JP2020059218A - タイヤ加硫装置および方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤ加硫用モールドをより確実に閉型することができ、品質の優れたタイヤを製造することができるタイヤ加硫装置および方法を提供する。【解決手段】ロック機構9によりコンテナリング8の上下位置を閉型位置にロックして、上部プレート2と下部プレート4の上下間隔を小さくするように加圧機構5を作動させて下部プレート4を上方移動させることにより、コンテナリング8によってセグメント6を中心機構11に向かって移動させて、それぞれのセクタモールド12cを環状に組付けるとともに、上下連結機構7によってコンテナリング8とボルスタープレート3との間に所定の上下すき間gを形成した状態にして、上部プレート2の下面に配置された上側サイドモールド12aを、それぞれのセクタモールド12cの上面に、その環状に組み付けられた状態を維持させた状態で押圧して閉型する。【選択図】図5

Description

本発明はタイヤ加硫装置および方法に関し、さらに詳しくは、タイヤ加硫用モールドをより確実に閉型することができ、品質の優れたタイヤを製造することができるタイヤ加硫装置および方法に関するものである。
タイヤを製造する際には、閉型したモールド内でグリーンタイヤを加硫する。セクショナルタイプのモールドは、上側サイドモールド、下側サイドモールドおよび複数のセクタモールドで構成されていて、それぞれが密着するように閉型される(例えば、特許文献1参照)。
それぞれのセクタモールドは下方移動するコンテナリングによって中心機構に向かって押圧されて環状に組み付けられる。環状に組み付けられたそれぞれのセクタモールドと、下側サイドモールドとは密着するように組み付けられる。一方、上側サイドモールドは、上側サイドモールドの上面に取付けられた上部プレートとともに上下移動する。この上部プレートが、コンテナリングが取り付けられているボルスタープレートの下方に配置されていると、モールドを閉型した状態では、上部プレートの上面がボルスタープレートによって下方に押圧される。
閉型した状態でそれぞれのセクタモールドどうしの間にすき間が発生すると、そのすき間から、横倒し状態でモールドの中に配置されているグリーンタイヤの未加硫ゴムが流出して加硫したタイヤの品質に影響が生じる。そこで、この構造の加硫装置では、それぞれのセクタモールドどうしの間のすき間の発生を防止するため、それぞれのセクタモールドをコンテナリングによってより強く押圧する必要がある。これを実現するには閉型する際に、ボルスタープレートの下方移動が上部プレートによって規制されないようにする必要があり、ボルスタープレートによる上部プレートに対する押圧よりも、コンテナリングによるそれぞれのセクタモールドに対する押圧が優先される。
これに伴って、ボルスタープレートの下面と上部プレートの上面との間にすき間が発生し易くなる。このすき間が大きい程、加硫中にグリーンタイヤが内圧を受けると、上側サイドモールドが上部プレートとともに上方移動する量が大きくなって、環状に組み付けられたそれぞれのセクタモールドの上面と上側サイドモールドの下面のとの間にすき間が発生する。即ち、モールドをすき間なく確実に閉型した状態に維持できなくなる。その結果、加硫されたタイヤでは、それぞれのセクタモールドの上面と上側サイドモールドの下面のとの間のすき間に起因して上側のサイド部に段差が形成される。加硫されたタイヤの上側サイド部と下側サイド部とでこの段差の有無の違いが生じるため、タイヤ品質を向上させるには改善の余地がある。
特開昭63−54212号公報
