JP2020082988A - 四輪駆動車両の走行モード制御装置 - Google Patents

四輪駆動車両の走行モード制御装置 Download PDF

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Abstract

【課題】四輪駆動走行中の車両の挙動の安定性を確保することができる四輪駆動車両の走行モード制御装置を提供すること。
【解決手段】前輪を駆動するエンジンと、後輪を駆動するモータジェネレータとを備えた四輪駆動車両の走行モード制御装置であって、走行モードとして、走行状態に応じてエンジン及びモータジェネレータの少なくともいずれかの駆動力で走行するノーマルモードと、エンジン及びモータジェネレータの双方の駆動力で走行する4WDモードと、モータジェネレータの駆動力のみで走行するEVモードとを有し、ノーマルモードとEVモードとを切り替えるEVモードスイッチと、ノーマルモードと4WDモードとを切り替える4WDモードスイッチと、これらスイッチに基づきいずれかの走行モードを設定するVCMとをさらに備え、VCMは、EVモードスイッチがON、かつ4WDモードスイッチがONの場合には、走行モードをノーマルモードに設定する。
【選択図】図2

Description

本発明は、四輪駆動車両の走行モード制御装置に関する。
特許文献1には、動力源として内燃機関と回転電機とを備え、回転電機により前輪と後輪をそれぞれ独立して駆動可能なハイブリッド車両において、回転電機のみを駆動源とするEV走行を車両に行わせるEVスイッチを備えたものが開示されている。
このハイブリッド車両においては、EVスイッチがオン状態の場合には、オフ状態の場合に比べて車両が四輪駆動で動作する領域が縮小するよう四輪駆動条件を変更することにより、二輪駆動状態で動作する領域を拡大させて電力消費を抑制するようにしている。
特開2007−168690号公報
しかしながら、上述の従来のハイブリッド車両にあっては、四輪駆動走行中に乗員によりEVスイッチが操作された場合に、そのときの走行環境が例えば悪路等であると、EV走行に切り替わることで車両の挙動が不安定となるおそれがある。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたもので、四輪駆動走行中の車両の挙動の安定性を確保することができる四輪駆動車両の走行モード制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するため、前輪及び後輪のいずれか一方を駆動するエンジンと、前記前輪及び前記後輪のいずれか他方を駆動するモータと、前記モータに電力を供給するバッテリと、を備えた四輪駆動車両の走行モード制御装置であって、前記四輪駆動車両の走行モードとして、前記四輪駆動車両の走行状態に応じて前記エンジン及び前記モータの少なくともいずれか一方の駆動力で走行するノーマルモードと、前記エンジン及び前記モータの双方の駆動力で走行する四輪駆動モードと、前記モータの駆動力のみで走行するEVモードとを有し、前記ノーマルモードと前記EVモードとを切り替える第1の切替部と、前記ノーマルモードと前記四輪駆動モードとを切り替える第2の切替部と、前記第1の切替部及び前記第2の切替部に基づき、前記ノーマルモード、前記EVモード及び前記四輪駆動モードのいずれかの走行モードを設定する制御部と、をさらに備え、前記制御部は、前記第1の切替部により前記EVモードが選択され、かつ前記第2の切替部により前記四輪駆動モードが選択された場合には、前記走行モードを前記ノーマルモードに設定する構成を有する。
本発明によれば、四輪駆動走行中の車両の挙動の安定性を確保することができる四輪駆動車両の走行モード制御装置を提供することができる。
図1は、本発明の一実施例に係る四輪駆動車両の概略構成図である。 図2は、本発明の一実施例に係る四輪駆動車両に搭載されたVCMによって実行される走行モードを決定する処理の流れを示すフローチャートである。 図3は、本発明の一実施例に係る四輪駆動車両におけるEVモードスイッチ操作時のタイミングチャートの一例を示す図である。
