JP2020076476A - サイクロイド減速機 - Google Patents
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【課題】キャリアを回転可能に支持しつつ低コスト化することができるサイクロイド減速機を提供する。【解決手段】第1キャリア41の小径部414Aおよび第2キャリア42の小径部424Aが、回転可能な複数の回転部材31と同時に当接し、第1キャリア41および第2キャリア42が案内されることにより、複数の回転部材31が軸受として機能する。即ち、回転部材31は、内歯としての機能と、軸受としての機能と、の両方を有する。これにより、キャリア4の外側において専用の軸受を省略して低コスト化することができるとともに、キャリア4を回転可能に支持することができる。【選択図】図5
Description
本発明は、サイクロイド減速機に関するものである。
一般に、曲線板と内歯車部材とキャリアとを備えたサイクロイド減速機が知られている。サイクロイド減速機においては、曲線板の中央部に設けられたベアリングの内側に偏心軸が配置され、偏心軸に入力軸が接続されることにより、入力軸の回転に伴って曲線板が公転する。公転する曲線板の外周面の歯形部が、内歯車部材の内歯と係合することにより、曲線板が自転する。さらに、曲線板にはピン孔が形成されており、ピン孔に対して小径であり且つキャリアに接続されたキャリアピンが、ピン孔内に挿通されることにより、曲線板の自転に伴ってキャリアが回転するようになっている。キャリアは出力軸に接続されており、減速された回転を取り出すことができる。
従来、このようなサイクロイド減速機として、内歯車部材がピン状の部材(外ピン)によって形成されたものが提案されている(例えば特許文献1参照)。特許文献1に記載された減速機では、外ピンを支持するハウジングの外周面と、ケーシングの内周面と、の間に隙間を形成するとともに、これらの内周面および外周面に形成した半円溝に円柱ピンが挿入されるようになっている。これにより、ハウジングをケーシングに対して調心している。
特許文献1に記載された減速機では、出力軸とハウジングとの間に転がり軸受が設けられるとともに、出力軸と入力軸との間に転がり軸受が設けられていることにより、出力軸が回転可能に支持されている。しかしながら、出力軸の外側に転がり軸受が設けられているため、大型の転がり軸受を用いることにより高コスト化してしまうという不都合があった。一方、単に外側の転がり軸受を省略すると、出力軸(又は出力軸に接続されたキャリア)を回転可能に支持することが困難になってしまう。
本発明の目的は、キャリアを回転可能に支持しつつ、低コスト化することができるサイクロイド減速機を提供することにある。
本願発明のサイクロイド減速機は、入力軸が接続された偏心軸に対して回転可能であるとともに外周面に歯形部が形成された曲線板と、前記歯形部と係合する内歯車部材と、出力軸に接続されるとともに前記曲線板の自転に伴い回転するキャリアと、を備えたサイクロイド減速機であって、前記内歯車部材は、前記出力軸の軸方向と平行な回転軸を中心に回転可能な複数の回転部材を有し、当該回転部材によって前記歯形部と係合するように構成され、前記キャリアは、前記複数の回転部材と当接する円筒状の当接面を有することにより、当該複数の回転部材によって案内されて回転することを特徴とする。
このような本願発明のサイクロイド減速機によれば、キャリアの円筒状の当接面が、回転可能な複数の回転部材と同時に当接し、キャリアが案内されることにより、複数の回転部材が軸受として機能する。即ち、回転部材は、内歯としての機能と、軸受としての機能と、の両方を有する。これにより、キャリアの外側において専用の軸受を省略して低コスト化することができるとともに、キャリアを回転可能に支持することができる。
以下、本発明の各実施形態を図面に基づいて説明する。本実施形態のサイクロイド減速機1は、図1〜3に示すように、曲線板2と、内歯車部材3と、キャリア4と、ハウジング5と、を備える。本実施形態では、サイクロイド減速機1の入出力の回転の軸方向をX方向とし、X方向との直交平面内において互いに直交する2方向をY方向およびZ方向とする。
