JP2020075039A - 医療用吸引器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】陰圧容器の内部をより清浄に保つことが可能な医療用吸引器具を提供する。【解決手段】医療用吸引器具1は、陰圧容器2で形成される陰圧により排液を吸引するものである。医療用吸引器具1は、陰圧容器2と、陰圧容器2に接続されて外部にエアを排気する排気部材4と、陰圧容器2に接続されて排液を収容する収容部を有する収容容器3と、を備える。収容容器3の内部から陰圧容器2の内部に至るまでのエアの経路上に、液体及び固体の通過を阻止しつつエアを通すフィルタ10が設けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、フィルタを備える医療用吸引器具に関する。
人体の創部から血液、滲出液等の体液(排液ともいう。)を、チューブを介して吸引して排出する際に、排液を収容する収容容器と、収容容器に接続されて排液を吸引するための陰圧を生起する陰圧容器を備える医療用吸引器具が一般的に用いられている。
例えば、特許文献1には、排液を収容する収容容器(同文献には、排液容器と記載。)と、収容容器及び吸引レギュレータに接続されて収容容器内を陰圧にするとともに陰圧状態を確認可能とする陰圧容器(同文献には、水封器と記載。)と、を備える医療用吸引器具(同文献には、排液吸引装置と記載。)が開示されている。
同文献に記載の陰圧容器は、パイプを通じて収容容器に連結されている。そして、陰圧容器には、パイプの先端部を浸漬する水が内部に収容されており、吸引レギュレータによって内部に生じた陰圧によりパイプを介して収容容器内の空気を吸引する。この吸引によって収容容器内に、患者の体腔内圧に応じた所定の陰圧が生起される。収容容器内に生じる吸引力は、陰圧容器内において、パイプの先端から水封液(水)中に放出される気泡の発生具合としてモニタされるというものである。
特開平10−295803号公報
上記の医療用吸引器具においては、パイプを介して収容容器から陰圧容器への排液の浸入を防止せずに、許容するものであった。このため、例えば収容容器を不意に倒したときには、収容容器からパイプを介して排液が陰圧容器内に流れ込むことも想定され、陰圧容器の清浄性の向上に改善の余地があった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、陰圧容器の内部をより清浄に保つことが可能な医療用吸引器具を提供することを課題とする。
本発明の医療用吸引器具は、陰圧容器で形成される陰圧により排液を吸引する医療用吸引器具であって、前記陰圧容器と、前記陰圧容器に接続されて外部にエアを排気する排気部と、前記陰圧容器に接続されて前記排液を収容する収容部を有する収容容器と、を備え、該収容容器の内部から前記陰圧容器の内部に至るまでの前記エアの経路上に、液体及び固体の通過を阻止しつつ前記エアを通すフィルタが設けられていることを特徴とする。
本発明の医療用吸引器具は、陰圧容器の内部をより清浄に保つことが可能となる。
本実施形態に係る医療用吸引器具を示す斜視図である。 ボトルキャップの底面図である。 ボトルキャップ周りの断面を示す図であり、図2のIII-III断面を示す図である。 本実施形態に係るフィルタの断面を拡大して示す拡大断面図である。 変形例に係るフィルタの断面を拡大して示す拡大断面図である。
以下、本発明の医療用吸引器具の実施形態を図面に基づいて説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。すなわち、以下に説明する部材の形状、寸法、配置等については、本発明の趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
また、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、重複する説明は適宜省略する。以下において、「上下方向」は、図1に示すように、医療用吸引器具1を立設させた状態における上下方向をいう。
<概要>
