JP2020055385A - リクライニング装置及びシート - Google Patents

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Yoshinori Fujita
悦則 藤田
幾世紀 梅崎
Kiyonori Umezaki
幾世紀 梅崎
順 福田
Jun Fukuda
順 福田
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Abstract

【課題】ロック用内歯とメモリー用内歯を備えたインターナルギヤの強度を高め、各内歯に大きな荷重がかかった際の変形を抑制する。【解決手段】インターナルギヤ40が、外径が同じで内径の異なる薄肉環状部41と厚肉環状部42とが軸方向に一体に連設されてなり、薄肉環状部41及び厚肉環状部42の外周面40aが面一の断面略L字状に形成されいる。そのため、従来のように略凸型で、メモリー用内歯が形成された部位が強度上のウイークポイントとなるようなことがない。本発明ではインターナルギヤ40の厚肉環状部42の軸方向外端面が略平坦に形成されているため、この厚肉環状部42に連結用カバー部材50を固着して、シートクッション又はシートバックのフレームに連結される。厚肉環状部42を介して連結できるため、高い連結強度が得られる。【選択図】 図3

Description

本発明は、車両等のシートに取り付けられ、シートクッションに対するシートバックの傾斜角を適宜に調節するためのリクライニング装置及びかかるリクライニング装置が組み込まれたシートに関する。
リクライニング装置は、シートクッション及びシートバックの一方にガイドブラケットを他方にインターナルギヤを固定し、両者間にインターナルギヤの内歯に噛み合う外歯を備えたロックプレートを配設し、両者を噛み合わせることでシートバックを適宜の傾斜角で維持し、両者の噛み合いを解除することでシートバックを前後に回動できるようにしている。また、特許文献1及び2に示されているように、ウォークイン動作等でシートバックを前倒位置に移動させる場合、ウォークイン動作前の位置のシートバックのリクライニング角度を記憶させ、ウォークイン動作からの復帰時にはその記憶している傾斜位置に復帰させることのできるメモリー機構部を備えたリクライニング装置も知られている。
特開2008−119362号公報 特開2009−226039号公報
特許文献1及び2に開示のリクライニング装置は、シートバックを所定のリクライニング角度でロックするための通常のロック機構部に加えて、上記のメモリー機構部を備えており、インターナルギヤが、通常のロック時のロックプレートに噛み合うロック用内歯だけでなく、メモリー動作時のメモリーギヤに噛み合うメモリー用内歯も備えている。ロック用内歯及びメモリー用内歯は軸方向に段差を有して連設されている。すなわち、軸方向の外端側には、内径及び外径共に小さく、内周面にメモリー用内歯が形成された小径部を備え、軸方向に隣接して、内径及び外径が共に小径部に比して大きく、内周面にロック用内歯が形成された大径部を備えた略凸型に形成されている。小径部及び大径部は、このように内径及び外径が共に異なっており、通常、ファインブランキング加工により内周面及び外周面のいずれも階段状となるように加工される。小径部は、シートクッション又はシートバックのフレームに固着される部位であり、フレームの荷重が直接伝わるため、変形が生じやすい強度上のウイークポイントとなる。しかし、従来、フレームの変形により、メモリー機構部を構成する部材の動作が円滑になされない場合がある小径部の内周面にメモリー用内歯が形成されており、溶接により固定する際の大きさの制約という点もあるが、小径部の外径も小さくなるため、いずれかの内歯に大きな荷重がかかった際には変形しやすい。また、溶接のためには、小径部のさらに軸方向外端に熱処理されていない凸状部を形成した形状としなければならず(特許文献2参照)、その場合には、当該凸状部の直径が小さくなり、それに伴い、フレームとの連結範囲が狭くなって、その点も強度に影響する。また、いずれも形状が複雑であるため、大径部と小径部との間の段差面の平坦度を確保しにくい場合もあり、各部材の円滑な動作に影響する場合もある。
本発明は上記に鑑みなされたものであり、ロック用内歯とメモリー用内歯を備えたインターナルギヤの強度を高め、各内歯に大きな荷重がかかった際の変形を抑制可能であり、また、インターナルギヤを簡易な形状とすることで、ロック用内歯とメモリー用内歯との段差面の平坦度も確保しやすく、各部材の更なる円滑な動作を可能としたリクライニング装置及び該リクライニング装置を有するシートを提供することを課題とする。
