JP2020054599A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】肛門部及び陰部といった排泄部やその周辺部へのスキンケア剤の移行性に優れる吸収性物品を提供すること。【解決手段】本発明の吸収性物品は、表面シート12が、その非肌対向面において、該非肌対向面に接する部材と接合されている。表面シート12の非肌対向面のうち接合されている領域は、該表面シート12の幅方向中央域に位置し且つ接合力が相対的に低い中央低接合領域21と、該表面シート12の幅方向側部域に位置するとともに該中央低接合領域21に隣接し且つ接合力が相対的に高い一対の側部高接合領域23とを有している。表面シート12には、スキンケア剤が施されている【選択図】図4

Description

本発明は、使い捨ておむつや生理用ナプキンなどの吸収性物品に関する。
皮膚のかぶれ等の肌トラブルの発生を抑制する観点から、使い捨ておむつ等の吸収性物品を構成する部材にスキンケア剤を含有させた吸収性物品が提案されている。例えば、本出願人は、先に、吸収性物品の所定部位に、スキンケア効果を有し且つ高吸収性ポリマーに対して実質的に分解作用を有さない植物エキスが施されており、前記所定部位から着用者の皮膚に移行して付着し得る状態で存在している吸収性物品を提案している(特許文献1)。この植物エキスは、防漏層と共に吸収層を挟持する表面層に施されている。
また、特許文献2には、基部と、当該基部から肌対向面側に向かって突出する凸部とを有する表面シートを備え、該凸部における頂部及び側壁部において、植物由来成分からなる弱酸性化剤を含み、該側壁部の繊維密度が該頂部の繊維密度よりも小さい、吸収性物品が記載されている。特許文献2によれば、表面シートの肌対向面側の表面に弱酸性剤を付着させる。
特開2002−045391号公報 特開2018−15520号公報
肌トラブルは、肛門部及び陰部といった排泄部やその周辺部で生じ易い。しかし、排泄部は、臀部の割れ目(臀裂)や臀溝のように凹んだ部位であり、表面シートと接触し難いので、該表面シートに施されたスキンケア剤は、該排泄部及びその周辺部に移行し難い。特許文献1及び2は、排泄部やその周辺部へのスキンケア剤の移行性を向上させる技術を開示するものではない。
したがって本発明の課題は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る吸収性物品を提供することにある。
本発明は、表面シートが、その非肌対向面において、該非肌対向面に接する部材と接合されており、
前記表面シートの非肌対向面のうち、該非肌対向面に接する部材と接合されている領域は、該表面シートの幅方向中央域に位置し且つ接合力が相対的に低い中央低接合領域と、該表面シートの幅方向側部域に位置するとともに該中央低接合領域に隣接し且つ接合力が相対的に高い一対の側部高接合領域とを有し、
前記表面シートにスキンケア剤が施されている、吸収性物品を提供するものである。
本発明の吸収性物品は、肛門部及び陰部といった排泄部やその周辺部へのスキンケア剤の移行性に優れたものである。
図1は、本発明の吸収性物品の一実施形態である使い捨ておむつを肌対向面側から視た平面図であり、各部の弾性部材を伸長させて平面状に拡げた展開状態における平面図である。 図2は、図1のII−II線断面図である。 図3は、図2に示す中央低接合領域及び側部高接合領域と、表面シートと、吸収体との配置関係を示す平面図である。 図4は、本発明の効果を説明するための図2相当図である。 図5は、本発明に係る吸収体の別の実施形態における要部を示す図であり、該吸収体が具備する吸収性コアと、表面シートとの配置関係を示す平面図である。 図6は、図5に示す吸収性コアを具備する使い捨ておむつの効果を説明するための図4相当図である。 図7は、本発明に係る吸収体のさらに別の実施形態における要部を示す図であり、該吸収体が具備する吸収性コアと、表面シートとの配置関係を示す平面図である。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1及び図2には、本発明の吸収性物品の一実施形態である使い捨ておむつ100の基本的な構造が示されている。おむつ100は、着用者の腹側から股間部を介して背側に延びる方向に相当する長手方向Xとこれに直交する幅方向Yとを有する縦長の形状をしている。おむつ100は、着用者の股間部に配される股下部C並びにその前後に延在する腹側部A及び背側部Bを有する。股下部Cは、おむつ100の着用時に着用者の排泄部に対向配置される排泄部対向部を有している。排泄部対向部は通常、おむつ100の長手方向Xの中央部又はその近傍に位置している。
おむつ100は、着用者の胴が通されるウエスト開口部、及び着用者の下肢が通される一対のレッグ開口部を有するパンツ型のものである。おむつ100においては、腹側部A及び背側部Bそれぞれにおける外装体5の長手方向Xに沿う両側縁部どうしが、接着剤、ヒートシール、超音波シール等の公知の接合手段によって互いに接合されている。これにより、前述のウエスト開口部、及び一対のレッグ開口部が形成されている。
図1には、展開且つ伸長状態のおむつ100が示されている。おむつ100の「展開且つ伸長状態」とは、腹側部A及び背側部Bそれぞれの外装体5の長手方向Xに沿う両側縁部を接合した状態から切り離して展開状態とし、その展開状態のおむつ100における各部の弾性部材を伸長させて設計寸法(弾性部材の影響を一切排除した状態で平面状に広げたときの寸法と同じ)となるまで拡げた状態をいう。
おむつ100は、外装体5と、該外装体5に固定されている吸収性本体10とを具備する。外装体5は、腹側部Aを形成する腹側シート部材5Aと、背側部Bを形成する背側シート部材5Bとを有しており、一対のサイドシール部4,4においては、腹側シート部材5Aと背側シート部材5Bとが接合されている。吸収性本体10は、図1に示すとおり、腹側シート部材5Aの幅方向Yの中央部と背側シート部材5Bの幅方向Yの中央部とに架け渡されて固定されている。吸収性本体10は、腹側シート部材5A及び背側シート部材5Bのそれぞれと重なる部分が、接着剤等の公知の接合手段により、全面的又は部分的に、両シート部材5A,2Bと接合されている。
図2に示すとおり、おむつ100は、吸収性本体10を構成する構成部材として、着用者の肌対向面側に位置する表面シート12と、非肌対向面側に位置する裏面シート13と、両シート12,13間に介在配置された吸収体14とを備えている。本明細書において、「肌対向面」は、吸収性物品又はその構成部材(例えば表面シート12)における、吸収性物品の着用時に着用者の肌側に向けられる面、即ち相対的に着用者の肌に近い側であり、「非肌対向面」は、吸収性物品又はその構成部材における、吸収性物品の着用時に肌側とは反対側(着衣側)に向けられる面、即ち相対的に着用者の肌から遠い側である。ここでいう「着用時」は、通常の適正な着用位置、即ち当該吸収性物品の正しい着用位置が維持された状態を意味し、吸収性物品が該着用位置からずれた状態にある場合は含まない。
表面シート12としては、液透過性を有するシート、例えば不織布や穿孔フィルムなどを用いることができる。一方、裏面シート13としては、例えば液難透過性のフィルムやスパンボンド・メルトブローン・スパンボンド積層不織布などを用いることができる。液難透過性のフィルムに、複数の微細孔を設け、該フィルムに水蒸気透過性を付与してもよい。本実施形態では、おむつの肌触り等を一層良好にする目的で、裏面シート13の外面に不織布等の風合いの良好な最外層シート13aを積層している。
吸収体14は、吸収性コア(不図示)を備えている。吸収性コアは例えば、パルプを始めとするセルロース等の親水性繊維の積繊体から構成されているか、該親水性繊維と吸収性ポリマーとの混合積繊体から構成されているか、吸収性ポリマーの堆積体から構成されているか、又は2枚の吸収性シート間に吸収性ポリマーが担持された積層構造体から構成されている。吸収体14は、吸収性コアを被覆するコアラップシートを備えていてもよく、該コアラップシートを備えていなくともよい。コアラップシートを備える場合、吸収性コアは、少なくともその肌対向面が液透過性のコアラップシートで覆われていればよく、肌対向面及び非肌対向面を含む表面の全域がコアラップシートで覆われていてもよい。コアラップシートとしては、例えば親水性繊維からなる薄葉紙や、液透過性を有する不織布などを用いることができる。
