JP2019112070A - 蓋体 - Google Patents

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Abstract

【課題】従来よりロック部材の耐久性が高い蓋体を提供する。【解決手段】本発明の蓋体10では、第1ストッパ部S1,S2と第2ストッパ部S3,S4が、上部係合片41の回動半径方向の2箇所に分けて配置されているので、ロック部材40の回動中心に近い側と遠い側との何れかを引っ張られても、それら負荷に対抗することができる。また、上部係合片41が、上支持壁20と下支持壁15Wとに上下から挟まれて上下方向への変形が規制され、その上部係合片41と上支持壁20とに備えた第1ストッパ部S1,S2と第2ストッパ部S3,S4によってロック部材40が第2回動位置より外側に回動することを規制するから、ロック部材40の回動規制が従来より強化され、ロック部材40の耐久性が向上する。【選択図】図12

Description

本発明は、コンテナの上端フランジにロック部材を係合させて、コンテナの上面開口を閉塞した状態にロックされる蓋体に関する。
従来、この種の蓋体として、ロック部材が蓋体に対して回動可能に支持され、その回動範囲の第1回動位置に配置されるとロック部材のロック突片がコンテナの上端フランジの下面に係合して蓋体がコンテナにロックされ、第2回動位置に配置されるとロック突片がコンテナの上端フランジの側方に退避して蓋体をコンテナから離脱することができるようになるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
実公平05−23493号公報(第1図、第3図)
ところで、上記した従来の蓋体では、ロック突片の先端の突部と蓋体の壁部との当接により、ロック部材が第2回動位置より外側に回動することが規制されている。しかしながら、その規制が容易に外れてロック部材が第2回動位置より外側に回動したり、ロック部材が蓋体から外れることが起こり得た。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、従来よりロック部材の耐久性が高い蓋体の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、コンテナの上端フランジの上面に重なり、前記コンテナの上面開口を閉塞する蓋本体部と、前記蓋本体部の外縁部に支持されて、第1回動位置と第2回動位置との間を水平に回動するロック部材と、前記ロック部材に設けられ、前記第1回動位置で前記上端フランジの下面に重なり、前記第2回動位置で前記上端フランジの側方に位置するロック突片と、前記ロック突片に上方から対向する上部係合片と、前記上端フランジの側面に宛がわれ、前記上部係合片と前記ロック突片とを支持する側部壁と、前記蓋本体部の一部として設けられて、前記上端フランジの上面に重なった状態で前記上部係合片と前記ロック突片との間に受容される下支持壁と、前記蓋本体部の一部として設けられて、前記下支持壁に上方から対向し、前記下支持壁との間に前記上部係合片を受容する上支持壁と、前記上部係合片と前記上支持壁又は前記下支持壁とに設けられ、前記ロック部材が前記第2回動位置に位置したときに互いに対向して前記ロック部材の外側への回動を規制する第1ストッパ部と、前記上部係合片と前記上支持壁又は前記下支持壁とに設けられ、前記第1ストッパ部より回動中心から離れた位置に配置され、前記ロック部材が前記第2回動位置に位置したときに互いに対向して前記ロック部材の外側への回動を規制する第2ストッパ部と、を備える蓋体である。
請求項2の発明は、円弧状をなして前記第1ストッパ部又は前記第2ストッパ部から延びるガイド面が、前記ロック部材と前記上支持壁又は前記下支持壁との一方に形成されると共に、前記ロック部材の回動に伴って前記ガイド面に沿って相対移動する被ガイド部が、前記ロック部材と前記上支持壁又は前記下支持壁との他方に形成されている請求項1に記載の蓋体である。
請求項3の発明は、前記上部係合片には、前記第1ストッパ部と前記第2ストッパ部との間を前記側部壁側に凹ませてなる干渉回避用凹部が形成され、前記上支持壁と前記下支持壁との間を連絡し、前記干渉回避用凹部に受容される上下連絡壁を備える請求項1又は2に記載の蓋体である。
請求項4の発明は、前記上支持壁の外側面は、前記蓋本体部の外側面より内側に配置され、前記上部係合片の上面には、前記ロック部材が前記第1回動位置に配置されたときに前記上支持壁の外側面に宛がわれかつ、前記上部係合片の略全体に亘って延びる補強リブが備えられ、前記ロック部材の回動中心は、前記蓋本体部の外側面と前記上支持壁の外側面との間でかつ前記補強リブの長手方向の一端部に配置されている請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の蓋体である。
