JP2020085376A - 熱交換形換気装置 - Google Patents

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【課題】室内の空気を加湿することに加え除菌・消臭することができる熱交換形換気装置を提供する。【解決手段】熱交換素子2を有する送風ユニット3と、加湿部4を有する加湿ユニット5と、電極6を有する電解ユニット7と、を備えた熱交換形換気装置であって、給気風路14は、給気ファン8により外気吸込口11から給気口13へ外気が送風され、排気風路15は、排気ファン9により室内空気吸込口10から排気口12へ室内の空気が送風され、熱交換素子2は、給気風路14と排気風路15とが交差する位置に設けられ、給気ファン8により外気吸込口11から吸い込まれた空気は、加湿部4を通過した後に給気口13から吹き出され、電解ユニット7は、電極6への通電により電解水を生成し、電解ユニット7で生成された電解水は、加湿部4へ供給される熱交換形換気装置。【選択図】図1

Description

本発明は、空気を加湿する加湿部を備えた熱交換形換気装置に関するものである。
例えば、従来の加湿機能を有する熱交換形換気装置の構成は、以下のような構成となっていた。
図8に示すように、除加湿換気装置102Aは熱交換素子121と、送風ファン部124Cと、散水装置129aと、を備える。除加湿換気装置102Aは、送風ファン部124Cにより吸い込んだ外気OAを、散水装置129aによる散水で加湿して、給気SAとして部屋100に給気する構成となっている。
国際公開第2009/011362号
このような従来の熱交換形換気装置は、室内の空気を加湿することはできたが、室内の空気を除菌や消臭することができないという課題があった。
そこで本発明は、上記課題を解決するものであり、室内の空気を加湿することに加え除菌・消臭することができる熱交換形換気装置を提供することを目的とする。
そして、この目的を達成するために、本発明の一態様に係る熱交換形換気装置は、熱交換素子を有する送風ユニットと、加湿部を有する加湿ユニットと、電極を有する電解ユニットと、を備え、前記送風ユニットは、給気ファンと、排気ファンと、室内空気吸込口と、外気吸込口と、排気口と、給気口と、給気風路と、排気風路と、を備え、前記給気風路は、前記給気ファンにより前記外気吸込口から前記給気口へ外気が送風され、前記排気風路は、前記排気ファンにより前記室内空気吸込口から前記排気口へ室内の空気が送風され、前記熱交換素子は、前記給気風路と前記排気風路とが交差する位置に設けられ、前記給気ファンにより前記外気吸込口から吸い込まれた空気は、前記加湿部を通過した後に前記給気口から吹き出され、前記電解ユニットは、前記電極への通電により電解水を生成し、前記電解ユニットで生成された電解水は、前記加湿部へ供給されることを特徴とする熱交換形換気装置であって、これにより所期の目的を達成するものである。
本発明によれば、電解水を生成させる電解ユニットを備える構成にしたことにより、加湿用水として電解水を使用することができるので、室内の空気を加湿することに加え、除菌・消臭することができる熱交換形換気装置を提供することができる。
本発明の実施の形態1に係る熱交換形換気装置の正面側を示す斜視図 同熱交換形換気装置の背面側を示す斜視図 同熱交換形換気装置の概略断面図 本発明の実施の形態1に係る電極ユニットを示す斜視図 本発明の実施の形態1に係る加湿ユニットの正面側を示す斜視図 同加湿ユニットの背面側を示す斜視図 同加湿ユニットの概略断面図 従来の熱交換形換気装置を示す概略図
本発明の一態様に係る熱交換形換気装置は、熱交換素子を有する送風ユニットと、加湿部を有する加湿ユニットと、電極を有する電解ユニットと、を備え、送風ユニットは、給気ファンと、排気ファンと、室内空気吸込口と、外気吸込口と、排気口と、給気口と、給気風路と、排気風路と、を備え、給気風路は、給気ファンにより外気吸込口から給気口へ外気が送風され、排気風路は、排気ファンにより室内空気吸込口から排気口へ室内の空気が送風され、熱交換素子は、給気風路と排気風路とが交差する位置に設けられ、給気ファンにより外気吸込口から吸い込まれた空気は、加湿部を通過した後に給気口から吹き出され、電解ユニットは、電極への通電により電解水を生成し、電解ユニットで生成された電解水は、加湿部へ供給される。