まず、本実施形態に係る医療用吸引器具1の概要について、図1及び図2を主に参照して説明する。図1は、本実施形態に係る医療用吸引器具1を示す斜視図、図2は、ボトルキャップ9の底面図である。
本実施形態に係る医療用吸引器具1は、陰圧容器2で形成される陰圧により排液を吸引するものである。医療用吸引器具1は、陰圧容器2と、陰圧容器2に接続されて外部にエアを排気する排気部(排気部材4)と、陰圧容器2に接続されて排液を収容する収容部3eを有する収容容器3と、を備える。
収容容器3の内部から陰圧容器2の内部に至るまでのエアの経路上に、液体及び固体の通過を阻止しつつエアを通すフィルタ10が設けられている。
フィルタ10が収容容器3の内部から陰圧容器2の内部に至るまでのエアの経路上に設けられていることで、収容容器3を不測に倒す等により、通常の使用状態(起立状態)と異なる状態(倒伏状態)になったときでも、収容容器3内に収容された排液が陰圧容器2に移動することを防止できる。
このように、収容容器3から陰圧容器2への排液の移動を抑制することで、例えば陰圧容器2にバルーン5が設けられているときにバルーン5が排液に接触して劣化することを防止でき、陰圧容器2を清浄に保つことができる。また、排液が陰圧容器2を介して更に外部に漏出(噴出)することを防止できる。
<各部の構成>
次に、図1及び図2に加えて図3を主に参照して、医療用吸引器具1の各部の構成について説明する。図3は、ボトルキャップ9周りの断面を示す図であり、図2のIII-III断面を示す図である。
陰圧容器2は、圧力状態を確認等するためのバルーン5を備える。また、陰圧容器2の下部には、陰圧容器2内のエアを外部と連通させてエアを抜くことが可能なキャップ2aが取り付けられている。また、キャップ2aによってバルーン5が陰圧容器2の内部に配設されている。
陰圧容器2と収容容器3とは、連結チューブ6によって内部を連結されている。
収容容器3は、収容部3eを有する容器本体3dと、容器本体3dの開口を覆い、連結チューブ6を介して陰圧容器2と接続するための接続部(接続ボス9a)を有する接続蓋(ボトルキャップ9)と、を備える。
ボトルキャップ9は、図1に示すように、上方に突出する集液ポート9bを有する。収容容器3は、集液ポート9bに不図示のチューブが接続されて、収容容器3内に排液を収容可能に構成されている。集液ポート9bには、クランプ部材3bが取り付けられており、クランプ部材3bによって集液ポート9bに繋がる流路を閉塞することで、人体から収容容器3内への排液の流入を止めることが可能に構成されている。
収容容器3(ボトルキャップ9における容器本体3d側)には、フィルタ10が取り付けられるフィルタ取付部9dが設けられている。フィルタ取付部9dは、円板状のフィルタ10の周縁が接着(又は溶着)される段差部を有して、底面視において円形状に形成されており、周囲よりも下方に突出して形成されている。
図3に示すように、ボトルキャップ9の収容部3e側の面における、接続ボス9aの周辺には、返し突起9eが、収容部3e側(フィルタ10側)に突出して形成されている。返し突起9eは、収容容器3が倒され、後述する通気孔10aを通って排液がフィルタ10よりも連結チューブ6側に流れ込んだときに、連結チューブ6に流れ込むことを抑制するためのものである。返し突起9eは、断面円形状(環状)に形成されており、接続ボス9aを貫通する貫通孔の周囲から、収容部3e側に突出して形成されている。
返し突起9eによれば、エアが接続ボス9aと通気孔10aの間が通るのを許容しつつ、通気孔10aから流入した排液が連結チューブ6に通ることを抑制することができる。
また、ボトルキャップ9の収容部3e側の面には、集液ポート9bに繋がる円筒状の内側ボス9cが、収容部3e側(下方)に突出して形成されている。
排気部材4は、医療用吸引器具1(陰圧容器2)内のエアを外部に排気して陰圧容器2内を陰圧状態にするためのものであり、排気部側一方弁7と、不図示の陰圧容器側一方弁を、陰圧容器側と排気口側に有する。排気部材4は、弾性を有して自然状態と自然状態から圧搾された圧搾状態とに変形可能に構成されている。
