JP2020083566A - ゴミ箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】全開位置で蓋体が外れにくいゴミ箱の提供を目的とする。【解決手段】本開示のゴミ箱10では、軸部50が断面非円形で、かつ、軸孔35から延びた通路36の幅が、軸部50の長手方向の長さよりも小さく、短手方向の長さよりも僅かに大きくなっていて、蓋体40が閉位置と全開位置との途中位置に配されたときにのみ、軸部50が通路36を通過可能となる、即ち、蓋体40が全開位置にあるときは、軸部50が通路36を通過できず、軸孔35から抜けないので、全開位置で蓋体40を外れにくくすることができる。【選択図】図22

Description

本開示は、蓋体によって開閉可能なゴミ箱に関する。
この種のゴミ箱として、ゴミ箱本体及び蓋体の一方に設けられた軸部が、他方に設けられた受容部の内側に受容され、蓋体がゴミ箱本体に対して回動可能に支持されたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007−230726号公報(図5)
上述した従来のゴミ箱においては、全開位置で蓋体に力がかかると蓋体が外れてしまうことが生じ得た。このため、全開位置で蓋体が外れにくいゴミ箱の開発が求められている。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、ゴミ箱本体及び蓋体の一方に設けられた軸部が、他方に設けられた受容部の内側に受容され、前記蓋体が前記ゴミ箱本体に対して回動可能に支持されたゴミ箱において、前記受容部の内外を径方向で連通し、かつ、前記受容部の内径よりも幅狭な軸通過部を備え、前記軸部は、断面非円形をなし、前記蓋体が閉位置と全開位置との途中位置に配されたときのみ前記軸通過部を通過可能となるゴミ箱である。
請求項2の発明は、前記軸通過部は、前記受容部の径方向に互いに平行に延びた1対の軸通過部側対向面を有し、前記軸部は、前記蓋体が前記途中位置に配されたときに、前記1対の軸通過部側対向面と対向する1対の軸部側対向面を有している請求項1に記載のゴミ箱である。
請求項3の発明は、前記蓋体と前記ゴミ箱本体とに設けられ、互いに当接して前記全開位置で前記蓋体の回動を規制するストッパを備え、前記軸通過部は、前記全開位置において前記ストッパと前記軸部とを通る線に沿う方向に位置している請求項1又は2に記載のゴミ箱である。
請求項4の発明は、前記全開位置において、前記軸部が前記軸通過部に向かう方向で、前記ストッパ同士が干渉し合う請求項3に記載のゴミ箱である。
請求項5の発明は、前記蓋体には、前記軸部又は前記受容部と反対側の外縁部に、裏側へ突出した係止片と位置決め突部とが設けられ、前記ゴミ箱本体には、前記閉位置における前記蓋体の前記係止片と係止する係止部と、前記位置決め突部を受容する位置決め孔と、が設けられている請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載のゴミ箱である。
請求項6の発明は、前記位置決め突部は、前記係止片の両側方に1つずつ配され、下端部が傾斜している請求項5に記載のゴミ箱である。
請求項7の発明は、ゴミ箱本体及び蓋体の一方に設けられた軸部が、他方に設けられた受容部の内側に受容され、前記蓋体が前記ゴミ箱本体に対して回動可能に支持されたゴミ箱において、前記受容部の内外を径方向で連通し、前記軸部が通過可能な軸通過部と、前記蓋体と前記ゴミ箱本体とに設けられ、互いに当接して全開位置で前記蓋体の回動を規制するストッパと、を備え、前記全開位置において、前記軸通過部は、前記ストッパと前記軸部とを通る線に沿う方向に位置し、かつ、前記軸部が前記軸通過部に向かう方向で、前記ストッパ同士が干渉し合うゴミ箱である。
請求項1のゴミ箱では、蓋体が閉位置と全開位置との途中位置に配されたときにのみ、軸部が軸通過部を通過可能となる。即ち、蓋体が全開位置にあるときは、軸部が軸通過部を通過できず、受容部から抜けないので、全開位置で蓋体を外れにくくすることができる。