請求項5の発明は、前記蓋本体部の外縁部から垂下し、前記上端フランジの外側に嵌合すると共に、前記ロック突片が貫通する貫通孔を有する嵌合部が備えられ、前記ロック部材が前記第2回動位置に位置したときに、前記ロック突片のうち前記上端フランジに最も近い部位が、前記嵌合部の内側面から延長された面上か又はそれより外側に位置する請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の蓋体である。
[請求項1の発明]
請求項1の蓋体のロック部材では、上部係合片が上支持壁と下支持壁とによって上下から挟まれて上下方向への変形を規制される。そして、その上部係合片と上支持壁又は下支持壁とに備えた第1と第2のストッパ部によってロック部材が第2回動位置より外側に回動することを規制するから、ロック部材の回動規制が従来より強化され、ロック部材の耐久性が向上する。しかも、第1と第2のストッパ部は、上部係合片の回動半径方向の2箇所に分けて配置されているので、ロック部材の回動中心に近い側と遠い側との何れかを引っ張られても、それら負荷に対抗することができる。
[請求項2の発明]
請求項2の蓋体では、ガイド面と被ガイド部との案内により、ロック部材が第2回動位置に配置されたときに第1又は第2のストッパ部が安定して対向し、ロック部材の回動規制が強化される。
[請求項3の発明]
請求項3の蓋体では、上部係合片のうち第1ストッパ部と第2ストッパ部との間に干渉回避用凹部を形成したことで、その干渉回避用凹部に受容される上下連絡壁にて上支持壁と蓋本体部との間を連絡することができる。これにより上支持壁の変形が規制されてロック部材の回動規制が強化される。
[請求項4の発明]
請求項4の蓋体では、上支持壁の外側面は、蓋本体部の外側面より内側に配置されている。そして、上部係合片の上面から起立する補強リブが、ロック部材が第1回動位置に配置されたときに上支持壁の外側面に宛がわれるので、補強リブを、蓋本体部の外側面より側方に大きく突出させずに、その補強リブにてロック部材を補強することができる。しかも、ロック部材の回動中心を補強リブの長手方向の一端部に配置したことで補強リブを上支持壁と干渉させずに、上部係合片の上面の略全体に亘って延ばすことができ、上部係合片全体を補強することができる。
[請求項5の発明]
請求項5の蓋体では、ロック部材が第2回動位置に位置したときに、ロック突片のうち上端フランジに最も近い部位が、上端フランジの外側に嵌合する嵌合部の内側面から延長された面上か又はそれより外側に位置するので、コンテナに対する蓋体の脱着時に上端フランジとロック部材との干渉が確実に防がれる。
本発明の一実施形態に係る蓋体とコンテナのロック状態の斜視図 蓋体とコンテナのロック解除状態の斜視図 蓋体の裏面側の斜視図 蓋体とコンテナのロック状態の側断面図 蓋体とコンテナのロック解除状態の側断面図 回動支持部の拡大斜視図 回動支持部を下方から見た一部破断の拡大斜視図 ロック部材の上面側の斜視図 ロック部材の下面側の斜視図 第2回動位置のロック部材と回動支持部の斜視図 第1回動位置のロック部材と回動支持部の斜視図 (A)第2回動位置のロック部材と回動支持部の平面図,(B)第1回動位置のロック部材と回動支持部の平面図 (A)第2回動位置のロック部材と回動支持部の平断面図,(B)第1回動位置のロック部材と回動支持部の平断面図 (A)第2回動位置のロック部材と回動支持部の底断面図,(B)第1回動位置のロック部材と回動支持部の底断面図 第1と第2の回動位置の間のロック部材と回動支持部の底断面図 (A)第2実施形態の回動支持部とロック部材の上側斜視図,(B)その下側斜視図 (A)第3実施形態の回動支持部とロック部材の上側斜視図,(B)その下側斜視図 (A)第2回動位置のロック部材の斜視図,(B)第1回動位置のロック部材の斜視図
[第1実施形態]
以下、本発明の一実施形態を図1〜図15に基づいて説明する。図1には、本発明に係る蓋体10がコンテナ90に装着された状態が示されている。コンテナ90は、平面形状が長方形で上面が開放した直方体状をなし、その上端から側方に上端フランジ91が張り出すと共に、下端から側方に下端フランジ92が張り出している。また、コンテナ90の四隅のコーナー部及びそれらの近傍には、上下方向に延びて上端フランジ91と下端フランジ92との間を連絡する縦リブ93が備えられている。さらに、コンテナ90の下面の略全体には、下端フランジ92の下面より下方に突出する図示しない下面突部が備えられ、コンテナ90,90同士を段積みしたときに、下段側のコンテナ90の上面開口90Kに、上段側のコンテナ90の下面突部が嵌合して上下のコンテナ90,90の横ずれが規制される。
蓋体10は、コンテナ90の上端フランジ91の上面に重なる蓋本体部11から、上端フランジ91の外側に嵌合される嵌合部12が垂下した構造をなしている。蓋本体部11には、その外縁部に沿って土手部13が形成されている。その土手部13は、下面開放の断面角溝状をなしている。そして、蓋体10の上にコンテナ90を段積みすると、そのコンテナ90を下面突部が土手部13の内側に嵌合して横ずれが規制される。
