JP2020059396A - 船舶の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数のタンクを備えた既存船舶を有効利用する。【解決手段】船舶の製造方法は、船首尾方向Daにタンク3が複数配列された船体2を有する既存船舶1から、一部のタンク3及び、一部のタンク3が設けられている船首尾方向Daの一部の船体2を含む中間船体部5Cを切除する工程と、中間船体部5Cよりも船首2a側に配置されていた船首側船体部5Aと中間船体部5Cよりも船尾2r側に配置されていた船尾側船体部5Bとを接合する工程と、を含む。【選択図】図3

Description

この発明は、船舶の製造方法に関する。
液化天然ガス(LNG:Liquefied Natural Gas)等を運搬する船舶は、船体と、複数のタンクとを備えている。これら複数のタンクは、船体の船首尾方向に並べて設けられ、それぞれにLNG等の積載物を収容する。
このような船舶は、例えば二十年以上といった長期間にわたって使用される。その一方で、上記のような船舶は、時代とともに大型化が図られたり、推進機関の進歩により、航行時の燃料消費率が向上したりしている。そのため、旧型の船舶は、まだ使用可能であるにもかかわらず、稼働率が低くなる傾向にある。
特許文献1には、老朽タンカーや有休タンカーを活用するため2隻のタンカーを連結型運搬船兼浮きドックに改造する方法が開示されている。この方法では、船尾部を切断して取り除いた一方のタンカーと、船首部を切断して取り除いた他方のタンカーとを、連結可能としている。
特開昭60−18480号公報
ところで、LNG等を運搬する船舶の場合、タンクはアルミニウム合金等の腐食し難い材質で形成されているため、利用価値が高い。そのため、船体や推進機関が利用可能な状態にあれば、船舶を有効活用したいという要望がある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数のタンクを備えた既存船舶を有効利用することができる船舶の製造方法を提供することを目的とする。
この発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
この発明の第一態様によれば、船舶の製造方法は、複数のタンクが船首尾方向に配列された船体を有する既存船舶から、前記複数のタンクのうち一部のタンク及び、前記船体のうち前記一部のタンクが設けられている船首尾方向の一部の船体を含む中間船体部を切除する切除工程と、前記船体において前記中間船体部よりも船首側に配置されていた船首側船体部と、前記船体において前記中間船体部よりも船尾側に配置されていた船尾側船体部とを接合する接合工程と、を含む。
このように、既存船舶から、一部のタンクを含む中間船体部を切除し、船首側船体部と船尾側船体部とを接合することで、既存船舶よりも船首尾方向長さが短く、タンク数が少ない船舶を製造することができる。このような船舶は、タンクに収容する積載物の積載量も少なく、小回りが利く。したがって、大型の船舶では効率が悪かったり、航行し難かったりするような港湾や航路であっても、船舶を有効に利用することが可能となる。また、既存船舶よりも総重量が小さくなることから、航行のための推進機関における燃料消費率も向上する。したがって、複数のタンクを備えた既存船舶を有効利用することが可能となる。
この発明の第二態様によれば、第一態様に係る接合工程で、前記船首側船体部の後端と前記船尾側船体部の前端との間に、前記船首側船体部と前記船尾側船体部とを接続する接続用船体部を追設するようにしてもよい。
このように構成することで、船首側船体部と船尾側船体部とを、接続用船体部を介して接続することができる。これにより、船首側船体部の後端と船尾側船体部の前端との船体断面形状が大きく異なる場合等に、接続用船体部によって船首側船体部と船尾側船体部とを良好に接続することができる。また、追設した接続用船体部に、各種の機器等を設置することもできる。
この発明の第三態様によれば、第二態様に係る接続用船体部は、船首尾方向に直交する船体断面形状が前記船首側船体部の後端と同形状である船首側接続部と、船首尾方向に直交する船体断面形状が前記船尾側船体部の前端と同形状である船尾側接続部と、前記船首側接続部と前記船尾側接続部とを連続的に接続する中間接続部と、を一体に有するようにしてもよい。
