JP2020083612A - ロープ測長装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】外部被覆層で覆われたエレベータ用のロープについて、ロープの部位に限定されず精度よく長さを測定する、ロープ測長装置を提供する。【解決手段】ロープ測長装置は、エレベータ用のロープの外装被覆層に光を照射して、照射光と反射光との光の強度により前記外装被覆層の長手方向に所定の間隔で形成された指標を検出する検出器と、前記ロープの長手方向に沿って前記検出器を摺動する摺動部と、前記検出器が前回検出した指標と今回検出した指標との距離を前記摺動部が摺動した距離に基づいて測定する変位計と、を具備する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、ロープ測長装置に関する。
複数本の鋼鉄製ストランドが外部被覆層で覆われたエレベータ用のワイヤーロープは、従来の目視による検査基準に基づく劣化判定ができない。このことから、外部被覆層の表面に複数の指標を一定の間隔で設け、隣り合う二つの指標の間の距離を検出することで、鋼鉄製ストランドの摩耗・断線に基づくワイヤーロープの劣化具合を判定することが試されている。
しかし、金尺などによる指標間の距離の測定には精度の問題があった。また、昇降路内部にセンサ等の読取装置を配置する方法では、指標間の距離を測定するロープの部位に限りがあった。
特開平10−318741号公報 特開2011−51751号公報
本発明が解決しようとする課題は、外部被覆層で覆われたエレベータ用のロープについて、ロープの部位に限定されず精度よく長さを測定する、ロープ測長装置を提供する。
上記課題を解決するため、ロープ測長装置は、エレベータ用のロープの外装被覆層に所定の間隔で形成された指標を検出する検出器と、前記ロープの長手方向に沿って前記検出器を摺動する摺動部と、前記検出器が前回検出した指標と今回検出した指標との距離を前記摺動部が摺動した距離に基づいて測定する変位計と、を具備する。
第1の実施形態に係るロープ測長装置およびロープ測長の方法の概略図。 ロープの断面図。 外部被覆層の表面に複数の指標が形成されたロープの外観を示す斜視図。 第1の実施形態に係るロープ測長装置の断面図。 第1の実施形態に係るロープ測長装置の断面図の変形例。 第2の実施形態に係るロープ測長装置およびロープ測長の方法の概略図。 第2の実施形態の変形例1 第2の実施形態の変形例2 第3の実施形態に係るロープ測長装置およびロープ測長の方法の概略図。 第1の実施形態乃至第3の実施形態に係る摺動部の例。
以下、ロープ測長装置の実施形態を図面に基づき説明する。
(第1の実施形態)
図1(a)は第1の実施形態に係るロープ測長装置1Aの図である。図1(b)は第1の実施形態に係るロープ測長装置1Aを用いた、ロープの測長方法の概略図である。本実施形態に係るロープ測長装置1Aは、被測定対象であるロープ10に施された指標間の長さを測長し、ロープ10の部分的な伸びを検出する。
図2はロープ10の断面図である。ロープ10は、複数本の鋼鉄製ストランド(以下、ストランドと称する)22を所定のピッチで撚り合わせることで構成されている。外部被覆層21は、例えばポリウレタンのような耐摩耗性および高摩擦係数を有する熱可塑性の樹脂材で形成され、隣り合うストランド22の間の隙間に充填されている。
さらに、外部被覆層21は、円形の断面形状を有するとともに、ロープ10の表面23を規定している。表面23は、昇降路内の各シーブに巻き掛けられた時に、各シーブに対し摩擦を伴いながら接触するようになっている。
図3は外部被覆層の表面に複数の指標が形成されたロープの外観を示す斜視図である。図3に示すように、複数の指標25が外部被覆層21の表面23に形成されている。指標25は、ロープ10の伸びを表示するための要素であって、ロープ10の長手方向に一定の間隔を存して並んでいる。隣り合う指標25の間の距離(間隔)は、例えば500mmである。各指標25は、例えば外部被覆層21の周方向に連続した実線あるいは間欠的な破線で規定されている。
なお、指標25の間の距離(間隔)は、500mmに限らず、これよりも狭くても、広くてもよい。さらに、各指標25の態様は、実線あるいは破線に限らず、ロープ10の伸びを表示するための要素ならば他の線種でもよい。
本実施形態によると、指標25は、例えば印刷等の簡便な手段で外部被覆層21の表面23の上に形成されている。指標25の色は、例えばレーザ光を外部被覆層21の表面23に照射した時に、表面23で反射された光の強度と指標25で反射された光の強度との間に明確な差異が生じるように、表面23の色と異ならせることが望ましい。
