JP2014105517A - 錠 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ハンドルの回転によって、ラッチボルトが錠ケースから突出した突出姿勢と、ラッチボルトが錠ケース内に退避した退避姿勢を切り替えることが可能であり、第1錠ケース10は第1誘導部50を有し、第2錠ケース11は第2誘導部90を有するものであり、ハンドルの回転力をラッチボルトに伝えるハブ部材5を有し、ハブ部材5は、所定の間隔を空けて配された2つのハブ突出片56,57を有し、ハブ部材5は、ハンドルの回転に伴って移動し、突出姿勢において、ハブ突出片56,57の間隔に第1誘導部50及び第2誘導部90が近接した状態で嵌る構成とする。
【選択図】図14
Description
ラッチ錠は、ハンドルを操作することにより、錠ケースからラッチが出没するものであり、例えば、特許文献1に記載のラッチ錠などがある。
また、従来のラッチ錠の中には、施錠機能を備えたラッチ錠がある。例えば、図17に示されるラッチ錠100では、錠ケース101とラッチボルト102の座板103との間に、固定部材105を介在させることによって、ラッチボルト102の錠ケース101内への退入を防止する施錠機構を備えている。
詳説すると、この施錠機構は、施錠時において、ねじりばね106の付勢力によってラッチボルト102の移動方向の軌道上に固定部材105を進入させ、座板103が固定部材105に当接することによってラッチボルト102の移動を規制し施錠する機構である。
通常、この筺体と蓋部材の固定には、ビス等の締結要素が使用される。このビスや鋲等の締結要素は、とても小さいものが使用されており、取り付け時に紛失したり、破損したりするおそれがある。そのため、締結要素はなるべく使用しないことが好ましい。
また、本発明の構成によれば、前記ハブ部材は、ハンドルの回転に伴って移動し、突出姿勢又は退避姿勢において、当該間隔に前記係合片が近接した状態で嵌る。すなわち、負荷がかかりやすい開閉動作と一連となって、第1錠ケースと第2錠ケースのケース係合部がハブ部材のハブ突出片に挟持される。そのため、第1錠ケースと第2錠ケースは、開閉動作に伴って一体強度が補強され、第1錠ケースと第2錠ケースが互いに離反しにくい。それ故に、錠ケースの一体強度を高めつつ、かつ、締結要素の数を減らすことができる。
また、本発明の構成によれば、前記施錠用係合片は、鍵の回転に伴って移動し、解錠姿勢又は施錠姿勢において、施錠用係合片間の間に前記突出部が重なった状態で嵌る。すなわち、第1錠ケースの突出部と第2錠ケースの突出部は、重なった状態で固定部材の施錠用係合片によって挟持される。そのため、第1錠ケースと第2錠ケースは、固定部材の剛性によって一体強度が補強されており、第1錠ケースと第2錠ケースが互いに離反しにくい。
なお、以下の説明において、特に断りがない限り、上下の位置関係は、通常の設置位置(図1)を基準に説明する。
また、本発明の第1実施形態のラッチ錠1は、扉の開閉に寄与する開閉機構(駆動機構)と、扉の施解錠に寄与する施解錠機構(駆動機構)を内蔵している。すなわち、ラッチ錠1は、従来のラッチ錠と同様の、ハンドルの回転に伴ってラッチボルト3(扉用係合片)がフロント9から出没する動作(開閉動作)に加えて、鍵によってラッチボルト3が自由に移動する解錠姿勢と、ラッチボルト3の移動を制限する施錠姿勢を切り替える動作(施解錠動作)が可能である。
第1錠ケース10と第2錠ケース11はともに樹脂製であり、射出成形によって成形されている。具体的には、第1錠ケース10及び第2錠ケース11は、ポリアセタール(POM)で形成されている。
第1係合部20は、後述する第2錠ケース11の第2係合部91,92(図7参照)と係合可能であって、対となる部位である。具体的には、第1係合部20は、図5のように横断面の形状が略三角形状をした突起(係合片)である。
第1係合部20a,20bは、所定の間隔を空けて配されている。本実施形態の第1係合部20a,20bは後面側立壁部17の上下方向h(縦方向)の両端部近傍に位置している。すなわち、一方の第1係合部20aは、上面側立壁部18の近傍に位置しており、他方の第1係合部20bは下面側立壁部19の近傍に位置している。