このように構成することで、接続用船体部の船首側接続部は、船首側船体部の後端に容易に接続することができる。同様に、接続用船体部の船尾側接続部は船尾側船体部の前端に容易に接続することができる。そのため、船首側船体部の後端と船尾側船体部の前端との船体断面形状が異なっていても、接続用船体部によって船首側船体部と船尾側船体部とを容易に連続的に接続することができる。
この発明の第四態様によれば、第二又は第三態様に係る前記接続用船体部は、前記船首側船体部内に設けられた船首側配管及び船首側配線と、前記船尾側船体部内に設けられた船尾側配管及び船尾側配線とを接続する、接続用配管及び接続用配線を備えるようにしてもよい。
このように構成することで、船首側船体部内に設けられた船首側配管及び船首側配線と、船尾側船体部内に設けられた船尾側配管及び船尾側配線とを、接続用配管及び接続用配線を介して接続することができる。
この発明の第五態様によれば、第一から第四態様の何れか一つの態様に係る前記中間船体部は、船首尾方向に配列された複数のタンクのうち、船首尾方向の中間部に配置された前記一部のタンクを含むようにしてもよい。
一般に、船舶は、船首部と船尾部とにおいて、船体断面形状が船首尾方向で大きく変化し、船首尾方向中間部では、船体断面形状の変化が小さい。そのため、船首尾方向中間部に配置されたタンクを含む中間船体部を切除することで、船首側船体部の後端と船尾側船体部の前端との船体断面形状の差異が小さくなる。これにより、船首側船体部と船尾側船体部とを接合しやすくなる。
上記船舶の製造方法によれば、複数のタンクを備えた既存船舶を有効利用することができる。
この発明の第一実施形態の船舶の製造方法で用いる既存船舶の概略構成を示す側面図である。 上記船舶の製造方法のフローチャートである。 上記船舶の製造方法において、既存船舶の中間船体部を切除した状態を示す側面図である。 上記船舶の製造方法において、既存船舶の船首側船体部と船尾側船体部とを接合した状態を示す側面図である。 上記船舶の製造方法において、既存船舶の船首側船体部と船尾側船体部とを接合した状態を示す平面図である。 この発明の第二実施形態の船舶の製造方法のフローチャートである。 上記船舶の製造方法によって製造した船舶を示す側面図である。 上記船舶の製造方法によって製造した船舶を示す平面図である。
以下、この発明の一実施形態における船舶の製造方法を図面に基づき説明する。
(第一実施形態)
この実施形態の船舶の製造方法は、既存船舶を利用して、船舶を製造する。
図1は、この実施形態の船舶の製造方法で用いる既存船舶の概略構成を示す側面図である。
図1に示すように、既存船舶1は、船体2と、複数のタンク3と、を備える。船幅方向両側に設けられた一対の舷側2sと、船底2bと、を有する。船体2は、船底2bの上方に間隔をあけて設けられた上甲板2tを備える。船体2は、船首尾方向Daの船尾2r側に上部構造2hを有する。船体2は、上部構造2hよりも船首尾方向Daの船首2a側に貨物搭載区画(ホールド)2kを備えている。
上甲板2tは、外部に露出する全通暴露甲板であり、貨物搭載区画2kの上方を覆うように設けられている。
複数のタンク3は、それぞれ独立タンクであって、その内部に、積載物であるLNG等の液化ガスを収容する。タンク3は、低温雰囲気における靭性や、耐腐食性を担保するべく、例えばアルミニウム合金等で形成されている。タンク3は、船体2内の貨物搭載区画2kに、船首尾方向Daに複数配置されている。この実施形態における既存船舶1は、モス型の独立球形タンクである5つのタンク3を備えている場合を例示している。これらタンク3の上部3aは、上甲板2tよりも上方に配置されている。
図2は、上記船舶の製造方法のフローチャートである。図3は、上記船舶の製造方法において、既存船舶の中間船体部を切除した状態を示す側面図である。
図2に示すように、既存船舶1を利用した船舶の製造方法は、切除工程S1と、接合工程S2と、を含む。
切除工程S1では、図3に示すように、既存船舶1から、船首尾方向Daの中間部である中間船体部5Cを切除する。ここで、中間船体部5Cとは、複数のタンク3のうちの一部のタンク3と、既存船舶1の船体2のうち、上記一部のタンク3が設けられている船首尾方向Daの一部の船体2と、を含んだ部分である。