上記の課題を解決するため、本発明のリクライニング装置は、
シートクッション及びシートバックのうちの一方に連結されるガイドブラケットを備えると共に、前記ガイドブラケットの一面に設けられた複数のガイド壁部に沿って径方向に移動可能なロックプレートを備えてなるロック機構部と、
前記シートクッション及び前記シートバックのうちの他方に連結され、前記ガイドブラケットに対して相対回転するインターナルギヤと、
前記ガイドブラケット及び前記インターナルギヤ間に設けられるメモリーギヤを備え、前記ロック機構部による所定のロック位置を記憶するメモリー機構部と
を有するリクライニング装置であって、
前記インターナルギヤは、外径が同じで内径の異なる薄肉環状部と厚肉環状部とが軸方向に一体に連設されていると共に、前記厚肉環状部の軸方向外端面が略平坦に形成され、
前記薄肉環状部の内周面に、前記ロックプレートに設けられたロック用外歯が噛合するロック用内歯が形成され、前記厚肉環状部の内周面に前記メモリーギヤに設けられたメモリー用外歯が噛合するメモリー用内歯が形成されていることを特徴とする。
前記インターナルギヤの前記厚肉環状部の軸方向外端面の外方に突出するように、前記シートクッション又は前記シートバックに連結される連結用カバー部材が固着されていることが好ましい。
前記ロックプレートに前記メモリーギヤ方向に突出する突出ピンが設けられ、前記突出ピンが、前記メモリーギヤに円周方向に沿って設けられた所定長さのピン挿通孔に挿通され、前記メモリーギヤの回転時において、前記突出ピンが前記ピン挿通孔内を相対移動することにより、前記ロックプレートがメモリー位置で保持される構成であることが好ましい。
前記突出ピンは、軸部の一端にフランジ部が設けられてなり、前記ガイドブラケットに、前記突出ピンが前記ロックプレート共に径方向に移動し得るように径方向に長く、かつ、前記径方向に直交する方向に沿った幅が前記突出ピンの軸部の直径とほぼ同じに形成されたピン規制穴を有してなり、前記突出ピンは、前記ガイドブラケットのピン規制穴に、前記ガイドブラケットの軸方向外端側から挿入され、軸部の先端が前記ロックプレートを貫通して突出し、前記フランジ部が前記ガイドブラケットの軸方向外端側に位置し、前記突出ピンの軸部が前記ピン規制穴により規制され、前記ロックプレートの径方向と直交する方向へのガタ付きが抑制されつつ、径方向への移動が可能となっていることが好ましい。
前記突出ピンの軸部が前記ロックプレートに一体化されていることが好ましい。
また、本発明は、シートクッションとシートバックとを備えたシートにおいて、前記リクライニング装置が設けられていることを特徴とするシートを提供する。
本発明によれば、インターナルギヤが、外径が同じで内径の異なる薄肉環状部と厚肉環状部とが軸方向に一体に連設されてなり、薄肉環状部及び厚肉環状部の外周面が面一の断面略L字状に形成されいる。そのため、従来のように略凸型で、メモリー用内歯が形成された部位が強度上のウイークポイントとなるようなことがない。また、本発明ではインターナルギヤの厚肉環状部の軸方向外端面が略平坦に形成されているため、この厚肉環状部に連結用カバー部材を固着して、シートクッション又はシートバックのフレームに連結される。厚肉環状部を介して連結できるため、高い連結強度が得られる。また、インターナルギヤが上記のように断面略L字状であるため、形状が簡易であり、厚肉環状部と薄肉環状部との段差面も高い平滑度を確保しやすい。
図1は、本発明の一の実施形態に係るリクライニング装置の外観を示し、図1(a)は、連結用カバー部材側からの斜視図であり、図1(b)は、取付リング側からの斜視図である。 図2(a)は、上記実施形態のリクライニング装置の平面図であり、図2(b)は、図2(a)のA−A線断面図であり、図2(c)は、図2(a)のB−B線断面図であり、図2(d)は、図2(a)のC−C線断面図である。 図3は、上記実施形態のリクライニング装置を、取付リング、ロック機構部、メモリー機構部、インターナルギヤ、連結用カバー部材に分けて示した分解斜視図である。 図4は、図3のロック機構部及びメモリー機構部をさらに部品毎に分けて示した分解斜視図である。 図5(a)は、メモリーギヤを示した平面図であり、図5(b)は、インターナルギヤを示した断面図である。 