おむつ100は、表面シート12の肌対向面における長手方向Xに沿う両側に、長手方向Xに沿って延びる一対の防漏カフ15,15を備えている。防漏カフ15は、基端部と自由端とを備えている。防漏カフ15は、おむつ100の肌対向面側に基端部を有し、肌対向面側から起立している。防漏カフ15は、吸収体14の長手方向Xの全長に亘って連続するカフ形成用シート15aと、該防漏カフ15の自由端又はその近傍に伸長状態で配された糸ゴム等からなる弾性部材15bとを含んで構成されている。カフ形成用シート15aは、その幅方向の一側縁部が、防漏カフ15の基端部に位置しているとともに、他側縁部が裏面シート13と最外層シート13aとの間に位置している。おむつ100の着用状態においてこの弾性部材15bが収縮することによって、防漏カフ15が着用者の身体に向けて起立するようになり、表面シート12上に排泄された液が、表面シート12上を伝いおむつ100の幅方向外方へ漏れ出すことが効果的に阻止される。カフ形成用シート15aとしては、液抵抗性ないし撥水性で且つ通気性の素材を用いることができる。
おむつ100の股下部Cにおいて、カフ形成用シート15aは、防漏カフ15の起立部分よりも幅方向Yの外方側が、着用者の脚周りに配されるレッグ周縁部19を形成している。このレッグ周縁部19では、レッグ部弾性部材16が伸長状態で配されており、その収縮により、着用状態における股下部Cに着用者の脚周りへのフィット性を向上させるレッグギャザーが形成される。
外装体5を構成する腹側シート部材5A及び背側シート部材5Bは、それぞれ、おむつの外面をなす外層シートと、該外層シートの内面側に配された内層シートと、これら両シート間に伸張状態で配された複数本の糸状の弾性部材17とを備えている。この弾性部材17の収縮により、着用者の胴回り及びウエスト周りに配される部位へのフィット性が向上する。
表面シート12は、図2に示すとおり、その非肌対向面において、該非肌対向面に接する部材と接合されている。詳細には、表面シート12は吸収体14と接している。また表面シート12は、吸収体14よりも幅方向Yの外方側において、裏面シート13と接している。表面シート12と、該表面シート12の非肌対向面に接する部材とは、公知の接合手段によって互いに接合されている。公知の接合手段としては、ホットメルト接着剤等の各種接着剤、ヒートシール、超音波シール、高周波シール等の融着手段等が挙げられる。
表面シート12の非肌対向面のうち、他の部材と接合されている領域は、図2及び図3に示すとおり、中央低接合領域21と、該中央低接合領域21を挟む一対の側部高接合領域23とを有している。中央低接合領域21は、表面シート12の幅方向中央域に位置し且つ接合力が相対的に低い接合領域である。側部高接合領域23は、表面シート12の幅方向側部域に位置するとともに中央低接合領域21に隣接し且つ接合力が相対的に高い接合領域である。中央低接合領域21及び側部高接合領域23はいずれも、おむつ100の長手方向に沿って延びている。本実施形態においては図2に示すとおり、中央低接合領域21は、表面シート12の幅方向中央域と吸収体14の幅方向中央域とを接合している。一方、各側部高接合領域23は、表面シート12の幅方向側部域と、吸収体14の幅方向側部域、及び裏面シート13のうち、防漏カフ15の基端部近傍に位置する領域とを接合している。
表面シート12にはスキンケア剤が施されている。スキンケア剤は、着用者の肌に対して保護、治癒等の効能を有するものである。表面シート12にスキンケア剤が施されていることによって、おむつ100の装着状態においてスキンケア剤が表面シート12から着用者の肌に移行してスキンケア効果が発現する。本実施形態においては、後述するとおり、スキンケア剤の移行が円滑に行われるので、スキンケア効果が一層効果的に発現する。スキンケア剤としては、例えば各種植物エキス、コラーゲン、天然保湿成分(NMF)、1,3−ブチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、グリセリン等の保湿剤、アルギニン、グアニジン誘導体(例えば、2−(2−ヒドロキシエトキシ)エチルグアニジンの有機酸塩(例えばコハク酸塩、グリコール酸塩、乳酸塩、リンゴ酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩等))等の角質柔軟化剤、グアイアズレン、タンニン、没食子酸誘導体等の消炎剤、化粧品の分野においてエモリエント剤として用いられるもの等が挙げられる。
植物エキスの具体例としては、オーツ麦エキス、海藻(ヒバマタ)エキス、柚エキス、ハマメリス(アメリカマンサク)エキス、ワレモコウエキス、アスナロエキス、アロエエキス、オウバクエキス、スギナエキス、カミツレエキス、ユーカリエキス、モモ葉エキス等が挙げられる。高いスキンケア効果を得る観点から、柚エキス、ハマメリスエキス、アスナロエキス、アロエエキス、オウバクエキス、ユーカリエキス又はモモ葉エキスを用いることが好ましく、ハマメリスエキスを用いることがより好ましい。
植物エキスは、例えば、各種植物の全体又は葉、樹皮、根および枝のうちの一又は二以上の箇所を乾燥させ、又は乾燥させることなく粉砕した後、常温又は加温下に溶剤によって抽出するか、ソックスレー抽出器等の抽出器具を用いて抽出することができる。製造過程で加熱処理を行っても防爆対応を必要とせず、表面シート12に塗布しても吸収性能の低下が抑制される観点から、植物エキスとして1,3−ブチレングリコール抽出物を用いることが好ましい。
通常、植物エキスは、有効成分に加え、抽出に使用した溶剤成分および水分を含んだ状態となっている。この状態での植物エキスの有効成分量(揮発溶剤成分や水分を除いた量)は、概ね0.001〜5質量%であればよい。抽出用の溶剤成分として1,3−ブチレングリコールを用いた場合には、植物エキスの有効成分と1,3−ブチレングリコールとの総和が上記の範囲内にあればよい。植物エキスの有効成分の量は、溶剤成分の量に対して、概ね0.001〜10質量%であることが好ましい。
エモリエント剤として用いられるスキンケア剤の具体例としては、例えば、流動パラフィン、シリコーンオイル、動植物油(オリーブ油、ホオバ油、ベニバナ油、スクワラン及びスクワレン等)、モノグリセライド、ジグリセライド、トリグリセライド、脂肪族エーテル(ミリスチル−1,3−ジメチルブチルエーテル、パルミチル−1,3−ジメチルブチルエーテル、ステアリル−1,3−ジメチルブチルエーテル、パルミチル−1,3−メチルプロピルエーテル、ステアリル−1,3−メチルプロピルエーテル等)、イソステアリル−コレステロールエステル、パラフィンワックス、C12〜C22脂肪酸、C12〜C44脂肪酸エーテル、C12〜C22脂肪アルコール、ワセリン、脂肪酸ソルビタンエステル(モノエステル、ジエステル、及びトリエステルのいずれでもよい。)、ポリオキシエチレン脂肪酸ソルビタンエステル(モノエステル、ジエステル、及びトリエステルのいずれでもよい。)、金属石験(ステアリン酸マグネシウム等)、ショ糖脂肪酸エステル、シクロデキストリン脂肪酸エステル、シリコーン、シリコーン系レジン、特開2004−255164号公報又は特開2012−143543号公報に記載されている発明で使用されるエモリエント剤やエモリエント剤と固定化剤を含むローション組成物等が挙げられる。
上述の各種の疎水性スキンケア剤は、1種を単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
上述したとおり、表面シート12は、中央低接合領域21及び側部高接合領域23において他の部材と接合されている。このことに起因して、おむつ100の着用状態において表面シート12に擦過力が加わったり、表面シート12が体液で湿潤したりすると、表面シート12のうち、中央低接合領域21に対応する部位が、該表面シート12と接合している部材である吸収体14から剥離する。その一方、表面シート12のうち、側部高接合領域23に対応する部位では、表面シート12とその非肌対向面と接する部材との接合が維持される。その結果、表面シート12における幅方向中央域が吸収体14から離間して、着用者の肌へ十分に接するようになる。特に、図4に示すとおり、表面シート12における幅方向中央域が着用者の動作に伴って臀裂や臀溝のように凹んだ部位に入り込み、肛門部や陰部といった排泄部やその周辺部と十分に接触する。その結果、表面シート12に施されたスキンケア剤が、排泄部やその周辺部に効果的に移行するようになる。
