JP2020055216A - 画像形成装置、方法およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 印刷動作の中断があった場合にも、動作に応じて適切に温度制御することができる画像形成装置、方法およびプログラムを提供すること。【解決手段】 画像を形成する媒体を加熱するIRランプ37aと、ランプハウス37bの温度を測定するランプハウス温度センサ39と、IRランプ37aが加熱した領域の温度を測定するキュアヒータ部温度センサ38と、IRランプ37aの温度を制御するヒータ制御部506とを含み、ヒータ制御部506は、ランプハウス温度センサ39の測定値および、キュアヒータ部温度センサ38の測定値に基づいて、IRランプ37aを制御する。【選択図】 図5

Description

本発明は、画像形成装置、方法およびプログラムに関する。
印刷業界の事業形態の多様化に伴って、画像形成装置の多様な制御技術が求められている。
印刷される画像の画質を向上するために、記録媒体として用いられる用紙を加熱する技術が知られている。例えば、インクジェット方式の画像形成装置では、記録媒体の表面に吐出されたインク液滴を乾燥させるための加熱機構を備えたものがある。また、レーザー方式の画像形成装置では、トナーを定着させるために、記録媒体を加熱するのが一般的である。特に産業向けの画像形成装置では、記録媒体として大判の用紙を用いることがあり、記録媒体の適切な温度制御が求められている。
記録媒体の温度が適当でなく、温度分布が不均一である場合には、局所的な記録媒体の熱膨張が生じ、波うち(コックリング)が発生することで、画質が低下する。また、インクジェット方式の画像形成装置において、インク液滴を乾燥するための加熱が不充分な場合には、上部に積層された他の記録媒体の貼り付き(ブロッキング)が発生することがある。また、加熱が過剰な場合には、記録媒体の内部に存在する空気の膨張(ブリスタ)が発生することがある。これらの症状は、画像の画質の低下や、記録媒体の搬送異常の原因ともなる。
ところで画像形成を行う過程での加熱においては、用紙が搬送されているか否かに応じて温度制御を行うことが好ましい。搬送異常などによって用紙が停止しているにもかかわらず、搬送されているものと検知する誤検知が発生した場合には、加熱が継続されるので、用紙の加熱が過剰になることがあるからである。
この点につき、特開2018−12323号公報(特許文献1)では、制御部は、連帳紙の搬送が開始されたか否かを判別し、連帳紙の搬送が開始されたときには赤外線ヒータをオン状態にし、連帳紙の搬送が停止されたか否かを判別する構成が開示されている。特許文献1によれば、連帳紙の搬送が停止されたときには赤外線ヒータをオフ状態にし、連帳紙の搬送が停止されていないときには、温度センサ検知信号を読み込んでアイドラローラ側の検出温度T0が所定温度Ta以上になった(T0≧Ta)か否かを判別し、検出温度T0が所定温度Ta以上になったときには、赤外線ヒータをオフ状態にして加熱を停止させることで、搬送状態の誤検知による異常加熱を防止することができる。
しかしながら、特許文献1では、連帳紙の搬送が停止されたときには赤外線ヒータをオフ状態にするものであり、搬送停止中は一律にヒータをオフにすることから、搬送の中断が一時的なメンテナンスによるものである場合などには、搬送再開後の温度分布が不均一となるおそれがあった。そこで、さらなる温度制御技術が求められていた。
本発明は、上記従来技術における課題に鑑みてなされたものであり、印刷動作の中断があった場合にも、動作に応じて適切に温度制御することができる画像形成装置、方法およびプログラムを提供することを目的とする。
すなわち、本発明によれば、画像を形成する媒体を加熱する加熱手段と、
前記加熱手段の温度を測定する第1の温度検知手段と、
前記加熱手段が加熱した領域の温度を測定する第2の温度検知手段と、
前記加熱手段の温度を制御する制御手段と
を含み、
前記制御手段は、
前記第1の温度検知手段の測定値と、第1の閾値とを比較した結果および、前記第2の温度検知手段の測定値と、第2の閾値とを比較した結果に基づいて、前記加熱手段を制御する、
画像形成装置が提供される。
上述したように、本発明によれば、印刷動作の中断があった場合にも、動作に応じて適切に温度制御することができる画像形成装置、方法およびプログラムが提供される。
本発明の実施形態における画像形成装置の概略構成を示す図。 本実施形態の画像形成装置のキャリッジ走査機構の構成を示す概略図。 本実施形態の加熱部の構成を示す断面図。 本実施形態の画像形成装置に含まれるハードウェア構成を示す図。 本実施形態の画像形成装置に含まれるソフトウェアブロック図。 本実施形態の画像形成装置における各種ヒータとセンサの配置を説明する断面図。 従来技術による制御における温度検知の例を示す図。 本実施形態の画像形成装置が実行する温度制御処理を示すフローチャート。 本実施形態の制御における温度検知の例を示す図。 他の実施形態において画像形成装置が実行する温度制御処理を示すフローチャート。