本発明の目的は、タイヤ加硫用モールドをより確実に閉型することができ、品質の優れたタイヤを製造することができるタイヤ加硫装置および方法を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明のタイヤ加硫装置は、加硫用ブラダを有する中心機構と、この中心機構を中心して環状に配置される複数のそれぞれのセクタモールドの外周面に取り付けられるセグメントと、上側サイドモールドの上面に取り付けられる上部プレートと、下側サイドモールドの下面に取り付けられる下部プレートと、それぞれのセグメントの外周側に配置されるコンテナリングと、前記上部プレートの上方に配置されて前記コンテナリングに接続されたボルスタープレートと、前記上部プレートと前記下部プレートとの上下間隔を変動させる加圧機構とを備えて、前記加圧機構によって前記上下間隔を小さくすることにより、前記上部プレートと前記下部プレートの間で、それぞれの前記セクタモールドが環状に組み付けられるとともに、これらセクタモールドが前記上側サイドモールドと前記下側サイドモールドとにより上下に挟まれて閉型される構成にしたタイヤ加硫装置において、前記コンテナリングと前記ボルスタープレートとを上下方向に離間可能に接続する上下連結機構と、前記コンテナリングの上下位置をロックするロック機構とを有して、前記ロック機構により前記コンテナリングの上下位置が閉型位置にロックされた状態で、前記上下間隔を小さくするように前記加圧機構を作動させることにより、それぞれの前記セクタモールドが環状に組付けられるとともに、前記上下連結機構によって前記コンテナリングと前記ボルスタープレートとの間に所定の上下すき間が形成された状態にして閉型される構成にしたことを特徴とする。
本発明のタイヤ加硫方法は、加硫用ブラダを有する中心機構を中心にして環状に配置される複数のそれぞれのセクタモールドの外周面にセグメントを取付け、上側サイドモールドの上面に上部プレートを取り付け、下側サイドモールドの下面に下部プレートを取り付け、それぞれのセグメントの外周側にコンテナリングを配置して、前記上部プレートの上方に前記コンテナリングに接続されたボルスタープレートを配置して、前記下側サイドモールドにグリーンタイヤを横倒し状態で載置し、前記上部プレートと前記下部プレートとの上下間隔を加圧機構によって小さくすることにより、前記上部プレートと前記下部プレートの間で、それぞれの前記セクタモールドを環状に組み付けるとともに、これらセクタモールドを前記上側サイドモールドと前記下側サイドモールドとにより上下に挟んで、前記グリーンタイヤを内部に閉じ込めて閉型し、前記グリーンタイヤを加圧および加熱することにより加硫するタイヤ加硫方法において、前記コンテナリングと前記ボルスタープレートとを上下連結機構によって上下方向に離間可能に接続しておき、ロック機構により前記コンテナリングの上下位置を閉型位置にロックして、前記上下間隔を小さくするように前記加圧機構を作動させることにより、それぞれの前記セクタモールドを環状に組付けるとともに、前記上下連結機構によって前記コンテナリングと前記ボルスタープレートとの間に所定の上下すき間を形成した状態で、前記上側サイドモールドを、それぞれの前記セクタモールドの上面に環状に組み付けられた状態を維持させながら押圧して閉型することを特徴とする。
本発明によれば、ロック機構によりコンテナリングの上下位置を閉型位置にロックすることで、加圧機構によって閉型操作を行う際に、上部プレートと下部プレートとの上下間隔を小さくするように加圧機構を作動させると、それぞれの前記セクタモールドを確実に環状に組付けることができる。この際に、前記上下連結機構によって前記コンテナリングと前記ボルスタープレートとの間に所定の上下すき間が形成されるため、それぞれの前記セクタモールドが環状に組み付けられた状態を維持しつつ、前記上側サイドモールドを、それぞれの前記セクタモールドの上面により強く押圧して閉型することが可能になる。これにより、モールドを確実に閉型した状態にするには有利になる。これに伴い、加硫工程におけるタイヤ両サイド部の仕上がりに差異が生じ難くなり、品質の優れたタイヤを製造することができる
開型している状態の本発明のタイヤ加硫装置の左半分を縦断面視で例示する説明図である。 図1のコンテナリングおよびロック機構を平面視で例示する説明図である。 図1のセグメントを下部プレートに載置して、それぞれのセクタモールドを環状に組み付けた状態を縦断面視で例示する説明図である。 図3のロック機構の係合部をロック位置に移動させた状態を平面視で例示する説明図である。 加圧機構を作動させてモールドを閉型した状態を縦断面視で例示する説明図である。 図5のセクタモールドおよびセグメントを平面視で例示する説明図である。 ロック機構の変形例を示す説明図である。 ロック機構の別の変形例を示す説明図である。 加硫装置の別の実施形態の左半分を縦断面視で例示する説明図である。
