JP2020068107A - 非水電解液の製造装置および非水電解液の製造方法 - Google Patents

非水電解液の製造装置および非水電解液の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2020068107A
JP2020068107A JP2018199869A JP2018199869A JP2020068107A JP 2020068107 A JP2020068107 A JP 2020068107A JP 2018199869 A JP2018199869 A JP 2018199869A JP 2018199869 A JP2018199869 A JP 2018199869A JP 2020068107 A JP2020068107 A JP 2020068107A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
electrolytic solution
basic anion
weakly basic
anion exchange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018199869A
Other languages
English (en)
Inventor
健太 合庭
Kenta Aiba
健太 合庭
中村 彰
Akira Nakamura
彰 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Organo Corp
Original Assignee
Organo Corp
Japan Organo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Organo Corp, Japan Organo Co Ltd filed Critical Organo Corp
Priority to JP2018199869A priority Critical patent/JP2020068107A/ja
Priority to PCT/JP2019/038124 priority patent/WO2020085001A1/ja
Priority to KR1020217013123A priority patent/KR102627186B1/ko
Priority to CN201980064421.1A priority patent/CN112889170A/zh
Priority to EP19877049.7A priority patent/EP3872915A4/en
Priority to US17/287,829 priority patent/US20210384557A1/en
Publication of JP2020068107A publication Critical patent/JP2020068107A/ja
Priority to JP2023103485A priority patent/JP2023116810A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Landscapes

  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

【課題】フッ酸等の酸性不純物を効果的にその含有量を低減した非水電解液を容易に調製し得る非水電解液の製造装置を提供する。【解決手段】炭酸エステル中にアルカリ金属塩電解質が分散されたアルカリ金属塩電解質含有液を通液して非水電解液をえるための、弱塩基性陰イオン交換樹脂を収容したイオン交換部を有し、前記弱塩基性陰イオン交換樹脂が、スチレン系樹脂を基体とし、弱塩基性陰イオン交換基として、特定の三級アミノ基を有することを特徴とする非水電解液の製造装置である。【選択図】 図1