上記切除を行うには、既存船舶1の船体2を、船首2a側から船首尾方向Daに所定寸法の位置P1と、船尾2r側から船首尾方向Daに所定寸法の位置P2との位置で、それぞれ切断する。これらの位置P1、P2は、船首尾方向Daにおいて互いに隣り合うタンク3同士の間に設定する。このようにして、位置P1と位置P2とで船体2を切断することで、既存船舶1は、船首尾方向Daの中間部に配置されていた中間船体部5Cと、中間船体部5Cよりも船首2a側に配置されていた船首側船体部5Aと、中間船体部5Cよりも船尾2r側に配置されていた船尾側船体部5Bとに分断されるので、中間船体部5Cのみを除去する。
この実施形態では、例えば、船首2a側から1番目のタンク3Aと2番目のタンク3Bとの間に設定した位置P1と、船首2a側から3番目のタンク3Cと4番目のタンク3Dとの間に設定した位置P2とで、それぞれ船体2を切断する。すなわち、この実施形態における中間船体部5Cは、船首尾方向Daの中間部の一部である位置P1と位置P2との間の船体2Cと、船首2a側から2番目のタンク3Bと、3番目のタンク3Cと、を含む。このように、中間船体部5Cは、複数のタンク3のうち、船首尾方向Daの中間部に配置されたタンク3B、3Cを含む。
接合工程S2では、図4、図5に示すように、船首側船体部5Aの後端5rと、船尾側船体部5Bの前端5fとを接合する。船首側船体部5Aの後端5rと、船尾側船体部5Bの前端5fとは、主に溶接により接合される。船首側船体部5Aの後端5rと、船尾側船体部5Bの前端5fとにおいて、船体2の切断面の形状が異なる場合、船首側船体部5Aの後端5rと、船尾側船体部5Bの前端5fとの間に、船首尾方向Daに交差する面方向に延びる接続板8(図5参照)を設けてもよい。
例えば、既存船舶1に設けられていたマニホールド23の一部又は全部が、中間船体部5Cに配置されている場合、マニホールド23の一部又は全部は、船首側船体部5A設けるようにしてもよい。また、カーゴポンプ等のカーゴ機器24は、既存船舶1の船尾側船体部5Bに設けられているため、そのままの位置に設けておけばよい。
船首側船体部5Aの後端5rと船尾側船体部5Bの前端5fとを接合した後、船首側船体部5Aと船尾側船体部5Bとの間で、各種の配管、配線類を接続する。このようにすることで、船舶10Aが製造される。
船舶10Aは、既存船舶1(図1参照)よりも船首尾方向Daの長さが短い船体2Xを有している。また、船舶10Aは、既存船舶1よりも少ない数のタンク3を有している。
上述した第一実施形態の船舶10Aの製造方法では、2つのタンク3を含む中間船体部5Cを切除し、船首側船体部5Aと船尾側船体部5Bとを接合している。これにより、既存船舶1よりも船首尾方向Daの長さが短い船体2Xと、既存船舶1よりも少ない数のタンク3とを有した船舶10Aを製造することができる。このような船舶10Aは、タンク3に収容する積載物の積載量も少なく、小回りが利く。したがって、大型の既存船舶1では効率が悪かったり、航行し難い港湾や航路であったりする場合に、有利となる。また、船舶10Aは、既存船舶1よりも総重量が小さくなることから、航行のための推進機関における燃料消費率も向上する。このようにして、複数のタンク3を備えた既存船舶1を有効利用することが可能となる。
(第二実施形態)
次に、この発明に係る船舶の製造方法第二実施形態について説明する。以下に説明する第二実施形態においては、第一実施形態と接続用船体部20の構成のみが異なるので、第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複説明を省略する。
図6は、この発明の第二実施形態の船舶の製造方法のフローチャートである。図7は、上記船舶の製造方法によって製造した船舶を示す側面図である。図8は、上記船舶の製造方法によって製造した船舶を示す平面図である。
図6に示すように、この第二実施形態における既存船舶1を利用した船舶の製造方法は、切除工程S11と、接続用船体挿入工程S12と、接合工程S13と、を含む。
切除工程S11では、上記第一実施形態と同様、既存船舶1から、中間船体部5Cを切除する(図3参照)。