曲線板2は、例えば高炭素クロム軸受鋼等の金属部材によってYZ平面に沿った板状に形成され、図4に示すように、外周面に形成された歯形部21と、中央部に形成された開口部22と、開口部22の周囲に形成された複数のピン孔23と、隣り合うピン孔23同士の間に形成された連結孔24と、を有する。
開口部22には2つのベアリング61が設けられ、ベアリング61の内側には偏心軸7が設けられる。偏心軸7には、曲線板2の中心軸O1から偏心した位置に入力軸が接続される。偏心軸7と曲線板2との間にベアリング61が設けられていることで、曲線板2に対して偏心軸7が回転可能となっている。偏心軸7に対する入力軸の接続位置は、内歯車部材3の中心に位置する。尚、開口部22には、減速機の大きさや負荷等に応じて1つまたは3つ以上のベアリングを設けてもよい。
内歯車部材3は、複数の回転部材31と、回転部材31を保持する保持部材32と、を有する。回転部材31は、いわゆる外ピンによって構成されている。回転部材31の数は、曲線板2の歯形部21の凸部の数よりも多い。歯形部21の凸部が回転部材31の間に入り込むことにより、内歯車部材3は複数の回転部材31によって歯形部21と係合する。即ち、回転部材31は内歯として機能する。回転部材31は、例えば高炭素クロム軸受鋼等の金属部材によって構成され、円筒状の外周面311を有する。尚、回転部材31は、全体が円柱状(中実状)であってもよいし、円筒状(中空状)であってもよい。
保持部材32は、例えば高炭素クロム軸受鋼等の金属部材によって円環状に構成され、ハウジング5の後述する第1ハウジング部51と第2ハウジング部52とによってX方向から挟み込まれることにより、サイクロイド減速機1の外郭の一部を構成する。保持部材32の内周面には、回転部材31と同数のピン保持部321が形成されている。
ピン保持部321は、保持部材32の内周面側において開口した筒状に形成されており、X方向から見て円弧状となっている。ピン保持部321の内径は回転部材31の外径よりも若干大きい。回転部材31がピン保持部321内に配置されることにより、回転部材31がピン保持部321内でX方向に沿った回転軸を中心に回転可能に保持される。
キャリア4は、X方向における両側から曲線板2を挟み込む第1キャリア41および第2キャリア42と、第1キャリア41と第2キャリア42とを連結する複数の連結部材43と、を有し、第2キャリア42が出力軸に接続される。また、後述するように第1キャリア41および第2キャリア42に保持されるキャリアピン44が、開口部2の複数のピン孔23のそれぞれに挿通される。
第1キャリア41は、例えば鋼材によって円環状に構成され、中央の開口部にベアリング62が設けられている。ベアリング62の内側には、偏心軸7が設けられている。第1キャリア41には、中央の開口部の周囲に、後述するピンホルダ45が圧入される複数のホルダ孔411が形成されるとともに、隣り合うホルダ孔411同士の間に連結孔412が形成されている。
第2キャリア42は、例えば鋼材によって円環状に構成され、中央の開口部にベアリング63が設けられている。ベアリング63の内側には、偏心軸7が設けられている。第2キャリア42には、中央の開口部の周囲に、後述するピンホルダ45が圧入される複数のホルダ孔421が形成されるとともに、隣り合うホルダ孔421同士の間に連結孔422が形成されている。
ベアリング62は、回転部材31の一端に対し、YZ平面上において内側に配置され、ベアリング63は、回転部材31の他端に対し、YZ平面上において内側に配置されている。
図5、6に拡大して示すように、第1キャリア41の外周面には、小径部414Aと大径部414Bとこれらの間の段差部414Cとが形成されている。小径部414Aは、円筒状に形成されて複数の回転部材31に当接することにより、当接面として機能する。即ち、X方向から見て、複数の回転部材31の最内部を仮想的に結ぶ円と、小径部414Aと、が略一致する。これにより、回転部材31によって第1キャリア41が案内されるようになっている。
大径部414Bは、小径部414Aよりも大径な円筒状に形成されている。段差部414Cは、YZ平面に沿うとともに曲線板2側を向いた面であり、X方向において回転部材31の一端に当接可能となっている。即ち、段差部414Cによって回転部材31がX方向の一方側(図中右側)に移動することが規制されるようになっている。