Description

本発明は、非水電解液の製造装置および非水電解液の製造方法に関するものである。
リチウムイオン電池においては、電解液として、炭酸エステル溶媒に六フッ化リン酸リチウム(LiPF6 )などのリチウム系電解質を溶解させた非水電解液が用いられている。
しかしながら、上記電解液を構成する炭酸エステル溶媒及びリチウム系電解質中には微量の水分が残留しており、この水分は、上記LiPF6 等のリチウム系電解質と反応して、例えば以下の反応式(1)〜(3)に示すようにフッ化水素(HF)等を生成する。
(1)LiPF6+H2O → LiF+2HF+POF3
(2)POF3+H2O → POF2(OH)+HF
(3)POF2(OH)+H2O → POF(OH)2+HF
電解液中に上記フッ化水素(フッ酸)等の酸性不純物が存在する場合、リチウムイオン電池の電池容量や充放電のサイクル特性を低下させたり、電池内部の腐食を生じやすくなる(特許文献1(特開2011−71111号公報)等参照)。
特開2011−71111号公報
このため、従来より、電解液中からフッ酸等の酸性不純物を除去する方法が望まれるようになっており、係る酸性不純物を除去する方法として、三級アミン構造を有する陰イオン交換基(三級アミノ基)を含む弱塩基性陰イオン交換樹脂にリチウムイオン電池用電解液を接触させる方法が考えられる。
しかしながら、本発明者等が検討したところ、水中と異なり非水電解液中では、上記弱塩基性陰イオン交換樹脂の種類によってはフッ酸等の酸性不純物の除去性能が上手く発揮できず、目標とする電解液の品質まで達しない場合があることが判明した。
このような状況下、本発明は、フッ酸等の酸性不純物を効果的に吸着してその含有量を低減したリチウムイオン電池用電解液等の非水電解液を容易に調製し得る非水電解液の製造装置を提供するとともに、非水電解液の製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明者等は、上記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、炭酸エステル中にアルカリ金属塩電解質が分散されたアルカリ金属塩電解質含有液を通液して非水電解液を得るための、弱塩基性陰イオン交換樹脂が収容されたイオン交換部を有し、前記弱塩基性陰イオン交換樹脂が、スチレン系樹脂を基体とするとともに弱塩基性陰イオン交換基として特定の三級アミノ基を有する非水電解液の製造装置により、上記技術課題を解決し得ることを見出し、本知見に基づいて本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、
(1)炭酸エステル中にアルカリ金属塩電解質が分散されたアルカリ金属塩電解質含有液を通液して非水電解液を得るための、弱塩基性陰イオン交換樹脂が収容されたイオン交換部を有し、
前記弱塩基性陰イオン交換樹脂が、スチレン系樹脂を基体とし、弱塩基性陰イオン交換基として、下記一般式(I)
Figure 2020068107
(ただし、R1基およびR2基は炭素数1〜3の炭化水素基であって互いに同一であっても異なっていてもよく、*は基体または基体へ結合するための結合基との結合部位を示す。)
で表される三級アミノ基を有する
ことを特徴とする非水電解液の製造装置、
(2)前記スチレン系樹脂が、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体である上記(1)に記載の非水電解液の製造装置、
(3)前記弱塩基性陰イオン交換基が、下記一般式(II)
Figure 2020068107
(ただし、R1基およびR2基は炭素数1〜3の炭化水素基であって互いに同一であっても異なっていてもよく、R3基は炭素数1〜3の炭化水素基であり、*は基体との結合部位を示す。)
で表される三級アミノ基である上記(1)または(2)に記載の非水電解液の製造装置、
(4)前記一般式(I)または一般式(II)で表される弱塩基性陰イオン交換基が、ジメチルアミノメチル基である上記(1)〜(3)のいずれかに記載の非水電解液の製造装置、
(5)前記非水電解液がリチウムイオン電池用電解液である上記(1)〜(4)のいずれかに記載の非水電解液の製造装置、
(6)非水電解液を製造する方法であって、
炭酸エステル中にアルカリ金属塩電解質が分散されたアルカリ金属塩電解質含有液を、弱塩基性陰イオン交換樹脂が収容されたイオン交換部に通液して非水電解液を得る酸吸着工程を有し、
前記弱塩基性陰イオン交換樹脂が、スチレン系樹脂を基体とし、弱塩基性陰イオン交換基として、下記一般式(I)
