JP2020067433A - 放射線検出素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】離間場所の判別が困難。【解決手段】第1面と第1面と反対側の第2面とを有する基材と、基材を貫通して第1面側と第2面側とを電気的に接続し、第1面側で露出する第1電極と、第1方向において第1電極と隣接し、基材を貫通して第1面側と第2面側とを電気的に接続し、第1面側で露出する第2電極と、第1方向と交差する第2方向において第1電極と隣接し、基材を貫通して第1面側と第2面側とを電気的に接続し、第1面側で露出する第3電極と、第1方向において第3電極と隣接し、第2方向において第2電極と隣接し、基材を貫通して第1面側と第2面側とを電気的に接続し、第1面側で露出する第4電極と、第1面側に配置され、第1電極と第2電極との間、第2電極と第3電極との間、第3電極と第4電極との間、及び第4電極と第1電極との間に設けられ、第1電極、第2電極、第3電極、及び第4電極の各々と離間して設けられる第5電極と、を有する。【選択図】図1

Description

本開示は、ピクセル型電極によるガス増幅を用いた放射線を検出する放射線検出素子に関する。
ピクセル型電極によるガス電子増幅型放射線検出器の研究が進められている。ガス電子増幅型放射線検出器は、従来の検出器による放射線検出では不十分であった検出領域の画像イメージングにおいて、大面積かつリアルタイムイメージングができるという特徴がある。
特許文献1には、ガス中での電子雪崩増幅を利用した検出器として、ピクセル型電極を用いた放射線検出器が開示されている。放射線検出器は、圧力容器内に設けられたピクセル型電極と、ピクセル型電極に対向するドリフト電極と、で構成される。また、圧力容器内には、検出する放射線に応じたガスが充填されている。ピクセル型電極は、X方向、Y方向の2次元に配置された複数のアノード電極と、複数のカソード電極とを有する。
放射線がガスに衝突すると、ガスの電離により生じた電子は、ドリフト電極とカソード電極との間の電場の影響を受けて、ピクセル電極方向に移動し、アノード電極とカソード電極との間の電場により、雪崩的に増殖する。これにより、アノード電極で収集された電子群は、電気信号として読み出すことができるレベルにまで達する。
特許文献1には、ピクセル型電極によるガス増幅を用いた放射線検出器が開示されている。当該放射線検出器は、X方向に沿って配置された複数のアノード電極と、Y方向に沿って配置された複数のカソード電極から得られた電気信号をクロック信号と同期させて、時間と位置データに変換する。時間情報と、X方向及びY方向の位置情報とにより、放射線の飛跡を計測することができる。
特許第3354551号
しかしながら、従来のピクセル型電極による放射線検出器では、離れた場所において同時に信号が検出された場合、これらの信号を判別することが困難であった。そのため、位置検出精度が低下してしまうという問題があった。
本開示は、位置検出精度が向上した放射線検出素子を提供することを目的の一つとする。
本発明の一実施形態に係る放射線検出素子は、第1面と第1面と反対側の第2面とを有する基材と、基材を貫通して第1面側と第2面側とを電気的に接続し、第1面側で露出する第1電極と、第1方向において第1電極と隣接し、基材を貫通して第1面側と第2面側とを電気的に接続し、第1面側で露出する第2電極と、第1方向と交差する第2方向において第1電極と隣接し、基材を貫通して第1面側と第2面側とを電気的に接続し、第1面側で露出する第3電極と、第1方向において第3電極と隣接し、第2方向において第2電極と隣接し、基材を貫通して第1面側と第2面側とを電気的に接続し、第1面側で露出する第4電極と、第1面側に配置され、第1電極と第2電極との間、第2電極と第3電極との間、第3電極と第4電極との間、及び第4電極と第1電極との間に設けられ、第1電極、第2電極、第3電極、及び第4電極のそれぞれと離間して設けられる第5電極と、第2面側で、第1電極と電気的に接続された第1外部端子と、第2面側で、第2電極と電気的に接続された第2外部端子と、第2面側で、第3電極と電気的に接続された第3外部端子と、第2面側で、第4電極と電気的に接続された第4外部端子と、を有し、第1外部端子乃至第4外部端子の各々は、電気的に絶縁される。
上記構成において、第5電極は、第1電極、第2電極、第3電極、及び第4電極のそれぞれを囲む複数の開口部を有していてもよい。
上記構成において、基材を貫通して第1面側と第2面側とを電気的に接続し、第1面側で露出する第6電極と、第2面側で、第6電極と電気的に接続された第5外部端子と、をさらに有し、第6電極は、第5電極と電気的に接続され、第5外部端子は、第1外部端子乃至第4外部端子と電気的に絶縁されもよい。
上記構成において、第5電極と、基材との間に第1絶縁層をさらに有し、第1電極の先端部乃至第4電極の先端部は、第1絶縁層の表面から露出されていてもよい。
上記構成において、第2方向において第3電極と隣接し、基材を貫通して第1面側と第2面側とを電気的に接続し、第1面側で露出する第7電極と、第2面側で、第7電極と電気的に接続された第6外部端子と、第1面に配置され、第5電極及び第7電極と離間して設けられた第8電極と、をさらに有し、第6外部端子は、第1外部端子乃至第4外部端子とそれぞれ電気的に絶縁されもよい。
上記構成において、第8電極は、第7電極を囲む第5開口部を有していてもよい。
上記構成において、基材を貫通して第1面側と第2面側とを電気的に接続し、第1面側で露出する第9電極と、第2面側で、第9電極と電気的に接続された第7外部端子と、をさらに有し、第7外部端子は、第1外部端子乃至第4外部端子と、電気的に絶縁されてもよい。
上記構成において、第1外部端子乃至第7外部端子と、電気的に接続される配線基板をさらに有し、第5電極には、第8電極と同じ電位が、配線基板から供給されていてもよい。
本開示の一実施形態によると、位置検出精度が向上した放射線検出素子を提供することができる。