<フィルタについて>
フィルタ10は、フィルタ取付部9dに取り付けられて、ボトルキャップ9における容器本体3d側に配設されている。
フィルタ10がボトルキャップ9に取り付けられていることにより、ボトルキャップ9を容器本体3dに取り付けることによって、収容容器3にフィルタ10を容易に配設することができる。収容容器3に配設されたフィルタ10は、陰圧容器2と収容容器3とを連通する連結チューブ6の内部空間と収容容器3の内部空間と、を隔てるように配設されることになる。
なお、本発明に係るフィルタは、収容容器3の内部から陰圧容器2の内部に至るまでのエアの経路上に設けられていれば、ボトルキャップ9に取り付けられるフィルタ10に限定されない。
例えば、フィルタは、連結チューブ6の内部に設けられていてもよく、連結チューブ6を分割して構成されるようにして、その間に設けられて分割された部材同士を連結する不図示の継手の内部に設けられていてもよい。
さらには、フィルタは、ボトルキャップ9が設けられていないものである場合等には容器本体3dに取り付けられているものであってもよく、陰圧容器2の内部において、連結チューブ6と陰圧容器2の内部空間とを隔てる位置に配設するようにしてもよい。
フィルタ10には、フィルタ10の平均孔径よりも大きな径の通気孔10aが形成されている。「フィルタ10の平均孔径」とは、具体的には、後述する多孔質材10dに多数設けられた孔の平均孔径であり、例えば、フィルタ10のうち、通気孔10aが形成されていない部分を切り出した試験片を用いて、水銀圧入法で測定して算出される値をいう。
フィルタ10に、必ずしも通気孔10aが形成されている必要はない。しかしながら、通気孔10aがフィルタ10に形成されていることで、フィルタ10の一部が排液で目詰まりしたときに、通気能力が完全に失われることを回避しやすくなり、その後の排液操作に継続して行いやすくなる。
フィルタ10の通気孔10aは、図1に示す収容容器3が起立した状態において、収容部3eの中央を通って上方向に延在する仮想線L上に形成されている。
「収容容器3が起立した状態」には、自立して起立した状態の他に、例えばベッド脇の棚の一部に収容容器3の一部がかけられて、底面が浮いている状態で自立して起立した状態と同様の姿勢になっているものを含む。
このように、通気孔10aが、収容容器3の収容部3eの中央を通って上方向に延在する仮想線L上に形成されていることで、収容容器3をいずれの向きに倒したときでも、排液を通気孔10aに達しにくくすることができる。
つまり、排液が収容容器3の半分から通気孔10aの半径よりも低い高さまでしか収容されていなければ、収容容器3を倒してそのまま放置していても排液が通気孔10aから漏れ出すことがない。このため、収容容器3に収容された排液が、通気孔10aを通り、連結チューブ6を介して陰圧容器2に流れ込むことを抑制できる。
本実施形態においては、通気孔10aは、円形のフィルタ10の中央に設けられており、仮想線L上に配置されているが、このような構成に限定されない。つまり、通気孔10aは、フィルタ10の中央でなくフィルタ10の隅の方に設けられているものであっても、仮想線L上に配置されていればよい。
また、フィルタ10には、上記のボトルキャップ9に設けられた内側ボス9cを通すための、内側ボス9cの外径と同一又は若干大きい径で形成された通し孔10bが形成されている。内側ボス9cと内側ボス9cを通す通し孔10bとにより、集液ポート9bから導入される排液が、通常状態(起立状態)においてフィルタ10に触れることを避けて、収容部3eに排液を回収できることになる。
<フィルタの構成材について>
次に、フィルタ10の構成材について、図4を主に参照して説明する。図4は、本実施形態に係るフィルタ10の断面を拡大して示す拡大断面図である。
フィルタ10は、不織布10cを備えて、少なくとも収容部3e側の表面が疎水性を有するシート状のフィルタである。