本発明の一実施の形態に係る四輪駆動車両の走行モード制御装置は、前輪及び後輪のいずれか一方を駆動するエンジンと、前輪及び後輪のいずれか他方を駆動するモータと、モータに電力を供給するバッテリと、を備えた四輪駆動車両の走行モード制御装置であって、四輪駆動車両の走行モードとして、四輪駆動車両の走行状態に応じてエンジン及びモータの少なくともいずれか一方の駆動力で走行するノーマルモードと、エンジン及びモータの双方の駆動力で走行する四輪駆動モードと、モータの駆動力のみで走行するEVモードとを有し、ノーマルモードとEVモードとを切り替える第1の切替部と、ノーマルモードと四輪駆動モードとを切り替える第2の切替部と、第1の切替部及び第2の切替部に基づき、ノーマルモード、EVモード及び四輪駆動モードのいずれかの走行モードを設定する制御部と、をさらに備え、制御部は、第1の切替部によりEVモードが選択され、かつ第2の切替部により四輪駆動モードが選択された場合には、走行モードをノーマルモードに設定することを特徴とする。これにより、本発明の一実施の形態に係る四輪駆動車両の走行モード制御装置は、四輪駆動走行中の車両の挙動の安定性を確保することができる。
以下、本発明の一実施例に係る走行モード制御装置を搭載した四輪駆動車両について図面を参照して説明する。
図1に示すように、四輪駆動車両1は、エンジン2と、トランスミッション3と、モータとしてのモータジェネレータ4と、前輪5及び後輪6と、エンジン2を制御するECM(Engine Control Module)11と、トランスミッション3を制御するTCM(Transmission Control Module)12と、制御部としてのVCM(Vehicle Control Module)13と、を含んで構成されている。
本実施例の四輪駆動車両1は、エンジン2の動力によって前輪5を駆動し、モータジェネレータ4の動力によって後輪6を駆動し、エンジン2とモータジェネレータ4との駆動力の配分を調整することによって二輪駆動又は四輪駆動を切り換えることができる。なお、本実施例では、エンジン2が前輪5、モータジェネレータ4が後輪6をそれぞれ駆動する構成としたが、これと反対に、エンジン2が後輪6、モータジェネレータ4が前輪5をそれぞれ駆動する構成としてもよい。
エンジン2には、複数の気筒が形成されている。本実施例において、エンジン2は、各気筒に対して、吸気行程、圧縮行程、膨張行程および排気行程からなる一連の4行程を行うように構成されている。
エンジン2には、ISG(Integrated Starter Generator)20が連結されている。ISG20は、図示しないベルト等の動力伝達部材を介してエンジン2のクランクシャフトに連結されている。ISG20は、第1のインバータ21を介してバッテリ8及び第2のインバータ41に接続されている。
ISG20は、バッテリ8から電力が供給されることにより回転することでエンジン2を回転駆動させる電動機の機能と、エンジン2の駆動によってクランクシャフトから入力された回転力を電力に変換する発電機の機能とを有する。
ISG20は、エンジン2の駆動によって発電した電力をバッテリ8又は第2のインバータ41に供給、若しくはバッテリ8及び第2のインバータ41の双方に供給することが可能となっている。
トランスミッション3は、エンジン2から出力された回転を複数の変速段のいずれかに応じた変速比で変速して出力する自動変速機によって構成されている。自動変速機としては、多段のAT(Automatic Transmission)やCVT(Continuously Variable Transmission)を用いることができる。また、自動変速機には、多段のATやCVTのほか、変速段の切替操作とクラッチ操作とを自動で行う、AMT(Automated Manual Transmission)も含まれる。トランスミッション3は、ドライブシャフト31を介して左右の前輪5を駆動する。
トランスミッション3で成立可能な変速段としては、例えば1速段から4速段までの走行用の変速段と、後進段とがある。走行用の変速段の段数は、四輪駆動車両1の諸元により異なり、上述の1速段から4速段に限られるものではない。
モータジェネレータ4は、ドライブシャフト61を介して左右の後輪6に連結されている。モータジェネレータ4は、第2のインバータ41に接続されている。第2のインバータ41には、バッテリ8が接続されている。バッテリ8は、第2のインバータ41を介してモータジェネレータ4に電力を供給する。
モータジェネレータ4は、バッテリ8から供給される電力によって駆動する電動機としての機能と、後輪6から入力される逆駆動力によって発電を行う発電機としての機能とを有する。