以下、本発明のタイヤ加硫装置および方法を、図に示した実施形態に基づいて説明する。
図1、図2に例示する本発明のタイヤ加硫装置1(以下、加硫装置1という)は、中心機構11と、複数のセグメント6と、上部プレート2と、下部プレート4と、コンテナリング8と、コンテナリング8に接続されたボルスタープレート3と、加圧機構5とを備えている。さらに、この加硫装置1は、コンテナリング8とボルスタープレート3とを上下方向に離間可能に接続する上下連結機構7と、ロック機構9とを有している。
この加硫装置1には、タイヤ加硫用モールド12(以下、モールド12という)が取り付けられる。モールド12は、円環状の上側サイドモールド12aと円環状の下側サイドモールド12bと複数のセクタモールド12cとで構成されている。グリーンタイヤTは横倒し状態で、下側サイドモールド12bに載置されてモールド12の中に配置される。図1、図2は、モールド12が開型している状態を例示している。
中心機構11を構成する中心ポスト11aは、上側サイドモールド12aおよび下側サイドモールド12bの円環状の中心CLに配置されている。中心ポスト11aには上下に間隔をあけて円盤状のクランプ部11cが取り付けられている。それぞれのクランプ部11cには、円筒状の加硫用ブラダ11bの上端部、下端部が把持されている。
上部プレート2には、その下面に上側サイドモールド12aの上面が対向して取り付けられている。上側サイドモールド12aはその下面によって、横倒し状態のグリーンタイヤTの上側サイド部Suを加硫成形する。上部プレート2は上側サイドモールド12aとともに所定位置に固設される。
下部プレート4には、その上面に上側サイドモールド12aの下面が対向して取り付けられている。下側サイドモールド12bはその上面によって、横倒し状態のグリーンタイヤTの下側サイド部Sdを加硫成形する。この実施形態では、下部プレート4は加圧機構5により上下移動する。
加圧機構5には例えば油圧シリンダ等が用いられる。加圧機構5が作動することにより上部プレート2と下部プレート4との上下間隔が変動する。モールド12を閉型する時はこの上下間隔を小さくし、開型する時はこの上下間隔を大きくするように加圧機構5を作動させる。
それぞれのセグメント6は中心機構11(中心CL)を中心にして環状に配置されている。それぞれのセグメント6には、その内周側にセクタモールド12cの外周面が対向して取り付けられている。それぞれのセグメント6の外周面は、外周側から内周側に向かって上方に傾斜する傾斜を有している。セクタモールド12cはその内周面によって、横倒し状態のグリーンタイヤTのトレッド部を加硫成形する。
円環状のコンテナリング8は、中心機構11(中心CL)を中心にした円環形状であり、環状に配置されているセグメント6の外周側で相対的に上下移動する。コンテナリング8が相対的に上下移動することにより、コンテナリング8の内周傾斜面とそれぞれのセグメント6の外周傾斜面とが摺動する。そして、相対的に下方移動するコンテナリング8の内周面により、それぞれのセグメント6の外周面が押圧されることで、それぞれのセクタモールド12cがセグメント6とともに環状の中心CLに対して近接移動する。
ボルスタープレート3は上部プレート2の上方に配置されて、コンテナリング8の上端部に接続されている。コンテナリング8とボルスタープレート3とは、上下連結機構7によって上下方向に離間可能に接続されている。複数の上下連結機構7が、コンテナリング8の周方向に間隔をあけて配置される。例えば、3〜12個の上下連結機構7が周方向に等間隔で配置される。
この実施形態では、上下連結機構7として、ボルスタープレート3を貫通する貫通穴に挿入された状態で、コンテナリング8に螺合するボルトが使用されている。この上下連結機構7はボルスタープレート3に対しては所定の上下すき間gの範囲内で上下方向にスライド可能になっている。この上下すき間gは例えば0.5mm〜10mm程度である。
この実施形態では、コンテナリング8の外周面には半径方向外側に突出する複数の係合部8aが周方向に間隔をあけて設けられている。例えば、3〜12個の係合部8aが周方向に等間隔で配置される。