具体的には、本実施形態に係るフィルタ10は、メンブレンとして、アクリル共重合体を含む連続気泡型の樹脂製の多孔質材10d、サポート材として、ナイロン製の不織布10cを備える。本実施形態に係るフィルタ10は、不織布10cに対して多孔質材10dが両面や内側にあり、層としてははっきりと分かれておらず、フィルタ10に表面、裏面の区別はない。そして、多孔質材10dが疎水性を有する部材であり、不織布10cが疎水性を有するか否かは任意である。
このように、フィルタ10が、不織布10cを備えて、少なくとも収容部3e側の表面が疎水性を有するシート状のものであることで、液体及び固体の通過を阻止しつつ通気することができ、かつサポート材としての不織布10cの特性によりフィルタ10の形状を安定させることができる。
なお、フィルタ10は、「疎水性を有する」ものとして説明したが、厳密には「収容部3e側の表面全体として疎水性を有する」の意であり、収容部3e側の表面以外の一部に親水性を有するものが含まれていてもよい。
特に、フィルタ10の多孔質材10dが、収容部3eに面して(露出して)設けられていると好ましい。
このように、フィルタ10が、収容部3eに面する樹脂製の連続気泡型の多孔質材10d(例えば、樹脂メンブレン)を備えることで、多孔質材10dによって、収容部3eからのエアを通しつつ排液を好適に捕捉できることで、収容部3eに収容された排液が陰圧容器2に向かうことを好適に回避することができる。
また、多孔質材10dは、不織布10cを構成する繊維の隙間に含浸して不織布10cと結合している。多孔質材10dが不織布10cに含浸して両者が結合していることで、多孔質材10dと不織布10cとの結合力が高められることとなる。
上記のように、多孔質材10dが、収容部3e側に設けられていると好適であるが、このような構成に限定されない。つまり、フィルタ10のどちらの面をフィルタ取付部9dに取り付けるかは任意に選択可能である。
<<変形例>>
次に、変形例に係るフィルタ10Xの構成材について、図5を主に参照して説明する。図5は、変形例に係るフィルタ10Xの断面を拡大して示す拡大断面図である。
変形例に係るフィルタ10Xは、メンブレンとして、ポリアリルスルホン(PAS)を含む連続気泡型の樹脂製の多孔質材10f、サポート材として、ポリエステル製の不織布10eを備える。
フィルタ10Xは、不織布10eを含む第1層10gと、第1層10gとは異なる第2層10hと、を含んで構成されている。第1層10gは、フィルタ10Xの厚さ方向における中央よりもフィルタ取付部9d側に配設されている。より具体的には、第1層10gは、フィルタ取付部9d側の表面に露出するように配設されている。
このように、不織布10eを含む第1層10gが、フィルタ10Xの厚さ方向における中央よりもフィルタ取付部9d側に配設されていることで、第1層10gにより、フィルタ取付部9d側のフィルタ10Xの形状を安定させることができる。換言すると、第1層10gの不織布10e部分における形状の変化を抑制できることで、フィルタ取付部9dからのフィルタ10Xの剥離を抑制できる。
さらに、第1層10gと比較して排液をより捕捉する領域であり、多孔質材10fを多く含む第2層10hを、フィルタ10Xの厚さ方向に広く確保することができる。
なお、第2層10hに不織布10eが全く含まれていないものに限定されない。つまり、第1層10g及び第2層10hのそれぞれが、多孔質材10dと不織布10eと、から構成されているものであっても、第1層10gに含まれる不織布10eの割合が、第2層10hに含まれる不織布10eの割合よりも高ければよい。
上記のように、第1層10gがフィルタ取付部9d側に配設されていると好適であるが、このような構成に限定されない。つまり、フィルタ10Xのどちらの面をフィルタ取付部9dに取り付けるかは任意に選択可能である。
上記実施形態は、以下の技術思想を包含するものである。
(1)陰圧容器で形成される陰圧により排液を吸引する医療用吸引器具であって、
前記陰圧容器と、
前記陰圧容器に接続されて外部にエアを排気する排気部と、
前記陰圧容器に接続されて前記排液を収容する収容部を有する収容容器と、を備え、
該収容容器の内部から前記陰圧容器の内部に至るまでの前記エアの経路上に、液体及び固体の通過を阻止しつつ前記エアを通すフィルタが設けられていることを特徴とする医療用吸引器具。
