JP2020063663A - ラッチ錠 - Google Patents
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Abstract
Description
請求項2に記載の発明は、前記第1錠ケースと第2錠ケースの少なくとも一方の錠ケースは、前記押圧部材の移動を規制するガイド溝を有し、前記押圧部材は、前記突出姿勢と前記退避姿勢との間で姿勢を変更する際に前記ガイド溝に沿って移動するものであり、前記押圧部材は、前記ガイド溝内での移動方向端部に傾斜面を有しており、前記ガイド溝は、前記押圧部材の傾斜面と面接触可能な傾斜面を備えていることを特徴とする請求項1に記載のラッチ錠である。
請求項3に記載の発明は、錠ケースにラッチボルトが内蔵され、ハンドルに連動させて前記錠ケースから前記ラッチボルトの一部が出没するラッチ錠であって、前記錠ケースは、第1錠ケースと、第2錠ケースを有し、ハンドルの回転によって、前記ラッチボルトの一部が前記錠ケースから突出した突出姿勢と、前記ラッチボルトが前記錠ケース内に退避した退避姿勢とに切り替えることが可能であり、動力伝達部材と、押圧部材を有し、前記動力伝達部材は、ハンドルの回転力を前記ラッチボルトに伝えるものであって、前記押圧部材によって、前記突出姿勢になるように常に押圧されるものであり、前記押圧部材は、前記突出姿勢から前記退避姿勢への姿勢変更に伴って、前記第1錠ケースと係合する第1規制部と、前記第2錠ケースと係合する第2規制部を備え、前記退避姿勢において、前記第1錠ケースと前記第2錠ケースは、前記第1規制部と前記第2規制部によって挟持されていることを特徴とするラッチ錠である。
本発明に関連する発明は、錠ケースにラッチボルトが内蔵され、ハンドルに連動させて前記錠ケースから前記ラッチボルトの一部が出没するラッチ錠であり、鍵部材を用いて施解錠可能なラッチ錠において、前記錠ケースは、第1錠ケースと、第2錠ケースを有し、前記施錠部材は、前記鍵部材と係合可能な鍵受部材と、前記鍵受部材と連動して移動する鍵連動部材を有し、前記ラッチボルトの出没方向において前記鍵連動部材が前記ラッチボルトと前記錠ケースの間に進入することによって施錠可能であり、前記鍵受部材は、前記第1錠ケース及び前記第2錠ケースによって回転可能に保持されており、施錠状態及び解錠状態において前記鍵連動部材と不可分一体となっていることを特徴とするラッチ錠である。
なお、以下の説明において、特に断りがない限り、上下の位置関係は、通常の設置位置(図1)を基準に説明する。すなわち、フロント8側が前であり、錠ケース2側が後である。
第1実施形態のラッチ錠1は、扉200の開閉に寄与する開閉機構と、扉200の施解錠に寄与する施解錠機構を内蔵している。すなわち、ラッチ錠1は、扉200の厚み方向(幅方向X)に一対のハンドル201,202が取り付けられ、ハンドル201,202の回転に伴ってラッチボルト3がフロント8から出没する開閉動作が可能でなっている。また、ラッチ錠1は、鍵部材205によってラッチボルト3が移動可能となる解錠状態と、ラッチボルト3が移動を制限される施錠状態とを切り替える施解錠動作が可能となっている。
第1錠ケース10と第2錠ケース11は、ともに樹脂製の部材であり、射出成形によって成形されている。第1錠ケース10及び第2錠ケース11は、例えば、ポリアセタール(POM)で形成できる。
後面側壁部17は、図2のように、ベース部15の後方側端部から幅方向X(扉200の厚み方向X)に立設された壁部であり、第1係合部21a,21bと、固定穴22を備えている。
第1係合部21a,21bは、後面側壁部17の上下方向Yの中間部にそれぞれ設けられ、上下方向Yに所定の間隔を空けて配されている。
なお、ここでいう「中間部」とは、端部以外の部位をいう。
固定穴22は、後面側壁部17の上下方向Y(縦方向)の中間部に設けられ、上下方向Yにおいて、第1係合部21a,21bの間に配されている。
天面側壁部18は、前後方向Xの中間部に第1係合部25を備えている。
第1係合部25は、第2錠ケース11の第2係合部65と対をなす係合部であり、具体的には、天面側壁部18の天面から上方に向かって突出した突出片である。
底面側壁部19は、ベース部15の下方側端部から立設されており、前後方向Zの中間部に第1係合部26を備えている。