以下、本発明を、実施形態をもって説明するが、本発明は後述する実施形態に限定されるものではない。なお、以下に参照する各図においては、共通する要素について同じ符号を用い、適宜その説明を省略するものとする。また、以下の説明では、記録媒体に用紙50を使用するインクジェット式の画像形成装置を例に説明するが、実施形態を限定するものではない。
図1は、本発明の実施形態における画像形成装置10の概略構成を示す図である。図1に示す画像形成装置10は、フレーム90によって本体部が支持される構成となっている。画像形成装置10の本体部の両側板の内側には、ガイドロッド15と副ガイドロッド11が架け渡されている。また、各ガイドロッドに沿う方向に配置される駆動プーリ19と加圧プーリ14とは、タイミングベルト13が架け渡されて接続されている。駆動プーリ19は、主走査モータ18によって回転し、タイミングベルト13を駆動させる。また、加圧プーリ14は、タイミングベルト13に張力をかけることができ、これによって、タイミングベルト13は、弛むことなく回転駆動することができる。
キャリッジ12は、ガイドロッド15、副ガイドロッド11およびタイミングベルト13に保持されている。これによって、キャリッジ12は、図1の矢線A方向に往復移動することができる。以下、A方向を「主走査方向」として参照する。キャリッジ12は、後述の記録ヘッドを備えており、キャリッジ12が、主走査方向に移動し、記録ヘッドが備える複数のノズルからインクを吐出することで、矢線B方向に搬送される用紙50上に画像を形成することができる。以下、B方向を「副走査方向」として参照する。
また、画像形成装置10には、カートリッジ20が備えられており、記録ヘッド23にインクを供給する。インクが吐出され、画像が形成された用紙50は、加熱部17において加熱され、インクの乾燥工程処理が行われる。なお、加熱部17は複数の加熱手段によって構成されてもよく、また、インク吐出前やインク吐出中に加熱工程を行う構成であってもよい。さらに画像形成装置10には、記録ヘッド23が備える複数のノズルをメンテナンスする維持機構16が備えられ、定期的なメンテナンス処理によって、ノズルの詰まりなどを抑制することができる。
図2は、本実施形態の画像形成装置10のキャリッジ走査機構の構成を示す概略図である。キャリッジ12には、記録ヘッド23k、23c、23m、23y、主走査エンコーダセンサ24、物体検知センサ25が搭載されており、キャリッジ12が主走査方向に移動するとともに用紙50が副走査方向に搬送されることで、用紙50の任意の位置にインクを吐出することができる。なお、記録ヘッド23k、記録ヘッド23c、記録ヘッド23m、記録ヘッド23yのヘッドは、それぞれK(黒)色、C(シアン)色、M(マゼンタ)色、Y(イエロー)色のインクを吐出するノズルを備え、これらの各色のインクを組み合わせることでカラー画像を形成することができる。
記録ヘッド23は、カートリッジ20から供給される種々の色のインクをノズルから吐出することで、所定の画像を形成する。キャリッジ12は、主走査エンコーダセンサ24がエンコーダシート22を読み取りながら主走査方向に移動することで、キャリッジ12の位置を適宜取得することができるので、用紙50上の適切な位置にインクを吐出することができる。
また、プラテン21は、キャリッジ12に対向して配置されており、副走査方向に搬送される用紙50を下部より支持する。キャリッジ12に搭載される物体検知センサ25は、キャリッジ12の下部にある物体を検知する。これによって、キャリッジ12の位置が、プラテン21外部のエリアであるか、プラテン21上のエリアであるか、用紙50上のエリアであるかなどを識別することができる。また、物体検知センサ25の検知情報と、主走査エンコーダセンサ24のエンコーダ値とを組み合わせることで、用紙50の主走査方向の寸法を算出することができる。
なお、図2において一点鎖線で示されるキャリッジホームポジションは、キャリッジ12が主走査方向に移動する基準となる位置である。キャリッジホームポジションは任意の位置に設定することができ、一例としては、維持機構16の上部に設定することができる。
図3は、本実施形態の加熱部17の構成を示す断面図である。加熱部17は、種々の方法によって用紙50を加熱し、画像形成工程における用紙50の平坦性の維持や、画像形成後のインクの乾燥を促進させる。そこで、加熱部17は、加熱の効果に応じた複数の加熱手段を含んで構成されることが好ましい。本実施形態の加熱部17は、図3に示すように、用紙搬送方向にしたがって、プレヒータ31、プラテンヒータ33、ポストヒータ35、キュアヒータ37が配置されている。なお、用紙搬送方向は、副走査方向に対応する方向である。