本開示の一実施形態に係る放射線検出素子を備える放射線検出装置の概略図である。 本開示の一実施形態に係る放射線検出素子の平面図である。 本開示の一実施形態に係る放射線検出素子の断面図である。 本開示の一実施形態に係る放射線検出素子を備える放射線検出装置の概略図である。 本開示の一実施形態に係る放射線検出素子の平面図である。 本開示の一実施形態に係る放射線検出素子の平面図である。 本開示の一実施形態に係る放射線検出素子の断面図である。 本開示の一実施形態に係る放射線検出素子の平面図である。 本開示の一実施形態に係る放射線検出素子の断面図である。 本開示の一実施形態に係る放射線検出素子の断面図である。 本開示の一実施形態に係る放射線検出素子の平面図である。 本開示の一実施形態に係る放射線検出素子の断面図である。 本開示の一実施形態に係る放射線検出素子の断面図である。 本開示の一実施形態に係る放射線検出素子の平面における拡大図である。 従来の放射線検出素子の平面図である。
以下、図面を参照して、本開示の一実施形態に係る放射線検出素子および放射線検出装置について詳細に説明する。なお、本開示の一実施形態に係る放射線検出素子および放射線検出装置は以下の実施形態に限定されることはなく、種々の変形を行ない実施することが可能である。全ての実施形態において、同じ構成要素には同一符号を付して説明する。また、図面の寸法比率は、説明の都合上、実際の比率とは異なったり、構成の一部が図面から省略されたりする場合がある。また、説明の便宜上、上方又は下方という語句を用いて説明するが、例えば、第1部材と第2部材との上下関係が図示と逆になるように配置されてもよい。また、以下の説明で基材の第1面及び第2面は基材の特定の面を指すものではなく、基材の表面方向又は裏面方向を特定するもので、つまり基材に対する上下方向を特定するための名称である。
(第1実施形態)
本開示の一実施形態に係る放射線検出素子100を有する放射線検出装置200の構造の概要について、図1乃至図4を参照して説明する。
<放射線検出装置の概要>
図1は、本実施形態に係る放射線検出素子100を有する放射線検出装置200の概略図である。本実施形態に係る放射線検出装置200は、ドリフト電極20、放射線検出素子100、及びチャンバー30を有する。ドリフト電極20と、放射線検出素子100は、チャンバー30内に一定のスペースを介して対向して配置される。チャンバー30の内部には、アルゴンやキセノンなどの希ガスと、エタンやメタンなどの常温でガスのアルカンもしくは二酸化炭素を含む消光作用を有するガス(クエンチングガス)と、の混合ガスで封入されている。なお、チャンバー30の内部にはこれらのガスが単体で封入されていてもよく、二種類以上の混合ガスが封入されていてもよい。
<放射線検出素子の構成>
本実施形態に係る放射線検出素子100は、基材10、カソード電極111、アノード電極121、貫通電極122、及びアノードパターン電極123を有している。基材10は、第1面10a及び第1面10aと反対側の第2面10bを有している。
アノード電極121は、基材10を貫通して第1面10a側と第2面10b側とを電気的に接続し、第1面10a側で露出する構成を有する。以下の説明において、アノード電極121と、貫通電極122と、アノードパターン電極123をそれぞれ区別して説明するが、アノード電極121は、貫通電極122及びアノードパターン電極123を含んでいてもよい。
アノード電極121は、カソード電極111の開口部112に配置されている。アノード電極121は、カソード電極111の開口部112の数に合わせて、4行×4列で配列されている。つまり、カソード電極111に設けられた複数の開口部112のそれぞれに、アノード電極121が配置されている。
貫通電極122は、基材10の第1面10aから反対側の第2面10bを貫通する貫通孔に設けられる。貫通電極122は、アノード電極121の数に合わせて、4行×4列で配列されている。貫通電極122は、アノード電極121と接続されている。本実施形態では、貫通電極122の上端部が露出した部分が、アノード電極121に相当する。
アノードパターン電極123は、基材10の第2面10bに配置されている。アノードパターン電極123は、アノード電極121の数に合わせて、4行×4列で配列されている。複数のアノードパターン電極123のそれぞれは、貫通電極122と接続されている。アノードパターン電極123は、カソード電極111の開口部112に対応する位置に配置される。
カソード電極111は、基材10の第1面10aに配置されている。本実施形態では、カソード電極111は、一つの導電層で形成されている例を示す。また、カソード電極111は、複数の開口部112を有している。複数の開口部112は、円形である。本実施形態では、複数の開口部112は、4行×4列で配置されている例について示す。
本明細書等では、カソード電極111の一部、開口部112、アノード電極121を、ピクセル電極101という。ピクセル電極101は、概略正方形である。図1では、一つの放射線検出素子100に、4行×4列の16個のピクセル電極101が配置された例を示したが、ピクセル電極101の数はこれに限定されない。例えば、放射線検出素子100は、24行×24列の576個のピクセル電極101を有していてもよい。
<放射線検出素子の構成>
次に、本実施形態に係る放射線検出素子100が有するピクセル電極101の構成について詳細に説明する。図2は、本開示の一実施形態に係る放射線検出素子100の平面図である。図3は、図2に示すA1−A2線に沿って切断した断面図である。
図2及び図3に示す放射線検出素子100において、ピクセル電極101−1、101−2、101−3、101−4を例示して説明する。以降の説明において、ピクセル電極101−1、101−2、101−3、101−4のそれぞれを区別しない場合には、ピクセル電極101と記載する。また、ピクセル電極101−1、101−2、101−3、101−4のそれぞれの構成要素についても同様である。
ピクセル電極101−1は、基材10、アノード電極121−1、貫通電極122−1、アノードパターン電極123−1、及びカソード電極111を有する。また、ピクセル電極101−2は、基材10、アノード電極121−2、貫通電極122−2、アノードパターン電極123−2、及びカソード電極111を有する。
まず、アノード電極121の構成について説明する。図3に示すように、アノード電極121は、基材10を貫通して第1面10aと第2面10bとを電気的に接続し、第1面10a側で露出した構成を有する。アノード電極121は、基材10の第1面10a上に配置される。本実施形態では、アノード電極121は、カソード電極111の開口部112において、基材10の第1面10aから貫通電極122の上端部が突出している形状を有している構成を示すが、この形状に限定されない。アノード電極121は、カソード電極111の開口部112において、基材10の第1面10aから貫通電極122の上端部が突出しない形状であってもよい。アノード電極121は、例えば、貫通電極122の上端部が基材10の第1面10aと概略一致する形状、又は貫通電極122の上端部が基材10の内部に位置する形状であってもよい。ただし、基材10の第1面10aでのカソード電極111とアノード電極121の高さを略同一にすることで、高電圧を印加して電気力線をアノード電極121に集中させても放電が抑制される。