また、第1係合部20は、後面側立壁部17の左右方向w(横方向)の一方の端部(第2錠ケース11側端部)に位置している。そして、第1係合部20は、後面側立壁部17の中央側から先端側(第2錠ケース11側)に向かうにつれて下り傾斜している。
突出部21は、上下方向hに延びた突条であり、第2錠ケース11の突出部83(図7参照)と一体となって1つの係合部を形成する部位である。突出部21は、施錠時に施錠用挿入部材71の一方の施錠用係合片78(図3参照)と係合可能となっている。
第1係合部25は、前後方向lの中間部位に位置している。具体的には、第1係合部25は、前後方向lにおいて、中央よりもフロント取り付け部16側に位置している。より詳細には、第1係合部25は、上面側立壁部18のフロント取り付け部16との接続部位から、上面側立壁部18の前後方向lの長さの1/3以内の領域に設けられている。
第1係合部25は、上面側立壁部18の左右方向w(横方向)の一方の端部(第2錠ケース11側端部)に位置している。そして、第1係合部25は、上面側立壁部18の中央側から先端側(第2錠ケース11側)に向かうにつれて下り傾斜している。
第1係合部26は、第1係合部25と上下方向hに対応する位置に設けられている。すなわち、第1係合部26は、前後方向lの中間部位に位置している。具体的には、第1係合部26は、前後方向lにおいて、中央よりもフロント取り付け部16側に位置しており、より詳細には、第1係合部26は、下面側立壁部19のフロント取り付け部16との接続部位から、下面側立壁部19の前後方向lの長さの1/3以内の領域に設けられている。
第1係合部26は、下面側立壁部19の左右方向w(横方向)の一方の端部(第2錠ケース11側端部)に位置している。そして、第1係合部26は、下面側立壁部19の中央側から先端側(第2錠ケース11側)に向かうにつれて下り傾斜している。
ラッチボルト収容部35は、第1錠ケース10の上下方向h中央に位置している。また、ラッチボルト収容部35は、前後方向lにおいて略中央まで延びている。
状態維持部36は、図5のように、一枚の板状体が複数回屈曲して形成された板ばねであって、正面視すると、波状となっている。すなわち、状態維持部36は、一枚の板状体が、斜め上方向に略「U」字状に交互に複数回折り返された形状をしている。
また、状態維持部36の幅w(横方向の長さ)は、錠ケース2の厚さ方向wと略一致する方向を向いている。なお、本実施形態では、状態維持部36の幅wは、錠ケース2の厚さ方向wと一致する方向を向いている。
状態維持部36は、全体が固定部14と伝達部34との間の直線距離が伸縮する方向に変形可能となっている。具体的には、状態維持部36は、ラッチ錠を組み立てた際に、斜め上方に向けた付勢力を有している。この付勢力は、鉛直成分(上下方向成分)の分力と水平方向成分(前後方向)の分力からなる。
具体的には、第1誘導部50は、本体部15の逃がし孔23にハブ部材5の片方のハブ突出片56(図9参照)を導く部位である。より詳細には、第1誘導部50は、図5のようにテーパー面を有した突起であり、横断面が略三角形状をしている。内側(第2錠ケース11側)から外側(本体部15側)に向けて下り傾斜している。そして、第1誘導部50の傾斜面の延長上に逃がし孔23が位置している。
具体的には、リブ27には、上下方向hに延びた上下リブ28と、前後方向lに延びた前後リブ29がある。
伝達用ガイド溝51は、前後方向lにおいて、後方立壁部39と後面側立壁部17の間の略中央に位置しており、かつ、上下方向hにおいて、上方立壁部37とほぼ同じ高さかやや高い位置に形成されている。
また、第1錠ケース10は、伝達用ガイド溝51の上縁に沿って本体部15から隆起した隆起部33が形成されている。
隆起部33は、解錠状態において、施錠用ハブ部材70の接続部73と当接する部位であり、施錠用ハブ部材70の動きを規制する部位である。