第2キャリア42の外周面には、小径部424Aと大径部424Bとこれらの間の段差部424Cとが形成されている。小径部424Aは、円筒状に形成されて複数の回転部材31の全てと同時に当接することにより、当接面として機能する。即ち、X方向から見て、複数の回転部材31の最内部を仮想的に結ぶ円と、小径部424Aと、が略一致する。これにより、回転部材31によって第2キャリア42が案内されるようになっている。
大径部424Bは、小径部424Aよりも大径な円筒状に形成されている。段差部424Cは、YZ平面に沿うとともに曲線板2側を向いた面であり、X方向において回転部材31の他端に当接可能となっている。即ち、段差部424Cによって回転部材31がX方向の他方側(図中左側)に移動することが規制されるようになっている。
このように、キャリア4は、当接面としての小径部414A、424Aを有することにより、回転部材31によって案内されてX方向を軸方向として回転するようになっている。また、段差部414C、424Cが、X方向の両側から回転部材31を挟み込む一対の挟持部として機能する。
連結孔412、422に連結部材43が圧入されることにより、第1キャリア41と第2キャリア42とが連結される。第1キャリア41と第2キャリア42との間において、連結部材43の外周にはスリーブ状のスペーサ431が設けられており、X方向における第1キャリア41と第2キャリア42との間隔が所定値に保たれるようになっている。また、連結部材43は曲線板2の連結孔24に挿通されており、曲線板2が公転した際にスペーサ431が連結孔24の内周面に接触しないようになっている。周方向に隣り合う連結部材43は、連結孔24に対する挿通の向きが互いに反対となっている。
キャリアピン44の両端は、ピンホルダ45を介して第1キャリア41および第2キャリア42に保持されるとともに、曲線板2のピン孔23に挿通される。ピンホルダ45は、筒状部451と底板部452とを有して有底筒状に形成され、底板部452が延長されて鍔部453が形成されている。第1キャリア41および第2キャリア42のホルダ孔411、421に対し、曲線板2と反対側からピンホルダ45が圧入され、鍔部453によって過挿入が規制される。即ち、鍔部453は、筒状部451の外径よりも大径に形成された規制部として機能する。尚、ピンホルダ45は規制部を有していなくてもよい。
筒状部451の内径は、キャリアピン44の外径よりも若干大きく形成されており、筒状部451によってキャリアピン44が回転可能に保持される。また、キャリアピン44は、X方向において、2つのピンホルダ45の底板部452の間に位置している。尚、キャリアピン44の両端は、ピンホルダ45を介さずに第1キャリア41および第2キャリア42に保持されてもよい。
ハウジング5は、第1ハウジング部51と第2ハウジング部52とを有し、サイクロイド減速機1の外郭を構成する。第1ハウジング部51と第1キャリア41との間には、Oリング81が設けられ、第2ハウジング部52と第2キャリア42との間には、Oリング82が設けられている。また、第1ハウジング部51と回転部材31の一端との間には、Oリング83が設けられ、第2ハウジング部52と回転部材31の他端との間には、Oリング84が設けられている。尚、これらのOリング81〜84は、要求される性能(例えば気密性や摺動性、緩衝性等)に応じて適宜に省略されてもよい。
ここで、サイクロイド減速機1の動作について説明する。偏心軸7に対して中心軸O1から偏心した位置に入力軸が接続されていることで、入力軸が回転した際、曲線板2は入力軸を中心として公転する(即ち、円周軌道に沿って移動する)。公転する曲線板2は、歯形部21が接近した回転部材31と係合することにより、中心軸O1を中心に、入力軸の回転方向とは逆方向に自転する。このとき、曲線板2のピン孔23の内周面とキャリアピン44とが当接することにより、曲線板2の自転が第1キャリア41および第2キャリア42に伝達されるようになっている。