バッテリ8は、例えばリチウムイオン電池などの二次電池によって構成されている。バッテリ8は、ISG20やモータジェネレータ4の発電によって充電されるほか、外部電源90によって充電器9を介して充電されるようになっている。なお、四輪駆動車両1は、外部電源90による充電を行わない構成としてもよい。この場合、四輪駆動車両1は、充電器9を有さない。
バッテリ8には、バッテリセンサ81が設けられている。バッテリセンサ81は、バッテリ8の充放電電流や電圧を検出してVCM13に出力する。VCM13は、バッテリセンサ81から入力された検出結果に基づき、バッテリ8の充電状態、すなわちSOC(State Of Charge)を算出する。なお、四輪駆動車両1に、バッテリ8を管理するBMS(Battery Management System)が設けられる場合には、BMSにおいてSOCを算出し、算出したSOCをBMSからVCM13に送信する構成であってもよい。
ECM11、TCM12及びVCM13は、それぞれCPU(Central Processing Unit)と、RAM(Random Access Memory)と、ROM(Read Only Memory)と、バックアップ用のデータなどを保存するフラッシュメモリと、入力ポートと、出力ポートとを備えたコンピュータユニットによって構成されている。
これらのコンピュータユニットのROMには、各種定数や各種マップ等とともに、当該コンピュータユニットをECM11、TCM12及びVCM13としてそれぞれ機能させるためのプログラムが格納されている。
すなわち、CPUがRAMを作業領域としてROMに格納されたプログラムを実行することにより、これらのコンピュータユニットは、本実施例におけるECM11、TCM12及びVCM13としてそれぞれ機能する。
本実施例において、ECM11は、VCM13に接続されており、VCM13からの指令に応じてエンジン2を制御する。ECM11には、クランク角センサ23が接続されている。ECM11は、クランク角センサ23からの検出情報に基づきエンジン回転数を算出する。
TCM12は、VCM13に接続されており、VCM13からの指令に応じてトランスミッション3を制御する。TCM12には、車速センサ101が接続されている。TCM12は、車速センサ101から入力された車速を示す情報をVCM13に送信する。車速センサ101は、例えば、トランスミッション3の出力軸の回転数を検出している。
VCM13は、ECM11、TCM12及び第2のインバータ41に接続されている。VCM13には、EVモードスイッチ104、4WDモードスイッチ105の各種スイッチ類が接続されている。
EVモードスイッチ104及び4WDモードスイッチ105は、いずれも四輪駆動車両1の走行モードを切り替える押しボタン式のスイッチであり、ハンドル等、運転者が操作しやすい位置に配置されている。EVモードスイッチ104及び4WDモードスイッチ105は、押しボタン式に限らず、ダイヤル式など、他の方式であってもよい。
四輪駆動車両1の走行モードとしては、ノーマルモード、EVモード、及び四輪駆動モードとしての4WDモードが設定されている。ノーマルモードは、四輪駆動車両1の走行状態に応じてエンジン2及びモータジェネレータ4の少なくともいずれか一方の駆動力で走行する走行モードである。したがって、ノーマルモードでは、エンジン2の駆動力を用いた二輪駆動状態と、モータジェネレータ4の駆動力を用いた二輪駆動状態と、四輪駆動状態とが四輪駆動車両1の走行状態に応じて自動で切り替えられる。
具体的には、ノーマルモードでは、四輪駆動車両1が例えば悪路走行中であれば四輪駆動状態とされ、四輪駆動車両1が悪路走行中でなく、バッテリ8のSOCが所定閾値以上であれば、すなわちバッテリ8の充電状態が良好であればモータジェネレータ4の駆動力を用いた二輪駆動状態とされる。
悪路走行か否かは、VCM13によって判断され、VCM13は、例えば前輪5及び後輪6のスリップや空転、又は車体揺れを検出した場合に悪路走行であると判断することができる。前輪5及び後輪6のスリップや空転は、後述する車輪速センサ107、108の検出結果に基づき検出することができる。また、車体揺れは、例えば図示しない加速度センサ等の検出結果に基づき検出することができる。
