JP2009122499A - 定着装置、画像形成装置及び定着方法 - Google Patents
定着装置、画像形成装置及び定着方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009122499A JP2009122499A JP2007297807A JP2007297807A JP2009122499A JP 2009122499 A JP2009122499 A JP 2009122499A JP 2007297807 A JP2007297807 A JP 2007297807A JP 2007297807 A JP2007297807 A JP 2007297807A JP 2009122499 A JP2009122499 A JP 2009122499A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- fixing device
- high temperature
- detection
- fixing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims abstract description 16
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 298
- 230000005856 abnormality Effects 0.000 claims abstract description 107
- 238000003860 storage Methods 0.000 claims abstract description 15
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 3
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 38
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 15
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 14
- 230000008859 change Effects 0.000 description 8
- 230000007704 transition Effects 0.000 description 7
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 239000011521 glass Substances 0.000 description 6
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 6
- 230000002159 abnormal effect Effects 0.000 description 4
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 4
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 4
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 4
- 108091008695 photoreceptors Proteins 0.000 description 4
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 description 3
- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 229910052742 iron Inorganic materials 0.000 description 3
- 230000008439 repair process Effects 0.000 description 3
- 229920002379 silicone rubber Polymers 0.000 description 3
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 2
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000003708 edge detection Methods 0.000 description 2
- 229910052736 halogen Inorganic materials 0.000 description 2
- 150000002367 halogens Chemical class 0.000 description 2
- 230000007257 malfunction Effects 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 238000010792 warming Methods 0.000 description 2
- 206010034972 Photosensitivity reaction Diseases 0.000 description 1
- 230000009471 action Effects 0.000 description 1
- 238000011161 development Methods 0.000 description 1
- 238000009826 distribution Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 239000000835 fiber Substances 0.000 description 1
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000036211 photosensitivity Effects 0.000 description 1
- 239000000049 pigment Substances 0.000 description 1
- 238000003825 pressing Methods 0.000 description 1
- 238000001454 recorded image Methods 0.000 description 1
- 238000011084 recovery Methods 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 description 1
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Fixing For Electrophotography (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Abstract
【解決手段】 定着装置の温度制御装置による制御の目標温度として設定する温度で最も高温の目標最高温度T0と、高温によって定着装置に破損のおそれがある限界温度T3との間の温度で、予め設定された第一の高温検知温度T1と第一の高温検知温度T1よりも高温の第二の高温検知温度T2とを記憶する高温検知温度記憶手段を有し、第一の高温検知温度T1以上の温度を検知した後の所定の検知時間Δtの温度上昇量ΔTが、予め設定された所定の温度上昇量閾値ΔTcを超えた場合、または、第二の高温検知温度T2以上の温度を検知した場合に、温度制御装置が高温異常を検知して通電停止手段であるリレーで熱源への通電を停止する。
