JP2020067016A - 内燃機関の制御システム - Google Patents
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Abstract
【課題】過給機およびEGR装置を有するエンジンにおいて、過給機が故障することを抑制しつつ、EGRガス量に応じた適切な過給圧を設定する。【解決手段】制御システムは、過給機およびEGR装置を有するエンジンを制御する。過給機は、エンジンから排出される排気によって作動するタービンと、タービンの作動によって内燃機関に吸入される空気を過給するコンプレッサと、タービンを作動させる排気の流速を変化させる流速ノズル装置とを含む。EGR装置は、排気の一部をEGRガスとして吸気経路に還流させるための還流路と、EGRガスの量を調整するように構成されたEGRバルブとを含む。制御システムは、過給機による過給圧が上限目標過給圧を超えないように流速ノズル装置を制御するように構成された制御装置を備える。制御装置は、EGRガスの量が低下することに応じて、上限目標過給圧を低下させる。【選択図】図6
Description
本開示は、過給機および排気再循環装置(以下、EGR(Exhaust Gas Recirculation)装置とも記載する)を有する内燃機関の制御システムに関する。
特開2002−47942号公報(特許文献1)には、過給機を有する内燃機関の制御システムが開示されている。過給機には、内燃機関から排出される排気によって作動するタービンと、タービンの作動によって内燃機関に吸入される空気を過給するコンプレッサと、タービンを作動させる排気の流速を変化させる可変ノズル機構とが備えられる。制御システムは、過給機によって過給された後の吸気圧(過給圧)が予め定められた上限過給圧(一定値)を超えないように可変ノズル機構を制御するように構成される。
内燃機関のなかには、過給機に加えて、排気経路内の排気の一部をEGRガスとして吸気経路に還流させるためのEGR装置を有するものが存在する。過給機およびEGR装置を有する従来の内燃機関においては、排気の一部を吸気経路に還流するEGR装置の使用が特定の運転条件に限られていたため、EGR装置を使用した状態を基本として、過給機が故障することがない過給圧の上限値である上限過給圧が予め一定値に決められていた。
ところで、昨今の環境規制の高まりにより、全負荷(高負荷)運転においてもEGR装置を使用することが求められている。このため、全負荷運転でEGR装置を使用した状態、すなわち、全負荷運転でEGRガスを導入した状態を基本として上限過給圧を設定することが考えられる。しかしながら、たとえば内燃機関が高地環境下や高温環境下で運転されるなど内燃機関の運転環境条件が変化すると、煤の排出抑制などといった他の制約条件に基づいてEGRガス量が減らされる場合がある。このとき、仮に、全負荷運転でEGRガスが導入された状態を基本として上限過給圧が一定値に設定されていると、過給機が故障してしまうおそれがある。具体的には、内燃機関に吸入される空気量とEGRガス量との合計(以下「全体ガス量」ともいう)は過給圧によって変化し、空気量は過給機の回転数によって変化する。そのため、内燃機関の目標過給圧を上限過給圧としている状況において、EGRガス量が低下しているにも関わらず上限過給圧が一定値に維持されると、EGRガス量の低下分だけ過給機の回転数を増加させて空気量を増加させることになる。過給機の回転数を増加させたことによって過給機の回転数が構造の限界回転数を超える場合があり、このような状況では過給機の故障が懸念される。
本開示は、上述の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、過給機およびEGR装置を有する内燃機関において、過給機が故障することを抑制しつつ、EGRガス量に応じた適切な過給圧を設定することである。