ロック機構9は、上述した係合部8aに係合する係合部9cを有している。この実施形態では、ロック機構9は、コンテナリング8の外周面に沿って環状に形成された環状体9Aを有している。環状体9Aに内周面には半径方向内側に突出する複数の係合部9cが周方向に間隔をあけて設けられている。周方向に隣り合う係合部9cどうしの間が解除部9dになっている。
環状体9Aから下方に複数本の支持部9Bが延在していて、それぞれの支持部9Bは地盤ベースに固定されている。環状体9Aは支持部9Bに対して上下移動を規制された状態で環状の周方向にスライド可能に取り付けられている。このロック機構9は、中心機構11を中心にして環状体9Aを周方向に回転させることで、係合部9cを係合部8aと上下に重なるロック位置と、係合部9cを解除部9dと上下に重なるロック解除位置とに移動させることができる。
係合部9cをロック位置とロック解除位置とに移動させるには、コンテナリング8を周方向に固定した状態にして、上記のように環状体9Aを周方向に回転させる構成に限らない。例えば、環状体9Aを周方向に固定した状態にして、中心機構11を中心にしてコンテナリング8を周方向に回転させることで、係合部9cをロック位置とロック解除位置とに移動させることもできる。或いは、中心機構11を中心にして環状体9Aおよびコンテナリング8の両方を周方向に回転させることで、係合部9cをロック位置とロック解除位置とに移動させることもできる。
次に、この加硫装置1を用いて、グリーンタイヤTを加硫して空気入りタイヤを製造する方法の一例を説明する。
グリーンタイヤTを加硫する際には、図1に例示するようにモールド12を開型した状態で、横倒し状態のグリーンタイヤTを中心機構11に挿通させて、シェーピング圧力で膨張させた加硫ブラダ11bによってグリーンタイヤTを保持する。このグリーンタイヤTを下側サイドモールド12bに載置する。この時、下部プレート4は所定の待機位置に停止した状態になっている。
次いで、ボルスタープレート3を下方移動させる。上下連結機構7によって接続されているボルスタープレート3とコンテナリング8との間には所定の上下すき間gが形成されている。図2に例示するように、コンテナリング8の係合部8aは解除部9dに相当する位置に配置されているので、係合部8aが環状体9Aに干渉することなくコンテナリング8を下方移動させることができる。
図3に例示するように、下方移動する係合部8aが解除部9dを通過して環状体9Aの下方まで移動した位置で、それぞれのセグメント6が下部プレート4に載置される。そして、下方移動するコンテナリング8の内周傾斜面によりそれぞれのセグメント6の外周傾斜面を押圧して、それぞれのセグメント6とともにそれぞれのセクタモールド12cを環状の中心CLに向かって移動させる。
これにより、上部プレート2と下部プレート4の上下間で、それぞれのセクタモールド12cを環状に組み付ける。環状に組み付けられたそれぞれのセクタモールド12cが上側サイドモールド12aと下側サイドモールド12bとにより上下に挟まれて、モールド12はグリーンタイヤTを内部に閉じ込めて閉型した状態になる。この時、ボルスタープレート3とコンテナリング8との間には上下すき間gがなく両者の対向面が当接状態になっている。
次いで、図4に例示するように中心機構11を中心にして環状体9Aを周方向に回転させることで、係合部9cをロック位置に移動させる。ロック位置では、係合部9cによって係合部8aの上方移動が規制される。これにより、コンテナリング8の上下位置がロックされてコンテナリング8は所定の閉型位置に維持される。
次いで、図5に例示するように加圧機構5を作動させて下部プレート4を上方移動ささせて上部プレート2と下部プレート4との上下間隔を小さくする閉型操作を行ってモールド12を最終的に閉型する。この閉型操作の際には、ロック機構9によりコンテナリング8の上下位置は閉型位置にロックされ続ける。そのため、図6に例示するように、周方向に隣り合うセクタモールド12cどうしは密着するように組み付けられる。
