JP2020077692A - ワーク作業装置、ワーク作業システム、及び、ワーク作業装置の制御方法 - Google Patents

ワーク作業装置、ワーク作業システム、及び、ワーク作業装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】作業に関する情報を、作業への影響を抑制しつつ早期に出力すること。【解決手段】基板2に部品Eを実装する実装作業を行う表面実装機24であって、実装作業を行う作業部(基板搬送装置30、バックアップ装置、テープ部品供給装置31及び部品実装装置32)と、演算処理部41及び第1の通信部47を有する制御部40と、を備え、制御部40は、作業部に実装作業を実行させる動作制御タスク63と、画像データを、第1の通信部47を介して送信する画像送信タスク67と、画像送信タスク67が単位時間当たりに送信する情報量を制御部40の負荷(CPU負荷)に応じて変更する優先度変更タスク68と、を実行する、表面実装機24。【選択図】図9

Description

本明細書で開示する技術は、ワーク作業装置、ワーク作業システム、及び、ワーク作業装置の制御方法に関する。
従来、ワークに対して所定の作業を行う作業部と、演算処理部及び出力部を有する制御部とを備えるワーク作業装置において、作業に関する情報を、出力部を介して出力するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。具体的には、特許文献1に記載の技術は、複数台の実装機がスター型LANでサーバに接続されており、各実装機で発生した画像処理エラーの情報(エラー画像と画像処理結果)がサーバに送信される。
特開2012−89634号公報
ところで、制御部の負荷が高いときに作業に関する情報を出力すると制御部の負荷が更に増大し、所定のサイクルタイム内に作業が終了しないなどのように作業に影響する虞がある。しかしながら、従来は作業に関する情報の出力が作業に影響することについて十分に検討されていなかった。
本明細書では、作業に関する情報を、作業への影響を抑制しつつ早期に出力する技術を開示する。
本明細書で開示するワーク作業装置は、ワークに対して所定の作業を行うワーク作業装置であって、前記作業を行う作業部と、演算処理部及び第1の出力部を有する制御部と、を備え、前記制御部は、前記作業部に前記作業を実行させる制御処理と、前記作業に関する第1種の情報を、前記第1の出力部を介して出力する出力処理と、前記出力処理が単位時間当たりに出力する情報量を前記制御部の負荷に応じて変更する変更処理と、を実行する。
上記のワーク作業装置によると、制御部の負荷が高いほど出力処理が単位時間当たりに出力する情報量を少なくすることにより、第1種の情報の出力が作業に影響することを抑制できる。しかしながら、出力処理が単位時間当たりに出力する情報量が少ないままであると、第1種の情報の出力が完了する時期が遅くなるという問題がある。上記のワーク作業装置によると、制御部の負荷が低いほど出力処理が単位時間当たりに出力する情報量を多くすることにより、出力処理が単位時間当たりに出力する情報量が少ないままである場合に比べ、第1種の情報を、作業への影響を抑制しつつ早期に出力できる。
前記作業に関わる対象物を撮像して画像データを生成する撮像部を有し、前記第1種の情報は前記画像データであってもよい。
画像データはデータ量が多いため、制御部の負荷が高いときに画像データを出力すると作業に影響する虞がある。上記のワーク作業装置によると、作業への影響を抑制しつつ早期に画像データを出力できる。
前記制御部は、少なくとも前記画像データを含むデータを処理する専用の処理タスクを実行してもよい。
上記のワーク作業装置によると、画像データを含むデータの処理の実行に出力処理が影響することを抑制できる。
前記第1種の情報は当該ワーク作業装置の稼働ログであってもよい。
上記のワーク作業装置によると、作業への影響を抑制しつつ早期に稼働ログを出力できる。
前記制御処理は、前記作業に関する第2種の情報を、前記第1の出力部を介して出力する処理を含んでもよい。
制御処理が第2種の情報を出力する処理を含んでいる場合、第2種の情報の出力に遅れが生じると作業に影響する虞がある。上記のワーク作業装置によると、第2種の情報の出力への影響を抑制しつつ第1種の情報を早期に出力できる。
前記制御部は第2の出力部を備え、前記制御処理は、前記作業に関する第2種の情報を、前記第2の出力部を介して出力する処理を含んでもよい。
制御処理が第2種の情報を出力する処理を含んでいる場合、第2種の情報の出力に遅れが生じると作業に影響する場合がある。上記のワーク作業装置によると、第1種の情報については第2の出力部とは別の第1の出力部を介して出力するので、第2種の情報の出力への影響を抑制しつつ早期に第1種の情報を出力できる。
前記制御部は、前記変更処理において、前記出力処理の優先度を変更することにより、前記出力処理が単位時間当たりに出力する情報量を変更してもよい。
上記のワーク作業装置によると、出力処理の優先度を変更することにより、出力処理が単位時間当たりに出力する情報量を変更できる。
前記作業部の作業工程毎に前記出力処理の優先度が対応付けられている優先度テーブルを記憶している記憶部を備え、前記制御部は、前記変更処理において、前記作業工程が切り替わる毎に、前記出力処理の優先度を切り替わり後の前記作業工程に対応する優先度に変更してもよい。
制御部の負荷は作業部の作業工程によって異なる。このため、制御部の負荷が高い作業工程ほど出力処理に低い優先度を対応付けておくことにより、制御部の負荷が高いときに第1種の情報の出力が作業に影響することを抑制できる。逆に、制御部の負荷が低いときは作業への影響を抑制しつつ第1種の情報を早期に出力できる。
前記制御部は複数の処理を時分割で実行するものであり、前記変更処理において、前記出力処理の1回当たりの実行時間及び休止時間の少なくとも一方を前記制御部の負荷に応じて変更することにより、前記出力処理が単位時間当たりに出力する情報量を変更してもよい。
上記のワーク作業装置によると、制御部の負荷が高いほど出力処理の1回当たりの実行時間を短くするあるいは休止時間を長くすることにより、出力処理が単位時間当たりに出力する情報量を少なくすることができる。逆に、制御部の負荷が低いほど出力処理の1回当たりの実行時間を長くするあるいは休止時間を短くすることにより、出力処理が単位時間当たりに出力する情報量を多くすることができる。