(1) 本開示による制御システムは、過給機および排気再循環装置を有する内燃機関の制御システムである。過給機は、内燃機関から排出される排気によって作動するタービンと、タービンの作動によって内燃機関に吸入される空気を過給するコンプレッサと、タービンを作動させる排気の流速を変化させる流速可変装置とを含む。排気再循環装置は、内燃機関の排気経路内の排気の一部をEGRガスとして内燃機関の吸気経路に還流させるための還流路と、還流路から吸気経路に還流されるEGRガスの量を調整するように構成されたEGRバルブとを含む。制御システムは、過給機による過給圧が上限目標過給圧を超えないように流速可変装置を制御するように構成された制御装置を備える。制御装置は、還流路から吸気経路に還流されるEGRガスの量が低下することに応じて、上限目標過給圧を低下させる。
上記システムによれば、EGRガス量が低下すると、上限目標過給圧が低下される。これにより、EGRガス量の低下に応じて全体ガス量を低下させることが可能になる。そのため、上限目標過給圧を一定値に維持する場合(すなわち全体ガス量を低下しない場合)に比べて、空気量を増加させ難くして、過給機の回転数が過剰に増加することを抑制することができる。その結果、過給機およびEGR装置を有する内燃機関において、過給機が故障することを抑制しつつ、EGRガス量に応じた適切な過給圧を設定することができる。
(2) ある形態においては、制御装置は、吸気経路内における新気の量とEGRガスの量との合計に対するEGRガスの量の割合を示すEGR率の目標値である目標EGR率を所定の最小値から上限値までの範囲内で設定し、EGR率が目標EGR率となるようにEGRバルブを制御する。制御装置は、EGR率が最小値である時の第1上限目標過給圧と、EGR率が上限値である時の第2上限目標過給圧と、目標EGR率とを用いて、上限目標過給圧を設定する。
上記形態においては、EGR率が最小値である時の第1上限目標過給圧と、EGR率が上限値である時の第2上限目標過給圧とを用いて、上限目標過給圧を設定することができる。
(3) ある形態においては、制御システムは、内燃機関の回転速度と、第1上限目標過給圧と、第2上限目標過給圧との対応関係を規定する対応情報を予め記憶する記憶装置をさらに備える。制御装置は、記憶装置に記憶された対応情報を参照して、内燃機関の回転速度に対応する第1上限目標過給圧および第2上限目標過給圧を算出し、算出された第1上限目標過給圧および第2上限目標過給圧と、目標EGR率とを用いて、上限目標過給圧を設定する。
上記形態においては、上限目標過給圧の設定に用いられる第1上限目標過給圧および第2上限目標過給圧を、内燃機関の回転速度に応じて設定することができる。
本開示によれば、過給機およびEGR装置を有する内燃機関において、過給機が故障することを抑制しつつ、EGRガス量に応じた適切な過給圧を設定することができる。
以下、図面を参照しつつ、本開示の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の部品には同一の符号が付されている。それらの名称および機能も同じである。したがってそれらについての詳細な説明は繰返されない。
図1は、本実施の形態に係るエンジン1およびその制御システムの概略構成を示す図である。本実施の形態において、エンジン1は、たとえば、コモンレール式のディーゼルエンジンを一例として説明するが、その他の形式のエンジン(たとえば、ガソリンエンジン等)であってもよい。
エンジン(内燃機関)1は、エンジン本体10と、エアクリーナ20と、インタークーラ26と、吸気マニホールド28と、過給機30と、排気マニホールド50と、排気処理装置55と、EGR装置(排気再循環装置)60と、エンジン回転数センサ102と、エアフローメータ104と、過給圧センサ106と、制御装置200とを備える。
エンジン本体10は、気筒12と、インジェクタ16とを含む。エンジン1は、直列型のエンジンであってもよいし、その他の気筒レイアウト(たとえば、V型あるいは水平型)のエンジンであってもよい。
インジェクタ16は、気筒12の頂部に設けられ、コモンレール(図示せず)に接続されている燃料噴射装置である。燃料タンク(図示せず)に貯留された燃料は、サプライポンプ(図示せず)によって所定圧まで加圧されてコモンレールへ供給される。コモンレールに供給された燃料はインジェクタ16から所定のタイミングで噴射される。インジェクタ16は、制御装置200からの制御信号に応じて指令された燃料噴射量Qvを気筒12内に供給する。
