JP2020085277A - 冷却貯蔵庫 - Google Patents

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Abstract

【課題】ファンガードに付着した霜を溶かす。【解決手段】貯蔵室11を有する貯蔵庫本体12と、冷却器31と、冷却器31により冷やされた空気を貯蔵室11に吹き出す冷却ファン32と、少なくとも冷却ファン32を収容するケース50であって、冷却ファン32を外部に露出させる開口部51Aを有するケース50と、開口部51Aを覆うファンガード40と、ケース50における開口部51Aの開口縁部51Bを加熱するヒータ70と、ファンガード40からヒータ70に向かって延び、ヒータ70に接触する延設部45と、を備えることに特徴を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、冷却貯蔵庫に関する。
従来、冷却貯蔵庫として、冷却器と、冷却器で生成された冷気を庫内へ供給するための冷却ファンと、冷却ファンを覆うファンガードと、を備えるものが知られている。このようなファンガードは、冷却ファンに異物が入ることを抑制すると共に、冷却ファンに手を触れないようにするためのもので、例えば、網目状をなすことで通気性を有している。
特開2001−27472号公報
冷却貯蔵庫の冷却運転時には、ファンガードが冷やされることで、ファンガードに霜が付くことが懸念される。ファンガードに霜が付くと、ファンガードの通気性が低下し、冷却ファンの送風効率が低下してしまうため、冷却能力が低下してしまう。
本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、ファンガードに付着した霜を溶かすことを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の冷却貯蔵庫は、貯蔵室を有する貯蔵庫本体と、冷却器と、前記冷却器により冷やされた空気を前記貯蔵室に吹き出す冷却ファンと、少なくとも前記冷却ファンを収容するケースであって、前記冷却ファンを外部に露出させる開口部を有するケースと、前記開口部を覆うファンガードと、前記ケースにおける前記開口部の開口縁部を加熱するヒータと、前記ファンガードから前記ヒータに向かって延び、前記ヒータに接触する延設部と、を備えることに特徴を有する。上記構成によれば、ヒータで発生した熱を延設部を介して、ファンガードに伝えることができる。これにより、ファンガードに付着した霜を溶かすことができる。また、ヒータは、開口部の開口縁部を加熱することで開口縁部に付着した霜を溶かすことができる。これにより、成長した霜が冷却ファンと接触する事態を抑制することができるので、冷却ファンが回転不能となったり、故障したりする事態を抑制することができる。このように1つのヒータでファンガードと開口部の開口縁部の双方を加熱することができ、好適である。
また、前記ケースは、前記開口部を有すると共に前記ファンガードが取り付けられる第1壁部を備え、前記第1壁部の下端には、前記ファンガードを下方から覆う第2壁部が設けられ、前記ヒータは、前記第2壁部の下面に取り付けられており、前記第2壁部において、前記ファンガードと前記ヒータとの間に位置する箇所には、貫通孔が形成されているものとすることができる。第2壁部に貫通孔を形成することで、ヒータによって加熱された空気が貫通孔を通じてファンガードに向かうことができ、ファンガードをより効果的に加熱することができる。
また、前記第2壁部は、前記冷却ファンの回転軸の軸方向と直交する方向に延びる長手状をなしており、前記第2壁部における前記貫通孔の孔縁部には切欠部が形成されており、前記ヒータの一部が前記切欠部の内面に当接することで、前記第2壁部の長手方向の一方側への前記ヒータの変位を規制することが可能であるものとすることができる。このようにすれば、ヒータを組み付ける際に切欠部の内面を基準として第2壁部の長手方向についてヒータの位置決めをすることができる。これにより、ファンガードに対するヒータの位置ずれを規制することができ、ヒータによってファンガードをより確実に加熱することができる。