Figure 2020068107
(ただし、R1基およびR2基は炭素数1〜3の炭化水素基であって互いに同一であっても異なっていてもよく、*は基体または基体へ結合するための結合基との結合部を示す。)
で表される三級アミノ基を有する
ことを特徴とする非水電解液の製造方法、
(7)前記スチレン系樹脂が、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体である上記(6)に記載の非水電解液の製造方法、
(8)前記弱塩基性陰イオン交換基が、下記一般式(II)
Figure 2020068107
(ただし、R1基およびR2基は炭素数1〜3の炭化水素基であって互いに同一であっても異なっていてもよく、R3基は炭素数1〜3の炭化水素基であり、*は基体との結合部位を示す。)
で表される三級アミノ基である上記(6)または(7)に記載の非水電解液の製造方法、
(9)前記一般式(I)または一般式(II)で表される弱塩基性陰イオン交換基が、ジメチルアミノメチル基である上記(6)〜(8)のいずれかに記載の非水電解液の製造方法、
(10)前記非水電解液がリチウムイオン電池用電解液である上記(6)〜(9)のいずれかに記載の非水電解液の製造方法、
を提供するものである。
本発明によれば、フッ酸等の酸性不純物を効果的に吸着してその含有量を低減した非水電解液を容易に調製し得る非水電解液の製造装置を提供するとともに、非水電解液の製造方法を提供することができる。
本発明に係る非水電解液の製造装置の構成を説明するための図である。 本発明に係る非水電解液の製造装置の形態例を示す図である。
本発明に係る非水電解液の製造装置は、炭酸エステル中にアルカリ金属塩電解質が分散されたアルカリ金属塩電解質含有液を通液して非水電解液を得るための、弱塩基性陰イオン交換樹脂が収容されたイオン交換部を有し、
前記弱塩基性陰イオン交換樹脂が、スチレン系樹脂を基体とし、弱塩基性陰イオン交換基として、下記一般式(I)
Figure 2020068107
(ただし、R1基およびR2基は炭素数1〜3の炭化水素基であって互いに同一であっても異なっていてもよく、*は基体または基体へ結合するための結合基との結合部位を示す。)
で表される三級アミノ基を有する
ことを特徴とするものである。
図1は、本発明に係る非水電解液の製造装置の構成例を示すものである。
図1に示すように、本発明に係る非水電解液の製造装置1は、炭酸エステル中にリチウム系電解質等のアルカリ金属塩電解質が分散されたアルカリ金属塩電解質含有液Sを通液して非水電解液を得るための、弱塩基性陰イオン交換樹脂が収容されたイオン交換部2を有している。
本発明に係る非水電解液の製造装置において、炭酸エステルとしては、環状炭酸エステルおよび鎖状炭酸エステルから選ばれる一種以上を挙げることができる。
環状炭酸エステルとしては、エチレンカーボネート(炭酸エチレン)、プロピレンカーボネート(炭酸プロピレン)等から選ばれる一種以上を挙げることができ、鎖状炭酸エステルとしては、ジメチルカーボネート(炭酸ジメチル)、ジエチルカーボネート(炭酸ジエチル)、エチルメチルカーボネート(炭酸エチルメチル)等から選ばれる一種以上を挙げることができる。
本発明に係る非水電解液の製造装置において、アルカリ金属塩電解質としては、リチウム系電解質を挙げることができ、リチウム系電解質としては、LiPF6、LiClO4、LiBF4 、LiAsF6 、LiSbF6 、LiAlCl4 、LiCF3SO3 等から選ばれる一種以上を挙げることができ、電池性能を考慮した場合、LiPF6 が好適である。
本発明に係る非水電解液の製造装置において、非水電解液としては、リチウムイオン電池用電解液が好適である。
本発明に係る非水電解液の製造装置において、アルカリ金属塩電解質含有液中のアルカリ金属塩電解質濃度は、0.5〜2.0mol/Lが好ましく、0.5〜1.2mol/Lがより好ましく、0.8〜1.2mol/Lがさらに好ましい。
アルカリ金属塩電解質含有液の調製方法も特に制限されないが、例えば、炭酸エステル中にアルカリ金属塩電解質を、不活性ガス雰囲気下で添加、溶解することにより調製することができる。
本発明に係る非水電解液の製造装置は、アルカリ金属塩電解質含有液(未精製の非水電解液)を通液する、弱塩基性陰イオン交換樹脂を収容したイオン交換部を有している。
本発明に係る非水電解液の製造装置において、イオン交換部で使用する弱塩基性陰イオン交換樹脂は、スチレン系樹脂を基体として有するものである。