エアクリーナ20は、エンジン1の外部から吸入される空気から異物を除去する。エアクリーナ20には、第1吸気管22の一方端が接続される。
第1吸気管22の他方端には、過給機30のコンプレッサ32の吸気流入口に接続される。コンプレッサ32の吸気流出口には、第2吸気管24の一方端が接続される。コンプレッサ32は、第1吸気管22から流通する空気を過給して第2吸気管24に供給する。コンプレッサ32の詳細な動作については後述する。
第2吸気管24の他方端には、インタークーラ26の一方端が接続される。インタークーラ26は、第2吸気管24を流通する空気を冷却する空冷式あるいは水冷式の熱交換器である。
インタークーラ26の他方端には、第3吸気管27の一方端が接続される。第3吸気管27の他方端には、吸気マニホールド28が接続される。吸気マニホールド28は、エンジン本体10の気筒12の吸気ポートに連結される。第3吸気管27の途中であって、後述するEGR60との分岐点よりもインタークーラ26側には、ディーゼルスロットル25が設けられる。ディーゼルスロットル25は、制御装置200から制御信号に応じて吸気の流量を調整する。
排気マニホールド50は、エンジン本体10の気筒12の排気ポートに連結される。排気マニホールド50には、第1排気管52の一方端が接続される。第1排気管52の他方端は、過給機30のタービン36の排気流入口に接続される。そのため、各気筒の排気ポートから排出される排気は、排気マニホールド50および第1排気管52を経由してタービン36に供給される。
タービン36の排気流出口には、第2排気管54の一方端が接続される。第2排気管54の他方端には、酸化触媒56とPM(Particulate Matter)除去フィルタ57とSCR触媒58とを含む排気処理装置55およびマフラー等が接続される。そのため、タービン36の排気流出口から排出された排気は、第2排気管54、排気処理装置55およびマフラー等を経由して車外に排出される。
第3吸気管27と排気マニホールド50とは、エンジン本体10の気筒12を経由せずにEGR装置60によって接続される。EGR装置60は、EGRバルブ62と、EGR通路(還流路)66とを含む。EGR通路66は、第3吸気管27と排気マニホールド50とを接続する。EGRバルブ62は、EGR通路66の途中に設けられる。
EGRバルブ62は、制御装置200からの制御信号に応じて、EGR通路66を流通するEGRガスの流量を調整する調整弁である。排気マニホールド50(排気経路)内の排気がEGR装置60を経由してEGRガスとして吸気マニホールド28(吸気経路)側に戻されることによって気筒12内の燃焼温度が低下され、NOxの生成量が低減される。
過給機30は、コンプレッサ32と、タービン36と、可変ノズル機構(流速可変装置)40と、アクチュエータ44とを含む。コンプレッサ32のハウジング内にはコンプレッサホイール34が収納され、タービン36のハウジング内にはタービンホイール38が収納される。コンプレッサホイール34とタービンホイール38とは、連結軸42によって連結され、一体的に回転する。そのため、コンプレッサホイール34は、タービンホイール38に供給される排気の排気エネルギーによって回転駆動される。
可変ノズル機構40は、タービンホイール38の回転軸を中心とした周囲の排気流入部に配置され、第1排気管52から供給される排気をタービンホイール38に導く複数のベーン(図2参照)と、複数のベーンの各々を回転させることによって隣接するベーン間の隙間(以下の説明においてこの隙間の大きさをベーン開度として記載する)を変化させるリンク機構とを含む。アクチュエータ44は、制御装置200からの動作指示に応じてリンク機構を動作させることによって、可変ノズル機構40のベーン開度を変化させる。
可変ノズル機構40のベーン開度を変化させることによって、タービンホイール38への排気流入部における排気の流路が絞られたり、拡げられたりする。これにより、タービンホイール38に吹き付けられる排気の流速を変化させることができる。
図2は、可変ノズル機構40の構成の一例を示す図である。図2(a)は、図1において左方向から可変ノズル機構40を見た図である。図2(b)は、図1において右方向から可変ノズル機構40を見た図である。可変ノズル機構40の構成は、第1排気管52からタービンホイール38までの排気の流路を絞ることでタービンホイール38に供給される排気の流速を変化させるものであればよく、特に、図2に示される構成に限定されるものではない。