また、前記ヒータを保持する保持部材を備え、前記ヒータは、U字状をなすと共に弾性を有するU字部を備え、前記U字部は、平行に配された一対の棒状部を有しており、前記一対の棒状部のうち一方の棒状部は、前記延設部に対して接触するものとされ、前記一対の棒状部のうち他方の棒状部は、前記一方の棒状部に対して前記延設部とは反対側に配され、前記他方の棒状部が前記保持部材によって前記一方の棒状部側に押圧されることで、前記一方の棒状部が前記延設部側に付勢されているものとすることができる。一方の棒状部が延設部側に付勢されているため、一方の棒状部と延設部とが離間する事態をより確実に抑制することができ、ファンガードをより確実に加熱することができる。
本発明によれば、ファンガードに付着した霜を溶かすことができる。
本発明の一実施形態に係る冷蔵庫を示す断面図 冷却ユニットを示す断面図 図2においてヒータ付近を拡大した拡大図 冷却ユニットを示す正面図 冷却ユニットを示す斜視図 図5においてファンガード付近を拡大した拡大図 ケースを構成するパネル部材を示す斜視図 ヒータ及びブラケットを示す平面図(上方から視た図) ブラケットを示す斜視図 ドレンパンを取り外した状態の冷却ユニットを示す斜視図(下方から視た図) 図10においてヒータ付近を拡大した拡大図 図11においてヒータにおける棒状部75Rと棒状部73Rとの境界部76R付近を拡大した拡大図 図11においてヒータにおける棒状部75Rと棒状部73Lとの境界部76L付近を拡大した拡大図 ヒータにおいて一対の境界部76R,76Lを示す図(下方から視た図) ヒータ及び切欠部を示す側面図(図4のXV−XV線で切断した図に対応) 開口縁部の変形例を示す図
本発明の一実施形態を図1から図15によって説明する。本実施形態では、冷却貯蔵庫としてプレハブ式の冷蔵庫10を例示する。冷蔵庫10は、図1に示すように、貯蔵室11を有する貯蔵庫本体12と、冷却装置13と、を備える。貯蔵庫本体12(断熱箱体)は、複数の断熱パネルを箱状に組み立てることで構成されている。貯蔵庫本体12には出入口となる開口部16が形成され、開口部16は、断熱扉17によって開閉可能となっている。冷却装置13は、室外機21と、冷却ユニット30と、を備える。室外機21は、図示しない圧縮機と、凝縮器と、凝縮器ファンとを備える。
冷却ユニット30は、冷却器31(蒸発器)と、冷却ファン32と、図示しない膨張手段(キャピラリチューブや膨張弁等)と、を備える。冷却ユニット30は、貯蔵庫本体12の内部に配されており、例えば、貯蔵庫本体12を構成する天井壁部に取り付けられている。圧縮機、凝縮器、膨張手段及び冷却器31は、冷媒が封入された冷媒管24によってこの順番で循環接続されることで冷却サイクルを構成している。冷却運転時には、冷却器31で冷媒が蒸発する。また、冷却運転時には、冷却ファン32の駆動によって、貯蔵室11内の空気が冷却ユニット30内に吸引され、冷却器31を通過する過程で熱交換によって冷やされた空気(冷気)が貯蔵室11内に吹き出される。これにより、貯蔵室11内に冷気が供給されることで貯蔵室11が冷却される構成となっている。
次に冷却ユニット30の構成について詳しく説明する。なお、以下の説明では、冷却ファン32の吹き出し側を冷却ユニット30の前側(図2の左側)とし、吹き出し側と反対側を冷却ユニット30の後側(図2の右側)とする。また、図4の左右方向を冷却ユニット30の左右方向とする。なお、各図においては、冷却ユニット30の前後方向をY軸方向とし、冷却ユニット30の左右方向をX軸方向とし、鉛直方向をZ軸方向としている。冷却ユニット30は、図2に示すように、冷却器31と、冷却ファン32と、ケース50と、ドレンパン34と、ファンガード40と、ヒータ70と、を備える。ドレンパン34は、ケース50、ファンガード40、ヒータ70を下方から覆う形で配されている。
ケース50は、図4及び図5に示すように、左右方向に長い箱状をなしており、複数枚のパネル部材によって構成されている。ケース50は、少なくとも冷却器31及び冷却ファン32を収容するものとされる。ケース50は、前壁部51と、天井壁部52と、一対の側壁部53,53と、を備える。ケース50は、図10に示すように、後方に開口された開口部50Aと、下方に開口された開口部50Bとを有する。なお、図10は、ドレンパン34を取り外した状態の冷却ユニット30を下方から視た斜視図である。ケース50内では、図2に示すように、冷却器31及び冷却ファン32が前後方向に沿って並ぶ形で配されており、冷却器31の前側に冷却ファン32が配されている。冷却ファン32は、羽根32Aと、羽根を回転させるモータ32Bと、を備える。