本体部80は、組み立て時に第1錠ケース10の張出部49(図5参照)に対応する位置に本体部80の内側面から立設された立設部82が設けられている。
立設部82の後方端部には、図8のようにハブ部材5の一部を外側方向に導く第2誘導部90が形成されている。具体的には、第2誘導部90は、本体部80の逃がし孔85にハブ部材5の片方のハブ突出片57(図3参照)を導く部位である。より詳細には、第2誘導部90は、テーパー面を有した突起であり、横断面が略三角形状をしている。第2誘導部90は、内側(第1錠ケース10側)から外側に向けて下り傾斜している。そして、第2誘導部90の傾斜面の延長上に逃がし孔85が位置している。
突出部83は、上下方向に延びた突条であり、第1錠ケース10の突出部21と一体となって1本の係合部を形成する部位である。突出部83は、施錠時に施錠用挿入部材71の一方の施錠用係合片79(図3参照)と係合可能となっている。
後面側立壁部81は、図7のように横方向wに延伸した突起であって第1錠ケース10の後面側立壁部17の固定穴32(図5参照)に嵌合可能な固定突起88が設けられている。すなわち、固定突起88は、後面側立壁部81の張出方向先端面から同方向に突出した円柱状の突起である。
また、第2錠ケース11は、伝達用ガイド溝86の上縁に沿って本体部80から隆起した隆起部95が形成されている。すなわち、隆起部95は、ラッチ錠1を組み立てた際に、第1錠ケース10の隆起部33と対面する位置に位置している。
ハブ部材5は、図3のように、ハンドルの軸部を挿入可能なハンドル用挿入孔55を有しており、ハンドル用挿入孔55を回転軸として周方向に回転可能となっている。
受け部60の近傍には、受け部60を間に挟むように設けられたハブ突出片56,57を有している。具体的には、ハブ突出片56,57は、所定の間隔を空けて互いに平行となっており、その内側に受け部60が位置している。そして、ハブ部材5は、ハブ突出片56,57の間に圧縮バネ6の先端を挿通可能となっている。
腕部58,59は、ハンドル用挿入孔55から離れる方向に突出しており、ハブ突出片56,57に対して周方向にずれた位置にある。
腕部58,59は幅方向(左右方向)に所定の間隔を空けて互いに平行となっており、腕部58,59の間にラッチボルト3の軸部44(図3参照)を挿通可能となっている。
補助伝達部材7は、ラッチボルト3の座板43と当接可能な当接片64,65を複数有している。当接片64,65は、幅方向(横方向)所定の間隔を空けて配されており、当接片64,65間にラッチボルト3の軸部44が挿通可能となっている。
伝達軸部66は、第1錠ケース10の伝達用ガイド溝51(図5参照)に挿入可能となっており、伝達軸部67は、第2錠ケース11の伝達用ガイド溝86(図7参照)に挿入可能となっている。
また、伝達軸部66,67は、図3,図9のように当接片64,65と反対側の位置に位置している。具体的には、伝達軸部66,67は、後述する解錠姿勢を基準として、補助伝達部材7の上下方向の下端部近傍に設けられており、当接片64,65は補助伝達部材7の上端部近傍に設けられている。
施錠用ハブ部材70は、外部から操作可能な部材であり、鍵を挿入可能な鍵受け部72と、状態維持部36の伝達部34と接続される接続部73と、施錠用挿入部材71を軸支可能な施錠用軸部74を有している。
接続部73は、具体的には、状態維持部36の伝達部34を挿入可能な穴である。
施錠用軸部74は、施錠用ハブ部材70の回転軸となる部位であって、施錠用挿入部材71の施錠用軸穴75に挿入可能な円柱状の突起である。
接続部73と施錠用軸部74は、鍵受け部72を中心として周方向にずれた位置にある。
施錠用挿入部材71は、図9のように施錠用軸穴75と、施錠用突起部76,77と、施錠用係合片78,79を有している。
施錠用突起部76は、第1錠ケース10の施錠用ガイド溝52に挿入可能な円柱状の突起であり、施錠用ガイド溝52内をスライド可能となっている。
施錠用突起部77は、第2錠ケース11の施錠用ガイド溝87に挿入可能な円柱状の突起であり、施錠用ガイド溝87内をスライド可能となっている。