請求項2によれば、軸通過部の1対の軸通過部側対向面と軸部の1対の軸部側対向面とをそれぞれ対向させないと、軸部が軸通過部をスムーズに通過しないので、蓋体の回動途中で不意に外れてしまうことを抑制することができる。
蓋体を全開位置からさらに奥に回動させようとすると、軸部は、ストッパを支点に回動しようとして、ストッパと軸部とを結ぶ線と直交する方向に向かおうとする。これに対して、請求項3によれば、軸通過部が、ストッパと軸部とを通る線に沿う方向に位置しているので、蓋体を全開位置からさらに奥に回動させようとしても、軸部が受容部から抜けないようになる。
請求項4によれば、軸部が軸通過部に向かう方向でストッパ同士が干渉しあうので、軸部が軸通過部に向かうように全開位置の蓋体を移動させることが規制される。
請求項5によれば、閉位置の蓋体がゴミ箱本体に係止されるので、ゴミ箱の閉状態を安定させることができる。また、閉位置で、蓋体の位置決め突部がゴミ箱本体の位置決め孔に受容されているので、係止を安定させることができる。
請求項6によれば、位置決め突部が2つあるので、蓋体の係止をさらに安定させることができる。しかも、位置決め突部の下端部が傾斜しているので、蓋体を閉位置に向けて回動させるときに、位置決め突部が位置決め孔に案内され、係止片と係止部の位置も合いやすくなる。
蓋体を全開位置からさらに奥に回動させようとすると、軸部は、ストッパを支点に回動しようとして、ストッパと軸部とを結ぶ線と直交する方向に向かおうとする。これに対して、請求項7のゴミ箱では、軸通過部が、ストッパと軸部とを通る線に沿う方向に位置しているので、蓋体を全開位置からさらに奥に回動させようとしても、軸部が受容部から抜けないようになる。また、軸部が軸通過部に向かう方向でストッパ同士が干渉しあうので、軸部が軸通過部に向かうように全開位置の蓋体を移動させることが規制される。
本開示に係るゴミ箱の斜視図 ゴミ箱の一部拡大断面図 蓋体が全開位置に配されたゴミ箱の一部拡大斜視図 第2連結部近傍のゴミ箱本体の拡大斜視図 第1連結部近傍のゴミ箱本体の拡大斜視図 第1連結部近傍のゴミ箱本体の拡大裏面図 第2連結部近傍のゴミ箱本体の拡大裏面図 ゴミ箱同士が連結している状態の一部拡大裏面図 ゴミ箱同士が連結している状態の裏面図 ゴミ箱同士が連結している状態の斜視図 蓋体が閉位置に配されたゴミ箱の一部拡大斜視図 蓋体が閉位置に配されたゴミ箱の一部拡大断面図 ゴミ箱本体の一部拡大斜視図 軸孔近傍のゴミ箱本体の拡大断面図 軸孔近傍のゴミ箱本体の拡大斜視図 軸孔近傍のゴミ箱本体の拡大断面図 蓋体が全開位置に配されたゴミ箱の一部拡大斜視図 蓋体の一部拡大斜視図 蓋体の一部拡大斜視図 蓋体が全開位置に配されたゴミ箱の一部拡大斜視図 蓋体が全開位置に配されたゴミ箱の一部拡大断面図 蓋体が全開位置に配されたゴミ箱の一部拡大断面図 蓋体が傾斜姿勢になったゴミ箱の一部拡大断面図 蓋体が傾斜姿勢になったゴミ箱の一部拡大断面図 変形例に係るゴミ箱の斜視図
以下、図1〜図24に示されたゴミ箱10の実施形態について説明する。図1に示すように、本実施形態のゴミ箱10は、ゴミ箱本体11に蓋体40をヒンジ部60を介して回動可能に取り付けてなる。以降、ゴミ箱10において、ヒンジ部60が配されている側を「後」、反対側を「前」とし、前から見た「左」「右」を、ゴミ箱10の「左」「右」とする。
ゴミ箱本体11は、樹脂の成形品であって平面形状が長方形をなし、長方形の上面開口を有している。ゴミ箱本体11の下端から上端に向かうに従って縦横の開口幅が徐々に大きくなるように各側壁12が傾斜している。また、図2に示すように、底壁13は、側壁12の下端よりも僅かに上方に位置している。