図6(a)は、ロック機構部のロック時の作用を説明するための図であり、図6(b)は、ロック機構部のロック解除時の作用を説明するための図であり、図6(c)は、ロック機構部のロック時におけるメモリー機構部の状態を示した図であり、図6(d)は、ロック機構部のロック解除時におけるメモリー機構部の状態を示した図である。 図7(a)〜(f)は、メモリー機構部の作用を説明するための図である。 図8(a)は、バックフレーム及びクッションフレームに設けられるウォークイン機構を説明するための図であり、図8(b)は、図8(a)のリクライニング装置が取り付けられた範囲を拡大して示した図であり、図8(c)は、バックフレームが前倒する際の動きを示した図である。 図9は、本発明の他の実施形態を示す分解斜視図である。 図10は、図9の実施形態の断面図である。
以下、図面に示した実施の形態に基づき本発明をさらに詳細に説明する。図1〜図5は、本発明の一の実施形態に係るリクライニング装置10を示したものである。リクライニング装置10は、シートクッションのクッションフレーム1と、シートバックのバックフレーム2との間に取り付けられ、シートバックをシートクッションに対してリクライニングさせる(図8参照)。図1〜図5に示したように、リクライニング装置10は、ロック機構部20、メモリー機構部30及びインターナルギヤ40を有して構成される・
ロック機構部20は、ガイドブラケット21、ロックプレート22を有してなる。ガイドブラケット21には、その内面(インターナルギヤ40に対向する面)に、円周方向に等間隔で4つのガイド壁部21a,21aが突設されており、隣接する各ガイド壁部21a,21a間にロックプレート22,22が配設される。本実施形態では180度対称位置にあるガイド壁部21a,21a間のそれぞれにロックプレート22,22を配設している。ロックプレート22,22は、外周面にロック用外歯22a,22aが形成されていると共に、ガイド壁部21a,21a間を径方向に移動可能であり、該ロック用外歯22a,22aが外方に移動して後述のインターナルギヤ40に形成されたロック用内歯411に噛み合うことでロックする。
2枚のロックプレート22,22間には、ロック解除用カム23が配設され、ロックプレート22,22が配設されていない2つのガイド壁部21a,21a間に渦巻ばね24,24が配設されている。この渦巻ばね24,24は、ロック解除用カム23に一端が係合され、ロック解除用カム23を一方向に回転させる方向に付勢されている。それにより、ロック解除用カム23が係合されるロックプレート22,22は、径方向外方に、すなわち、インターナルギヤ40のロック用内歯411に噛み合う方向に付勢される。ロック解除用カム23の中心孔23aには、リクライニング操作用レバー(図示せず)に接続されるレバーシャフト25が挿通され、レバーシャフト25を所定方向に回転させることで、ロック解除用カム23が付勢方向とは逆方向に回転し、ロックプレート22,22を径方向内方に引き寄せ、ロック用外歯22a,22aとロック用内歯411とを離間させ、ロックを解除する。
メモリー機構部30は、ロック機構部20とインターナルギヤ40との間に設けられる。メモリー機構部30は、メモリー用カム31、メモリーギヤ32,32、メモリー用ガイドプレート33、筒状軸部34を有している。メモリー用カム31は、本実施形態では外周が円板状で、ロック機構部20との隔壁部の機能も担っている。中央の貫通孔31bの周囲に、インターナルギヤ40側に突出するカム部31a,31aが複数形成されている。なお、貫通孔31bと同軸上に、筒状軸部34がインターナルギヤ40側に突出するように一体化されている。筒状軸部34は、図8に示したように、バックフレーム2の内方に突出するように設けられ、内方に突出した部位に連結プレート34aが連結されている。この連結プレート34aは、一端がシートフレーム1に係合されたコイルスプリング34bの他端に係合され、シートフレーム1方向に付勢されている。このため、筒状軸部34は、常に一方向に付勢されており、この方向がメモリー用カム31の付勢方向、すなわち、メモリーギヤ32,32のメモリー用外歯32b,32bがインターナルギヤ40のメモリー用内歯421から離間する方向となる。連結プレート34aは、ウォークイン機構3を構成するウォークインレバー3aにケーブル3bを介して連結され、ウォークインレバー3aを操作すると、上記の付勢方向とは逆方向に回転する。