図2(a)および図2(b)に示すように、可変ノズル機構40は、タービンホイール38の外周の排気流入部に配置された複数のノズルベーン67と、複数の軸68を回転中心として複数のノズルベーン67をそれぞれ揺動可能に保持するノズルプレート69と、各軸68の端部に固定されたアーム70を用いて軸68を回転させるユニゾンリング71とを含む。ユニゾンリング71は、リンク機構72を介してアクチュエータ44の動作によって回転されるようになっており、リンク機構72の回転軸72aの端部に固定されたアーム72bを、アクチュエータ44を用いて揺動させることで、アーム72bと係合するユニゾンリング71を回転させることができる。
たとえば、図2(a)に示されるように、アーム72bをリンク機構72によって矢印に示す方向に揺動させると、ユニゾンリング71は、矢印に示す方向、すなわち、図2(a)では反時計回り、図2(b)では時計回りに回転する。さらに、このユニゾンリング71の回転によって、各軸68は、矢印に示す方向、すなわち、図2(a)では反時計回り、図2(b)では時計回りに回転される。したがって、ノズルベーン67の開度は閉じ側(隣接する2つのノズルベーンの間の隙間が狭くなるように)に制御されることとなる。また、アーム72bを矢印とは逆の方向に搖動させると、ノズルベーン67の開度は開き側(隣接する2つのノズルベーンの間の隙間が拡がるように)に制御されることとなる。
図1に戻って、エンジン回転数センサ102は、エンジン1の出力軸であるクランクシャフトの回転数(回転速度)をエンジン回転数NEとして検出する。エンジン回転数センサ102は、検出したエンジン回転数NEを示す信号を制御装置200に送信する。
エアフローメータ104は、第1吸気管22に導入される新気の流量(吸入空気量)Qinを検出する。エアフローメータ104は、検出した吸入空気量Qinを示す信号を制御装置200に送信する。
過給圧センサ106は、吸気マニホールド28内の圧力を過給圧として検出する。過給圧センサ106は、検出された過給圧を示す信号を制御装置200に送信する。
制御装置200は、エンジン1の動作を制御する。制御装置200は、各種処理を行なうCPU(Central Processing Unit)201と、プログラムおよびデータを記憶するROM(Read Only Memory)およびCPUの処理結果等を記憶するRAM(Random Access Memory)等を含むメモリ(記憶装置)202と、外部との情報のやり取りを行なうための入・出力ポート(図示せず)とを含む。入力ポートには、上述したセンサ類(たとえば、エンジン回転数センサ102、エアフローメータ104および過給圧センサ106等)が接続される。出力ポートには、制御対象となる機器(たとえば、インジェクタ16、アクチュエータ44およびEGRバルブ62等)が接続される。
制御装置200は、各センサおよび機器からの信号、ならびにメモリに格納されたマップおよびプログラムに基づいて、エンジン1が所望の運転状態となるように各種機器を制御する。なお、各種制御については、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア(電子回路)により処理することも可能である。
<EGRバルブの制御>
制御装置200は、エンジン1の運転状況に基づいて目標EGR率Etagを設定し、EGR率が目標EGR率EtagとなるようにEGRバルブ62を制御する。目標EGR率Etagは、吸気マニホルド20内のEGR率(吸気マニホルド20内における新気の量と燃焼後のEGRガス量との合計に対する燃焼後のEGRガス量の割合)の目標値である。
制御装置200は、エンジン1の運転状況に基づいて目標EGR率Etagを設定し、EGR率が目標EGR率EtagとなるようにEGRバルブ62を制御する。目標EGR率Etagは、吸気マニホルド20内のEGR率(吸気マニホルド20内における新気の量と燃焼後のEGRガス量との合計に対する燃焼後のEGRガス量の割合)の目標値である。