【選択図】 図9
Description
このような定着装置では、熱源であるヒータの制御素子(トライアック)が短絡した場合など、ヒータによる加熱を制御できなくなり、ヒータによって加熱される部材が異常な高温となる可能性がある。異常な高温になると熱による変形など定着装置に破損が生じる可能性がある。このような異常な高温になることによって定着装置に破損が生じることを防止するために、高温異常を検出し、ヒータへの通電を強制的に遮断する必要がある。
定着装置の温度制御には予め設定した温度の情報を記憶手段に入力している。この入力する設定温度として、上記の予め設定した所定の温度を高温検知温度、定着装置に破損が生じるおそれがある温度を限界温度、通常の定着で使用する温度で、温度制御の目標温度として設定する温度で最も高い温度を目標最高温度とする。このとき、高温検知温度と、限界温度と、目標最高温度とは以下の関係になっている。
目標最高温度<高温検知温度<限界温度
特許文献1に記載の定着装置では、高温検知温度を検知した場合に、すぐにヒータへの通電を遮断するのではなく、高温検知温度以上の状態が所定時間以上連続した場合にヒータへの通電を遮断している。このため、正常動作時のオーバーシュートによって一時的に高温検知温度に到達しても、高温異常として誤検知することがなく、通電の不要な遮断を抑制することができる。
また、請求項2の発明は、請求項1の定着装置において、上記記録体の面方向に沿った方向であり、且つ、搬送方向と直交する方向である幅方向の両端部のうちのすくなくとも一方の端部の近傍と、中央部の近傍とのそれぞれに上記温度検知手段を配置し、各温度検知手段のそれぞれに対応した上記第一の高温検知温度、上記第二の高温検知温度及び上記温度上昇量閾値とを独立した値として上記高温検知温度記憶手段に記憶し、少なくとも一つの該温度検知手段による検知結果が、該第一の高温検知温度以上の温度を検知した後の所定時間内の温度の上昇量が該温度上昇量閾値を超えた場合、または、該第二の高温検知温度以上の温度を検知した場合には、該熱源への通電を停止することを特徴とするものである。
また、請求項3の発明は、請求項2の定着装置において、上記中央部に配置された上記温度検知手段に対応した上記第一の高温検知温度が、上記端部に配置された該温度検知手段に対応した該第一の高温検知温度よりも高い温度であることを特徴とするものである。
また、請求項4の発明は、請求項1、2または3の定着装置において、上記熱源によって加熱されながら表面移動する定着部材と、該定着部材に加圧当接して定着ニップを形成して表面移動する加圧部材と、該定着部材と該加圧部材との少なくとも一方に表面移動する駆動を伝達する駆動手段とを備え、該定着ニップを該記録体が通過することにより、該定着部材の熱と該加圧部材の圧力とによって該記録体上の未定着画像を定着するものであることを特徴とするものである。
また、請求項5の発明は、請求項4の定着装置において、上記熱源への通電を停止した場合は、上記駆動手段からの駆動の伝達を停止させることを特徴とするものである。
また、請求項6の発明は、請求項1、2、3、4または5の定着装置において、上記高温検知温度記憶手段は、上記記録体の搬送にジャムが発生したことを検知したときに用いるジャム発生時用の上記温度上昇量閾値が記憶されていることを特徴とするものである。
また、請求項7の発明は、請求項1、2、3、4、5または6の定着装置において、上記記録体の搬送にジャムが発生したことを検知した場合には、上記第一の高温検知温度以上の温度を検知した後であっても、上記第二の高温検知温度以上の温度を検知するまでは上記熱源への通電を停止しないことを特徴とするものである。
また、請求項8の発明は、請求項1、2、3、4、5、6または7の定着装置において、上記第二の高温検知温度は、ジャム発生に起因する定着装置の昇温による到達温度よりも高い温度に設定していることを特徴とするものである。
また、請求項9の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7または8の定着装置において、上記温度検知手段はサーミスタからなり、上記第二の高温検知温度は該サーミスタが短絡する温度よりも低く設定したことを特徴とするものである。
また、請求項10の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9の定着装置において、上記熱源通電調節手段はトライアックからなり、上記通電停止手段はリレーからなっており、上記熱源は上記電源から該リレー、該トライアックの順に接続された通電経路を介して通電されるものであり、上記記録体の搬送にジャムが発生したことを検知した場合には、該トライアックの通電をオフにするとともに、該リレーの通電もオフにすることを特徴とするものである。
また、請求項11の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10の定着装置において、上記限界温度を300[℃]以下、上記第一の高温検知温度を190[℃]以上、220[℃]以下、上記第二の高温検知温度を230[℃]以上、260[℃]以下、に設定することを特徴とするものである。
また、請求項12の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11の定着装置において、上記目標最高温度と上記限界温度との温度差が、100[℃]以下であることを特徴とするものである。
また、請求項13の発明は、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12の定着装置において、上記第一の高温検知温度と上記限界温度との温度差が、60[℃]以上であることを特徴とするものである。
また、請求項14の発明は、記録体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該記録部材に該トナー像を定着せしめる定着手段とを備える画像形成装置であって、該定着手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12または13の定着装置を用いることを特徴とするものである。
また、請求項15の発明は、通電されることによって発熱する熱源が発する熱によって加熱される箇所の温度を検知し、この検知結果に基づいて検知する温度が所定の目標温度となるように該熱源への通電を調節して記録体上の未定着画像を加熱して定着するものであり、上記検知結果に基づいて高温異常を検出した場合には該熱源への通電を停止する定着方法において、該目標温度として設定する温度で最も高い温度である目標最高温度と、高温によって定着装置に破損が生じるおそれがある温度である限界温度との間に、第一の高温検知温度と、該第一の高温検知温度よりも高い温度である第二の高温検知温度とを設定し、該第一の高温検知温度以上の温度を検知した後の所定の検知時間の温度の上昇量が、予め設定された所定の温度上昇量閾値を超えた場合、または、該第二の高温検知温度以上の温度を検知した場合に、該高温異常として該熱源への通電を停止することを特徴とするものである。