本出願書類において、スチレン系樹脂とは、スチレン又はスチレン誘導体を単独または共重合した、スチレン又はスチレン誘導体に由来する構成単位を50質量%以上含む樹脂を意味する。
上記スチレン誘導体としては、α−メチルスチレン、ビニルトルエン、クロロスチレン、エチルスチレン、i−プロピルスチレン、ジメチルスチレン、ブロモスチレン等が挙げられる。
スチレン系樹脂としては、スチレンまたはスチレン誘導体の単独または共重合体を主成分とするものであれば、共重合可能な他のビニルモノマーとの共重合体であってもよく、このようなビニルモノマーとしては、例えば、o−ジビニルベンゼン、m−ジビニルベンゼン、p−ジビニルベンゼン等のジビニルベンゼン、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート等のアルキレングリコールジ(メタ)アクリレート等の多官能性モノマーや、(メタ)アクリロニトリル、メチル(メタ)アクリレート等から選ばれる一種以上を挙げることができる。
上記共重合可能な他のビニルモノマーとしては、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、エチレン重合数が4〜16のポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジビニルベンゼンがより好ましく、ジビニルベンゼン、エチレングリコールジ(メタ)アクリレートがより好ましく、ジビニルベンゼンがさらに好ましい。
本発明に係る非水電解液の製造装置において、イオン交換部で使用する弱塩基性陰イオン交換樹脂は、スチレン系樹脂を基体とし、弱塩基性陰イオン交換基として、下記一般式(I)
Figure 2020068107
(ただし、R1基およびR2基は炭素数1〜3の炭化水素基であって互いに同一であっても異なっていてもよく、*は基体または基体へ結合するための結合基との結合部位を示す。)
で表される三級アミノ基を有している。
上記一般式(I)で表される弱塩基性陰イオン交換基において、R1基およびR2基は炭素数1〜3の炭化水素基である。
1基またはR2基としては、アルキル基およびアルケニル基から選ばれる一種以上を挙げることができ、アルキル基であることが好ましい。
1基またはR2基として、具体的には、メチル基、エチル基、プロピル基およびプロピレン基から選ばれる一種以上を挙げることができ、メチル基であることが好ましい。
上記一般式(I)で表される弱塩基性陰イオン交換基において、R1基およびR2基は、互いに同一であっても異なっていてもよい。
上記一般式(I)で表される弱塩基性陰イオン交換基としては、ジメチルアミノ基、ジエチルアミノ基、ジプロピルアミノ基等を挙げることができ、ジメチルアミノ基であることが好ましい。
上記一般式(I)において、*は、上記一般式(I)で表される弱塩基性陰イオン交換基と、基体または基体へ結合するための結合基との結合部位を示す。
上記一般式(I)で表される弱塩基性陰イオン交換基は、スチレン系樹脂からなる基体に対し、下記一般式(II)に示すように、適宜結合基であるR3基を介して結合していることが好ましい。
Figure 2020068107
(ただし、R1基およびR2基は炭素数1〜3の炭化水素基であって互いに同一であっても異なっていてもよく、R3基は炭素数1〜3の炭化水素基であり、*は基体との結合部位を示す。)
上記R1基およびR2基としては、上述したものと同様のものを挙げることができる。
上記R3基は炭素数1〜3の炭化水素基であり、R3基としては、アルキレン基およびアルケニレン基から選ばれる一種以上を挙げることができ、アルキレン基であることが好ましい。
3基として、具体的には、メチレン基 (−CH2−)、エチレン基(−CH2CH2CH2−)、 プロピレン基(−CH2CH2CH2−)等から選ばれる一種以上を挙げることができ、メチレン基が好ましい。
上記一般式(I)で表される弱塩基性陰イオン交換基は、スチレン又はスチレン誘導体に置換基として導入することにより、スチレン系樹脂中に導入することができる。
イオン交換部に収容される弱塩基性陰イオン交換樹脂は、ゲル型構造、マクロポーラス(MR)型構造、ポーラス型構造のいずれの構造を有するものであってもよく、マクロポーラス型構造を有するものが好ましい。
弱塩基性陰イオン交換樹脂のサイズは特に制限されないが、その調和平均径が、300〜1000μmであるものが好ましく、400〜800μmであるものがより好ましく、500〜700μmであるものがさらに好ましい。
