JP2020063143A - エレベータの乗りかごと、乗りかごの床の組立方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】かご床の組立作業に要するコストを削減できる、エレベータの乗りかごと、乗りかごの床の組立方法を提供する。【解決手段】本発明によるエレベータの乗りかご10は、床板2と、床板2の下面に配置された複数の床版3と、を有したかご床1を備える。床板2は、一端部に複数の穴5を備える。床版3のそれぞれは、一端部に突起6を備える。突起6は、穴5の内部に位置する部分と、塑性変形して穴から折れ曲がっている部分6bとを備えて、穴5に係合している。【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータの乗りかごと、乗りかごの床の組立方法に関する。
エレベータの乗りかごは、床(「かご床」とも呼ぶ)と、かご床に立設された側板と、側板の上部を覆う天井板と、開閉するドアを備える。
特許文献1には、従来のかご床の例が記載されている。特許文献1に記載のエレベータのかご床は、床板と、床板を支える補強材であり、床板の下面に互いに平行になるように配置された複数本の床梁とを備え、各床梁は、溶接により床板の下面に結合されている。
近時は、かご床の組立の作業性を向上させるため、床梁、すなわち床版と床板とを接着剤を用いて互いに結合する組立方法が開発されている。実状では、必要な固定強度を確保するために、床版の両端がリベットで床板に固定される。床版の両端には、リベット固定用のリベット穴が形成されており、リベット穴は、床板に対する床版の位置決めにも用いられる。
特開2007−91426号公報
上述したように、従来のかご床の組立方法では、リベット穴を位置決めに用いて、床版(かご床の補強材)と床板とを接着剤を用いて互いに結合し、床版の両端をリベットで床板に固定する。このような従来のかご床の組立方法では、接着剤の硬化特性から接着剤が硬化する前に短時間で作業を行う必要がある。床版を床板に固定する位置を短時間で正確に定めて、床版と床板とを接着剤で互いに結合し、床版の両端をリベットで床板に固定するには、これら一連の床版と床板との結合作業を複数の人で行う必要があり、組立作業に多くの人件費がかかるという課題がある。そこで、かご床の組立作業に要する人件費などのコストを削減できるかご床の組立方法が望まれている。
本発明の目的は、かご床の組立作業に要するコストを削減できる、エレベータの乗りかごと、乗りかごの床の組立方法を提供することである。
本発明によるエレベータの乗りかごは、床板と、前記床板の下面に配置された複数の床版と、を有したかご床を備える。前記床板は、一端部に複数の穴を備える。前記床版のそれぞれは、一端部に突起を備える。前記突起は、前記穴の内部に位置する部分と、塑性変形して前記穴から折れ曲がっている部分とを備えて、前記穴に係合している。
本発明による乗りかごの床の組立方法は、乗りかごの床を構成する床板の一端部に設けられた穴に、前記床板の下面に配置されるべき床版の一端部に設けられた突起を、前記床版が前記床板に対して直立した状態で挿入する工程と、前記突起が前記穴に挿入された状態のまま、前記床版が前記床板に向かうように前記床版を倒して、前記突起を塑性変形させて曲げていき、前記床版を前記床板に接触させる工程とを備える。
本発明によると、かご床の組立作業に要するコストを削減できる、エレベータの乗りかごと、乗りかごの床の組立方法を提供することができる。
本発明の実施例によるエレベータの乗りかごのかご床を示す構成図である。 本発明の実施例による、乗りかごのかご床の組立方法の第1工程を示す図である。 本発明の実施例による、乗りかごのかご床の組立方法の第2工程を示す図である。 本発明の実施例による、乗りかごのかご床の組立方法の第3工程を示す図である。 本発明の実施例による、乗りかごのかご床の組立方法の第4工程を示す図である。 本発明の実施例による、乗りかごのかご床の組立方法の第5工程を示す図である。 本発明の実施例によるエレベータの乗りかごを示す図である。 床版を示す図である。 位置決め用穴と位置決め用突起の好ましい形状の一例を示す図である。 図9のAで示した部分の拡大図である。
