JP2020054161A - 電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電源装置の回路素子の低電流容量化や小型化を目的とする【解決手段】入力部7と、入力部7に接続された充電回路8と、充電回路8によって充電される蓄電部9と、入力部7の入力電圧Vinと蓄電部9の蓄電電圧Vchおよび蓄電電流Ichを検出し、充電回路8の動作を制御する制御部10とを備える。制御部10は、入力部7の入力電流Iinを蓄電電圧Vchと蓄電電流Ichと入力電圧Vinとを用いることによって得て、入力電圧Vinが入力閾電圧Vinthよりも高く、かつ、蓄電電圧Vchが第1充電電圧よりも低いとき充電回路8を、蓄電電流Ichと入力電流Iinとを加算して得られる電流加算値Iadが一定となるよう動作させる。【選択図】図1

Description

本発明は、各種電子機器に使用される電源装置に関するものである。
以下、従来の電源装置について図面を用いて説明する。図6は従来の電源装置の構成を示した回路ブロック図であり、電源装置1は、充電回路2と、充電回路2によって充電が行われる蓄電部3と、を備えていた。特に充電回路2によって電源装置1へ電力を供給する直流電源4と充電回路2との間に配置された過電流遮断部5と、を備えていた。
充電回路2が蓄電部3を短時間で満充電状態あるいは満充電に近い状態とするには、一般的には充電電流を大きな値としていた。一方、充電電流が大きな値に設定される場合には充電回路2の入力電流も大きな値となるため、入力ヒューズ5の定格電流も大きな値とすることが必要となり、同時に充電回路2に用いられる回路素子(図示せず)の大電流容量化が対策として採られていた。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば特許文献1が知られている。
特開2010−88180号公報
しかしながら従来の電源装置1では、一時的に充電回路2へさらに大きな電流が流れることも考慮し、充電回路2に用いられる回路素子(図示せず)には電流容量に余裕を設定していたため、結果として回路素子(図示せず)の大電流容量化にともなう形状の大型化やコスト増が生じるという課題を有するものであった。
そこで本発明は、電源装置の回路素子の低電流容量化や小型化を目的とする。
そして、この目的を達成するために本発明は、入力部と、前記入力部に接続された充電回路と、前記充電回路によって充電される蓄電部と、前記入力部の入力電圧と前記蓄電部の蓄電電圧および蓄電電流を検出し、前記充電回路の動作を制御する制御部と、を備え、前記制御部は、前記入力部の入力電流を前記蓄電電圧と蓄電電流と前記入力電圧とを用いることによって得て、前記入力電圧が入力閾電圧よりも高く、かつ、前記蓄電電圧が第1充電電圧よりも低いとき前記充電回路を、前記蓄電電流と前記入力電流とを加算して得られる電流加算値が一定となるよう動作させる、ことを特徴としたものである。
本発明によれば、充電回路の動作は蓄電電流と入力電流とを加算して得られる電流加算値が一定となるように制御されるため、充電回路を流れる電流は最大で電流加算値に相当する値に抑制される。このため、充電回路に用いられる回路素子(図示せず)の電流容量は電流加算値に設定すればよく、電流容量の大幅な余裕は必要とならない。この結果として、回路素子の低電流容量化や電源装置の小型化が可能となる。
本発明の実施の形態における電源装置の構成を示す回路ブロック図 本発明の実施の形態における電源装置の電圧および電流の第1特性図 本発明の実施の形態における電源装置の電圧および電流の第2特性図 本発明の実施の形態における電源装置を搭載した車両のブロック図 本発明の実施の形態における電源装置の充電回路の回路図 従来の電源装置の構成を示した回路ブロック図
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(実施の形態)
図1は本発明の実施の形態における電源装置の構成を示す回路ブロック図であり、電源装置6は入力部7と充電回路8と蓄電部9と制御部10とを含む。充電回路8は入力部7に接続されている。蓄電部9は充電回路8によって充電される。制御部10は、入力部7の入力電圧と蓄電部9の蓄電電圧とを検出し、充電回路8の動作を制御する。
制御部10は、入力部7の入力電流Iinを蓄電電圧Vchと蓄電電流Ichと入力電圧Vinとを用いることによって得る。そして、入力電圧Vinが入力閾電圧Vinthよりも高く、かつ、蓄電電圧Vchが第1充電電圧Vch1よりも低いとき制御部10は充電回路8に、蓄電電流Ichと入力電流Iinとを加算して得られる電流加算値Iadが一定となるよう動作させる。