これにより、熱交換形換気装置は加湿ユニットによって電解水を使用して室内空気を加湿することができるので、室内空気の加湿に加え除菌・消臭するという効果を奏する。
また、加湿ユニットは、吸込口と、吹出口と、貯水部と、を備え、吸込口から吸い込まれた空気は、加湿部により加湿され、加湿部により加湿された空気は、吹出口から吹き出され、加湿部は、吸上管と、回転板と、を有し、吸上管は、貯水部の液体を吸い上げ、回転板は、吸上管が吸い上げた液体を回転により微細化する構成としてもよい。
この構成によって、加湿部による加湿量は、回転板の回転数により定まる。つまり、加湿ユニット(特に加湿部)は、回転板の回転数を制御することで、加湿量をコントロールすることができる。これにより、熱交換素子に加えて、加湿部によって加湿量をコントロールできるので、湿度をより適切にコントロールすることができる。すなわち、熱交換素子と加湿部によって、全体として、より的確に室内等の湿度を目標とする湿度とすることができる。
また、電解ユニットと加湿ユニットとは別体である構成としてもよい。
この構成によって、電解ユニットと加湿ユニットを個別に設置、取り外し等をすることができるので、設置の際の施工性やメンテナンスの際の作業性が向上する。
また、加湿ユニットは、電解ユニットにより生成された電解水を貯留する貯水タンクを備える構成としてもよい。
この構成によって、生成した電解水を貯水タンクに貯めておくことができる。これにより、貯水タンクに電解水があり電解水を生成する必要がない、すなわち電解ユニットを運転させる必要がない場合には、電極への通電を止めることができる。この結果、省エネ性を向上させることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。なお、以下の実施の形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。また、全図面を通して、同一の部位については同一の符号を付して説明を省略している。さらに、本発明に直接には関係しない各部の詳細については重複を避けるために、図面ごとの説明は省略している。
(実施の形態1)
本発明の一態様に係る熱交換形換気装置の構成について図1から図5を用いて説明する。
図1に示すように、熱交換形換気装置1は、熱交換素子2を有する送風ユニット3と、加湿部4を有する加湿ユニット5と、電極6を有する電解ユニット7と、を備えている。
まず、送風ユニット3の構成について図1から図3を用いて説明する。
図1は、本発明の実施の形態1に係る熱交換形換気装置の正面側を示す斜視図である。図2は、本発明の実施の形態1に係る熱交換形換気装置の背面側を示す斜視図である。図3は、本発明の実施の形態1に係る熱交換形換気装置の概略断面図を示したものである。
送風ユニット3は、本体ケース36と、給気ファン8と、排気ファン9と、室内空気吸込口10と、外気吸込口11と、排気口12と、給気口13と、給気風路14と、排気風路15と、を備える。
本体ケース36は箱状であって、例えば床に置かれた状態で使用される。
本体ケース36の例えば天面には、外気吸込口11、給気口13、室内空気吸込口10、および排気口12が設けられている。
外気吸込口11は、室内空気吸込口10および排気口12と隣り合う位置に設けられる。また、給気口13は、室内空気吸込口10および排気口12と隣り合う位置に設けられる。すなわち、室内空気吸込口10および排気口12は、外気吸込口11および給気口13と隣り合う位置にそれぞれ設けられる。
外気吸込口11、給気口13、室内空気吸込口10、および排気口12には、それぞれダクトが接続できる形状となっている。外気吸込口11と排気口12に接続したダクトは建物外壁面まで引き回して建物外の屋外空気と連通する。給気口13と室内空気吸込口10に接続したダクトは室内の天井面または壁面と連通されて室内空気と連通する。
本体ケース36は内部に、熱交換素子2と、給気ファン8と、排気ファン9と、給気風路14と、排気風路15を有する。
給気風路14は、給気ファン8により、屋外の空気(給気空気)を外気吸込口11から吸い込み、熱交換素子2を通って給気口13から加湿ユニット5を介して室内に供給する風路である。すなわち、給気ファン8により外気吸込口11から吸い込まれた空気は、熱交換素子2を通過した後に給気口13から吹き出され、加湿ユニット5に流入する。
排気風路15では、排気ファン9により、室内空気吸込口10から室内空気を吸い込み、熱交換素子2を通って排気口12へ室内の空気が送風される。排気風路15を通過した室内空気は、外部に排気される。