また、第一の高温検知温度よりも高く限界温度よりも低い第二の高温検知温度以上の温度を検知した場合に熱源への通電を停止するため、時間当りの温度の上昇量が小さく徐々に高温になっていくような温度上昇であっても、定着装置の温度が限界温度に到達することを防止することができる。なお、第二の高温検知温度以上の温度を検知した場合に、すぐに熱源への通電を停止せずに、所定時間以上の間、第二の高温検知温度以上の状態を検知し続けた場合に、熱源への通電を停止しても良い。これは第二の高温検知温度を検知する温度上昇は、時間当りの温度の上昇量が小さく徐々に高温になっていくような温度上昇であり、第二の高温検知温度を検知後であってもすぐには限界温度に達しないためである。
また、第一の高温検知温度以上の温度を検知しただけでは高温異常を検出しないので、通常動作時のオーバーシュートによる一時的な高温状態を、高温異常として誤検知することを防止することができる。
図1は、複写機100の概略断面図である。
複写機100は、原稿を読み取る読取装置125、画像を形成する画像形成部112、ADF113(自動原稿搬送装置)、ADF113から送り出される原稿をスタックする原稿排紙トレイ114等を有する。また、給紙カセット115乃至118を備える給紙部119、記録用紙をスタックする排紙部(排紙トレイ120)等を有する。
ADF113の原稿台121上に原稿Dをセットし、不図示の操作部でプリントキーの押下操作をする。これにより、原稿台121上の最上位の原稿Dがピックアップローラ122の回転により矢印B1方向へ送り出される。そして、原稿搬送ベルト123の回転により、読取装置125に固定されたコンタクトガラス124上へ給送され、そこで停止する。
コンタクトガラス124上に載置された原稿Dの画像は、画像形成部112とコンタクトガラス124の間に位置する読取装置125によって読み取られる。読取装置125は、コンタクトガラス124上の原稿Dを照明する光源126、原稿画像を結像する光学系127、原稿画像を結像させるCCD等からなる光電変換素子128等を有している。画像読み取り終了後、原稿Dを原稿搬送ベルト123の回転により矢印B2方向へ搬送されて原稿排紙トレイ114上へ排出される。このように、原稿Dを1枚ずつコンタクトガラス124上へ給送して原稿画像を読取装置125によって読み取る。
感光体130は、図1中において時計方向に回転駆動し、帯電装置131によって表面を所定の電位に一様帯電させる。また、書込装置132は、読取装置125によって読み取った画像情報に応じて光変調したレーザ光Lを照射し、一様に帯電された感光体130の表面をこのレーザ光Lで露光し、感光体130の表面に静電潜像を形成する。
この静電潜像は感光体130の表面移動によって現像装置133との対向部を通るときに現像装置133からトナーが供給されて、現像されることにより、感光体130の表面上にトナー像が形成される。さらに感光体130が表面移動することにより、感光体130上のトナー像が転写装置134との対向部に移動する。そして、転写装置134と感光体130との間の転写バイアスによって感光体130と転写装置134の間に給送された記録体である転写紙Pに感光体130上のトナー像が転写される。トナー像の転写がなされた後の感光体130の表面は、クリーニング装置135によって清掃される。
図2は加圧ローラ3を使用した定着装置1の定着部10を示す概略断面図である。この定着部10は、加熱定着部を構成する定着ローラ2と加圧部を構成する加圧ローラ3とによりニップ部が形成され、定着ローラ2を回転駆動することにより加圧ローラ3を従動させて回転させる。
図3はエンドレスベルト12を使用した定着装置1の定着部10を示す概略断面図である。図3に示す定着部10は、加熱定着部を構成する定着ローラ2と加圧部を構成するエンドレスベルト12とを備える。定着ローラ2と対向する位置のエンドレスベルト12の内側には加圧パッド13が配置されており、定着ローラ2を回転駆動することによりエンドレスベルト12が従動回転する。
このような定着装置1では、ヒータ7の制御素子が短絡した場合など、ヒータ7による加熱を制御できなくなり、ヒータ7によって加熱される定着ローラ2が異常な高温となって熱による変形などの破損に到る可能性がある。このような異常な高温となることによって定着装置1に破損が生じることを防止するために、高温異常を検出し、ヒータ7への通電を強制的に遮断する必要がある。
このように、高温異常を検出した場合に、ヒータのへの通電を強制的に遮断する定着装置として、上述した特許文献1及び特許文献2に記載された定着装置がある。これらの定着装置は、高温検知温度以上の状態が所定時間以上連続した場合に高温異常としてヒータへの通電を遮断する。
特許文献1及び特許文献2に記載の方式で、ある程度の大きな温度差を設定することができる場合は、限界温度よりも十分低い高温検知温度を設定することができる。このため、高温検知温度を検知したあとにオーバーシュートが生じても限界温度に到達する可能性が低い。一方、目標最高温度を限界温度に対して十分に低く設定できない場合は、高温検知温度と限界温度との温度差が小さくなり、高温検知温度を検知した後のオーバーシュートによって限界温度に到達する可能性が高まる。
よって、目標最高温度と限界温度との差が大きくない場合(具体的には、温度差100[℃]以下の場合)にも、通常動作時の高温検知の誤検知が無く、定着装置の温度が限界温度に到達することをより確実に防止することができる定着装置が望まれる。
また、第一の高温検知温度T1に到達した後の温度勾配を検知し、所定時間の温度上昇量が、温度上昇量閾値を越えない場合には、大きな異常が発生しているとは想定されないことから、引き続き検知を続ける。その後、温度が上昇し続け、高いレベルの高温検知温度(第二の高温検知温度T2)に到達した場合には、高温異常を検知し、複写機100を停止させる。また、第二の高温検知温度T2に到達したことを検知した場合に、すぐに高温異常を検知する制御に限らず、第二の高温検知温度以上の温度が所定時間以上連続した場合に、高温異常を検知して複写機100を停止させても良い。
次に、上述した制御を行う本実施形態の定着装置1の一つ目の実施例(以下、実施例1と呼ぶ)について説明する。
図4は、実施例1の定着装置1の説明図であり、図4(a)は定着部10と温度制御装置20との説明図であり、図4(b)は、図4(a)に示す定着部10の断面図である。
定着部10のヒータ7の通電回路は、交流電源であるAC電源200から通電を切断可能な手段として、トライアック32、リレー31、サーモスタット15がある。
ヒータ7のON/OFF制御は、目標温度とサーミスタ検知温度の情報との偏差に基づき温度制御装置20の制御シーケンスに基づき、トライアック32にヒータON/OFF信号を送信し、トライアック32をON/OFFすることにより実現している。トライアック32をOFFしても、温度の上昇が止められない場合(トライアック短絡の場合など)は、高温異常検知後に、リレーON/OFF信号でOFFにする信号を送信する。これにより、リレー31(継電器)を切断し、ヒータ7への通電を強制遮断する動作を行う。さらに、定着部10には、定着ローラ2周辺に雰囲気温度を検知して、ヒータ7への通電を遮断するサーモスタット15が設けられている。
図7ではAC電源200を定着装置1の制御系の一部として示しているが、本実施形態ではAC電源200は複写機100の主電源である。
実施例1の定着装置1では、目標最高温度T0と、限界温度T3との間に、第一の高温検知温度T1と第二の高温検知温度T2とに分け、