このとき、曲線板2の公転が許容されるようにキャリアピン44の外径とピン孔23の内径とが設定される。即ち、曲線板2を基準として見たときに、キャリアピン44がピン孔23内で公転するようになっている。具体的には、図4に示すように曲線板2が公転軌道上において最もZ方向一方側(図中上側)に位置している場合には、キャリアピン44は、ピン孔23の内周面のうち最もZ方向他方側(図中下側)の部分に当接する。このような状態から、曲線板2が図中時計回りに回転した場合、ピン孔23の内周面に対するキャリアピン44の当接位置は、図中左側に移動していく。このように、キャリアピン44がピン孔23の内周面に対して当接しつつ、当接位置が変化する。
尚、ピン孔23には、図5、7に示すようにOリング85が設けられていてもよい。図示の例では、ピン孔23の内周面に、X方向に並んだ2つの溝部231が形成されており、溝部231内にOリング85が配置されている。これにより、上記のようにピン孔23の内周面に対するキャリアピン44の当接位置が変化する際、キャリアピン44がまずOリング85に接触し、Oリング85が圧縮されることにより、キャリアピン44がピン孔23の内周面に当接する。このように、ピン孔23の内周面に緩衝部材としてのOリング85を設けることにより、キャリアピン44とピン孔23の内周面とが接触する際に生じる騒音を抑制することができる。
このとき、Oリング85の外径が溝部231の内径よりも若干小さく形成され、Oリング85が溝部231内で回転可能であることが好ましい。このような構成においては、上記のようにキャリアピン44がOリング85に当接することにより、Oリング85がキャリアピン44に従動して回転する。従って、溝部231内において、グリス等の潤滑剤がOリング85によって移動し、潤滑剤の偏在を抑制することができる。
ここで、サイクロイド減速機1を構成する各部材の材質について具体的に例示する。曲線板2は、例えば高炭素クロム軸受鋼鋼材によって構成されており、第1キャリア41および第2キャリア42は、例えば高炭素クロム軸受鋼鋼材によって構成されており、キャリアピン44は、例えば高炭素クロム軸受鋼鋼材によって構成されており、ピンホルダ45は、例えば高炭素クロム軸受鋼鋼材によって構成されている。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。即ち、第1キャリア41の小径部414Aおよび第2キャリア42の小径部424Aが、回転可能な複数の回転部材31に当接し、第1キャリア41および第2キャリア42が案内されることにより、複数の回転部材31が軸受として機能する。即ち、回転部材31は、内歯としての機能と、軸受としての機能と、の両方を有する。これにより、キャリア4の外側において専用の軸受を省略して低コスト化することができるとともに、キャリア4を回転可能に支持することができる。
また、キャリア4の外側において専用の軸受を省略することにより、サイクロイド減速機1を軽量化するとともに小型化することができる。さらに、キャリア4の外側の軸受は大径化されやすく、内側の軸受を省略する場合よりも小型化、軽量化および低コスト化の効果が大きい。
また、第1キャリア41および第2キャリア42が、X方向における両側から回転部材31を挟み込む一対の挟持部としての段差部414C、424Cを有することで、X方向において回転部材31の抜け止めをすることができる。
また、小径部414A、424Aが当接面として機能し、段差部414C、424Cが挟持部として機能することで、第1キャリア41および第2キャリア42に対し、簡単な構成でガイド機能および規制機能を付与することができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的が達成できる他の構成等を含み、以下に示すような変形等も本発明に含まれる。
例えば、前記実施形態では、キャリア4が第1キャリア41と第2キャリア42とを有し、一対の挟持部としての段差部414C、424Cが第1キャリア41および第2キャリア42のそれぞれに設けられているものとしたが、キャリアを構成する1つの部材に一対の挟持部が設けられていてもよい。
また、前記実施形態では、小径部414A、424Aが当接面として機能し、段差部414C、424Cが挟持部として機能するものとしたが、当接面と規制部とが分離して配置されていてもよい。例えば、キャリアの外周面のうち一部を当接面とし、外周面から突出した突起状の規制部を設けてもよい。
また、前記実施形態では、第1キャリア41および第2キャリア42が、X方向における両側から回転部材31を挟み込む一対の挟持部としての段差部414C、424Cを有するものとしたが、キャリアは一対の挟持部を有していなくてもよい。例えば、回転部材は、キャリア以外の部材によってX方向においてハウジングに対して抜け止めされていてもよい。
また、前記実施形態では、サイクロイド減速機1を構成する各部材の材質について例示したが、目的に応じて適宜な材質が用いられれば良い。例えば、サイクロイド減速機の軽量化を目的として曲線板を樹脂によって構成してもよいし、騒音の低減を目的としてキャリアやピンホルダを樹脂によって構成してもよい。また、効率の向上を目的としてピンホルダやキャリアピンを摩擦の小さい部材(摺動部材)によって構成したり、これらの表面に摺動部材のコーティングを施したりしてもよい。
その他、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、且つ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、材質、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。従って、上記に開示した形状、材質などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部、もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
1 サイクロイド減速機
2 曲線板
21 歯形部
3 内歯車部材
31 回転部材
311 外周面
321 ピン保持部
4 キャリア
41 第1キャリア
414A 小径部(当接面)
414B 段差部(挟持部)
42 第2キャリア
424A 小径部(当接面)
424B 段差部(挟持部)
43 連結部材
62 ベアリング(軸受)
63 ベアリング(軸受)
7 偏心軸
2 曲線板
21 歯形部
3 内歯車部材
31 回転部材
311 外周面
321 ピン保持部
4 キャリア
41 第1キャリア
414A 小径部(当接面)
414B 段差部(挟持部)
42 第2キャリア
424A 小径部(当接面)
424B 段差部(挟持部)
43 連結部材
62 ベアリング(軸受)
63 ベアリング(軸受)
7 偏心軸
Claims (4)
- 入力軸が接続された偏心軸に対して回転可能であるとともに外周面に歯形部が形成された曲線板と、前記歯形部と係合する内歯車部材と、出力軸に接続されるとともに前記曲線板の自転に伴い回転するキャリアと、を備えたサイクロイド減速機であって、
前記内歯車部材は、前記出力軸の軸方向と平行な回転軸を中心に回転可能な複数の回転部材を有し、当該回転部材によって前記歯形部と係合するように構成され、
前記キャリアは、前記複数の回転部材と当接する円筒状の当接面を有することにより、当該複数の回転部材によって案内されて回転することを特徴とするサイクロイド減速機。 - 前記キャリアは、前記出力軸の軸方向における両側から前記回転部材を挟み込む一対の挟持部を有することを特徴とする請求項1に記載のサイクロイド減速機。
- 前記キャリアは、前記出力軸の軸方向から前記曲線板を挟み込む第1キャリアおよび第2キャリアを有し、
前記一対の挟持部は、前記第1キャリアおよび前記第2キャリアのそれぞれに設けられていることを特徴とする請求項2に記載のサイクロイド減速機。 - 前記キャリアは、小径部と、大径部と、前記小径部と前記大径部との間に形成された段差部と、を有し、
前記小径部に前記当接面が形成されるとともに、前記段差部に前記挟持部が形成されていることを特徴とする請求項2又は3に記載のサイクロイド減速機。
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JP2018211467A JP2020076476A (ja) | 2018-11-09 | 2018-11-09 | サイクロイド減速機 |
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