メモリーギヤ32,32は、略円弧状に形成された2枚の板材から形成され、メモリー用カム31のインターナルギヤ40側に隣接して、筒状軸部34を挟んだ180度対称位置に設けられる。また、各メモリーギヤ32,32の内周縁32a,32aには、メモリー用カム31の2つのカム部31a,31aが接触可能な間隔で配設される。各メモリーギヤ32,32の外周面には、メモリー用外歯32b,32bが形成されており、内周縁32a,32aがカム部31a,31aにより外方に押圧されることで、インターナルギヤ40のメモリー用内歯421に噛合する。
メモリー用ガイドプレート33は、中央に筒状軸部34が挿通される貫通孔33aを有すると共に、外周縁寄りの180度対称位置に小径の孔部33b,33bが形成されている。この小径の孔部33b,33bには、メモリーギヤ32,32のそれぞれに、インターナルギヤ40側に突出するように形成された突起部32c,32cが嵌合され、組み付けられる。これにより、メモリーギヤ32,32は、図4及び図5(a)に示したように、この突起部32c,32cを中心として、回動可能となっている。メモリーギヤ32,32の円周方向一端には、内方に延びる一端側端壁部32d,32dが設けられており、突起部32c,32cは一端側端壁部32d,32dより若干円周方向他端寄りに設けられている。メモリー用カム31は、カム部31a,31aが、各一端側端壁部32d,32dに当接するように一方向に付勢されている。メモリー用カム31は筒状軸部34と一体化されており、筒状軸部34を介して上記のコイルスプリング34bにより常時一方向に付勢されている。これにより、メモリーギヤ32,32は、突起部32c,32cを中心として、メモリーギヤ32,32の他端32e,32eが内方に付勢され、メモリー用外歯32b,32bは、インターナルギヤ40のメモリー用内歯421から離間している。ウォークイン機構3のウォークインレバー3aの操作によりシートバック(バックフレーム2)が前倒する際には、メモリー用カム31が逆方向に回転し、カム部31a,31aがメモリーギヤ32,32の内周縁32a,32aを外方に押圧し、それにより、メモリー用外歯32b,32bがインターナルギヤ40のメモリー用内歯421に噛合する(図7参照)。
メモリー用ガイドプレート33のさらにインターナルギヤ40側には、貫通孔33aから突出している筒状軸部34の周囲にナット部材35が装着される。これにより、メモリー用カム31、メモリーギヤ32,32、メモリー用ガイドプレート33、筒状軸部34、ナット部材35を備えたメモリー機構部30は一体化され、ユニット化される。
ここで、メモリー用カム31、メモリーギヤ32,32及びメモリー用ガイドプレート33には、いずれも、筒状軸部34を挟んだ180度対称位置に、略円弧状のピン挿通孔311,321,331がそれぞれ形成されている。
このうち、メモリーギヤ32,32に形成されるピン挿通孔321,321は、図5(a)に示したように、円周方向一端側にそれぞれ該メモリーギヤ32,32の外周縁方向に延びる長溝部321a,321aが形成されている。このメモリーギヤ32,32のピン挿通孔321,321には、ロックプレート22,22において、インターナルギヤ40側に突出させた突出ピン221,221が挿入されるが、ロックプレート22,22のロック位置において、突出ピン221,221が長溝部321a,321aに挿入され、ウォークイン動作時において、ロックプレート22,22のロック用外歯22a,22aがインターナルギヤ40のロック用内歯411との係合が解除された後、メモリーギヤ32,32がインターナルギヤ40と共に回転する際には、該突出ピン221,221が長溝部321a,321aからピン挿通孔321,321内を円周方向他端側に向かって相対移動する位置関係で設けられる。
ロックプレート22,22とメモリーギヤ32,32との間に設けられるメモリー用カム31においては、筒状軸部34と共に該メモリー用カム31を一方向に回転させた際、並びに、ロック解除後、メモリーギヤ32,32がインターナルギヤ40と共に他方向に回転する際に、突出ピン221,221が該メモリー用カム31のピン挿通孔311,311内を相対移動可能な範囲で設けられる。また、該ピン挿通孔311,311は、少なくとも、突出ピン221,221が長溝部321a,321aに位置している際には、径方向の移動を許容する溝幅の部位を有する形状で設けられる。