第一の高温検知温度T1<第二の高温検知温度T2
となるように設定する。
第一の高温検知温度T1は、正常動作時正常動作時にその温度を越えない温度に設定し、第二の高温検知温度T2は、サーミスタ短絡時またはサーミスタ短絡前に検知できる温度に設定する。
なお、目標最高温度T0、第一の高温検知温度T1、第二の高温検知温度T2、限界温度T3、及び温度上昇量閾値ΔTcは、実験等により予め適切な値を求めておき、温度制御装置20の不図示の記憶手段に記憶しておく。
トライアック短絡の条件では、ヒータON/OFF信号をOFFしてもヒータ7への通電は持続されるため、目標最高温度T0よりも高温になり、第一の高温検知温度T1に到達する。このとき、温度制御装置20では温度センサ9での検知温度が第一の高温検知温度T1に到達したことを検出する(図10のS11でYES)。
第一の高温検知温度T1に到達後は図9に示すように、所定の検知時間である検知時間Δtの温度上昇量ΔTを検知する。そして、温度上昇量閾値ΔTc以上(図10のS12でYES)の場合は、高温異常検知を行う(図10のS14)ようにする。
また、温度上昇量ΔTが温度上昇量閾値ΔTcよりも大きくならない(図10のS12でNO)場合であっても、第二の高温検知温度T2を検知した(図10のS13でYES)場合は、高温異常検知を行う(図10のS14)ようにする。
高温異常検知後は、トライアック32のOFF、リレー31のOFF(切断)を行い、その後の温度のオーバーシュートによる最高到達温度を限界温度T3以下に抑えられる。ここで、高温異常検知後は、転写紙Pが定着ニップ部Nに残ると、転写紙Pが高温になる可能性があるため、定着装置1の定着ローラ2及び加圧ローラ3の回転は直ちに停止するのが望ましい。
・限界温度T3:280[℃]
・第一の高温検知温度T1:215[℃]
・第二の高温検知温度T2:250[℃]
・定着最高設定温度(目標最高温度T0):185[℃]
上記条件に設定したところ、トライアック短絡時の第一の高温検知温度T1で高温異常検知後の最高到達温度を265±10[℃]にできることを確認した。
限界温度T3−目標最高温度T0<100[℃]
の場合には、第一の高温検知温度T1を検知した後のオーバーシュートを考慮すると、
限界温度T3−第一の高温検知温度T1<60[℃]
となるように、第一の高温検知温度T1を設定することが望ましい。
また、サーミスタ短絡時は、第二の高温検知温度T2で高温異常検知できることを確認した。
このように、実施例1の定着装置1では、目標最高温度T0(185[℃])と限界温度T3(280[℃])との差が大きくない(具体的には、温度差95[℃])が、通常動作時の高温検知の誤検知が無く、定着装置1の温度が限界温度T3に到達することを防止することができる。
次に、本実施形態の定着装置1の二つ目の実施例(以下、実施例2と呼ぶ)について説明する。
図11は、実施例2の定着装置1の定着部10と温度制御装置20との説明図である。定着部10の断面は実施例1で示した図4(b)と同様であるので記載を省略する。
図11に示すように、実施例2の定着装置1は、温度検知手段としての温度センサ9が中央部(中央温度センサ9a)と端部(端部温度センサ9b)とに配置され、複数の温度検知手段を備える点で、実施例1の定着装置1と異なる。
そして、端部温度センサ9bを定着部10内の幅方向(定着ローラ2の軸方向)について転写紙Pの通紙領域外に設けることにより、定着部10での用紙ジャム発生時にもサーミスタによって構成される温度センサ9が変形する可能性を低減できる。
そして、ウォームアップ時のように軸方向中央の温度が、軸方向端部の温度より高くなることを想定し、端部温度センサ9bの第一の高温検知温度T1を、中央温度センサ9aの第一の高温検知温度より低く設定している。これにより、ヒータ制御に使用する中央温度センサ9aが故障して、温度を低く検知するようになった場合にも、端部温度センサ9bで、高温検知することにより、定着ローラ2の軸方向端部よりも温度が高くなる高い軸方向中央の温度が、定着装置1の限界温度T3を越えて、定着装置1が高温により破損することがないようにする。
そして、中央温度センサ9aを構成する中央サーミスタ抵抗異常(不完全断線)が発生したときの異常時になったときに端部温度センサ9bの検知結果に基づいて、温度制御を行う点で実施例1と異なる。
また、図13は、実施例2の定着装置1の中央温度センサ9aの中央サーミスタ損傷の場合に高温異常を検知する制御のフローチャートである。
実施例2では、中央サーミスタが損傷した場合に、端部温度センサ9bの第一の検知温度で高温異常を検知することにより、定着装置1が高温により破損することを防止する。
中央部の温度>>端部の温度、
であり、連続印字時は、
中央部の温度=端部の温度、
もしくは、
中央部の温度<端部の温度、となる。
図15は、中央サーミスタが損傷した場合の、中央部‐端部間の温度差と、端部の第一の高温検知温度T1を200[℃]としたときのT1を検知した後の定着ローラ2の中央部の最高到達温度との関係を示すグラフである。図15の縦軸は定着ローラ最高温度で、最高温度箇所は定着ローラの軸方向中央部となる。
中央‐端部間の温度差と第一の高温検知温度で高温検知後の定着ローラ2の最高到達温度の関係は、図15のようになる。図15は、中央部が端部よりも温度が高い温度分布を有する条件で中央サーミスタが損傷した場合は、端部サーミスタが第一の検知温度で高温検知した時点で、中央はすでに端部より高い温度になっているため、横軸の中央−端部間の温度差が大きい場合は、縦軸の高温検知後の最高温度が高くなるという傾向を示した図である。
中央‐端部間の温度差が大きい場合は、端部温度センサ9bでの検知結果に対する第一の高温検知温度T1を低く設定することにより、定着ローラ2の軸方向全体での最高到達温度を下げることができ、定着装置1が高温により破損することを防止する余裕度を上げることができる。
図16中の「目標温度」は、温度制御装置20での定着ローラ2の設定温度の推移であり、「中央検知温度」は中央温度センサ9aの検知結果の推移であり、「端部検知温度」は端部温度センサ9bの検知結果の推移である。「HR中央」はヒートローラである定着ローラ2の中央の実際の温度の推移であり、「ヒータduty」はヒータON/OFF信号の推移である。
図16のグラフを得た定着装置1の各条件を以下に示す。
・限界温度T3=280[℃]
・第二の高温検知温度:T2=250[℃](中央)、250[℃](端部)
・第一の高温検知温度:T1=215[℃](中央)、210[℃](端部)
・定着最高設定温度(目標最高温度):T0=185[℃]
そして、端部検知温度が予め設定された端部温度センサ9bにおける第一の高温検知温度T1(210[℃])を超えると、温度の上昇量が温度上昇量閾値を超えるか否かを監視する。実施例2では図16に示すように、端部検知温度が第一の高温検知温度T1に達した直後に温度の上昇量が温度上昇量閾値を超えたことが検出されたため、高温異常検知として、ヒータ7への通電を停止してヒータdutyを0[%]としている。すなわち、実施例2の定着装置1では、通常のヒータdutyの制御は中央検知温度の検知結果に基づいて行っているが、高温異常検知は中央温度センサ9aと端部温度センサ9bとの両方の検知結果に基づいて行い、何れか一方の検知結果によって高温異常検知が行われた場合には、ヒータ7への通電を遮断する。