臀部の凹んだ部位に表面シート12をより容易に入り込ませる観点から、中央低接合領域21は、一対の防漏カフ15,15間に位置していることが好ましい。この場合、中央低接合領域21は、一対の防漏カフ15,15間のみならず、防漏カフ15の自由端よりも幅方向Yの外方に延在していてもよい。
上記と同様の観点から、中央低接合領域21は、着用時に着用者の尿排泄部及び便排泄部の双方に対向する位置にあることが好ましい。この場合、中央低接合領域21は、股下部Cにおける排泄部対向部に位置している。
おむつ100においては、表面シート12の肌対向面にスキンケア剤が塗布されていることが有利である。スキンケア剤を肌に容易に移行させる観点から、表面シート12は、中央低接合領域21と重なる領域にスキンケア剤が施されていることが好ましい。この場合、スキンケア剤は、表面シート12における中央低接合領域21と部分的に重なる領域に施されていてもよく、表面シート12における中央低接合領域21の全域と重なる領域に施されていてもよい。スキンケア剤は、例えば表面シート12の構成繊維に施されている。具体的には、繊維の表面に塗布されているか、又は繊維を構成する樹脂に練り込まれている。
スキンケア剤の移行性を向上させる観点から、中央低接合領域21の面積をS1とし、表面シート12においてスキンケア剤が施され、且つ中央低接合領域21と重なる領域の面積をS2としたとき、S1に対するS2の比率であるS2/S1の値が好ましくは0.3以上、より好ましくは0.4以上であり、また好ましくは1.0以下、より好ましくは0.9以下であり、また好ましくは0.3以上1.0以下、より好ましくは0.4以上0.9以下である。以下、表面シート12においてスキンケア剤が施され、且つ中央低接合領域21と重なる領域を、「スキンケア剤領域」ともいう。
上記と同様の観点から、中央低接合領域21の面積S1は、好ましくは300cm以上、より好ましくは400cm以上であり、また好ましくは700cm以下、より好ましくは600cm以下であり、また好ましくは300cm以上700cm以下、より好ましくは400cm以上600cm以下である。
上記と同様の観点から、スキンケア剤領域の面積S2は、好ましくは200cm以上、より好ましくは250cm以上であり、また好ましくは700cm以下、より好ましくは600cm以下であり、また好ましくは200cm以上700cm以下、より好ましくは250cm以上600cm以下である。
表面シート12の幅方向中央域が剥離したときの、吸収性本体10の保形性をより確実に得る観点から、中央低接合領域21の面積をS1とし、側部高接合領域23の面積をS3としたとき、S1に対するS3の比率であるS3/S1の値が好ましくは0.07以上、より好ましくは0.09以上であり、また好ましくは0.7以下、より好ましくは0.6以下であり、また好ましくは0.07以上0.7以下、より好ましくは0.09以上0.6以下である。
上記と同様の観点から、側部高接合領域23の面積S3は、好ましくは50cm以上、より好ましくは60cm以上であり、また好ましくは200cm以下、より好ましくは180cm以下であり、また好ましくは50cm以上200cm以下、より好ましくは60cm以上180cm以下である。
中央低接合領域21及び側部高接合領域23は、後述する〔接合強度の測定方法〕によって測定される接合強度によって、その範囲を特定することができる。
中央低接合領域21におけるスキンケア剤領域は、表面シート12の水との接触角の変化を確認することによって特定することができる。水との接触角の測定は、例えば特開2015−142721号公報の記載の方法に従って行うことができる。例えば、水溶性及び水分散性を有するスキンケア剤が施されたスキンケア剤領域では、表面シートの構成繊維と水との接触角が90度未満となり、水溶性及び水分散性を有さないスキンケア剤が施されたスキンケア剤領域では、表面シートの構成繊維と水との接触角が90度以上となる。スキンケア剤が水溶性及び水分散性を有するか否かは以下の方法により判定される。スキンケア剤が塗布されているシートを、当該シートの質量の10倍量の水(液温25℃)に浸漬し、24時間放置した後、前記スキンケア剤が完全に溶解せず、且つ分散しない場合、前記スキンケア剤は水溶性及び水分散性を有すると判定する。一方、24時間放置した後、スキンケア剤が完全に溶解又は分散する場合、当該スキンケア剤は水溶性又は水分散性を有すると判定する。
排泄部と表面シート12との接触を容易にする観点から、中央低接合領域21及び側部高接合領域23の寸法は以下の範囲であることが好ましい。
中央低接合領域21は、幅方向二等分線CLを中心として、表面シート12の幅方向全長Wに対し、40〜85%の範囲であることが好ましく、45〜80%の範囲であることがより好ましく、50〜75%の範囲であることがさらに好ましい。幅方向二等分線CLは、表面シート12の幅方向Yの全長を二等分し、且つ長手方向Xに延びる線である(図3参照)。
中央低接合領域21の長手方向Xの長さL1(図3参照)は、表面シート12の長手方向Xの全長L(図3参照)に対して、好ましくは40%以上、より好ましくは50%以上であり、また好ましくは100%以下、より好ましくは80%以下であり、また好ましくは40%以上100%以下、より好ましくは50%以上80%以下である。
中央低接合領域21の幅方向Yの長さW1(図3参照)は、好ましくは64mm以上、より好ましくは72mm以上であり、また好ましくは136mm以下、より好ましくは128mm以下であり、また好ましくは64mm以上136mm以下、より好ましくは72mm以上128mm以下である。
中央低接合領域21の長手方向Xの長さL1(図3参照)は、好ましくは180mm以上、より好ましくは220mm以上であり、また好ましくは450mm以下、より好ましくは400mm以下であり、また好ましくは180mm以上450mm以下、より好ましくは220mm以上400mm以下である。
側部高接合領域23の幅方向Yの長さW3(図3参照)は、表面シート12の幅方向Yの全長W(図3参照)に対して、好ましくは15%以上、より好ましくは20%以上であり、また好ましくは60%以下、より好ましくは55%以下であり、また好ましくは15%以上60%以下、より好ましくは20%以上55%以下である。
側部高接合領域23の長手方向Xの長さは、中央低接合領域21の長手方向Xの長さL1の好ましい範囲内であることが好ましい。
表面シート12の幅方向中央域をより容易に剥離させる観点から、中央低接合領域21においては、後述する揉み試験評価によって、表面シート12と、該表面シート12に接する部材とが剥離可能になっているとともに、側部高接合領域23においては同条件の擦過によって表面シート12と、該表面シート12に接する部材とが剥離不能になっていることが好ましい。
前記揉み試験評価は、下記のようにして行われる。
おむつにおいて、表面シートの幅方向中央域に生理食塩水を250g注入した後、5分間静置する。次いで、花王株式会社製のメリーズ(登録商標)からファスニングテープを切り出し、該ファスニングテープの止着部を表面シートに貼り付け、その上に1kgの錘を載せて10秒静置する。次いで、ファスニングテープを表面シートから剥がし、表面シートと、該表面シートに接する部材との剥離を目視で確認する。以上の操作を5回繰り返し、前記剥離が4回以上確認された場合、表面シートと、該表面シートとは剥離可能になっていると判断する。
上記と同様の観点から、中央低接合領域21と側部高接合領域23との接合強度の差は、好ましくは0.5N/50mm以上、より好ましくは0.7N/50mm以上であり、また好ましくは2.3N/50mm以下、より好ましくは2.1N/50mm以下であり、また好ましくは0.5N/50mm以上2.3N/50mm以下、より好ましくは0.7N/50mm以上2.1N/50mm以下である。接合強度は、後述する方法により測定される。中央低接合領域21と側部高接合領域23の接合強度は、これら各領域21,23に接合強度が異なる接合手段を用いるか、または各領域21,23に同種の接着剤を用いて接着剤の坪量を異ならせる等の方法によって異ならせることができる。