また、上下連結機構7によってコンテナリング8とボルスタープレート3との間に所定の上下すき間gが形成される。そのため、それぞれのセクタモールド12cが環状に組み付けられた状態が維持されつつ、上側サイドモールド12aを、それぞれのセクタモールド12cの上面により強く押圧して閉型することが可能になる。これにより、モールド12を確実に閉型した状態にするには有利になる。
閉型したモールド12の中では、グリーンタイヤTの内側で加硫用ブラダ11bをさらに膨張させて、グリーンタイヤTに所定の内圧を付与するとともに、所定の温度で加熱して加硫を行う。グリーンタイヤTを所定時間、加硫することで空気入りタイヤが完成する。モールド12が確実に閉型した状態でグリーンタイヤTが加硫されるので、製造されたタイヤの上側サイド部Suに段差が形成される不具合を回避できる。即ち、加硫工程におけるタイヤ両サイド部の仕上がりに差異が生じ難くなり、品質の優れたタイヤを製造することが可能になる。
ロック機構9は上記した構成に限定されず、コンテナリング8の上下位置をロックできる様々な構成を採用することができる。図7、図8に例示するように、係合部9aを中心機構11に対して近接移動させることによりロック位置に移動させ、離反移動させることでロック解除位置に移動させる構成にすることもできる。
図7に例示するロック機構9は、支持体9Bに支持されて中心機構11に対して近接離反移動する係合部9cを有している。コンテナリング8の外周面には半径方向外側に突出する係合部8aが設けられている。この係合部8aはコンテナリング8の周方向に連続した環状でもよく、周方向に断続的に配置されたものでもよい。図7(A)に例示するように係合部9cを中心機構11に対して離反移動させることで、係合部8aの上方に重なるロック位置から外れたロック解除位置に移動させることができる。一方、図7(B)に例示するように係合部9cを中心機構11に対して近接移動させることで、係合部8aの上方に重なるロック位置に移動させることができる。
図8に例示するロック機構9は、支持体9Bに支持されて中心機構11に対して近接離反移動する係合部9cを有している。コンテナリング8の外周面には周方向に間隔をあけて配置された複数の穴状の係合部8aが形成されている。図8(A)に例示するように係合部9cを中心機構11に対して離反移動させることで、ロック解除位置(係合部8aの内部から引き抜かれた位置)に移動させることができる。一方、図8(B)に例示するように係合部9cを中心機構11に対して近接移動させることで、ロック位置(係合部8aの内部に挿入された位置)に移動させることができる。
図9に例示する加硫装置1の実施形態は、それぞれの上下連結機構7および支持部9Bに緩和機構10を備えていることが図1の実施形態との相違点であり、その他は同じ構成である。この緩和機構10は、モールド12が閉型された際に、それぞれのセクタモールド12cと上側サイドモールド12aと下側サイドモールド12bのいずれかに、予め設定されている許容範囲を超える加圧力が作用した時に、この加圧力を緩和させる機構である。
図5に例示するように加圧機構5によって下部プレート4を上方移動させた時に、下部プレート4の上方移動量が過大であると、それぞれのセクタモールド12を環状に組み付ける過大な加圧力が作用する可能性がある。このような過大な加圧力が作用するとモールド12が損傷し易くなるため、緩和機構10によって加圧力を緩和させる。緩和機構10としては例えば、許容範囲を超える加圧力が作用した時に、上下連結機構7、支持部9Bの長さを維持していたストッパが外れて意図的に伸長させる仕組みを用いる。この加圧力の許容範囲は事前にテスト等を行って把握しておく。緩和機構10は、それぞれの上下連結機構7と支持部9Bとのいずれか一方に備えればよい。
1 加硫装置
2 上部プレート
3 ボルスタープレート
4 下部プレート
5 加圧機構
6 セグメント
7 上下連結機構
8 コンテナリング
8a 係合部
9 ロック機構
9A 環状体
9B 支持部
9c 係合部
9d 解除部
10 緩和機構
11 中心機構
11a 中心ポスト
11b 加硫用ブラダ
11c クランプ部
12 モールド
12a 上側サイドモールド
12b 下側サイドモールド
12c セクタモールド
T グリーンタイヤ
Su 上側サイド部
Sd 下側サイド部
g 上下すき間