施錠用係合片78,79は、施錠時におけて第1錠ケース10と第2錠ケース11の一体性を高める部位である。施錠用係合片78,79は、幅方向に所定の間隔を空けて平行に配されており、その内側に第1錠ケース10の突出部21と第2錠ケース11の突出部83を重なった状態で挿入可能となっている。
すなわち、ラッチボルト3がフロント9から突出した姿勢(以下、突出姿勢ともいう)とラッチボルト3がフロント9から退避した姿勢(以下、退避姿勢ともいう)を切り替える動作(開閉動作)におけるラッチ錠1の各部材の位置関係について説明する。
ラッチ錠1は、図2に示されるように、フロント取り付け部16にフロント9が取り付けられている。
扉の開閉に寄与する開閉機構について注目すると、ラッチ錠1は、図10に示されるように、第1錠ケース10の取り付け部24に圧縮バネ6が取り付けられており、ハブ部材5の受け部60が後方に向けて付勢されている。すなわち、ハブ部材5は、ハンドル用挿入孔55を中心とした周方向に付勢されており、腕部58,59は、後方立壁部39の後面を前方に向けて押圧している。腕部58,59は、補助伝達部材7の当接片64,65の前面と接触している。また、補助伝達部材7の伝達軸部66は、図11のように第1錠ケース10の伝達用ガイド溝51に挿入されており、最下部に位置している。一方、補助伝達部材7の伝達軸部67は、第2錠ケース11の伝達用ガイド溝86に挿入されており、最下部に位置している。
そして、ラッチ錠1は、錠ケース2の内部であって、ラッチボルト3の座板43と後面側立壁部17との間には、空間96が形成されている。すなわち、ラッチボルト3の座板43の後方には、ラッチ本体41が進入可能な空間96が形成されている。
このように、ラッチ錠1は、樹脂製の第1錠ケース10と第2錠ケース11がビス等の締結要素を用いずに一体化されている。そのため、安価であるとともに、容易に組み立てることができる。
具体的には、ハンドルの回転によって、ハブ部材5は、ハンドル用挿入孔55を中心として周方向に回動させる。
このとき、ハブ部材5の受け部60は、図12のように圧縮バネ6を前方に向けて押圧しており、圧縮バネ6が縮んだ状態となっている。また、腕部58,59は、補助伝達部材7の当接片64,65の前面を押圧している。
このときの回転方向は、ハブ部材5の回転方向と逆方向になっている。補助伝達部材7の回転に伴い、当接片64,65によって、ラッチボルト3の座板43が後方に向けて押圧される。そのため、図12のように、ラッチ本体41がねじりバネ42の付勢力に反して退避し、ラッチ錠1は、退避姿勢をとる。
説明の都合上、解錠状態から施錠状態に切り替える動作に伴う各部材の位置関係について説明する。
このとき、鍵の回転に伴い、施錠用ハブ部材70が鍵受け部72を中心として周方向に回転する。すなわち、施錠用ハブ部材70は、施錠角度(図15)から解錠角度(図17)まで回動する。
施錠用ハブ部材70の接続部73側に注目すると、接続部73は、鍵受け部72を中心として周方向に回転し、接続部73の一部が第1錠ケース10の上面側立壁部18の内壁に当接する(図15→図17)。
また、接続部73の移動に伴って、第1錠ケース10の状態維持部36は、上方立壁部37との接続部位を中心として周方向に回転し、付勢する方向が変更される。
すなわち、状態維持部36は、解錠状態では、接続部73を第1錠ケース10の隆起部33に押しつける方向に付勢しているが、施錠状態では、接続部73を第1錠ケース10の上面側立壁部18に押しつける方向に付勢している。
施錠用軸部74の移動に伴って、施錠用挿入部材71は、施錠用突起部76,77が第1錠ケース10の施錠用ガイド溝52及び第2錠ケース11の施錠用ガイド溝87に導かれ、図17のように下方に移動する。そして、施錠用挿入部材71は、ラッチボルト3の後方に位置する空間96内に進入する。
そのため、ラッチ本体41は、施錠用挿入部材71の存在によって空間96内に移動できず、ラッチボルト3がフロント9から退避できない施錠状態となる。