蓋本体部11のうち土手部13の外側部分は、水平な外縁水平部14となって土手部13全体を取り囲み、その外縁水平部14によって土手部13と外縁水平部14との間に段差が形成されている。蓋本体部11のうち土手部13より内側部分は、水平な内側水平部15をなし、外縁水平部14より僅かに上方に位置している。また、図3に示すように、内側水平部15の下面のうち土手部13から僅かに内側にずれた位置からは、枠形リブ16が垂下され、その枠形リブ16の下端部は、外縁水平部14より下方に位置している(図4参照)。
図3に示すように、土手部13の内部には、土手部13を幅方向に横切るように複数の補強リブ17が形成され、それら補強リブ17の下面は、外縁水平部14の下面と面一になっている。また、補強リブ17の幅方向の一端部は枠形リブ16まで延長され、その延長部分が内側水平部15の下面から突出している。そして、図4に示すように、コンテナ90の上端フランジ91が、蓋体10の嵌合部12と枠形リブ16との間に嵌合され、蓋本体部11の一部を構成する補強リブ17、外縁水平部14及び後述する下支持壁15Wの下面が、上端フランジ91の上面に重なる。
図1及び図2に示すように、蓋体10の外縁部のうち1対の長辺の両端寄り位置の計4箇所には回動支持部18が設けられ、それら回動支持部18にロック部材40が回動可能に取り付けられている。また、回動支持部18には、互いに対称な2種類が備えられ、それら回動支持部18が、蓋体10の縦横両方向で対称となるように配置されている。これに対応してロック部材40にも互いに対称な2種類が備えられている。
図6に示すように回動支持部18には、嵌合部12を貫通する貫通孔19と、土手部13を分断する分断部13Aとが備えられている。貫通孔19は、横長の長方形をなし、嵌合部12の下端寄り位置から外縁水平部14に亘って形成されている。
分断部13Aは、土手部13の一部を貫通孔19の横方向の全長より長く分断してなる。また、図1に示すように、分断部13A及び貫通孔19のうち蓋体10のコーナー部に近い側の一端は、蓋体10の長手方向で概ね同じ位置に配置されている。
図6に示すように、分断部13Aを挟んで対向する土手部13の分断面13B,13Cの間には、上支持壁20が差し渡されている。上支持壁20は、帯板状をなして分断面13B,13Cの下端寄り位置に配置されている。上支持壁20の幅は、一端部を除いて土手部13の幅より小さくなっていて、上支持壁20の外側の側面は、土手部13の外側の側面より内側にずれ、上支持壁20の内側の側面は、土手部13の内側の側面と面一になっている。そして、上支持壁20のうち蓋体10のコーナー部側の一端部を段付き状に幅広にして拡張部20Bが形成され、その拡張部20Bの外側の側面と、土手部13の外側の側面とが面一になっている。
拡張部20Bから離れた側の一方の分断面13Cの両側縁部と上支持壁20の上面の両側縁部との間は1対のリブ21,21にて連絡されている。それらリブ21,21の上面は、土手部13の上面より下方に位置し、分断面13Cから水平に延び、途中から徐々に低くなるように傾斜している。なお、リブ21,21の先端は、貫通孔19における分断面13C側の端部に略重なる位置に配置されている。
図12(A)に示すように、上支持壁20のうち貫通孔19に対応する部分には、外側から上支持壁20の一部を湾曲形状に切除してなる湾状切欠20Aが備えられている。また、上支持壁20のうちリブ21,21に挟まれた部分には、円弧状の回動係合溝22が形成されている。図12(A)に示すように、回動係合溝22は、隙間を空けて対向する1対の同心の円弧状側面と、それら円弧状側面の端部同士の間を連絡する1対の半円弧状端面とを備えている。嵌合部12側に位置する一方の半円弧状端面が本発明の第1ストッパ部S2をなし、1対の円弧状側面が第1ストッパ部S2に連なる本発明のガイド面22G,22Gをなしている。また、それらガイド面22G,22Gの円弧をそれぞれ一部に含む同心の円の中心CL1(以下、同様の説明の際には、単に「円弧の中心」という)は、外側のリブ21の外側面と分断面13Cとが交差する角部の近傍で、上支持壁20及びリブ21より外側に位置している。
蓋本体部11のうち上支持壁20に覆われている部分は、外縁水平部14と上面が面一の下支持壁15Wになっている。下支持壁15Wは、蓋本体部11のうち土手部13より内側部分まで延長されて内側水平部15との間に段差面24を有する。そして、その段差面24より内側部分が、後述する上面押え片45を受容するための第1受容凹部24Xになっている。
段差面24には、嵌合部12から最も離れた部分に位置して上支持壁20の長手方向に延びる第1直線部24Aと、第1直線部24Aにおける回動係合溝22側の一端部に直交して上支持壁20の下方位置まで延びる第2直線部24Bと、第1直線部24Aにおける他端部に斜めに交差し、上支持壁20の下方位置まで全体的に湾曲して延びる円弧部24Cとが備えられている。
図7に示すように、円弧部24Cの全体は、前述の回動係合溝22と同心の円弧状をなしている。また、円弧部24Cの長手方向の途中位置には、第1被係合部25が形成されている。第1被係合部25は、円弧部24Cの一部を外側に屈曲させてなり、その第1被係合部25の内面は、円弧部24C全体に対して傾斜した傾斜面を左右対称に備えた台形状になっている。また、円弧部24Cのうち上支持壁20側の端部には、第2被係合部26が形成されている。第2被係合部26は、円弧部24Cの端部をクランク状に外側に屈曲させてなり、その段差部分は傾斜面になっている。