メモリー用ガイドプレート33は、孔部33b,33bがメモリーギヤ32,32の突起部32c,32cに嵌合されているため、メモリーギヤ32,32と共に回転する。従って、そのピン挿通孔331,331は、少なくとも、メモリーギヤ32,32のピン挿通孔321,321に対応する位置に形成され、また、突出ピン221,221の長溝部321a,321aの径方向の移動を許容可能な幅で形成されている。なお、メモリー機構部30のメモリー動作については後述する。
インターナルギヤ40は、図3、図4及び図5(b)に示したように、外径が同じで内径の異なる薄肉環状部41と厚肉環状部42とが軸方向に一体に連設されている。軸方向に沿ったガイドブラケット21との対向端側が薄肉環状部41となり、その反対端縁側が厚肉環状部42となっている。外径が同じであるため、薄肉環状部41の外周面と厚肉環状部42の外周面とは面一の外周面40aとなっており、断面形状が略L字状になっている。また、厚肉環状部42の軸方向外端面42aが略平坦に形成されている。
そして、薄肉環状部41の内周面に、ロックプレート22,22のロック用外歯22a,22aが噛合可能なロック用内歯411が形成され、厚肉環状部42の内周面に、メモリーギヤ32,32のメモリー用外歯32b,32bが噛合可能なメモリー用内歯421が形成されている。
本実施形態では、断面形状が略L字状となるように加工すればよいため、従来の凸型となるように形成する場合と異なり、薄肉環状部41の内周面であるロック用内歯411と厚肉環状部42の内周面であるメモリー用内歯421との段差面43の平坦度を高く加工するのが容易である。これにより、ロック機構部20又はメモリー機構部30の回転動作を円滑にすることができる。
インターナルギヤ40の厚肉環状部42の軸方向外端面42aから外方に突出するように連結用カバー部材50が設けられる。連結用カバー部材50は、大径部51と小径部52とを有する断面略凸型になっており、大径部51がインターナルギヤ40の外周面40aのうち、厚肉環状部42寄りの外周面に溶接される。メモリーギヤ32,32が噛合するメモリー用内歯421が形成されている部位が、所定の厚さを備えた厚肉環状部42である。従来のインターナルギヤにおいては、小径部のうち、軸方向外端側は、メモリー用内歯が形成されていない範囲とし、あるいは、軸方向外端側により小径の連結板部を形成し(特許文献2参照)、バックフレーム又はクッションフレームに連結されていたが、本実施形態ではメモリー用内歯421が形成された部位が所定の厚みを有し、従来と比較してメモリー用内歯421が形成されている部位自体の強度が高い。そのため、本実施形態のインターナルギヤ40は、外力に対する変形強度が高いことはもちろんのこと、メモリー用内歯421を熱処理して表面硬度を高くした場合、厚肉環状部42の外周面付近は熱処理の影響を受けにくく、連結用カバー部材50の溶接を容易に行うことができる。また、厚肉環状部42が十分な強度を有しているため、これに一体化される連結用カバー部材50としては逆に板厚が薄いもので十分であり、それによっても溶接時の加工性が向上する。
ここで、インターナルギヤ40のロック用内歯411及びメモリー用内歯421の表面を硬化するための熱処理は、誘導加熱を用いることが好ましい。誘導加熱によれば、ロック用内歯411及びメモリー用内歯421付近のみを部分加熱できる。誘導加熱を行う場合、加熱部を、ロック用内歯411及びメモリー用内歯421に対峙させて行ってもよいが、ロック用内歯411及びメモリー用内歯421とは異なる面であって、連結用カバー部材50や後述の取付リング60を溶接する外周面40aを除いた面から加熱するようにしてもよい。例えば、薄肉環状部41の軸方向内端面41aのうちの内径寄りの部位を加熱し、周波数を調整してロック用内歯411まで熱の影響が及ぶようにすることができる。同様に、厚肉環状部42の軸方向外端面42aのうちの内径寄りの部位を加熱し、メモリー用内歯421に熱の影響が及ぶようにすることができる。このような加熱手法を用いることにより、ロック用内歯411やメモリー用内歯421の表面が荒れることを抑制でき、歯の表面を高い面精度とすることができる。
上記したロック機構部20のインターナルギヤ40側に隣接してメモリー機構部30が配置され、ロック機構部20のレバーシャフト25がメモリー機構部30の筒状軸部34内に挿通されるように組み付けられる、そして、インターナルギヤ40内に、メモリー機構部30及びロック機構部20を順に挿入し、メモリーギヤ32,32のメモリー用外歯32b,32bを厚肉環状部42に形成されたメモリー用内歯421に対峙させ、ロックプレート22,22ののロック用外歯22a,22aを薄肉環状部41に形成されたロック用内歯411に対峙させる。