また、施錠用係合片78は、第1錠ケース10の突出部21の壁面に沿って逃がし孔22に導かれており、施錠用係合片78の先端部の外側方向への広がり力が緩和されている。施錠用係合片79は、第2錠ケース11の突出部83の壁面に沿って逃がし孔85に導かれており、施錠用係合片79の先端部の外側方向への広がり力が緩和されている。
状態維持部36は、解錠姿勢において、図19(a)のように斜め上方に付勢力が働いている。すなわち、状態維持部36の付勢力は、上下方向成分(鉛直方向成分)の分力Fyと前後方向成分(水平方向成分)の分力Fxを有している。解錠姿勢における状態維持部36の付勢力F1は、前後方向成分の分力Fxが上下方向成分の分力Fyよりも大きくなっている。言い換えると、施錠用ハブ部材70の接続部73を後方に付勢する力が大きく働いており、施錠用ハブ部材70は、鍵受け部72を中心として前方側に回転しにくくなっている。そのため、ラッチ錠1は、外力が働かない限り、解錠姿勢から変更されない。
2 錠ケース
3 ラッチボルト(係合片)
8 施錠部材
10 第1錠ケース
11 第2錠ケース
21,83 突出部
27 リブ
50 第1誘導部(係合片)
56,57 ハブ突出片
70 施錠用ハブ部材(操作片)
71 施錠用挿入部材(固定部材)
78,79 施錠用係合片
22,85 逃がし孔(貫通孔)
90 第2誘導部(係合片)
Claims (6)
- 扉に取り付けられる錠であって、
錠ケースと、他の部材と係合して扉を閉止する扉用係合片と、扉用係合片の動作に関連する駆動機構を有し、前記錠ケース内に駆動機構が内蔵される錠において、
前記錠ケースは、第1錠ケースと、第2錠ケースから形成されており、
前記第1錠ケースと第2錠ケースは、ともにケース係合部を有するものであり、
第1錠ケースのケース係合部と第2錠ケースのケース係合部が互いに近接又は接触状態で配されており、
前記駆動機構は、移動及び/又は姿勢変更が可能であって、かつ所定の間隔を空けて配された2つの固定用係合片を含み、
前記固定用係合片は、駆動機構の移動及び/又は姿勢変更に伴って移動し、
前記ケース係合部が互いに近接又は接触状態で、前記間隔に嵌ることを特徴とする錠。 - ハンドルに連動させて錠ケースからラッチボルトを出し入れするラッチ錠であり、
ハンドルの回転によって、ラッチボルトが錠ケースから突出した突出姿勢と、ラッチボルトが錠ケース内に退避した退避姿勢を切り替えることが可能であり、
ハンドルの回転力をラッチボルトに伝えるハブ部材を有し、
前記ハブ部材は、所定の間隔を空けて配された2つのハブ突出片を有し、
前記ハブ部材は、ハンドルの回転に伴って回動し、
突出姿勢又は退避姿勢において、前記ケース係合部が近接した状態で、前記間隔に嵌ることを特徴とする請求項1に記載の錠。 - 前記第1錠ケース又は第2錠ケースは、係合片近傍に貫通孔を有しており、
前記係合片は、テーパー状の傾斜面を有するものであり、
前記傾斜面は、突出姿勢又は退避姿勢に姿勢を切り替える際に、前記ハブ突出片と当接し、ハブ突出片を貫通孔に導くことを特徴とする請求項2に記載の錠。 - 鍵の回転によって、ラッチボルトの出し入れが可能な解錠姿勢と、ラッチボルトの出し入れが制限される施錠姿勢を切り替えることが可能であり、
前記第1錠ケースと第2錠ケースは、ともに突出部を有するものであって、かつ、突出部が重なった状態で配されており、
錠をラッチボルトの移動又は姿勢の変更を規制する固定部材を有し、
当該固定部材は、所定の間隔を空けて配された2つの施錠用係合片を有し、
前記施錠用係合片は、鍵の回転に伴って移動し、
解錠姿勢又は施錠姿勢において、前記突出部が重なった状態で、前記間隔に嵌ることを特徴とする請求項2又は3に記載の錠。 - 前記錠ケースは、樹脂製であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の錠。
- 前記錠ケースは、錠ケースの剛性を補強するリブを有していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の錠。
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