(2)前記収容容器は、前記収容部を有する容器本体と、該容器本体の開口を覆い、前記陰圧容器と接続するための接続部を有する接続蓋と、を備え、
前記フィルタは、前記接続蓋における前記容器本体側に配設されている(1)に記載の医療用吸引器具。
(3)前記フィルタには、前記フィルタの平均孔径よりも大きな径の通気孔が形成されている(1)又は(2)に記載の医療用吸引器具。
(4)前記フィルタの前記通気孔は、前記収容容器が起立した状態において、前記収容部の中央を通って上方向に延在する仮想線上に形成されている(3)に記載の医療用吸引器具。
(5)前記フィルタは、不織布を備えて疎水性を有するシート状のフィルタである(1)から(4)のいずれか一項に記載の医療用吸引器具。
(6)前記収容容器には、前記フィルタが取り付けられるフィルタ取付部があり、
前記フィルタは、前記不織布を含む第1層と、該第1層とは異なる第2層と、を含んで構成されており、
前記第1層は、前記フィルタの厚さ方向における中央よりも前記フィルタ取付部側に配設されている(5)に記載の医療用吸引器具。
(7)前記フィルタは、連続気泡型の樹脂製の多孔質材を含み、
該多孔質材は、前記収容部に面して設けられている(5)又は(6)に記載の医療用吸引器具。
(8)前記多孔質材は、前記不織布を構成する繊維の隙間に含浸して前記不織布と結合している(7)に記載の医療用吸引器具。
1 医療用吸引器具
2 陰圧容器
2a キャップ
3 収容容器
3b クランプ部材
3d 容器本体
3e 収容部
4 排気部材(排気部)
5 バルーン
6 連結チューブ
7 排気部側一方弁
9 ボトルキャップ(接続蓋)
9a 接続ボス(接続部)
9b 集液ポート
9c 内側ボス
9d フィルタ取付部
9e 返し突起
10、10X フィルタ
10a 通気孔
10b 通し孔
10c、10e 不織布
10d、10f 多孔質材
10g 第1層
10h 第2層
L 仮想線

Claims (8)

  1. 陰圧容器で形成される陰圧により排液を吸引する医療用吸引器具であって、
    前記陰圧容器と、
    前記陰圧容器に接続されて外部にエアを排気する排気部と、
    前記陰圧容器に接続されて前記排液を収容する収容部を有する収容容器と、を備え、
    該収容容器の内部から前記陰圧容器の内部に至るまでの前記エアの経路上に、液体及び固体の通過を阻止しつつ前記エアを通すフィルタが設けられていることを特徴とする医療用吸引器具。
  2. 前記収容容器は、前記収容部を有する容器本体と、該容器本体の開口を覆い、前記陰圧容器と接続するための接続部を有する接続蓋と、を備え、
    前記フィルタは、前記接続蓋における前記容器本体側に配設されている請求項1に記載の医療用吸引器具。
  3. 前記フィルタには、前記フィルタの平均孔径よりも大きな径の通気孔が形成されている請求項1又は2に記載の医療用吸引器具。
  4. 前記フィルタの前記通気孔は、前記収容容器が起立した状態において、前記収容部の中央を通って上方向に延在する仮想線上に形成されている請求項3に記載の医療用吸引器具。
  5. 前記フィルタは、不織布を備えて疎水性を有するシート状のフィルタである請求項1から4のいずれか一項に記載の医療用吸引器具。
  6. 前記収容容器には、前記フィルタが取り付けられるフィルタ取付部があり、
    前記フィルタは、前記不織布を含む第1層と、該第1層とは異なる第2層と、を含んで構成されており、
    前記第1層は、前記フィルタの厚さ方向における中央よりも前記フィルタ取付部側に配設されている請求項5に記載の医療用吸引器具。
  7. 前記フィルタは、連続気泡型の樹脂製の多孔質材を含み、
    該多孔質材は、前記収容部に面して設けられている請求項5又は6に記載の医療用吸引器具。
  8. 前記多孔質材は、前記不織布を構成する繊維の隙間に含浸して前記不織布と結合している請求項7に記載の医療用吸引器具。
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