プレヒータ31は、画像形成工程の前に用紙50を加熱する手段である。プレヒータ31によって予備過熱をすることで、用紙50にインク液滴が着弾した際に、インクの水分を蒸発しやすくできる。これによって、迅速に乾燥させることができることから、画像の画質を向上することができる。
プラテンヒータ33は、キャリッジ12の動線の下部に配置されるプラテン21を加熱する手段であり、用紙50とともに着弾したインク液滴を加熱し、インク液滴の表面を造膜化させることを目的とする。加熱によってインク表面に膜を形成することで、インク液滴の大きさを適切とすることができ、画質の低下を抑制する。
ポストヒータ35は、インク液滴が着弾して搬送される用紙50をさらに加熱する手段である。インク着弾後もポストヒータ35によって加熱を続けることで、インクの水分や溶剤を蒸発させ、乾燥を促進する。
キュアヒータ37は、インク表面を遠赤外線によってインク内部から加熱する手段である。キュアヒータ37によってインクを内部から加熱することで、インク樹脂の重合反応を起こし、インクを硬化させ、用紙50に定着させる。またキュアヒータ37は、効率的に加熱するために、遠赤外線を遮蔽し、反射するランプハウスに格納される。ランプハウスは、乾燥対象であるインクの反対側に放出される遠赤外線を、インク側に反射させることができるので、効率的な加熱が可能となる。本実施形態のランプハウスには、キュアヒータ37の過剰な加熱を防止するために、ランプハウス温度センサ39が備えられている。
また、上記の各ヒータ31,33,35,37に近接して、搬送面や用紙50の温度を測定する温度センサ32,34,36,38,39が備えられている。各ヒータは、各温度センサが測定した温度データに基づいて、所定の温度となるように制御される。図3に示す例では、プレヒータ部温度センサ32、プラテンヒータ部温度センサ34、ポストヒータ部温度センサ36としてサーミスタが用いられ、搬送面に取り付けられて、搬送面の温度を測定する。また、キュアヒータ部温度センサ38には、非接触型のサーモパイルなどを用いることができ、搬送される用紙50の温度を測定する。ランプハウス温度センサ39は、ランプハウスに取り付けられて、キュアヒータ37の温度状態を測定する。
次に、画像形成装置10のハードウェア構成について説明する。図4は、本実施形態の画像形成装置10に含まれるハードウェア構成を示す図である。本実施形態の画像形成装置10は、図1〜3にて説明したキャリッジ12、主走査モータ18、加熱部17の他、図4に示すように、制御部400、搬送部410、巻取部420、給紙部430を含んで構成される。
制御部400は、画像形成装置10の動作を制御する手段であり、各種ハードウェアから信号を受信し、制御信号を出力する。制御部400は、CPU401と、FPGA402と、RAM403と、ROM404と、モータドライバ405とを含んで構成される。
CPU401は、画像形成装置10の動作を制御するプログラムを実行し、所定の処理を行う装置である。FPGA402は、画像処理の用に供する集積回路であり、特定の用途に特化した構成であることから、CPU401と比べて高速な処理を行うことができる。
RAM403は、CPU401、FPGA402が実行するプログラムの実行空間を提供するための揮発性の記憶装置であり、プログラムやデータの格納用、展開用として使用される。ROM404は、CPU401、FPGA402が実行するプログラムやファームウェアなどを記憶するための不揮発性の記憶装置である。
モータドライバ405は、画像形成装置10が備える種々のモータを制御する手段であり、CPU401、FPGA402が算出する駆動信号を各種モータに出力する。
キャリッジ12は、制御部400からの駆動制御信号を受けた主走査モータ18によって主走査方向に往復移動する。キャリッジ12の移動に伴い、主走査エンコーダセンサ24は、エンコーダシート22を読み取り、エンコーダ値を制御部400に出力する。また、キャリッジ12に搭載される物体検知センサ25は、キャリッジ12の対向する位置にプラテン21があるか否か、用紙50があるか否かを検知し、検知結果を制御部400に出力する。制御部400は、エンコーダ値、センサ検知値に基づいて、画像形成処理の制御を行う。
搬送部410は、制御部400からの制御信号を受けた副走査モータ411が搬送ローラ412の動作を制御することで、搬送面上の用紙50を副走査方向に搬送する。搬送部410は、副走査エンコーダセンサ413を備えており、用紙50の副走査方向への移動量を取得して、エンコーダ値として制御部400に出力する。
巻取部420は、用紙50を乾燥した後に、巻き戻して印字開始位置をすでに形成された画像の後端位置に調整するなど、任意に印字開始位置を変えることができる。巻取部420は、制御部400からの制御信号を受けた巻取モータ421が巻取ローラ422の動作を制御する。巻取部420は、巻取エンコーダセンサ423を備えており、エンコーダ値として制御部400に出力する。