〔接合強度の測定方法〕
22℃65%RH環境下にて、使い捨ておむつを各弾性部材の収縮によって形成されたギャザーが消失する程度まで伸長させ、平面視において表面シートと吸収体の全域とが厚み方向で重なった部分を切り出し、これを測定サンプルとする。次に、測定片におけるおむつの幅方向に沿って表面シートの剥離が進むように、引張試験機(例えば、オリエンテック社製テンシロン引張り試験機「RTA−100」)に測定サンプルを取り付ける。例えば、引張試験機の上部チャックに表面シートの幅方向の一方の端部を取り付け、下部チャックに吸収体を取り付ける。上部及び下部の両チャック間は10mmとする。次いで、下部チャックの位置を固定したまま、上部チャックを300mm/minの速度で上昇させ、おむつの幅方向に沿って表面シートを剥離させる。この際、上部チャックの上昇、即ち引張距離に伴って変化する引張荷重を測定する。この測定により得られる引張距離−引張荷重の曲線では、引張距離の増加に伴い、第一極大点以降、相対的に高い引張荷重が継続的に示され、次いで相対的に低い引張荷重が継続的に示された後、再び相対的に高い引張荷重が継続的に示される。即ち、引張荷重が3段階で変化する。この引張距離−引張荷重の曲線において、測定を開始して最初に現れる第一極大点を始点とし、第1極大点と同程度の引張荷重が観察される範囲を第1段階とする。第1段階の後に、該第1段階に比して相対的に小さな引張荷重が観察される範囲を第2段階とする。第2段階の後に、該第2段階に比して相対的に大きな引張荷重が観察される範囲を第3段階とする。第1段階において、第一極大点を示す地点から+10mmの範囲における引張荷重の積分平均値を、一方の側部高接合領域の接合強度とする。第2段階において、最初に現れる極大点を示す地点から+10mmの範囲における引張荷重の積分平均値を、中央低接合領域の接合強度とする。第3段階において、最初に現れる極大点を示す地点から+10mmの範囲における引張荷重の積分平均値を、他方の側部高接合領域の接合強度とする。接合強度は、特に断らない限り、乾燥状態の測定片を用いて測定する。後述する「乾燥時の接合強度」は、乾燥状態の測定片の接合強度であり、後述する「湿潤時の接合強度」は、湿潤状態の測定片の接合強度である。「湿潤状態」とは、水に測定サンプル全体を浸した状態のことである。
本実施形態においては、中央低接合領域21及び側部高接合領域23に、ホットメルト接着剤20a,20bを施すことで、中央低接合領域21及び側部高接合領域23の接合力を調整することができる(図2参照)。例えば、中央低接合領域21におけるホットメルト接着剤20aの坪量をB1とし、側部高接合領域23におけるホットメルト接着剤20bの坪量をB2としたとき、B1に対するB2の比率であるB2/B1の値が好ましくは1.2以上、より好ましくは1.3以上であり、また好ましくは2.5以下、より好ましくは2.4以下であり、また好ましくは1.2以上2.5以下、より好ましくは1.3以上2.4以下である。こうすることで、中央低接合領域21よりも側部高接合領域23の接合力を高めることができる。
中央低接合領域21及び側部高接合領域23に、ホットメルト接着剤を施すことに代えて、中央低接合領域21にホットメルト接着剤を施すとともに、側部高接合領域23をヒートシールによって形成してもよい。
排泄物による湿潤時に、排泄部に表面シート12をより接触させて、スキンケア効果をより向上させる観点から、中央低接合領域21は、乾燥時の接合強度よりも湿潤時の接合強度が低いことが好ましい。この場合、中央低接合領域21の乾燥時の接合強度は、好ましくは0.4N/50mm以上、より好ましくは0.5N/50mm以上であり、また好ましくは1.0N/50mm以下、より好ましくは0.9N/50mm以下であり、また好ましくは0.4N/50mm以上1.0N/50mm以下、より好ましくは0.5N/50mm以上0.9N/50mm以下である。また、中央低接合領域21の湿潤時の接合強度は、好ましくは0.1N/50mm以上、より好ましくは0.15N/50mm以上であり、また好ましくは0.5N/50mm以下、より好ましくは0.45N/50mm以下であり、また好ましくは0.1N/50mm以上0.5N/50mm以下、より好ましくは0.15N/50mm以上0.45N/50mm以下である。
中央低接合領域21の接合強度を乾燥時と湿潤時とで異ならせる場合、例えば、乾燥時と湿潤時とで接合強度が変化する種類の接着剤を用いることができる。このような接着剤としては、上述した範囲の接合強度となる接着剤を適宜用いることができる。
スキンケア剤を肌により容易に移行させる観点から、中央低接合領域21における単位面積当たりのスキンケア剤の質量は、好ましくは0.00001g/m以上、より好ましくは0.00005g/m以上、更に好ましくは0.0001g/m以上であり、また好ましくは0.05g/m以下、より好ましくは0.01g/m以下、更に好ましくは0.005g/m以下であり、また好ましくは0.00001g/m以上0.05g/m以下、より好ましくは0.00005g/m以上0.01g/m以下、更に好ましくは0.0001g/m以上0.005g/m以下である。単位面積当たりのスキンケア剤の質量は以下の方法により求めることができる。
〔単位面積当たりのスキンケア剤の質量の測定方法〕
表面シートにおける、前述した〔接合強度の測定方法〕を用いて特定された中央低接合領域と重なる部分から300mm以上の測定片を切り出す。一箇所の切り出し面積が300mmに満たない場合には、複数箇所から測定片を切り出し、その合計面積が300mm以上となるようにする。次いで、測定片に対し、非極性溶媒から極性溶媒までの多段階溶媒抽出法を行い、測定片に存在するスキンケア剤を分離し、単一の組成物を含んだ溶液を得る。得られた溶液を乾燥・固化させ、1H−NMR(核磁気共鳴法)、IR(赤外分光法)、LC(液体クロマトグラフィ)、GC(ガスクロマトグラフィ)、MS(質量分析法)、GPC(ゲルパーミエーションクロマトグラフィ)、蛍光X線などを複合して、スキンケア剤の化学構造を同定する。また、特定した化学構造を有する剤を標準物質として、GC、LCなどの周知の分析手段によって検量線を作成し、測定片中のスキンケア剤を定量する。この定量結果に基づいて、単位面積当たり(1mm)のスキンケア剤の質量を求める。測定片に、スキンケア剤が複数種類存在する場合、個々のスキンケア剤の質量の合計を求めた上で、単位面積当たり(1mm)のスキンケア剤の質量の合計を、単位面積当たりのスキンケア剤の質量とする。
表面シート12は、単層構造を有するものであってもよく、2層以上の繊維層が積層した積層構造を有するものであってもよい。表面シート12が積層構造を有する場合、該積層構造における各繊維層は、着用者の肌から最も近い位置に配される肌側繊維層と、該肌側繊維層に比して着用者の肌から遠い位置に配される非肌側繊維層とから構成される。表面シート12が3層以上の繊維層が積層した積層構造を有する場合、該表面シート12は、肌対向面を形成する1層の肌側繊維層と、2層以上の非肌側繊維層とを有する。
スキンケア剤の肌への移行性を向上させる観点から、スキンケア剤は表面シート12の肌対向面側に施されていることが好ましく、表面シート12が積層構造を有する場合、スキンケア剤は、肌側繊維層に施されていることが好ましい。
表面シート12が積層構造を有する場合、肌側繊維層は、非肌側繊維層よりも繊維密度が高く、且つスキンケア剤が施されていることが好ましい。斯かる構成により、毛管力によりスキンケア剤を肌側繊維層に留め易くして、スキンケア剤の肌への移行性を向上させることができる。このような効果をより確実に奏させる観点から、肌側及び非肌側繊維の繊維密度は、以下の範囲であることが好ましい。肌側繊維の繊維密度は、非肌側繊維の繊維密度に対して、好ましくは1.25倍以上、より好ましくは1.5倍以上であり、また好ましくは8.0倍以下、より好ましくは7.0倍以下であり、また好ましくは1.25倍以上8.0倍以下、より好ましくは1.5倍以上7.0倍以下である。肌側繊維の繊維密度は、好ましくは250本/mm2以上、より好ましくは270本/mm2以上であり、また好ましくは400本/mm2以下、より好ましくは380本/mm2以下であり、また好ましくは250本/mm2以上400本/mm2以下、より好ましくは270本/mm2以上380本/mm2以下である。非肌側繊維の繊維密度は、好ましくは50本/mm2以上、より好ましくは70本/mm2以上であり、また好ましくは200本/mm2以下、より好ましくは180本/mm2以下であり、また好ましくは50本/mm2以上200本/mm2以下、より好ましくは70本/mm2以上180本/mm2以下である。各繊維層の繊維密度は以下の方法により求めることができる。