図3に示すように、ゴミ箱本体11における各側壁12の上端部は、段付き状に拡径した段差部14となっている。この段差部14には、1対の袋止め15が備えられている。詳細には、袋止め15は、ゴミ箱本体11の開口縁の左右方向に沿って延びた第1辺部15Aと、第1辺部15Aの両端から直角に曲がって延びた第2辺部15Bとからなる平面「コ」の字状をなし、ゴミ箱本体11の開口縁を前後方向で2分割した領域にそれぞれ沿うように配されている。袋止め15は、水平方向に延び、段差部14の段差壁14A上に載置される主板16と、主板16の内縁寄り位置全体から垂下する垂下壁17と、主板16における第2辺部15Bの外縁のうち先端側部分から上方に起立した起立壁18と、を有している。垂下壁17は、側壁12のうち段差壁14Aより下の段差下部12Aに隣接し、起立壁18は、側壁12のうち段差壁14Aより上の段差上部12Bに隣接している。
起立壁18の上面は、第2辺部15Bの先端から第1辺部15A側へ水平に延びたのち、なだらかに下り、主板16に連絡している。起立壁18の先端上部には、外方へ突出した支持軸18Aが設けられている。図4に示すように、支持軸18Aは、円柱を溝18Bによって二分割した形状をなし、その先端縁にはテーパ部18Cが形成されている。また、ゴミ箱本体11の側壁12における上端部のうち前後方向の中央部には、貫通孔12Hが形成されていて、この貫通孔12Hに袋止め15の支持軸18Aが内側から挿通することで、袋止め15がゴミ箱本体11に対して回動可能となっている。そして、図示しないゴミ袋を装着する際に、袋止め15を起立させ、ゴミ袋の上端開口部を袋止め15の外側を通してゴミ箱本体11の中に入れた状態で、袋止め15を段差部14上に倒すことで、ゴミ袋が開口した状態で保持される。
図3に示すように、ゴミ箱本体11の外側面の上端寄り位置には、周方向全体に亘ってフランジ20が形成されている。フランジ20のうちゴミ箱本体11の左右に配された左辺部20A及び右辺部20Bは、板厚2〜3枚分の幅をなし、段差壁14Aと面一になって水平に延びている。フランジ20の左辺部20A及び右辺部20Bと、左右の側壁12における段差上部12Bとの間は、それぞれ、4つの補強用縦リブ21によって連絡されている。
ゴミ箱本体11の左右の外側面のうちフランジ20の下方には、前後方向の中央部に、ゴミ箱10同士を連結するための第1及び第2の連結部22,23がそれぞれ設けられている。図5に示すように、左側の第1連結部22は、フランジ20の左辺部20Aの外縁よりも外方に位置し、左の側壁12と対向するように延びた第1壁22Aを有している。第1壁22Aは横長の長方形板状をなし、鉛直方向と平行になっている。また、図6に示すように、第1連結部22は、第1壁22Aと左の側壁12との間を連絡する連絡壁22Bを、前後方向に4つ並べて有している。外側の2つの連絡壁22Bは、第1壁22Aの端部寄り位置に配され、内側の2つの連絡壁22Bは、それぞれ外側の連絡壁22B寄り位置に配されている。また、内側の2つの連絡壁22Bは平坦に延びているのに対し、外側の2つの連絡壁22Bは、側壁12から第1壁22Aへ向かう途中、フランジ20の外縁に重なる位置で内側へ屈曲し、クランク状をなしている。これにより、外側の連絡壁22Bの屈曲部と第1壁22Aとの間に凹部22Uが形成されている。
なお、図5に示すように、第1連結部22には、第1壁22Aの上端と外側の2つの連絡壁22Bの上端との間を連絡する上壁22Eと、上壁22Eの側壁12側端部とフランジ20の外縁と外側の2つの連絡壁22Bの屈曲部との間を連絡する垂下壁22Fと、が形成されている。
図4及び図7に示すように、右側の第2連結部23は、右側の側壁12から外方へ突出し、鉛直方向に延びた1対の第1壁23Aと、1対の第1壁23Aの先端から直角に屈曲し、互いに近づくように延びた第2壁23Bと、を有する。第2壁23Bは、フランジ20の右辺部20Bの外縁から鉛直下方に延びていて、第2連結部23は、上方から見て、フランジ20からはみ出さないように構成されている。また、1対の第1壁23A間の距離は、第1連結部22の第1壁22Aの長さよりも僅かに長くなっていて、1対の第1壁23Aの間に第1連結部22の第1壁22Aを受容可能になっている。第2壁23Bの長さは、第1連結部22の第1壁22Aのうち外側の連絡壁22Bより外側部分と略同じ長さになっていて、1対の第1壁23A間に第1連結部22の第1壁22Aが受容されたときに、第2壁23Bが第1連結部22の凹部22Uに受容されるようになっている。
