JP5354961B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
均一で良好な定着画像を得るには、定着部材、加圧部材の長手方向の温度を一定に、すなわち温度分布をできるだけ温度傾き(又は温度勾配)がないようにフラットに近づけるのが良い。ここで、定着部材、加圧部材の長手方向とは、転写材が定着ニップ部に搬送される(通紙される)際の搬送方向に垂直な方向のことである。転写材が定着ニップ部に搬送される際の、転写材の搬送方向に垂直な方向の長さ(以下、転写材の幅)に対応する通紙幅内で定着部材や加圧部材の長手方向の温度分布をフラットにするため、ヒータの加熱領域は通紙幅より広く設定される。
図1は電子写真プロセスを用いたカラーレーザプリンタの概略断面図である。図1に示されたカラーレーザプリンタ(画像形成装置)は、中間転写体として中間転写ベルト6を使用するものである。そして、色ごとに次の構成を備える。すなわち、現像器2a、2b、2c、2d(以下、2a〜2dのように記す)、露光手段であるレーザスキャナ5a〜5d、像担持体である感光ドラム1a〜1d、1次帯電ローラ3a〜3d、クリーニング手段であるクリーニング器4a〜4dを備える。ここで、例えばaはイエロー、bはマゼンタ、cはシアン、dはブラックの、それぞれの色に対応した符号である。このカラーレーザプリンタは、いわゆるインライン方式のカラーレーザプリンタであり、A3サイズまでの転写材に対応するものである。
図2は実施例1における定着装置8の横断面模型図である。実施例1における定着装置8は、熱ローラ方式の定着装置である。定着ローラ9の加熱部材芯金9aにはアルミニウムの中空金属ローラを用いており(以下、アルミニウム芯金9aという)、その内空に第1の熱源としてのハロゲンヒータ9cが挿入配設されている。アルミニウム芯金9aの上に弾性層9bとしてシリコーンゴムが用いられており、最表層に離型層として不図示のPFAのチューブが被覆されている。一方、加圧ローラ10も定着ローラ9と同様にアルミニウム芯金10aの上にシリコーンゴムの弾性層10b、最表層に不図示のPFA離型層が設けられている。本実施例での定着ローラ9の外径はR=φ44、加圧ローラ10の外径も同じくφ44である。また、弾性層9bと弾性層10bは同じ材質、同じ厚みであり、アルミニウム芯金9aとアルミニウム芯金9bも同じ材質、同じ厚みである。
図3は本実施例における定着装置8の各部の長手方向(転写材Pの搬送方向に対して垂直な方向)での位置関係を示した正面図である。本実施例において、定着ローラ9及び加圧ローラ10により形成される定着ニップ部Nの長手方向長さLN(定着ローラ9及び加圧ローラ10の有効長)は340mmであり、通紙可能な最大の転写材幅(最大通紙幅Lmax)は320mmである。なお、転写材Pの、搬送方向に垂直な方向の長さが転写材Pの幅である。
図4に本実施例の定着装置8にA4サイズ(縦送り)の転写材Pを、転写材Pの幅方向の中央と長手中心PCとが一致するように搬送する長手中央基準で、1分間あたり22枚のスループットでプリントしたときの、定着ローラ9の表面温度分布を示す。ここでは普通紙をプリントする場合、第1の定着部材である定着ローラ9の表面温度がTF=170℃に維持されるように定着ヒータであるハロゲンヒータ9cの点灯が制御される。
図5に本実施例の定着装置8にA4サイズ(縦送り)の転写材を長手片側基準で、1分間あたり22枚のスループットでプリントしたときの、定着ローラ9及び加圧ローラ10の表面温度分布を示す。ここで、長手片側基準とは、転写材Pの幅方向の端部と定着ローラ9(又は加圧ローラ10)の最大通紙幅Lmaxの端部(−160mm)とが一致するように搬送する場合である(図3、図5参照)。
以下に図5(長手片側基準で転写材Pを通紙した場合)を用いて、本実施例と従来例を比較しながら説明する。端部サーミスタの配置が異なる表1に示す構成を比較する(各端部サーミスタの符号は図3に示すもの(12a,12b,13a,13b)を使用する)。
従来例1では、表1に示すように、定着ローラ9には端部サーミスタ12a,12bが配設されるが、加圧ローラ10には端部サーミスタが配設されない。従って、表3に示すように、T(13a)及びT(13b)を検知することはできず(検知不可)、その関係を判断することもできない(判断不可)。
従来例2では、表1に示すように、定着ローラ9には端部サーミスタ12a,12bが配設され、加圧ローラ10には端部サーミスタ13aのみが配設される。従って、表3に示すように、T(13b)を検知することはできず(検知不可)、T(13a)との関係を判断することができない(判断不可)。
実施例1では、従来例1及び従来例2での制御と異なり、定着装置8の長手方向の温度分布に左右差が生じた場合、それが片寄せ通紙によるものか、端部サーミスタ異常等その他の原因によるものなのかを判断し、原因に応じた制御を実行する。
<条件2>:長手位置が等しい端部サーミスタ(12aと13a、12bと13b)の検知温度が、定着ローラ9側>加圧ローラ10側であること(T(12a)>T(13a)且つT(12b)>T(13b)であること)。なお、条件2の温度差を条件1の左右温度差に対して上下温度差と称することとする。