〔繊維密度の測定方法〕
表面シート2の切断面を、走査電子顕微鏡を用いて拡大観察(繊維断面が30〜60本程度計測できる倍率(150〜500倍)に調整する。前記切断面の観察視野において、一定視野面積(0.02mm)当たりの繊維の占める面積を画像解析によって測定する。具体的には、得られた画像をImageJなどの画像処理ソフトウェアを用いて、繊維と繊維が存在しない部分との明度境界に閾値を設定し、明度を二値化する。一般的に、白色と黒色とで二値化した場合、繊維は白色となり、繊維が存在しない部分は黒色となるため、測定対象(表面シート)の厚み方向において、白色部分が最も多い領域を肌側繊維層と識別することができ、該肌側繊維層よりも黒色部分が多い領域を非肌側繊維層と識別することができる。次に、一定面積当たり(0.02mm2程度)の切断されている繊維の断面数を数え、これを1mm2当たりの繊維の断面数(本/mm2)に換算する。この測定を表面シートにおける任意の3箇所で行い、これらの平均値を繊維密度とする。走査電子顕微鏡としては、例えば日本電子(株)社製のJCM−5100(商品名)を用いることができる。
表面シート12が積層構造を有する場合、肌側繊維層は、非肌側繊維層よりも構成繊維の繊度が小さいことが好ましい。斯かる構成では、非肌側繊維層の構成繊維の繊度が相対的に大きいので、表面シート12の非肌対向面と該表面シート12と接合する部材との接合面積が小さくなり、中央低接合領域21において表面シート12をより剥離し易い。また、肌側繊維層の構成繊維の繊度が相対的に小さいので、剥離した表面シート12が着用者の排泄部に入り込んだ際に肌を痛め難い。このような効果をより確実に奏させる観点から、肌側及び非肌側繊維における構成繊維の繊度は、以下の範囲であることが好ましい。肌側繊維層の構成繊維の繊度は、好ましくは1.0dtex以上、より好ましくは1.3dtex以上であり、また好ましくは3.0dtex以下、より好ましくは2.5dtex以下であり、また好ましくは1.0dtex以上3.0dtex以下、より好ましくは1.3dtex以上2.5dtex以下である。非肌側繊維層の構成繊維の繊度は、好ましくは3.3dtex以上、より好ましくは4.0dtex以上であり、また好ましくは10.0dtex以下、より好ましくは7.0dtex以下であり、また好ましくは3.3dtex以上10.0dtex以下、より好ましくは4.0dtex以上7.0dtex以下である。表面シート12が非肌側繊維層を複数有する場合、各非肌側繊維層の構成繊維の繊度が前記の範囲であることが好ましい。繊維の繊度は以下のようにして測定する。
〔繊維の繊度の測定方法〕
表面シートを50mm×100mm(面積5000mm)の長方形状に切り出して測定用サンプルを作製する。次いで、測定用サンプルを断面視して、測定用サンプルの肌対向面から厚さ方向に0.2mm間隔を空けた位置での標準的な繊維10本を対象として繊維太さを、電子顕微鏡を用いて実測し、繊維太さ平均値Dn(μm)を算出する。次いで、肌対向面から厚さ方向に0.2mm間隔を空けた位置での標準的な繊維の構成樹脂を特定し、示差走査熱量測定器(DSC)を用いて、理論繊維存在密度Pn(g/cm)を求める。得られた繊維太さ平均値Dn(μm)及び理論繊維存在密度Pn(g/cm)から、繊維長さ10,000m当たりの重さ(g)を算出して、この算出された値を肌側繊維層の構成繊維の繊度(dtex)とする。非肌側繊維層の構成繊維の繊度に関しては、測定用サンプルを断面視して、測定用サンプルの非肌対向面から厚さ方向に0.2mm間隔を空けた位置での標準的な繊維10本を対象として、肌側繊維層の構成繊維の繊度と同様にして測定する。
肌側及び非肌側繊維層の繊維密度や、構成繊維の繊度が相異なる表面シート12は、各繊維層の構成繊維の太さや繊維樹脂材料等を適宜選択することにより製造することができる。また、各繊維層を形成する工程において、肌側繊維層となるウエブを加熱圧縮することにより、繊維密度が相対的に高い肌側繊維を有する表面シートを製造することができる。
表面シート12の表面形状としては、当該技術分野において知られている種々のものを特に制限無く採用することができる。例えば、表面シート12は、肌対向面及び非肌対向面の両面が平坦であってもよいが、肌対向面及び非肌対向面の何れか一方又は双方が凹凸形状を有することが好ましい。表面シートの非肌対向面側に凹凸形状を有する場合、中央低接合領域21における表面シート12と該表面シート12と接合する部材との接合面積が小さくなるので、表面シート12をより容易に剥離することができる。また、表面シートの肌対向面側に凹凸形状を有する場合、剥離した表面シート12と排泄部との接触面積が小さくなるので、該表面シート12が着用者の排泄部に入り込んだ際に肌を痛め難い。前記凹凸形状を有する表面シートとしては、表面シートの肌対向面側及び非肌対向面側の何れか一方又は双方において、散点状に複数の凸部が形成されたものや、一方向に延びる凸条部と溝部とが交互に形成されたものが含まれる。前記凸部及び前記凸条部は、内部が中空であってもよく、内部が中実であってもよい。前記凹凸形状を有する表面シートは、例えば特開2015−112343号公報や特開2016−117977号公報に記載の製造方法により製造することができる。
吸収体14から剥離した表面シート12が着用者の排泄部に入り込んだ際に違和感を生じさせないようにする観点から、表面シート12のMDバルクソフトネスは、好ましくは7.0cN以下、より好ましくは6.5cN以下、さらに好ましくは6.0cN以下である。前記MDバルクソフトネスの下限値としては、0に近ければ近いほど好ましいが、おむつ製造時に安定に生産できる観点から、好ましくは0.5cN以上である。MDバルクソフトネスは、以下の測定法により測定する。
〔MDバルクソフトネスの測定方法〕
MDバルクソフトネスは、22℃65%RH環境下にて、表面シートから、その構成繊維の配向方向に沿うCD方向に150mm、CD方向に直交するMD方向に30mm切り出し、これを測定片とする。この測定片を、直径45mmのリング状になるように、ホッチキスを用いて端部を上下2箇所で止める。このときステープラーの芯はCD方向に長くなるようにする。次いで、引張試験機(例えば、オリエンテック社製テンシロン引張り試験機「RTA−100」)を用いて、試料台の上に前記リング状の測定片を筒状に立て、上方から台とほぼ平行な平板にて圧縮速度10mm/分の速度で圧縮していった際の最大荷重を測定する。この測定を、表面シートから切り出した任意の3箇所について行い、これらの平均値をMDバルクソフトネスとする。
次に、本発明の吸収性物品の他の実施形態について図面を参照しながら説明する。他の実施形態については、矛盾しない限り、上述した実施形態の説明が適宜適用される。図5〜7中には、上述した実施形態と同様の構成について、当該実施形態と同一の符号を付してある。また、図6に示すおむつ100aでは、説明容易の観点から、吸収性コア14aを被覆するコアラップシートの図示を省略している。
図5及び図6に示す実施形態では、吸収体14における吸収性コア14aが、その長手方向に延びる折曲誘導部30を有しており、該折曲誘導部30は、平面視において中央低接合領域21と重なる位置にある(図5参照)。折曲誘導部30は、吸収性コア14aの幅方向Yに沿う断面視において、該吸収性コア14aを肌対向面側又は非肌対向面側に屈曲させ得る屈曲点となる部分である。本実施形態において吸収性コア14aは、折曲誘導部30として、吸収性コア14aの幅方向中央域に位置する中央折曲誘導部31と、該中央折曲誘導部31の幅方向Yの両側に位置する一対の側部折曲誘導部33とを有している。前記中央折曲誘導部31は、中央低接合領域21と重なる位置にある。本実施形態のように、吸収性コアが折曲誘導部30を複数有する場合、複数あるうちの少なくとも1つの折曲誘導部30が中央低接合領域21と重なる位置にあればよく、中央折曲誘導部31が中央低接合領域21と重なる位置にあることが好ましい。