以上の構成および動作により、充電回路8の動作は蓄電電流Ichと入力電流Iinとを加算して得られる電流加算値Iadが一定となるように制御される。このため、充電回路8を流れる電流は最大で電流加算値Iadに相当する値に抑制される。このため、充電回路8に用いられる回路素子(図示せず)の電流容量は電流加算値Iadに設定すればよく、電流容量の大幅な余裕は必要とならない。この結果として、充電回路8の回路素子の低電流容量化や小型化や電源装置6の小型化が可能となる。
以下で、電源装置の構成および動作の詳細について説明する。図2は本発明の実施の形態における電源装置の電圧および電流の第1特性図であり、図3は本発明の実施の形態における電源装置の電圧および電流の第2特性図であり、図4は本発明の実施の形態における電源装置を搭載した車両のブロック図であり、図5は本発明の実施の形態における電源装置の充電回路の回路図である。図2では先に述べた入力電圧Vin、蓄電電圧Vch、蓄電電流Ich、入力電流Iinのそれぞれ時間経過による特性が示されている。
先ず、電源装置6を搭載した車両11の構成について説明する。電源装置6は、車両11の車体12に搭載されていて、入力部7は車両バッテリー13に接続されている。入力部7と車両バッテリー13との間にはスイッチ14が配置されていて、スイッチ14は車両11を起動するための車両起動スイッチ(図示せず)のオンオフによって接続、開放されるように設定されていてもよい。また、入力部7と充電回路8との間には保護回路15が設けられ、保護回路15は充電回路8を突発的あるいは継続的な過電流から保護する。ここでは保護回路15は、電源装置6の内部に設けられた形態としているが、保護回路15は電源装置6の外部で車体12に配置され、スイッチ14と車両バッテリー13との間で、スイッチ14と車両バッテリー13とに接続されていてもよい。さらに、制御部10が、信号受信部14Aを通じてスイッチ14のオンオフに連動する信号を受信することによって、制御部10が車両11の起動を認識し、電源装置6が起動状態となってよい。
電源装置6において、蓄電部9の充電経路に充電回路8が、蓄電部9の放電経路に放電
回路16が設けられ、さらに、放電回路16の出力側には出力部17が接続されている。そして出力部17は車両負荷18に接続されている。電源装置6は車両11の緊急時に蓄電部9に蓄えられた電力を車両負荷18へ供給可能な状態となる。言い換えると、車両バッテリー13の破損などによって、車両バッテリー13が電力経路19を通じて車両負荷18に電力供給ができなくなったとき、電源装置6は電力を車両負荷18へ供給可能な状態となる。
充電回路8は昇圧回路であっても降圧回路であってもよく、車両バッテリー13の通常時の電圧と蓄電部9の満充電電圧との関係に応じて、昇圧回路もしくは降圧回路とすればよい。放電回路16もまた、昇圧回路であっても降圧回路であってもよい。またあるいは放電回路16は電圧変換機能を有さない導体のみや、導体と開閉部(図示せず)によって構成されていてもよい。言い換えると、蓄電部9が車両負荷18を起動させるために必要な電圧が供給可能であれば、放電回路16の昇圧、降圧動作はいずれであってもあるいは放電回路16が設けられなくてもよい。
つぎに充電に関する動作を中心に、電源装置6の動作を説明する。車両11が起動すると、同時にスイッチ14がオン状態となる。制御部10が車両11の起動を検出すことで、制御部10は充電回路8を起動させる。また、入力電圧Vin、蓄電電圧Vch、蓄電電流Ichは制御部10によって測定、あるいは検出される。例えば、制御部10は入力部7の電圧、あるいは充電回路8の入力端8Aの電圧を入力電圧Vinとして検出する。また制御部10は充電回路8の出力端8B、あるいは蓄電部9の正電位電極9Cの電圧を蓄電電圧Vchとして検出する。さらに蓄電部9は蓄電素子9Aと蓄電回路部9Bとを有していて、蓄電回路9Bに設けられた電流センサ(図示せず)が蓄電電流Ichを検出し、その検出信号を制御部10が受信、検出している。本実施形態では、上記のように電流センサ(図示せず)は蓄電部9に設けられた形態で説明しているが、電流センサ(図示せず)は充電回路8に包含されていてもよく、あるいは、電流センサ(図示せず)は充電回路8と蓄電部9とを接続する導体に単独の要素として設けられ、制御部10に接続されていてもよい。