熱交換素子2は、給気風路14と排気風路15とが交差する位置に設けられる。熱交換素子2は、給気ファン8もしくは排気ファン9の下方に設けられる。
熱交換素子2は、給気ファン8により吸い込まれ、送風ユニット3内部(特に、給気風路14)を通過する空気の湿度を回収(交換)する湿度回収(湿度交換)の機能を有している。熱交換素子2は、例えば全熱交換素子であるが、温度を回収(交換)する機能を有するデシカント式、ヒートポンプ式の熱交換器などであってもよい。
熱交換素子2は、排気風路15を通過する空気と給気風路14を通過する空気の湿度交換を行う。なお、熱交換素子2は、湿度だけでなく温度を回収(交換)する機能を有していてもよい。これにより、より快適な空気を室内に供給することができる。
また、送風ユニット3は制御部(図示せず)を有していてもよい。制御部は、給気ファン8の運転や排気ファン9の運転を制御する。これにより、例えば加湿ユニット5が運転していないときでも、送風ユニット3の熱交換素子2により湿度回収を行うことで、室内に給気する空気の湿度コントロールをすることができる。
なお、本実施の形態では、送風ユニット3を床に置いて使用する態様を示しているが、送風ユニット3は本体ケース36を横向きに設置するような構成であってもよい。つまり、送風ユニット3の給気口13等は天面ではなく側面に設けられてもよい。このとき、本体ケース36側面から吸い込み、本体ケース36側面から吹き出されるような風路構成となる。これにより、送風ユニット3は例えば天井裏や床下などにも設置可能となり、加湿ユニット5は、さまざまな送風ユニット3に接続可能であることとなる。
また、熱交換素子2によって湿度回収された後の空気は、加湿ユニット5を通らないようにバイパスされて室内に供給されてもよい。これにより、例えば加湿ユニット5は運転せず、送風ユニット3のみ運転するような場合に、熱交換素子2により湿度回収された後の空気を効率よく室内に供給することができる。
次に、加湿ユニットと送風ユニットとの接続について説明する。なお、加湿ユニットの構成の詳細については後述する。
図2に示すように、加湿ユニット5は、送風ユニット3の天面に設置される。例えば、加湿ユニット5と送風ユニット3は、脚部分46aと台座部分46bとを有する支持部46で接続される。このとき、脚部分46aと送風ユニット3が固定され、台座部分46bと加湿ユニット5が固定される。すなわち、図2に示すように、支持部46(特に台座部分46b)に加湿ユニット5が載置されるような状態となる。これによって、加湿ユニット5と送風ユニット3は離間して設けられるので、例えば、送風ユニット3天面に接続されるダクトの引き回し等の条件が緩和され、加湿ユニット5および送風ユニット3の施工性が向上する。
そして、ダクト45を介して、送風ユニット3の給気口13と加湿ユニット5の吸込口16が連通する。つまり、給気口13と吸込口16にダクト45が接続される。これにより、送風ユニット3の給気ファン8によって、給気口13から吹き出された空気はダクト45を通過して吸込口16から加湿ユニット5に流入する。吸込口16にダクトが接続可能であるため、加湿ユニット5は、送風ユニット3に追加で設置すること、すなわち、あとづけが可能となり、さまざまな送風ユニット3に対応可能となる。
また、送風ユニット3は、加湿ユニット5および送風ユニット3を通過する空気の流れにおいて、加湿ユニット5より上流側に設けられる。言い換えれば、加湿ユニット5は送風ユニット3の下流側に設けられる。このとき、熱交換素子2で湿度回収された後の空気が加湿ユニット5に流入するので、より効率的に湿度をコントロールすることができる。また、熱交換素子2と加湿ユニット5の2箇所で湿度制御を行うことで、熱交換素子2や加湿ユニット5にヒータ等を設置していない場合でも、十分な加湿量を確保することができる。また、加湿量を確保するためのヒータが不要になることで、省エネを実現できる。
なお、加湿ユニット5と送風ユニット3は着脱可能であってもよい。これにより、加湿ユニット5と送風ユニット3を別個に取り外すことができるので、メンテナンス性が向上する。
次に、図4を用いて、電解ユニット7の構成について説明する。図4は、電解ユニット7を示す斜視図である。
電解ユニット7は、水を電気的に処理する電極6を備えている。電極6は、第一の電極6aと、第二の電極6bとから構成され、電解ユニット7内部で水に浸っている。第一の電極6aおよび第二の電極6bは図示しない外部の電源に接続される。