次に、アノード電極121−1、アノード電極121−2、アノード電極121−3、121−4のそれぞれが配置される位置について説明する。図2に示すように、アノード電極121−1を基準とすると、アノード電極121−2は、第1方向D1においてアノード電極121−1と隣接している。また、アノード電極121−3は、第1方向D1と交差する第2方向D2において、アノード電極121−1と隣接している。また、アノード電極121−4は、第1方向D1においてアノード電極121−3と隣接し、第2方向D2においてアノード電極121−2と隣接している。
アノードパターン電極123−1、123−2、123−3、123−4は、基材10の第2面10b側に配置されている。アノードパターン電極123−1、123−2、123−3、123−4は、それぞれ電気的に絶縁されている。アノードパターン電極123−1は、基材10の第2面10b側において貫通電極122−1と接続されている。また、アノードパターン電極123−2は、基材10の第2面10bにおいて貫通電極122−2と接続されている。また、アノードパターン電極123−3、123−4も、基材10の第2面10bにおいて貫通電極122(図示しない)と接続されている。また、アノードパターン電極123−1、123−2、123−3、123−4は、それぞれ電気的に絶縁されている。
貫通孔11は、基材10の第1面10aから第2面10bまでを接続する。本実施形態において、貫通孔11および貫通電極122は円柱形である。すなわち、貫通孔11は基材10の厚さ方向において略同一の内径を有する。ここで貫通孔11の内径とは最大径を示し、貫通孔11の基材10の厚さ方向と垂直な断面における貫通孔11の輪郭線上の距離が最大になる2点の長さを示す。したがって、貫通孔11の第1面10a側における貫通電極122の内径と貫通孔11の第2面10b側における貫通電極122の内径とは、略同一である。
貫通孔11のアスペクト比は、4以上の範囲であることが好ましい。ここで貫通孔11のアスペクト比とは、貫通孔11の内径(貫通孔11が基材10の厚さ方向において異なる内径を有する場合、最大値をとる)に対する貫通孔11の深さ(基材10の厚さ)と定義する。貫通孔11のアスペクト比が4未満である場合、アノードパターン電極123とカソード電極111間に電気力線の漏れが生じるようになり、アノード電極121とカソード電極111と間に電気力線が集中しなくなり、ガス増幅率が低下してしまう。
カソード電極111は、基材10の第1面10a側に配置されている。カソード電極111は、アノード電極121−1とアノード電極121−2との間、アノード電極121−2とアノード電極121−3との間、アノード電極121−3とアノード電極121−4との間、及びアノード電極121−4とアノード電極121−1との間に設けられている。また、カソード電極111は、アノード電極121−1、121−2、121−3、121−4のそれぞれと離間して設けられている。具体的には、カソード電極111には、アノード電極121−1、121−2、121−3、121−4のそれぞれを囲むように開口部112−1、112−2、112−3、112−4が設けられている。また、カソード電極111は、アノード電極121−1、121−2、121−3、121−4と電気的に絶縁されている。
図2では、カソード電極111とアノード電極121との距離が、アノード電極121を基準として全方向において一定となるように、カソード電極111の開口部112内にアノード電極121が設けられている構成を示したが、この構成に限定されない。例えば、アノード電極121を基準としてある一定の方向において、他の方向よりもカソード電極111とアノード電極121との距離が近くてもよい。このような構成とすることで、一定の方向において、検出感度を高めることができる。また、図2では、カソード電極111は、アノード電極121を囲む例を示したが、カソード電極111の一部が解放されていてもよい。
アノードパターン電極123−1には外部端子131−1が接続されており、アノードパターン電極123−2には外部端子131−2が接続されている。また、図示はしないが、アノードパターン電極123−3は、外部端子と接続されており、アノードパターン電極123−4は、外部端子と接続されている。また、アノードパターン電極123−1、123−2、123−3、123−4のそれぞれに接続された複数の外部端子は、それぞれ電気的に絶縁されている。図3では、外部端子131−1、131−2として、はんだボールを用いる例について示すが、これに限定されない。外部端子131−1、131−2として、銅ピラー、リード、又は端子パッド等を用いてもよい。
<放射線検出素子の各パラメータ>
本開示の一実施形態に係る放射線検出素子100の各パラメータの一例を、以下に示す。なお、以下に示す各パラメータは一例であるため、適宜変更してもよい。
基材の外形:9.6mm角
カソード電極の幅:9550μm角
カソード電極の開口径d1:250μm
貫通孔の内径d2:50μm
アノード電極のピッチd3:400μm
基材の厚さ:300μm
カソード電極111は、基材10の外形よりもわずかに小さい領域となることが好ましい。例えば、基材10の端部よりも、少なくとも20μm内側に配置されることが好ましい。これにより、カソード電極111が、基材10から剥離することを防止することができる。
貫通孔11の内径d2は、貫通電極122の上端部よりもわずかに小さいことが好ましい。これにより、貫通電極122の上端部をエッチングする際に、貫通孔11内部にエッチング液が侵入することを抑制し、貫通孔11内の貫通電極122がエッチングされることを抑制することができる。