さらに、ノーマルモードでは、四輪駆動車両1が悪路走行中でなく、バッテリ8のSOCが所定閾値未満であれば、すなわちバッテリ8の充電状態が良好でなければエンジン2の駆動力を用いた二輪駆動状態とされる。
EVモードは、モータジェネレータ4の駆動力のみで走行する走行モードである。EVモードでは、モータジェネレータ4の駆動力のみで四輪駆動車両1を走行させる二輪駆動状態となる。4WDモードは、エンジン2及びモータジェネレータ4の双方の駆動力で走行する走行モードである。4WDモードでは、エンジン2及びモータジェネレータ4の双方が常時駆動される四輪駆動状態となる。
EVモードスイッチ104は、四輪駆動車両1の走行モードとして、ノーマルモードとEVモードとを切り替えるスイッチであり、ONされるとEVモードに切り替え、OFFされるとノーマルモードに切り替える。本実施例のEVモードスイッチ104は、第1の切替部を構成する。
4WDモードスイッチ105は、四輪駆動車両1の走行モードとして、ノーマルモードと4WDモードとを切り替えるスイッチであり、ONされると4WDモードに切り替え、OFFされるとノーマルモードに切り替える。本実施例の4WDモードスイッチ105は、第2の切替部を構成する。
VCM13は、EVモードスイッチ104及び4WDモードスイッチ105それぞれのON・OFF状態に基づき、ノーマルモード、EVモード、及び4WDモードのいずれかを走行モードとして設定するようになっている。
また、VCM13には、アクセルセンサ106、左右の前輪5の車輪速センサ107及び左右の後輪6の車輪速センサ108等の各種センサ類が接続されている。
アクセルセンサ106は、運転者による図示しないアクセルペダルの踏み込み量をアクセル開度として検出する。車輪速センサ107及び車輪速センサ108は、左右の前輪5及び左右の後輪6それぞれの回転速度を検出する。
VCM13は、アクセルセンサ106によって検出されたアクセル開度と、車速センサ101によって検出された車速とに基づいて要求パワー算出マップを参照し、四輪駆動車両1に要求される要求パワーを算出するようになっている。要求パワー算出マップは、アクセル開度と車速とに対して要求パワーが対応付けられたマップであり、予め実験的に求めてVCM13のROMに記憶されている。要求パワーは、エンジン2による二輪駆動状態においてはエンジン要求パワーと一致する一方で、四輪駆動状態ではエンジン要求パワーとモータ要求パワーとの合算となる。
次に、図2を参照して、四輪駆動車両1の走行モードを決定する処理について説明する。図2に示す処理は、VCM13によって所定の時間間隔で繰り返し実行される。
図2に示すように、VCM13は、EVモードスイッチ104がONか否かを判定する(ステップS1)。VCM13は、EVモードスイッチ104がONでないと判定した場合には、4WDモードスイッチ105がONか否かを判定する(ステップS7)。
VCM13は、ステップS7において、EVモードスイッチ104がONであると判定した場合には、走行モードとして4WDモードを設定して(ステップS8)、本処理を終了する。これにより、四輪駆動車両1は、エンジン2及びモータジェネレータ4の双方の駆動力で走行する。
VCM13は、ステップS7において、EVモードスイッチ104がONでないと判定した場合には、走行モードとしてノーマルモードを設定して(ステップS9)、本処理を終了する。これにより、四輪駆動車両1は、四輪駆動車両1の走行状態に応じてエンジン2及びモータジェネレータ4の少なくともいずれか一方の駆動力で走行する。
ステップS1において、VCM13は、EVモードスイッチ104がONであると判定した場合には、4WDモードスイッチ105がONか否かを判定する(ステップS2)。VCM13は、ステップS2において、4WDモードスイッチ105がONであると判定した場合には、走行モードとしてノーマルモードを設定して(ステップS3)、本処理を終了する。
このように、本実施例においては、VCM13は、EVモードスイッチ104のONによりEVモードが選択され、かつ4WDモードスイッチ105のONにより4WDモードが選択された場合には、走行モードをノーマルモードに設定する。これにより、四輪駆動車両1は、四輪駆動車両1の走行状態に応じてエンジン2及びモータジェネレータ4の少なくともいずれか一方の駆動力で走行する。
ステップS2において、VCM13は、4WDモードスイッチ105がONでないと判定した場合には、四輪駆動車両1が四輪駆動状態で走行中か否かを判定する(ステップS4)。具体的には、VCM13は、四輪駆動車両1がノーマルモードにおいて四輪駆動状態で走行中か否かを判定する。