給紙部430は、制御部400からの制御信号を受けた給紙モータ431が給紙ローラ432の動作を制御することで、用紙50を給紙トレイから搬送面へと移動させる。また、給紙部430は、給紙エンコーダセンサ433を備えており、用紙50の移動量をエンコーダ値として制御部400に出力する。
加熱部17は、図3に示したように、プレヒータ31、プレヒータ部温度センサ32、プラテンヒータ33、プラテンヒータ部温度センサ34、ポストヒータ35、ポストヒータ部温度センサ36、キュアヒータ37、キュアヒータ部温度センサ38、ランプハウス温度センサ39を具備して構成される。各種ヒータは、副走査方向に並んで配置され、制御部400からのヒータ制御信号を受けて、温度制御される。また、各温度センサは、ヒータの近傍に設置され、各ヒータによって加熱される搬送面や用紙50の温度を測定し、温度値として制御部400にフィードバックする。これによって、各種ヒータを測定された温度データに基づいて温度制御することができ、用紙50の温度を適切にすることができる。
以上、本実施形態の画像形成装置10に含まれるハードウェア構成について説明した。次に、本実施形態における各ハードウェアによって実行される機能手段について、図5を以て説明する。図5は、本実施形態の画像形成装置10に含まれるソフトウェアブロック図である。
画像形成装置10は、画像形成部501、メンテナンス処理部502、動作判定部503、温度取得部504、温度状態判定部505、ヒータ制御部506の各モジュールを含んで構成される。以下に各機能手段の詳細について説明する。
画像形成部501は、パソコン端末などから入力される印刷ジョブに基づいて、キャリッジ12や搬送部410などの動作を制御し、用紙50の表面に画像を形成する手段である。
メンテナンス処理部502は、維持機構16の動作を制御する手段である。メンテナンス処理部502は、キャリッジ12を構成するインク吐出ノズルをクリーニングし、ノズルの詰まりなどを抑制することができる。メンテナンス処理は、印刷ジョブの実行中に行うこともでき、この場合には、用紙50の搬送を中断して行う。
動作判定部503は、画像形成装置10の動作状態を判定する手段である。動作判定部503は、画像形成部501やメンテナンス処理部502の動作状態に基づいて、搬送中であるか否か、すなわち印字中であるか否かを判定する。なお、画像形成工程における搬送の制御にあっては、キャリッジ12が用紙50上を主走査方向に移動する間は搬送を停止し、キャリッジ12が1ライン分の画像を形成した後に、用紙50をさらに1ライン分だけ副走査方向に搬送する、いわゆる「間欠動作」を行うことができる。
温度取得部504は、各温度センサ32,34,36,38,39を制御し、搬送面、用紙50、ランプハウスなどの温度値を取得する手段である。
温度状態判定部505は、温度取得部504が取得した各部の温度情報に基づいて、温度状態が適切であるか否かを判定する手段である。温度状態判定部505は、温度値とあらかじめ設定された閾値とを比較することで、温度状態を判定することができる。
ヒータ制御部506は、各ヒータ31,33,35,37を制御する信号を出力することで、ヒータの温度を制御する手段である。ヒータ制御部506は、温度状態判定部505による判定結果に基づいて、各種ヒータのオン/オフを切り替えることで、ヒータの温度を所望の温度とすることができる。
なお、上述したソフトウェアブロックは、CPU401、FPGA402が本実施形態のプログラムを実行することで、各ハードウェアを機能させることにより、実現される機能手段に相当する。また、各実施形態に示した機能手段は、全部がソフトウェア的に実現されても良いし、その一部または全部を同等の機能を提供するハードウェアとして実装することもできる。
図6は、本実施形態の画像形成装置10における各種ヒータとセンサの配置を説明する断面図である。図6に示す断面図は、図3に示した断面図の一部を簡略化したものであり、また、キュアヒータ37の構造を詳細に示したものである。したがって、以下では、図3で説明したものについては適宜省略して、図6についての説明をする。
図6に示すように用紙50は、搬送用部材40の間欠動作によって、副走査方向(B方向)に搬送される。プラテンヒータ33によって加熱された用紙50は、ノズルが吐出するインクによって表面に画像が形成される。その後、さらに間欠動作による搬送が進むと、用紙50は、ポストヒータ35とキュアヒータ37によって加熱され、インクの乾燥が行われる。
キュアヒータ37は、赤外線を放出するIRランプ37aと、赤外線を特定の方向に対して遮蔽し、反射して効率的に加熱するランプハウス37bを具備している。IRランプ37aが放出する光が照射されると、照射された領域は、熱エネルギーによって加熱される。本実施形態では、搬送用部材40上の用紙50を加熱することで、用紙50表面に着弾したインクを乾燥させる。