前記制御部は、前記変更処理において、前記出力処理の実行中に前記制御部の負荷が閾値以上になると前記出力処理を中断し、前記出力処理の中断中に前記制御部の負荷が前記閾値未満になると前記出力処理を再開することにより、前記出力処理が単位時間当たりに出力する情報量を変更してもよい。
上記のワーク作業装置によると、制御部の負荷が閾値以上になると出力処理を中断するので、出力処理が単位時間当たりに出力する情報量を少なくすることができる。一方、出力処理の中断中に制御部の負荷が閾値未満になると出力処理を再開するので、出力処理が単位時間当たりに出力する情報量を多くすることができる。
前記制御部は、前記第1種の情報が緊急性を有する情報である場合は、緊急性を有しない情報である場合に比べ、前記出力処理が単位時間当たりに出力する情報量を多くしてもよい。
上記のワーク作業装置によると、第1種の情報が緊急性を有する情報である場合は緊急性を有しない情報である場合に比べて早期に出力できる。
前記緊急性を有する情報は、当該ワーク作業装置のエラー情報であってもよい。
上記のワーク作業装置によると、エラー情報の場合は早期に出力するので、作業者がワーク作業装置のエラーに早期に対処できる。このためワーク作業装置の生産性の低下を抑制できる。
前記制御部は、前記変更処理において、前記演算処理部によって実行されるオペレーティングシステムから前記制御部の負荷を取得してもよい。
上記のワーク作業装置によると、オペレーティングシステムから制御部の負荷を取得するので、制御部の負荷を取得する処理が簡素になる。
本明細書で開示するワーク作業システムは、請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載のワーク作業装置と、サーバコンピュータと、を備え、前記制御部は、前記出力処理において、前記作業に関する第1種の情報を、前記第1の出力部を介して前記サーバコンピュータに出力する。
上記のワーク作業システムによると、第1種の情報を、作業への影響を抑制しつつ早期に出力できる。
本明細書で開示するワーク作業装置の制御方法は、ワークに対して所定の作業を行う作業部と、演算処理部及び第1の出力部を有する制御部とを備えるワーク作業装置の制御方法であって、前記制御部が前記作業部に前記作業を実行させる制御ステップと、前記制御部が、前記作業に関する第1種の情報を、前記第1の出力部を介して出力する出力ステップと、前記制御部が、前記出力ステップが単位時間当たりに出力する情報量を前記制御部の負荷に応じて変更する変更ステップと、を含む。
上記の制御方法によると、第1種の情報を、作業への影響を抑制しつつ早期に出力できる。
実施形態1に係る基板製造システムの模式図 表面実装機の模式図 表面実装機の電気的構成を示すブロック図 制御部によって実行されるタスクの模式図 動作制御タスクのフローチャート 画像送信タスクのフローチャート 作業部の作業工程と制御部の負荷との関係を示すグラフ 優先度変更タスクのフローチャート 優先度テーブルを示す図 実施形態3に係る優先度テーブルを示す図 動作制御タスクのフローチャート 実施形態5に係る動作制御タスクのフローチャート 実施形態7に係る基板製造システムの模式図 表面実装機の電気的構成を示すブロック図
<実施形態1>
実施形態1を図1ないし図9に基づいて説明する。なお、以降の説明では同一の構成部材には一部を除いて図面の符号を省略している場合がある。
(1)基板製造システム
図1を参照して、実施形態1に係る基板製造システム1(ワーク作業システムの一例)について説明する。基板製造システム1は、基板2(図2参照、ワークの一例、及び、作業に関わる対象物の一例)に部品E(図2参照、作業に関わる対象物の一例)を実装する複数の部品実装ライン10と、第1のサーバコンピュータ11(以下、単に第1のサーバ11という)とを備えている。
(1−1)部品実装ライン
部品実装ライン10はローダー20、スクリーン印刷機21、印刷検査機22、ディスペンサ23、複数台の表面実装機24(ワーク作業装置の一例)、実装後外観検査機25、リフロー装置26、硬化後外観検査装置27及びアンローダー28を備えており、これらが複数のコンベア29を介して直列に接続されている。また。これらの装置はLAN(Local Area Network)などの第1の通信ネットワーク12を介して第1のサーバ11と通信可能に接続されている。
ローダー20はラックに収納されている基板2をスクリーン印刷機21に供給する装置である。
スクリーン印刷機21は基板2の表面に半田ペーストをスクリーン印刷することによって回路を形成する装置である。
印刷検査機22はスクリーン印刷機21によってスクリーン印刷された回路を検査する装置である。
ディスペンサ23は基板2に接着剤を塗布する装置である。
表面実装機24は基板2に部品Eを実装する実装作業(所定の作業の一例)を行う装置である。表面実装機24の構成については後述する。
実装後外観検査機25は表面実装機24によって部品Eが実装された後の基板2の外観を検査する装置である。
リフロー装置26は半田ペーストを高温下で溶解させ、部品Eと基板2上の電極(いわゆるランド)とを電気的に接続する装置である。
硬化後外観検査装置27はリフロー装置26によって溶解された半田ペーストが硬化した後に基板2の外観を検査する装置である。
アンローダー28は硬化後外観検査装置27から送り出された基板2をラックに収納する装置である。
(1−2)表面実装機の構成
図2を参照して、表面実装機24の構成について説明する。以降の説明では図2に示す左右方向をX方向、前後方向をY方向という。また、以降の説明では図2に示す右側を上流側、左側を下流側という。
表面実装機24は基板2を搬送する基板搬送装置30、図示しないバックアップ装置、基板2に搭載する部品Eを供給する4つのテープ部品供給装置31、テープ部品供給装置31によって供給された部品Eを基板2に実装する部品実装装置32、制御部40(図3参照)及び操作部55(図3参照)を備えている。基板搬送装置30、バックアップ装置、テープ部品供給装置31及び部品実装装置32は作業部の一例である。