本実施形態の吸収性コア14aは、前記の折曲誘導部31,33を有することにより、前記断面視において、中央折曲誘導部31が山部、一対の側部折曲誘導部33,33が谷部となるように、W字状に屈曲する(図6参照)。これにより、表面シート12は、山部となった中央折曲誘導部31と重なる部分が容易に剥離する上、該中央折曲誘導部31と重なる部分が、臀裂や臀溝のように凹んだ部位に密着し易くなるので、表面シート12と、排泄部及びその周辺部とのフィット性が向上する。特に、山部となる中央折曲誘導部31と中央低接合領域21とが重なっていることで、前記の密着性及びフィット性を高めることができる。また、吸収性コア14aが中央折曲誘導部31のみを有する場合でも、中央折曲誘導部31が山部となるように該吸収性コアが屈曲するので、前記のフィット性が向上する。
前記の効果をより確実に奏させる観点から、各折曲誘導部31,33の配置及び寸法は以下の範囲内であることが好ましい。
吸収性コア14aが側部折曲誘導部33を有する場合、各側部折曲誘導部33と中央折曲誘導部31との離間距離W12(図5参照)は、それぞれ同じであることが好ましい。即ち、各側部折曲誘導部33は、吸収性コア14aの幅方向二等分線CL1に対して対称の位置に形成されていることが好ましい。
各折曲誘導部31,33の長手方向Xの長さL11,13(図5参照)は、好ましくは50mm以上、より好ましくは100mm以上であり、また好ましくは350mm以下、より好ましくは300mm以下であり、また好ましくは50mm以上350mm以下、より好ましくは100mm以上300mm以下である。
各折曲誘導部31,33の幅、即ち幅方向Yの長さは、好ましくは20mm以下、より好ましくは15mm以下である。下限値としては、0に近ければ近いほど好ましいが、吸収性コアを屈曲させる観点から、好ましくは1mm以上、より好ましくは3mm以上である。各折曲誘導部31,33の幅は、同じであってもよく、それぞれ異なっていてもよい。
折曲誘導部30は、吸収性コア14aの形成材料が欠落して、その部分が空間になっている非積繊部、該形成材料の坪量が周囲に比して低い低積繊部、または該形成材料が圧密化されている圧密化部であることができる。非積繊部は、吸収性コア14aを貫通する貫通孔であってもよく、スリットであってもよい。スリットとは、比較的に幅が狭い形状の貫通孔である。圧密化部は、通常、周囲に比して厚みが小さい凹部となっている。低積繊部は、前記形成材料の坪量が50g/m2以下である部分を意味するが、該低積繊部は凹部となっていてもよく、凹部となっていなくともよい。
図7に示す実施形態では、吸収体14における吸収性コア14bが、高坪量領域41と該高坪量領域41よりも相対的に坪量が低い低坪量領域43とを有している。低坪量領域43は、背側部Bに形成されており(不図示)、且つ平面視において中央低接合領域21と重なる位置にある。斯かる構成により、吸収性コア14bの低坪量領域43における部分が、臀部の形状に沿って容易に変形するので、剥離した表面シート12と該臀部とのフィット性が向上し、排泄部及びその周辺部にスキンケア剤をより移行させることができる。
前記の効果をより確実に奏させる観点から、高坪量領域41及び低坪量領域43の寸法や坪量は以下の範囲内であることが好ましい。
高坪量領域41の長手方向Xの長さL15(図7参照)は、吸収性コア14bの長手方向Xの全長L4に対して、好ましくは50%以上、より好ましくは60%以上、さらに好ましくは70%以上であり、また好ましくは90%以下、より好ましくは85%以下、さらに好ましくは80%以下であり、また好ましくは50%以上90%以下、より好ましくは60%以上85%以下、さらに好ましくは70%以上80%以下である。
低坪量領域43の長手方向Xの長さL16は、吸収性コア14bの長手方向Xの全長L4に対して、好ましくは10%以上50%以下、より好ましくは15%以上40%以下、さらに好ましくは20%以上30%以下である。
高坪量領域41の坪量は、低坪量領域43の坪量に対して好ましくは120%以上、より好ましくは140%以上であり、また好ましくは250%以下、より好ましくは230%以下であり、また好ましくは120%以上250%以下、より好ましくは140%以上230%以下である。
低坪量領域43の坪量は、好ましくは100g/m以上、より好ましくは150g/m以上、さらに好ましくは200g/m以上であり、また好ましくは600g/m以下、より好ましくは550g/m以下、さらに好ましくは500g/m以下であり、また好ましくは100g/m以上600g/m以下、より好ましくは150g/m以上550g/m以下、さらに好ましくは200g/m以上500g/m以下である。一方、高坪量領域41の坪量は、低坪量領域43の坪量より高いことを条件として、好ましくは150g/m以上900g/m以下、より好ましくは200g/m以上850g/m以下、さらに好ましくは250g/m以上800g/m以下である。
次に、本発明の吸収性物品の好適な製造方法を説明する。前述したように表面シート12にはスキンケア剤が施されているところ、表面シート12にスキンケア剤を施す方法として、例えば、スキンケア剤を塗工装置(アプリケーター)のタンク内に投入し、必要に応じて加熱してその流動性を高めてから、該表面シートに塗工する方法が挙げられる。この際、表面シート12の肌対向面、あるいは表面シート12が積層構造を有する場合は肌側繊維層の肌対向面にスキンケア剤を塗工する。スキンケア剤の塗工方法としては、例えば、ダイコーター、ブレードコーター、エアーナイフコーター、ロールコーター、バーコーター、グラビアコーター、ロッドブレードコーター、リップコーター、カーテンコーター、スライドビード等を用いることができる。
スキンケア剤を容易に付与する観点から、スキンケア剤の粘度は、下記方法により測定される粘度が1mPa・s以上5000mPa・s以下であることが好ましい。
<粘度の測定>
音叉型振動式粘度計(本実施形態では代表的にVIBRO NISCOMETERCJV5000(株式会社エー・アンド・デイ社製)を使用)を用いて、表面シートに塗工する際のスキンケア剤の状態で粘度を測定する。具体的には、温度36℃下で、スキンケア剤の粘度の測定を行う。スキンケア剤を所定温度に加熱して塗工する場合、該所定温度のまま測定を実施する。測定は3回繰り返し、その平均値を粘度として採用する。
前述したように、表面シート12と、該表面シート12と接する部材との接合には、公知の接合手段を用いることができる。この接合に接着剤を用いる場合、接着剤は、表面シート12の非肌対向面に塗工される。接着剤は、非塗工部分が存在しないように塗工する、いわゆるベタ塗りで塗工されていてもよく、非塗工部分が存在するように塗工された塗工パターンで塗工されていてもよい。前記塗工パターンとして、スパイラル状、サミット状、オメガ状、カーテン状、ストライプ状等が挙げられる。接着剤の塗工方法としては、前述したスキンケア剤の塗工方法と同様の方法を採用することができる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は上述した実施形態を組み合わせてもよい。例えば、おむつ100が、図5及び図6に示す実施形態における折曲誘導部30と、図7に示す実施形態における高坪量領域41及び低坪量領域43とを有する吸収性コアを備えていてもよい。
また、本発明は上述した実施形態に制限されず適宜変更可能である。例えば、図1ないし図4に示す実施形態では、中央低接合領域21及び側部高接合領域23において、表面シート12と該表面シート12の非肌対向面と接する吸収体14とが接合されていたが、表面シート12は吸収体14以外の部材と接合されていてもよい。例えば、表面シート12と吸収体14との間に不織布等によって構成されたサブレイヤーシートを配置した場合には、表面シート12とサブレイヤーシートとが接合されていてもよい。
また、上述の各実施形態は、本発明の吸収性物品をパンツ型使い捨ておむつに適用した例であったが、本発明はこれに制限されず、展開型の使い捨ておむつに本発明を適用してもよい。また、本発明を使い捨ておむつ以外の吸収性物品、例えば生理用ナプキンや失禁パッド等に適用してもよい。
上述した実施形態に関し、本発明は更に以下の吸収性物品を開示する。
<1>
表面シートが、その非肌対向面において、該非肌対向面に接する部材と接合されており、