次に、図5の片寄せ通紙を500枚おこなった場合(端部サーミスタはすべて正常とする)を例に取り、従来例1と実施例1を比較する。表4は、通紙枚数100枚毎のスループット、定着ローラ9の端部サーミスタ12a,12b検知温度左右差(|T(12a)−T(12b)|)、非通紙部最高温度を示している。また、仮にその時点でA4サイズ縦送りよりも幅広の紙(例えばA4横送り)を通紙した場合の画像不良(ホットオフセット)と、警告又はエラーの発生状態を確認した結果を併せて示している。
上記では端部サーミスタがすべて正常な状態の場合について述べた。
図9は実施例2における定着装置8の横断面模型図である。高速化に対応するため、実施例2では、加圧ローラ10のアルミニウム芯金10aにも、第2の熱源として定着ローラ9側と同様のハロゲンヒータ10cが挿入配設されている。その他の構成については、実施例1の図2で説明したものと同様である。
図11は本実施例の定着装置8における温度制御説明図である。図11には、ローラ(定着ローラ9又は加圧ローラ10)温度(非接触の温度センサ12c又は13cによる検知温度)TRと、ヒータ(ハロゲンヒータ9c又は10c)への通電状態SH(on又はoff)が示されている。ローラ温度TR<TF(またはTF2)でハロゲンヒータ9c又は10cへの通電を開始(on)し、ローラ温度TR≧TF(またはTF2)で通電を停止(off)する。しかし、例えば時間ta及びtbでは温度条件(TR≧TF(またはTF2))は満たしているものの、表5の時間条件(t−on≧2.0sec.)を満たしていない。このため、taやtbですぐにはハロゲンヒータ9c又は10cへの通電は停止されず、通電開始から2秒(2.0sec.)経過後に通電が停止される。ハロゲンヒータ9c又は10cへの通電開始時にも、表5の温度条件及び時間条件を参照して、通電停止時と同様の制御をおこなう。
図12に、実施例2におけるエンジン制御部による非通紙部昇温検知及び自動スループットダウン制御の動作を説明するフローチャートを示す。各ステップの左肩にステップ番号(Step1〜Step12)と、サブルーチン番号(SR1、SR2)が記されている。
ここでサブルーチンSR1、SR2について説明する。図13は図12中の定着端部サーミスタ異常検知ルーチンSR1について示したフローチャートである。なお、図13のハロゲンヒータ9cをハロゲンヒータ10cに、T(12a)をT(13a)に、T(12b)をT(13b)に置き換えれば加圧端部サーミスタ異常検知ルーチンSR2を示したものとなる。
2a,2b,2c,2d 現像器
3a,3b,3c,3d 帯電ローラ
4a,4b,4c,4d クリーニング器
5a,5b,5c,5d レーザスキャナ
6 中間転写ベルト
7 2次転写ローラ
9 定着ローラ(第1の定着部材)
10 加圧ローラ(第2の定着部材)
12a 端部サーミスタ(第1の温度検知部材)
12b 端部サーミスタ(第2の温度検知部材)
13a 端部サーミスタ(第3の温度検知部材)
13b 端部サーミスタ(第4の温度検知部材)
S1,S2,S3,S4 1次転写バイアス電圧源
S5 2次転写バイアス電圧源
11 定着入口ガイド
Claims (3)
- 記録材に未定着トナー像を形成する画像形成部と、
前記未定着トナー像と接触する第1の定着部材と、前記第1の定着部材と共に記録材を搬送するためのニップ部を形成する第2の定着部材と、を有し、前記ニップ部で前記未定着トナー像を担持した記録材を搬送しながら加熱し、前記未定着トナー像を記録材に定着する定着部と、を備える画像形成装置において、
前記定着部は、前記第1の定着部材の一方の端部に設けられた第1の温度検知部材と、前記第1の定着部材の前記第1の温度検知部材とは反対側の端部に設けられた第2の温度検知部材と、前記第2の定着部材の前記第1の温度検知部材と同じ側の端部に設けられた第3の温度検知部材と、前記第2の定着部材の前記第3の温度検知部材とは反対側の端部に設けられた第4の温度検知部材と、を有し、
前記第1の温度検知部材により検知した検知温度T 1 から前記第2の温度検知部材により検知した検知温度T 2 を減じた差分値T 12 の正負の符号と、前記第3の温度検知部材により検知した検知温度T 3 から前記第4の温度検知部材により検知した検知温度T 4 を減じた差分値T 34 の正負の符号と、が異なる場合には、エラーを報知することを特徴とする画像形成装置。 - 前記エラーを報知する際に、前記差分値T 12 の絶対値が所定値より高い場合には、前記装置の動作を停止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第2の定着部材の温度は、前記第1の定着部材の温度に応じて上昇することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
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