図6に示すように、上支持壁20の回動係合溝22を有する側の端部寄り位置には、上支持壁20と下支持壁15Wとの間を連絡する上下連絡壁27が設けられ、その上下連絡壁27の一側面が第2直線部24Bの一部をなしている。
上下連絡壁27を挟んで第1受容凹部24Xの反対側には、上支持壁20と下支持壁15Wとが隙間を空けて対向する第2受容凹部24Yが形成されている。その第2受容凹部24Yは、嵌合部12側が開放し、嵌合部12から離れた側は、内側水平部15と下支持壁15Wとの間の段差面24D(図7参照)によって閉塞されている。
なお、図7に示すように、上支持壁20のうち下面の外側縁部には、湾状切欠20Aと分断面13Cとの間に全体に面取斜面20Cが形成されている。そして、上下連絡壁27の端部は、その面取斜面20Cの手前に位置している。また、回動係合溝22の延長線上には、導入溝22Aが延びて面取斜面20Cを横切っている。
上支持壁20のうち湾状切欠20Aの奥部中央の下面には、下面突部23が形成されている。下面突部23は、湾状切欠20A側に傾斜面を有し、湾状切欠20Aと反対側に垂直面を有する台形状をなし、その垂直面が、本発明に係る第2ストッパ部S4になっている。なお、下面突部23のうち第2ストッパ部S4の両横の側面は、本発明に係る「被ガイド部」に相当する。
次ぎに、ロック部材40について説明する。図8に示すように、ロック部材40は、上下方向で対向する上部係合片41とロック突片42とを側部壁43にて連絡した所謂溝形構造をなしている。そして、図4に示すように、上部係合片41が下支持壁15Wの上面に重ねられる一方、ロック突片42が上端フランジ91の下面に重ねられて蓋体10をコンテナ90にロックする。
具体的には、図8に示すように、上部係合片41は、横方向に延びて全長が土手部13の分断面13B,13Cの間隔より僅かに短いベース部41Kと、ベース部41Kから横並びになって突片状に張り出す上面押え片45及び回動支持片46とを備える。また、上面押え片45と回動支持片46との間は、本発明に係る干渉回避用凹部41U(図8,図9参照)になっている。さらに、ベース部41Kの上面からは補強リブ44が起立してベース部41Kの長手方向全体に亘って延びている。そして、図13(B)に示すように、上面押え片45が第1受容凹部24Xに収まる一方、回動支持片46が第2受容凹部24Yに収まり、干渉回避用凹部41Uに上下連絡壁27が受容される。また、図11に示すように、補強リブ44は、上支持壁20のうち拡張部20Bを除く全体の外側の側面に宛がわれる。このときの、蓋体10に対するロック部材40の位置が本発明に係る第1回動位置に相当する。
図8に示すように、回動支持片46の上面には、係合突条52が備えられている。係合突条52は、回動係合溝22と曲率変形が略同一で回動係合溝22より短い円弧状をなしている。また、係合突条52の幅は、回動係合溝22より僅かに小さくなっている。さらに、係合突条52の円弧の中心は、補強リブ44のうち回動支持片46側の端面と上支持壁20側を向いた側面とが交差する角部に配置されている。そして、図12(A)及び図12(B)に示すように、上支持壁20の回動係合溝22に係合して、ロック部材40が回動支持部18に回動可能に支持されている。また、係合突条52が回動係合溝22に係合することで回動係合溝22の円弧の中心CL1と、係合突条52の円弧の中心とが同じになっている。以下、係合突条52の円弧の中心も、ロック部材40の中心も、回動係合溝22の円弧の中心CL1と同じ符号を付して「中心CL1」という。
図8に示すように、係合突条52を回動係合溝22に係合させるために、係合突条52の一端部は徐々に低くなるように傾斜した傾斜面52Aになっている。そして、傾斜面52Aを前述の上支持壁20の導入溝22A(図7参照)に臨ませた状態でロック部材40を回動させることで、上支持壁20を僅かに上方に弾性変形させながら係合突条52を回動係合溝22内に押し込むことができる。
図12(A)に示すように、係合突条52のうち傾斜面52Aと反対側の半円弧状の端面は、本発明の第1ストッパ部S1になっていて、ロック部材40が第2回動位置に配置された状態で回動係合溝22の第1ストッパ部S2と対向(具体的には、隣接又は当接し)する。また、係合突条52の円弧状の側面は、第1ストッパ部S2に連なる本願発明のガイド面52G,52Gになっている。なお、係合突条52のガイド面52Gにとって、回動係合溝22のガイド面22Gは、本発明の「被ガイド部」に相当し、回動係合溝22のガイド面22Gにとって、係合突条52のガイド面52Gは、本発明の「被ガイド部」に相当する。
回動支持片46の外縁部には、中心CL1から離れた側に円弧状の側面46Aが備えられている。また、その側面46Aの反対側の側面46Bは、ベース部41Kの長手方向と直交する方向に延び、それら側面46A,46Bに挟まれた回動支持片46の先端面46Cはベース部41Kの長手方向と平行に延びている。そして、図13(B)に示すように、ロック部材40が第1回動位置に配置されると、側面46Bが第2受容凹部24Yの内側面に隣接するか面当接する。
