JP2020079657A - 加湿装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】貯水室8への細菌やカビ繁殖を防止した加湿装置を提供する。【解決手段】貯水室に接続された配管途中に銀イオンを溶出するイオン溶出手段50と、ミストを発生させるミスト発生手段と、発生したミストを含む加湿空気を送風ファンにより送風口から送風するミスト運転を制御すると共に、イオン溶出手段を制御する制御部とを備え、イオン溶出手段は給水時に直流電圧を印加することで陽極側の電極から銀イオンを溶出し、制御部45にはタイマと、電極の極性を記憶するメモリとを備え、制御部は立ち上げ給水動作による給水の時には、メモリ61に記憶される、前回の立ち上げ給水動作での電極の極性と逆の極性で給水を行い、追加給水動作による給水の時は、メモリに記憶される前回の追加給水動作での電極の極性と逆の極性で通電して給水することで貯水室8内を清浄な状態に保つことができる。【選択図】 図7

Description

この発明は、ミストを含む加湿空気を室内へ供給するミスト運転が実施可能な加湿装置に関するものである。
従来、この種のものでは、貯水室内の水からミスト発生手段によりミストを含む加湿空気を発生させ、送風ファンにより器具本体内に取り込んだ空気を貯水室を通過させ、ミストを含む加湿空気を室内に送風するミスト運転を実施する加湿装置があり、ミスト運転を実施することで器具本体が配置された室内の相対湿度を設定された範囲内となるように加湿すると共に室内に浮遊する塵埃を貯水室の水中に取り込んで空気清浄を行い、室内の快適性を高めるものがあった。(例えば、特許文献1)
特開2018−4122号公報
しかし、この従来のものでは、ミスト運転を実施することで貯水室内の水が気化して水量が減少し、水に含まれるミネラル成分が濃縮されて貯水室のミネラル成分の濃度が高まることから、所定の運転時間だけミスト運転を継続して実施したら貯水室内の水を排水した後に給水する水入れ替え動作を実施することで、ミネラル成分の濃度を低下させて貯水室内の水を清浄な状態にしていたが、長い期間使用することで、貯水室内の壁面に細菌やカビ繁殖するおそれがあり更なる対策が必要であった。また、細菌やカビ繁殖を防止するために、給水に銀イオンを溶出する電極を備えた銀イオン溶出ユニットには、陰極の表面に付着するカルシウム等の汚れを清掃する必要があった。
上記課題を解決するために、本発明は、器具本体と、
前記器具本体内に有り水を貯水する貯水室と、
前記貯水室に一端が接続され配管途中に前記貯水室への給水有無を切り替え可能な給水弁を備えた給水管と、
前記給水管途中に配置され銀イオンを溶出するイオン溶出手段と、
前記貯水室に一端が接続され配管途中に前記貯水室内の水の排水有無を切り替え可能な排水弁を備えた排水管と、
前記貯水室内の水からミストを発生させるミスト発生手段と、
前記ミスト発生手段により発生したミストを含む加湿空気を送風口から送風する送風ファンと、
前記貯水室内の水位を検知する水位センサと、
前記ミスト発生手段で発生したミストを含む加湿空気を前記送風ファンにより前記送風口から送風するミスト運転を制御すると共に、前記イオン溶出手段を制御する制御部と、を備え、
前記イオン溶出手段は、流水経路に配置された一対の電極間に前記給水弁開放時に直流の電圧を印加することにより前記電極の一方が陽極、他方が陰極の極性になり、前記陽極側の電極から銀イオンを溶出するもので、
前記制御部は、立ち上げ給水動作と追加給水動作での前記電極の極性を個別に記憶するメモリを備え、
前記制御部は、前記貯水室が空の状態から前記水位センサの上限水位まで給水を行う前記立ち上げ給水動作で実施する給水のときには、前記メモリに記憶されている、前回の立ち上げ給水動作での前記電極の極性と逆の極性で給水を行い、
前記水位センサが下限水位を検知したら前記給水弁を開弁し、上限水位を検知したら前記給水弁を閉弁する前記追加給水動作で実施する給水のときには、前記メモリに記憶されている、前回の追加給水動作での前記電極の極性と逆の極性で通電して給水するようにしたものである。