電解ユニット7は配管50等により加湿ユニット5と接続される。
ここで、図4を用いて、電解ユニット7での電解水の生成方法について詳細に説明する。
電解ユニット7内に、電解促進錠剤を投入することで塩化物イオンが生成される。そして、電極6に通電することで第一の電極6aと第二の電極6bとに電圧を印加し、生成された塩化物イオンが電極6で電気化学的に分解されて次亜塩素酸水(電解水)が生成される。そして、電解ユニット7で生成された次亜塩素酸水は加湿部4へ供給される。加湿部4は、供給された次亜塩素酸水(電解水)を用いて室内へ供給される空気を加湿する。加湿部4による加湿方法については後述する。
ここで、電解促進錠剤とは、例えば塩化ナトリウムの錠剤である。
このような構成によれば、次亜塩素酸水を用いて室内空気を加湿することにより、室内空気を加湿に加え除菌・消臭することができる。
また、電解ユニット7は電解促進錠剤投入装置(図示せず)を備える構成としてもよい。これにより、電解促進錠剤を自動で投入することができる。また、このとき、室内空気の汚染状態を検知するセンサ(図示せず)を別途設けてもよい。これにより、センサで検知した室内空気の汚染状態に基づいて、電解促進錠剤投入装置が電解促進錠剤を投入することで、次亜塩素酸水による加湿運転を効率よく行うことができる。
なお、電解ユニット7の形状は図示したものに限られず、加湿ユニット5および送風ユニット3との接続方法に応じて適宜設定するものとする。
次に、図5から図7を用いて加湿ユニットの構成について説明する。
図5は、本実施の形態に係る加湿ユニットの正面側を示す斜視図である。図6は、本実施の形態に係る加湿ユニットの背面側を示す斜視図である。図7は、本実施の形態に係る加湿ユニットの概略断面図を示したものである。
図5および図6に示すように、加湿ユニット5は、吸込口16と、吹出口17と、内筒19と、外筒23と、水受け部26と、を備えている。加湿ユニット5は、円柱状の容器として構成されている。
吸込口16は、ダクト接続可能な形状(例えば円形形状)の開口であり、加湿ユニット5の側面に設けられている。
吹出口17は、加湿ユニット5内部を通過した空気が吹き出される開口であり、加湿ユニット5の上面に設けられている。また、吹出口17は、後述する内筒19と外筒23とで仕切られる領域に形成される。そして、例えば吹出口17は、加湿部4の上面部における内筒19の周囲に設けられる。さらに、吹出口17は、吸込口16よりも上方に位置するように設けられている。また、吹出口17は、筒状のダクトが接続可能な形状である。
吸込口16から取り込まれた(吸い込まれた)空気は、吹出口17から吹き出される(流出する)。
内筒19は、加湿部4内部の中央付近に配置される。また、図7に示すように、内筒19は、略鉛直方向下方に向けて開口した通風口21を有し、中空円筒形状に形成されている。外筒23は、円筒形状に形成され、内筒19を内包するように配置されている。
また、加湿ユニット5の下方には、水受け部26が設けられる。水受け部26は、後述する貯水部24に貯水しきれなかった液体を溜めることができる。これにより、仮に過剰に給水が行われたり、排水口25(図7参照)などに不具合が起こったりした場合でも、住宅や送風ユニット3等に液体があふれ出ることを抑制できる。
なお、水受け部26の形状は、貯水部24からあふれた液体を溜めることができる形状であればよく、図5等で図示する形状に限られない。また、加湿ユニット5は水受け部26を備えていなくてもよい。
図7に示すように、加湿ユニット5は、加湿部4と、内筒風路18と、吸込連通風路20と、外筒風路22と、貯水部24と、を有する。
吸込連通風路20は、吸込口16と内筒19とを連通するダクト形状の風路であり、吸込口16から吸いこまれた空気は、吸込連通風路20を介して内筒19内部に至る構成となっている。
内筒風路18は、内筒19の下端に設けられた開口(通風口21)を介して、内筒19の外側に設けられた外筒風路22(図7の破線矢符で示す風路)と連通している。
外筒風路22は、内筒19と外筒23との間に形成されている。外筒風路22の一部は、内筒19と外筒23とで仕切られる領域に形成される。
貯水部24は、加湿ユニット5の下部に設けられ、液体を貯留する。また、貯水部24は、略すり鉢形状に形成されて、貯水部24の側壁は、外筒23の下端と接続されて一体化している。貯水部24に貯留する液体は例えば水や次亜塩素酸水である。以下、説明のために貯水部24に貯留する液体は水とする。