そして、2つのゴミ箱10を横に並べ、右側のゴミ箱10の第1連結部22に、左側のゴミ箱10の第2連結部23を上から重ねると、図8〜10に示すように、第2連結部23の第2壁23Bが第1連結部22の凹部22Uに受容され、連結部22,23同士が係合する。これにより、ゴミ箱10同士が連結される。
図3に示すように、フランジ20のうちゴミ箱本体11の前方に配された前辺部24は、側壁12の上端より板厚1枚分程下方から水平に張り出した上帯壁24Aと、上帯壁24Aの外縁のうち左右方向の中央部から鉛直下方に垂下した垂下壁24Bと、上帯壁24Aの外縁のうち左部と右部とから斜め下方に延びた1対の傾斜壁24Cと、を有している。なお、垂下壁24Bの下端からは、段差壁14Aと面一な突片24Dが前方へ突出していて、傾斜壁24Cの下端からは、下突片24Eが下方へ突出している(図12参照)。また、前辺部24は、フランジ20の左辺部20A及び右辺部20Bから前方へ延長して延びた延長部24F(図3参照)と、延長部24Fと上帯壁24Aと傾斜壁24Cとの間を連絡する連絡部24Gと、傾斜壁24Cと突片24Dと垂下壁24Bとの間を連絡する連絡部24Hと、を有している。
図3及び図11に示すように、垂下壁24Bの外面のうち上端寄り位置には、中央部に、左右方向に延びた突条26(特許請求の範囲の「係止部」に相当する)が形成されている。この突条26の上面26A及び下面26Bは、前後方向で傾斜している。また、1対の傾斜壁24Cには、垂下壁24B寄り位置に、四角形状の位置決め孔27が一つずつ貫通形成されている。
図13に示すように、フランジ20のうちゴミ箱本体11の後方に配された後辺部30は、左端寄り位置から右端寄り位置にかけて下方へ陥没した陥没部30Aを有する形状になっている。詳細には、後辺部30は、全体が左辺部20A及び右辺部20Bより幅広になっていて、左右方向の両端部に配され、左辺部20A又は右辺部20Bから延長して延びた端部壁31と、2つの端部壁31の間に配され、端部壁31よりも下方で水平に延びた下壁32と、端部壁31と下壁32と側壁12との間を連絡して鉛直に延びた1対の連絡壁33と、を有している。端部壁31の上面とゴミ箱本体11の外側面との間は、補強用縦リブ31Lによって連絡されている。なお、図3及び図14に示すように、後側の側壁12における段差部14のうち陥没部30Aの裏側に位置する部分は、陥没部30Aに合わせて陥没していて、当該部分の段差壁14Aは下壁32と面一になっている。
図13に示すように、下壁32の上面には、外縁寄り位置に、外縁に沿って延びた断面略三角形状の突条34が形成されている。そして、連絡壁33の内側面には、蓋体40を軸支するための軸孔35(特許請求の範囲の「受容部」に相当する)が形成されている。図14及び図15に示すように、軸孔35は、断面略円形の凹部である。また、連絡壁33の内側面には、軸孔35の内外を径方向で連通する通路36(特許請求の範囲の「軸通過部」に相当する)が形成されている。通路36は、軸孔35の内径よりも狭い幅で、軸孔35から斜め下方に延びている。この通路36の延びる方向は、軸孔35の中心と突条34の頂部とを通る線に沿う方向になっている。なお、本願書類において「線に沿う方向」とは、その線を中心に±30度の範囲内の方向をいうものとする。
通路36は、底部36Aと、36Aの両側辺から起立し、互いに平行に延びた1対の対向面36B,36Cと、を有する。底部36Aのうち、軸孔35側の端部には、通路36内へ隆起した隆起部37が形成されている(図16参照)。また、図15に示すように、
連絡壁33には、通路36の下端部の上方部分を切り欠いた切欠き部38が形成されていて、この切欠き部38により下側の対向面36Cの下端部が斜め方向から見て露出している。