また、弱塩基性陰イオン交換樹脂としては、その湿潤状態の総イオン交換容量が、0.1〜3.0(eq/L−R)であるものが好ましく、0.5〜2.5(eq/L−R)であるものがより好ましく、1.0〜2.0(eq/L−R)であるものがさらに好ましい。
このような弱塩基性陰イオン交換樹脂は、市販品であってもよく、例えば、三菱化学(株)製ダイヤイオンWA30や、オルガノ(株)製ORLITE DS−6等から選ばれる一種以上を挙げることができる。
本発明に係る非水電解液の製造装置において、イオン交換部内に収容される弱塩基性陰イオン交換樹脂の収容形態は、アルカリ金属塩電解質含有液と弱塩基性陰イオン交換樹脂とが接触し得る形態であれば特に制限されない。
例えば、イオン交換部が、アルカリ金属塩電解質含有液を通液し得る弱塩基性陰イオン交換樹脂を充填したカラムまたは槽であってもよい。
また、イオン交換部は、アルカリ金属塩電解質含有液を通液するためのポンプを備えたものであってもよい。
本発明に係る非水電解液の製造装置において、アルカリ金属塩電解質含有液をイオン交換部内の弱塩基性陰イオン交換装置に通液する通液速度(液空間速度)は、アルカリ金属塩電解質含有液中の酸性不純物を除去し得る速度から適宜選定すればよい。
上記弱塩基性陰イオン交換樹脂による処理は、例えば、先ず、処理すべきアルカリ金属塩電解質含有液を構成する炭酸エステル溶媒で予め弱塩基性陰イオン交換樹脂を洗浄した後、約40〜80℃で減圧下にて乾燥し、次いで、再度処理すべきアルカリ金属塩電解質含有液を構成する炭酸エステル溶媒で弱塩基性陰イオン交換樹脂を膨潤した上で、カラムに充填する。その上で、常法に従い逆洗・押出し操作等を行った後、処理すべき電解液を好ましくはSV(流量/イオン交換樹脂体積比)1〜100hr-1、より好ましくはSV2〜50hr-1、さらに好ましくはSV5〜20hr-1で通液することにより行うことができる。
本発明に係る非水電解液の製造装置においては、上記イオン交換部から得られる酸吸着処理液中のフッ酸等の酸性不純物の含有量が、20質量ppm以下であることが好ましく、10質量ppm以下であることがより好ましく、5質量ppm以下であることがさらに好ましい。
なお、本出願書類において、上記酸性不純物量は、中和滴定法により測定した値を意味する。
本発明によれば、イオン交換部に収容する弱塩基性陰イオン交換樹脂として、スチレン系樹脂を基体とし、三級アミン構造を有する特定の弱塩基性陰イオン交換基を有するものを採用することにより、電解液中の酸性不純物を効果的に吸着除去することができる。
このため、本発明によれば、フッ酸等の酸性不純物を効果的に吸着してその含有量を低減した非水電解液を容易に調製し得る非水電解液の製造装置を提供することができる。
次に、本発明に係る非水電解液の製造方法について説明する。
本発明に係る非水電解液の製造方法は、炭酸エステル中にアルカリ金属塩電解質が分散されたアルカリ金属塩電解質含有液を、弱塩基性陰イオン交換樹脂が収容されたイオン交換部に通液して非水電解液を得る酸吸着工程を有し、前記弱塩基性陰イオン交換樹脂が、スチレン系樹脂を基体とし、弱塩基性陰イオン交換基として、下記一般式(I)
Figure 2020068107
(ただし、R1基およびR2基は炭素数1〜3の炭化水素基であって互いに同一であっても異なっていてもよく、*は基体または基体へ結合するための結合基との結合部を示す。)
で表される三級アミノ基を有することを特徴とするものである。
本発明に係る非水電解液の製造方法は、実質的に、本発明に係る製造装置を用いて非水電解液を製造するものであることから、製造方法の詳細は、上述した本発明に係る製造装置の使用形態の説明と共通する。
本発明によれば、フッ酸等の酸性不純物を効果的にその含有量を低減した非水電解液を容易に調製し得る非水電解液の製造方法を提供することができる。
次に、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、これは単に例示であって、本発明を制限するものではない。
(実施例1)
図2に示す非水電解液の製造装置1としてリチウムイオン電池用電解液の製造装置を用いて電解液を調製した。
すなわち、先ず、図2に示すように、非水電解質の製造装置(リチウムイオン電池用電解液の製造装置)1を構成するイオン交換部2として、スチレン−ジビニルベンゼンを基体とし、弱塩基性陰イオン交換基としてジメチルアミノ基を有する弱塩基性陰イオン交換樹脂(マクロポーラス型)を充填したカラムを用意した。