Claims (6)

  1. 加硫用ブラダを有する中心機構と、この中心機構を中心して環状に配置される複数のそれぞれのセクタモールドの外周面に取り付けられるセグメントと、上側サイドモールドの上面に取り付けられる上部プレートと、下側サイドモールドの下面に取り付けられる下部プレートと、それぞれのセグメントの外周側に配置されるコンテナリングと、前記上部プレートの上方に配置されて前記コンテナリングに接続されたボルスタープレートと、前記上部プレートと前記下部プレートとの上下間隔を変動させる加圧機構とを備えて、前記加圧機構によって前記上下間隔を小さくすることにより、前記上部プレートと前記下部プレートの間で、それぞれの前記セクタモールドが環状に組み付けられるとともに、これらセクタモールドが前記上側サイドモールドと前記下側サイドモールドとにより上下に挟まれて閉型される構成にしたタイヤ加硫装置において、
    前記コンテナリングと前記ボルスタープレートとを上下方向に離間可能に接続する上下連結機構と、前記コンテナリングの上下位置をロックするロック機構とを有して、前記ロック機構により前記コンテナリングの上下位置が閉型位置にロックされた状態で、前記上下間隔を小さくするように前記加圧機構を作動させることにより、それぞれの前記セクタモールドが環状に組付けられるとともに、前記上下連結機構によって前記コンテナリングと前記ボルスタープレートとの間に所定の上下すき間が形成された状態にして閉型される構成にしたことを特徴とするタイヤ加硫装置。
  2. 前記ロック機構が係合部を有し、この係合部を前記コンテナリングと係合するロック位置と、前記コンテナリングとの係合を解除するロック解除位置とに移動させる構成にした請求項1に記載のタイヤ加硫装置。
  3. 前記ロック機構と前記コンテナリングの少なくとも一方を、前記中心機構を中心にして回転させることにより、前記係合部を前記ロック位置と前記ロック解除位置とに移動させる構成にした請求項2に記載のタイヤ加硫装置。
  4. 前記係合部を前記中心機構に対して近接移動させることにより前記ロック位置に配置され、離反移動させることにより前記ロック解除位置に配置される構成にした請求項2に記載のタイヤ加硫装置。
  5. 閉型された際に、それぞれの前記セクタモールドと前記上側サイドモールドと前記下側サイドモールドのいずれかに、予め設定されている許容範囲を超える加圧力が作用した時に、この加圧力を緩和させる緩和機構を有する請求項1〜4のいずれかに記載のタイヤ加硫装置。
  6. 加硫用ブラダを有する中心機構を中心にして環状に配置される複数のそれぞれのセクタモールドの外周面にセグメントを取付け、上側サイドモールドの上面に上部プレートを取り付け、下側サイドモールドの下面に下部プレートを取り付け、それぞれのセグメントの外周側にコンテナリングを配置して、前記上部プレートの上方に前記コンテナリングに接続されたボルスタープレートを配置して、前記下側サイドモールドにグリーンタイヤを横倒し状態で載置し、前記上部プレートと前記下部プレートとの上下間隔を加圧機構によって小さくすることにより、前記上部プレートと前記下部プレートの間で、それぞれの前記セクタモールドを環状に組み付けるとともに、これらセクタモールドを前記上側サイドモールドと前記下側サイドモールドとにより上下に挟んで、前記グリーンタイヤを内部に閉じ込めて閉型し、前記グリーンタイヤを加圧および加熱することにより加硫するタイヤ加硫方法において、
    前記コンテナリングと前記ボルスタープレートとを上下連結機構によって上下方向に離間可能に接続しておき、ロック機構により前記コンテナリングの上下位置を閉型位置にロックして、前記上下間隔を小さくするように前記加圧機構を作動させることにより、それぞれの前記セクタモールドを環状に組付けるとともに、前記上下連結機構によって前記コンテナリングと前記ボルスタープレートとの間に所定の上下すき間を形成した状態で、前記上側サイドモールドを、それぞれの前記セクタモールドの上面に環状に組み付けられた状態を維持させながら押圧して閉型することを特徴とするタイヤ加硫方法。
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