次に、蓋体40について説明する。蓋体40は、樹脂の成形品であって、図2に示すように、ゴミ箱本体11の上面開口より一回り大きい四角形の天板部41の外周縁からスカート部43が延設されてなる。図17に示すように、天板部41の裏面41Aには、外縁に沿って、環状の二重壁42が形成されている。この二重壁42の隙間には、図示しないパッキンが受容されていて、蓋体40がゴミ箱本体11の上面開口を閉塞する閉位置に配されると、パッキンがゴミ箱本体11の側壁12の上端に突き当てられる。
図11及び図12に示すように、スカート部43のうち、天板部41の前辺部から延びる前板43Aは、外方へ向かうにつれて下るように傾斜し、さらにその先が僅かに水平に延びている。この前板43Aの裏面における天板部41寄り位置のうち左右方向の中央部には、下方へ垂下した板状の係止片44(図11参照)が形成されていて、係止片44の後側面の下端部には、上下に傾斜面を有する係止突条44Aが形成されている。この係止片44は、蓋体40が閉位置に配されると、ゴミ箱本体11の垂下壁24Bに外側から対向し、係止片44における係止突条44Aの上側の傾斜面が、垂下壁24Bにおける突条26の下面26Bに係止する。
また、図18に示すように、係止片44の両隣には、蓋体40が閉位置に配されると、ゴミ箱本体11の位置決め孔27に受容される位置決め突部45が形成されている。位置決め突部45は、前後方向に平行な第1板45Aと、第1板45Aの両面から突出した第2板45Bと、を有している。図12に示すように、第1板45Aの外縁は、前板43Aの傾斜部から鉛直下方に延びた1対の鉛直部45Eと、鉛直部45Eから先窄みになるように傾斜した傾斜部45Fと、傾斜部45Fの下端同士を水平に結ぶ水平部45Gと、を有している。鉛直部45Eは、位置決め孔27の開口内面に当接可能になっている。また、図18に示すように、1対の第2板45Bは、前板43Aと第1板45Aとを連絡し、その側面は、下方に向かうにつれて互いに近づくように傾斜している。
図17に示すように、スカート部43のうち天板部41の左辺部及び右辺部から延びる側板43Bは、下方に向かうにつれて外方へ広がるように傾斜している。そして、図5に示すように、蓋体40が閉位置に配されると、スカート部43の側板43Bが、ゴミ箱本体11のフランジ20の外縁部に当接する。
図19及び図20に示すように、スカート部43のうち、天板部41の後辺部から延びる後板43Cは、天板部41に対して垂直に垂下している。この後板43Cのうち左端寄り位置から右端寄り位置までの部分からは、さらに下方へ延長壁47が垂下している。延長壁47の左右両端には、二重壁42の外側壁42A(図20参照)と、後板43Cとの間に差し渡され、天板部41から延長壁47(図19参照)の下端部まで延びた垂下壁49が設けられている。垂下壁49の下端部は円弧を描いている。そして、垂下壁49から軸部50が側方にそれぞれ突出していて、軸部50がゴミ箱本体11の軸孔35に受容されることで、上述したヒンジ部60が構成されている。
図19に示すように、軸部50は、断面形状が円の両側部を平行に切り落とした形状をなし、互いに平行な1対の対向面51と、対向面51の端部同士を結ぶ1対の円弧面52と、を有している。つまり、軸部50においては、対向面51と平行な方向が長手方向になっていて、対向面51と直交する方向が短手方向となっている。ここで、図22に示すように、ゴミ箱本体11に形成された通路36の幅は、軸部50の長手方向の長さよりも小さく、短手方向の長さよりも僅かに大きくなっている。これにより、軸部50は、長手方向と通路36の1対の対向面36B,36Cとが平行になると、通路36を通過可能となる一方、短手方向と通路36の対向面36B,36Cとが平行になると、通路36を通過不能となる。また、軸部50は、通路36の隆起部37により抜け止めされている。