図8に示すように、上面押え片45は、回動支持片46に概ね相似し、回動支持片46より大きくなっている。即ち、上面押え片45は、回動支持片46と同様に、中心CL1から離れた側に円弧状の側面45Aを備えると共に、その反対側にベース部41Kの長手方向と直交する方向に延びる側面45Bを備え、さらに、先端にベース部41Kの長手方向と平行な先端面45Cを備えている。また、上面押え片45の側面45Aと回動支持片46の側面46Aは、前述の中心CL1を共通の中心とする同心の円弧になっている。さらに、上面押え片45の外形は、第1受容凹部24Xと略同一で、図13(B)に示すように、ロック部材40が第1回動位置に配置されたときに、上面押え片45が第1受容凹部24Xに丁度収まる。
図8に示すように、上面押え片45の上面には、中心CL1を中心とする円弧状の上面溝50が形成されている。上面溝50の一端部は、上面押え片45の側面45Bに開口し、上面溝50の一端寄り位置を回動規制リブ51が横切っている。そして、回動規制リブ51のうち上面溝50の一端部の開口と反対側を向いた面が本発明に係る第2ストッパ部S3をなし、その第2ストッパ部S3に連なる上面溝50の1対の円弧状側面が本発明に係るガイド面50G,50Gになっている。そして、図13(A)に示すように、下面突部23が上面溝50の他端部と回動規制リブ51との間に係合して、ロック部材40が第2回動位置に位置すると、下面突部23の第2ストッパ部S4と回動規制リブ51の第2ストッパ部S3とが対向(具体的には、隣接又は当接)し、ロック部材40が第2回動位置より外側に回動することが規制される。
図8に示すように、上面押え片45のうち上面溝50より回動中心から離れた位置には、中心CL1を中心とする円弧状のスリット45Sが形成され、そのスリット45Sのベース部41K側の一端部が屈曲して側面45Aに開放し、上面押え片45の一部が弾性係合片47として切り離されている。また、弾性係合片47の先端寄り位置からは、側方に向かって係合突部48が突出している。その係合突部48は、第1被係合部25に対応した台形状になっている。そして、図13(B)に示すように、ロック部材40が第1回動位置に配置された状態で係合突部48が第1被係合部25に係合し、そこからロック部材40が外側に回動してロック部材40が第2回動位置に至ると、図13(A)に示すように、係合突部48が第2被係合部26に係合する。また、このとき、図12(A)に示すように、係合突条52及び回動係合溝22の一端部同士が当接するか隣接する。
なお、図8に示すように、上面押え片45のうち弾性係合片47の先端が突き合わされる先端対向壁49の上面には、弾性係合片47側に向かって下る進入ガイド部49Aが形成されている。また図9に示すように上面押え片45及び回動支持片46の両下面には、ベース部41Kの長手方向と直交する方向に延びる摺接突条41Tが備えられている。
図8に示すように、側部壁43は、横長の四角形をなして、ベース部41Kから垂下している。その側部壁43の横方向の一端部は上面押え片45と回動支持片46との間の中間に位置する一方、他端部は上面押え片45の側面45Aと面一になっている。そして、図11に示すように、ロック部材40が第1回動位置に位置したときに、側部壁43が貫通孔19に丁度収まり、図12(B)に示すように、側部壁43の外面が嵌合部12の外面と面一かそれより内側に位置する。
図9に示すように、ロック突片42は、側部壁43と同じ横幅の長方形をなして水平に延びている。また、ロック突片42の平面形状である長方形のうちロック部材40の回動の中心CL1側の先端角部は、その先端角部を直線状に横切る折り曲げ線CL2で下方に折り曲げられて傾斜ガイド部53が形成されている。また、その傾斜ガイド部53の先端は、折り曲げ線CL2と平行に面取りされている。
詳細には、図5に示すように傾斜ガイド部53は、ロック突片42の上面に対して傾斜したガイド面53Aと、そのガイド面53Aの裏側に位置しかつガイド面53Aと平行な裏面53Dと、水平な下面53Bと、下面53Bと直交し、折り曲げ線CL2と平行な先端面53Cとを有する。そして、ロック部材40が第2回動位置に配置されたときに(図5に示した状態)、傾斜ガイド部53の先端面53Cが嵌合部12の貫通孔19内で、嵌合部12の内側面より僅かに外側に位置する。
本実施形態の蓋体10の構成に関する説明は以上である。次ぎに、本実施形態の蓋体10の作用効果について説明する。蓋体10をコンテナ90に取り付けるには、図2に示すように、全てのロック部材40を第2回動位置に配置して蓋体10をコンテナ90の上面に載置する。