接続用船体挿入工程S12では、図7、図8に示すように、切除された中間船体部5Cよりも船首2a側に配置されていた船首側船体部5Aの後端5rと、中間船体部5Cよりも船尾2r側に配置されていた船尾側船体部5Bの前端5fとの間に、接続用船体部20を挿入する。
接続用船体部20は、後述する接合工程S13で、船首側船体部5Aと船尾側船体部5Bとにそれぞれ接続される。接続用船体部20は、船首側接続部20aと、船尾側接続部20rと、中間接続部20cと、を一体に有する。船首尾方向Daから見た船首側接続部20aの断面輪郭、言い換えれば、船首側接続部20aの船首尾方向Daに直交する船体断面形状は、船首側船体部5Aの後端5rの切断面の輪郭と同形状である。同様に、船首尾方向Daから見た船尾側接続部20rの断面輪郭、言い換えれば、船尾側接続部20rの船首尾方向Daに直交する船体断面形状は、船尾側船体部5Bの前端5fの切断面の輪郭と同形状である。
このようにして中間接続部20cは、船首側接続部20aと船尾側接続部20rとを連続的に接続するよう形成されている。すなわち、接続用船体部20は、船首側船体部5Aと船尾側船体部5Bとの間で、船体2Yの外面が連続するように設けられる。
接続用船体部20は、船首尾方向Daの長さLを、タンク3の1つ分の船首尾方向Daの長さよりも小さくするようにしてもよい。このようにすることで、船舶10Bにおける船首尾方向Daの長さが長くなることを抑制できる。
接続用船体部20は、船幅方向両側に設けられた一対の舷側20sと、船底20bと、を有する。接続用船体部20は、船底20bの上方に間隔をあけて設けられた上甲板20tを備える。
図7に示すように、接続用船体部20は、その内部に、接続用配管及び接続用配線21を備える。接続用配管及び接続用配線21は、船首側船体部5A内に設けられた船首側配管及び船首側配線6と、船尾側船体部5B内に設けられた船尾側配管及び船尾側配線7とを接続する。
接合工程S13では、船首側船体部5Aと船尾側船体部5Bとを接続用船体部20を介して接合する。具体的には、船首側船体部5Aの後端5rと、接続用船体部20の船首側接続部20aとを溶接により接合し、船尾側船体部5Bの前端5fと、接続用船体部20の船尾側接続部20rとを溶接により接合する。
接合工程S13では、更に、接続用船体部20の上甲板20tと、船首側船体部5A及び船尾側船体部5Bの上甲板2tとを、溶接により接合する。
接合工程S13では、更に、接続用船体部20内で、接続用配管及び接続用配線21に、船首側配管及び船首側配線6と、船尾側配管及び船尾側配線7とをそれぞれ接続する。
ここで、既存船舶1に設けられていたマニホールド23の一部又は全部が、中間船体部5Cに設けられていた場合、接続用船体部20にマニホールド23を設けるようにしてもよい。
船舶10Bは、接続用船体部20内に、中間船体部5Cを切除したことによる船舶10Bのバランスを改善するためのバラストタンク25等を設けるようにしても良い。
さらに、接続用船体部20には、再ガス化装置やバラスト処理装置(ともに図示無し)等の各種機器、物品収容空間等を設けることもできる。
このようにして、船首側船体部5Aと船尾側船体部5Bとの間に、接続用船体部20を追設することで、船舶10Bが製造される。接続用船体部20を設けることで、船舶10Bの喫水を浅くすることができ、水深が浅いLNG基地でのLNG輸送が対応可能となる。
上述した第二実施形態の船舶10Bの製造方法では、2つのタンク3を含む中間船体部5Cを切除し、船首側船体部5Aと船尾側船体部5Bとの間に接続用船体部20を追設している。これにより、既存船舶1よりも船首尾方向Daの長さが短い船体2Yと、数が少ないタンク3を有した船舶10Bを、既存船舶1から製造することができる。このようにして、複数のタンク3を備えた既存船舶1を有効利用することが可能となる。
また、接続用船体部20により、船首側船体部5Aの後端5rと船尾側船体部5Bの前端5fとの船体断面形状が大きく異なる場合等であっても、船首側船体部5Aと船尾側船体部5Bとを接続用船体部20を介して良好に接続することができる。また、追設した接続用船体部20に、各種の機器等を設置することもできる。
さらに、接続用船体部20は、船首側接続部20aと船尾側接続部20rとを備えているため、船首側船体部5Aと船尾側船体部5Bとを連続的に接続することができる。