前壁部51(第1壁部)には、冷却ファン32の吹き出し側をケース50の外部に露出させる開口部51Aが形成されている。開口部51Aは、前壁部51を前後方向に貫通する形で形成されており、図7に示すように円形状をなしている。本実施形態の冷却ユニット30は、図4に示すように、左右方向に並ぶ2台の冷却ファン32を備え、各冷却ファン32に対向する箇所に開口部51Aがそれぞれ形成されている。前壁部51における開口部51Aの開口縁部51Bは、ベルマウスである。開口縁部51Bは、前壁部51における前方を向く面51Dから前方に突き出す形状をなしている。また、開口縁部51Bは、羽根32Aの周囲を全周に亘って囲む形で設けられている。ベルマウスである開口縁部51Bは、冷却ファン32の吸い込み側から吹き出し側に向かう空気の流れを整える機能を有している。
ファンガード40は、開口部51A及び冷却ファン32(より詳しくは羽根32A)を冷却ファン32の吹き出し側から覆う構成となっており、図4に示すように、正面視(前側から視た状態)において、開口部51Aよりも一回り大きい円形状をなしている。ファンガード40は、金属製の丸棒41,42,43を溶接によって接合することで構成されている。丸棒41は、開口部51Aよりも一回り大きい螺旋状をなしている。4本の丸棒42は、正面視において丸棒41の中心から、放射状に延びている。丸棒43は正面視においてL字状をなしており、一対設けられている。丸棒43の角部は、正面視において丸棒41の中心と一致する形で配されている。丸棒43における一端部は、前壁部51に対してねじ26によってねじ止めされている。これにより、ファンガード40は前壁部51に対して取り付けられている。
図5に示すように、前壁部51の下端には、左右方向に延びる長手状をなす延設壁部54(第2壁部)が設けられている。延設壁部54は、2つのファンガード40,40を下方から覆う形で設けられている。延設壁部54は、図3に示すように、前壁部51の下端から前側に向かうにつれて上昇傾斜する形で延びている。なお、本実施形態では、冷却ファン32の回転軸の軸方向L1(図2参照)は前後方向に沿うものとされ、延設壁部54は、左右方向に延びる長手状をなしている。つまり、延設壁部54は、冷却ファン32の回転軸の軸方向と直交する方向に延びる長手状をなしている。
図3に示すように、延設壁部54の前端には上方に立ち上がる立壁部55が設けられ、立壁部55には、ドレンパン34の前壁部34Aがねじ28によって取り付けられている。なお、上述した前壁部51、天井壁部52、延設壁部54、立壁部55は、図7に示すように一枚のパネル部材57を折り曲げることで一体的に形成されているが、これに限定されない。
ヒータ70は、図3に示すように、ブラケット60によって延設壁部54の下面に取り付けられている。ヒータ70は、図8に示すように、棒状をなしており、左右対称に配された一対のU字部71,71と、一対のU字部71,71同士を繋ぐ連結部72と、U字部71において連結部72とは反対側の端部に設けられた棒状部73とを備える。ヒータ70としては、シーズヒータを用いることができるが、ヒータ70の種類はこれに限定されない。なお、シーズヒータは、金属製(鉄など)のパイプと、パイプ内に収容された電気ヒータと、パイプと電気ヒータとの間に充填された絶縁材(いずれも図示せず)とを備える。
図4に示すように、U字部71は、ファンガード40の下方に配されている。図8に示すように、U字部71は、平行に配された一対の棒状部75F,75Rと、棒状部75Fと棒状部75Rを繋ぐ湾曲状の連結部75Aと、を有するU字状をなしている。一対の棒状部75F,75Rは、それぞれ左右方向(延設壁部54の長手方向)に沿って延びている。ヒータ70のU字部71は弾性を有している。より具体的には、棒状部75F及び棒状部75Rは、連結部75Aを支点としてそれぞれ弾性的に撓み変形が可能となっている。
また、図8に示すように、一対のU字部71,71は左右対称に配されており、一方のU字部71の開口は、他方のU字部71の開口と対向する形で配されている。具体的には、図8の右側のU字部71は、左側に開口されており、図8の左側のU字部71は、右側に開口されている。
図3に示すように、ヒータ70は、延設壁部54の下面54Dに当接している。これにより、ヒータ70の熱は、延設壁部54、前壁部51を介して開口縁部51Bに伝熱される。これにより、ヒータ70によって開口縁部51Bを加熱することが可能となっている。また、ファンガード40が備える一対の丸棒43,43のうち、相対的に下方に配された丸棒43(以下の説明では、丸棒43Dと呼ぶ)における後端には、ヒータ70の棒状部75Rに向かって延びる延設部45が設けられている。