第1係合部26は、第2錠ケース11の第2係合部66と対をなす係合部であり、具体的には、底面側壁部19の底面から下方に向かって突出した突出片である。
収容空間40は、フロント取付部16、立壁部41、立壁部42、及び立壁部43によって囲まれた空間である。
立壁部41,42,43は、いずれもベース部15から立ち上がった壁部である。
上方側立壁部41は、下方側立壁部42と収容空間40を挟んで対向しており、後方側立壁部43は、フロント取付部16と収容空間40を挟んで対向している。
ラッチボルト収容部30は、上下方向Yの中央に位置しており、前後方向Zにおいても略中央まで延びている。
傾斜面52は、図3(b)に示されるようにベース部15の内壁面から外壁面に向けて所定の角度θ1で傾斜した傾斜面である。
傾斜面52のベース部15の内壁面に対する傾斜角度θ1は、1度以上3度以下であることが好ましい。
ベース部50は、第1錠ケース10のベース部15と対をなし、錠ケース2の厚み方向Xの側面を構成する壁部であり、略長方形状の板状部位である。
ベース部50は、第1錠ケース10の第1係合部21a,21b,25,26のそれぞれに係合可能な第2係合部61a,61b,65,66を有している。すなわち、第2係合部61a,61b,65,66は、錠ケース2を組み立てたときに第1係合部21a,21b,25,26と対応するように設けられている。すなわち、ベース部50は、後面側の辺に第2係合部61a,61bが設けられており、天面側の辺に第2係合部65が設けられており、底面側の辺に第2係合部66が設けられている。
第2係合部61a,61b,65,66は、第1係合部20a,20b,25,26を個々に囲むように係合可能な部位である。
固定用突起53は、第1錠ケース10の固定穴22に嵌挿可能な突起であり、外観形状が円柱状の突起である。
傾斜面77は、図4(b)に示されるように、ベース部50の内壁面から外壁面に向けて所定の角度θ2で傾斜した傾斜面である。傾斜面77のベース部50の内壁面に対する傾斜角度θ2は、1度以上3度以下であることが好ましい。
ラッチヘッド部80は、その一部が錠ケース2から出没する部位であり、他の扉に設けられたラッチ受部(図示しない)と係合可能な部位である。
ラッチヘッド部80は、ラッチ軸部81の前方側端部に接続され、ラッチ軸部81に対して周方向に回転可能となっている。そのため、ラッチヘッド部80を回転させることによって勝手違いに対応可能となっている。
ラッチ軸部81は、ラッチヘッド部80とラッチ側係合部82を繋ぐ部位であり、ラッチボルト3の出没方向に直線状に延びた棒状部位である。
ラッチ側係合部82は、ハブ部材5のハブ側係合部91と係合可能な部位であり、ラッチ軸部81の後端部に設けられ、ラッチ軸部81からラッチ軸部81の径方向に張り出したフランジ状の部位である。
バネ部材83は、公知の圧縮コイルばねであり、ラッチヘッド部80に対して、ラッチヘッド部80の突出方向に付勢する付勢手段である。
ハブ本体90は、側面視略円形状の部位であり、その中央にハンドル用挿入孔93を備えている。
ハンドル用挿入孔93は、ハンドル201の芯部203(図1参照)を挿入可能な挿入孔であり、部材厚方向に貫通した貫通孔である。ハンドル用挿入孔93は、開口形状が四角形状となっている。
ハブ側係合部91は、ラッチボルト3のラッチ側係合部82と係合可能な部位である。
ハブ側係合部91は、複数の腕部95,96を備えており、これらの腕部95,96がラッチ側係合部82と係合可能となっている。
腕部95,96は、幅方向Xに所定の間隔を空けて離間しており、互いに平行となっている。そして、腕部95,96の間には、ラッチボルト3のラッチ軸部81を挿通可能となっている。
バネ部材100は、公知の圧縮ばねであり、スライダー部材101を後方に向けて付勢する部材である。
スライダー部材101は、ハブ部材5のハブ側受部92を後方に向けて押圧する押圧部材であり、スライダー本体102と、第1規制部103と、第2規制部104を備えている。スライダー本体102は、バネ部材100の付勢力を受けるバネ受部105を備えている。
第1規制部103は、図5,図7,図14から読み取れるように、スライダー本体102から幅方向Xの外側に突出した突出片であり、前方側の面の一部又は全部に傾斜面106が形成されている。すなわち、第1規制部103は、前方側の面がテーパー面となっており、突出方向の基端側から先端側に向けて漸次断面積が増加している。