ロープ10は、使用期間の経過に伴ってストランド22の間の隙間およびストランド22を構成する複数の素線間の隙間が減少する。これにより、ストランド22や素線が互いに摩擦を繰り返し、ストランド22や素線の摩耗・断線が進行する。
特に、ロープ10が各シーブを通過する部分では、ロープ10が各シーブとの接触に基づく摩擦を繰り返し受ける。このため、ロープ10の摩耗・断線の進行具合は、ロープ10がシーブを通過しない部分に比べて大きい。これにより、ロープ10のロープ径が減少し、ロープ10に局部的な伸びが生じる。
したがって、ロープ10の伸びと強度低下率との関係を明確化し、ロープ10の中でも劣化が最大となる箇所の伸びを検出することで、ロープ10の強度を管理することができる。
さらに、エレベータでは、ロープ10の強度が規定値を下回った時にロープ交換の時期となる。そのため、強度低下に対応するロープ10の伸び量を交換基準とすることで、ストランド22の摩耗状態を目視できない状況下においてもロープ10を安全に使用することができる。
本実施形態のロープ測長装置1Aは、摺動部11(111)と、検出器30と、変位計31と、を有している。
摺動部11(111)は検出器30を備えており、ロープ10の長手方向に沿って検出器30を摺動する部位である。本実施形態の摺動部11(111)は、検出器30を挟んで2つの支持部12,13を有している。支持部12,13は先端部にてロープ10を支持している。即ち、摺動部11(111)はU字型の形状を有し、開口部である2点の先端部にてロープ10を支持している。
支持部12,13は、摺動部11の摺動に伴い前記ロープの長手方向に沿って摺動する。支持部12,13は、ロープ10を径方向に被覆して支持するための回動機構4(図4参照)と固定機構5とを具備する。図4は、第1の実施形態に係るロープ測長装置1Aの破線Aの断面図である。
図4では支持部13を用いて説明するが、支持部12についても同様の構成である。図4(a)は回動機構4と固定機構5とにより、支持部13がロープ10を被覆したときの図である。図4(b)は固定機構5を解除して、支持部13がロープ10を開放したときの図である。
支持部13には、回動機構4と固定機構5とがロープ10を挟さんで配置されている。回動機構4は回動機構基部41,42と回動部43とを有している。固定機構5は固定機構基部51,52と回動部53と掛止部54とを有している。固定機構基部52には掛止部を掛止する溝部521が施されている。
支持部13はロープ10の外部被覆層の上下から径方向に被覆するように上部13aおよび下部13bからなる。支持部13の下部13bには回動機構基部41と固定機構基部51とが設けられており、上部13aには回動機構基部42と固定機構基部52とが設けられている。
回動機構基部41と回動機構基部42とは回動部43を介して連結されている。回動部43は周方向に回動することで、図4(b)のように回動機構基部41を移動させて、支持部13の上部13aと下部13bとを離れさせて、ロープ10の周方向による被覆による支持を開放することができる。回動機構4は例えば蝶番などがある。
固定機構基部51と固定機構基部52とは、掛止部54を固定機構基部52に施された溝部521(図4(b)参照)に掛止することで、回動機構4による回動を抑止して、支持部13の下部13bを上部13aに固着させる(図4(a)参照)。
支持部13の上部13aと下部13bとの固着を開放する場合は、掛止部54を溝部521から外して、回動部53を回動して掛止部54を固定機構基部52から外すことで、回動機構4による開放が可能となる(図4(b)参照)。このことから、支持部13の下部13bは蓋部としての役割を有する。
図4において、支持部13の上部13aはロープ接触部131を有し、下部13bはロープ接触部132を有している。なお、支持部12においてはロープ接触部121,122を有している。本実施形態のロープ測長装置1Aはロープ接触部131,132およびロープ接触部121,122により、ロープ10を周方向に被覆して保持している。
なお、図4のように支持部13について、上部13aおよび下部13bのように構成する他、図5のように、支持部13が上部13aのみを有し、支持部12が上部12aのみを有し、ロープ接触部131およびロープ接触部121でロープ10を保持する機構としてもよい。
図1において、検出器30はロープ10の外装被覆層に所定の間隔で形成された指標25(251,252)を検出する装置である。検出器30は、例えば光学センサなどである。図1(a)に示すように、検出器30はロープ10に光を照射し、指標25(251)にて反射された反射光(L11)を検出する。検出器30は指標25(251)からの反射光と、表面23からの反射光との光の強度の差異から、照射先の指標25の有無を判定する。