ここで、本実施形態の画像形成装置10は、複数のキュアヒータ37を含んで構成されてもよい。例えば、図6に示すように、副走査方向に対して複数のキュアヒータ37が配置されてもよく、表面にインクが着弾した用紙50は、まず、第1のキュアヒータ37によって加熱されたあと、副走査方向にさらに搬送されて第2のキュアヒータ37によって加熱される構成であってもよい。なお、以下では、キャリッジ12側にあるキュアヒータ37を「上流側のキュアヒータ37」として参照し、用紙50が搬送される方向にあるキュアヒータ37を「下流側のキュアヒータ37」として、便宜的に区別するものとする。
画像形成装置10は、上述したように、用紙50を適切な温度とするために各種の温度センサを備える。例えば、プラテンヒータ部温度センサ34やポストヒータ部温度センサ36は、それぞれのヒータの温度を取得してフィードバック制御する。また、キュアヒータ部温度センサ38が、非接触型のセンサである。特に、キュアヒータ部温度センサ38が赤外線によって温度を測定するサーモパイルである場合には、IRランプ37aの照射光によって測定値が影響を受けることから、IRランプ37aの照射光が遮蔽される位置に配置されることが好ましい。したがって、本実施形態では、図6に示すように、キュアヒータ部温度センサ38は、複数のキュアヒータ37の間に配置され、搬送される用紙50の温度を測定する。
ここで、キュアヒータ37のランプハウス37bには、IRランプ37aの温度が過剰となるのを制御するために、ランプハウス温度センサ39が設けられている。ランプハウス温度センサ39がランプハウス37bの温度を測定することで、IRランプ37aが適切に動作しているかを判定することができる。この場合において、ランプハウス37bの温度が所定の温度以上になった場合には、IRランプ37aの動作が異常であると判定し、画像形成装置10の動作を緊急停止することで、装置全体を安全に動作することができる。
一方で、印刷ジョブを実行している間にメンテナンス処理が行われると、従来技術では、ランプハウス温度センサ39が検出する温度が高くなり、装置が異常停止する場合があった。図7は、従来技術による制御における温度検知の例を示す図である。
図7に示す例では、画像形成装置10は、時刻Tから時刻Tまで用紙50に印字を行い、用紙50を間欠動作によって搬送している。そして、時刻T以降では、メンテナンス処理を実行するために、用紙50への印字および用紙50の搬送を停止している。図7では、このような場合における各部の温度センサの測定値の変動を示しており、太線はランプハウス温度センサ39の測定値を、細線はキュアヒータ部温度センサ38の測定値をそれぞれ示している。
図7に示す従来技術における制御では、キュアヒータ部温度センサ測定値が90℃を超えた場合にIRランプ37aの出力をオフにし、キュアヒータ部温度センサ測定値が90℃以下となった場合にIRランプ37aの出力をオンにする。このような制御とすることで、用紙50を適切な温度に加熱することができ、形成される画質を向上することができる。
また、上述したように、キュアヒータ37のIRランプ37aが長時間出力を続けると、キュアヒータ37が過剰に加熱され、画像形成装置10の故障につながる。したがって、図7に示す例では、ランプハウス温度の測定値が85℃以上となった場合には、高温異常として、画像形成装置10を停止し、装置を保護する。
図7では、時刻Tから時刻Tまでは、キュアヒータ部温度センサ38の測定値が90℃を超えていることから、IRランプ37aの出力はオフとなる。時刻Tから時刻TのようにIRランプ37aのオフ状態が続くと、キュアヒータ部温度センサ38が検出する領域の温度が下がり、時刻Tでは、測定値が90℃以下となる。したがって、時刻TにおいてIRランプ37aの出力がオンとなる。
時刻TでIRランプ37aの出力がオンとなると、搬送される用紙50が加熱され、キュアヒータ部温度センサ38の測定値も上昇する。一方で、90℃以下となった測定値が再度90℃を超えるまで加熱されるのにはタイムラグが生じることから、時刻Tまでは、IRランプ37aの出力のオン状態が継続する。時刻Tでは、キュアヒータ部温度センサ38の測定値が90℃を超えたことから、IRランプ37aの出力は再びオフとなる。
時刻Tから時刻Tまでは、時刻Tから時刻Tまでと同様に、IRランプ37aの出力がオフの状態が継続する。IRランプ37aの出力がオフとなることで、キュアヒータ部温度センサ38が検出する領域の温度が下がり、時刻Tでは、測定値が90℃以下となるので、時刻TにおいてIRランプ37aの出力は、再びオンとなる。
ここで、時刻T後の時刻Tにおいて、画像形成装置10がメンテナンス処理を実行する場合について考える。印刷ジョブ実行中に画像形成装置10がメンテンナンスモードに入ると、画像形成装置10は用紙50の搬送を停止する。すなわち、図6における上流側のキュアヒータ37によって加熱された用紙50が、キュアヒータ部温度センサ38の検知領域に搬送されなくなる。一方で、キュアヒータ部温度センサ38の検知領域では、用紙50の同一の箇所が停止することとなるが、当該箇所は上流側のキュアヒータ37を通過した後、キュアヒータ37から加熱されないことから、温度が低下することとなる。したがって、図7に示すように、キュアヒータ部温度センサ38の測定値は、IRランプ37aがオフ状態である時刻T以降であっても、徐々に低下することとなる。