傾斜面106は、第1錠ケース10が第2錠ケース11から離反する方向への移動を規制する規制部位である。
図7に示されるスライダー本体102の側面に対する第1規制部103の傾斜面106の角度θ3は、スライダー用ガイド溝36の傾斜面52の傾斜角度θ1と同程度となっており、1度以上3度以下であることが好ましい。
傾斜面107は、第2錠ケース11が第1錠ケース10から離反する方向への移動を規制する規制部位である。
図7に示されるスライダー本体102の側面に対する第2規制部104の傾斜面107の角度θ4は、スライダー用ガイド溝76の傾斜面77の傾斜角度θ2と同程度となっており、1度以上3度以下であることが好ましい。
第2規制部104は、幅方向Xにおいて、第1規制部103とスライダー本体102を挟んで対向する位置に形成されている。
姿勢保持部材120は、施錠用ハブ部材121の姿勢を一定の姿勢に保持する部材である。姿勢保持部材120は、ねじりコイルばねで形成されており、具体的には、トーションばねである。すなわち、姿勢保持部材120は、線状体を折り曲げ加工されて形成されたものであり、その両端部に第1接続部123と、第2接続部124を備えている。
第2接続部124は、図9から読み取れるように、施錠用ハブ部材121のバネ用接続部126が挿入されて取り付け可能な部位である。
施錠用ハブ部材121は、図8,図9,図10から読み取れるように、鍵受本体125と、バネ用接続部126と、挿入用接続部127を備えている。
鍵受本体125は、略円柱状の部位であり、その中央に鍵受穴128を備えている。
鍵受穴128は、所定の鍵部材を挿入可能な有底穴又は貫通孔である。
第1張出部130は、鍵受本体125の外周の一部から張り出した板状部位である。第1張出部130の厚みは、鍵受本体125の厚みよりも薄い。
固定軸131は、第1張出部130から幅方向に突出した突出片であり、姿勢保持部材120の第2接続部124を装着可能な部位である。
第2張出部132は、鍵受本体125の張出方向の中央に幅方向Xに深さをもった係合穴133を備えている。
係合穴133は、施錠用挿入部材122の接続部141の一部を挿入可能な挿入穴であり、部材厚方向に貫通した貫通孔である。
係合穴133は、開口形状が雪だるま状をしており、大きさの異なる2つの円が重なった形状をしている。すなわち、係合穴133は、2つの大きさの異なった円弧によって形成されており、大円弧部と、小円弧部から構成されている。
別の観点から視ると、係合穴133は、開口を正面視すると、その開口形状が略円形であり、その一部が外側に切り欠かれた形状となっている。すなわち、係合穴133は、円形穴部137と、切欠穴部138から構成されており、切欠穴部138が円形穴部137の一部から外側に向かって延びている。円形穴部137は大円弧部を形成し、切欠穴部138は小円弧部を形成している。
施錠用挿入部材122は、本体部140と、接続部141と、施錠用突起部142,143を備えている。
接続部141は、施錠用ハブ部材121と接続する部位であり、接続本体145と、接続軸部146(係合突起)を備えている。
接続本体145は、本体部140の厚み方向の一部から外側に向かって張り出した部位であり、本体部140よりも厚みの薄い板状の部位である。
接続軸部146は、接続本体145から直立した軸部であり、施錠用ハブ部材121の係合穴133に挿入可能な軸部である。接続軸部146は、係合穴133と係合可能な係合突起でもある。
接続軸部146は、軸本体148と、係止片149(抜け落ち防止片)を備えている。
軸本体148は、断面形状が円形状の軸部であり、係合穴133の円形穴部137と対応する軸部である。軸本体148は、断面形状が円形状の棒状部であり、円形穴部137の開口形状と一致している。
係止片149(抜け落ち防止片)は、施錠状態及び解錠状態において施錠用挿入部材122が施錠用ハブ部材121から抜け落ちることを防止する抜け落ち防止部である。
係止片149は、切欠穴部138の開口形状と一致している。
係止片149は、軸本体148の接続本体145からの突出方向の先端部に設けられ、軸本体148から外側に張り出した板状部位である。
施錠用突起部143は、第2錠ケース11の施錠用ガイド溝73に挿入可能な円柱状の突起であり、施錠用ガイド溝73内をスライド可能となっている。
ラッチ錠1は、フロント取付部16にフロント8が取り付けられている。