このとき、ロック部材40は第2回動位置に配置されると蓋体10内にロック部材40は突出しない状態になる。詳細には、図13(A)に示すように、ロック部材40は、係合突部48と第2被係合部26との係合によって第2回動位置に保持され、その第2回動位置では、図14(A)に示すように、ロック部材40のロック突片42が、蓋体10の嵌合部12内に突出しない状態になる。これにより、上端フランジ91の先端がロック突片42の先端に引っ掛かることなく蓋体10をコンテナ90の上面にスムーズに載置することができる。しかも、ロック突片42は、嵌合部12内に突出しないだけではなく、図5に示すように、ロック突片42のうち最も上端フランジ91側に位置する傾斜ガイド部53の先端面53Cが、嵌合部12の貫通孔19内、即ち、嵌合部12の外側面と内側面との間に位置するので、ロック突片42と嵌合部12の外側面との間に異物が挟まることが防がれる。
蓋体10がコンテナ90の上に載置されると、図5に示すように、コンテナ90の上端部が蓋体10の嵌合部12の内側に嵌合され、コンテナ90の上端フランジ91の上面に蓋体10の外縁部が重なる。蓋体10をコンテナ90にロックするには、この状態でロック部材40を第1回動位置まで回動させればよい。具体的には、第2回動位置のロック部材40の側部壁43又は補強リブ44を側方から押せばよい。
すると、係合突部48が第2被係合部26の段差部分に乗り上がって弾性係合片47が弾性変形し、係合突部48と第2被係合部26との係合が解除される。そして、図15に示すように、ロック突片42が傾斜ガイド部53側から上端フランジ91に接近し、ガイド面53Aが上端フランジ91に摺接してロック突片42が上端フランジ91の下方に入り込む。
ロック部材40が第1回動位置に至ると、図11に示すように、ロック部材40の側部壁43が嵌合部12と平行になって貫通孔19内丁度収まり、貫通孔19が側部壁43によって閉じられた状態になる。また、図13(B)に示すように、弾性係合片47の係合突部48が第1被係合部25に係合してロック部材40が第1回動位置に保持される。そして、図4に示すように、ロック部材40の上部係合片41とロック突片42とにより、蓋本体部11の下支持壁15Wとコンテナ90の上端フランジ91とが上下方向で挟まれた状態になって蓋体10がコンテナ90にロックされる。
蓋体10をコンテナ90から取り外すには、上記操作を逆の順序の操作を行えばよい。その際、補強リブ44のうち上支持壁20の湾状切欠20Aに対応する部分に指を宛がえば、指先を湾状切欠20A内に突入させる位置まで深く補強リブ44に係合させて、ロック部材40を容易に外側に回動することができる。そして、第1ストッパ部S1,S2同士、第2ストッパ部S3,S4同士の対向によって、ロック部材40が図10及び図12(A)に示した第2回動位置より外側に移動することが規制される。
詳細には、図12(A)に示すように、中心CL1から離れた側の第2ストッパ部S3,S4同士が当接することで、ロック部材40が第2回動位置に位置決めされ、中心CL1に近い側の第1ストッパ部S1,S2同士は隙間を空けて隣接する。そして、補強リブ44のうち湾状切欠20Aに対応する部分が強く引っ張られたときには、その操作力が第2ストッパ部S3,S4同士の当接によって受け止められ、上支持壁20又は上面押え片45が変形したとき第1ストッパ部S1,S2同士も当接して、第1ストッパ部S1,S2と第2ストッパ部S3,S4との協働により、ロック部材40が第2回動位置より外側に移動することが規制される。また、補強リブ44のうち中心CL1側の端部が引っ張られると、その負荷の向きによっては、第1ストッパ部S1,S2が第2ストッパ部S3,S4より大きな負荷を受け止めてロック部材40が回動支持部18から外れることを防ぐことができる。
このように、本実施形態の蓋体10では、第1ストッパ部S1,S2と第2ストッパ部S3,S4が、上部係合片41の回動半径方向の2箇所に分けて配置されているので、ロック部材40の回動中心に近い側と遠い側との何れかを引っ張られても、それら負荷に対抗することができる。また、上部係合片41が、上支持壁20と下支持壁15Wとに上下から挟まれて上下方向への変形が規制され、その上部係合片41と上支持壁20とに備えた第1ストッパ部S1,S2と第2ストッパ部S3,S4によってロック部材40が第2回動位置より外側に回動することを規制するから、ロック部材40の回動規制が従来より強化され、ロック部材40の耐久性が向上する。
また、ロック部材40を第1回動位置から第2回動位置に回動したときに、第1ストッパ部S1,S2同士は、ガイド面22G,52Gの案内により安定して対向し、第2ストッパ部S3,S4同士は、ガイド面50Gの案内により安定して対向する。この点によってもロック部材40の回動規制が強化される。さらには、上部係合片41のうち第1ストッパ部S1と第2ストッパ部S3との間に干渉回避用凹部41U(図9参照)を形成したことで、その干渉回避用凹部41Uに受容される上下連絡壁27にて上支持壁20と蓋本体部11との間を連絡することができる。これにより上支持壁20の変形が規制されて、ロック部材40の回動規制が強化される。