一方で、メンテナンス処理の実行によって用紙50の搬送が停止すると、IRランプ37aは同一箇所を加熱し続ける。したがって、ランプハウス温度センサ39の検知領域には熱が滞留することとなり、図7に示すようにランプハウス温度センサ39の測定値が上昇する。温度上昇が続くと、時刻T4において85℃を超え、高温異常として判定されることから、画像形成装置10は停止する。このようにして画像形成装置10が高温異常によって停止すると、復旧に時間がかかることから、運用上好ましくない。
そこで、本実施形態では、用紙50の搬送が停止した場合であっても適切にIRランプ37aの動作を制御することで、高温異常検知による装置の停止を抑制する。図8は、本実施形態の画像形成装置10が実行する温度制御処理を示すフローチャートである。
画像形成装置10は、ステップS1000から処理を開始する。ステップS1001において温度取得部504は、各温度センサから温度の測定値を取得する。
次に、ステップS1002では、温度状態判定部505は、温度取得部504が取得した測定値に基づいて、ランプハウス温度が所定の値以上であるか否かを判定し、処理を分岐する。ここでは、所定の温度の一例として、装置を安全に保護するために、80℃以上であるか否かによって処理を分岐する例を示している。ランプハウス温度が80℃以上である場合には(YES)、ステップS1008に進み、装置が異常な高温状態であるとして停止する処理を行う。また、このとき、装置が高温異常状態であることをアラームなどによって報知することができる。その後、ステップS1009で処理を終了する。
ステップS1002において、ランプハウス温度が80℃未満である場合には(NO)、ステップS1003に進む。ステップS1003では、動作判定部503が、画像形成部501やメンテナンス処理部502の動作状態に基づいて、印字中であるか否かを判定する。例えば、画像形成部501がキャリッジ12などを駆動させ、間欠動作によって搬送処理を行っている場合には、動作判定部503は印字中であると判定する。
ステップS1003において印字中でないと判定した場合には(NO)、ステップS1001に戻り、再度各センサから温度の測定値を取得する。印字中でない場合の一例としては、画像形成装置10がスタンバイ状態にある場合が挙げられる。印字中でないと判定した場合にステップS1001に戻ることで、画像形成装置10は、IRランプ37aの温度異常を常時監視することができる。
ステップS1003において印字中であると判定した場合には(YES)、ステップS1004に進む。ステップS1004では、温度状態判定部505が、キュアヒータ部温度センサ38が取得した温度測定値が所定の温度以上であるか否かを判定し、処理を分岐する。ここで、ステップS1004における所定の温度は、用紙50を適切に加熱する温度とすることができ、一例として、90℃として設定することができる。
ステップS1004においてキュアヒータ部温度センサ38の測定値が90℃以上である場合には(YES)、ステップS1007に進む。ステップS1007では、加熱を抑制するために、ヒータ制御部506は、IRランプ37aの出力をオフにする。
ステップS1004においてキュアヒータ部温度センサ38の測定値が90℃未満である場合には(NO)、ステップS1005に進む。ステップS1005では、温度状態判定部505が、ランプハウス温度の測定値が所定の温度以上であるか否かを判定し、処理を分岐する。ここで、ランプハウスの所定の温度は、IRランプ37aによる過剰な加熱を未然に防止する観点から、一例として65℃として設定することができる。
ステップS1005においてランプハウスの温度測定値が65℃以上である場合には(YES)、ステップS1007に進み、ヒータ制御部506は、IRランプ37aの出力をオフにする。一方で、ステップS1005においてランプハウスの温度測定値が65℃未満である場合には(NO)、ステップS1006に進む。ステップS1006では、ヒータ制御部506が、IRランプ37aの出力をオンにする。
ステップS1006、S1007の処理を行った後、画像形成装置10は、ステップS1001に戻り、上記の処理を繰り返す。このように、図8に示す処理によって、画像形成装置10は、適切にIRランプ37aの動作を制御することができ、高温異常による装置の停止を防止することができる。
次に、図8に示した処理による、温度検知の例について説明する。図9は、本実施形態の制御における温度検知の例を示す図である。以下では、図9の温度検知について、図8のフローチャートを適宜参照して説明する。なお、図9に示す例は、時刻Tまでは、図7に示した従来技術における温度検知の例と同様であることから、詳細な説明を省略する。