次いで、上記カラムに対し、エチレンカーボネート(EC)およびジメチルカーボネート(DMC)を体積比で1:1の割合で混合した混合溶媒にLiPF6を1mol/Lとなるように溶解した電解液Sを、ポンプPを用いて40L/L−樹脂の速度で通液し、通液後の電解液をタンクTに貯蔵した。
上記通液前後における、電解液中のフッ酸濃度を以下の方法で測定した。結果を表1に示す。
<フッ酸濃度の測定方法>
水酸化ナトリウムによる中和滴定から算出した水素イオン濃度を全てフッ酸に換算してフッ酸濃度とした。
(比較例1)
弱塩基性陰イオン交換樹脂として、アクリル系樹脂を基体とし、弱塩基性陰イオン交換基としてジメチルアミノ基を有するもの(ゲル型)を用いた以外は、実施例1と同様にして、弱塩基性陰イオン交換樹脂を充填したカラムに対し電解液Sを通液し、通液前後における、電解液中のフッ酸濃度を測定した。
結果を表1に示す。
(比較例2)
弱塩基性陰イオン交換樹脂として、スチレン−ジビニルベンゼンを基体とし、弱塩基性陰イオン交換基としてポリアミン基を有するもの(マクロポーラス型)を用いた以外は、実施例1と同様にして、弱塩基性陰イオン交換樹脂を充填したカラムに対し電解液Sを通液し、通液前後における、電解液中のフッ酸濃度を測定した。
結果を表1に示す。
(比較例3)
弱塩基性陰イオン交換樹脂として、アクリル系樹脂を基体とし、弱塩基性陰イオン交換基としてポリアミン基を有するもの(マクロポーラス型)を用いた以外は、実施例1と同様にして、弱塩基性陰イオン交換樹脂を充填したカラムに対し電解液Sを通液し、通液前後における、電解液中のフッ酸濃度を測定した。
結果を表1に示す。
Figure 2020068107
(参考例1)
エチレンカーボネート(EC)およびジメチルカーボネート(DMC)を体積比で1:1の割合で混合した混合溶媒にLiPF6を1mol/Lとなるように溶解した電解液に代えて、フッ酸を濃度100質量ppmとなるように溶解した水を通液した以外は、実施例1と同様にして、弱塩基性陰イオン交換樹脂を充填したカラムに対し上記水溶液を通液し、通液前後における、電解液中のフッ酸濃度を測定した。
結果を表2に示す。
(参考例2)
エチレンカーボネート(EC)およびジメチルカーボネート(DMC)を体積比で1:1の割合で混合した混合溶媒にLiPF6を1mol/Lとなるように溶解した電解液に代えて、フッ酸を濃度100質量ppmとなるように溶解した水を通液した以外は、比較例1と同様にして、弱塩基性陰イオン交換樹脂を充填したカラムに対し上記水溶液を通液し、通液前後における、電解液中のフッ酸濃度を測定した。
結果を表2に示す。
(参考例3)
エチレンカーボネート(EC)およびジメチルカーボネート(DMC)を体積比で1:1の割合で混合した混合溶媒にLiPF6を1mol/Lとなるように溶解した電解液に代えて、フッ酸を濃度100質量ppmとなるように溶解した水を通液した以外は、比較例2と同様にして、弱塩基性陰イオン交換樹脂を充填したカラムに対し上記水溶液を通液し、通液前後における、電解液中のフッ酸濃度を測定した。
結果を表2に示す。
(参考例4)
エチレンカーボネート(EC)およびジメチルカーボネート(DMC)を体積比で1:1の割合で混合した混合溶媒にLiPF6を1mol/Lとなるように溶解した電解液に代えて、フッ酸を濃度100質量ppmとなるように溶解した水を通液した以外は、比較例3と同様にして、弱塩基性陰イオン交換樹脂を充填したカラムに対し上記水溶液を通液し、通液前後における、電解液中のフッ酸濃度を測定した。
結果を表2に示す。
Figure 2020068107
表1より、実施例1においては、炭酸エステル中にリチウム系電解質を分散したリチウム系電解質含有液中の酸性不純物の除去処理を、スチレン系樹脂を基体とする特定の弱塩基性陰イオン交換樹脂を用いて行っているために、酸性不純物を効果的に除去し得ることが分かる。
一方、表1より、比較例1〜比較例3においては、炭酸エステル中にリチウム系電解質を分散したリチウム系電解質含有液中の酸性不純物の除去処理を、上記特定の弱塩基性陰イオン交換樹脂を用いて行っていないために、酸性不純物の効果的な除去が困難であることが分かる。
また、表2に示す参考例1〜参考例4の結果より、水中の酸性不純物を除去する場合には、イオン交換樹脂の種類に拘わらず酸性不純物を効果的に除去し得ることが分かる。
本発明によれば、フッ酸等の酸性不純物を効果的に吸着してその含有量を低減した非水電解液を容易に調製し得る非水電解液の製造装置を提供するとともに、非水電解液の製造方法を提供することができる。
1 非水電解液の製造装置
2 酸吸収装置