また、図10に示すように、本実施形態の蓋体10では、上支持壁20の外側面は、蓋本体部11の外側面(嵌合部12の外側面でもある外縁水平部14の外側面)より内側に配置されている。そして、図11に示すように、上部係合片41の上面から起立する補強リブ44が、ロック部材40が第1回動位置に配置されたときに上支持壁20の外側面に宛がわれるので、補強リブ44を、蓋本体部11の外側面より側方に大きく突出させずに、その補強リブ44にてロック部材40を補強することができる。しかも、ロック部材40の回動の中心CL1(図12(B)参照)を補強リブ44の長手方向の一端部に配置したことで補強リブ44を上支持壁20と干渉させずに、上部係合片41の上面の略全体に亘って延ばすことができ、上部係合片41全体を補強することができる。
また、図5に示すように、ロック部材40が第2回動位置に位置したときには、ロック突片42のうち上端フランジ91に最も近い部位が、上端フランジ91の外側に嵌合する嵌合部12の内側面から延長された面より外側に位置するので、コンテナ90に対する蓋体10の脱着時に上端フランジ91とロック部材40との干渉が確実に防がれる。
[第2実施形態]
本実施形態の蓋体10Vは、図16に示されており、本実施形態のロック部材40Vは、第1実施形態のロック部材40の回動支持片46における上面の係合突条52(図8参照)が下面に配置された構造になっている。これに対応して、第1実施形態の回動係合溝22が上支持壁20ではなく下支持壁15Wに形成されている。そして、それら係合突条52の一端部と回動係合溝22の一端部とに、図示しないが前記第1実施形態と同様に第1ストッパ部S1,S2が備えられている。
また、下支持壁15Wのうち第2受容凹部24Yの下方部分は、第1受容凹部24Xの下方部位に比べて補強のために厚肉化されて段付き状に高くなっている。これに対応して、上支持壁20が、第1受容凹部24Xと第2受容凹部24Yとの間でクランク状に屈曲し、ロック部材40Vの上部係合片41が、回動支持片46と上面押え片45との間でクランク状に屈曲している。そして、上支持壁20のうち第2受容凹部24Yの上方部分が第1受容凹部24Xの上方部位に比べて段付き状に高くなっていると共に、上部係合片41のうち回動支持片46が上面押え片45に比べて段付き状に高くなっている。そして、第1実施形態と同様に、上支持壁20に下面突部23が備えられる一方、ロック部材40Vに上面溝50及び回動規制リブ51が備えられ、それら回動規制リブ51と下面突部23とに第1実施形態と同様に第2ストッパ部S3,S4が設けられている。
[第3実施形態]
本実施形態の蓋体10Wは、第2実施形態を変形させたもので図17及び図18に示されている。前記第1及び第2の実施形態の回動支持部18では、上支持壁20を超えて蓋本体部11の内側まで下支持壁15Wが形成されていたが、本実施形態の回動支持部18では、図17(B)に示すように、下支持壁15Wのうち前記第1及び第2の実施形態で上支持壁20より内側に位置していた部分が除去され、それに替えて内側水平部15から段付き状に上方にずれた上支持壁15Vが備えられて上支持壁20に連続している。これにより、蓋体10Wの上面全体の汚れ防止が図られると共に、蓋体10Wの上面の拭き取り作業が容易になる。なお、図18に示すように、上支持壁15Vには、下面突部23の第2ストッパ部S4を成形するための型抜き孔15Uが備えられている。
なお、第1〜第3の実施形態の蓋体10,10V,10Wのうち蓋本体部11とは、「コンテナ90の上端フランジ91の上面に重なり、前記コンテナ90の上面開口90Kを閉塞する」部分を意味する。よって、蓋本体部11を構成する上記した下支持壁15W、上支持壁15V,20、補強リブ17、土手部13等は、蓋本体部11の一部でもある。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態のロック突片42の平面形状は四角形をなし、傾斜ガイド部53を除いたロック突片42の先端面がロック部材40の側部壁43と平行になっていたが、ロック突片42の平面形状は、四角形でなくてもよく、また、ロック突片42の先端面は側部壁43に対して傾斜していたり、丸みを帯びた形状になっていてもよい。
(2)前記実施形態の傾斜ガイド部53の先端は、折り曲げ線CL2と平行に面取りされていたが、傾斜ガイド部53の先端が円弧状に面取りされていてもよいし、面取り自体がされていなくてもよい。
(3)前記実施形態のロック部材40の傾斜ガイド部53の先端面53Cは、ロック部材40が第2回動位置に配置された状態で嵌合部12の内側面より外側に位置していたが、嵌合部12の内側面と面一であってもよいし、嵌合部12の内側面より僅かに突出していてもよい。
(4)前記実施形態では、ロック部材40が蓋体10の縦横に対称に配置されて、全てのロック部材40が蓋体10のコーナー部に近い側が回動する構造になっていたが、全てのロック部材40が蓋体10のコーナー部から遠い側が回動する構造であってもよいし、蓋体10のコーナー部から遠い側を中心に回動するロック部材40と、蓋体10のコーナー部に近い側を中心に回動するロック部材40とが混在していてもよい。