まず、第1錠ケース10と第2錠ケース11の関係について注目すると、ラッチ錠1は、第1錠ケース10に第2錠ケース11が覆い被さって一体化されている。具体的には、第1錠ケース10の第1係合部21a,21b,25,26は、第2錠ケース11の第2係合部61a,61b,65,66と係合している。第2錠ケース11の後面側壁部51の固定用突起53は、第1錠ケース10の後面側壁部17の固定穴22に嵌挿されている。
このように、ラッチ錠1は、樹脂製の第1錠ケース10と第2錠ケース11がビス等の締結要素を用いずに一体化されている。そのため、安価であるとともに、容易に組み立てることができる。
スライダー部材101の第1規制部103は、スライダー用ガイド溝36内に挿入されており、第2規制部104は、スライダー用ガイド溝76内に挿入されている。すなわち、スライダー部材101は、スライダー用ガイド溝36,76によって、上下方向Yの移動が規制されており、前後方向Zの移動のみが許容されている。
また、スライダー部材101の第1規制部103は、スライダー用ガイド溝36の後方側端部に位置しており、第2規制部104はスライダー用ガイド溝76の後方側端部に位置している。
施錠用ハブ部材121は、挿入用接続部127が施錠用挿入部材122の接続部141と接続されている。具体的には、挿入用接続部127の係合穴133に接続部141の接続軸部146が挿入されて係合している。さらに詳細には、軸本体148の大部分は、円形穴部137の内部に位置しており、係止片149は、円形穴部137の外部であって切欠穴部138から周方向にずれた位置に位置している。すなわち、円形穴部137の開口縁と係止片149とが係合している。そのため、単に施錠用ハブ部材121と施錠用挿入部材122の関係をみると、係止片149によって互いに離反する方向への移動が係止されており、解錠状態において不可分一体となっている。
施錠用突起部142は、第1錠ケース10の施錠用ガイド溝33内に挿入されており、施錠用突起部143は、第2錠ケース11の施錠用ガイド溝73内に挿入されている。そのため、施錠用挿入部材122は、施錠用ガイド溝33,73によって上下方向Y以外の移動が規制されている。
また、施錠用突起部142は、第1錠ケース10の施錠用ガイド溝33の最上部に位置しており、施錠用突起部143は、第2錠ケース11の施錠用ガイド溝73内の最上部に位置している。
具体的には、ハンドル201,202の回転力によって、ハンドル用挿入孔93を中心として周方向にハブ部材5を回動させる。
また、このとき、付勢部材6周りでは、ハブ部材5の回転により、ハブ側受部92によってスライダー本体102が前方側に押圧され、バネ部材100の復元力に反してスライダー本体102が前方側に移動する。
第1規制部103は、第1錠ケース10のスライダー用ガイド溝36の前方側端部に位置することになり、第2規制部104は、第2錠ケース11のスライダー用ガイド溝76の前方側端部に位置することになる。
第1規制部103の傾斜面106は、第1錠ケース10のスライダー用ガイド溝36の傾斜面52と面接触している。第2規制部104の傾斜面107は、第2錠ケース11のスライダー用ガイド溝76の傾斜面77と面接触している。
規制部103,104の移動方向端部に設けられた傾斜面106,107は、前方側に向けて間隔が広がるように傾斜しており、スライダー用ガイド溝36,76の傾斜面52,77は、前方側に向けて間隔が狭まるように傾斜している。そのため、図14のように規制部103,104によって錠ケース10,11が互いに近接する方向に挟持されることになり、退避姿勢において、錠ケース10,11の一体化強度がスライダー部材101によって補強されている。
説明の都合上、解錠状態(図12)から施錠状態(図15)に切り替える動作に伴う各部材の位置関係について説明する。
このとき、鍵部材の回転に伴って、施錠用ハブ部材121が鍵受穴128を中心として周方向に回転する。すなわち、施錠用ハブ部材121は、解錠角度から施錠角度まで回動する。
このとき、施錠用ハブ部材121が姿勢保持部材120の復元力に逆らって回転し、姿勢保持部材120の姿勢変更に伴って、施錠用挿入部材122が錠ケース10,11の施錠用ガイド溝33,73に導かれて下方に移動する。そして、ラッチボルト3の後端部たるラッチ側係合部82と錠ケース10,11の後面側壁部17,51の間の空間に進入する。そのため、ラッチボルト3は、施錠用挿入部材122の存在によって後方側に移動できず、ラッチボルト3のラッチヘッド部80がフロント8から退避できない施錠状態となる。