より詳しくは、丸棒43Dは、左右方向に延びる棒状部48(図6参照)と、上下方向に延びる棒状部46と、棒状部46の下端から後方に延びる棒状部47を備え、延設部45は、棒状部47の後端から下方に延びており、丸棒43Dと一体的に設けられている。延設部45は、ヒータ70の棒状部75Rに対して後側から接触している。なお、延設壁部54において、延設部45に対応する箇所には、延設部45が挿通される貫通孔54Aが形成されている。なお、延設部45は、丸棒43Dと別体であってもよい。貫通孔54Aは、左右方向に長い方形状をなしている。より詳しくは、貫通孔54Aは、角部がR形状をなす角孔である。
ブラケット60は、ヒータ70を保持する保持部材であって、図9に示すように、左右方向に長いブラケット底壁部61と、ブラケット底壁部61の前端から立ち上がる一対のブラケット前壁部62,62と、ブラケット底壁部61の後端から立ち上がる一対のブラケット後壁部63,63と、を備える。ブラケット前壁部62,62は、棒状部75Fを前方から覆う形で配され、ブラケット後壁部63,63は、棒状部75Rを後方から覆う形で配されている。
ブラケット60は、図3に示すように、延設壁部54に対してねじ27によってねじ止めされている。より詳しくは、ねじ27は、ブラケット底壁部61に形成された挿通孔61B(図9参照)に挿通された後、延設壁部54に形成された取付孔54E(ねじ孔、図7参照)に螺合されている。
図3に示すように、ヒータ70の棒状部75R(第1棒状部、一対の棒状部のうち一方の棒状部)は、延設部45に対して接触するものとされ、棒状部75F(一対の棒状部のうち他方の棒状部)は、棒状部75Rに対して前側(延設部45とは反対側)に配されている。棒状部75Fが一対のブラケット前壁部62,62によって後側(棒状部75R側)に押圧されることで、棒状部75Rが延設部45側に弾性的に付勢されている。言い換えると、一対の棒状部75F,75Rは、一対のブラケット前壁部62,62と延設部45によって前後方向から挟持されており、一対の棒状部75F,75Rの対向間隔は、自然状態(ヒータ70が組み付けられていない状態)よりもわずかに小さいものとなっている。
図8に示すように、ヒータ70の棒状部73(第2棒状部)は、棒状部75Rの延設方向における一端から後方に向かって延びている。つまり、棒状部73は、棒状部75Rの延設方向に対して直交する方向に延びている。棒状部75Rと棒状部73の境界部76は、R形状をなしている。なお、本実施形態では、一対の棒状部73、73を備えるため、以下の説明では、図8の右側の棒状部73を棒状部73Rと呼び、図8の左側の棒状部73を棒状部73Lと呼ぶものとする。また、図6に示すように、延設壁部54において、ファンガード40とヒータ70との間に位置する箇所には、貫通孔54Bが形成されている。貫通孔54Bは、貫通孔54A(延設部45が挿通された貫通孔)の左右両側にそれぞれ形成されており、貫通孔54Bは、ファンガード40の左右両端部の下方にそれぞれ配されている。
貫通孔54Bは、左右方向に長い方形状をなしている。より詳しくは、貫通孔54Bは、角部がR形状をなす角孔である。図11から図13に示すように、延設壁部54における貫通孔54Bの孔縁部には切欠部56が形成されている。なお、図11から図14は、延設壁部54及びヒータ70を下方から視た図である。より詳しくは、切欠部56は、貫通孔54Bの孔縁部のうち、後側の孔縁部に形成されており、貫通孔54Bの長辺方向(左右方向)に長い形状をなしている。
ヒータ70は、図14に示すように、一対の境界部76,76を有しており、切欠部56は、各境界部76に対応してそれぞれ設けられている。具体的には、図5に示すように、ヒータ70における棒状部75Rと棒状部73Rとの境界部76(ヒータ70の一部、符号76Rを付す)は、4つの貫通孔54Bのうち、右から2番目の貫通孔54B(符号54Rを付す)に対応する箇所に配されている。境界部76Rは、図14に示すように、貫通孔54Rの切欠部56の内面56R(より詳しくは内面のうち図14において右側を向く内面)と対向且つ隣接する形で配されている。