基材10として、有機絶縁材料を用いることができる。有機絶縁基材としては、ポリイミド、エポキシ、ベンゾシクロブテン、ポリアミド、フェノール、シリコーン、フッ素、液晶ポリマー、ポリアミドイミド、ポリベンゾオキサゾール、シアネート、アラミド、ポリオレフィン、ポリエステル、BTレジン、FR−4、FR−5、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、シンジオタクチック・ポリスチレン 、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルニトリル、ポリカーボネート、ポリフェニレンエーテルポリサルホン、ポリエーテルスルホン、ポリアリレート、ポリエーテルイミドなどを用いることができる。また、基材としてガラス、シリコン、セラミックスなどの無機材料を用いることもできる。
<従来の放射線検出方法>
次に、従来の放射線検出素子500の放射線検出の原理について、図15を参照して説明する。
図15は、従来の放射線検出素子500の平面図である。放射線検出素子500は、D1方向に沿って、複数のアノードパターン電極523−1、523−2(区別しない場合には、単にアノードパターン電極523と記す)が配列されており、D2方向に沿って、複数のカソード電極511−1、511−2(区別しない場合には、単にカソード電極511と記す)が配列されている。複数のカソード電極511−1、511−2は、基材10の第1面に設けられており、複数のアノードパターン電極523−1、523−2は、基材10の第2面に設けられている。
従来の放射線検出素子500の放射線の検出方法を、ピクセル電極501−1、501−2、501−3、501−4(区別しない場合には、単にピクセル電極501と記す)を例示して説明する。ピクセル電極501−1において、カソード電極511の開口部512−1に、アノード電極521−1が配置されている。アノード電極521−1は、基材10を貫通する貫通電極(図示しない)と接続されている。貫通電極は、アノードパターン電極523−1と接続されている。また、ピクセル電極501−2において、カソード電極511−2の開口部512−2に、アノード電極521−2が配置されている。アノード電極521−2は、基材10を貫通する貫通電極(図示しない)と接続されている。貫通電極は、アノードパターン電極523−1と接続されている。なお、アノード電極521−1、521−2を、区別しない場合には、単にアノード電極521と記す。また、ピクセル電極501−3、501−4の構成については、詳細な説明を省略する。
図15において、カソード電極511と、アノード電極521との間に電圧を印加することで、電場が形成される。カソード電極511は、グランド(GND)に接続されており、ドリフト電極(図示しない)と、カソード電極511との間にも電圧が印加され、電場が形成される。
放射線が入射したとき、ドリフト電極とカソード電極511との間に発生させた電場の影響により、放射線はチャンバー内に存在する気体との相互作用により電子雲を形成する。電子雲の各電子は、アノード電極521とカソード電極511からなるピクセル電極501の方向へ引き寄せられる。このとき、引き寄せられた電子は気体原子と衝突し、気体原子を電離する。ガス増幅により電離した電子は雪崩的に増殖し、アノード電極521で収集される電子群は、電気信号として読み出すことができる程度にまで達する。そして、この電気信号を、アノードパターン電極523を通して外部端子(例えば、外部端子524−1)から外部に読み出すことができる。一方、カソード電極511には電子群に誘導された正電荷が生じ、ここから得られる電気信号をカソード電極511の外部端子(例えば、外部端子525−1)から外部に読み出すことができる。これらの電気信号を時系列に計測することにより、荷電粒子の飛跡を測定することができる。
しかしながら、従来の放射線検出素子500では、離れた場所において同時に信号が検出された場合、これらの信号を分離することが困難であった。具体的に、アノードパターン電極523−1、523−2、カソード電極511−1、511−2を参照して説明する。アノードパターン電極523−1、523−2と、カソード電極511−1、511−2が交差する位置Sには、ピクセル電極501−1、501−2、501−3、501−4が配置される。例えば、アノードパターン電極523−1及びアノードパターン電極523−2で同時に信号が検出され、カソード電極511−1及びカソード電極511−2で同時に検出され、これらの信号がマッチングしていると判定された場合を仮定する。この場合、ピクセル電極501−1及びピクセル電極501−4で同時に信号が検出されたのか、ピクセル電極501−2及びピクセル電極501−3で同時に信号が検出されたのか、判別することができなかった。そのため、放射線検出素子500の位置検出精度が低下してしまうという問題があった。
<本実施形態に係る放射線検出方法>
次に、本実施形態に係る放射線検出素子100の放射線検出の原理について、図4を参照して説明する。
本開示の一実施形態に係る放射線検出素子100では、基材10の第1面10aに、一つのカソード電極111及び複数のアノード電極121を設け、複数のアノード電極121のそれぞれと、基材10の第2面10bで複数のアノードパターン電極123のそれぞれと接続されている。複数のアノードパターン電極123のそれぞれは、電気的に絶縁されている。また、複数のアノードパターン電極123のそれぞれは、複数の外部端子(図示せず)のそれぞれと接続されている。
図4において、ピクセル電極101−1、101−2、101−3、101−4のうち、ピクセル電極101−1及びピクセル電極101−4で同時に信号が検出され、ピクセル電極101−2及びピクセル電極101−3で同時に信号が検出されたと仮定する。本実施形態の場合、ピクセル電極101−1、101−2、101−3、101−4のそれぞれが有するアノードパターン電極は、それぞれ電気的に絶縁されている。そのため、ピクセル電極101−1、101−2、101−3、101−4のそれぞれで検出された信号は、それぞれのアノードパターン電極から外部端子を介して読み出すことができる。したがって、ピクセル電極101−1及びピクセル電極101−4で同時に信号が検出され、ピクセル電極101−2及びピクセル電極101−3で同時に信号が検出された場合であっても、ピクセル電極101−1及びピクセル電極101−4で同時に検出された信号と、ピクセル電極101−2及びピクセル電極101−3で同時に検出された信号と、を判別することができる。これにより、放射線検出素子100の位置情報精度を向上させることができる。また、検出位置情報取得のためのマッチング処理が不要となるため、信号処理スピードを向上させることができる。