図19に示すように、蓋体40が水平に配された状態では、軸部50の長手方向が前後方向を向き、短手方向が上下方向を向いている。これにより、蓋体40が閉位置に配されると、軸部50の1対の対向面51と、通路36の1対の対向面36B,36Cとは非平行になる。そして、蓋体40を開いて回動していくと、途中位置で、対向面36B,36C,51同士が平行になったのち(図24参照)、再び非平行になり、その後、蓋体40が突条34の頂部に当接して(蓋体40と突条34とのうち互いに当接する部分が特許請求の範囲の「ストッパ」に相当する)、全開位置に位置決めされる(図21参照)。このとき、蓋体40と突条34とが干渉し合う方向は、軸部50が通路36に向かう方向に沿っている。また、蓋体40が全開位置に配されている状態においても、軸部50の1対の対向面51と、通路36の1対の対向面36B,36Cとは非平行になっている(図22参照)。
本実施形態のゴミ箱10の構成に関する説明は以上である。次に、ゴミ箱10の作用効果について説明する。図1に示すようにゴミ箱10が全開の状態から蓋体40を閉めるときは、蓋体40を回動させてゴミ箱本体11の上面開口に重なるようにする。そして、蓋体40の前端部をゴミ箱本体11に上方から押し付けると、係止片44の係止突条44Aにおける下側の傾斜面とゴミ箱本体11における突条26の上面26Aとの摺接により係止片44が外側に弾性変形する。そして、係止突条44Aがゴミ箱本体11の突条26を通過すると係止片44が弾性復帰し、蓋体40がゴミ箱本体11に係止され、ゴミ箱10が閉状態に保持される。このとき、蓋体40の位置決め突部45がゴミ箱本体11の位置決め孔27に受容されているので、蓋体40が左右方向にずれることも防がれる。また、蓋体40を閉める際に、蓋体40が左右方向や前後方向で多少ずれていても、位置決め突部45の下端部が傾斜しているので、位置決め突部45が位置決め孔27内に案内され、これにより、蓋体40の係止片44がゴミ箱本体11の突条26へ誘導される。なお、ゴミ箱10が閉状態になると、蓋体40の二重壁42内の図示しないパッキンが側壁12の上端に押し潰されて密閉される。
蓋体40を開くときは、蓋体40の係止片44をを外方へ撓ませて、係止を解除し、蓋体40を後側へ回動する。すると、途中位置で、対向面36B,36C,51同士が平行になったのち、再び非平行になり、その後、ゴミ箱本体11の突条34に蓋体40が当接して、蓋体40が全開位置に位置決めされる。
ゴミ箱10の製造時等に、蓋体40は、以下のようにしてゴミ箱本体11に取り付けられる。即ち、図23に示すように、軸部50の1対の対向面51と通路36の1対の対向面36B,36Cとが平行になるように、蓋体40を傾斜姿勢にし、軸部50を切欠き部38から下側の対向面36C上に載置する。そして、蓋体40を傾斜姿勢のまま斜め上に移動させ、軸部50に隆起部37を乗り越えさせて、軸部50を軸孔35に受容させる(図24参照)。蓋体40を取り外す際は、反対に、蓋体40を傾斜姿勢にしてか斜め下に移動させ、軸部50に隆起部37を乗り越えさせて取り外しされる。
ところで、蓋体がゴミ箱本体に対して回動するゴミ箱においては、全開位置で蓋体に力がかかると意図せず蓋体が外れてしまうことが問題になり得た。これに対して、本実施形態のゴミ箱10では、軸部50が断面非円形で、かつ、軸孔35から延びた通路36の幅が、軸部50の長手方向の長さよりも小さく、短手方向の長さよりも僅かに大きくなっていて、蓋体40が閉位置と全開位置との途中位置に配されたときにのみ、軸部50が通路36を通過可能となる、即ち、蓋体40が全開位置にあるときは、軸部50が通路36を通過できず、軸孔35から抜けないので、全開位置で蓋体40を外れにくくすることができる。
しかも、軸部50が1対の対向面51を有するとともに、通路36も1対の対向面36B,36Cを有しており、対向面36B,36C,51同士をそれぞれ対向させた状態で平行移動させないと軸部50が通路36をスムーズに通過しないので、蓋体40が回動途中で不意に外れてしまうことを抑制することができる。
ここで、蓋体40を全開位置からさらに奥に回動させようとすると、軸部50は、突条34の頂部(蓋体40と当接している部分)を支点に回動しようとして、突条34の頂部と軸部50とを結ぶ線と直交する方向に向かおうとする。これに対して、本実施形態では、通路36が、突条34の頂部と軸部50とを通る線に沿う方向に位置しているので、蓋体40を全開位置からさらに奥に回動させようとしても、軸部50が軸孔35から抜けないようになる。また、軸部50が通路36に向かう方向で突条34と蓋体40とが干渉しあうので、軸部50が通路36に向かうように全開位置の蓋体40を移動させることが規制される。