ステップS4において、VCM13は、四輪駆動車両1が四輪駆動状態で走行中であると判定した場合には、走行モードとしてノーマルモードを設定して(ステップS5)、本処理を終了する。
このように、本実施例においては、VCM13は、EVモードスイッチ104のONによりEVモードが選択され、かつ4WDモードスイッチ105のOFFによりノーマルモードが選択されたときの四輪駆動車両1の走行状態が四輪駆動状態である場合には、走行モードをノーマルモードに設定する。これにより、四輪駆動車両1は、走行モードがノーマルモードに維持され、エンジン2及びモータジェネレータ4の双方が常時駆動される四輪駆動状態に維持される。
ステップS4において、VCM13は、四輪駆動車両1が四輪駆動状態で走行中でないと判定した場合には、走行モードとしてEVモードを設定して(ステップS6)、本処理を終了する。
このように、本実施例においては、VCM13は、EVモードスイッチ104のONによりEVモードが選択され、かつ4WDモードスイッチ105のOFFによりノーマルモードが選択されたときの四輪駆動車両1の走行状態が四輪駆動状態でない場合には、走行モードをEVモードに設定する。
すなわち、VCM13は、例えば、四輪駆動車両1がノーマルモードにおいて二輪駆動状態で走行中の場合やEVモードで走行中の場合には、走行モードをEVモードに設定又は維持する。これにより、四輪駆動車両1は、モータジェネレータ4の駆動力のみで走行する。
次に、図3を参照して、本実施例の四輪駆動車両1におけるEVモードスイッチ操作時の一例について説明する。
図3に示すように、四輪駆動車両1は、時刻t0において、EVモードスイッチ104及び4WDモードスイッチ105がともにOFFであることから走行モードとしてノーマルモードが設定されている。このため、時刻t0において、四輪駆動車両1は、常時四輪駆動状態(図3中、「常時」と表記)ではなく、走行状態に応じて自動的に二輪駆動状態と四輪駆動状態とが切り替えられる状態(図3中、「オート」と表記)である。また、四輪駆動車両1は、時刻t0において、悪路走行中であるため、ノーマルモードにおいて駆動方式を四輪駆動として、すなわち四輪駆動状態で走行している。
その後、時刻t1において、運転者によりEVモードスイッチ104がONにされる。これは、運転者は走行モードとしてEVモードを要求していることを意味する。しかしながら、時刻t1においては、四輪駆動車両1は、悪路走行中であるためEVモードに切り替えられると、四輪駆動車両1の挙動が不安定となるおそれがある。
そこで、本実施例では、時刻t1において運転者によりEVモードスイッチ104がONにされても、四輪駆動車両1が悪路走行中であるため、EVモードに切り替えずにノーマルモードが維持される。これにより、四輪駆動車両1は、四輪駆動状態に維持される。
その後、時刻t2において四輪駆動車両1が悪路走行中でなくなると、四輪駆動車両1は、EVモードスイッチ104がONであるため、走行モードがノーマルモードからEVモードに切り替えられる。
これにより、四輪駆動車両1は、ノーマルモードにおいて駆動方式が四輪駆動から二輪駆動に自動的に切り替えられる。四輪駆動車両1は、モータジェネレータ4の駆動力のみで走行する二輪駆動状態となる。
以上のように、本実施例に係る四輪駆動車両の走行モード制御装置は、EVモードスイッチ104によりEVモードが選択され、かつ4WDモードスイッチ105により4WDモードが選択された場合には、走行モードをノーマルモードに設定する。例えば、四輪駆動車両1が4WDモードで四輪駆動走行中は、四輪駆動車両1の安定性を確保するために四輪駆動走行が必要な悪路走行中等であると判断し、運転者によりEVモードが選択されたとしても四輪駆動車両1の挙動の安定性の確保を優先して、EVモードを設定せずにノーマルモードを設定する。
このように、本実施例に係る四輪駆動車両の走行モード制御装置は、EVモードと4WDモードとが重複して選択された場合にノーマルモードを設定することにより、四輪駆動走行中の四輪駆動車両1の挙動の安定性を確保することができる。