前記表面シートの非肌対向面のうち、該非肌対向面に接する部材と接合されている領域は、該表面シートの幅方向中央域に位置し且つ接合力が相対的に低い中央低接合領域と、該表面シートの幅方向側部域に位置するとともに該中央低接合領域に隣接し且つ接合力が相対的に高い一対の側部高接合領域とを有し、
前記表面シートにスキンケア剤が施されている、吸収性物品。
<2>
前記スキンケア剤が、植物エキスである、前記<1>に記載の吸収性物品。
<3>
前記スキンケア剤が、ハマメリスエキスである、前記<2>に記載の吸収性物品。
<4>
前記スキンケア剤は、前記表面シートの構成繊維に施されている、前記<1>〜<3>の何れか1に記載の吸収性物品。
<5>
前記表面シートの肌対向面における長手方向に沿う両側に一対の防漏カフを有し、該一対の防漏カフ間に前記中央低接合領域が位置している、前記<1>〜<4>の何れか1に記載の吸収性物品。
<6>
前記中央低接合領域は、着用時に着用者の尿排泄部及び便排泄部の双方に対向する位置にある、前記<1>〜<5>の何れか1に記載の吸収性物品。
<7>
前記表面シートは、前記中央低接合領域と重なる領域に前記スキンケア剤が施されている、前記<1>〜<6>の何れか1に記載の吸収性物品。
<8>
前記スキンケア剤は、前記表面シートにおける前記中央低接合領域と部分的に重なる領域に施されている、前記<1>〜<7>の何れか1に記載の吸収性物品。
<9>
前記中央低接合領域の面積をS1とし、前記表面シートにおいて前記スキンケア剤が施され、且つ前記中央低接合領域と重なる領域の面積をS2としたとき、S1に対するS2の比率であるS2/S1の値が0.3以上、好ましくは0.4以上であり、また1.0以下、好ましくは0.9以下である、前記<1>〜<8>の何れか1に記載の吸収性物品。
<10>
前記中央低接合領域の面積S1は、300cm以上、好ましくは400cm以上であり、また700cm以下、好ましくは600cm以下である、前記<9>に記載の吸収性物品。
<11>
前記表面シートにおいて前記スキンケア剤が施され、且つ前記中央低接合領域と重なる領域の面積S2は、200cm以上、好ましくは250cm以上であり、また700cm以下、好ましくは600cm以下である、前記<9>又は<10>に記載の吸収性物品。
<12>
前記中央低接合領域の面積をS1とし、前記側部高接合領域の面積をS3としたとき、S1に対するS3の比率であるS3/S1の値が0.07以上、好ましくは0.09以上であり、また0.7以下、好ましくは0.6以下である、前記<1>〜<11>の何れか1に記載の吸収性物品。
<13>
前記側部高接合領域の面積S3は、好ましくは50cm以上、より好ましくは60cm以上であり、また好ましくは200cm以下、より好ましくは180cm以下である、前記<12>に記載の吸収性物品。
<14>
前記中央低接合領域は、前記表面シートの幅方向の全長を二等分し、且つ長手方向に延びる幅方向二等分線を中心として、前記表面シートの幅方向全長Wに対し、40〜85%の範囲、好ましくは45〜80%の範囲、より好ましくは50〜75%の範囲である、前記<1>〜<13>の何れか1に記載の吸収性物品。
<15>
前記中央低接合領域の長手方向の長さL1は、前記表面シートの長手方向の全長Lに対して、40%以上、好ましくは50%以上であり、また100%以下、好ましくは80%以下である、前記<1>〜<14>の何れか1に記載の吸収性物品。
<16>
前記中央低接合領域の長手方向の長さL1は、180mm以上、好ましくは220mm以上であり、また450mm以下、好ましくは400mm以下である、前記<15>に記載の吸収性物品。
<17>
前記中央低接合領域の幅方向の長さW1は、64mm以上、好ましくは72mm以上であり、また136mm以下、好ましくは128mm以下である、前記<1>〜<16>の何れか1に記載の吸収性物品。
<18>
前記側部高接合領域の幅方向の長さW3は、前記表面シートの幅方向の全長Wに対して15%以上、好ましくは20%以上であり、また60%以下、好ましくは55%以下である、前記<1>〜<17>の何れか1に記載の吸収性物品。
<19>
前記中央低接合領域においては、揉み試験評価によって、前記表面シートと、該表面シートに接する部材とが剥離可能になっているとともに、前記側部高接合領域においては同条件の擦過によって前記表面シートと、該表面シートに接する部材とが剥離不能になっている、前記<1>〜<18>の何れか1に記載の吸収性物品。
<20>
前記中央低接合領域と前記側部高接合領域との乾燥時の接合強度の差が0.5N/50mm以上である、前記<1>〜<19>の何れか1に記載の吸収性物品。
<21>
前記中央低接合領域と前記側部高接合領域との乾燥時の接合強度の差は、0.5N/50mm以上、好ましくは0.7N/50mm以上であり、また2.3N/50mm以下、好ましくは2.1N/50mm以下である、前記<20>に記載の吸収性物品。
<22>
前記中央低接合領域及び前記側部高接合領域には、ホットメルト接着剤が施されており、
前記中央低接合領域におけるホットメルト接着剤の坪量をB1とし、前記側部高接合領域におけるホットメルト接着剤の坪量をB2としたとき、B1に対するB2の比率であるB2/B1の値が1.2以上である、前記<1>〜<21>の何れか1に記載の吸収性物品。
<23>
前記中央低接合領域におけるホットメルト接着剤の坪量をB1とし、前記側部高接合領域におけるホットメルト接着剤の坪量をB2としたとき、B1に対するB2の比率であるB2/B1の値が好ましくは1.2以上、より好ましくは1.3以上であり、また好ましくは2.5以下、より好ましくは2.4以下である、前記<22>に記載の吸収性物品。
<24>
前記中央低接合領域にはホットメルト接着剤が施され、前記側部高接合領域にはヒートシールが施されている、前記<1>〜<23>の何れか1に記載の吸収性物品。
<25>
前記中央低接合領域の乾燥時の接合強度が、1.0N/50mm以下である、前記<1>〜<24>の何れか1に記載の吸収性物品。
<26>
前記中央低接合領域の乾燥時の接合強度は、好ましくは0.4N/50mm以上、より好ましくは0.5N/50mm以上であり、また好ましくは1.0N/50mm以下、より好ましくは0.9N/50mm以下である、前記<25>に記載の吸収性物品。
<27>
前記中央低接合領域の湿潤時の接合強度が、0.5N/50mm以下である、前記<1>〜<26>の何れか1に記載の吸収性物品。
<28>
前記中央低接合領域の湿潤時の接合強度は、好ましくは0.1N/50mm以上、より好ましくは0.15N/50mm以上であり、また好ましくは0.5N/50mm以下、より好ましくは0.45N/50mm以下である、前記<27>に記載の吸収性物品。
<29>
前記中央低接合領域における単位面積当たりの前記スキンケア剤の質量は、0.00001g/m以上、好ましくは0.00005g/m以上、より好ましくは0.0001g/m以上であり、また0.05g/m以下、好ましくは0.01g/m以下、より好ましくは0.005g/m以下である、前記<1>〜<28>の何れか1に記載の吸収性物品。
<30>
前記表面シートが2層以上の繊維層からなり、着用者の肌から最も近い位置に配される肌側繊維層と、該肌側繊維層に比して着用者の肌から遠い位置に配される非肌側繊維層とを有し、
前記スキンケア剤が、肌側繊維層に施されている、前記<1>〜<29>の何れか1に記載の吸収性物品。
<31>
前記肌側繊維層は、前記非肌側繊維層よりも繊維密度が高く、且つ前記スキンケア剤が施されている、前記<30>に記載の吸収性物品。
<32>
前記肌側繊維の繊維密度は、前記非肌側繊維の繊維密度に対して1.25倍以上、好ましくは1.5倍以上であり、また8.0倍以下、好ましくは7.0倍以下である、前記<30>又は<31>に記載の吸収性物品。
<33>
前記肌側繊維の繊維密度は、250本/mm以上、好ましくは270本/mm以上であり、また400本/mm以下、好ましくは380本/mm以下である、前記<30>〜、前記<32>の何れか1に記載の吸収性物品。
<34>
前記肌側繊維層は、前記非肌側繊維層よりも構成繊維の繊度が小さい、前記<30>〜、前記<33>の何れか1に記載の吸収性物品。
<35>