基板搬送装置30は基板2をX方向の上流側から作業位置Aに搬入し、作業位置Aで部品Eが実装された基板2を下流側に搬出するものである。基板搬送装置30はX方向に循環駆動する一対のコンベアベルト30A及び30B、それらのコンベアベルト30A及び30Bを駆動するコンベア駆動モータ52(図3参照)などを備えている。後側のコンベアベルト30Aは前後方向に移動可能であり、基板2の幅に応じて2つのコンベアベルト30Aと30Bとの間隔を調整可能である。
図示しないバックアップ装置は作業位置Aの下方に配置されている。バックアップ装置は基板2の品種に応じた位置にセットされている複数のバックアップピンを備えており、作業位置Aに基板2が搬送されるとバックアップピンを上昇させて基板2を下から支持する。
テープ部品供給装置31は部品実装装置32のY方向の両側においてX方向に並んで2箇所ずつ、計4箇所に配されている。これらのテープ部品供給装置31には複数のフィーダ33がX方向に横並び状に整列して取り付けられている。各フィーダ33は複数の部品Eが収容された部品テープが巻回されたリール、及び、リールから部品テープを引き出す電動式のテープ送出装置等を備えており、作業位置A側の端部に設けられた部品供給位置から部品Eを一つずつ供給する。
なお、ここでは部品供給装置としてテープ部品供給装置31を例に説明するが、部品供給装置は部品Eが載置されているトレイを供給する所謂トレイフィーダであってもよいし、半導体ウェハを供給するものであってもよい。
部品実装装置32はヘッドユニット34、ヘッド搬送部35、基板撮像カメラ36(撮像部の一例)、及び、2つの部品撮像カメラ37(撮像部の一例)を備えている。
ヘッドユニット34は一列に配列されている複数の実装ヘッド34A、実装ヘッド34Aを昇降させるZ軸サーボモータ50(図3参照)、実装ヘッド34Aを軸周りに回転させるR軸サーボモータ51(図3参照)などを有している。実装ヘッド34Aは部品Eを吸着及び解放するものであり、ノズルシャフトと、ノズルシャフトの下端部に着脱可能に取り付けられている吸着ノズルとを有している。吸着ノズルにはノズルシャフトを介して図示しない空気供給装置から負圧及び正圧が供給される。吸着ノズルは負圧が供給されることによって部品Eを吸着し、正圧が供給されることによってその部品Eを解放する。
なお、ここでは複数の実装ヘッド34Aが一列に配列されているインライン型のヘッドユニット34を例に説明するが、ヘッドユニット34は例えば複数の実装ヘッド34Aが円周上に配列された所謂ロータリーヘッドであってもよい。
ヘッド搬送部35はヘッドユニット34を所定の可動範囲内でX方向及びY方向に搬送するものである。ヘッド搬送部35はヘッドユニット34をX方向に往復移動可能に支持しているビーム35A、ビーム35AをY方向に往復移動可能に支持している一対のY軸ガイドレール35B、ヘッドユニット34をX方向に往復移動させるX軸サーボモータ48、ビーム35AをY方向に往復移動させるY軸サーボモータ49などを備えている。
基板撮像カメラ36はヘッドユニット34に設けられている。基板撮像カメラ36は基板2に付されている図示しないフィデューシャルマークを上から撮像して基板2の位置や傾きなどを認識するためのものであり、撮像面を下に向けた姿勢で配されている。
2つの部品撮像カメラ37はそれぞれX軸方向に並んだ2つのテープ部品供給装置31の間に設けられている。部品撮像カメラ37は実装ヘッド34Aに吸着されている部品Eを下から撮像して部品Eの形状、実装ヘッド34Aに対する部品Eの位置、実装ヘッド34Aの中心軸線周りの部品Eの回転角度などを認識するためのものであり、撮像面を上に向けた姿勢で配されている。
図3を参照して、表面実装機24の電気的構成について説明する。表面実装機24は制御部40及び操作部55を備えている。
制御部40は演算処理部41、モータ制御部42、記憶部43、画像処理部44、外部入出力部45、フィーダ通信部46、第1の通信部47(第1の出力部の一例)などを備えている。
演算処理部41はCPU、ROM、RAM41A(図4参照)などを備えている。ROMにはオペレーティングシステム(OS)60(図4参照)、制御プログラム、各種のデータなどが記憶されている。OS60は複数のタスクを時分割で実行するマルチタスクOSである。CPUはOS60及び制御プログラムを実行することによって表面実装機24の各部を制御する。
モータ制御部42は演算処理部41の制御の下でX軸サーボモータ48、Y軸サーボモータ49、Z軸サーボモータ50、R軸サーボモータ51、コンベア駆動モータ52などの各モータを回転させる。
記憶部43には表面実装機24の動作を定義した生産プログラムなどの各種のデータが記憶される。生産プログラムには生産が予定されている基板2の生産枚数や品種に関する情報、部品Eの実装座標や実装角度に関する情報、部品Eの実装順序に関する情報等が定義されている。
画像処理部44は基板撮像カメラ36や部品撮像カメラ37から出力される画像信号が取り込まれるように構成されており、出力された画像信号に基づいて画像データを生成する。
外部入出力部45はいわゆるインターフェースであり、表面実装機24に設けられている各種センサ53(部品吸着用負圧センサ、モータに流れる電流値を検出する電流センサなどを含む)から出力される検出信号が取り込まれるように構成されている。また、外部入出力部45は演算処理部41から出力される制御信号に基づいて各種アクチュエータ類54に対する動作制御を行うように構成されている。
フィーダ通信部46はフィーダ33に接続されており、フィーダ33を統括して制御する。
第1の通信部47は制御部40を第1の通信ネットワーク12に接続するためのものである。
操作部55は液晶ディスプレイなどの表示装置や、タッチパネル、キーボード、マウスなどの入力装置を備えている。作業者は操作部55を操作して各種の設定などを行うことができる。
(2)制御部によって実行されるタスク
図4に示すように、制御部40はセンサ監視タスク62、動作制御タスク63(制御処理の一例)、画像処理タスク64(専用の処理タスクの一例)、UI(ユーザインタフェース)制御タスク65、履歴保存タスク66、画像送信タスク67(出力処理の一例)、優先度変更タスク68(変更処理の一例)などを実行する。これらのタスクはRAM41Aを介して連携して動作する。
センサ監視タスク62は各種センサ53の状態を取得するタスクである。次に説明する動作制御タスク63はセンサ監視タスク62によって取得した各種センサ53の状態から表面実装機24の動作のタイミングや動作量などを決定する。