[他の実施形態]
(1)軸部50の断面は、楕円や長円、長方形等の他の扁平な形状であってもよい。また、正方形であっても、通路36の幅が正方形の対角線よりも短ければ、軸孔35から抜けないようにすることができる。
(2)また、軸部50の断面が円形であっても、通路36が、突条34の頂部と軸部50とを通る線に沿う方向に位置していれば、軸部50が軸孔35から抜けないようにすることができる。
(3)上記実施形態では、軸孔35の内外を連通するのが1対の対向面36B,36Cを有する通路36であったが、単なる開口であってもよい。
(4)上記実施形態では、蓋体40に軸部が配され、ゴミ箱本体11に軸孔が配されていたが、逆であってもよい。
(5)図25に示すように、容器70に嵌合する蓋体支持枠71に蓋体40が取り付けられた構成であってもよい。この場合、容器70と蓋体支持枠71とからゴミ箱本体11が構成される。
10 ゴミ箱
11 ゴミ箱本体
26 突条(係止部)
27 位置決め孔
34 突条
35 軸孔(受容部)
36 通路(軸通過部)
36A 底部
36B,36C 対向面
37 隆起部
38 切欠き部
40 蓋体
43 スカート部
44 係止片
44A 係止突条
45 位置決め突部
50 軸部
51 対向面
60 ヒンジ部

Claims (7)

  1. ゴミ箱本体及び蓋体の一方に設けられた軸部が、他方に設けられた受容部の内側に受容され、前記蓋体が前記ゴミ箱本体に対して回動可能に支持されたゴミ箱において、
    前記受容部の内外を径方向で連通し、かつ、前記受容部の内径よりも幅狭な軸通過部を備え、
    前記軸部は、断面非円形をなし、前記蓋体が閉位置と全開位置との途中位置に配されたときのみ前記軸通過部を通過可能となるゴミ箱。
  2. 前記軸通過部は、前記受容部の径方向に互いに平行に延びた1対の軸通過部側対向面を有し、
    前記軸部は、前記蓋体が前記途中位置に配されたときに、前記1対の軸通過部側対向面と対向する1対の軸部側対向面を有している請求項1に記載のゴミ箱。
  3. 前記蓋体と前記ゴミ箱本体とに設けられ、互いに当接して前記全開位置で前記蓋体の回動を規制するストッパを備え、
    前記軸通過部は、前記全開位置において前記ストッパと前記軸部とを通る線に沿う方向に位置している請求項1又は2に記載のゴミ箱。
  4. 前記全開位置において、前記軸部が前記軸通過部に向かう方向で、前記ストッパ同士が干渉し合う請求項3に記載のゴミ箱。
  5. 前記蓋体には、前記軸部又は前記受容部と反対側の外縁部に、裏側へ突出した係止片と位置決め突部とが設けられ、
    前記ゴミ箱本体には、前記閉位置における前記蓋体の前記係止片と係止する係止部と、前記位置決め突部を受容する位置決め孔と、が設けられている請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載のゴミ箱。
  6. 前記位置決め突部は、前記係止片の両側方に1つずつ配され、下端部が傾斜している請求項5に記載のゴミ箱。
  7. ゴミ箱本体及び蓋体の一方に設けられた軸部が、他方に設けられた受容部の内側に受容され、前記蓋体が前記ゴミ箱本体に対して回動可能に支持されたゴミ箱において、
    前記受容部の内外を径方向で連通し、前記軸部が通過可能な軸通過部と、
    前記蓋体と前記ゴミ箱本体とに設けられ、互いに当接して全開位置で前記蓋体の回動を規制するストッパと、を備え、
    前記全開位置において、前記軸通過部は、前記ストッパと前記軸部とを通る線に沿う方向に位置し、かつ、前記軸部が前記軸通過部に向かう方向で、前記ストッパ同士が干渉し合うゴミ箱。
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