本発明によるエレベータの乗りかごと、乗りかごの床の組立方法では、床版と床板との結合作業を一人で行うことができるとともに、床版を床板に固定するための部材の数を減らすことができ、床(かご床)の組立作業に要するコストを削減できる。さらに、本発明によるエレベータの乗りかごと、乗りかごの床の組立方法では、床版を短時間で正確に床板に配置して固定できるので、かご床の組立の作業性が向上するという効果も得られる。
以下、本発明の実施例による、エレベータの乗りかごと、乗りかごの床の組立方法を、図面を参照して説明する。
図7は、本実施例によるエレベータの乗りかご10を示す図である。図7には、乗りかご10の内部を示している。乗りかご10は、乗客や荷物を載せるかご床1と、かご床1に立設された側板8と、側板8の上部を覆う天井板9と、側板8に設けられて開閉するドア11を備える。
図1は、本実施例によるエレベータの乗りかご10のかご床1を示す構成図である。かご床1は、床板2と、複数の床版3と、巾木4とを備える。床板2は、上面に乗客や荷物を載置し、上面と反対側の下面(結合面2a)に床版3が固定される。複数の床版3は、床板2を補強する部材であり、互いに平行となるように床板2の結合面2aに沿って配置される。巾木4は、床板2の上面の周縁に設けられる。
床板2は、一端部に複数の位置決め用穴5を備える。位置決め用穴5は、床板2を貫通するのが好ましく、床版3の数と同じ数(例えば、図1では6つ)だけ設けられる。位置決め用穴5は、床板2の製造時に、床板2の一端部に抜き打ち成型(打ち抜き加工)により形成されるのが好ましい。
床版3のそれぞれは、一端部に位置決め用突起6を備える。
図8は、床版3を示す図である。床版3は、金属製の板状部材(例えば、鋼板)で構成され、形状が略コの字形であり、床板2の結合面2aに接する面である結合面3aと、結合面3aと略垂直に交わる2つの面とを備える。床版3は、結合面3aの一端部に位置決め用突起6を備える。
位置決め用突起6は、結合面3aから延在し、床版3が床板2に固定される前では、結合面3aと平行に突出し、床版3が床板2に固定された後では、折れ曲がった状態で床板2の位置決め用穴5に係合する。位置決め用突起6は、床板2の位置決め用穴5に挿入可能な大きさであり、床版3が床板2に固定されたときに位置決め用穴5の内部に位置して位置決め用穴5に係合するような場所に設けられる。
位置決め用突起6は、床版3の結合面3aとの接続部である折曲部6bを備える。折曲部6bは、床版3が床板2に固定される前では、結合面3aと平行に突出しており、床版3が床板2に固定された後では、塑性変形して位置決め用穴5から略直角に折れ曲がっている。位置決め用突起6の、折曲部6bより先端の部分は、床版3が床板2に固定された後では、位置決め用穴5の内部に位置する。折曲部6bより先端の部分は、一部が床板2から突出してもよい。位置決め用突起6の、折曲部6bより先端の部分で、床板2から突出する部分を先端部6aと呼ぶ。位置決め用突起6は、このようにして位置決め用穴5に係合する。
位置決め用突起6は、金属製の塑性材で構成され、床版3と同じ材料(例えば、鋼板)で構成される。位置決め用突起6は、作業者の力で塑性変形させて折り曲げられる程度の強度を備える。位置決め用突起6は、床版3の製造時に、床版3の一端部に抜き打ち成型により形成されるのが好ましい。位置決め用突起6が抜き打ち成型により形成されると、位置決め用突起6を構成するための追加の部品が不要であり、床版3を床板2に固定するための部材の数を減らすことができるので、かご床1の組立作業に要するコストを削減できる。
位置決め用穴5と位置決め用突起6の形状は、任意に定めることができる。以下では、位置決め用穴5と位置決め用突起6の好ましい形状の一例を説明する。
図9は、位置決め用穴5と位置決め用突起6の好ましい形状の一例を示す図であり、床板2の一部と床版3を示している。図10は、図9のAで示した部分の拡大図である。位置決め用穴5は、幅が異なる2つの部分(すなわち、幅広部5aと、幅広部5aより幅が小さい幅狭部5b)を備える台形の形状であるのが好ましい。位置決め用突起6は、先端部6aの幅が折曲部6bの幅より大きい形状であるのが好ましい。先端部6aの幅は、幅広部5aの幅より小さく、幅狭部5bの幅より大きい。折曲部6bの幅は、幅狭部5bの幅より小さい。
位置決め用穴5と位置決め用突起6が図9と図10に示したような形状であると、次のような効果を得ることができる。