図1では、複数のピクセル電極101を、4行×4列で配列する例について説明したが、これの配列に限定されない。複数のピクセル電極101を、細密充填配列となるように配置してもよい。
<放射線検出素子の外部端子の構造>
次に、従来の放射線検出素子500の外部端子について説明する。従来の放射線検出素子500では、配線基板などに実装した後で、外部端子524−1、525−1と、配線基板とを接続する構造であった。そのため、放射線検出素子500の基材10の周辺部にしか外部端子524−1、525−1を構成することができなかった。また、放射線検出素子500の基材10の一辺の長さも限られるために外部端子数も制限せざるを得なかった。
本開示の一実施形態に係る放射線検出素子100は、図3に示すように、アノードパターン電極123に外部端子131を接続する構成である。このような構成とすることにより、複数の外部端子131を、配線基板に一括で接続することができるため、放射線検出素子100の組み立て製造時間を短縮することができる。また、基材10の第1面10aに、外部端子を設けることが不要となるため、ピクセル電極101の形成領域を増加させることができる。
(第2実施形態)
本実施形態に係る放射線検出素子100Aは、複数のカソード電極111Aを有する点で、第1実施形態に係る放射線検出素子100のカソード電極111と異なっている。なお、放射線検出素子100Aの構成は、カソード電極111Aの構成以外、放射線検出素子100の構成と同様である。そのため、放射線検出素子100と同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。
<放射線検出素子の構成>
本実施形態に係る放射線検出素子100Aの構成について詳細に説明する。図5は、本開示の一実施形態に係る放射線検出素子100Aの平面図である。
図5に示す放射線検出素子100Aでは、カソード電極111が複数のカソード電極111Aに分割されている。また、カソード電極111Aは、複数の開口部112を有している。図5では、カソード電極111Aが有する複数の開口部112は、2行×2列で配列されている例について示す。なお、分割されるカソード電極111Aの数は、図5に示す形態に限定されない。また、一つのカソード電極111Aが有する複数の開口部112の数も、図5に示す形態に限定されない。また、隣接するカソード電極111Aの幅d4は、例えば、20μmなどとすればよく、隣接するカソード電極111Aが電気的に絶縁されていればよい。
アノード電極121は、カソード電極111Aに設けられた複数の開口部112のそれぞれに配置されている。
アノードパターン電極123は、基材10の第2面10bに配置されている。アノードパターン電極123は、アノード電極121の数に合わせて配列されている。また、アノードパターン電極123は、貫通電極(図示しない)を介して、アノード電極121と接続されている。アノードパターン電極123は、カソード電極111Aの開口部に対応する位置に配置される。
<本実施形態に係る放射線検出方法>
本実施形態に係る放射線検出素子100Aを有する放射線検出装置に、放射線が入射すると、一定の確率で、放射線とガスが反応して、運動エネルギーを持った電子を放出する。次に、放出された電子が運動エネルギーを消費しながら移動すると周りのガスが電離し、次々に電荷(電子)が生じる。この電荷が、付加されている電場により放射線検出素子100Aに到達することで、電子雪崩によって電荷が増幅されて信号となる。
一方、電子雪崩及び電荷の増幅によって、局所的に電位の変動が生じる。電子雪崩が生じた部分へ、電位安定のための電源供給が行われる。この電源供給は、カソード電極111Aと接続された電源供給端子から行われる。そのため、電源供給端子と、電子雪崩が生じたカソード電極111Aとの間において、電位が不安定になる。
本実施形態に示すように、カソード電極111Aを分割して複数設けて、それぞれに電位を供給する。このとき、複数のカソード電極111Aに供給される電位は、同一であることが好ましい。このようにすることで、それぞれ分割されたカソード電極111Aにおける電位が不安定になることを抑制することができる。また、分割されたカソード電極111Aの面積を各々等しくすることで、電位供給の面内ばらつきや、電子増幅率のばらつきを抑制することができる。
(第3実施形態)
本実施形態では、放射線検出素子100Bにおいて、カソード電極111に接続される外部端子132の構成について説明する。なお、放射線検出素子100Bの構成は、外部端子132の構成以外、放射線検出素子100の構成と同様である。そのため、放射線検出素子100と同一部分又は同様な機能を有する部分には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。
<放射線検出素子の構成>
次に、本実施形態に係る放射線検出素子100Bの構成について説明する。図6は、本実施形態に係る放射線検出素子100Bの平面図である。図7は、図6に示すB1−B2線に沿って切断した断面図である。
図6及び図7に示す放射線検出素子100Bは、基材10の第1面10aに設けられたカソード電極111と、基材10の貫通孔12に設けられた貫通電極124と、基材10の第2面10bに設けられた導電層125と、を有する。カソード電極111は、貫通電極124と接続されており、貫通電極124は、導電層125と接続されている。また、導電層125は、外部端子132と接続されている。また、外部端子132は、複数の外部端子131のそれぞれと電気的に絶縁されている。
カソード電極111と接続される外部端子132を、アノード電極121と接続される外部端子131と同じ構成にすることで、放射線検出素子100Bを配線基板に実装する際に、容易に実装することができる。
また、貫通電極122が設けられる貫通孔11の内径d2と、貫通電極124が設けられる貫通孔12の内径d5とを略同一にすることで、基材10に同時に貫通孔11及び貫通孔12を形成することができるため、放射線検出素子100Bを形成する際の生産性が向上する。
<変形例1>
次に、図5に示す放射線検出素子100Aと一部異なる構成を有する放射線検出素子100Cについて、図8を参照して説明する。図8は、本実施形態に係る放射線検出素子100Cの上面図である。