この発明によれば、給水管に銀イオンを溶出するイオン溶出手段を備えることで、貯水室の水をより清浄な状態にすることができ、細菌やカビ繁殖するおそれを少なくすることができる。また、イオン溶出手段の両電極の極性を均等にすることができ、電極の清掃作業も簡単にすることができる。
また、給水時には給水弁を開弁してから閉弁するまでの間に、電極の極性を反転しないことで、電極の極性反転時に溶出したばかりの銀イオンが電極に戻ることを防止して、銀イオンの溶出ロスを防止することができる。
この発明の一実施形態の外観を説明する斜視図 同実施形態の概略構成図 同実施形態の要部拡大断面図 同実施形態の制御ブロック図 同実施形態の操作部を説明する図 同実施形態の運転開始から終了までの動作を説明するフローチャート図 同実施形態の給水時の電極の極性を説明するシーケンス図
次に、この発明の一実施形態におけるミスト発生装置を図に基づいて説明する。
1は器具本体、2は器具本体1上部に形成され複数のルーバー3が設置された送風口、4は器具本体1の正面上部を構成する上面パネル、5は器具本体1の正面下部を構成する下面パネル、6は複数のスイッチが備えられ各種操作指令を行う操作部、7は図示しないブレーカーを隠すブレーカーカバーである。
8は器具本体1内の略中段高さ位置にあって所定量の水を貯水する貯水室であり、この貯水室8内には、水に下端を水没させ駆動軸9に軸支された筒状の回転体10が備えられている。
前記回転体10は、中空逆円錐形で上方に向かって円周が徐々に拡大するものであり、駆動軸9に接続され回転体10を回転駆動させるミストモータ11を駆動させ、回転体10が回転することによる回転の遠心力で貯水室8の水を汲み上げ、回転体10の外壁および内壁を伝わせて水を押し上げて、回転体10の外壁を伝わせて押し上げた水を周囲に飛散させると共に、回転体10の内壁を伝わせて押し上げた水を回転体10の上端に形成された複数の図示しない飛散口から外周方向へ飛散させる。
12は回転体10の上部外周に所定間隔を離間させて位置し、回転体10と共に回転する円筒状の多孔体で、該多孔体12には、その全周壁に多数のスリットや金網やパンチングメタル等から成る衝突体としての多孔部13が設置されており、前記回転体10、前記ミストモータ11及び前記多孔部13でミスト発生手段が構成されている。
前記ミスト発生手段を構成するミストモータ11を駆動させ、回転体10を回転させたことで発生する遠心力で貯水室8内の水を汲み上げると共に空気を飛散させ、多孔部13を通過した水滴が破砕されることで、水を微細化して粒径がナノメートル(nm)サイズのミストが多量に生成される。
14は下面パネル5内に設置され所定の回転数で駆動することで室内空気を吸引して器具本体1の上部方向へ送風する送風ファン、15は貯水室8と送風口2とを接続し貯水室8内で発生したミストを含む加湿空気を送風口2へ送る送風経路、16は該送風経路15の途中に設置され加湿空気に含まれる大径水滴を分離し、ミストを含む加湿空気が送風口2から室内へ多量に送風されるようにする板状のフィルタであり、前記送風ファン14が所定の回転数で駆動すると、器具本体1の底面に形成された吸気口17から吸い込んだ室内空気を器具本体1の上部方向へ送風され、貯水室8の上流側に形成された吸入経路18から送風ファン14によって送風された室内空気が流入し、貯水室8内へ流入した室内空気がミストを含んだ加湿空気になり、当該加湿空気が前記送風経路15内を上昇して、送風経路15と接続した送風口2から室内へ送風されることで、ミストを含んだ加湿空気を室内に供給することができる。
19は貯水室8内に設置され貯水を加熱する加熱ヒータであり、貯水室8の外壁に設置され貯水温度を検知する貯水温度センサ20で検知される温度が所定温度となるよう、ON/OFF状態が適宜切り替えられる。
21は貯水室8内に設置されフロートが上下することで水位を検知する水位センサであり、貯水室8内の水位が低下して下限水位以下になったらOFF信号を出力し、水位が上昇して上限水位以上になったらON信号を出力し、更に水位が上昇して貯水室8内が満水となったら満水信号を出力する。
なお、貯水室8内の水位が下限水位を下回ると、回転体10で水を吸い上げることが困難な状態になり、ナノミストと負イオンの発生量が減少して室内に放出される加湿空気量が減少してしまう。
また、貯水室8内の水位が上限水位を上回ると、水の粘性抵抗により回転体10の回転に対する負荷が増大することから、ミストモータ11に負荷がかかり製品寿命の低下に繋がる。