本発明の実施例による、乗りかご10のかご床1の組立方法では、後述するように、作業者は、位置決め用突起6を位置決め用穴5に挿入した後で、床版3の結合面3aの全体を床板2の結合面2aに接触させる。この手順において、作業者は、床版3を図10の矢印Bのように移動させて、位置決め用突起6を位置決め用穴5に挿入する。このとき、位置決め用突起6は、位置決め用穴5の幅広部5aに挿入される。位置決め用突起6は、先端部6aが床板2から下に突出し、他の部分が位置決め用穴5の内部に位置する。作業者は、床版3の結合面3aを床板2の結合面2aに接触させる前に、床版3を図10の矢印Cのように移動させて、位置決め用突起6を位置決め用穴5の幅狭部5bに移動させる。先端部6aの幅が幅狭部5bの幅より大きいので、位置決め用突起6は、位置決め用穴5から抜けることがない。このようにして、作業者は、床板2に対する床版3の位置を正確に定めることができるとともに、位置決め用突起6が位置決め用穴5から抜けるのを防止することができる。
この後、作業者は、床版3を床板2に押し付けて、床版3の結合面3aの全体を床板2の結合面2aに接触させる。位置決め用突起6は、塑性変形して折曲部6bが略直角に曲がり、位置決め用穴5に係合する。
本実施例による乗りかご10のかご床1は、床板2が位置決め用穴5を備え、床版3が位置決め用突起6を備えるので、床版3を短時間で正確に床板2に固定でき、かご床1の組立の作業性を向上できる。
図1に示すように、床板2及び床版3は、他端部に結合穴12を備える。床板2の結合穴12と床版3の結合穴12は、床版3が床板2に固定されたときに互いに対向するような場所に設けられる。結合穴12は、床板2及び床版3の製造時に、抜き打ち成型により形成されるのが好ましい。
結合穴12には、床板2の他端部と床版3の他端部とを互いに固定するために、固定部材7が挿入される。固定部材7は、機械的結合部材であり、例えば、リベット、ボルト、及びネジなどの鋲部材を用いることができる。
本実施例による乗りかご10のかご床1では、床板2と床版3は、位置決め用突起6、接着剤、及び固定部材7で互いに結合される。位置決め用突起6は、位置決め用穴5に挿入されて位置決め用穴5に係合することで、床板2の一端部と床版3の一端部とを互いに固定する。接着剤は、床板2の結合面2aに塗布されており、床板2の結合面2aと床版3の結合面3aとを互いに固定する。固定部材7は、床板2と床版3の結合穴12に挿入され、床板2の他端部と床版3の他端部とを互いに固定する。
次に、本発明の実施例による、乗りかご10のかご床1の組立方法を、図2〜図6を用いて説明する。図2は、本実施例による、乗りかご10のかご床1の組立方法の第1工程を示す図である。図3は、第1工程の次の工程である第2工程を示す図である。図4は、第2工程の次の工程である第3工程を示す図である。図5は、第3工程の次の工程である第4工程を示す図である。図6は、第4工程の次の工程である第5工程を示す図である。第1工程から第5工程で行う床板2と床版3の結合作業は、基本的には一人の作業者で実行することができる。
図2に示すように、かご床1を組立てるには、作業者は、次のような第1工程を実施する。作業者は、床板2の結合面2a(すなわち、下面)が上を向くように床板2を設置する。そして、床板2の結合面2aに接着剤を塗布する。接着剤は、結合面2aの、床版3と接する部分に塗布される。この後、作業者は、床板2の結合面2aに配置されるべき床版3を、床板2に対して直立するように持ち上げ、床板2の位置決め用穴5と床版3の位置決め用突起6とを上下方向で対向させる。
次に、図3に示すように、作業者は、次のような第2工程を実施する。すなわち、作業者は、持ち上げた床版3を下ろし、床版3が床板2に対して直立した状態で、位置決め用突起6を位置決め用穴5に挿入する。第2工程が終了すると、位置決め用突起6は、位置決め用穴5の内部に位置する。位置決め用突起6の一部(先端部6a)は、床板2から突出してもよい。このようにして、作業者は、床板2に対する床版3の位置を定める。
次に、図4に示すように、作業者は、位置決め用突起6が位置決め用穴5の内部に位置した状態で、次のような第3工程を実施する。すなわち、作業者は、位置決め用突起6が位置決め用穴5に挿入された状態のまま、床版3の結合面3aが床板2の結合面2aに向かうように床版3を倒していく。このとき、位置決め用突起6は、折曲部6bが塑性変形して曲げられていく。作業者は、例えば、自重をかけるようにして床版3を押し倒して、位置決め用突起6の折曲部6bを塑性変形させていき、床版3の結合面3aを床板2の結合面2aに向かわせる。