連続的に水を微細化させるために、加湿ユニット5には、水を貯水部24へ給水する給水口29と、貯水部24より水を排出する排水口25が備えられている。給水口29は、外筒23に設けられており、水は図3に示す水面44まで貯水される。また、排水口25は貯水部24の下部であるすり鉢形状の貯水部底面に設けられている。給水口29は給水管30と接続されており、給水管は、電磁弁等の開閉手段を介して、例えば、住宅や施設の上水道や給水ポンプなどの給水設備に接続されている。また、排水口25は、排水管28を介して、住宅や施設に設けられている排水口などの排水設備に接続されている。
加湿部4は、吸上管32と、回転板33と、モータ34と、を有する。また、加湿部4は、内筒19の内側すなわち内筒19に覆われる位置に設けられている。
吸上管32は、回転により貯水部24から水を吸い上げる。また、吸上管32は中空の円錐台形状に形成され、直径の小さい側の先端が貯水部24に貯水された水の水面以下になるように設けられている。回転板33は、中央が開口したドーナツ状の円板形状に形成され、吸上管32の直径の大きい側、言い換えれば吸上管32の上部の周囲に配置されている。吸上管32の直径の大きい側には、その側面に複数の開口が設けられており、吸上げた水が開口を通過して回転板33に供給されるようになっている。そして、回転板33は、吸上管32により吸い上げられた水を回転面方向に放出する。モータ34は、吸上管32および回転板33を回転させる。
さらに、加湿ユニット5は、その側面に加湿制御部27を備えていてもよい(図1参照)。加湿制御部27は、加湿ユニット5、特に加湿部4の運転を制御することで加湿量を制御する。これにより、加湿ユニット5は送風ユニット3と連動して動作したり、連動せず単独で動作したりできるようになる。
なお、加湿制御部27が設けられる位置は図1等に示す位置に限られない。また、加湿ユニット5は加湿制御部27を備えず、送風ユニット3を制御する制御部により制御される構成であってもよい。
また、加湿ユニット5は、電解ユニット7により生成された電解水(例えば、次亜塩素酸水)を貯留する貯水タンク40(図1参照)を備えているとしてもよい。加湿ユニット5が貯水タンク40を備えることで、生成した電解水を貯水タンク40に貯めておくことができる。これにより、貯水タンク40に電解水があり電解水を生成する必要がない、すなわち電解ユニット7を運転させる必要がない場合には、電極6への通電を止めることができる。この結果、省エネ性を向上させることができる。
以下、図7を用いて加湿ユニット5の動作について説明する。
初めに、図示しない給水設備より水が給水口29から貯水部24に供給され、貯水部24に水が貯水される。そして、送風ユニット3によって吸込口16から加湿ユニット5内部に吸い込まれた空気は、吸込連通風路20、内筒風路18、加湿部4、外筒風路22の順に通過し、吹出口17から外部例えば室内に向けて吹出される。このとき、加湿部4によって発生した水滴と、内筒風路18を通過する空気とが接触し、水滴が気化することにより空気を加湿することができる。また、貯水部24に貯水された水は、所定時間が経過したのち排水口25から排出される。
その詳細な動作を説明する。
吸込口16から吸込連通風路20を通過して内筒風路18の内筒に取り込まれた空気は、加湿部4を通過する。吸上管32および回転板33がモータ34の動作により回転すると、回転により貯水部24に貯水された水が吸上管32の内壁面を伝って上昇する。上昇した水は、回転板33の表面を伝って引き伸ばされ、回転板33の外周端から回転面方向に向かって微細な水滴として放出される。放出された水滴は内筒19の内壁面に衝突して破砕され、さらに微細な水滴となる。この回転板33から放出された水滴と、内筒19の内壁面に衝突し破砕された水滴とが内筒19を通過する空気と接触し、水滴が気化して空気の加湿が行われる。なお、発生した水滴の一部は気化しないが、加湿部4を内筒19で覆われるように配置しているので、気化しなかった水滴は内筒19の内側表面に付着して貯水部24に落下する。
そして、水滴を含んだ空気(加湿された空気)は、内筒19の下端に設けられた通風口21から下方に設けられた貯水部24に向けて吹出される。そして、内筒19と外筒23との間に形成された外筒風路22に向かって流れる。ここで、外筒風路22内を通過する空気は鉛直方向上方に向かって送風されるため、内筒風路18内を下方に流れる空気と送風方向が対向する向きに変わることとなる。