また、例えば、前記実施形態の蓋体10において、全てのロック部材40が蓋体10の長手方向の一方側に回動中心を有する構成としておき、搬送時に1対のレールの間に蓋体10付きのコンテナ90を通して、それらレールによってロック部材40,40を第2回動位置から第1回動位置に移動させてもよい。
(5)前記第1〜第3実施形態の蓋体10,10V,10Wでは、第2ストッパ部S4は、上支持壁15V,20に形成されていたが、下支持壁15Wの上面に下面突部23に対応した上面突部を備えて、その上面突部に第2ストッパ部S4を設けてもよい。その場合、上部係合片41の下面に上面溝50及び回動規制リブ51と同様の円弧状の下面溝と回動規制リブを設けて、その回動規制リブに第2ストッパ部S3を備えればよい。また、前記第1〜第3実施形態における第1ストッパ部S1,S2の間の凹凸関係を逆にしてもよい。具体的には、ロック部材40に形成されていた係合突条52を上支持壁20の下面に設け、上支持壁20に形成されていた回動係合溝22をロック部材40に設けてもよい。これと同様に、第2ストッパ部S3,S4の間の凹凸関係を逆にしてもよい。
(6)また、下面突部23のうち第2ストッパ部S4の両側の側面を、上面溝50のガイド面50G,50Gに重なる円弧状のガイド面にして、それら下面突部23のガイド面と上面溝50のガイド面50Gとが、互いに一方が他方によってガイドされる「被ガイド部」となるようにしてもよい。
(7)前記第1〜第3実施形態の貫通孔19を嵌合部12の下端部まで切り欠いて切欠部としてもよい。
10,10V,10W 蓋体
11 蓋本体部
12 嵌合部
15V,20 上支持壁
15W 下支持壁
22 回動係合溝
22G,50G,52G ガイド面
27 上下連絡壁
40,40V ロック部材
41 上部係合片
41U 干渉回避用凹部
42 ロック突片
43 側部壁
50 上面溝
90 コンテナ
90K 上面開口
91 上端フランジ
S1,S2 第1ストッパ部
S3,S4 第2ストッパ部

Claims (5)

  1. コンテナの上端フランジの上面に重なり、前記コンテナの上面開口を閉塞する蓋本体部と、
    前記蓋本体部の外縁部に支持されて、第1回動位置と第2回動位置との間を水平に回動するロック部材と、
    前記ロック部材に設けられ、前記第1回動位置で前記上端フランジの下面に重なり、前記第2回動位置で前記上端フランジの側方に位置するロック突片と、
    前記ロック突片に上方から対向する上部係合片と、
    前記上端フランジの側面に宛がわれ、前記上部係合片と前記ロック突片とを支持する側部壁と、
    前記蓋本体部の一部として設けられて、前記上端フランジの上面に重なった状態で前記上部係合片と前記ロック突片との間に受容される下支持壁と、
    前記蓋本体部の一部として設けられて、前記下支持壁に上方から対向し、前記下支持壁との間に前記上部係合片を受容する上支持壁と、
    前記上部係合片と前記上支持壁又は前記下支持壁とに設けられ、前記ロック部材が前記第2回動位置に位置したときに互いに対向して前記ロック部材の外側への回動を規制する第1ストッパ部と、
    前記上部係合片と前記上支持壁又は前記下支持壁とに設けられ、前記第1ストッパ部より回動中心から離れた位置に配置され、前記ロック部材が前記第2回動位置に位置したときに互いに対向して前記ロック部材の外側への回動を規制する第2ストッパ部と、を備える蓋体。
  2. 円弧状をなして前記第1ストッパ部又は前記第2ストッパ部から延びるガイド面が、前記ロック部材と前記上支持壁又は前記下支持壁との一方に形成されると共に、前記ロック部材の回動に伴って前記ガイド面に沿って相対移動する被ガイド部が、前記ロック部材と前記上支持壁又は前記下支持壁との他方に形成されている請求項1に記載の蓋体。
  3. 前記上部係合片には、前記第1ストッパ部と前記第2ストッパ部との間を前記側部壁側に凹ませてなる干渉回避用凹部が形成され、
    前記上支持壁と前記下支持壁との間を連絡し、前記干渉回避用凹部に受容される上下連絡壁を備える請求項1又は2に記載の蓋体。
  4. 前記上支持壁の外側面は、前記蓋本体部の外側面より内側に配置され、
    前記上部係合片の上面には、前記ロック部材が前記第1回動位置に配置されたときに前記上支持壁の外側面に宛がわれかつ、前記上部係合片の略全体に亘って延びる補強リブが備えられ、
    前記ロック部材の回動中心は、前記蓋本体部の外側面と前記上支持壁の外側面との間でかつ前記補強リブの長手方向の一端部に配置されている請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の蓋体。
  5. 前記蓋本体部の外縁部から垂下し、前記上端フランジの外側に嵌合すると共に、前記ロック突片が貫通する貫通孔を有する嵌合部が備えられ、
    前記ロック部材が前記第2回動位置に位置したときに、前記ロック突片のうち前記上端フランジに最も近い部位が、前記嵌合部の内側面から延長された面上か又はそれより外側に位置する請求項1乃至4の何れか1の請求項に記載の蓋体。
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