動作制御タスク63は作業部(基板搬送装置30、バックアップ装置、テープ部品供給装置31及び部品実装装置32)に実装作業を実行させるタスクである。動作制御タスク63の具体的な説明は後述する。
画像処理タスク64は基板撮像カメラ36や部品撮像カメラ37によって撮像された画像データを処理するタスクである。具体的には、画像処理タスク64は基板撮像カメラ36によって撮像された画像データを解析して基板2の位置や傾きを認識する。また、画像処理タスク64は部品撮像カメラ37によって撮像された画像データを解析して部品Eの形状、実装ヘッド34Aに対する部品Eの位置、実装ヘッド34Aの中心軸線周りの部品Eの回転角度などを認識する。
UI制御タスク65は、オペレータによる例えばタッチパネルなどの入出力装置である操作部55への操作を受け付けて反応を返したり、制御部40への動作指令を発行したりするタスクである。
履歴保存タスク66は表面実装機24の動作の履歴を記憶部43に書き込むタスクである。
画像送信タスク67は、部品撮像カメラ37によって撮像された画像データ(第1種の情報の一例)を、第1の通信部47を介して第1のサーバ11に送信するタスクである。第1のサーバ11に送信された画像データは実装品質の向上や実装状況の見える化などに用いられる。画像送信タスク67の具体的な説明は後述する。
なお、本実施形態では第1種の情報として部品撮像カメラ37によって撮像された画像データを例に説明するが、第1種の情報は基板撮像カメラ36によって撮像された画像データであってもよいし、部品撮像カメラ37によって撮像された画像データと基板撮像カメラ36によって撮像された画像データとの両方であってもよい。あるいは、これらの撮像カメラ以外の撮像カメラを有している場合は、第1種の情報はその撮像カメラによって撮像された画像データであってもよい。
優先度変更タスク68は、画像データの送信が実装作業に影響することを抑制しつつ早期に画像データを第1のサーバ11に送信するために、画像送信タスク67が単位時間当たりに送信する情報量を制御部40の負荷に応じて変更するタスクである。実施形態1に係る優先度変更タスク68は画像送信タスク67の優先度を変更することによって画像送信タスク67が単位時間当たりに送信する情報量を変更する。優先度変更タスク68の具体的な説明は後述する。
なお、画像送信タスク67が単位時間当たりに送信する情報量を変更する方法は、画像送信タスク67の優先度を変更する方法に限られない。例えば、画像送信タスク67が情報を送信する送信速度を変更することによって変更してもよい。或いは、画像送信タスク67の単位時間当たりの実行時間を変更することによって変更してもよい。
(2−1)動作制御タスク
図5を参照して、動作制御タスク63の処理について具体的に説明する。動作制御タスク63が作業部に実行させる実装作業には基板2の搬送、基板2への部品Eの実装、段取り替えなどの複数の作業が含まれるが、ここでは基板2の搬送及び基板2への部品Eの実装について説明する。
S101では、動作制御タスク63は基板搬送装置30を制御して作業位置Aに基板2を搬入する。
S102では、動作制御タスク63は基板撮像カメラ36によって基板2上のフィデューシャルマークを撮像する。
S103では、動作制御タスク63はヘッド搬送部35を制御してヘッドユニット34を部品供給位置に移動させ、実装ヘッド34Aを下降させて部品Eを吸着する。
S104では、動作制御タスク63は実装ヘッド34Aに吸着されている部品Eを部品撮像カメラ37によって撮像する。
S105では、動作制御タスク63はS104で部品Eを撮像して生成した画像データを記憶部43に記憶する。
S106では、動作制御タスク63はヘッドユニット34及びヘッド搬送部35を制御して基板2に部品Eを実装する。動作制御タスク63は、基板2に部品Eを実装するとき、画像処理タスク64の認識結果に基づいて部品形状の良否判定、部品Eの実装座標や実装角度の補正などを行う。
S107では、動作制御タスク63は全ての部品Eを実装したか否かを判断し、全ての部品Eを実装した場合はS108に進み、未だ実装していない部品Eがある場合はS103に戻って処理を繰り返す。
S108では、動作制御タスク63は基板搬送装置30を制御して基板2を搬出する。
(2−2)画像送信タスク
図6を参照して、画像送信タスク67の処理について具体的に説明する。画像送信タスク67は基板2の生産が行われている間、常に実行されている。
S201では、画像送信タスク67は記憶部43に未だ第1のサーバ11に送信していない画像データが記憶されているか否かを判断し、記憶されている場合はS202に進み、記憶されていない場合は一定時間が経過した後に再度S201を実行する。
S202では、画像送信タスク67は記憶部43に記憶されている画像データを読み出す。
S203では、画像送信タスク67は第1の通信部47を介して第1のサーバ11に画像データを送信する。制御部40は画像データを送信した後、S201に戻って処理を繰り返す。
(2−3)優先度変更タスク
先ず、図7を参照して、作業部の作業工程と制御部40の負荷との関係について説明する。図7に示すように、基板2への部品Eの実装中は制御部40の負荷が高くなる。これに対し、基板2の搬送中は制御部40の負荷が低くなる。段取り替え中は基板2の搬送中より更に制御部40の負荷が低くなる。
制御部40の負荷が高いときに画像データを送信すると制御部40の負荷が更に増大し、実装作業に影響する虞がある。このため、優先度変更タスク68は、画像データの送信が実装作業に影響することを抑制するために、制御部40の負荷が高いほど画像送信タスク67の優先度を低くする(すなわち、画像送信タスク67が単位時間当たりに送信する情報量を少なくする)。
なお、画像送信タスク67が情報を送信する送信速度を遅くすることによって単位時間当たりに送信する情報量を少なくしてもよい。或いは、画像送信タスク67の単位時間当たりの実行時間を短くすることによって単位時間当たりに送信する情報量を少なくしてもよい。
これに対し、制御部40の負荷が低いときは画像データを送信しても実装作業への影響は小さい。このため、優先度変更タスク68は、制御部40の負荷が低いときは早期に画像データを送信するために、制御部40の負荷が低いほど画像送信タスク67の優先度を高くする(すなわち、画像送信タスク67が単位時間当たりに送信する情報量を多くする)。