図3は、制御装置200がEGRバルブ62を制御する場合に実行する処理の概要の一例を示すフローチャートである。
制御装置200は、エンジン回転数NE、エンジン負荷(燃料噴射量)および運転環境条件などに基づいて、目標EGR率Etagを設定する(ステップS2)。運転環境条件には、大気圧、吸気温、外気温、エンジン水温などが含まれる。これらの運転環境条件は、図示しないセンサ(大気圧センサ、吸気温センサ、外気温センサ、エンジン水温センサなど)によって検出することができる。
たとえば、吸気温が高い場合、あるいは大気圧が低い高地を走行する場合、空気密度が低く空気量が不足気味となり煤が生じ得るため、制御装置200は、煤の発生を抑制するために目標EGR率Etagを低下させる。また、外気温が低い場合、EGRガス中の硫黄成分を含んだ凝縮水が燃料インジェクタに付着して燃料インジェクタの故障の要因となり得るため、制御装置200は、目標EGR率Etagを低下させる。
本実施の形態において、EGR率の最小値Eminは0%であり、EGR率の上限値Emaxはエンジン回転数NEに応じて設定される。なお、EGR率の上限値Emaxは、エンジン回転数NEに応じては変動しない固定値(たとえば50%)であってもよい。
制御装置200は、目標EGR率Etagを、最小値Emin(=0%)から上限値Emaxまでの範囲内で設定する。ステップS2で設定された目標EGR率Etagは、メモリ202に記憶される。
次いで、制御装置200は、EGR率が目標EGR率EtagとなるようにEGRバルブ62を制御する(ステップS4)。EGRバルブ62の制御は、フィードフォワード制御であってもよいし、フィードバック制御であってもよい。
EGRバルブ62をフィードバック制御する場合、制御装置200は、過給圧センサ106によって検出された過給圧から吸気マニホルド20内における全体ガス量(新気量と燃焼後のEGRガス量との合計)を算出するとともに、エアフローメータ104によって検出された吸入空気量Qinから吸気マニホルド20内における空気量(新気量)を算出する。そして、制御装置200は、算出された全体ガス量および空気量(新気量)から現在のEGR率を算出し、算出された現在のEGR率が目標EGR率EtagとなるようにEGRバルブ62の開度をフィードバック制御する。
<過給圧の制御>
制御装置200は、エンジン1の運転状況に基づいて目標過給圧Ptagを設定し、過給圧センサ106によって検出された過給圧が目標過給圧Ptagになるように、可変ノズル機構40のベーン開度を制御する。
制御装置200は、エンジン1の運転状況に基づいて目標過給圧Ptagを設定し、過給圧センサ106によって検出された過給圧が目標過給圧Ptagになるように、可変ノズル機構40のベーン開度を制御する。
図4は、制御装置200が過給圧を制御する場合に実行する処理の概要の一例を示すフローチャートである。
制御装置200は、エンジン回転数NEおよびエンジン負荷(燃料噴射量)に基づいて、基本目標過給圧Pbaseを設定する(ステップS10)。たとえば、制御装置200は、エンジン回転数NEと、エンジン負荷と、基本目標過給圧Pbaseとの対応関係を規定するマップを参照して、エンジン回転数NEおよびエンジン負荷に対応する基本目標過給圧Pbaseを設定する。
なお、エンジン回転数NEおよびエンジン負荷に基づいて設定された基本目標過給圧Pbaseを、運転環境条件に応じて補正するようにしてもよい。たとえば、大気圧が低い高地では、過給圧を上げるように基本目標過給圧Pbaseを増加補正するようにしてもよい。
次いで、制御装置200は、目標過給圧Ptagの上限値である「上限目標過給圧Pmax」を設定する(ステップS20)。上限目標過給圧Pmaxの設定手法については、後に詳述する。
次いで、制御装置200は、ステップS10で設定された基本目標過給圧PbaseとステップS20で設定された上限目標過給圧Pmaxとのうちの、どちらか小さい方を、目標過給圧Ptagに設定する(ステップS30)。すなわち、基本目標過給圧Pbaseが上限目標過給圧Pmax未満である場合には、基本目標過給圧Pbaseが目標過給圧Ptagに設定され、基本目標過給圧Pbaseが上限目標過給圧Pmax以上である場合には、上限目標過給圧Pmaxが目標過給圧Ptagに設定される。