次に、連結用カバー部材50の小径部52に形成された中央貫通孔52aに、レバーシャフト25が挿通された筒状軸部34を挿通する。一方、ロック機構部20のガイドブラケット21における軸方向外端面側からは、ロック機構部20及びメモリー機構30を組み付けた状態で保持するための取付リング60がボール62を介して装着される。その後、連結用カバー部材50の大径部51が、インターナルギヤ40の外周面40aのうち厚肉環状部42寄りの外周面に溶接され、取付リング60の周壁部61がインターナルギヤ40の外周面のうち薄肉環状部41寄りの外周面に溶接されて固定される。
次に、本実施形態のリクライニング装置10の動きを説明する。通常のリクライニング操作前、ロック機構部20は、図6(a)に示したように、渦巻ばね24,24によりロックプレート22,22が外方に付勢され、ロック用外歯22a,22aがインターナルギヤ40のロック用内歯411に噛合している。これにより、シートバックは所定のリクライニング角度が維持されている。リクライニング操作する際には、リクライニング操作用レバーを操作してレバーシャフト25を回転させる。これにより、図6(b)に示したように、ロック解除用カム23がロックプレート22,22を内方に移動させ、ロック用外歯22a、22aとロック用内歯411の噛合が解除され、シートバックがリクライニング可能になる。所定の角度で、リクライニング操作用レバーの操作を止めると、再び図6(a)に示したように、渦巻きばね24,24によりロックプレート22,22が外方に移動し、ロック用外歯22a,22aとロック用内歯411が噛合し、そのリクライニング角度が固定される。なお、レバーシャフト25は、メモリー機構部30の筒状軸部34内を回転するため、この通常のリクライニング操作時には、メモリー機構部30は動作しない(図6(a),(b)参照)。
一方、ウォークイン動作時にシートバックを前倒させる場合には、図8(a)に示したウォークインレバー3aを操作する。ウォークインレバー3aを操作すると、ケーブル3bを介して連結プレート34aがコイルスプリング34bの付勢方向と逆方向に回転し、筒状軸部34が回転する。筒状軸部34が回転すると、図7(a)の状態から図7(b)の状態となり、筒状軸部34に一体化されたメモリー用カム31がメモリーギヤ32,32の他端32e,32e方向に回転する。この回転により、カム部31a,31aがメモリーギヤ32,32の内周縁32a,32aを外方に押し広げ、メモリーギヤ32,32のメモリー用外歯32b,32bがインターナルギヤ40のメモリー用内歯421に噛合する。
メモリー機構部30が動作しない状態では、図7(a)に示したように、ロックプレート22,22の突出ピン221,221が、メモリーギヤ32,32において、ピン挿通孔321,321の長溝部321a,321a内に位置している。メモリー用カム31が回転し、メモリーギヤ32,32の他端32e,32eが外方に押し広げられると、図7(b)に示したように、まず、ロックプレート22,22がインターナルギヤ40のロック用内歯411に噛み合った状態のまま、すなわちロック状態を維持したまま、突出ピン221,221が長溝部321a,321a内を相対的に内方に移動する。
その後、メモリー用カム31がさらに回転すると、図7(c)に示したように、突出ピン221,221が長溝部321a,321a内をさらに内方に移動し、ロックプレート22,22のロック用外歯22a,22aがインターナルギヤ40のロック用内歯411から離間し、ロックが解除される。すると、シートバックはバックフレーム2をクッションフレーム1に対して常時前倒方向に付勢する渦巻きばねにより前倒する(図8(c)参照)。このとき、図7(c)の状態から図7(d)の状態となり、バックフレーム2に連結用カバー部材50を介して固定されたインターナルギヤ40が前方に回転する。メモリーギヤ32がインターナルギヤ40のメモリー用内歯421に噛合しているため、メモリー機構部30もインターナルギヤ40と共に前方に回転する。回転角度は、突出ピン221,221がピン挿通孔321,321内を相対的に円周方向他端側に至るまで回転する。その間、ロックプレート22,22及び突出ピン221,221は、ロックが解除された状態であるため、インターナルギヤ40と共には回転せず、ウォークイン動作前の位置を保っている。