なお、画像送信タスク67が情報を送信する送信速度を速くすることによって単位時間当たりに送信する情報量を多くしてもよい。或いは、画像送信タスク67の単位時間当たりの実行時間を長くすることによって単位時間当たりに送信する情報量を多くしてもよい。
図8を参照して、優先度変更タスク68の処理について説明する。優先度変更タスク68は基板2の生産が行われている間、常に実行されている。
S301では、優先度変更タスク68はOS60から制御部40の負荷を取得する。具体的には、実施形態1に係る優先度変更タスク68は制御部40の負荷として以下の負荷を取得する。
・CPU負荷(Processor Load)[%]
S302では、優先度変更タスク68は取得したCPU負荷に基づいて画像送信タスク67の優先度を決定する。
具体的には、記憶部43には図9に示す優先度テーブル69が記憶されている。優先度テーブル69ではCPU負荷が複数の範囲に分割されており、分割された範囲毎に画像送信タスク67の優先度が対応付けられている。優先度テーブル69にはCPU負荷が高い範囲ほど低い優先度が対応付けられている(言い換えると、CPU負荷が低い範囲ほど高い優先度が対応付けられている)。優先度変更タスク68はCPU負荷に対応する優先度を優先度テーブル69から特定することによって画像送信タスク67の優先度を決定する。
S303では、優先度変更タスク68は画像送信タスク67の優先度をS302で決定した優先度に変更するようOS60に命令する。
なお、単位時間当たりに送信する情報量を変更する方法は、OS60を介して画像送信タスク67の優先度を変更する方法に限られない。例えば、「1単位のデータを送信したらxミリ秒休止する」ことを、優先度変更タスク68がOS60を介さずにRAM41Aを介して画像送信タスク67に直接指示することによって単位時間当たりに送信する情報量を変更してもよい。
(4)実施形態の効果
実施形態1に係る表面実装機24によると、制御部40の負荷が高いほど画像送信タスク67が単位時間当たりに送信する情報量を少なくする。画像送信タスク67が単位時間当たりに送信する情報量を少なくすると制御部40の負荷の増大を抑制できるので、画像データの送信が実装作業に影響することを抑制できる。また、表面実装機24によると、制御部40の負荷が低いほど画像送信タスク67が単位時間当たりに送信する情報量を多くするので、単位時間当たりに送信する情報量が少ないままである場合に比べ、画像データを、実装作業への影響を抑制しつつ早期に送信できる。
表面実装機24によると、第1種の情報は、作業に関わる対象物を撮像して生成された画像データである。画像データはデータ量が多いため、画像データの送信には表面実装機24内のハードウェアリソース(CPU、RAM41A、第1の通信部47など)を多く使用する。このため、制御部40の負荷が高いときに画像データを送信すると表面実装機24の動作が遅くなり、実装作業に影響する虞がある。表面実装機24によると、制御部40の負荷が高いほど画像送信タスク67が単位時間当たりに送信する情報量を少なくし、制御部40の負荷が低いほど画像送信タスク67が単位時間当たりに送信する情報量を多くするので、実装作業への影響を抑制しつつ早期に画像データを送信できる。
表面実装機24によると、画像データを認識する画像処理タスク64を画像送信タスク67とは別の専用の処理タスクとして実行するので、画像送信タスク67が画像データの認識に影響することを抑制できる。
なお、専用の処理タスクは画像データの認識に加えて他のデータを処理するものであってもよい。
表面実装機24によると、画像送信タスク67の優先度を変更することにより、画像送信タスク67が単位時間当たりに送信する情報量を変更できる。
表面実装機24によると、OS60から制御部40の負荷を取得するので、制御部40の負荷を取得する処理が簡素になる。
<実施形態2>
実施形態2に係る動作制御タスク63は、作業部(基板搬送装置30、バックアップ装置、テープ部品供給装置31及び部品実装装置32)に実装作業を実行させる処理に加え、作業に関する第2種の情報を、第1の通信部47を介して第1のサーバ11との間で送受信する処理も実行する。
第2種の情報は、具体的には例えば作業履歴、段取り情報、生産プログラムなどである。作業履歴は操作部55の操作、運転開始時刻、運転終了時刻などの装置に発生したイベントのログである。段取り情報は段取り替えに関する情報である。第2種の情報は送受信に遅れが生じると実装作業に影響する虞がある情報である。
実施形態2に係る優先度変更タスク68は、制御部40の負荷としてOS60から以下の負荷を取得する。
・CPU負荷(Processor Load)[%]
・第1の通信部47の送信負荷(Network Send)[キロバイト/秒]
実施形態2では、実施形態1で説明した優先度テーブル69の他に、第1の通信部47の送信負荷の範囲に画像送信タスク67の優先度が対応付けられている図示しない優先度テーブルが記憶部43に記憶されている。当該優先度テーブルには第1の通信部47の送信負荷が高い範囲ほど低い優先度が対応付けられている。
優先度変更タスク68は、CPU負荷及び第1の通信部47の送信負荷のそれぞれについて優先度テーブルを参照して画像送信タスク67の優先度を決定する。そして、優先度変更タスク68はCPU負荷から決定した優先度と第1の通信部47の送信負荷から決定した優先度とのうちいずれか低い方の優先度を画像送信タスク67の優先度として決定する。
実施形態2に係る表面実装機24によると、制御部40の負荷(CPU負荷及び第1の通信部47の送信負荷)が高いほど画像送信タスク67の優先度を低くするので、画像データの送信が第2種の情報の送信に影響することを抑制できる。逆に、制御部40の負荷が低いほど画像送信タスク67の優先度を高くするので、第2種の情報の送信への影響を抑制しつつ画像データを早期に送信できる。
<実施形態3>
実施形態3では作業部(基板搬送装置30、バックアップ装置、テープ部品供給装置31及び部品実装装置32)の作業工程毎に画像送信タスク67の優先度が対応付けられている優先度テーブル70(図10参照)が記憶部43に記憶されている。実施形態3に係る優先度変更タスク68は、作業工程が切り替わる毎に、画像送信タスク67の優先度を切り替わり後の作業工程に対応する優先度に変更する。