これにより、ヒータ70が左右方向(X軸方向)における一方(図14では左側)に変位した場合には、ヒータ70の境界部76Rがこれと対向する内面56Rに当接することで、左右方向の一方側へのヒータ70の変位を規制することが可能となっている。なお、境界部76Rと内面56Rとの間には、左右方向においてわずかに隙間が設けられているが、境界部76Rと内面56Rとが当接されていてもよい。
また、図5に示すように、ヒータ70における棒状部75Rと棒状部73Lとの境界部76(ヒータ70の一部、符号76Lを付す)は、4つの貫通孔54Bのうち、右から3番目の貫通孔54B(符号54Lを付す)に対応する箇所に配されている。境界部76Lは、図14に示すように、貫通孔54Lの切欠部56の内面56L(より詳しくは切欠部56の内面のうち図14において左側を向く内面)と対向且つ隣接する形で配されている。これにより、ヒータ70が左右方向における他方(図14では右側)に変位した場合には、ヒータ70の境界部76Lがこれと対向する内面56Lに当接することで、左右方向の他方側へのヒータ70の変位を規制することが可能となっている。なお、境界部76Lと内面56Lとの間には、左右方向においてわずかに隙間が設けられているが、境界部76Lと内面56Lとが当接されていてもよい。
つまり、ヒータ70が左右方向に変位した際には、一対の境界部76R,76Lのうち一方が一対の内面56R,56Lのうち一方に当接することで、ヒータ70の左右方向における位置ずれが規制される構成となっている。なお、図15に示すように、棒状部73は、後方に向かうにつれて上昇傾斜する形で延びている。また、図12及び図13に示すように、内面56R,56Lは、例えば三角形状をなしているが、内面の形状はこれに限定されない。
次に本実施形態の効果について説明する。本実施形態によれば、ヒータ70で発生した熱を延設部45を介して、ファンガード40に伝えることができる。これにより、ファンガード40に付着した霜を溶かすことができる。また、ヒータ70の熱は延設壁部54を介して開口縁部51Bにも伝えられるため、開口縁部51Bを加熱して、開口縁部51Bに付着した霜を溶かすことができる。これにより、成長した霜が冷却ファン32と接触する事態を抑制することができるので、冷却ファン32が回転不能となったり、故障したりする事態を抑制することができる。このように1つのヒータ70でファンガード40と開口縁部51Bの双方を加熱することができ、好適である。言い換えると、ファンガード40とベルマウス51Bにそれぞれ専用のヒータが設けられている構成と比べて、コストを低減することができる。なお、ヒータ70の熱によってケース50における開口縁部51B付近の箇所も加熱することができるため、当該箇所に付着した霜を溶かすことも可能である。
なお、ヒータ70で発生した熱は、延設部45を介して丸棒43Dに伝熱される。丸棒43Dは、丸棒41と接合されているため、丸棒43Dから丸棒41に熱が伝えられる。螺旋状をなす丸棒41は、各丸棒42や丸棒43と接合されているため、丸棒41を介して、各丸棒42や他の丸棒43(一対の丸棒43のうち、丸棒43Dではない丸棒43)に熱が伝えられる。なお、螺旋状をなす丸棒41は、図6に示すように、丸棒43Dの棒状部47及び棒状部48と複数個所で接合されている。このため、丸棒43Dから丸棒41に対して効率よく熱を伝えることができる。
また、ドレンパン34は、図2に示すように、冷却器31を下方から覆うものとされる。このため、冷却器31を除霜した際の水をドレンパン34によって受けることができる。さらに、ドレンパン34は、ケース50の延設壁部54及びブラケット60も下方から覆っている。そして、延設壁部54は後方に向かうにつれて下降傾斜する形で延びている。このため、ファンガード40や開口縁部51Bに付着した霜が溶けることで発生した水が延設壁部54に落下した場合、その水は、延設壁部54の傾斜に沿って流れ、貫通孔54Bからドレンパン34に落下する。
そして、図3に示すように、延設壁部54の貫通孔54Aは、ブラケット底壁部61によって下方から覆われている。このため、延設壁部54の貫通孔54Aを通じて水がブラケット底壁部61に落下する場合がある。ブラケット底壁部61は、後方に向かうにつれて下降傾斜する形で延びており、図9に示すように、ブラケット底壁部61には、貫通孔61Aが貫通形成されている。このため、ブラケット底壁部61に落下した水は、ブラケット底壁部61の傾斜に沿って流れ、貫通孔61Aや一対のブラケット後壁部63,63間の隙間S1(図9参照)からドレンパン34に落下する。なお、図2に示すように、ドレンパンの底壁34Dは、後方に向かうにつれて下降傾斜する形で延びており、ドレンパン34によって受けられた水は底壁34Dの後部に設けられた排水口34B、及び排水口34Bに接続されたドレンホース(図示せず)を通じて庫外に排出される。