本実施形態のロープ測長装置1Aは変位計31を有している。変位計31はローラエンコーダであり、基部311と回転部312と有している。基部311は一端が摺動部11(111)に接続され、他端が回転部312に接続されている。回転部312は回転面がロープ10に接している。
ロープ測長装置1Aは破線矢印の方向に移動して、図1(a)の状態から図1(b)の状態に遷移したとする。ロープ測長装置1Aが移動すると、回転部312がロープ10に沿って回転される。
図1(b)において、検出器30は、指標25(251)のときと同様に、光を照射して指標25(252)にて反射された反射光(L12)を検出する。検出器30は指標25(252)からの反射光と、表面23からの反射光との光の強度の差異から、照射先の指標25の有無を判定する。
変位計31は、検出器30が前回検出した指標25(251)と今回検出した指標25(252)との距離を、回転部312の回転角に基づいて測定する。即ち、回転部312の回転角から摺動部11が摺動した距離を測定し、当該測定値が指標25間の距離となる。
指標25間の距離の値があらかじめ設定されており、設定値とロープ測長装置1Aによる計測値との差分が指標25間(指標251と指標252との間)のロープ10の伸びの値となる。
以上により、本実施形態のロープ測長装置1Aは、外部被覆層で覆われたエレベータ用のロープについて、ロープの部位に限定されず精度よく長さを測定することができる。
(第2の実施形態)
図6は第2の実施形態のロープ測長装置1Bの図となる。本実施形態において、第1の実施形態のロープ測長装置1Aと同一の機構については、同一の符号を用いて、詳述は省略する。
図6(a)は第2の実施形態に係るロープ測長装置1Bの図である。図6(b)は第2の実施形態に係るロープ測長装置1Bを用いた、ロープの測長方法の概略図である。本実施形態に係るロープ測長装置1Bは、被測定対象であるロープ10に施された指標間の長さを測長し、ロープ10の部分的な伸びを検出する。
本実施形態のロープ測長装置1Bは、摺動部11(112)と、支持部14と、被照射部15と、検出器30と、変位計32と、摺動部11(112)を摺動するための摺動レール部60と、を有している。
摺動部11(112)は検出器30を備えており、摺動レール部60に沿って検出器30を摺動させる部位である。
摺動レール部60は2本のレールが平行に並び、一端部にて支持部14に接続され、他端部にて双方のレールが蓋部などで固定されている。摺動部11(112)は2本のレールの間隙を摺動する。ただし、摺動レール部60は図6の構成である必要はなく、例えば、1本のレールから構成され、当該レール上を摺動部11(112)が摺動する機構としてもよい。
支持部14は先端部にてロープ10を支持している。支持部14は第1の実施形態における支持部13と同様の構成であり、図4または図5のいずれの構成でもよい。
検出器30は、第1の実施形態と同様に、ロープ10に光を照射し、指標25(251,252)にて反射された反射光(L11,L12)を検出し、指標25の有無を判定する。
図6(a)において、支持部14には変位計32を有している。変位計32は例えば、レーザ変位計やレーザドップラーなどの光学変位計やワイヤ式変位計などがある。本実施形態ではレーザ変位計を用いた態様について説明する。
本実施形態の摺動部11(112)は、被照射部15を有している。変位計32は摺動部11(112)の被照射部15に光を照射する。
変位計32は被照射部15に光を照射し、被照射部15にて反射された光を受光することで、変位計32と被照射部15との距離を測定する。図6(a)で変位計32にて受光される光をL21とし、図6(b)で変位計32にて受光される光をL22とする。
ロープ測長装置1Bは破線矢印の方向に移動して、図6(a)の状態から図6(b)の状態に遷移したとする。摺動部11(112)が移動すると、変位計32から照射される光はL21からL22となる。即ち光路が増加する。
変位計32は、検出器30が前回検出した指標25(251)と今回検出した指標25(252)との距離を、光L21に基づいて算出された距離値と、光L22に基づいて算出された距離値との差分により算出する。
指標25間の距離の値があらかじめ設定されており、設定値とロープ測長装置1Bによる計測値との差分が指標25間(指標251と指標252との間)のロープ10の伸びの値となる。
(第2の実施形態の変形例1)
図7は第2の実施形態の変形例1の図である。第2の実施形態について変位計32についてレーザ変位計について説明したが、光学変位計としてレーザドップラーを用いてもよい。レーザドップラー(変位計32)は摺動部11のロープ10に対向する面に設けられている。図7では一例として、検出器30の横にレーザドップラー(変位計32)を設けている。レーザドップラー(変位計32)は摺動部11が摺動すると検出器30と共に摺動する。