図10を参照して、優先度テーブル70について説明する。図10に示すように、作業部の作業工程には基板搬入待ち、基板搬入・固定、部品吸着動作、部品認識動作、部品搭載動作、基板固定解除・搬出、段取り替え、自動ノズル清掃、自動ノズルチェンジなどの複数の工程がある。制御部40の負荷は作業部の作業工程によって異なっており、制御部40の負荷が高い作業工程ほど画像送信タスク67に低い優先度が対応付けられている。
具体的には、制御部40の負荷が「高」である作業工程(部品吸着動作、部品認識動作及び部品搭載動作)には画像送信タスク67の優先度として「低」が対応付けられている。同様に、制御部40の負荷が「中」である作業工程(自動ノズル清掃及び自動ノズルチェンジ)には「中」、制御部40の負荷が「低」である作業工程(基板搬入・固定及び基板固定解除・搬出)には「高」、制御部40の負荷が「最低」である作業工程(基板搬入待ち及び段取り替え)には「最高」が対応付けられている。
図11を参照して、実施形態3に係る動作制御タスク63について説明する。実施形態3では画像送信タスク67の優先度を変更する処理が動作制御タスク63に組み込まれており、動作制御タスク63によって画像送信タスク67の優先度が変更される。すなわち、実施形態3では動作制御タスク63が制御処理と変更処理とを兼ねている。
S401では、動作制御タスク63は基板搬入待ちを実行する。動作制御タスク63は基板搬入待ちを開始すると優先度テーブル70を参照して画像送信タスク67の優先度を決定し(S401_1)、画像送信タスク67の優先度をS401_1で決定した優先度に変更するようOS60に命令する(S401_2)。
S402では、動作制御タスク63は基板搬入・固定を実行する。動作制御タスク63は基板搬入・固定を開始すると優先度テーブル70を参照して画像送信タスク67の優先度を決定し(S402_1)、画像送信タスク67の優先度をS402_1で決定した優先度に変更するようOS60に命令する(S402_2)。
以降の工程についても同様であるので以降の工程についての説明は省略する。
実施形態3に係る表面実装機24によると、制御部40の負荷が高い作業工程ほど画像送信タスク67に低い優先度が対応付けられているので、制御部40の負荷が高いときに画像データの送信が実装作業に影響することを抑制できる。逆に、制御部40の負荷が低いときは実装作業への影響を抑制しつつ画像データを早期に出力できる。
<実施形態4>
実施形態4に係る優先度変更タスク68は、画像送信タスク67の1回当たりの実行時間及び休止時間の少なくとも一方を制御部40の負荷に応じて変更することにより、画像送信タスク67が単位時間当たりに送信する情報量を変更する。
マルチタスクOSであるOS60では各タスクがそれぞれ複数回に分けて実行される。例えば、制御部40の負荷が高いときの画像送信タスク67の1回当たりの実行時間が5ms[ミリ秒]であるとする。また、画像送信タスク67を1回実行した後、次に画像処理タスク64を実行するまでの休止時間は一定であるとする。この場合、実施形態4に係る優先度変更タスク68は、制御部40の負荷が小さいときは画像送信タスク67の1回当たりの実行時間を例えば10msに変更する。このようにすると、1回当たりの実行時間が5msである場合に比べて画像送信タスク67が単位時間当たりに送信する情報量が多くなるので、画像データを早期に送信できる。
あるいは、画像送信タスク67の1回当たりの実行時間を変更するのではなく、休止時間を変更してもよい。例えば、制御部40の負荷が高いときの画像送信タスク67の1回当たりの休止時間が10ms[ミリ秒]であるとする。この場合、優先度変更タスク68は、制御部40の負荷が小さいときは1回当たりの休止時間を5msに変更する。このようにすると、1回当たりの休止時間が10msである場合に比べて画像送信タスク67が単位時間当たりに送信する情報量が多くなるので、画像データを早期に送信できる。
実施形態4に係る表面実装機24によると、制御部40の負荷が高いほど画像送信タスク67の1回当たりの実行時間を短くするあるいは休止時間を長くするので、画像送信タスク67が単位時間当たりに送信する情報量を少なくすることができる。逆に、制御部40の負荷が低いほど画像送信タスク67の1回当たりの実行時間を長くするあるいは休止時間を短くするので、画像送信タスク67が単位時間当たりに送信する情報量を多くすることができる。
<実施形態5>
実施形態5に係る優先度変更タスク68は、画像送信タスク67の実行中に制御部40の負荷(例えばCPU負荷)が閾値以上になると画像送信タスク67を中断し、画像送信タスク67の中断中に制御部40の負荷が閾値未満になると画像送信タスク67を再開することにより、画像送信タスク67が単位時間当たりに送信する情報量を変更する。
図12を参照して、実施形態5に係る優先度変更タスク68の処理について説明する。
S501では、優先度変更タスク68はOS60から制御部40の負荷(CPU負荷)を取得する。
S502では、優先度変更タスク68はCPU負荷が閾値以上であるか否かを判断し、閾値以上である場合はS503に進み、閾値未満である場合はS505に進む。なお、閾値は適宜に決定できる。
S503では、優先度変更タスク68は画像送信タスク67が実行中であるか否かを判断し、実行中である場合はS504に進み、実行中でない場合はS501に戻る。
S504では、優先度変更タスク68はOS60に画像送信タスク67の中断を命令する。
S505では、優先度変更タスク68は画像送信タスク67が中断中であるか否かを判断し、中断中である場合はS506に進み、中断中でない場合はS507に進む。
S506では、優先度変更タスク68は中断中の画像送信タスク67を再開するようOS60に命令する。
S507では、優先度変更タスク68は画像送信タスク67の優先度を決定する。
S508では、優先度変更タスク68は画像送信タスク67の優先度をS507で決定した優先度に変更するようOS60に命令する。
実施形態5に係る表面実装機24によると、制御部40の負荷が閾値以上になると画像送信タスク67を中断するので、画像送信タスク67が単位時間当たりに送信する情報量を少なくすることができる。一方、画像送信タスク67の中断中に制御部40の負荷が閾値未満になると画像送信タスク67を再開するので、画像送信タスク67が単位時間当たりに送信する情報量を多くすることができる。
<実施形態6>
