザダイオードに対向して配置され前記複数のレーザダイオードから出射された複数のレーザビームをコリメートする複数のコリメートレンズを備える複数のモジュールと、
前記複数のモジュールに対向して配置され、前記複数のコリメートレンズでコリメートされた複数のレーザビームを反射又は透過させる複数の光進行方向制御素子と、
前記複数の光進行方向制御素子で反射又は透過された前記複数のレーザビームをファイバの端面に集光させる集光レンズと、
前記ファイバの出力端からのレーザビームのパワーを検出するパワー検出部と、
前記複数のモジュールに対応して設けられ前記モジュールから出射されるレーザビームのポインティングをモニタすることにより画像上のポインティング位置変動からレーザ溶接前後のポインティング位置変動を検知する複数の撮像部と、
前記複数の撮像部からのレーザビームのポインティングと前記パワー検出部で検出されたレーザビームのパワーとに基づきレーザ溶接後のポインティング位置からレーザ溶接前のポインティング位置に戻るようにレーザ溶接パワー及び前記パワーの方向を調整するフィードバック制御部と、
を備えることを特徴とするレーザ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018215219A JP2020087988A (ja) | 2018-11-16 | 2018-11-16 | レーザビームポインティング位置調整方法及びレーザ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2018215219A JP2020087988A (ja) | 2018-11-16 | 2018-11-16 | レーザビームポインティング位置調整方法及びレーザ装置 |
Publications (1)
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JP2020087988A true JP2020087988A (ja) | 2020-06-04 |
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ID=70908760
Family Applications (1)
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JP2018215219A Pending JP2020087988A (ja) | 2018-11-16 | 2018-11-16 | レーザビームポインティング位置調整方法及びレーザ装置 |
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JP (1) | JP2020087988A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPWO2021112248A1 (ja) * | 2019-12-06 | 2021-06-10 |
-
2018
- 2018-11-16 JP JP2018215219A patent/JP2020087988A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPWO2021112248A1 (ja) * | 2019-12-06 | 2021-06-10 | ||
WO2021112248A1 (ja) * | 2019-12-06 | 2021-06-10 | 古河電気工業株式会社 | 発光装置、光源ユニット、光源装置、および光ファイバレーザ |
JP7190065B2 (ja) | 2019-12-06 | 2022-12-14 | 古河電気工業株式会社 | 発光装置、光源ユニット、光源装置、および光ファイバレーザ |
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