ヒータ7への通電を停止してもオーバーシュートによってしばらくは定着ローラ2の温度は上昇するが、実施例2では図16に示すように、定着ローラ2の中央部の実際の温度(HR中央)と端部検知温度とが共に限界温度T3である280[℃]に到達する前に、最高到達温度となり、温度上昇が停止している。
このため、実施例2の定着装置1では、定着ローラ2の温度が、限界温度T3に達することを防止することができる。
上述したT0〜T3の条件で、図13に示すフローチャートで高温異常検知を行うことにより、図12に示す温度に設定できる。また、サーミスタ短絡時、トライアック短絡時は、実施例1と同じ動作で高温異常を検知可能である。
このように、実施例2の定着装置1であれば、中央温度センサ9aの中央サーミスタに損傷が生じた場合でも、端部温度センサ9bにより高温異常検知を行うことができ、定着装置1が高温により破損することを防止できる。
次に、本実施形態の定着装置1の三つ目の実施例(以下、実施例3と呼ぶ)について説明する。
実施例3の定着装置1の概略構成は実施例2の図11と同様であるので、記載を省略する。
実施例3の定着装置1は、ジャム発生時に生じる通常の状態よりも温度上昇が大きいオーバーを高温異常として誤検知することを防止する構成の定着装置である。
ジャム発生時は、突然、定着装置1の定着ローラ2の回転が停止するため、その前のヒータ7への通電状況によっては、温度上昇が大きいオーバーシュートが発生する場合がある。このようなオーバーシュートが発生すると、第一の高温検知温度T1を越える場合があり、かつ、第一の高温検知温度T1を越えて、所定時間の温度上昇量が温度上昇閾値ΔTc以上となる場合がある。その場合は、高温異常検知を誤って検知してしまう。
このように、動作状態に応じて、動作後の温度のオーバーシュート特性に差異あるため、実施例3の定着装置1では、動作状態に応じて、温度上昇量閾値ΔTcを可変とすることとする。たとえば、ウォームアップ、待機、印字時などの正常動作時は、温度上昇量閾値ΔTcを比較的小さい値(ΔTc1)に設定する。一方、ジャム発生後のような異常発生時は、異常検知で、定着部10の各ローラの回転を停止し、大きいオーバーシュート特性を示す可能性あることから、温度上昇量閾値ΔTcを比較的大きい値(ΔTc2)に設定する。これにより、動作状態により誤動作しないようにする。
また、中央温度センサ9aを構成する中央サーミスタ抵抗異常(不完全断線)が発生したときの異常時になったときに端部温度センサ9bの検知結果に基づいて、温度制御を行う点も実施例2と同様である。
そして、ジャム発生やドア開放など、定着装置1の温度制御とは直接的には関係のない部分での異常が生じた場合に、温度上昇量閾値ΔTcとして通常の値ΔTc1よりも大きい温度上昇量であるジャム発生時用の温度上昇量閾値ΔTc2を適用する。具体的には、通常時用の温度上昇量閾値ΔTc1とジャム発生時用の温度上昇量閾値ΔTc2とを温度制御装置20の記憶手段に予め記憶しておき、ジャム発生時やドア開放時などには、通常時用の温度上昇量閾値ΔTc1の代わりに、ジャム発生時用の温度上昇量閾値ΔTc2を用いて高温異常か否かの判断を行う。これにより、定着装置1の温度制御とは直接的には関係のない部分で異常が生じた場合に、定着部10の各ローラの回転停止及びヒータへの通電停止の後に、通常よりも温度上昇が大きいオーバーシュートによって温度制御系に異常がないにも関わらず、高温異常検知が成されることを防止することができる。
実施例3のように、ジャム発生時の後で、且つ、第一の高温検知温度T1以上の温度を検知してからの温度上昇閾値ΔTc2は、ジャム発生時以外の場合の温度上昇閾値ΔTc1よりも大きく設定することにより、ジャム発生後の高温異常検知の誤検知を防止している。
また、第二の高温検知設定温度は、ジャム後に到達しない温度設定とした。
以下の条件の設定であれば、高温による定着装置1の破損及び誤動作がないことを確認した。
・限界温度T3=280[℃]
・第二の高温検知温度:T2=255[℃](中央)、255[℃](端部)
・第一の高温検知温度:T1=215[℃](中央)、210[℃](端部)
・定着最高設定温度(目標最高温度):T0=185度[℃]
このような構成とすることにより、高温による定着装置1の破損を防止し、かつ、高温異常検知の誤検知を防止できた。
次に、実施例3の変形例について説明する。
変形例の定着装置1は、実施例3と同様にジャム発生等の定着装置1の温度制御とは直接的に関係がない部分で異常が生じた場合、通常動作時とは異なる温度制御を行う定着装置である。
図19は、変形例の定着装置1の高温異常を検知する制御のフローチャートである。図19に示すように変形例では、ジャム発生時は、第一の高温検知温度T1を検知した後の温度上昇量ΔTによる高温異常検知を行わない構成としている。
変形例の定着装置1で、各設定を実施例3と同様の条件とすることにより、高温による定着装置1の破損を防止し、且つ、高温異常検知の誤検知を防止できた。
このように、本実施形態の定着装置1であれば、通常動作時に高温異常として誤検知することを防止しつつ、時間当りの温度上昇量が大きい場合であっても小さい場合であっても、定着装置1の温度が限界温度T3に到達することを防止することができるため、高温異常時には定着装置1の温度が限界温度T3に到達することを防止することができる。
また、中央温度センサ9aと端部温度センサ9bの少なくとも一方の検知結果に基づく高温異常を検知する制御で、高温異常検知が行われた場合は、温度制御装置20がリレー31をOFFにして、ヒータ7への通電を停止する。これにより、一方の温度センサ9に故障が生じても他方の高温異常を検知する制御によって、定着ローラ2の温度が限界温度T3に到達することを防止することができる。
そして、ヒータ7への通電を停止した場合は、この駆動手段からの駆動の伝達を停止させることで定着ローラ2と加圧ローラ3との回転を停止することにより、高温による定着装置1の破損の防止、及び、ジャム発生時の二次的な異常を確保することができる。
2 定着ローラ
3 加圧ローラ
4 離型層
5 弾性層
6 中空芯金
7 ヒータ
8a 加圧部材
8b 加圧バネ
9 温度センサ
9a 中央温度センサ
9b 端部温度センサ
10 定着部
11 未定着トナー像
12 エンドレスベルト
13 加圧パッド
14 低摩擦部材
15 サーモスタット
20 温度制御装置
31 リレー
32 トライアック
91 サーミスタ
92 抵抗体
100 複写機
112 画像形成部
113 ADF
114 原稿排紙トレイ
119 給紙部
120 排紙トレイ
121 原稿台
122 ピックアップローラ
123 原稿搬送ベルト
124 コンタクトガラス
125 読取装置
126 光源
127 光学系
128 光電変換素子
130 感光体
131 帯電装置
132 書込装置
133 現像装置
134 転写装置
135 クリーニング装置
137 排紙ローラ対
200 AC電源
300 作像部
L レーザ光
P 転写紙
T0 目標最高温度
T1 第一の高温検知温度
T2 第二の高温検知温度
T3 限界温度
Claims (15)
- 通電されることによって発熱する熱源と、
該熱源の電源と、
該熱源が発する熱によって加熱される箇所の温度を検知する温度検知手段と、
該熱源への通電を調節する熱源通電調節手段と、
該温度検知手段の検知結果に基づいて検知する箇所の温度が所定の目標温度となるように該熱源通電調節手段を制御する温度制御手段と、