このとき、通風口21から空気とともに吹出された水滴はその慣性により空気の流れに追従できず、貯水部24の水面もしくは外筒23の内側壁面に付着する。この作用は水滴の重量が大きいほど作用が大きく、すなわち、気化しにくい直径の大きな水滴ほど作用が大きいため、これにより大粒の水滴を流れる空気から分離することができる。
そして、内筒風路18から通風口21を介して外筒風路22に流入した空気は、外筒風路22を通って上向きに流れる。そして、吹出口17から外部に吹き出される。このとき、水滴の一部は重力により貯水部24へ落下する、もしくは、内筒19の外壁や外筒23の内壁に付着する。そして、内筒19の外壁や外筒23の内壁に付着した水滴は、内筒19の外側壁面や外筒23の内側壁面を伝って貯水部24へ落下する。
以上述べたようにして、本発明の加湿ユニット5は、液体を微細化して空気を加湿することができる。加湿ユニット5は、回転板33の回転数により加湿量を制御することができる。これにより、たとえば熱交換素子2が、通過する空気の状態や湿度回収効率等によって加湿量が一定値に定まるようなもので、加湿量を制御することが難しいものであったとしても、加湿部4による加湿量コントロールをあわせて行うことで、より適切に湿度を制御することができる。すなわち、熱交換素子2と湿度量が可変である加湿ユニット5とによって、全体として、より的確に室内等の湿度を目標とする湿度とすることができる。
ここで、加湿ユニット5に加湿される液体は上述したように、次亜塩素酸水であってもよい。具体的には、電解ユニット7で生成された次亜塩素酸水が加湿ユニット5に供給され、その次亜塩素酸水を用いて空気を加湿する構成であってもよい。これにより、室内に供給される空気の除菌・脱臭を行うことができる。
さらに、加湿ユニット5で加湿に用いられる液体は、水を電気分解して得られる、有用な機能を獲得した他の水溶液であってもよい。具体的には、アルカリイオン水(アルカリ性電解水)や弱酸性電解水、微酸性電解水、オゾン水、電解次亜水、水素水等であってもよい。また、例えばアルカリイオン水が用いられる場合には、電解槽の役割を果たす電解ユニット7を、隔膜を有する二室型にしてもよい。これにより、室内に供給される空気の加湿・除菌・脱臭を、それぞれの電解水の特徴に応じて行うことができる。
また、加湿ユニット5で加湿へ供給される水は、水道から直接供給されるものだけでなく、例えば加湿ユニット5に設けたフィルター等のろ過部材を通過した後の水であってもよい。これにより、加湿ユニット5内部にスケールがより付着しにくくなる。
次に、加湿ユニット5の運転と送風ユニット3の運転の関係について説明する。
加湿部4による加湿運転は、送風ユニット3の運転と連動して行われてもよい。これにより、より適切に湿度制御を行うことができる。
たとえば、熱交換素子2による湿度制御のみを行っている運転中に、送風ユニット3の制御部により、さらに加湿が必要であると判断した場合には、送風ユニット3の制御部から加湿制御部27に加湿運転を開始する指示を出す。そして、この指示を受けた加湿制御部27は加湿部4に運転開始の指示をする。これにより、より適切かつ速やかに加湿量すなわち室内の湿度をコントロールすることが可能になる。
なお、連動の仕方については上述したものに限られず、住宅の部屋数や使用者の好みに合わせて、室内の湿度を最適にコントロールするために適切な制御方法を適宜採用することとする。また、加湿ユニット5の運転を制御するのは加湿制御部27であっても、送風ユニット3の制御部であってもよい。
さらに、加湿部4による加湿運転は、上述したように送風ユニット3の熱交換素子2による湿度回収から独立して行われてもよい。これにより、熱交換素子2による湿度回収が行われているか否かに関わらず、室内に供給する空気の加湿を制御することができる。また、送風ユニット3の風量を上げることなく、加湿部4の運転により、加湿量を上げることができる。
なお、電解ユニット7は、加湿ユニット5と別体であるとしてもよい。電解ユニット7と加湿ユニット5が別体であることで、電解ユニット7と加湿ユニット5を個別にメンテナンスすることができ、メンテナンス性が向上する。