次いで、制御装置200は、過給圧が目標過給圧Ptagとなるように可変ノズル機構40のベーン開度を制御する。ベーン開度の制御は、フィードフォワード制御であってもよいし、フィードバック制御であってもよい。ベーン開度をフィードバック制御する場合、制御装置200は、過給圧センサ106によって検出された過給圧が目標過給圧Ptagとなるように可変ノズル機構40のベーン開度をフィードバック制御する。
<上限目標過給圧Pmaxの設定>
図5は、吸気マニホルド20内に吸入される全体ガス量と、空気量(新気量)と、EGRガス量(燃焼後の排ガス量)と、EGR率との関係を模式的に示す図である。なお、全体ガス量は、空気量とEGRガス量との合計である。
図5は、吸気マニホルド20内に吸入される全体ガス量と、空気量(新気量)と、EGRガス量(燃焼後の排ガス量)と、EGR率との関係を模式的に示す図である。なお、全体ガス量は、空気量とEGRガス量との合計である。
全体ガス量は、過給圧によって変化し、過給圧が高いほど多くなる。空気量(新気量)は、過給機30のコンプレッサ32およびタービン36の回転速度(以下「ターボ回転数」ともいう)によって変化し、ターボ回転数が大きいほど多くなる。EGRガス量(燃焼後の排ガス量)は、EGRバルブ62の開度の制御に用いられるEGR率によって変化し、EGR率が高いほど多くなる。
このように、全体ガス量(空気量とEGRガス量との合計)は過給圧によって変化するところ、空気量はターボ回転数によって変化し、EGRガス量はEGR率によって変化する。そのため、たとえば運転環境条件の変化などに起因してEGR率を低下させた場合には、EGRガス量が低下するため、仮に全体ガス量(すなわち過給圧)を一定に維持しようとすると、EGRガス量の低下分だけ空気量(すなわちターボ回転数)を増加させる必要がある。
本実施の形態による過給機30においては、EGR率が上限値Emaxであり(すなわちEGRガス量が上限量であり)、かつ全体ガス量が予め定められた最大量である(すなわち過給圧が予め定められた最大過給圧である)ときの空気量が吸気マニホルド20内に供給されるときのターボ回転数が、過給機30のハード性能を保証可能な限界となる限界回転数付近になるように設計されている。
たとえば過給圧が目標上限過給圧Pmaxに維持されている状況でEGR率が上限値Emaxよりも低下した場合において、仮に目標上限過給圧Pmaxを最大過給圧付近の値に維持する(すなわち全体ガス量を最大量に維持する)と、EGRガス量(EGR率)の低下分だけ、ターボ回転数を増加させて空気量を増加させる必要がある。その結果、ターボ回転数が限界回転数を超えてしまい、過給機30が故障することが懸念される。
そこで、本実施の形態による制御装置200は、運転環境条件の変化などに起因してEGR率を低下させた場合には、EGR率の低下に応じて目標上限過給圧Pmaxを低下させる。これにより、EGRガス量の低下分だけ、全体ガス量を低下させることができ、空気量を増加させる必要がなくなる。その結果、ターボ回転数が限界回転数を超えて過給機30が故障することを抑制しつつ、EGRガス量に応じた適切な過給圧(目標過給圧Ptag)を設定することができる。
図6は、本実施の形態によるEGR率と、目標上限過給圧Pmaxと、空気量と、ターボ回転数との対応関係の一例を示す図である。図6において、横軸はEGR率を示し、縦軸は、上から順に、目標上限過給圧Pmax、空気量、ターボ回転数を示す。なお、図6には、エンジン回転数NEが一定である場合が示される。
EGR率は、最小値Emin(=0%)から上限値Emaxまでの範囲内で調整される。目標上限過給圧Pmaxは、図6に示すように、EGR率が上限値Emaxである時には第2上限目標過給圧Pmax2に設定され、EGR率の低下に応じて徐々に低下され、EGR率が最小値Emin(=0%)である時には第1上限目標過給圧Pmax1(Pmax1<Pmax2)に設定される。