該温度検知手段の検知結果に基づいて高温異常を検出すると該熱源への通電を停止する通電停止手段とを有し、
記録体上の未定着画像を加熱して定着する定着装置において、
該温度制御手段は、該温度制御手段による制御の目標温度として設定する温度で最も高い温度である目標最高温度と、高温によって該定着装置に破損が生じるおそれがある温度である限界温度との間の温度で、予め設定された第一の高温検知温度、及び、該第一の高温検知温度よりも高い温度である第二の高温検知温度を記憶する高温検知温度記憶手段を有し、
該第一の高温検知温度以上の温度を検知した後の所定時間内の温度の上昇量が、予め設定された所定の温度上昇量閾値を超えた場合、または、該第二の高温検知温度以上の温度を検知した場合に、該高温異常として該通電停止手段が該熱源への通電を停止することを特徴とする定着装置。 - 請求項1の定着装置において、
上記温度検知手段を複数有し、
各温度検知手段のそれぞれに対応した上記第一の高温検知温度、上記第二の高温検知温度及び上記温度上昇量閾値を独立した値として上記高温検知温度記憶手段に記憶し、
一つの該温度検知手段による検知結果に基づいて、上記温度制御手段が上記高温異常を検出した場合には、該熱源への通電を停止することを特徴とする定着装置。 - 請求項2の定着装置において、
上記記録体の面方向に沿った方向であり、且つ、搬送方向と直交する方向である幅方向の両端部のうちのすくなくとも一方の端部の近傍と、中央部の近傍とのそれぞれに上記温度検知手段を配置し、
該中央部に配置された該温度検知手段に対応した上記第一の高温検知温度が、該端部に配置された該温度検知手段に対応した該第一の高温検知温度よりも高い温度であることを特徴とする定着装置。 - 請求項1、2または3の定着装置において、
上記熱源によって加熱されながら表面移動する定着部材と、
該定着部材に加圧当接して定着ニップを形成して表面移動する加圧部材と、
該定着部材と該加圧部材との少なくとも一方に表面移動する駆動を伝達する駆動手段とを備え、
該定着ニップを該記録体が通過することにより、該定着部材の熱と該加圧部材の圧力とによって該記録体上の未定着画像を定着するものであることを特徴とする定着装置。 - 請求項4の定着装置において、
上記熱源への通電を停止した場合は、上記駆動手段からの駆動の伝達を停止させることを特徴とする定着装置。 - 請求項1、2、3、4または5の定着装置において、
上記高温検知温度記憶手段は、上記記録体の搬送にジャムが発生したことを検知したときに用いるジャム発生時用の上記温度上昇量閾値が記憶されていることを特徴とする定着装置。 - 請求項1、2、3、4、5または6の定着装置において、
上記記録体の搬送にジャムが発生したことを検知した場合には、上記第一の高温検知温度以上の温度を検知した後であっても、上記第二の高温検知温度以上の温度を検知するまでは上記熱源への通電を停止しないことを特徴とする定着装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6または7の定着装置において、
上記第二の高温検知温度は、ジャム発生に起因する定着装置の昇温による到達温度よりも高い温度に設定していることを特徴とする定着装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6、7または8の定着装置において、
上記温度検知手段はサーミスタからなり、上記第二の高温検知温度は該サーミスタが短絡する温度よりも低く設定したことを特徴とする定着装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6、7、8または9の定着装置において、
上記熱源通電調節手段はトライアックからなり、上記通電停止手段はリレーからなっており、上記熱源は上記電源から該リレー、該トライアックの順に接続された通電経路を介して通電されるものであり、
上記記録体の搬送にジャムが発生したことを検知した場合には、該トライアックの通電をオフにするとともに、該リレーの通電もオフにすることを特徴とする定着装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9または10の定着装置において、
上記限界温度を300[℃]以下、
上記第一の高温検知温度を190[℃]以上、220[℃]以下、
上記第二の高温検知温度を230[℃]以上、260[℃]以下、
に設定することを特徴とする定着装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11の定着装置において、
上記目標最高温度と上記限界温度との温度差が、100[℃]以下であることを特徴とする定着装置。 - 請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11または12の定着装置において、
上記第一の高温検知温度と上記限界温度との温度差が、60[℃]以上であることを特徴とする定着装置。 - 記録体上にトナー像を形成するトナー像形成手段と、該記録部材に該トナー像を定着せしめる定着手段とを備える画像形成装置であって、
該定着手段として、請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12または13の定着装置を用いることを特徴とする画像形成装置。 - 通電されることによって発熱する熱源が発する熱によって加熱される箇所の温度を検知し、この検知結果に基づいて検知する温度が所定の目標温度となるように該熱源への通電を調節して記録体上の未定着画像を加熱して定着するものであり、
上記検知結果に基づいて高温異常を検出した場合には該熱源への通電を停止する定着方法において、
該目標温度として設定する温度で最も高い温度である目標最高温度と、高温によって定着装置に破損が生じるおそれがある温度である限界温度との間に、第一の高温検知温度と、該第一の高温検知温度よりも高い温度である第二の高温検知温度とを設定し、
該第一の高温検知温度以上の温度を検知した後の所定の検知時間の温度の上昇量が、予め設定された所定の温度上昇量閾値を超えた場合、または、該第二の高温検知温度以上の温度を検知した場合に、該高温異常として該熱源への通電を停止することを特徴とする定着方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007297807A JP5288236B2 (ja) | 2007-11-16 | 2007-11-16 | 定着装置、画像形成装置及び定着方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007297807A JP5288236B2 (ja) | 2007-11-16 | 2007-11-16 | 定着装置、画像形成装置及び定着方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009122499A true JP2009122499A (ja) | 2009-06-04 |
JP5288236B2 JP5288236B2 (ja) | 2013-09-11 |
Family
ID=40814698
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007297807A Expired - Fee Related JP5288236B2 (ja) | 2007-11-16 | 2007-11-16 | 定着装置、画像形成装置及び定着方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5288236B2 (ja) |