図8に示す放射線検出素子100Cでは、図5に示す放射線検出素子100Aと同様に、カソード電極111が複数のカソード電極111Cに分割されている。基材10の第1面に設けられたカソード電極111Cは、基材の貫通孔に設けられた貫通電極124Cと接続されている。また、貫通電極124Cは、基材10の第2面10bに設けられた導電層125Cと接続されている。また、導電層125Cは、外部端子(図示せず)と接続されている。当該外部端子は、複数の外部端子131と電気的に絶縁されている。
複数のカソード電極111Cの面内電位分布を等しくするために、複数のカソード電極111Cのそれぞれと接続される貫通電極124Cは、等間隔で配置することが好ましい。
放射線検出素子100Cにおいても、カソード電極111Cと接続される外部端子を、アノード電極121と接続される外部端子と同じ構成にすることで、放射線検出素子100Cを配線基板に実装する際に、容易に実装することができる。また、カソード電極111を複数のカソード電極111Cに分割した場合であっても、複数のカソード電極111Cのそれぞれに同じ電位を、配線基板から供給することができる。
(第4実施形態)
本実施形態に係る放射線検出素子100Dは、アノードパターン電極123と、外部端子131とを配線層142を介して接続する構成について、図9を参照して説明する。なお、放射線検出素子100Dの構成について、放射線検出素子100の構成と同様の構成については、繰り返しの説明は省略する。
<放射線検出素子の構成>
本実施形態に係る放射線検出素子100Dの構成について説明する。図9は、本実施形態に係る放射線検出素子100Dの断面図である。
図9に示すように、放射線検出素子100Dでは、基材10の第2面10bに設けられた複数のアノードパターン電極123上に絶縁層141が設けられている。また、絶縁層141上に、複数の配線層142が設けられている。複数の配線層142のそれぞれは、複数のアノードパターン電極123のそれぞれに接続されている。また、配線層142は、外部端子131と接続されている。
アノードパターン電極123と、外部端子131とを、配線層142を介して接続することにより、外部端子131のレイアウトを調整することができる。これにより、隣接する外部端子131のピッチd10を、隣接するアノード電極121のピッチd3よりも小さくすることができる。また、放射線検出素子が大きなサイズになると、実装する配線基板との熱膨張差によって外部端子の接続に不良が生じて、信頼性が劣るおそれがある。しかしながら、アノードパターン電極123と、外部端子131とを、配線層142を介して接続することで、放射線検出素子100Dと配線基板との熱膨張差を緩和することができる。また、複数の放射線検出素子100Dを、配線基板上に隣接して配列する際に、放射線検出素子100D間にデッドスペースが発生しないようにすることができる。
(第5実施形態)
本実施形態に係る放射線検出素子100Eは、基材10の第1面10a及び第2面10bにそれぞれ絶縁層143、144を設ける構成を有する例について図10を参照して説明する。
基材10の第1面10a上には、絶縁層143が設けられている。絶縁層143には、貫通電極122が形成される位置に対応して、開口部が設けられている。絶縁層143に設けられた開口部を介して、貫通電極122と、アノード電極121とが電気的に接続されている。アノード電極121の上面は、絶縁層143の表面から露出されている。カソード電極111は、絶縁層143上に設けられている。カソード電極111の平面図は、特に図示しないが、図2に示すように、一つのカソード電極111が設けられていてもよいし、図5に示すように、複数のカソード電極111Aが設けられていてもよい。なお、本実施形態において、カソード電極111及びアノード電極121は、同じ材料を有する一つの導電層を加工することで形成することができる。
基材10に貫通孔11を形成する際のエッチング工程や、貫通電極122を形成する際の導体メッキ工程などの製造工程において、貫通電極122の表面が荒れたり、凹凸が生じたりする場合がある。基材10の第1面10aに絶縁層143を設けることにより、第1面10aの表面凹凸を緩和することができる。また、基材10の第1面10aと、カソード電極111との密着性を向上させることができるため、カソード電極111が剥離することを抑制することができる。また、絶縁層143上に、同じ材料を有する一つの導電層を加工することで、カソード電極111とアノード電極121とを形成することができる。これにより、貫通電極122によってアノード電極121を形成する場合と比較して、カソード電極111の高さと、アノード電極121の高さとを合わせることが容易となる。
基材10の第2面10b上には、絶縁層141が設けられている。絶縁層141には、貫通電極122が形成される位置に対応して、開口部が設けられている。絶縁層141に設けられた開口部を介して、貫通電極122と、アノードパターン電極123とが電気的に接続されている。アノードパターン電極123は、絶縁層141上に設けられている。
基材10の第2面10bに絶縁層141を設けることにより、第2面10bの表面凹凸を緩和することができる。また、基材10の第2面10bと、アノードパターン電極123との密着性を向上させることができるため、アノードパターン電極123が剥離することを抑制することができる。
図10では、カソード電極111と基材10との間には、絶縁層143が設けられており、アノード電極121と基材10との間には、絶縁層141が設けられている例を示すが、本開示の一実施形態はこれに限定されない。絶縁層143及び絶縁層141の少なくとも一方が省略される構成であってもよい。
絶縁層141、143として、有機絶縁材料を用いることができる。有機絶縁層としては、ポリイミド、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ベンゾシクロブテン樹脂、ポリアミド、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、フッ素樹脂、液晶ポリマー、ポリアミドイミド、ポリベンゾオキサゾール、シアネート樹脂、アラミド、ポリオレフィン、ポリエステル、BTレジン、FR−4、FR−5、ポリアセタール、ポリブチレンテレフタレート、シンジオタクチック・ポリスチレン 、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリエーテルニトリル、ポリカーボネート、ポリフェニレンエーテルポリサルホン、ポリエーテルスルホン、ポリアリレート、ポリエーテルイミドなどを用いることができる。また、絶縁層としてガスを透過しやすい部材を用いることができる。例えば、内部に気泡を含有するポーラスな材料を用いてもよい。