このように、本実施の形態による制御装置200は、EGR率の低下に応じて目標上限過給圧Pmaxを低下させる。これにより、EGR率の低下によるEGRガス量の低下分だけ、全体ガス量を低下させることができる。これにより、空気量を増加させる必要がなくなるため、ターボ回転数が限界回転数を超えてしまうことを抑制することができる。すなわち、図6の破線に示すように、仮にEGR率が低下しているにも関わらず目標上限過給圧Pmaxを第2上限目標過給圧Pmax2に維持すると、EGR率の低下によるEGRガス量の低下分だけ空気量を増加させる必要があり、その結果、ターボ回転数が限界回転数を超えてしまうことになる。しかしながら、本実施の形態においては、このような問題を解消することができる。
本実施の形態においては、EGR率が上限値Emaxである時の第2上限目標過給圧Pmax2と、EGR率が最小値Emin(=0%)である時の第1上限目標過給圧Pmax1とが、エンジン回転数NE毎に設定される。具体的には、エンジン回転数NEと、第1上限目標過給圧Pmax1と、第2上限目標過給圧Pmax2との対応関係を規定するマップ(対応情報)が、制御装置200のメモリ(記憶装置)202に予め記憶されている。そして、制御装置200は、メモリ202に記憶されたマップを参照して、エンジン回転数センサ102によって検出されたエンジン回転数NEに対応する第1上限目標過給圧Pmax1および第2上限目標過給圧Pmax2を算出する。そして、制御装置200は、算出された第1上限目標過給圧Pmax1および第2上限目標過給圧Pmax2と、目標EGR率とを用いて、上限目標過給圧Pmaxを設定する。
図7は、制御装置200が上限目標過給圧Pmaxを設定する場合に実行する処理の概要の一例を示すフローチャートである。
制御装置200は、制御装置200は、メモリ202に記憶されたマップを参照して、エンジン回転数センサ102によって検出された現在のエンジン回転数NEに対応する、第1上限目標過給圧Pmax1(EGR率が最小値Eminである時の上限目標過給圧Pmax)、および第2上限目標過給圧Pmax2(EGR率が上限値Emaxである時の上限目標過給圧Pmax)を算出する(ステップS21)。
次いで、制御装置200は、エンジン回転数センサ102によって検出された現在のエンジン回転数NEに対応するEGR率の上限値Emaxを算出する(ステップS22)。
次いで、制御装置200は、現在の目標EGR率Etagを取得する(ステップS23)。具体的には、制御装置200は、図3のステップS2で設定されてメモリ202に記憶されている目標EGR率Etagを読み出す。
次いで、制御装置200は、第1上限目標過給圧Pmax1、第2上限目標過給圧Pmax2、EGR率の上限値Emax、および目標EGR率Etagに基づいて、上限目標過給圧Pmaxを設定する(ステップS24)。
図8は、上限目標過給圧Pmaxの設定手法の一例を説明するための図である。図8には、EGR率の低下に応じて上限目標過給圧Pmaxを直線的に低下させる例が示されている。この場合には、上限目標過給圧Pmaxと第1上限目標過給圧Pmax1との差分を幾何学的に(Pmax2−Pmax1)×Etag/Emaxと表すことができるため、制御装置200は、上限目標過給圧Pmaxを下記の式(1)を用いて算出することができる。
Pmax=Pmax1+(Pmax2−Pmax1)×Etag/Emax…(1)
このように、第1上限目標過給圧Pmax1と第2上限目標過給圧Pmax2との間を直線的に補間することによって、上限目標過給圧Pmaxを算出することができる。
このように、第1上限目標過給圧Pmax1と第2上限目標過給圧Pmax2との間を直線的に補間することによって、上限目標過給圧Pmaxを算出することができる。
なお、上述の図8には第1上限目標過給圧Pmax1と第2上限目標過給圧Pmax2との間を直線的に補間する例を示したが、第1上限目標過給圧Pmax1と第2上限目標過給圧Pmax2との間を曲線的に補間するようにしてもよい。たとえば、式(1)を用いて直線的に補間して求めた上限目標過給圧に、目標EGR率Etagの大きさに応じた補正係数を乗じることによって、第1上限目標過給圧Pmax1と第2上限目標過給圧Pmax2との間を曲線的に補間することができる。
また、EGR率毎に上限目標過給圧Pmaxを規定した情報を予めメモリ202に記憶しておき、この情報を参照して目標EGR率Etagに対応する上限目標過給圧Pmaxを算出するようにしてもよい。