前記肌側繊維層の構成繊維の繊度は、1.0dtex以上、好ましくは1.3dtex以上であり、また3.0dtex以下、好ましくは2.5dtex以下である、前記<30>〜、前記<34>の何れか1に記載の吸収性物品。
<36>
前記表面シートのMDバルクソフトネスは、7.0cN以下、好ましくは6.5cN以下、より好ましくは6.0cN以下であり、0.5cN以上である、前記<1>〜<35>の何れか1に記載の吸収性物品。
<37>
吸収性コアを更に含み、該吸収性コアは、その長手方向に延びる折曲誘導部を有しており、
前記折曲誘導部は、平面視において前記中央低接合領域と重なる位置にある、前記<1>〜<36>の何れか1に記載の吸収性物品。
<38>
前記吸収性コアは、前記折曲誘導部として、幅方向中央域に位置する中央折曲誘導部と、該中央折曲誘導部の幅方向両側に位置する一対の側部折曲誘導部とを有しており、
前記中央折曲誘導部と前記中央低接合領域とが重なっており、
前記吸収性コアの幅方向に沿う断面視において、該吸収性コアが、前記中央折曲誘導部が山部、一対の前記側部折曲誘導部が谷部となるように、W字状に屈曲する、前記<37>に記載の吸収性物品。
<39>
一方の前記側部折曲誘導部と前記中央折曲誘導部との離間距離、及び他方の前記側部折曲誘導部と前記中央折曲誘導部との離間距離が同じである、前記<37>又は<38>に記載の吸収性物品。
<40>
前記側部折曲誘導部は、前記吸収性コアの幅方向の全長を二等分する幅方向二等分線に対して対称の位置に形成されている、前記<37>又は<38>に記載の吸収性物品。
<41>
前記折曲誘導部の長手方向の長さが、50mm以上、好ましくは100mm以上であり、また350mm以下、好ましくは300mm以下であり、また50mm以上350mm以下、好ましくは100mm以上300mm以下である、前記<37>〜<40>の何れか1に記載の吸収性物品。
<42>
前記折曲誘導部の幅が、20mm以下、好ましくは15mm以下であり、また1mm以上、好ましくは3mm以上である、前記<37>〜<41>の何れか1に記載の吸収性物品。
<43>
吸収性コアを更に含み、着用者の排泄部及び着用者の腹側に配される腹側部、股間部に配される股下部及び背側に配される背側部を有しており、
前記吸収性コアは、高坪量領域と、該高坪量領域よりも相対的に坪量が低い低坪量領域とを有しており、
前記低坪量領域は、前記背側部に形成されており、且つ平面視において前記中央低接合領域と重なる位置にある、前記<1>〜<42>の何れか1に記載の吸収性物品。
<44>
前記高坪量領域の長手方向の長さは、吸収性コアの長手方向の全長L4に対して、50%以上、好ましくは60%以上、より好ましくは70%以上であり、また90%以下、好ましくは85%以下、より好ましくは80%以下であり、また50%以上90%以下、好ましくは60%以上85%以下、より好ましくは70%以上80%以下である、前記<43>に記載の吸収性物品。
<45>
前記低坪量領域の長手方向の長さL16は、前記吸収性コアの長手方向の全長L4に対して、10%以上50%以下、好ましくは15%以上40%以下、より好ましくは20%以上30%以下である、前記<43>又は<44>に記載の吸収性物品。
<46>
前記高坪量領域の坪量は、前記低坪量領域の坪量に対して120%以上、好ましくは140%以上であり、また250%以下、好ましくは230%以下であり、また120%以上250%以下、好ましくは140%以上230%以下である、前記<43>〜<45>の何れか1に記載の吸収性物品。
<47>
前記低坪量領域の坪量は、100g/m以上、好ましくは150g/m以上、より好ましくは200g/m以上であり、また600g/m以下、好ましくは550g/m以下、より好ましくは500g/m以下であり、また100g/m以上600g/m以下、好ましくは150g/m以上550g/m以下、より好ましくは200g/m以上500g/m以下である、前記<43>〜<46>の何れか1に記載の吸収性物品。
<48>
前記高坪量領域の坪量は、前記低坪量領域の坪量より高いことを条件として、150g/m以上900g/m以下、好ましくは200g/m以上850g/m以下、より好ましくは250g/m以上800g/m以下である、前記<43>〜<47>の何れか1に記載の吸収性物品。
<49>
前記表面シートの肌対向面における長手方向に沿う両側に一対の防漏カフを備え、且つ前記表面シートの非肌対向面に接する部材として、吸収体と裏面シートとを備えており、
前記中央低接合領域は、前記表面シートの幅方向中央域と前記吸収体の幅方向中央域とを接合しており、
前記側部高接合領域は、前記吸収体及び前記裏面シートにおける前記防漏カフの基端部近傍に位置する領域と、前記表面シートとを接合している、前記<1>〜<48>の何れか1に記載の吸収性物品。
<50>
前記表面シートと前記吸収体との間に不織布等によって構成されたサブレイヤーシートが配置されており、前記表面シートと該サブレイヤーシートとが接合されている、前記<1>〜<48>の何れか1に記載の吸収性物品。
100、100a 使い捨ておむつ(吸収性物品)
12 表面シート
13 裏面シート
14 吸収体
14a,14b 吸収性コア
15 防漏カフ
15a カフ形成用シート
15b 弾性部材
21 中央低接合領域
23 側部高接合領域
30 折曲誘導部
31 中央折曲誘導部
33 側部折曲誘導部
41 高坪量領域
43 低坪量領域

Claims (9)

  1. 表面シートが、その非肌対向面において、該非肌対向面に接する部材と接合されており、
    前記表面シートの非肌対向面のうち、該非肌対向面に接する部材と接合されている領域は、該表面シートの幅方向中央域に位置し且つ接合力が相対的に低い中央低接合領域と、該表面シートの幅方向側部域に位置するとともに該中央低接合領域に隣接し且つ接合力が相対的に高い一対の側部高接合領域とを有し、
    前記表面シートにスキンケア剤が施されている、吸収性物品。
  2. 前記表面シートは、前記中央低接合領域と重なる領域に前記スキンケア剤が施されている、請求項1に記載の吸収性物品。
  3. 前記中央低接合領域と前記側部高接合領域との乾燥時の接合強度の差が0.5N/50mm以上である、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記中央低接合領域及び前記側部高接合領域には、ホットメルト接着剤が施されており、
    前記中央低接合領域におけるホットメルト接着剤の坪量をB1とし、前記側部高接合領域におけるホットメルト接着剤の坪量をB2としたとき、B1に対するB2の比率であるB2/B1の値が1.2以上である、請求項1〜3の何れか一項に記載の吸収性物品。
  5. 前記中央低接合領域にはホットメルト接着剤が施され、前記側部高接合領域にはヒートシールが施されている、請求項1〜4の何れか一項に記載の吸収性物品。
  6. 前記中央低接合領域においては、揉み試験評価によって、前記表面シートと、該表面シートに接する部材とが剥離可能になっているとともに、前記側部高接合領域においては同条件の擦過によって前記表面シートと、該表面シートに接する部材とが剥離不能になっている、請求項1〜5の何れか一項に記載の吸収性物品。
  7. 吸収性コアを更に含み、該吸収性コアは、その長手方向に延びる折曲誘導部を有しており、
    前記折曲誘導部は、平面視において前記中央低接合領域と重なる位置にある、請求項1〜6の何れか一項に記載の吸収性物品。
  8. 吸収性コアを更に含み、着用者の排泄部及び着用者の腹側に配される腹側部、股間部に配される股下部及び背側に配される背側部を有しており、
    前記吸収性コアは、高坪量領域と、該高坪量領域よりも相対的に坪量が低い低坪量領域とを有しており、
    前記低坪量領域は、前記背側部に形成されており、且つ平面視において前記中央低接合領域と重なる位置にある、請求項1〜7の何れか一項に記載の吸収性物品。
  9. 前記表面シートが2層以上の繊維層からなり、着用者の肌から最も近い位置に配される肌側繊維層と、該肌側繊維層に比して着用者の肌から遠い位置に配される非肌側繊維層とを有し、
    前記肌側繊維層は、前記非肌側繊維層よりも繊維密度が高く、且つ前記スキンケア剤が施されている、請求項1〜8の何れか一項に記載の吸収性物品。
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