またこのとき、挿入用接続部127の係合穴133に接続部141の接続軸部146が挿入されて係合している。具体的には、軸本体148の大部分は、円形穴部137の内部に位置しており、係止片149は、円形穴部137の外部であって切欠穴部138から周方向にずれた位置に位置している。すなわち、円形穴部137の開口縁と係止片149と係合している。そのため、単に施錠用ハブ部材121と施錠用挿入部材122の関係をみると、係止片149によって互いに離反する方向への移動が係止されており、施錠状態において不可分一体となっている。
突出姿勢においても、錠ケース10,11がスライダー部材101によって挟持されて一体化強度が補強される構成としてもよい。例えば、図16のように、スライダー部材101の規制部103,104の前後方向の両端部に傾斜面106,107を設け、錠ケース10,11のスライダー用ガイド溝36,76の前後方向の両端部に傾斜面52,77を設ける。こうすることによって、突出姿勢及び退避姿勢のいずれの姿勢においても、錠ケース10,11の一体化強度を高めることができる。
2 錠ケース
3 ラッチボルト
52,77 傾斜面
101 スライダー部材(押圧部材)
103 第1規制部
104 第2規制部
106,107 傾斜面
121 施錠用ハブ部材(鍵受部材)
122 施錠用挿入部材(鍵連動部材)
146 接続軸部(係合突起)
149 係止片(抜け落ち防止片)
Claims (3)
- 錠ケースにラッチボルトが内蔵され、ハンドルに連動させて前記錠ケースから前記ラッチボルトの一部が出没するラッチ錠であって、
前記錠ケースは、第1錠ケースと、第2錠ケースを有し、
ハンドルの回転によって、前記ラッチボルトの一部が前記錠ケースから突出した突出姿勢と、前記ラッチボルトが前記錠ケース内に退避した退避姿勢とに切り替えることが可能であり、
動力伝達部材と、押圧部材を有し、
前記動力伝達部材は、ハンドルの回転力を前記ラッチボルトに伝えるものであって、前記押圧部材によって、前記突出姿勢になるように常に押圧されるものであり、
前記押圧部材は、前記突出姿勢又は前記退避姿勢において、前記第1錠ケースと前記第2錠ケースの少なくとも一方の錠ケースと係合し、前記一方の錠ケースの他方の錠ケースから離反する方向への移動を規制する規制部を備えていることを特徴とするラッチ錠。 - 前記第1錠ケースと第2錠ケースの少なくとも一方の錠ケースは、前記押圧部材の移動を規制するガイド溝を有し、
前記押圧部材は、前記突出姿勢と前記退避姿勢との間で姿勢を変更する際に前記ガイド溝に沿って移動するものであり、
前記押圧部材は、前記ガイド溝内での移動方向端部に傾斜面を有しており、
前記ガイド溝は、前記押圧部材の傾斜面と面接触可能な傾斜面を備えていることを特徴とする請求項1に記載のラッチ錠。 - 錠ケースにラッチボルトが内蔵され、ハンドルに連動させて前記錠ケースから前記ラッチボルトの一部が出没するラッチ錠であって、
前記錠ケースは、第1錠ケースと、第2錠ケースを有し、
ハンドルの回転によって、前記ラッチボルトの一部が前記錠ケースから突出した突出姿勢と、前記ラッチボルトが前記錠ケース内に退避した退避姿勢とに切り替えることが可能であり、
動力伝達部材と、押圧部材を有し、
前記動力伝達部材は、ハンドルの回転力を前記ラッチボルトに伝えるものであって、前記押圧部材によって、前記突出姿勢になるように常に押圧されるものであり、
前記押圧部材は、前記突出姿勢から前記退避姿勢への姿勢変更に伴って、前記第1錠ケースと係合する第1規制部と、前記第2錠ケースと係合する第2規制部を備え、
前記退避姿勢において、前記第1錠ケースと前記第2錠ケースは、前記第1規制部と前記第2規制部によって挟持されていることを特徴とするラッチ錠。
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2020
- 2020-01-28 JP JP2020011714A patent/JP6886733B2/ja active Active
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