Claims (10)

  1. 炭酸エステル中にアルカリ金属塩電解質が分散されたアルカリ金属塩電解質含有液を通液して非水電解液を得るための、弱塩基性陰イオン交換樹脂が収容されたイオン交換部を有し、
    前記弱塩基性陰イオン交換樹脂が、スチレン系樹脂を基体とし、弱塩基性陰イオン交換基として、下記一般式(I)
    Figure 2020068107
    (ただし、R1基およびR2基は炭素数1〜3の炭化水素基であって互いに同一であっても異なっていてもよく、*は基体または基体へ結合するための結合基との結合部位を示す。)
    で表される三級アミノ基を有する
    ことを特徴とする非水電解液の製造装置。
  2. 前記スチレン系樹脂が、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体である請求項1に記載の非水電解液の製造装置。
  3. 前記弱塩基性陰イオン交換基が、下記一般式(II)
    Figure 2020068107
    (ただし、R1基およびR2基は炭素数1〜3の炭化水素基であって互いに同一であっても異なっていてもよく、R3基は炭素数1〜3の炭化水素基であり、*は基体との結合部位を示す。)
    で表される三級アミノ基である請求項1または請求項2に記載の非水電解液の製造装置。
  4. 前記一般式(I)または一般式(II)で表される弱塩基性陰イオン交換基が、ジメチルアミノメチル基である請求項1〜請求項3のいずれかに記載の非水電解液の製造装置。
  5. 前記非水電解液がリチウムイオン電池用電解液である請求項1〜請求項4のいずれかに記載の非水電解液の製造装置。
  6. 非水電解液を製造する方法であって、
    炭酸エステル中にアルカリ金属塩電解質が分散されたアルカリ金属塩電解質含有液を、弱塩基性陰イオン交換樹脂が収容されたイオン交換部に通液して非水電解液を得る酸吸着工程を有し、
    前記弱塩基性陰イオン交換樹脂が、スチレン系樹脂を基体とし、弱塩基性陰イオン交換基として、下記一般式(I)
    Figure 2020068107
    (ただし、R1基およびR2基は炭素数1〜3の炭化水素基であって互いに同一であっても異なっていてもよく、*は基体または基体へ結合するための結合基との結合部を示す。)
    で表される三級アミノ基を有する
    ことを特徴とする非水電解液の製造方法。
  7. 前記スチレン系樹脂が、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体である請求項6に記載の非水電解液の製造方法。
  8. 前記弱塩基性陰イオン交換基が、下記一般式(II)
    Figure 2020068107
    (ただし、R1基およびR2基は炭素数1〜3の炭化水素基であって互いに同一であっても異なっていてもよく、R3基は炭素数1〜3の炭化水素基であり、*は基体との結合部位を示す。)
    で表される三級アミノ基である請求項6または請求項7に記載の非水電解液の製造方法。
  9. 前記一般式(I)または一般式(II)で表される弱塩基性陰イオン交換基が、ジメチルアミノメチル基である請求項6〜請求項8のいずれかに記載の非水電解液の製造方法。
  10. 前記非水電解液がリチウムイオン電池用電解液である請求項6〜請求項9のいずれかに記載の非水電解液の製造方法。
JP2018199869A 2018-10-24 2018-10-24 非水電解液の製造装置および非水電解液の製造方法 Pending JP2020068107A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018199869A JP2020068107A (ja) 2018-10-24 2018-10-24 非水電解液の製造装置および非水電解液の製造方法
PCT/JP2019/038124 WO2020085001A1 (ja) 2018-10-24 2019-09-27 非水電解液の製造装置および非水電解液の製造方法
KR1020217013123A KR102627186B1 (ko) 2018-10-24 2019-09-27 비수전해액의 제조장치 및 비수전해액의 제조방법
CN201980064421.1A CN112889170A (zh) 2018-10-24 2019-09-27 非水电解液的制造装置和非水电解液的制造方法
EP19877049.7A EP3872915A4 (en) 2018-10-24 2019-09-27 DEVICE FOR PRODUCING A NON-AQUEOUS ELECTROLYTIC SOLUTION AND METHOD FOR PRODUCING A NON-AQUEOUS ELECTROLYTIC SOLUTION
US17/287,829 US20210384557A1 (en) 2018-10-24 2019-09-27 Apparatus for producing non-aqueous electrolytic solution and method for producing non-aqueous electrolytic solution
JP2023103485A JP2023116810A (ja) 2018-10-24 2023-06-23 非水電解液の製造装置および非水電解液の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018199869A JP2020068107A (ja) 2018-10-24 2018-10-24 非水電解液の製造装置および非水電解液の製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023103485A Division JP2023116810A (ja) 2018-10-24 2023-06-23 非水電解液の製造装置および非水電解液の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020068107A true JP2020068107A (ja) 2020-04-30