絶縁層141、143の厚さは、特に制限はないが、例えば、1μm以上20μm以下の範囲で適宜選択することができる。絶縁層141、143の厚さが上記下限より薄いと、アノード電極121とカソード電極111の表面絶縁が小さくなり、放電が起こる原因となりうる。また、絶縁層141、143の厚さが上記上限より厚くなると、開口部の形成工程が長くなり、製造工程が長期化し、製造コストも上昇してしまう。また絶縁層141、143による内部応力で絶縁部材が反り、割れやすくなる。
(第6実施形態)
本開示の一実施形態に係る放射線検出素子100は、配線基板150に実装接続する場合について、図11及び図12を参照して説明する。図11は、本開示の一実施形態に係る放射線検出素子100が実装された配線基板150の平面図である。図12は、図11に示すC1−C2線に沿って切断した断面図である。
図11及び図12に示すように、配線基板150には、ボンディングパッド151が設けられている。ボンディングパッド151は、ボンディングワイヤー152によって、カソード電極111と接続することができる。ボンディングワイヤー152として、例えば、20μmφの金ワイヤーを用いる。なお、カソード電極111と、配線基板150との接続方法は、ボンディングワイヤー152によるワイヤーボンディングに限定されない。放射線検出素子100と、配線基板150との接続方法は、線材でのはんだ付けや、接続ピンによるコンタクト接続など、適宜変更することができる。
図11及び図12では、カソード電極111と配線基板150との接続箇所を二か所設ける例について示すが、カソード電極111と配線基板150との接続箇所は少なくとも一か所あればよい。カソード電極111と配線基板150との接続箇所を複数設けることにより、カソード電極111内の電位分布の差を小さくすることができる。
また、図5に示す放射線検出素子100Aを、配線基板150に実装接続する場合には、分割されたカソード電極111Aの数に応じて、配線基板150にボンディングパッド151を設ければよい。
なお、配線基板150には、図示しないが、信号処理回路や、制御回路などが形成されている。また、配線基板150に実装されたFPC(Flexible printed circuits)などのコネクタ部品により、外部回路と接続することができる。また、配線基板150に実装接続された外部端子131は、アンダーフィル材や、封止樹脂材料で固定と外部端子の保護を行うことができる。
配線基板150に、例えば、タングステン、モリブデンなどの質量が大きい原子、又はヨウ化セシウム(CsI)や、フッ化バリウム(BaF2)などの放射線によってシンチレーション発光を起こす物質を分散させる。これにより、放射線検出素子を透過した放射線を減衰させることで、放射線が外部に漏れることを少なくすることもできる。また、上述の質量が大きい原子は、図9で示した配線基板150中の導電層として用いることも可能である。また、上述の質量が大きい原子は放射線を吸収する材料、上述の放射線によってシンチレーションを起こす物質は、放射線を光に変換する材料として、放射線のエネルギーや種類によって選定できる。
<放射線検出素子の検査方法>
本開示の一実施形態に係る放射線検出素子100を、配線基板150に実装する前に、カソード電極111と、アノード電極121のオープン/ショートテストを行うことが好ましい。オープン/ショートテストを行う方法として、クッション性を有する導電性シートに、放射線検出素子100をコンタクトすることで、カソード電極111と、アノード電極121との絶縁性を検査することができる。または、複数のアノード電極121のそれぞれについて、カソード電極111に対する静電容量を測定することで、各電極におけるオープン/ショートを確認することができる。
放射線検出素子100を、配線基板150に実装した後、実動作時に必要となる電位、又は試験電位を印加して実用上問題がないかを確認することが好ましい。例えば、カソード電極111に−400Vを印加し、複数のアノード電極121の各々にはGNDを印加することで、カソード電極111と、アノード電極121との間で、必要な電界が生じるように適宜設定すればよい。
(第7実施形態)
本実施形態では、本開示の一実施形態に係る放射線検出素子100を複数個実装した配線基板150Aについて、図13及び図14を参照して説明する。
<放射線検出装置の構成>
図13では、配線基板150A上に、放射線検出素子100−1、100−2、100−3が実装されている例を示す。放射線検出素子100−1は、複数の外部端子131−1によって、配線基板150Aと接続されている。放射線検出素子100−2は、複数の外部端子131−2によって、配線基板150Aと接続されている。また、放射線検出素子100−3は、複数の外部端子131−3によって、配線基板150Aと接続されている。
図14は、隣接する放射線検出素子100−1及び放射線検出素子100−2を上面視したときの拡大図である。放射線検出素子100−1において、基材10−1上に、カソード電極111−1が配置されている。また、放射線検出素子100−2において、基材10−2上に、カソード電極111−2が配置されている。放射線検出素子100−1のカソード電極111−1と、放射線検出素子100−2のカソード電極111−2とは、接続部153によって電気的に接続される。接続部153として、例えば、銅リボン、ワイヤーボンディング、導電性ペースト、はんだ接続などを用いる。図14では、接続部153として、銅リボンによって接続する例を示す。複数の放射線検出素子100−1、100−2、100−3をそれぞれ、接続部153によって接続することで、所望のサイズの放射線検出装置200を容易に構成することができる。
本実施形態では、隣接する放射線検出素子100−1と放射線検出素子100−2とを、接続部153によって接続する例を示したが、接続方法はこれに限定されない。第3実施形態に係る放射線検出素子100B又は放射線検出素子100Cを複数用いて、配線基板150Aに実装する場合には、接続部153を用いなくてもよい。例えば、複数の放射線検出素子100Bを複数用いて、配線基板150に直接接続する場合には、複数の放射線検出素子100Bのカソード電極111のそれぞれは、貫通電極122を介して接続された外部端子131によって、配線基板150Aと直接接続される。カソード電極111が、外部端子131によって、配線基板150Aと直接接続される場合であっても、カソード電極111の電位分布の安定化を図るために、隣接するカソード電極111を、接続部153を適宜用いて接続してもよい。