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011081339A (ja) * | 2009-09-14 | 2011-04-21 | Ricoh Co Ltd | 定着装置および画像形成装置 |
JP2011164487A (ja) * | 2010-02-12 | 2011-08-25 | Oki Data Corp | 画像形成装置 |
US8301051B2 (en) | 2008-08-27 | 2012-10-30 | Ricoh Company, Limited | Fixing device, image forming apparatus, and method of controlling fixing device |
JP2013238636A (ja) * | 2012-05-11 | 2013-11-28 | Fuji Xerox Co Ltd | 温度制御装置及び画像形成装置 |
JP2014089356A (ja) * | 2012-10-30 | 2014-05-15 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2014115510A (ja) * | 2012-12-11 | 2014-06-26 | Canon Inc | 画像加熱制御装置 |
JP2014182254A (ja) * | 2013-03-19 | 2014-09-29 | Canon Inc | 画像加熱装置 |
CN105278306A (zh) * | 2015-11-17 | 2016-01-27 | 珠海奔图电子有限公司 | 一种定影装置及其温度异常检测方法以及图像成型设备 |
JP2018072433A (ja) * | 2016-10-25 | 2018-05-10 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 定着装置及び画像形成装置 |
CN108983571A (zh) * | 2017-05-30 | 2018-12-11 | 佳能株式会社 | 图像加热装置和成像装置 |
JP2018205698A (ja) * | 2017-05-30 | 2018-12-27 | キヤノン株式会社 | 画像加熱装置 |
JP2020055216A (ja) * | 2018-10-02 | 2020-04-09 | 株式会社リコー | 画像形成装置、方法およびプログラム |
US11385580B2 (en) | 2020-08-03 | 2022-07-12 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus with heating device, heating device with fixing belt, and heating control method for heating device |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07319341A (ja) * | 1994-05-25 | 1995-12-08 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2000155495A (ja) * | 1998-11-24 | 2000-06-06 | Konica Corp | 画像形成装置 |
JP2000227731A (ja) * | 1999-02-08 | 2000-08-15 | Ricoh Co Ltd | 定着装置及び画像形成装置 |
JP2002351252A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-06 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2003043853A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-14 | Konica Corp | 画像形成装置 |
JP2005156758A (ja) * | 2003-11-21 | 2005-06-16 | Sharp Corp | 定着/乾燥制御方法および画像形成装置 |
JP2006243288A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Canon Inc | 定着装置及びその制御方法と、該定着装置を備えた画像形成装置 |
-
2007
- 2007-11-16 JP JP2007297807A patent/JP5288236B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07319341A (ja) * | 1994-05-25 | 1995-12-08 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2000155495A (ja) * | 1998-11-24 | 2000-06-06 | Konica Corp | 画像形成装置 |
JP2000227731A (ja) * | 1999-02-08 | 2000-08-15 | Ricoh Co Ltd | 定着装置及び画像形成装置 |
JP2002351252A (ja) * | 2001-05-28 | 2002-12-06 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2003043853A (ja) * | 2001-07-30 | 2003-02-14 | Konica Corp | 画像形成装置 |
JP2005156758A (ja) * | 2003-11-21 | 2005-06-16 | Sharp Corp | 定着/乾燥制御方法および画像形成装置 |
JP2006243288A (ja) * | 2005-03-02 | 2006-09-14 | Canon Inc | 定着装置及びその制御方法と、該定着装置を備えた画像形成装置 |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8301051B2 (en) | 2008-08-27 | 2012-10-30 | Ricoh Company, Limited | Fixing device, image forming apparatus, and method of controlling fixing device |
JP2011081339A (ja) * | 2009-09-14 | 2011-04-21 | Ricoh Co Ltd | 定着装置および画像形成装置 |
JP2011164487A (ja) * | 2010-02-12 | 2011-08-25 | Oki Data Corp | 画像形成装置 |
JP2013238636A (ja) * | 2012-05-11 | 2013-11-28 | Fuji Xerox Co Ltd | 温度制御装置及び画像形成装置 |