レーザドップラー(変位計32)はセンサヘッドからレーザ光をロープ10に照射し、ロープ10から反射されたレーザ光を受光する。レーザドップラー(変位計32)は摺動部11が摺動すると、共に摺動するため、レーザ光の照射光と反射光との周波数が変化する。この周波数の変化に基づくパルスを測定することでレーザドップラー(変位計32)の速度変化を測定し、信号処理を行うことで距離に変換する。
検出器30が指標251にて検知する手前から摺動部11とレーザドップラー(変位計32)とを摺動させ、検出器30が指標251にて検知したとき(図7(a))、指標251のパルス値を得る。そのまま摺動部11とレーザドップラー(変位計32)とを摺動させ、検出器30が指標252を検出したとき(図7(b))のパルス値を得る。その後、摺動部11とレーザドップラー(変位計32)の摺動を止める。指標251から指標252までのパルス値の差分から摺動した距離が算出される。
なお、図7において、レーザドップラー(変位計32)は摺動部11のロープ10に対向する面に配置したが、ロープ10にレーザを照射することができれば、摺動部11のどこに配置していてもよい。例えば、第2の実施形態の被照射部15に配置していてもよい。
また、第1の実施形態におけるローラエンコーダの代わりに光学変位計として、レーザドップラー(変位計32)は摺動部11を用いてもよい。
(第2の実施形態の変形例2)
図8は第2の実施形態の変形例2の図である。変位計にワイヤ式変位計(変位計33)を用いてもよい。ワイヤ式変位計は、ワイヤ331と、ワイヤ331が巻きかけられているスプール332と、スプール332の軸に固定されたロータリエンコーダ333を有している。ワイヤの先端は摺動部11の変位測定部16に固定されている。変位測定部16は上記実施形態の被照射部15と同様の構成としてもよい。
変位計にワイヤ式変位計を用いた場合は、摺動部11により変位測定部16が変位すると、ワイヤ331が引き出され、引き出された長さに基づいてスプール332が回転する。スプール332が回転すると、スプール332の軸に固定されたロータリエンコーダ333がスプール332の回転とともに回転し、パルスをカウントし、パルスのカウントに基づいて、引き出されたワイヤ331の長さを測定する。引き出されたワイヤ331の長さの差分が、摺動部11の変位測定部16の摺動した長さ(変位量)となる。
本変形例では図8(a)のように、検出器30が指標251を検出したときのワイヤ331の長さと、図8(b)のように検出器30が指標252を検出したときのワイヤの長さの差分から指標25間の長さを求める。
本実施形態のロープ測長装置は、外部被覆層で覆われたエレベータ用のロープについて、ロープの部位に限定されず精度よく長さを測定することができる。
(第3の実施形態)
図9は第3の実施形態のロープ測長装置1Cの図となる。本実施形態において、第1の実施形態のロープ測長装置1Aおよび第2の実施形態のロープ測長装置1Bと同一の機構については、同一の符号を用いて、詳述は省略する。
図9(a)は第3の実施形態に係るロープ測長装置1Cの図である。図9(b)は第3の実施形態に係るロープ測長装置1Cを用いた、ロープの測長方法の概略図である。本実施形態に係るロープ測長装置1Cは、被測定対象であるロープ10に施された指標間の長さを測長し、ロープ10の部分的な伸びを検出する。
本実施形態のロープ測長装置1Cは、摺動部11(113)と、支持部14と、検出器30と、変位計31と、摺動部11(113)を摺動するための摺動レール部60と、を有している。
摺動部11(113)は検出器30を備えており、摺動レール部60に沿って検出器30を摺動させる部位である。
検出器30は、第1の実施形態と同様に、ロープ10に光を照射し、指標25(251,252)にて反射された反射光(L11,L12)を検出し、指標25の有無を判定する。
図9(a)において、本実施形態のロープ測長装置1Cは摺動部11(113)に変位計31を有している。変位計31はローラエンコーダであり、基部311と回転部312と有している。基部311は一端が摺動部11(113)に接続され、他端が回転部312に接続されている。回転部312は回転面がロープ10に接している。
ロープ測長装置1Cは破線矢印の方向に移動して、図9(a)の状態から図9(b)の状態に遷移したとする。摺動部11(113)が移動すると、回転部312がロープ10に沿って回転される。
変位計31は、検出器30が前回検出した指標25(251)と今回検出した指標25(252)との距離を、回転部312の回転角に基づいて測定する。即ち、回転部312の回転角から摺動部11が摺動した距離を測定し、当該測定値が指標25間の距離となる。
指標25間の距離の値があらかじめ設定されており、設定値とロープ測長装置1Cによる計測値との差分が指標25間(指標251と指標252との間)のロープ10の伸びの値となる。