実施形態6に係る制御部40は、実施形態1〜5の画像送信タスク67に替えて出力タスク(出力処理の一例)を実行する。出力タスクは第1種の情報として画像データ(緊急性を有しない情報)の他に表面実装機24のエラー情報(緊急性を有する情報の一例)も送信する。
実施形態6に係る優先度変更タスク68は、実施形態1〜5で説明した画像送信タスク67と同様に、出力タスクが単位時間当たりに送信する情報量を制御部40の負荷に応じて変更する。ただし、優先度変更タスク68は、出力タスクが送信する情報がエラー情報である場合は、画像データである場合に比べて出力タスクの優先度を高くする。
例えば、画像データを送信するとき、制御部40の負荷が高いことによって出力タスクの優先度が「低」になるとする。この場合、優先度変更タスク68は、エラー情報を送信するときは、制御部40の負荷が同じであっても出力タスクの優先度を「低」より高い優先度(例えば「最高」)に変更する。
実施形態6に係る表面実装機24によると、第1種の情報が緊急性を有する情報である場合は緊急性を有しない情報である場合に比べて早期に出力できる。
表面実装機24によると、緊急性を有する情報は表面実装機24のエラー情報であるので、作業者が表面実装機24のエラーに早期に対処できる。このため表面実装機24の生産性の低下を抑制できる。
<実施形態7>
図13に示すように、実施形態7では部品実装ライン10を構成する各装置がそれぞれ第1の通信ネットワーク12を介して第1のサーバ11に接続されていることに加えて、各装置がそれぞれ第2の通信ネットワーク71を介して第2のサーバコンピュータ73(以下、単に第2のサーバ73という)に接続されている。第1のサーバ11と第2のサーバ73とは第3の通信ネットワーク74によって接続されている。
図14に示すように、実施形態7に係る制御部40は第1の通信部47とは別に第2の通信部75(第2の出力部の一例)を備えている。第2の通信部75は第2の通信ネットワーク71を介して第2のサーバ73に接続されている。
実施形態7に係る動作制御タスク63は、作業部(基板搬送装置30、バックアップ装置、テープ部品供給装置31及び部品実装装置32)に実装作業を実行させる処理に加え、作業に関する第2種の情報(作業履歴、段取り情報、生産プログラムなど)を、第2の通信部75を介して第2のサーバ73との間で送受信する処理も実行する。
実施形態7に係る表面実装機24によると、画像データ(第1種の情報)については第2の通信部75とは別の第1の通信部47を介して送信するので、第2種の情報の送受信への影響を抑制しつつ早期に画像データを送信できる。
ただし、画像データの送信が第2種の情報の送受信に影響することは抑制できるが、CPU負荷が高いときに画像データを送信すると実装作業に影響する虞がある。このため、実施形態7においても、優先度変更タスク68は制御部40の負荷(ただし第1の通信部47の送信負荷を除く)に応じて画像送信タスク67の優先度を変更する。
<他の実施形態>
本明細書によって開示される技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書によって開示される技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では第1種の情報として画像データを説明したが、第1種の情報は画像データに限られない。例えば第1種の情報は表面実装機24の稼動ログであってもよい。稼動ログは表面実装機24が有する各種センサ53のある期間での検出値の記録である。検出値は具体的には例えば部品吸着用負圧センサの検出値、X軸サーボモータやY軸サーボモータ等のモータに流れる電流値を検出する電流センサの検出値などである。第1種の情報が稼働ログである場合、表面実装機24によると、実装作業への影響を抑制しつつ早期に稼働ログを出力できる。
(2)上記実施形態では第1の出力部として第1の通信部47を例に説明したが、第1の出力部は第1の通信部47に限られない。例えば第1の出力部はRAM41Aであってもよい。すなわち、出力処理は第1種の情報をRAM41Aに記憶する処理であってもよい。そして、制御部40は制御部40の負荷として以下の負荷を取得してもよい。
・CPU負荷(Processor Load)[%]
・RAM41Aの空き容量(Memory Available)[メガバイト]
あるいは、第1の出力部は記憶部43であってもよい。すなわち、出力処理は第1種の情報を記憶部43に書き込む処理であってもよい。そして、動作制御タスク63は、作業に関する第2種の情報を記憶部43に書き込む処理を含んでもよい。そして、制御部40は制御部40の負荷として以下の負荷を取得してもよい。
・CPU負荷(Processor Load)[%]
・記憶部43への書き込み負荷(Physical Disk Write)[メガバイト/秒]
あるいは、制御部40は制御部40の負荷として以下の負荷を取得し、取得した全ての負荷に基づいて出力処理の優先度を決定してもよい。
・CPU負荷(Processor Load)[%]
・RAM41Aの空き容量(Memory Available)[メガバイト]
・第1の通信部47の送信負荷(Network Send)[キロバイト/秒]
・記憶部43への書き込み負荷(Physical Disk Write)[メガバイト/秒]
(3)上記実施形態では制御部40の負荷がCPU負荷を含む場合を例に説明したが、制御部40の負荷はCPU負荷を含まなくてもよい。例えば、制御部40の負荷はRAM41Aの空き容量、第1の通信部47の送信負荷及び記憶部43への書き込み負荷のうちのいずれか1つ以上であってもよい。
(4)上記実施形態2では動作制御タスク63が第2種の情報を第1のサーバ11に送信する場合を例に説明した。これに対し、第2種の情報の送信は動作制御タスク63とは別のタスクによって実行されてもよい。すなわち、制御処理は複数のタスクによって実現されてもよい。
(5)上記実施形態ではワークとして基板2を例に説明したが、ワークは基板2に限定されない。例えばワーク作業装置は自動車のヘッドライトなどの3次元形状を有する対象物に部品Eを3次元実装する表面実装機24であってもよい。その場合、3次元形状を有する対象物がワークの一例である。
(6)上記実施形態ではワーク作業装置として表面実装機24を例に説明したが、ワーク作業装置はこれに限られない。例えば、ワーク作業装置はスクリーン印刷機21であってもよいし、ディスペンサ23であってもよい。