また、ケース50は、開口部51Aを有すると共にファンガード40が取り付けられる前壁部51を備え、前壁部51の下端には、ファンガード40を下方から覆う延設壁部54が設けられ、ヒータ70は、延設壁部54の下面54Dに取り付けられており、延設壁部54において、ファンガード40とヒータ70との間に位置する箇所には、貫通孔54Bが形成されている。延設壁部54に貫通孔54Bを形成することで、ヒータ70によって加熱された空気が貫通孔54Bを通じてファンガード40に向かうことができ、ファンガード40をより効果的に加熱することができる。
仮に、ヒータ70の熱を延設部45を介してのみファンガード40に伝える構成とした場合、ファンガード40において延設部45から遠い箇所(本実施形態では、ファンガード40の左右両端部)は加熱され難い。貫通孔54Bを設けることで、ヒータ70によって加熱された空気をファンガード40の左右両端部(延設部45からの伝熱によって加熱し難い箇所)に当てることができ、効果的に加熱することができる。つまり、延設部45及び貫通孔54Bを併用することでファンガード40全体をより効果的に加熱することができるため、ファンガード40の除霜時間(ヒータ70の加熱時間)を短くすることができ、貯蔵室11内の温度上昇を抑制することができる。
また、延設壁部54は、冷却ファン32の回転軸の軸方向と直交する方向に延びる長手状をなしており、延設壁部54における貫通孔54Bの孔縁部には切欠部56が形成されており、ヒータ70の境界部76が切欠部56の内面56R(又は内面56L)に当接することで、左右方向の一方側(又は他方側)へのヒータ70の変位を規制することが可能であるものとされる。このようにすれば、ヒータ70を組み付ける際に切欠部56の内面を基準として延設壁部54の長手方向についてヒータ70の位置決めをすることができる。これにより、ファンガード40に対するヒータ70の位置ずれを規制することができ、ヒータ70によってファンガード40をより確実に加熱することができる。言い換えると、ファンガード40に対してヒータ70の位置決めをするために治具等を用いる必要がなく好適である。なお、上記構成によれば、ヒータ70を組み付けた後においても、ヒータ70の左右方向の位置ずれを規制することができる。
また、ヒータ70を保持するブラケット60を備え、ヒータ70は、U字状をなすと共に弾性を有するU字部71を備え、U字部71は、平行に配された一対の棒状部75F,75Rを有しており、棒状部75Rは、延設部45に対して接触するものとされ、棒状部75Fは、棒状部75Rに対して延設部45とは反対側に配され、棒状部75Fがブラケット60によって棒状部75R側に押圧されることで、棒状部75Rが延設部45側に付勢されている。棒状部75Rが延設部45側に弾性的に付勢されているため、例えば、延設壁部54に対するブラケット60の組付誤差等によって棒状部75Rと延設部45とが離間する事態をより確実に抑制することができ、ファンガード40をより確実に加熱することができる。
<他の実施形態>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、延設部45がファンガード40と一体的に形成されているものを例示したが、延設部45は、ファンガード40と別体であってもよい。なお、ファンガード40や延設部45の材質については、熱伝導率が高いものが好ましく、その点からファンガード40や延設部45を金属製とすることが好ましい。
(2)上記実施形態では、円形状をなすファンガード40を例示したが、これに限定されない。例えば、ファンガードが格子状をなすものであってもよい。また、上記実施形態では、ファンガード40が丸棒によって構成されているものを限定したが丸棒に限定されず、例えば、角棒によってファンガードが構成されていてもよい。
(3)ヒータ70の設置箇所は、上記実施形態で例示したものに限定されない。例えば、図3の2点鎖線で示すように、ヒータ170が前壁部51の裏側に配されており、ヒータ170に接触するように、ファンガード40から延びる延設部145が設けられていてもよい。