ここで、四輪駆動車両1の仕様によっては、EVモードスイッチ104に隣接するようにして他の機能のスイッチが配置される場合がある。このような場合、運転者が他の機能のスイッチを操作しようとしたときに誤って隣接するEVモードスイッチ104が操作されるおそれがある。仮に、EVモードスイッチ104が誤って操作されてしまうと、四輪駆動車両1が運転者の意図しない挙動となってしまうおそれがある。本実施例に係る四輪駆動車両の走行モード制御装置は、上述したようにEVモードと4WDモードとが重複して選択された場合にノーマルモードを設定するので、運転者によりEVモードスイッチ104が誤って操作された場合であっても、四輪駆動車両1が運転者の意図しない挙動となることを防止することができる。
また、本実施例に係る四輪駆動車両の走行モード制御装置は、ノーマルモードが選択されているときの四輪駆動車両1の走行状態が四輪駆動状態である場合には、当該ノーマルモード中にEVモードスイッチ104のONによりEVモードが選択されても、ノーマルモードを維持することにより四輪駆動状態を維持する。このように、本実施例に係る四輪駆動車両の走行モード制御装置は、ノーマルモード中の四輪駆動状態時は悪路走行中等である可能性が高いと判断して、運転者によりEVモードが選択されたとしても四輪駆動車両1の挙動の安定性の確保を優先して、EVモードを設定せずにノーマルモードを維持する。これにより、本実施例に係る四輪駆動車両の走行モード制御装置は、四輪駆動走行中の四輪駆動車両1の挙動の安定性を確保することができる。
さらに、本実施例に係る四輪駆動車両の走行モード制御装置は、ノーマルモードが選択されているときの四輪駆動車両1の走行状態が例えば二輪駆動状態等、四輪駆動状態でない場合には、走行モードをEVモードに設定する。これにより、本実施例に係る四輪駆動車両の走行モード制御装置は、四輪駆動車両1の挙動の安定性の確保を優先する必要がないときにはEVモードを設定して燃費を優先させることができる。
本発明の実施例を開示したが、当業者によっては本発明の範囲を逸脱することなく変更が加えられうることは明白である。すべてのこのような修正および等価物が次の請求項に含まれることが意図されている。
1 四輪駆動車両
2 エンジン
3 トランスミッション(自動変速機)
4 モータジェネレータ(モータ)
5 前輪
6 後輪
11 ECM
12 TCM
13 VCM(制御部)
104 EVモードスイッチ
105 4WDモードスイッチ

Claims (3)

  1. 前輪及び後輪のいずれか一方を駆動するエンジンと、前記前輪及び前記後輪のいずれか他方を駆動するモータと、前記モータに電力を供給するバッテリと、を備えた四輪駆動車両の走行モード制御装置であって、
    前記四輪駆動車両の走行モードとして、前記四輪駆動車両の走行状態に応じて前記エンジン及び前記モータの少なくともいずれか一方の駆動力で走行するノーマルモードと、前記エンジン及び前記モータの双方の駆動力で走行する四輪駆動モードと、前記モータの駆動力のみで走行するEVモードとを有し、
    前記ノーマルモードと前記EVモードとを切り替える第1の切替部と、
    前記ノーマルモードと前記四輪駆動モードとを切り替える第2の切替部と、
    前記第1の切替部及び前記第2の切替部に基づき、前記ノーマルモード、前記EVモード及び前記四輪駆動モードのいずれかの走行モードを設定する制御部と、をさらに備え、
    前記制御部は、前記第1の切替部により前記EVモードが選択され、かつ前記第2の切替部により前記四輪駆動モードが選択された場合には、前記走行モードを前記ノーマルモードに設定することを特徴とする四輪駆動車両の走行モード制御装置。
  2. 前記制御部は、前記第1の切替部により前記EVモードが選択され、かつ前記第2の切替部により前記ノーマルモードが選択されたときの前記四輪駆動車両の走行状態が四輪駆動走行状態である場合には、前記四輪駆動走行状態を維持することを特徴とする請求項1に記載の四輪駆動車両の走行モード制御装置。
  3. 前記制御部は、前記第1の切替部により前記EVモードが選択され、かつ前記第2の切替部により前記ノーマルモードが選択されたときの前記四輪駆動車両の走行状態が四輪駆動走行状態でない場合には、前記走行モードを前記EVモードに設定することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の四輪駆動車両の走行モード制御装置。


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