本実施形態に示すように、複数の放射線検出素子を、配線基板150に実装することにより、所望のサイズの放射線検出装置を容易に構成することができる。
また、本開示に係る放射線検出素子100では、基材10の第2面10bに複数の外部端子131が設けられているため、配線基板150Aへの接続を一括で行うことができ、放射線検出素子100の組み立て製造時間を短縮することができる。
<放射線検出装置の各パラメータ>
本開示の一実施形態に係る放射線検出装置200の各パラメータの一例を、以下に示す。なお、以下に示す各パラメータは一例であるため、適宜変更してよい。
基材の外形:9.6mm角
カソード電極の幅:9550μm角
カソード電極の開口径d1:250μm
貫通孔の内径d2:50μm
隣接するアノード電極のピッチd3:400μm
基材の厚さ:300μm
隣接する基材の距離d6:50μm
基材の端部からカソード電極までの距離d7:20μm
カソード電極の端部から開口部までの距離d8:30μm
隣接する基材上のアノード電極の距離d9:400μm
隣接する基材10−1、10−2の距離を50μmとすることにより、放射線検出素子100−1の端部に配置されたアノード電極121−1と、放射線検出素子100−2の端部に配置されたアノード電極121−2との距離は、400μmとなる。これにより、放射線検出素子100−1に配置された隣接するアノード電極121間の距離と、隣接する放射線検出素子100−1、100−2のアノード電極121−1、121−2間の距離と、を一致させることができる。
10:基材、10a:第1面、10b:第2面、11:貫通孔、12:貫通孔、20:ドリフト電極、30:チャンバー、100:放射線検出素子、101:ピクセル電極、111:カソード電極、112:開口部、121:アノード電極、122:貫通電極、123:アノードパターン電極、124:貫通電極、125:導電層、131:外部端子、132:外部端子、141:絶縁層、142:配線層、143:絶縁層、144:絶縁層、150:配線基板、151:ボンディングパッド、152:ボンディングワイヤー、153:接続部、200:放射線検出装置、500:放射線検出素子、501:ピクセル電極、511:カソード電極、521:アノード電極、523:アノードパターン電極

Claims (8)

  1. 第1面と前記第1面と反対側の第2面とを有する基材と、
    前記基材を貫通して前記第1面側と前記第2面側とを電気的に接続し、前記第1面側で露出する第1電極と、
    第1方向において前記第1電極と隣接し、前記基材を貫通して前記第1面側と前記第2面側とを電気的に接続し、前記第1面側で露出する第2電極と、
    前記第1方向と交差する第2方向において前記第1電極と隣接し、前記基材を貫通して前記第1面側と前記第2面側とを電気的に接続し、前記第1面側で露出する第3電極と、
    前記第1方向において前記第3電極と隣接し、前記第2方向において前記第2電極と隣接し、前記基材を貫通して前記第1面側と前記第2面側とを電気的に接続し、前記第1面側で露出する第4電極と、
    前記第1面側に配置され、前記第1電極と前記第2電極との間、前記第2電極と前記第3電極との間、前記第3電極と前記第4電極との間、及び前記第4電極と前記第1電極との間に設けられ、前記第1電極、前記第2電極、前記第3電極、及び前記第4電極のそれぞれと離間して設けられる第5電極と、
    前記第2面側で、前記第1電極と電気的に接続された第1外部端子と、
    前記第2面側で、前記第2電極と電気的に接続された第2外部端子と、
    前記第2面側で、前記第3電極と電気的に接続された第3外部端子と、
    前記第2面側で、前記第4電極と電気的に接続された第4外部端子と、を有し、
    前記第1外部端子乃至前記第4外部端子の各々は、電気的に絶縁される、放射線検出素子。
  2. 前記第5電極は、前記第1電極、前記第2電極、前記第3電極、及び前記第4電極のそれぞれを囲む複数の開口部を有する、請求項1に記載の放射線検出素子。
  3. 前記基材を貫通して前記第1面側と前記第2面側とを電気的に接続し、前記第1面側で露出する第6電極と、
    前記第2面側で、前記第6電極と電気的に接続された第5外部端子と、をさらに有し、
    前記第6電極は、前記第5電極と電気的に接続され、
    前記第5外部端子は、前記第1外部端子乃至前記第4外部端子と電気的に絶縁される、請求項1又は2に記載の放射線検出素子。
  4. 前記第5電極と、前記基材との間に第1絶縁層をさらに有し、
    前記第1電極の上面乃至前記第4電極の上面は、前記第1絶縁層の表面から露出されている、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の放射線検出素子。
  5. 前記第2方向において前記第3電極と隣接し、前記基材を貫通して前記第1面側と前記第2面側とを電気的に接続し、前記第1面側で露出する第7電極と、
    前記第2面側で、前記第7電極と電気的に接続された第6外部端子と、
    前記第1面に配置され、前記第5電極及び前記第7電極と離間して設けられた第8電極と、をさらに有し、
    前記第6外部端子は、前記第1外部端子乃至前記第4外部端子とそれぞれ電気的に絶縁される、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の放射線検出素子。
  6. 前記第8電極は、前記第7電極を囲む第5開口部を有する、請求項5に記載の放射線検出素子。
  7. 前記基材を貫通して前記第1面側と前記第2面側とを電気的に接続し、前記第1面側で露出する第9電極と、
    前記第2面側で、前記第9電極と電気的に接続された第7外部端子と、をさらに有し、
    前記第7外部端子は、前記第1外部端子乃至前記第4外部端子と、電気的に絶縁される、請求項5又は6のいずれか一項に記載の放射線検出素子。
  8. 前記第1外部端子乃至前記第7外部端子と、電気的に接続される配線基板をさらに有し、
    前記第5電極には、前記第8電極と同じ電位が、前記配線基板から供給される、請求項7に記載の放射線検出素子。
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