前倒位置では、図4に示したスプリング71、固定用プレート72、シャフト73、リベット74等を有する前倒ロック部70によりその位置が保持される。ウォークイン動作後の復帰時は、ウォークインレバー3aを操作することで、前倒ロック部70のロックが解除される。シートバックを後方に戻すと、インターナルギヤ40が後方に回転する。図7(e)に示したように、メモリーギヤ32,32のメモリー用外歯32b,32bがインターナルギヤ40のメモリー用内歯421に噛み合っているため、メモリーギヤ32,32がインターナルギヤ40と共に後方に回転する。その後、ウォークイン動作前の位置(メモリー位置)を保持しているロックプレート22,22の突出ピン221,221が、メモリーギヤ32,32の後方への回転により、ピン挿通孔321,321内を相対的に一端側に移動することになり、図7(f)に示したように、長溝部321a,321aに対応する位置に至る。長溝部321a,321に突出ピン221,221が対応すると、突出ピン221,221が長溝部321a,321a内を径方向外方に移動可能となる。それにより、渦巻ばね24,24によって常時外方に付勢されているロックプレート22,22は、径方向外方に移動して図7(a)の状態に戻り、メモリー位置において、ロック用外歯22a,22aがインターナルギヤ40のロック用内歯411に噛合し、シートバックは、ウォークイン動作前のメモリー位置である所定のリクライニング角度に復帰する。なお、メモリー機構部30のメモリー用カム31は、ロック用外歯22a,22aがインターナルギヤ40のロック用内歯411に噛合すると、コイルスプリング34bの付勢力により原位置に復帰し、メモリーギヤ32,32のメモリー用外歯32b,32bをインターナルギヤ40のメモリー用内歯421から離間させる。
なお、上記した実施形態では、メモリー機構部30が、筒状軸部34が一体化された円板状のメモリー用カム31及びメモリー用ガイドプレート33により、メモリーギヤ32,32がサンドイッチされて保持され、ナット部材35でユニット化されている。従って、メモリー機構部30として、このようなユニット化した構造のものを用いることで、内部構造の異なるものと容易に置換可能であり、リクライニング装置10の機能を種々調整することが容易である。
図9及び図10は、本発明の他の実施形態に係るリクライニング装置10を示す。リクライニング装置10を構成するメモリー機構部30、インターナルギヤ40、連結用カバー部材50、取付リング60の構成は、上記実施形態と全く同様であり、インターナルギヤ40の薄肉環状部及び厚肉環状部を有する特徴も同様である。また、メモリー機構部30のメモリー動作時の作用も同様である。但し、ロック機構部20を構成する突出ピン2210、ガイドブラケット21、ロックプレート22の構造が異なる。
すなわち、本実施形態においては、突出ピン2210,2210として、軸部2211,2211の一端にフランジ部2212,2212が一体に設けられている。軸部2211,2211は、フランジ部2212,2212側に直径の太い太径部2211a,2211aと、太径部2211a,2211aから先端までの直径の細い細径部2211b,2211bとを備えている。
ガイドブラケット21のロックプレート22,22が配設される面には厚み方向に貫通するピン規制穴2110,2110が開設されている。このピン規制穴2210,2110は、径方向に長く形成され、径方向に直交する円周方向(幅方向)は、突出ピン2210,2210の軸部2211,2211の太径部2211a,2211aとほぼ同じ幅で形成されている。
ロックプレート22,22にも、突出ピン2210,2210の軸部2211,2211が挿通される貫通孔22b,22bが形成されている。
突出ピン2210,2210は、ガイドブラケット21の軸方向外端面21b側から、軸部2211,2211をロックプレート22,22側として挿入される。それにより、フランジ部2212,2212は、ガイドブラケット21の軸方向外端面挿21bに接して留まることになる。なお、突出ピン2210,2210はロックプレート22,22に溶接等により一体化することが好ましい。突出ピン2210,2210は、軸部2211の細径部2211bがロックプレート22,22の貫通孔22b,22bを貫通して、メモリー機構部30に形成されたメモリーギヤ32,32のピン挿通孔321,321等に挿入される。
突出ピン2210,2210の機能は、上記実施形態と同様であり、ウォークイン動作時に、メモリー機構部30の回転に拘わらず、ロックプレート22,22をウォークインド動作前のメモリー位置に留まらせる。