JP2014089356A (ja) * | 2012-10-30 | 2014-05-15 | Ricoh Co Ltd | 画像形成装置 |
JP2014115510A (ja) * | 2012-12-11 | 2014-06-26 | Canon Inc | 画像加熱制御装置 |
JP2014182254A (ja) * | 2013-03-19 | 2014-09-29 | Canon Inc | 画像加熱装置 |
CN105278306B (zh) * | 2015-11-17 | 2018-02-02 | 珠海奔图电子有限公司 | 一种定影装置及其温度异常检测方法以及图像成型设备 |
CN105278306A (zh) * | 2015-11-17 | 2016-01-27 | 珠海奔图电子有限公司 | 一种定影装置及其温度异常检测方法以及图像成型设备 |
JP2018072433A (ja) * | 2016-10-25 | 2018-05-10 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 定着装置及び画像形成装置 |
CN108983571A (zh) * | 2017-05-30 | 2018-12-11 | 佳能株式会社 | 图像加热装置和成像装置 |
JP2018205698A (ja) * | 2017-05-30 | 2018-12-27 | キヤノン株式会社 | 画像加熱装置 |
JP7039375B2 (ja) | 2017-05-30 | 2022-03-22 | キヤノン株式会社 | 画像加熱装置及び画像形成装置 |
JP2020055216A (ja) * | 2018-10-02 | 2020-04-09 | 株式会社リコー | 画像形成装置、方法およびプログラム |
JP7218530B2 (ja) | 2018-10-02 | 2023-02-07 | 株式会社リコー | 画像形成装置、方法およびプログラム |
US11385580B2 (en) | 2020-08-03 | 2022-07-12 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus with heating device, heating device with fixing belt, and heating control method for heating device |
US11573512B2 (en) | 2020-08-03 | 2023-02-07 | Toshiba Tec Kabushiki Kaisha | Image forming apparatus with heating device, heating device with fixing belt, and heating control method for heating device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP5288236B2 (ja) | 2013-09-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5288236B2 (ja) | 定着装置、画像形成装置及び定着方法 | |
JP5424012B2 (ja) | 定着装置の制御方法、定着装置及び画像形成装置 | |
JP4522138B2 (ja) | 加熱定着装置 | |
US9235182B2 (en) | Fixing device capable of detecting wrap jam of recording sheet and image forming apparatus | |
JP5127542B2 (ja) | 定着装置 | |
EP2477077B1 (en) | Apparatus and method of protecting fuser unit and image forming apparatus including the same | |
JP2010079309A (ja) | 定着装置 | |
JP5354961B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP5528194B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4950684B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6594047B2 (ja) | 定着装置 | |
JP5278750B2 (ja) | 定着装置、及び、画像形成装置 | |
JP2008026362A (ja) | 画像加熱装置、及び画像形成装置 | |
JP2007133247A (ja) | 定着装置及びこれを用いた画像形成装置 | |
JP2007206204A (ja) | 定着装置、画像形成装置及び誘導加熱定着方法 | |
JP4574741B2 (ja) | 加熱定着装置 | |
JP5901491B2 (ja) | 定着温度監視装置及び画像形成装置 | |
JP2009265173A (ja) | 画像形成装置 | |
JP4817862B2 (ja) | 加熱定着装置 | |
EP2031462A2 (en) | Image forming apparatus | |
JP2007148194A (ja) | 画像形成装置 | |
US11644771B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP2008083103A (ja) | 画像形成装置 | |
JPH10274904A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2018063385A (ja) | 画像加熱装置、画像加熱装置の制御装置および画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100712 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120217 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120309 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120507 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20121026 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130128 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20130206 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130510 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130523 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 5288236 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |