JP2020075549A - 座席シート - Google Patents
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Abstract
【課題】着座者に対して局所的に振動を伝えられるようにする。【解決手段】座席シート(1)は、振動子(41)、振動伝達部(42)および振動部(43)を有する振動伝達ユニット(14)とシートパッド(22)とを備え、振動部(43)は、振動伝達部(42)の延長方向に対して略直交する方向の幅よりも広い幅の幅広面(43a)を有し、振動部(43)の硬度は、シートパッド(22)の硬度よりも高い。【選択図】図1
Description
本発明は、自動車や観覧席等の各種座席に使用される座席シートに関する。
従来、例えば自動車の座席シートを振動させることにより、着座者に対して振動を伝える技術が知られている。特許文献1では、車両用シートのクッションパッド内にワイヤを埋設し、スピーカーが生じる振動をワイヤに伝達してクッションパッドを振動させている。これにより、スピーカーが生じる振動が着座者に伝えられる。上記ワイヤは、シートクッションの上面に沿って延在している。
しかしながら、上記従来の構成では、シートクッションの上面に沿った広い範囲でクッションパッドが振動するので、振動が伝わる部位によっては着座者に不快感を与えてしまう場合がある。例えば、人の臀部には多くの神経が存在するので、臀部に強い振動を受けた場合、人によっては振動を不快に感じることがある。すなわち、座席シートの着座者には、体の広い範囲に振動を伝えるのではなく、局所的に振動を伝える方が好ましい場合がある。
本発明の一態様は、着座者に対して局所的に振動を伝えることができる座席シートの提供を目的としている。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る座席シートは、電力供給を受けて動作する振動子、前記振動子と連結された振動伝達部、および前記振動伝達部の前記振動子側とは反対側の端部に位置し、シート着座面に沿って延びる振動部を有する振動伝達ユニットと、前記振動伝達ユニットから振動が伝達されるシートパッドと、を備える座席シートであって、前記振動部は、前記振動伝達部の延長方向に対して略直交する方向の幅よりも広い幅の幅広面を有するとともに、前記振動部の硬度は、前記シートパッドの硬度よりも高い構成である。
上記の座席シートにおいて、前記振動部は、前記シートパッドに埋め込まれている構成としてもよい。
上記の座席シートにおいて、前記振動伝達ユニットは座席の左右両側に位置するように一対で設けられ、前記幅広面は、座席の幅方向における内側に向けて傾斜している構成としてもよい。
上記の座席シートにおいて、前記振動部は、板状部材である構成としてもよい。
上記の座席シートにおいて、前記振動部は、前記シートパッドとは別部品から成り、前記シートパッドとは硬度の異なるパッドである構成としてもよい。
上記の座席シートにおいて、前記振動部は、座席シートのシートクッションにおける前後方向の前方側に設けられている構成としてもよい。
上記の座席シートにおいて、前記振動子、前記振動伝達部および前記振動部は、この順序にて前記シートクッションの前方側から後方側へ向かって位置し、前記振動部は、前記シートクッションの後方側へ向かうにしたがって幅が狭くなっている構成としてもよい。
本発明の一態様によれば、着座者に対して局所的に振動を伝えることができる。
〔実施形態1〕
以下、本発明の一実施形態について詳細に説明する。図1は、本実施形態の座席シート1および座席シート1に取り付けられる振動伝達ユニット14を斜め下方から見た場合の斜視図である。図2は、座席シート1に振動伝達ユニット14を取り付けた状態の図1におけるA−A断面図である。図3は、座席シート1に振動伝達ユニット14を取り付けた状態の図1におけるB−B断面図である。
以下、本発明の一実施形態について詳細に説明する。図1は、本実施形態の座席シート1および座席シート1に取り付けられる振動伝達ユニット14を斜め下方から見た場合の斜視図である。図2は、座席シート1に振動伝達ユニット14を取り付けた状態の図1におけるA−A断面図である。図3は、座席シート1に振動伝達ユニット14を取り付けた状態の図1におけるB−B断面図である。
本実施形態において、座席シート1は自動車用シートである。図1に示すように、座席シート1は、人の着座部となるシートクッション11、および人の背もたれ部となるシートバック12を有する。
(シートクッション11の構成)
シートクッション11は、図1から図3に示すように、クッションフレーム21、シートパッド22およびシートパッドカバー23を有する。クッションフレーム21は、シートクッション11の骨格をなす部材である。シートクッション11のシートパッド22は、クッションパッドとも称されるクッション材であり、クッションフレーム21の上に設けられる。シートパッドカバー23は、シートパッド22の表面を覆う表皮材である。シートパッド22の上面すなわちシートパッドカバー23の上面は、人が座る着座面24である。
シートクッション11は、図1から図3に示すように、クッションフレーム21、シートパッド22およびシートパッドカバー23を有する。クッションフレーム21は、シートクッション11の骨格をなす部材である。シートクッション11のシートパッド22は、クッションパッドとも称されるクッション材であり、クッションフレーム21の上に設けられる。シートパッドカバー23は、シートパッド22の表面を覆う表皮材である。シートパッド22の上面すなわちシートパッドカバー23の上面は、人が座る着座面24である。
シートパッド22は、例えば軟質ポリウレタン発泡樹脂製のクッション体であり、型内での軟質ポリウレタン樹脂の発泡成形にて形成されている。シートパッド22は、シートクッション11の幅方向の中央部に位置するメイン部25、およびメイン部25の左右両側のサイド部26を有する。メイン部25は、略平坦な着座面24を形成し、サイド部26は、メイン部25から上方に向けて膨出した形状である。メイン部25は、着座者の臀部および大腿部の下面に当接してそれらの部位を支持する。サイド部26は、着座者の臀部および大腿部の側面に当接してそれらの部位を支持する。
(シートバック12の構成)
シートバック12は、図1に示すように、シートクッション11の後部に、リクライナ(図示せず)を介して取り付けられている。リクライナはヒンジ13を有し、シートクッション11に対するシートバック12の傾き角度を調整できるようになっている。シートバック12は、シートクッション11のクッションフレーム21、シートパッド22およびシートパッドカバー23にそれぞれ対応するシートバックフレーム31、シートパッド32およびシートパッドカバー33を有する。
シートバック12は、図1に示すように、シートクッション11の後部に、リクライナ(図示せず)を介して取り付けられている。リクライナはヒンジ13を有し、シートクッション11に対するシートバック12の傾き角度を調整できるようになっている。シートバック12は、シートクッション11のクッションフレーム21、シートパッド22およびシートパッドカバー23にそれぞれ対応するシートバックフレーム31、シートパッド32およびシートパッドカバー33を有する。
(振動伝達ユニット14の構成)
振動伝達ユニット14は、図1から図3に示すように、振動子41、振動伝達部42および振動部43を有する。これら振動子41、振動伝達部42および振動部43は、この順序にてシートクッション11の前方側から後方側へ向かって位置している。なお、図3では、振動部43を縦断面にて示している。また、図1から図3では、振動伝達ユニット14は、シートクッション11のみに設けられているが、シートバック12のみに設けられていても、さらにはシートクッション11およびシートバック12に設けられていてもよい。
振動伝達ユニット14は、図1から図3に示すように、振動子41、振動伝達部42および振動部43を有する。これら振動子41、振動伝達部42および振動部43は、この順序にてシートクッション11の前方側から後方側へ向かって位置している。なお、図3では、振動部43を縦断面にて示している。また、図1から図3では、振動伝達ユニット14は、シートクッション11のみに設けられているが、シートバック12のみに設けられていても、さらにはシートクッション11およびシートバック12に設けられていてもよい。
振動子41は、円筒形をしたボイスコイルモータ式のものであり、円筒の軸方向が駆動方向となっている。振動子41は、図2および図3に示すように、シートパッド22の下方であってクッションフレーム21の前部に、ボルト44にて固定されている。
振動伝達部42は、ワイヤ(棒状部材)であり、一端部が振動子41と連結されている。振動伝達部42は、上方延設部42aおよび後方延設部42bを有する。上方延設部42aは、振動子41との連結側端部から斜め上方へ延びている。後方延設部42bは、上方延設部42aの上端部から屈曲されてシートパッド22の後方へ延びている。具体的には、後方延設部42bは、シートパッド22のサイド部26に埋設された状態にて、サイド部26の内部を着座面24に沿って後方へ延びている。
振動部43は、振動子41が発生した振動であって振動伝達部42を介して伝達された振動をシートパッド22へ伝達する。振動部43は、振動伝達部42の振動子41側とは反対側の端部に位置し、シートパッド22の後方へ延びている。具体的には、振動部43は、振動伝達部42の端部すなわち後方延設部42bに設けられ、後方延設部42bと同様、シートパッド22のサイド部26に埋設された状態にて、サイド部26の内部を着座面24に沿って後方へ延びている。
振動部43は、板形状を有し、内部に振動伝達部42の後方延設部42bが挿入された状態である。振動部43は、振動伝達部42の後方延設部42bの延長方向に対して略直交する方向の幅よりも広い幅の幅広面43aを有する。幅広面43aは、図2に示すように、座席すなわちシートクッション11の幅方向における内側に向けて傾斜している。振動伝達ユニット14がシートバック12に設けられている場合、幅広面43aは、同様に、座席すなわちシートバック12の幅方向における内側に向けて傾斜する。
振動部43すなわち幅広面43aの幅は、図1および図4に示すように、シートクッション11の後方側へ向かうにしたがって狭くなっている。振動部43は例えば樹脂成形にて形成されている。振動部43の硬度は、振動部43がシートクッション11のシートパッド22に設けられている場合、シートパッド22の硬度よりも高く、振動部43がシートバック12のシートパッド32に設けられている場合、シートパッド32の硬度よりも高くなっている。振動伝達ユニット14がシートクッション11に設けられている場合、振動部43は、図3に示すように、シートクッション11における前後方向の前方側に位置する。
(振動伝達ユニット14の動作)
上記の構成において、座席シート1の振動伝達ユニット14の動作について以下に説明する。
上記の構成において、座席シート1の振動伝達ユニット14の動作について以下に説明する。
振動子41が振動を発生すると、その振動は振動伝達部42を介して振動部43に伝達される。振動部43は、幅広面43aを有し、硬度がシートパッド22,32の硬度よりも高くなっている。したがって、振動部43の振動は、座席シート1の着座者にシートパッド22,32を介して伝達される。この場合、振動部43から振動が伝達される着座者の部位は、主に振動部43が存在する位置に対応する部位である。このように、振動伝達ユニット14は、座席シート1の着座者に対して局所的に振動を伝えることができる。
(座席シート1の利点)
振動伝達ユニット14は、振動子41が発生した振動を主に振動部43によって座席シート1の着座者に伝えるので、座席シート1の着座者に対して局所的に振動を伝えることができる。したがって、座席シート1での振動部43の位置を適当な位置に設定することにより、例えば着座者の人体の振動に対して過敏な部位に振動を与えることを回避し、着座者に対して不快感を与える事態を防止することができる。
振動伝達ユニット14は、振動子41が発生した振動を主に振動部43によって座席シート1の着座者に伝えるので、座席シート1の着座者に対して局所的に振動を伝えることができる。したがって、座席シート1での振動部43の位置を適当な位置に設定することにより、例えば着座者の人体の振動に対して過敏な部位に振動を与えることを回避し、着座者に対して不快感を与える事態を防止することができる。
また、振動部43は、シートパッド22,32に埋め込まれているので、座席シート1のシートクッション11に座ったり、座席シート1のシートバック12にもたれたりする着座者が、振動部43の存在を認識し難く、振動部43が存在することによる違和感を受け難い。
また、振動伝達ユニット14を座席(シートクッション11またはシートバック12)の左右両側に位置するように一対設け、振動部43の幅広面43aを座席の幅方向における内側に向けて傾斜させた構成では、座席シート1のシートクッション11に座ったり、座席シート1のシートバック12にもたれたりする着座者を、振動部43にて座席の左右から支持することができる。さらに、振動部43の幅広面43aが着座者に向けて配置されるため、振動部43から着座者に振動を伝達し易い。
また、振動部43は板状部材であるので、座席シート1の種類や用途に応じた振動部43、あるいは振動伝達ユニット14に求められる振動伝達機能に応じた形状や幅広面43aを有する振動部43を容易に製造することができる。これにより、振動伝達ユニット14は広い汎用性を備えることができる。
また、振動伝達ユニット14の振動部43をシートクッション11に設ける場合、振動部43は、シートクッション11における前後方向の前方側に設けられる。これにより、振動部43は、シートクッション11への着座者の大腿部に対応する位置に存在し、着座者の大腿部に対して局部的に振動を伝える。この場合、人体の大腿部は臀部よりも神経の数が少なく、したがって、大腿部に振動部43からの振動を受ける場合、着座者は振動に対する許容度が大きく、不快感を生じ難い。また、着座者に伝える振動に強弱をつけやすく、振動部43の駆動制御が容易である。
また、振動伝達ユニット14の振動部43がシートクッション11に設けられている場合、振動子41、振動伝達部42および振動部43は、この順序にてシートパッド22の前方側から後方側へ向かって位置し、振動部43すなわち幅広面43aは、シートパッド22の後方側へ向かうにしたがって幅が狭くなっている。これにより、振動部43から着座者の臀部への振動の伝達をさらに抑制することができる。
また、振動伝達ユニット14の振動伝達部42は、棒状部材であり、振動部43の端部すなわち後方延設部42bが振動部43の内部へ挿入された状態である。これにより、振動伝達部42は、振動子41からの振動を振動部43へ確実に伝達することができる。
(振動伝達ユニット14のその他の構成例)
本実施形態では、振動伝達ユニット14は、シートクッション11の左右に一対(2組)設けられた場合を示したが、これに限定されず、シートバック12の左右に一対設けられていれもよい。さらに、振動伝達ユニット14は、シートクッション11またはシートバック12に1組のみ設けられていてもよい。
本実施形態では、振動伝達ユニット14は、シートクッション11の左右に一対(2組)設けられた場合を示したが、これに限定されず、シートバック12の左右に一対設けられていれもよい。さらに、振動伝達ユニット14は、シートクッション11またはシートバック12に1組のみ設けられていてもよい。
また、本実施形態では、振動伝達ユニット14は、振動子41、振動伝達部42および振動部43が、この順序にてシートクッション11の前方側から後方側へ向かって位置している場合について示した。しかしながら、振動伝達ユニット14は、振動子41、振動伝達部42および振動部43が、この順序にて、上記の場合とは逆に、シートクッション11の後方側から前方側へ向かって位置していてもよい。
また、振動伝達ユニット14に関し、振動子41、振動伝達部42および振動部43は、下記のように、上記構成に限定されない。振動子41は、例えば、モータの回転軸に重心に偏りのある重りを取付けた偏心モータ式のものであってもよい。すなわち、振動子41は、電力供給を受けて動作し、振動を発生するものであればよい。
振動伝達部42は、ワイヤ(棒状部材)に限定されず、振動子41が発生した振動を振動部43に伝達できるものであればよい。
振動部43は、樹脂成形されたものに限定されず、例えば木材や金属あるいはその他の材料にて形成されたものであってもよい。例えば、振動部43は、振動伝達部42と同じ材料から成り、振動伝達部42の先端部に相当する部分に幅広面43aが形成されるように加工したものであってもよい。さらに、振動部43は、板形状のものに限定されず、幅広面43aを有し、硬度がシートパッド22の硬度よりも高く、振動をシートパッド22,23に伝達できるものであればよい。以上に示した振動伝達ユニット14のその他の構成例は、他の実施形態に示す振動伝達ユニットについても同様に適用可能である。
(振動部の他の構成例)
図5は、図4に示した振動部43の他の例に係る振動部45を示す正面図である。図5に示すように、振動部45は、振動部43の幅広面43aに対応する幅広面45aの法線方向へ貫通する貫通孔45bを有する。
図5は、図4に示した振動部43の他の例に係る振動部45を示す正面図である。図5に示すように、振動部45は、振動部43の幅広面43aに対応する幅広面45aの法線方向へ貫通する貫通孔45bを有する。
このような構成では、例えば成形型内に振動部45を配置してシートパッド22をインサート成形した場合に、振動部45の貫通孔45bにシートパッド22のパッド材が入り込み易くなる。したがって、振動部45は、振動した場合であってもシートパッド22内において移動し難く、安定に保持される。これにより、振動部45はシートパッド22の所望の位置に振動を安定に伝達することができる。
また、振動部45をシートクッション11のシートパッド22に設ける場合、貫通孔45bは、図5に示すように、振動部45の先端側すなわち着座者の臀部に近い側に多く形成したり、あるいは振動部45の先端側の貫通孔45bを長穴にしたりするようにしてもよい。この場合、振動部45は、着座者の臀部に近い側がシートパッド22によって相対的に強固に固定されるので、着座者の臀部には振動部45から振動が伝わり難くすることができる。
〔実施形態2〕
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
本発明の他の実施形態について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、上記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。
図6は、本実施形態の座席シート2および座席シート2に取り付けられる振動伝達ユニット51を斜め下方から見た場合の斜視図である。図7は、座席シート2に振動伝達ユニット51を取り付けた状態の図6におけるC−C断面図である。図8は、座席シート2に振動伝達ユニット51を取り付けた状態の図6におけるD−D断面図である。
本実施形態において、座席シート2は、座席シート1と同様、自動車用シートであり、シートクッション11およびシートバック12有する。座席シート2は、前述した振動伝達ユニット14に代えて振動伝達ユニット51を備えている。座席シート2のその他の構成は、座席シート1と同様である。
(振動伝達ユニット51の構成)
振動伝達ユニット51は、振動伝達ユニット14が有していた振動部43に代えて振動部52を有する。振動伝達ユニット51のその他の構成は振動伝達ユニット14と同様である。
振動伝達ユニット51は、振動伝達ユニット14が有していた振動部43に代えて振動部52を有する。振動伝達ユニット51のその他の構成は振動伝達ユニット14と同様である。
振動伝達ユニット51は、図6から図8に示すように、振動子41、振動伝達部42および振動部52を有する。なお、図8では、振動部52を縦断面にて示している。また、図6から図8では、振動伝達ユニット51は、シートクッション11のみに設けられているが、振動伝達ユニット14と同様、シートバック12のみに設けられていても、さらにはシートクッション11およびシートバック12に設けられていてもよい。
振動部52は、振動伝達部42の端部すなわち後方延設部42bに設けられ、シートパッド22のサイド部26に埋設された状態にて、サイド部26の内部を着座面24に沿って後方へ延びている。後方延設部42bは、振動伝達部42の内部に挿入された状態である。
ただし、振動部52は、振動部43とは異なり、直方体形状の異硬度パッドから成る。異硬度パッドは、シートパッド22とは別部品から成るパッドであり、振動部43と同様、硬度がシートパッド22の硬度よりも高くなっている。また、振動部52は、振動部43の幅広面43aに対応する幅広面52aを有し、幅広面52aが略水平状態に配置されている。これは、例えば異硬度パッドから成る振動部52の硬度が振動部43の硬度よりも低く、振動部52をこのように配置してもシートクッション11の着座者に違和感を与え難いためである。
なお、振動部52は、図9に示すように、振動部43と同様、幅広面52aが座席すなわちシートクッション11の幅方向における内側に向けて傾斜するように配置してもよい。この配置形態は、振動伝達ユニット51がシートバック12に設けられている場合についても同様に可能である。
また、振動部52は、本実施形態では直方体形状としたが、板形状やその他の立体形状であってもよい。この場合、振動部52は、振動部43と同様、幅広面52aの幅がシートクッション11の後方側へ向かうにしたがって狭くなるような形状であってもよい。また、振動部52は、振動部43の貫通孔43bと同様の貫通孔を有していてもよい。
また、異硬度パッドから成る振動部52は、シートパッド22と一体成形あるいはインサート成形にて形成してもよい。
(振動伝達ユニット51の動作)
振動伝達ユニット51の動作については振動伝達ユニット14と同様である。
振動伝達ユニット51の動作については振動伝達ユニット14と同様である。
(座席シート2の利点)
振動伝達ユニット51は、振動部52としてシートパッド22とは別部品から成り、シートパッド22とは硬度の異なるパッドを使用しているので、振動部52をシートパッド22と一体成形あるいはインサート成形にて形成することができ、この場合には、振動伝達ユニット51を有する座席シート2の製造が容易である。
振動伝達ユニット51は、振動部52としてシートパッド22とは別部品から成り、シートパッド22とは硬度の異なるパッドを使用しているので、振動部52をシートパッド22と一体成形あるいはインサート成形にて形成することができ、この場合には、振動伝達ユニット51を有する座席シート2の製造が容易である。
振動伝達ユニット51を有する座席シート2のその他の利点については、振動伝達ユニット14を有する座席シート1の利点と同様である。
(座席シートの他の例)
以上の実施形態では、自動車用シートである座席シート1,2について説明した。しかしながら、座席シートは、自動車用シートに限定されず、飛行機、船あるいは電車等の座席シートや、観覧席等に使用される座席シートであってもよい。図10には、観覧席用シートである座席シート3の一例を示す。図10は、座席シートが、自動車用シートとは別の観覧席用シートである場合の、座席シート3に着座者が着座した状態を示す斜視図である。
以上の実施形態では、自動車用シートである座席シート1,2について説明した。しかしながら、座席シートは、自動車用シートに限定されず、飛行機、船あるいは電車等の座席シートや、観覧席等に使用される座席シートであってもよい。図10には、観覧席用シートである座席シート3の一例を示す。図10は、座席シートが、自動車用シートとは別の観覧席用シートである場合の、座席シート3に着座者が着座した状態を示す斜視図である。
図10に示すように、座席シート3は、座席シート1、2と同様、シートクッション11およびシートバック12を有する。座席シート3は、さらに、着座者4が肘を載せる肘掛15を有する。
座席シート3には、座席シート1と同様、シートクッション11とシートバック12との少なくとも一方に振動伝達ユニット14,51が設けられている。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1,2,3 座席シート
4 着座者
11 シートクッション
12 シートバック
13 ヒンジ
14,51 振動伝達ユニット
21,31 クッションフレーム
22,32 シートパッド
23,33 シートパッドカバー
24 着座面
25 メイン部
26 サイド部
41 振動子
42 振動伝達部
42a 上方延設部
42b 後方延設部
43,45,52 振動部
43a,45a,53a 幅広面
43b 貫通孔
4 着座者
11 シートクッション
12 シートバック
13 ヒンジ
14,51 振動伝達ユニット
21,31 クッションフレーム
22,32 シートパッド
23,33 シートパッドカバー
24 着座面
25 メイン部
26 サイド部
41 振動子
42 振動伝達部
42a 上方延設部
42b 後方延設部
43,45,52 振動部
43a,45a,53a 幅広面
43b 貫通孔
Claims (7)
- 電力供給を受けて動作する振動子、
前記振動子と連結された振動伝達部、
および前記振動伝達部の前記振動子側とは反対側の端部に位置し、シート着座面に沿って延びる振動部を有する振動伝達ユニットと、
前記振動伝達ユニットから振動が伝達されるシートパッドと、
を備える座席シートであって、
前記振動部は、前記振動伝達部の延長方向に対して略直交する方向の幅よりも広い幅の幅広面を有するとともに、
前記振動部の硬度は、前記シートパッドの硬度よりも高いことを特徴とする座席シート。 - 前記振動部は、前記シートパッドに埋め込まれていることを特徴とする請求項1に記載の座席シート。
- 前記振動伝達ユニットは座席の左右両側に位置するように一対で設けられ、
前記幅広面は、座席の幅方向における内側に向けて傾斜していることを特徴とする請求項1または2に記載の座席シート。 - 前記振動部は、板状部材であることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の座席シート。
- 前記振動部は、前記シートパッドとは別部品から成り、前記シートパッドとは硬度の異なるパッドであることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の座席シート。
- 前記振動部は、座席シートのシートクッションにおける前後方向の前方側に設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の座席シート。
- 前記振動子、前記振動伝達部および前記振動部は、この順序にて前記シートクッションの前方側から後方側へ向かって位置し、
前記振動部は、前記シートクッションの後方側へ向かうにしたがって幅が狭くなっていることを特徴とする請求項6に記載の座席シート。
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