次に、図5に示すように、作業者は、次のような第4工程を実施する。すなわち、作業者は、床版3の結合面3aの全体を床板2の結合面2aに接触させる。例えば、作業者は、床版3を略90度押し倒すことで、床版3の結合面3aの全体を床板2の結合面2aに接触させていき、床版3を床板2に押し付ける。位置決め用突起6は、折曲部6bが塑性変形して略直角に曲がり、折曲部6bより先端の部分が位置決め用穴5の内部に位置した状態で、位置決め用穴5に係合している。(位置決め用突起6の先端部6aは、床板2から突出してもよい。)第4工程により、位置決め用突起6が位置決め用穴5に係合することで床板2と床版3の一端部が互いに結合するとともに、床版3の結合面3aが床板2の結合面2aに接着剤で接着されて、床版3が床板2に固定される。
作業者は、第1工程から第4工程(図2から図5)の作業を、床版3の数だけ繰り返す。これらの作業は、一人の作業者で実行可能である。
次に、図6に示すように、作業者は、次のような第5工程を実施する。初めに、作業者は、床版3が固定された床板2を、結合面2aが下を向くように設置する。すなわち、作業者は、床版3が床板2の下に位置するように、床板2の上下を反転させる。なお、この作業は、複数の作業者で実行してもよい。この後、作業者は、床板2及び床版3の結合穴12に固定部材7を挿入し、この固定部材7を用いて床板2の他端部と床版3の他端部とを互いに固定する。この作業は、一人の作業者で実行可能である。第5工程により、床板2と床版3の他端部が固定部材7で互いに結合されて、床版3が床板2に固定される。
なお、床板2は、一端部に設けられた位置決め用突起6と、他端部に設けられた固定部材7により、意匠性が低下することがある。すなわち、位置決め用突起6の先端部6aが床板2から突出したり、固定部材7がエレベータの乗客に見えたりすることによって、かご床1の意匠性の低下が懸念される。
本実施例によるエレベータの乗りかご10では、床板2の周縁に設けられた巾木4が、位置決め用穴5、位置決め用穴5から突出した位置決め用突起6、床板2の結合穴12、及び床板2の結合穴12の内部の固定部材7を覆うのが好ましい(図1を参照)。巾木4により、位置決め用突起6や固定部材7を乗客に見えないようにすることができ、かご床1の意匠性の低下を防止できる。
以上説明したように、本実施例によるエレベータの乗りかご10では、かご床1の床板2と床版3は、一端部で、位置決め用突起6が塑性変形して曲がった状態で位置決め用穴5に係合することにより、互いに結合している。床板2と床版3は、他端部で、固定部材7により互いに固定されている。固定部材7は、他端部の固定のみに用いられ、一端部の固定には用いられないので、従来のエレベータの乗りかごよりも、床版3を床板2に固定するための部材の数を減らすことができる。また、床板2と床版3の結合作業(特に、位置決め用突起6を位置決め用穴5に挿入し、位置決め用突起6を塑性変形させて曲げ、床版3を床板2に固定させる作業)を一人で行うことができ、かご床1の組立作業に要する人件費を削減することができる。
これらの構成を備えることにより、本実施例によるエレベータの乗りかご10と乗りかご10の床の組立方法では、かご床1の組立作業に要するコストを削減できる。床板2と床版3は、位置決め用突起6と位置決め用穴5により互いの位置が正確かつ容易に定められるので、床板2と床版3の結合作業を一人で行っても、床版3を短時間で正確に床板2に配置して固定でき、かご床1の組立の作業性を向上できる。
位置決め用穴5は、床板2の製造時に抜き打ち成型(打ち抜き加工)により形成されるのが好ましく、位置決め用突起6は、床版3の製造時に抜き打ち成型により形成されるのが好ましい。位置決め用穴5と位置決め用突起6が抜き打ち成型により形成されると、位置決め用穴5と位置決め用突起6の形成時に曲げ加工などの追加の加工が不要であり、作業時間を短縮できるなど、製造性に優れる。また、上述したように、位置決め用突起6が抜き打ち成型により形成されると、かご床1の組立作業に要するコストを削減できる。
床板2の他端部と床版3の他端部は、固定部材7で互いに固定される。固定部材7を用いることにより、床版3を床板2に固定するのに必要な強度を確保できるとともに、床版3を床板2の所定の位置に確実に固定することができ、かご床1の組立の作業性を向上させることができる。