図9において時刻T以降では、メンテナンス処理の実行に伴い用紙50の搬送が停止している。しかしながら、画像形成装置10の動作状態は印字中であることから(ステップS1003・YES)、キュアヒータ部温度センサ38や、ランプハウス温度センサ39の温度測定値に基づいてIRランプ37aの出力を制御する(ステップS1004,S1005)。図9において時刻Tから時刻Tまでは、ランプハウス温度の測定値は65℃未満であることから(ステップS1005・YES)、IRランプ37aの出力はオンとする(ステップS1006)。
その後、時刻Tにおいてランプハウス温度が65℃以上となったことから(ステップS1005・YES)、IRランプ37aの出力をオフにする(ステップS1007)。さらにその後、ランプハウス温度が65℃以上である時刻TまでIRランプ37aのオフ状態を継続する。時刻Tでは、ランプハウス温度が65℃を下回ったことから(ステップS1005・NO)、IRランプ37aの出力をオンとし(ステップS1006)、加熱する。
IRランプ37aの出力をオンとしたことで、さらにその後、時刻Tにおいてキュアヒータ部温度センサ38の測定値が90℃以上となり(ステップS1004・YES)、IRランプ37aの出力をオフとする(ステップS1007)。
このように、メンテナス処理を実行している間でも、温度制御の判定を適切に選択することで、図7に示したような高温異常となることを防止できる。なお、図8、図9で例は、キュアヒータ部温度測定値およびランプハウス温度測定値に基づく温度制御について説明したが、これ以外の測定値に基づいて温度制御をしてもよい。例えば、キュアヒータ37に近接して配置されるポストヒータ部温度センサ36は、IRランプ37aの加熱の影響を受け得ることから、他の好ましい実施形態では、ポストヒータ部温度センサ36の測定値に基づく制御としてもよい。図10は、他の実施形態において画像形成装置10が実行する温度制御処理を示すフローチャートである。以下の図10に示すフローチャートの説明では、図8に示したものと共通する処理については、上述の通りであることから、詳細な説明は適宜省略する。
ステップS2000からS2005は、ステップS1000からS1005の処理と同様である。ステップS2005において、キュアヒータ温度が90℃よりも低いと判定した場合(YES)、すなわち、ランプハウス温度、キュアヒータ温度ともに所定値よりも低い場合には、ステップS2006に進む。
ステップS2006では、ポストヒータ温度が所定の閾値以上であるか否かによって処理を分岐する。例えば所定の閾値が90℃として設定されている場合には、温度状態判定部505は、ポストヒータ温度が90℃以上であるか否かを判定する。ポストヒータ温度が90℃以上である場合には(YES)、ステップS2008に進み、IRランプ37aの出力をオフにする。
一方で、ステップS2006において温度状態判定部505が、ポストヒータ温度が90℃よりも低いと判定した場合には(NO)、ステップS2007に進み、IRランプ37aの出力をオンにする。なお、ステップS2007、S2008の処理は、ステップS1006、S1007の処理と同様である。
図10に示す処理によれば、画像形成装置10の温度制御をより適切に行うことができ、高温異常状態を防止でき、また、形成する画質を向上することができる。
なお、ここまで説明した実施形態において設定される、温度制御の判定基準となる所定の温度は、上述したものに限定されず、任意の値を設定することができる。また、用紙50の種類によって熱の伝わり方や熱によるダメージの受け方などが異なることから、所定の温度は、用紙50の種類に応じて変更できる構成としてもよい。
以上、説明した本発明の実施形態によれば、印刷動作の中断があった場合にも、動作に応じて適切に温度制御することができる画像形成装置、方法およびプログラムを提供することができる。
上述した本発明の実施形態の各機能は、C、C++、C#、Java(登録商標)等で記述された装置実行可能なプログラムにより実現でき、本実施形態のプログラムは、ハードディスク装置、CD−ROM、MO、DVD、フレキシブルディスク、EEPROM、EPROM等の装置可読な記録媒体に格納して頒布することができ、また他装置が可能な形式でネットワークを介して伝送することができる。
以上、本発明について実施形態をもって説明してきたが、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、当業者が推考しうる実施態様の範囲内において、本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