以上のことから、貯水室8内の水位を下限水位から上限水位の範囲に収めることで、回転体10による水の吸い上げ量を確保すると共にミストモータ11の負荷増大を防止することができる。
22は貯水室8の側面に一端が接続され貯水室8内に市水を給水する給水管であり、当該給水管22の配管途中には、電磁弁を開閉して貯水室8内への給水を制御する給水弁23と、給水圧を所定値まで減圧する減圧弁24とが備えられている。
また、給水管22にはイオン溶出ユニット50(イオン溶出手段)を備え、当該イオン溶出ユニット50内の流水経路51には、一対の電極52を有し、電極Aと電極Bの間に給水弁23の開放時に直流の電圧を印加する直流電源53がリード線54で接続されている。これによって、給水時に電極52の一方が陽極、他方が陰極の極性になり、陽極側の電極52から銀イオンを給水中に溶出する。
25は貯水室8底部に一端が接続され貯水室8内の水を器具本体1外部に排水する硬質塩化ビニル管で構成された排水管であり、当該排水管25の配管途中には、電磁弁を開閉して貯水室8内水の排水を制御する排水弁26が備えれている。
27は送風口2の壁面に設置され、送風口2から室内へ向けて送風される加湿空気の温度を検知する送風温度センサ、28は送風ファン14の近傍に設置され、器具本体1の下部にある銅製の網が設置された吸気口17へ吸い込まれる室内空気の雰囲気温度を検知する吸気温度センサ、29は前記吸気温度センサ28の近傍に設置され、器具本体1が設置された室内の相対湿度を検知する湿度センサであり、各センサで検知された温度や相対湿度に基づいて、ミストモータ11や送風ファン14の回転数を変化させ、加熱ヒータ19のON/OFF状態を切り替える。
操作部6には、ミスト運転の開始及び停止を指示する運転スイッチ30と、加熱ヒータ19のON/OFF状態を切り替えることで貯水室8内の貯水温度を変化させ、送風口2から室内に送風される加湿空気に含有可能な水分量の割合を変化させた3段階の加湿レベルと、湿度センサ29で検知された湿度が予め設定された湿度となるよう前記加湿レベルを変化させるオートモードとから選択可能な加湿スイッチ31と、ミストモータ11と送風ファン14との回転数の大小を設定可能な三段階の風量レベルと、湿度センサ29で設定された湿度が予め設定された湿度となるよう前記風量レベルを変化させるオードモードとから選択可能な風量スイッチ32と、加湿空気を室内に供給するミスト運転の開始時間と停止時間とを設定するタイマー切替スイッチ33と、前記加湿スイッチ31及び前記風量スイッチ32での設定に関わらず、消費電力の低いミスト運転であるエコモードを設定するエコモードスイッチ34と、現在時刻を設定する時刻設定スイッチ35と、スイッチを操作することで運転停止以外の動作を禁止するチャイルドロックスイッチ36とが備えられている。
また、操作部6の各スイッチ上部には各スイッチに対応したランプが備えられており、運転スイッチ30が操作されたら点灯する運転ランプ37と、除菌運転時に点灯する除菌ランプ38と、加湿スイッチ31で設定された加湿レベルを1から3の数値とオートモードを示すAで表示する加湿レベルランプ39と、風量スイッチ32で設定された風量レベルを1から3の数値とオートモードを示すAで表示する風量レベルランプ40と、タイマー切替スイッチ33でミスト運転の開始及び停止が設定されたら、それぞれのランプが点灯するタイマーランプ41と、エコモードスイッチ34が操作されエコモードが設定されたら点灯するエコモードランプ42と、時刻設定スイッチ35で設定された現在時刻を表示する時刻表示パネル43と、チャイルドロックスイッチ36が操作されたら点灯するチャイルドロックランプ44とが備えられている。
45は各センサで検知された検知値や操作部6上に備えられた各スイッチでの設定内容に基づき、運転内容や弁の開閉を制御するマイコンで構成された制御部であり、ミストモータ11を所定の回転数で駆動させるミストモータ制御手段46と、送風ファン14を所定の回転数で駆動させる送風ファン制御手段47と、加熱ヒータ19のON/OFF状態を切り替えて貯水室8内の水温を制御する加熱ヒータ制御手段48と、イオン溶出ユニット50のON/OFFや電極52の極性を制御するイオン溶出制御手段60と、電極52の極性を給水動作の種類別に個別に記憶するメモリ61と、ミスト運転の運転時間Xを計時するタイマ62と、が備えられている。