また、接続用船体部20は、接続用配管及び接続用配線21を備えている。これにより、船首側船体部5A内に設けられた船首側配管及び船首側配線6と、船尾側船体部5B内に設けられた船尾側配管及び船尾側配線7とを、接続用配管及び接続用配線21を介して接続することができる。
船首側船体部5Aと船尾側船体部5Bとは、同一の既存船舶1の一部であるため、船首側配管及び船首側配線6と、船尾側配管及び船尾側配線7とは、船首尾方向Daに直交する断面で同一位置に配置されている場合が多い。そのため、船首側配管及び船首側配線6と、船尾側配管及び船尾側配線7とを、接続用配管及び接続用配線21を介して特に容易に接続することができる。
(その他の変形例)
この発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、実施形態で挙げた具体的な形状や構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
例えば、上記実施形態では、中間船体部5Cは、船首2a側から2番目のタンク3Bと、3番目のタンク3Cと、を含むようにしたが、これに限らない。中間船体部5Cは、複数のタンク3のうち、船首尾方向Daの中間部に配置されたタンク3を含んでいてもよいし、船首尾方向Daの船首側、船尾側のタンク3を含んでいてもよい。
さらに、既存船舶1のタンク3の数、既存船舶1から切除するタンク3の数、船舶10A、10Bのタンク3の数、タンク3の形状は、いかなるものとしてもよい。
加えて、タンク3は、LNGを収容するものに限らず、例えば液化石油ガス(LPG:Liquefied Petroleum Gas)等、他の積載物を収容するものであってもよい。
1 既存船舶
2 船体
2C 船体
2X 船体
2Y 船体
2a 船首
2b 船底
2h 上部構造
2k 貨物搭載区画
2r 船尾
2s 舷側
2t 上甲板
3、3A、3B、3C、3D タンク
3a 上部
5A 船首側船体部
5B 船尾側船体部
5C 中間船体部
5f 前端
5r 後端
6 船首側配管及び船首側配線
7 船尾側配管及び船尾側配線
8 接続板
10A、10B 船舶
20 接続用船体部
20a 船首側接続部
20r 船尾側接続部
20c 中間接続部
20s 舷側
20b 船底
20t 上甲板
21 接続用配管及び接続用配線
23 マニホールド
24 カーゴ機器
25 バラストタンク
Da 船首尾方向
S1、S11 切除工程
S2、S13 接合工程
S12 接続用船体挿入工程

Claims (5)

  1. 複数のタンクが船首尾方向に配列された船体を有する既存船舶から、前記複数のタンクのうち一部のタンク及び、前記船体のうち前記一部のタンクが設けられている船首尾方向の一部の船体を含む中間船体部を切除する切除工程と、
    前記中間船体部よりも船首側に配置されていた船首側船体部と、前記中間船体部よりも船尾側に配置されていた船尾側船体部とを接合する接合工程と、
    を含む船舶の製造方法。
  2. 接合工程では、前記船首側船体部の後端と前記船尾側船体部の前端との間に、前記船首側船体部と前記船尾側船体部とを接続する接続用船体部を追設する
    請求項1に記載の船舶の製造方法。
  3. 前記接続用船体部は、
    船首尾方向に直交する船体断面形状が前記船首側船体部の後端と同形状である船首側接続部と、
    船首尾方向に直交する船体断面形状が前記船尾側船体部の前端と同形状である船尾側接続部と、
    前記船首側接続部と前記船尾側接続部とを連続的に接続する中間接続部と、
    を一体に有する
    請求項2に記載の船舶の製造方法。
  4. 前記接続用船体部は、前記船首側船体部内に設けられた船首側配管及び船首側配線と、前記船尾側船体部内に設けられた船尾側配管及び船尾側配線とを接続する、接続用配管及び接続用配線を備える
    請求項2又は3に記載の船舶の製造方法。
  5. 前記中間船体部は、船首尾方向に配列された前記複数のタンクのうち、船首尾方向の中間部に配置された前記一部のタンクを含む
    請求項1から4の何れか一項に記載の船舶の製造方法。
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