一方、本実施形態では、上記のように突出ピン2210,2210の太径部2211a,2211aがガイドブラケット21のピン規制穴2110,2110に挿入されている。このピン規制穴2110,2110の幅は、太径部2211a,2211aとほぼ同じで、動作用の僅かなクリアランスがあるだけである。従って、通常のロック時においてロックプレート22,22が径方向に動作する際に、円周方向(幅方向)にロックプレート22,22が動くガタつきを抑制できる。また、上記実施形態と同様に、メモリー機構部30のメモリー用カム31とガイドブラケット21との間にロックプレート22,22が配設されているため、軸方向のガタつきもそれにより抑制されており、本実施形態によれば、ロックプレート22,22の動きがより円滑化され、ガタつきを要因とする異音の発生等も抑制できる。また、突出ピン2210,2210をロックプレート22,22に溶接により固定することにより、リクライニング装置10の強度向上にもつながる。
10 リクライニング装置
20 ロック機構部
21 ガイドブラケット
22 ロックプレート
22a ロック用外歯
221 突出ピン
23 ロック解除用カム
24 渦巻ばね
30 メモリー機構部
31 メモリー用カム
32 メモリーギヤ
32b メモリー用外歯
33 メモリー用ガイドプレート
40 インターナルギヤ
40a 外周面
41 薄肉環状部
411 ロック用内歯
42 厚肉環状部
421 メモリー用内歯
50 連結用カバー部材
51 大径部
52 小径部

Claims (6)

  1. シートクッション及びシートバックのうちの一方に連結されるガイドブラケットを備えると共に、前記ガイドブラケットの一面に設けられた複数のガイド壁部に沿って径方向に移動可能なロックプレートを備えてなるロック機構部と、
    前記シートクッション及び前記シートバックのうちの他方に連結され、前記ガイドブラケットに対して相対回転するインターナルギヤと、
    前記ガイドブラケット及び前記インターナルギヤ間に設けられるメモリーギヤを備え、前記ロック機構部による所定のロック位置を記憶するメモリー機構部と
    を有するリクライニング装置であって、
    前記インターナルギヤは、外径が同じで内径の異なる薄肉環状部と厚肉環状部とが軸方向に一体に連設されていると共に、前記厚肉環状部の軸方向外端面が略平坦に形成され、
    前記薄肉環状部の内周面に、前記ロックプレートに設けられたロック用外歯が噛合するロック用内歯が形成され、前記厚肉環状部の内周面に前記メモリーギヤに設けられたメモリー用外歯が噛合するメモリー用内歯が形成されていることを特徴とするリクライニング装置。
  2. 前記インターナルギヤの前記厚肉環状部の軸方向外端面の外方に突出するように、前記シートクッション又は前記シートバックに連結される連結用カバー部材が固着されている請求項1記載のリクライニング装置。
  3. 前記ロックプレートに前記メモリーギヤ方向に突出する突出ピンが設けられ、
    前記突出ピンが、前記メモリーギヤに円周方向に沿って設けられた所定長さのピン挿通孔に挿通され、
    前記メモリーギヤの回転時において、前記突出ピンが前記ピン挿通孔内を相対移動することにより、前記ロックプレートがメモリー位置で保持される請求項1又は2記載のリクライニング装置。
  4. 前記突出ピンは、軸部の一端にフランジ部が設けられてなり、
    前記ガイドブラケットに、前記突出ピンが前記ロックプレート共に径方向に移動し得るように径方向に長く、かつ、前記径方向に直交する方向に沿った幅が前記突出ピンの軸部の直径とほぼ同じに形成されたピン規制穴を有してなり、
    前記突出ピンは、前記ガイドブラケットのピン規制穴に、前記ガイドブラケットの軸方向外端側から挿入され、軸部の先端が前記ロックプレートを貫通して突出し、前記フランジ部が前記ガイドブラケットの軸方向外端側に位置し、
    前記突出ピンの軸部が前記ピン規制穴により規制され、前記ロックプレートの径方向と直交する方向へのガタ付きが抑制されつつ、径方向への移動が可能となっている請求項3記載のリクライニング装置。
  5. 前記突出ピンの軸部が前記ロックプレートに一体化されている請求項4記載のリクライニング装置。
  6. シートクッションとシートバックとを備えたシートにおいて、
    請求項1〜3のいずれか1に記載のリクライニング装置が設けられていることを特徴とするシート。
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