Family

ID=70388580

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018199869A Pending JP2020068107A (ja) 2018-10-24 2018-10-24 非水電解液の製造装置および非水電解液の製造方法
JP2023103485A Pending JP2023116810A (ja) 2018-10-24 2023-06-23 非水電解液の製造装置および非水電解液の製造方法

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2023103485A Pending JP2023116810A (ja) 2018-10-24 2023-06-23 非水電解液の製造装置および非水電解液の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (2) JP2020068107A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023233724A1 (ja) * 2022-05-31 2023-12-07 オルガノ株式会社 非水電解液二次電池

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11185810A (ja) * 1997-12-16 1999-07-09 Tonen Corp リチウム電池用電解液及びその製造方法
JP2000505042A (ja) * 1996-11-26 2000-04-25 エフエムシー・コーポレイション リチウム塩溶液から酸を除去する方法
JP2011071111A (ja) * 2009-08-28 2011-04-07 Tosoh Corp 非水電解液処理用ゼオライト及び非水電解液の処理方法
WO2011074631A1 (ja) * 2009-12-17 2011-06-23 インテグリス・インコーポレーテッド 電解液中のフッ化水素を除去する精製器

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000505042A (ja) * 1996-11-26 2000-04-25 エフエムシー・コーポレイション リチウム塩溶液から酸を除去する方法
JPH11185810A (ja) * 1997-12-16 1999-07-09 Tonen Corp リチウム電池用電解液及びその製造方法
JP2011071111A (ja) * 2009-08-28 2011-04-07 Tosoh Corp 非水電解液処理用ゼオライト及び非水電解液の処理方法
WO2011074631A1 (ja) * 2009-12-17 2011-06-23 インテグリス・インコーポレーテッド 電解液中のフッ化水素を除去する精製器

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
狩野直樹、二瓶誠、今泉洋: "OT−for−OH交換反応を用いた陰イオン交換樹脂の反応性", RADIOISOTOPES, vol. 45, JPN6023032996, 1996, JP, pages 613 - 618, ISSN: 0005123428 *

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023233724A1 (ja) * 2022-05-31 2023-12-07 オルガノ株式会社 非水電解液二次電池

Also Published As

Publication number Publication date
JP2023116810A (ja) 2023-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Liu et al. Purification and characterization of reclaimed electrolytes from spent lithium-ion batteries
KR102627185B1 (ko) 비수전해액의 제조장치 및 비수전해액의 제조방법
Bhatt et al. Recent progress in theoretical and computational investigations of Li-ion battery materials and electrolytes
JP6367313B2 (ja) 球状粒子、その生成およびそれを使用する方法
CN101814625B (zh) 一种处理锂盐的方法
JP5197000B2 (ja) リチウムイオン電池用固体高分子電解質及びリチウムイオン電池
Park et al. Exploiting the steric effect and low dielectric constant of 1, 2-dimethoxypropane for 4.3 V lithium metal batteries
US20130001168A1 (en) Apparatus and method for adsorbing and desorbing lithium ions using a ccd process
JP2008251528A (ja) リチウムバッテリーに有用な高純度のリチウムポリハロゲン化ボロンクラスター塩
JP2023116810A (ja) 非水電解液の製造装置および非水電解液の製造方法
JP7182427B2 (ja) 非水電解液の製造装置および非水電解液の製造方法
CN104558390B (zh) 凝胶聚合物电解质用聚合物及其制备方法和凝胶聚合物电解质及其制备方法
CN100384009C (zh) 用于锂电池的高纯多卤化硼簇锂盐
WO2020085001A1 (ja) 非水電解液の製造装置および非水電解液の製造方法
JP7265855B2 (ja) 非水電解液の製造装置および非水電解液の製造方法
JP2020068106A (ja) 非水電解液の製造装置および非水電解液の製造方法
JP2012248519A (ja) 電解液、ゲル電界質及びリチウムイオン二次電池
CN115775657A (zh) 离子导体的制备方法和制备装置
Huakun et al. Review of SEI film forming additives for electrolyte of lithium ion battery
JPH11185810A (ja) リチウム電池用電解液及びその製造方法
JP2023004087A (ja) 非水電解液の保管方法
EP4057414A1 (en) Apparatus for producing nonaqueous electrolyte solution and method for producing nonaqueous electrolyte solution
JP6058553B2 (ja) 遷移金属炭酸塩の製造方法
JP2021170525A (ja) リチウムイオン二次電池用電解液の精製方法およびリチウムイオン二次電池
CN116495711A (zh) 一种双氟磺酰亚胺锂组合物及其制备方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210615

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220726

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220905

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221206

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230111

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20230418

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230623

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20230703

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20230810