また、先にも述べたように充電回路8は昇圧回路であっても降圧回路であってもよい。そして、図3では、充電回路8が昇圧動作する昇圧回路であるときの一例の特性であり、入力電圧Vinは後述する第1充電電圧Vch1および第2充電電圧Vch2よりも低い値として設定されている。仮に、充電回路8が降圧動作する降圧回路であるときは、入力電圧Vinは後述する第1充電電圧Vch1および第2充電電圧Vch2よりも高い値となる。第2充電電圧Vch2が第1充電電圧Vch1よりも高い値として設定されることは、充電回路8が昇圧回路であっても降圧回路であっても変わりはない。
ここで、入力部7あるいは充電回路8の入力端8Aの入力電流Iinは、直接に測定や検出はされずに、入力電圧Vinと蓄電電圧Vchと蓄電電流Ichとを用いて制御部10で得られる。例えば具体的には充電回路8において入力電力と出力電力とは実質的に同じ値になると仮定し、入力電流Iinと入力電圧Vinとの積は、蓄電電圧Vchと蓄電電流Ichとの積と同じ値となることから、蓄電電圧Vchと蓄電電流Ichとの積を入力電圧Vinによって除した値を制御部10が演算によって求め、入力電流Iinが得られる。
またあるいは、制御部10は入力電圧Vinと蓄電電圧Vchと蓄電電流Ichとを用いて演算により入力電流Iinを求める際に、充電回路8の電力変換効率ηが考慮されてもよい。出力電力は厳密には入力電力に電力変換効率ηを乗じた値となるため、入力電流Iinと入力電圧Vinと電力変換効率ηとの積は、蓄電電圧Vchと蓄電電流Ichとの積と同じ値となる。この関係を用い、蓄電電圧Vchと蓄電電流Ichとの積を、入力
電圧Vinと電力変換効率ηとの積によって除した値を制御部10が演算によって求め、入力電流Iinが得られる。
入力電流Iinは、充電回路8の入力端8Aなどへ電流センサ(図示せず)を配置して直接に測定、検出することも可能である。しかしながら、充電回路8の入力端8Aには一般的に、電源装置6と車両バッテリー13とが接続された瞬間には、大きな電流が生じ易くなる。仮に電流センサ(図示せず)が設けられていると、車両11が起動の都度発生する比較的大きな電流が流れる機会の反復により電流センサ(図示せず)に劣化が生じるおそれがある。これに対し、入力電流Iinが制御部10で演算によって求められることで、入力電流Iinに対する検出精度の劣化や電流検出に対する信頼性の低下は生じない。
次に制御部10は、入力電圧Vinと入力閾電圧Vinthとの比較、および、蓄電電圧Vchと第1充電電圧Vch1との比較を行う。入力閾電圧Vinthおよび第1充電電圧Vch1は、制御部10へ記憶されているなどにより予め与えられた値である。
入力電圧Vinと入力閾電圧Vinthとの比較は、車両11が起動されたとき、そしてそれ以降に継続して、車両バッテリー13が正常な状態であるか否かを判定するために制御部10によって行われる。入力閾電圧Vinthは、車両バッテリー13の電圧に相当する入力電圧Vinが入力閾電圧Vinthよりも低い場合に充電回路8が動作して電力を消費すると車両11の他の電装品の起動が困難となる水準の値として決定していればよい。したがって、入力電圧Vinと入力閾電圧Vinthとの比較の結果、入力電圧Vinが入力閾電圧Vinthよりも低いときは、制御部10が充電回路8を動作させない状態である。
また、蓄電電圧Vchと第1充電電圧Vch1との比較は、蓄電部9の充電状態を判定するために行われる。第1充電電圧Vch1は例えば、蓄電部9が満充電状態にまで至っていない状態であっても、車両負荷18に最低限の動作をさせるために必要な電圧として、決定されるとよい。
蓄電電圧Vchが第1充電電圧Vch1よりも低いとき、仮に定電力動作によって蓄電部9を充電すると大きな値の蓄電電流Ichが長い期間にわたって流れてしまい、充電回路8の回路素子(図示せず)の劣化進行を招くおそれがある。あるいは、入力電流Iinは入力電圧Vinの変動に依存する形で変動幅が大きくなるおそれがある。
このため、蓄電電圧Vchと第1充電電圧Vch1との比較の結果、蓄電電圧Vchが第1充電電圧Vch1よりも低いときは、入力電流Iinの値と蓄電電流Ichの値とが加算して得られる電流加算値Iadを一定にするよう制御部10は充電回路8を制御して充電回路8に流れる電流の最大値を抑制している。電流加算値Iadは制御部10へ予め記憶されているなどによって設定されている値であり、電流加算値Iadの値は充電回路8の特性や能力に対応して設定されていればよい。