本実施形態のロープ測長装置は、外部被覆層で覆われたエレベータ用のロープについて、ロープの部位に限定されず精度よく長さを測定することができる。
以上の実施形態のロープ測長装置1(1A〜1C)は指標25間の距離の値について、例えば、摺動部11に図10のような表示部6を設けて、測定結果を通知してもよい。
また、摺動部11は記憶部7を有しており、記憶部に指標25間の距離の値を蓄積してもよい。この場合定期的な検査の場合、同一の指標25間を検査した場合は、前回検査時の前回値(図10では123mm)と今回検査時の今回値(図10では135mm)とを表記してもよい。
また、送信機を内蔵し、無線通信により、携帯端末に指標25間の距離の値を送信して、当該携帯端末の画面上に通知してもよい。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、そのほかの様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1(1A,1B,1C)…ロープ測長装置
10…樹脂被覆ロープ
11(111,112,113)…摺動部
12,13,14…支持部
121,122,131,132…ロープ接触部
15…被照射部
16…変位測定部
23…ロープの表面
25…指標
251…第1の指標
252…第2の指標
30…検出器(光学センサ)
31…変位計(ローラエンコーダ)
311…変位計(基部)
312…変位計(回転部)
32…変位計(光学変位計)
33…変位計(ワイヤ式変位計)
331…ワイヤ
332…スプール
333…ロータリエンコーダ
4…回動機構
41,42…回動機構基部
43…回動部
5…固定機構
51,52…固定機構基部
521…溝部
53…回動部
54…掛止部
6…表示部
60…摺動レール部
7…記憶部
上記課題を解決するため、ロープ測長装置は、エレベータ用のロープの外装被覆層に光を照射して、照射光と反射光との光の強度により前記外装被覆層の長手方向に所定の間隔で形成された指標を検出する検出器と、前記ロープの長手方向に沿って前記検出器を摺動する摺動部と、前記検出器が前回検出した指標と今回検出した指標との距離を前記摺動部が摺動した距離に基づいて測定する変位計と、を具備する。

Claims (10)

  1. エレベータ用のロープの外装被覆層に所定の間隔で形成された指標を検出する検出器と、
    前記ロープの長手方向に沿って前記検出器を摺動する摺動部と、
    前記検出器が前回検出した指標と今回検出した指標との距離を前記摺動部が摺動した距離に基づいて測定する変位計と、
    を具備したロープ測長装置。
  2. 前記摺動部は、前記検出器を挟んで設けられ前記ロープを支持する少なくとも2つの支持部を有し、
    前記支持部は、前記摺動部の摺動に伴い前記ロープの長手方向に沿って摺動する、
    請求項1に記載のロープ測長装置。
  3. 前記摺動部を摺動するための摺動レール部と、
    前記摺動レール部と接続され前記ロープを支持する支持部と、
    を更に具備する請求項1に記載のロープ測長装置。
  4. 前記変位計は前記摺動部に設けられたローラエンコーダである、
    請求項3に記載のロープ測長装置。
  5. 前記変位計は前記支持部に設けられ、前記摺動部に光を照射する光学変位計である、
    請求項3に記載のロープ測長装置。
  6. 前記変位計は前記摺動部に設けられ、前記ロープにレーザを照射して、前記レーザによる照射光と前記ロープからの反射光との周波数変化に基づいて速度変化を測定することにより、前記摺動部の変位量を測定する光学変位計である、
    請求項3に記載のロープ測長装置。
  7. 前記変位計は前記支持部に設けられ、前記摺動部に固定されたワイヤを固定し、前記摺動部の摺動に伴いワイヤを引き出して変位量を測定するワイヤ式変位計である、
    請求項3に記載のロープ測長装置。
  8. 前記変位計による測定結果を前記摺動部に表示する表示部を更に具備する、
    請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載のロープ測長装置。
  9. 前記変位計による測定結果の前回値を記憶する記憶部を更に具備し、
    前記表示部は前記記憶部に記憶された前回値と、前記変位計による測定値である今回値とを表示する、
    請求項8に記載のロープ測長装置。
  10. 前記支持部は、前記ロープを径方向に被覆して支持するための回動機構と固定機構とを具備する、
    請求項2乃至請求項9のいずれか1項に記載のロープ測長装置。
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