1…基板製造システム(ワーク作業システムの一例)、2…基板(ワークの一例、及び、作業に関わる対象物の一例)、11…第1のサーバコンピュータ(サーバコンピュータの一例)、24…表面実装機(ワーク作業装置の一例)、30…基板搬送装置(作業部の一例)、31…テープ部品供給装置(作業部の一例)、32…部品実装装置(作業部の一例)、36…基板撮像カメラ(撮像部の一例)、37…部品撮像カメラ(撮像部の一例)、40…制御部、41…演算処理部、41A…RAM(第1の出力部の一例)、43…記憶部(第1の出力部の一例)、47…第1の通信部(第1の出力部の一例)、60…オペレーティングシステム(OS)、63…動作制御タスク(制御処理の一例)、64…画像処理タスク(専用の処理タスクの一例)、67…画像送信タスク(出力処理の一例)、68…優先度変更タスク(変更処理の一例)、70…優先度テーブル、75…第2の通信部(第2の出力部の一例)、E…部品(作業に関わる対象物の一例)

Claims (15)

  1. ワークに対して所定の作業を行うワーク作業装置であって、
    前記作業を行う作業部と、
    演算処理部及び第1の出力部を有する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記作業部に前記作業を実行させる制御処理と、
    前記作業に関する第1種の情報を、前記第1の出力部を介して出力する出力処理と、
    前記出力処理が単位時間当たりに出力する情報量を前記制御部の負荷に応じて変更する変更処理と、
    を実行する、ワーク作業装置。
  2. 請求項1に記載のワーク作業装置であって、
    前記作業に関わる対象物を撮像して画像データを生成する撮像部を有し、
    前記第1種の情報は前記画像データである、ワーク作業装置。
  3. 請求項2に記載のワーク作業装置であって、
    前記制御部は、少なくとも前記画像データを含むデータを処理する専用の処理タスクを実行する、ワーク作業装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のワーク作業装置であって、
    前記第1種の情報は当該ワーク作業装置の稼働ログである、ワーク作業装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のワーク作業装置であって、
    前記制御処理は、前記作業に関する第2種の情報を、前記第1の出力部を介して出力する処理を含む、ワーク作業装置。
  6. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載のワーク作業装置であって、
    前記制御部は第2の出力部を備え、
    前記制御処理は、前記作業に関する第2種の情報を、前記第2の出力部を介して出力する処理を含む、ワーク作業装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のワーク作業装置であって、
    前記制御部は、前記変更処理において、前記出力処理の優先度を変更することにより、前記出力処理が単位時間当たりに出力する情報量を変更する、ワーク作業装置。
  8. 請求項7に記載のワーク作業装置であって、
    前記作業部の作業工程毎に前記出力処理の優先度が対応付けられている優先度テーブルを記憶している記憶部を備え、
    前記制御部は、前記変更処理において、前記作業工程が切り替わる毎に、前記出力処理の優先度を切り替わり後の前記作業工程に対応する優先度に変更する、ワーク作業装置。
  9. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のワーク作業装置であって、
    前記制御部は複数の処理を時分割で実行するものであり、前記変更処理において、前記出力処理の1回当たりの実行時間及び休止時間の少なくとも一方を前記制御部の負荷に応じて変更することにより、前記出力処理が単位時間当たりに出力する情報量を変更する、ワーク作業装置。
  10. 請求項1乃至請求項6のいずれか一項に記載のワーク作業装置であって、
    前記制御部は、前記変更処理において、前記出力処理の実行中に前記制御部の負荷が閾値以上になると前記出力処理を中断し、前記出力処理の中断中に前記制御部の負荷が前記閾値未満になると前記出力処理を再開することにより、前記出力処理が単位時間当たりに出力する情報量を変更する、ワーク作業装置。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか一項に記載のワーク作業装置であって、
    前記制御部は、前記第1種の情報が緊急性を有する情報である場合は、緊急性を有しない情報である場合に比べ、前記出力処理が単位時間当たりに出力する情報量を多くする、ワーク作業装置。
  12. 請求項11に記載のワーク作業装置であって、
    前記緊急性を有する情報は、当該ワーク作業装置のエラー情報である、ワーク作業装置。
  13. 請求項1乃至請求項12のいずれか一項に記載のワーク作業装置であって、
    前記制御部は、前記変更処理において、前記演算処理部によって実行されるオペレーティングシステムから前記制御部の負荷を取得する、ワーク作業装置。
  14. 請求項1乃至請求項13のいずれか一項に記載のワーク作業装置と、
    サーバコンピュータと、
    を備え、
    前記制御部は、前記出力処理において、前記作業に関する第1種の情報を、前記第1の出力部を介して前記サーバコンピュータに出力する、ワーク作業システム。
  15. ワークに対して所定の作業を行う作業部と、演算処理部及び第1の出力部を有する制御部とを備えるワーク作業装置の制御方法であって、
    前記制御部が前記作業部に前記作業を実行させる制御ステップと、
    前記制御部が、前記作業に関する第1種の情報を、前記第1の出力部を介して出力する出力ステップと、
    前記制御部が、前記出力ステップが単位時間当たりに出力する情報量を前記制御部の負荷に応じて変更する変更ステップと、
    を含む、制御方法。
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