また、加湿ユニット5には、エリミネータを設けてもよい。エリミネータは、加湿部4により破砕された水滴のうち、大粒の水滴を捕集する。これにより、大粒の水滴が吹出口17から吹き出されることを抑制し、使用者の不快感を抑制できる。エリミネータは例えば吹出口17近傍や加湿部4を覆うように内筒19に設けられる。
さらに、吹出口17は加湿ユニット5の天面ではなく側面に設けてもよい。これにより、加湿された空気が加湿ユニット5の側面から吹き出されることとなるので、上方向からの吹き出しの場合には設置できないようなところにも加湿ユニット5の設置が可能となり、加湿ユニット5の汎用性が向上する。
また、送風ユニット3における外気吸込口11、給気口13、室内空気吸込口10および排気口12の配置は一例であって、送風ユニット3の種類や送風ユニット3が設置される場所等に応じて適宜設定できるものとする。
さらに、本実施の形態においては、加湿ユニット5は支持部46を介して送風ユニット3に設置されることとしたが、加湿ユニット5と送風ユニット3の接続方法はこれに限られず、加湿ユニット5と送風ユニット3が連通すればよい。
以上、本発明に係る熱交換形換気装置について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、実施の形態に限定されるものではない。本発明の趣旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、本発明の範囲内に含まれる。
本発明の熱交換形換気装置は、外気と室内空気の熱交換を目的とするダクト式の換気装置、ダクト式の空気調和装置等として有用である。
1 熱交換形換気装置
2 熱交換素子
3 送風ユニット
4 加湿部
5 加湿ユニット
6 電極
6a 第一の電極
6b 第二の電極
7 電解ユニット
8 給気ファン
9 排気ファン
10 室内空気吸込口
11 外気吸込口
12 排気口
13 給気口
14 給気風路
15 排気風路
16 吸込口
17 吹出口
18 内筒風路
19 内筒
20 吸込連通風路
21 通風口
22 外筒風路
23 外筒
24 貯水部
25 排水口
26 水受け部
27 加湿制御部
28 排水管
29 給水口
30 給水管
32 吸上管
33 回転板
34 モータ
36 本体ケース
40 貯水タンク
44 水面
45 ダクト
46 支持部
46a 脚部分
46b 台座部分
50 配管
100 部屋
102A 除加湿換気装置
121 熱交換素子
124C 送風ファン部
129a 散水装置

Claims (4)

  1. 熱交換素子を有する送風ユニットと、
    加湿部を有する加湿ユニットと、
    電極を有する電解ユニットと、を備え、
    前記送風ユニットは、給気ファンと、排気ファンと、室内空気吸込口と、外気吸込口と、排気口と、給気口と、給気風路と、排気風路と、を備え、
    前記給気風路は、前記給気ファンにより前記外気吸込口から前記給気口へ外気が送風され、
    前記排気風路は、前記排気ファンにより前記室内空気吸込口から前記排気口へ室内の空気が送風され、
    前記熱交換素子は、前記給気風路と前記排気風路とが交差する位置に設けられ、
    前記給気ファンにより前記外気吸込口から吸い込まれた空気は、前記加湿部を通過した後に前記給気口から吹き出され、
    前記電解ユニットは、前記電極への通電により電解水を生成し、
    前記電解ユニットで生成された電解水は、前記加湿部へ供給されることを特徴とする熱交換形換気装置。
  2. 前記加湿ユニットは、吸込口と、吹出口と、貯水部と、を備え、
    前記吸込口から吸い込まれた空気は、前記加湿部により加湿され、
    前記加湿部により加湿された空気は、前記吹出口から吹き出され、
    前記加湿部は、吸上管と、回転板と、を有し、
    前記吸上管は、前記貯水部の液体を吸い上げ、
    前記回転板は、前記吸上管が吸い上げた液体を回転により微細化することを特徴とする請求項1に記載の熱交換形換気装置。
  3. 前記電解ユニットと前記加湿ユニットとは別体であることを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換形換気装置。
  4. 前記加湿ユニットは、前記電解ユニットにより生成された電解水を貯留する貯水タンクを備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱交換形換気装置。
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