(4)上記実施形態では、2台の冷却ファン32を備える冷却ユニットを例示したが、冷却ファンの台数はこれに限定されず適宜変更可能である。
(5)上記実施形態では、棒状部73が、棒状部75Rの延設方向に対して直交する方向に延びるものと例示したが、これに限定されず、棒状部73は、棒状部75Rと交差する方向に延びていればよい。つまり、棒状部73と棒状部75Rのなす角度は、90度に限定されず、適宜変更可能である。
(6)上記実施形態では、切欠部56の内面にヒータ70の境界部76が当接することでヒータ70の左右方向における位置決めがされる構成を例示したが、例えば、ヒータ70の棒状部73が内面に当接することで、ヒータ70の左右方向における位置決めがされる構成であってもよい。また、ヒータ70の一部(例えば棒状部73)が切欠部56において内面56R,56Lとは反対側の内面(図11の内面56S,56T参照)に近接する形で配されていてもよく、その場合には、ヒータ70の一部が内面56S,56Tに当接することで、ヒータ70の左右方向における位置決めがされる構成であってもよい。
(7)上記実施形態では、前壁部51における開口部51Aの開口縁部51Bがベルマウスになっている構成を例示したが、開口縁部の形状は、これに限定されず適宜変更可能である。例えば、図16の変形例に示すように、前壁部51における開口部151Aの開口縁部151Bがベルマウスになっていなくてもよい。
10…冷蔵庫(冷却貯蔵庫)、11…貯蔵室、12…貯蔵庫本体、31…冷却器、32…冷却ファン、40…ファンガード、45,145…延設部、50…ケース、51…前壁部(第1壁部)、51A,151A…開口部、51B,151B…開口縁部、54…延設壁部(第2壁部)、54B…貫通孔、54D…下面(第2壁部の下面)、56…切欠部、56R,56L…切欠部の内面、60…ブラケット(保持部材)、70,170…ヒータ、71…U字部、75F…棒状部(一対の棒状部のうち他方の棒状部)、75R…棒状部(一対の棒状部のうち一方の棒状部)、76…境界部(ヒータの一部)、L1…冷却ファンの回転軸

Claims (4)

  1. 貯蔵室を有する貯蔵庫本体と、
    冷却器と、
    前記冷却器により冷やされた空気を前記貯蔵室に吹き出す冷却ファンと、
    少なくとも前記冷却ファンを収容するケースであって、前記冷却ファンを外部に露出させる開口部を有するケースと、
    前記開口部を覆うファンガードと、
    前記ケースにおける前記開口部の開口縁部を加熱するヒータと、
    前記ファンガードから前記ヒータに向かって延び、前記ヒータに接触する延設部と、を備える冷却貯蔵庫。
  2. 前記ケースは、前記開口部を有すると共に前記ファンガードが取り付けられる第1壁部を備え、
    前記第1壁部の下端には、前記ファンガードを下方から覆う第2壁部が設けられ、
    前記ヒータは、前記第2壁部の下面に取り付けられており、
    前記第2壁部において、前記ファンガードと前記ヒータとの間に位置する箇所には、貫通孔が形成されている請求項1に記載の冷却貯蔵庫。
  3. 前記第2壁部は、前記冷却ファンの回転軸の軸方向と直交する方向に延びる長手状をなしており、
    前記第2壁部における前記貫通孔の孔縁部には切欠部が形成されており、
    前記ヒータの一部が前記切欠部の内面に当接することで、前記第2壁部の長手方向の一方側への前記ヒータの変位を規制することが可能である請求項2に記載の冷却貯蔵庫。
  4. 前記ヒータを保持する保持部材を備え、
    前記ヒータは、U字状をなすと共に弾性を有するU字部を備え、
    前記U字部は、平行に配された一対の棒状部を有しており、
    前記一対の棒状部のうち一方の棒状部は、前記延設部に対して接触するものとされ、
    前記一対の棒状部のうち他方の棒状部は、前記一方の棒状部に対して前記延設部とは反対側に配され、
    前記他方の棒状部が前記保持部材によって前記一方の棒状部側に押圧されることで、前記一方の棒状部が前記延設部側に弾性的に付勢されている請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の冷却貯蔵庫。
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