また、制御部45は、ミスト運転開始時に貯水室8が空の状態から水位センサ21の上限水位まで給水弁23を開弁して給水を行う立ち上げ給水動作、または、ミスト運転を所定時間X1継続したと判断したら排水弁26を開弁し、貯水室8内の水を排水後に前記立ち上げ給水動作を実施する水入れ替え給水動作による給水動作、が終了後に実施された給水動作での電極52の極性をメモリ61に記憶する。
また、制御部45は、立ち上げ給水動作、または、水入れ替え給水動作による給水動作での給水のときに、メモリ61に記憶されている、前回の立ち上げ給水動作または水入れ替え給水動作での電極52の極性と逆の極性で給水を行う。
また、制御部45は、水位センサ21が下限水位を検知したら給水弁23を開弁し、上限水位を検知したら給水弁23を閉弁する追加給水動作による給水のときには、メモリ61に記憶されている、前回の追加給水動作での電極52の極性と逆の極性で通電して給水し、追加給水動作が終了後に実施された給水動作での電極52の極性をメモリ61に記憶する。
電極52が陰極として使用される側には水中に溶け込んでいるカルシウム等のスケールが付着する。極性を反転しないまま直流の電圧を流し続け、スケールの堆積量が多くなると、電流が流れにくくなり、銀イオンの溶出量が減少する。また、陽極として使用される電極だけ消耗が早まることになる。そこで、電極52の極性を周期的に反転して使用する。
また、制御部45は、給水時には給水弁23を開弁してから閉弁するまでの間に、電極52の極性を反転しないことで、電極52の極性反転時に溶出したばかりの銀イオンが電極52に戻ることを防止して、銀イオンの溶出ロスを防止することができる。
このように、立ち上げ給水動作、または、水入れ替え給水動作による給水動作のような比較的長い時間行われる給水での電極52の極性と、追加給水動作のように短い時間で行われる給水での電極52の極性と、をそれぞれ別に記憶して、別々に電極52の極性を変更することで、電極Aと電極Bの陽極での通電時間と、陰極での通電時間が略等しくなる。これによって、各電極A・Bの銀の溶出量が略等しくなり、電極A・B表面に付着するカルシウム等の汚れを少なくすることができ、清掃作業も簡単にすることができる。
次に、この一実施形態での運転開始から終了までの動作について図6のフローチャートと図7のシーケンス図によって電極52の極性の説明図に基づいて説明する。
まず、操作部6の運転スイッチ30が操作されたか、もしくはタイマー切替スイッチ33で設定された運転開始時刻になったら、制御部45は、排水弁26を開弁して貯水室8内の水を排水し、水位センサ21でOFF信号が検知されたら給水弁23を開弁して貯水室8内を水で洗い流すクリーニング動作を行い、所定時間経過したら排水弁26を閉弁することで給水弁23を経由して、イオン溶出ユニット50から流入する銀イオンが溶出した水を貯水室8内に供給し、水位センサ21でON信号が検知されたら、所定量の水が貯水室8内に供給されたとして給水弁23を閉弁する洗浄モード(立ち上げ給水動作)を行う(ステップS101)。この立ち上げ給水動作での給水時の電極52の極性は、前回の水入れ替え給水動作による給水動作での給水のときに、メモリ61に記憶されている、電極52の極性と逆の極性で給水を行う。図7においては電極Aは陽極、電極Bは陰極で通電される。
ステップS101の洗浄モードが終了したら、制御部45は、貯水温度センサ20で検知される貯水温度が室温と同値になるまで加熱ヒータ制御手段48で加熱ヒータ19をON状態にして、ミストモータ11及び送風ファン14が所定の回転数となるようミストモータ制御手段46及び送風ファン制御手段47で制御する立ち上げ動作を実行する立ち上げモードを行う(ステップS102)。
ステップS102の立ち上げモードが終了したら、制御部45は、加湿スイッチ31及び風量スイッチ32で設定された加湿レベルと風量レベルとに基づいて、ミストモータ11と送風ファン14とが所定の回転数で駆動するようミストモータ制御手段46と送風ファン制御手段47とで回転数を制御し、加熱ヒータ19のON/OFF状態を加熱ヒータ制御手段48で切り替えて制御して、加湿レベルと風量レベルとに合わせた所定の温度範囲内にするミスト運転を実行する通常運転モードを行う(ステップS103)。