以上のように、本実施の形態による制御装置200は、運転環境条件の変化などに起因してEGR率を低下させた場合には、EGR率の低下に応じて目標上限過給圧Pmaxを低下させる。これにより、EGRガス量の低下分だけ、空気量を増加させるのではなく、全体ガス量を低下させることができる。その結果、EGR率の低下によってターボ回転数が増加して限界回転数を超えて過給機30が故障してしまうことを抑制しつつ、EGRガス量に応じた適切な過給圧(目標過給圧Ptag)を設定することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本開示の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 エンジン、10 エンジン本体、12 気筒、16 インジェクタ、20 エアクリーナ、22 第1吸気管、24 第2吸気管、25 ディーゼルスロットル、26 インタークーラ、27 第3吸気管、28 吸気マニホールド、30 過給機、32 コンプレッサ、34 コンプレッサホイール、36 タービン、38 タービンホイール、40 可変ノズル機構、42 連結軸、44 アクチュエータ、50 排気マニホールド、52 第1排気管、54 第2排気管、55 排気処理装置、56 酸化触媒、57 除去フィルタ、58 触媒、60 EGR装置、62 EGRバルブ、66 EGR通路、67 ノズルベーン、68 軸、69 ノズルプレート、70,72b アーム、71 ユニゾンリング、72 リンク機構、72a 回転軸、102 エンジン回転数センサ、104 エアフローメータ、106 過給圧センサ、200 制御装置、201 CPU、202 メモリ。
Claims (3)
- 過給機および排気再循環装置を有する内燃機関の制御システムであって、
前記過給機は、
前記内燃機関から排出される排気によって作動するタービンと、
前記タービンの作動によって前記内燃機関に吸入される空気を過給するコンプレッサと、
前記タービンを作動させる前記排気の流速を変化させる流速可変装置とを含み、
前記排気再循環装置は、
前記内燃機関の排気経路内の排気の一部をEGRガスとして前記内燃機関の吸気経路に還流させるための還流路と、
前記還流路から前記吸気経路に還流される前記EGRガスの量を調整するように構成されたEGRバルブとを含み、
前記制御システムは、前記過給機による過給圧が上限目標過給圧を超えないように前記流速可変装置を制御するように構成された制御装置を備え、
前記制御装置は、前記還流路から前記吸気経路に還流される前記EGRガスの量が低下することに応じて、前記上限目標過給圧を低下させる、内燃機関の制御システム。 - 前記制御装置は、前記吸気経路内における新気の量と前記EGRガスの量との合計に対する前記EGRガスの量の割合を示すEGR率の目標値である目標EGR率を所定の最小値から上限値までの範囲内で設定し、前記EGR率が前記目標EGR率となるように前記EGRバルブを制御し、
前記制御装置は、前記EGR率が前記最小値である時の第1上限目標過給圧と、前記EGR率が前記上限値である時の第2上限目標過給圧と、前記目標EGR率とを用いて、前記上限目標過給圧を設定する、請求項1に記載の内燃機関の制御システム。 - 前記制御システムは、前記内燃機関の回転速度と、前記第1上限目標過給圧と、前記第2上限目標過給圧との対応関係を規定する対応情報を予め記憶する記憶装置をさらに備え、
前記制御装置は、
前記記憶装置に記憶された前記対応情報を参照して、前記内燃機関の回転速度に対応する前記第1上限目標過給圧および前記第2上限目標過給圧を算出し、
算出された前記第1上限目標過給圧および前記第2上限目標過給圧と、前記目標EGR率とを用いて、前記上限目標過給圧を設定する、請求項2に記載の内燃機関の制御システム。
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JP2015074989A (ja) * | 2013-10-04 | 2015-04-20 | トヨタ自動車株式会社 | 可変容量型ターボチャージャの制御装置 |
-
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