10…画像形成装置、11…副ガイドロッド、12…キャリッジ、13…タイミングベルト、14…加圧プーリ、15…ガイドロッド、16…維持機構、17…加熱部、18…主走査モータ、19…駆動プーリ、20…カートリッジ、21…プラテン、22…エンコーダシート、23…記録ヘッド、24…主走査エンコーダセンサ、25…物体検知センサ、31…プレヒータ、32…プレヒータ部温度センサ、33…プラテンヒータ、34…プラテンヒータ部温度センサ、35…ポストヒータ、36…ポストヒータ部温度センサ、37…キュアヒータ、37a…IRヒータ、37b…ランプハウス…、38…キュアヒータ部温度センサ、39…ランプハウス温度センサ、50…用紙、90…フレーム、400…制御部、401…CPU、402…FPGA、403…RAM、404…ROM、405…モータドライバ、410…搬送部、411…副走査モータ、412…搬送ローラ、413…副走査エンコーダセンサ、420…巻取部、421…巻取モータ、422…巻取ローラ、423…巻取エンコーダセンサ、430…給紙部、431…給紙モータ、432…給紙ローラ、433…給紙エンコーダセンサ、501…画像形成部、502…メンテナンス処理部、503…動作判定部、504…温度取得部、505…温度状態判定部、506…ヒータ制御部
特開2018−12323号公報
また、画像形成装置10には、カートリッジ20が備えられており、記録ヘッド23(図2参照)にインクを供給する。インクが吐出され、画像が形成された用紙50は、加熱部17において加熱され、インクの乾燥工程処理が行われる。なお、加熱部17は複数の加熱手段によって構成されてもよく、また、インク吐出前やインク吐出中に加熱工程を行う構成であってもよい。さらに画像形成装置10には、記録ヘッド23が備える複数のノズルをメンテナンスする維持機構16が備えられ、定期的なメンテナンス処理によって、ノズルの詰まりなどを抑制することができる。
なお、図2において一点鎖線で示されるキャリッジホームポジションは、キャリッジ12が主走査方向に移動する基準となる位置である。キャリッジホームポジションは任意の位置に設定することができ、一例としては、維持機構16(図1参照)の上部に設定することができる。

Claims (9)

  1. 画像を形成する媒体を加熱する加熱手段と、
    前記加熱手段の温度を測定する第1の温度検知手段と、
    前記加熱手段が加熱した領域の温度を測定する第2の温度検知手段と、
    前記加熱手段の温度を制御する制御手段と
    を含み、
    前記制御手段は、
    前記第1の温度検知手段の測定値と、第1の閾値とを比較した結果および、 前記第2の温度検知手段の測定値と、第2の閾値とを比較した結果に基づいて、前記加熱手段を制御する、
    画像形成装置。
  2. 第3の閾値が前記第1の閾値よりも高く設定され、前記制御手段は、前記第1の温度検知手段の温度が、前記第3の閾値よりも高い場合に、画像形成装置の動作を停止する、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記制御手段は、前記媒体の種類に応じて、前記加熱手段の温度を制御する、請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 画像形成装置に含まれ、画像を形成する媒体を加熱する加熱手段を制御する方法であって、
    前記加熱手段の温度を測定する第1の測定ステップと、
    前記加熱手段が加熱した領域の温度を測定する第2の測定ステップと、
    前記第1の測定ステップにおける測定値と、第1の閾値とを比較した結果および、前記第2の測定ステップにおける測定値と、第2の閾値とを比較した結果に基づいて、前記加熱手段を制御する制御ステップと
    を含む、方法。
  5. 第3の閾値が前記第1の閾値よりも高く設定され、前記制御ステップは、前記第1の測定ステップにおける測定値が、前記第3の閾値よりも高い場合に、画像形成装置の動作を停止する、請求項4に記載の方法。
  6. 前記制御ステップは、前記媒体の種類に応じて、前記加熱手段の温度を制御する、請求項4または5に記載の方法。
  7. 画像を形成する媒体を加熱する加熱手段を含む画像形成装置が実行するプログラムであって、前記画像形成装置を、
    前記加熱手段の温度を測定する第1の温度検知手段、
    前記加熱手段が加熱した領域の温度を測定する第2の温度検知手段、
    前記加熱手段の温度を制御する制御手段
    として機能させ、
    前記制御手段は、
    前記第1の温度検知手段の測定値と、第1の閾値とを比較した結果および、 前記第2の温度検知手段の測定値と、第2の閾値とを比較した結果に基づいて、前記加熱手段を制御する、
    プログラム。
  8. 第3の閾値が前記第1の閾値よりも高く設定され、前記制御手段は、前記第1の温度検知手段の温度が、前記第3の閾値よりも高い場合に、前記画像形成装置の動作を停止する、請求項7に記載のプログラム。
  9. 前記制御手段は、前記媒体の種類に応じて、前記加熱手段の温度を制御する、請求項7または8に記載のプログラム。
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