また、制御部45は、前記ミスト運転中に貯水室8の水位が下限水位以下となって水位センサ21がOFF信号を出力したと判断したら、給水弁23を開弁して貯水室8内への給水を開始し、貯水室8の水位が上限水位に達して水位センサ21がON信号を出力したと判断したら、給水弁23を閉弁して貯水室8内への給水を停止する追加給水動作を実施することで、常時ミスト運転が実施可能な水位を保持することができる。この追加給水動作による給水の際には、メモリ61に記憶されている、前回の追加給水動作での電極52の極性と逆の極性で通電して給水し、追加給水動作が終了後に実施された給水動作での電極52の極性をメモリ61に記憶する。追加給水動作を繰り返すごとに、電極52の極性が反転することで電極A・Bへの通電時間を等しくすることができる。この追加給水動作での給水時の電極52の極性は、前回の追加給水動作での給水のときに、メモリ61に記憶されている、電極52の極性と逆の極性で給水を行う。図7においては1回目の追加給水動作では、電極Aは陰極、電極Bは陽極で通電され、2回目の追加給水動作では、電極Aは陽極、電極Bは陰極で通電され、3回目の追加給水動作では、電極Aは陰極、電極Bは陽極で通電され、電極52の極性が交互に反転する。
また、制御部45は、前記通常運転モードが開始されたら運転時間Xのカウントを開始し、カウントした時間が所定の運転時間X1を経過したと判断したら水入れ替え給水動作を開始しする。この水入れ替え給水動作は、まず排水弁26を開弁して貯水室8内の水を排水し、水位センサ21でOFF信号が検知されたら給水弁23を開弁して貯水室8内を水で洗い流すクリーニング動作を行い、所定時間経過したら排水弁26を閉弁することで給水弁23を経由して、イオン溶出ユニット50から流入する銀イオンが溶出した水を貯水室8内に供給し、水位センサ21でON信号が検知されたら給水弁23を閉弁して、所定量の水が貯水室8内に供給される。
また、制御部45は、前記立ち上げモードと同様に、貯水温度センサ20で検知される貯水温度が室温と同値になるまで加熱ヒータ制御手段48で加熱ヒータ19をON状態にして、ミストモータ11及び送風ファン14が所定の回転数となるようミストモータ制御手段46及び送風ファン制御手段47で制御する。その後、加湿スイッチ31及び風量スイッチ32で設定された加湿レベルと風量レベルとに基づいて、ミストモータ11と送風ファン14とが所定の回転数で駆動するようミストモータ制御手段46と送風ファン制御手段47とで回転数を制御し、加熱ヒータ19のON/OFF状態を加熱ヒータ制御手段48で切り替えて制御して、加湿レベルと風量レベルとに合わせた所定の温度範囲内にするミスト運転を再開し、通常運転モードに復帰する。同時に運転時間Xがリセットされ、次に運転時間X1を経過したときに、次回の水入れ替え給水動作が繰り返される。
この水入れ替え給水動作による給水では、メモリ61に記憶されている、前回の立上げ給水動作での電極52の極性と逆の極性で通電して給水し(図7では電極Aは陰極、電極Bは陽極)、水入れ替え給水動作が終了後に実施された給水動作での電極52の極性をメモリ61に記憶する。立上げ給水動作または水入れ替え給水動作を繰り返すごとに、電極52の極性が反転することで電極A・Bへの通電時間を等しくすることができる。
ステップS103の通常運転モードが開始されてから経過した時間が16時間となったか、または通常運転モード中に運転スイッチ30が操作されたか、あるいは、タイマー切替スイッチ33で設定した停止時間となってミスト運転終了の指示があったと判断したら、制御部45は、ミストモータ11を停止させてから排水弁26を開弁して貯水室8内の水を排水し、所定時間経過したら給水弁23を開弁して貯水室8内を洗浄してから排水弁26を閉弁して貯水室8内に所定量だけ貯水する洗浄運転を行い、その後、加熱ヒータ19をON状態にして水を65℃前後に加熱し除菌を行う除菌運転を10分間実施し、10分経過後に貯水室8内を冷却する冷却運転を実行し、貯水温度が60℃未満になったら排水弁26を開弁して排水するクリーニングモードを行う(ステップS104)。