床板2の結合面2aには接着剤が塗布され、床板2の結合面2aと床版3の結合面3aは、接着剤で互いに固定される。接着剤を用いて床版3を床板2に結合することにより、床版3を床板2の所定の位置に配置して固定することができ、かご床1の組立の作業性を向上させることができる。
なお、本発明は、上記の実施例に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、上記の実施例は、本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、本発明は、必ずしも説明した全ての構成を備える態様に限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能である。また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、削除したり、他の構成を追加・置換したりすることが可能である。
1…かご床、2…床板、2a…床板の結合面、3…床版、3a…床版の結合面、4…巾木、5…位置決め用穴、5a…幅広部、5b…幅狭部、6…位置決め用突起、6a…先端部、6b…折曲部、7…固定部材、8…側板、9…天井板、10…乗りかご、11…ドア、12…結合穴。

Claims (9)

  1. 床板と、前記床板の下面に配置された複数の床版と、を有したかご床を備え、
    前記床板は、一端部に複数の穴を備え、
    前記床版のそれぞれは、一端部に突起を備え、
    前記突起は、前記穴の内部に位置する部分と、塑性変形して前記穴から折れ曲がっている部分とを備えて、前記穴に係合している、
    ことを特徴とするエレベータの乗りかご。
  2. 前記突起は、前記床版と同じ材料で構成されている、
    請求項1に記載のエレベータの乗りかご。
  3. 前記床板の他端部と前記床版の他端部は、機械的結合部材によって互いに固定されている、
    請求項1に記載のエレベータの乗りかご。
  4. 前記床板の、前記床版と接する部分には、接着剤が塗布されている、
    請求項1に記載のエレベータの乗りかご。
  5. 前記床板の周縁に設けられた巾木を備え、
    複数の前記床版は、互いに平行となるように前記床板の下面に沿って配置され、
    前記突起の、塑性変形して前記穴から折れ曲がっている前記部分は、前記突起の前記床版との接続部である折曲部であり、
    前記突起の、前記穴の内部に位置する前記部分は、前記突起の前記折曲部より先端の部分であり、
    前記突起は、前記床版と同じ材料で構成されており、
    前記床板と前記床版は、他端部に結合穴を備え、
    前記床板の他端部と前記床版の他端部は、前記床板の前記結合穴と前記床版の前記結合穴に挿入された機械的結合部材によって互いに固定されており、
    前記床板の、前記床版と接する部分には、接着剤が塗布されており、
    前記巾木は、前記穴から突出した前記突起と、前記床板の前記結合穴の内部の前記機械的結合部材を覆う、
    請求項1に記載のエレベータの乗りかご。
  6. 乗りかごの床を構成する床板の一端部に設けられた穴に、前記床板の下面に配置されるべき床版の一端部に設けられた突起を、前記床版が前記床板に対して直立した状態で挿入する工程と、
    前記突起が前記穴に挿入された状態のまま、前記床版が前記床板に向かうように前記床版を倒して、前記突起を塑性変形させて曲げていき、前記床版を前記床板に接触させる工程と、
    を備えることを特徴とする乗りかごの床の組立方法。
  7. 前記穴は、前記床板の製造時に、抜き打ち成型により形成され、
    前記突起は、前記床版の製造時に、抜き打ち成型により形成される、
    請求項6に記載の乗りかごの床の組立方法。
  8. 前記床版を倒して前記床版を前記床板に接触させる前記工程の後に、前記床板の他端部に設けられた結合穴と前記床版の他端部に設けられた結合穴に機械的結合部材を挿入することで、前記床板の他端部と前記床版の他端部とを互いに固定する工程を備える、
    請求項6に記載の乗りかごの床の組立方法。
  9. 前記穴に前記突起を挿入する前記工程の前に、前記床板の、前記床版と接する部分に接着剤を塗布する工程を備える、
    請求項6に記載の乗りかごの床の組立方法。
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