ステップS104のクリーニングモードが終了したら、制御部45は、乾燥モード(ステップS105)に移行し、送風ファン14が所定の回転数(例えば、800rpm)で駆動するよう送風ファン制御手段47で制御し、所定時間(例えば3時間)だけ送風ファン14を駆動させ続ける乾燥運転を実施して、3時間経過したと判断したら、送風ファン14を停止させて運転を終了する。
以上のように、立ち上げ給水動作のような比較的長い時間行われる給水での電極52の極性と、追加給水動作のように短い時間で行われる給水での電極52の極性と、をそれぞれ別に記憶して、別々に電極52の極性を変更することで、電極Aと電極Bの陽極での通電時間と、陰極での通電時間が略等しくなる。これによって、各電極A・Bの銀の溶出量が略等しくなり、電極A・B表面に付着するカルシウム等の汚れを少なくすることができ、電極52の清掃作業も簡単にし、清掃作業の頻度も少なくすることができる。
また、給水時には給水弁23を開弁してから閉弁するまでの間に、電極52の極性を反転しないことで、電極52の極性反転時に溶出したばかりの銀イオンが電極52に戻ることを防止して、銀イオンの溶出ロスを防止することができる。
本実施形態の水入れ替え給水動作を実施する所定時間X1は貯水室8の大きさや、加湿装置の加湿能力等によって変化するものである。また、イオン溶出ユニット50(イオン溶出手段)は、本実施形態では給水弁23の給水の下流側に位置しているが、給水弁23の上流側に設けても良い。
また、本実施形態で用いたその他の構成は一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図しておらず、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 器具本体
2 送風口
8 貯水室
10 回転体
11 ミストモータ
13 多孔部(衝突体)
14 送風ファン
21 水位センサ
22 給水管
23 給水弁
25 排水管
26 排水弁
45 制御部
50 イオン溶出ユニット(イオン溶出手段)
52 電極
60 イオン溶出制御手段
61 メモリ

Claims (2)

  1. 器具本体と、
    前記器具本体内に有り水を貯水する貯水室と、
    前記貯水室に一端が接続され配管途中に前記貯水室への給水有無を切り替え可能な給水弁を備えた給水管と、
    前記給水管途中に配置され銀イオンを溶出するイオン溶出手段と、
    前記貯水室に一端が接続され配管途中に前記貯水室内の水の排水有無を切り替え可能な排水弁を備えた排水管と、
    前記貯水室内の水からミストを発生させるミスト発生手段と、
    前記ミスト発生手段により発生したミストを含む加湿空気を送風口から送風する送風ファンと、
    前記貯水室内の水位を検知する水位センサと、
    前記ミスト発生手段で発生したミストを含む加湿空気を前記送風ファンにより前記送風口から送風するミスト運転を制御すると共に、前記イオン溶出手段を制御する制御部と、を備え、
    前記イオン溶出手段は、流水経路に配置された一対の電極間に前記給水弁開放時に直流の電圧を印加することにより前記電極の一方が陽極、他方が陰極の極性になり、前記陽極側の電極から銀イオンを溶出するもので、
    前記制御部は、立ち上げ給水動作と追加給水動作での前記電極の極性を個別に記憶するメモリを備え、
    前記制御部は、前記貯水室が空の状態から前記水位センサの上限水位まで給水を行う前記立ち上げ給水動作で実施する給水のときには、前記メモリに記憶されている、前回の立ち上げ給水動作での前記電極の極性と逆の極性で給水を行い、
    前記水位センサが下限水位を検知したら前記給水弁を開弁し、上限水位を検知したら前記給水弁を閉弁する前記追加給水動作で実施する給水のときには、前記メモリに記憶されている、前回の追加給水動作での前記電極の極性と逆の極性で通電して給水することを特徴とする加湿装置。
  2. 前記制御部は、前記給水時には前記給水弁を開弁してから閉弁するまでの間に、前記電極の極性を反転しないことを特徴とする請求項1に記載の加湿装置。
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