これにより、充電回路8を流れる電流は最大で電流加算値Iadに相当する値に抑制される。このため、充電回路8に用いられる回路素子(図示せず)の電流容量は電流加算値Iadに設定すればよく、電流容量の大幅な余裕は必要とならない。この結果として、保護回路15や充電回路8の回路素子の低電流容量化や小型化や電源装置6の小型化が可能となる。またさらに、充電回路8に流れる電流の値に制限を設けつつ、蓄電電圧Vchが比較的低い値である充電初期の段階で、蓄電電流Ichの値を大きくすることができ、充電に要する時間を短縮することができる。
ここで充電回路8に用いる電力変換回路としては図4に示すようなZETA型コンバー
タが望ましい。ZETA型コンバータの一例としては、入力端8Aとグランド間にノイズ除去や入力電圧を平滑するための第1コンデンサ20が接続され、入力端8Aと出力端8Bとの間に直列で順にスイッチ素子21と第2コンデンサ22と第2チョークコイル23が接続されている。また、スイッチ素子21と第2コンデンサ22との接続点とグランドとの間には第1チョークコイル24が接続されている。また、第2コンデンサ22と第2チョークコイル23との接続点とグランドとの間にはダイオード25がグランドをアノード側として接続されている。また出力端8Bとグランド間に第3コンデンサ26が接続されている。スイッチ素子21の駆動端子には制御部10から制御されるドライバ27が接続されているが、ドライバ27は制御部10に含まれていてもよい。
上記の形態のコンバータが用いられることにより、第1チョークコイル24と第2チョークコイル23との2つのチョークコイルに蓄えられた電力が出力端8Bに供給されるため、大きな値の電流の供給が容易になる。言い換えると、入力電流Iinの値と蓄電電流Ichの値とが加算されて得られる電流加算値Iadが一定に制御される際に、特に蓄電電流Ichの値が大きくなる場合においても容易に対応が可能となる。
また、スイッチ素子21に流れる電流の値とダイオード25に流れる電流の値とは概ね一致する。また、スイッチ素子21に流れる電流の値は電流加算値Iadと同等であり、ダイオード25に流れる電流の値は電流加算値Iadとも同等である。スイッチ素子21はFET(電界効果型トランジスタ)やIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)やSIC(炭化シリコン半導体素子)などが用いられるとよい。
蓄電電圧Vchが第1充電電圧Vch1よりも低いときの動作については先に述べたが、蓄電電圧Vchが第1充電電圧Vch1よりも低いときとは反対に、蓄電電圧Vchが第1充電電圧Vch1よりも高いときには、充電回路8が蓄電部9に対して定電力充電を行うように制御部10は充電回路8を制御する。定電力充電では、蓄電電流Ichの値と蓄電電圧Vchの値の積が一定となるように制御部10は充電回路8の動作を制御する。
あるいは、入力電流Iinが蓄電電流Ichよりも大きくなったタイミングで、充電回路8が蓄電部9に対して定電力充電を行うように制御部10は充電回路8を制御してもよい。このとき、第1充電電圧Vch1は、入力電流Iinと蓄電電流Ichとが同じ値になったときの蓄電電圧Vchに相当することになる。これにより、入力電流Iinの値を低く抑えることができ、保護回路15の電流容量を小さくすることができる。また、入力電圧Vinが概ね一定な状態で、かつ、入力電流Iinと蓄電電流Ichとの値が近い状態で充電回路8は動作するので、充電回路8での電力変換効率が向上する。
したがって、入力電圧Vinが入力閾電圧Vinthよりも高く、かつ、蓄電電圧Vchが第1充電電圧Vch1よりも低い、双方の条件を満たしたとき、蓄電電流Ichと入力電流Iinとを加算した値の電流加算値Iadを一定として蓄電部9を充電するよう制御部10は充電回路8を制御する。これにより、充電回路8に用いられる回路素子(図示せず)の電流容量は電流加算値Iadに設定すればよく、電流容量の大幅な余裕は必要とならない。この結果として、回路素子の低電流容量化や小型化や電源装置6の小型化が可能となる。そして同時に、充電初期においても電流加算値Iadを上限値としたうえで、蓄電電流Ichは大きな値の電流値で蓄電部9を充電することができる。この結果として充電回路8は、短時間で蓄電部9を満充電状態あるいは満充電に近い充電状態へと充電することができる。
また、入力電圧Vinが入力閾電圧Vinthよりも高く、かつ、蓄電電圧Vchが第1充電電圧Vch1よりも高い、双方の条件を満たしたとき、蓄電電流Ichと入力電流Iinとの積を一定として蓄電部9を充電するよう制御部10は充電回路8を制御する。
そして、上記の蓄電電流Ichと入力電流Iinとの積である電力値Wconを一定として蓄電部9を充電する定電力充電を行い、蓄電部9の蓄電電圧が第1充電電圧Vch1よりも高い値の第2充電電圧Vch2に達すると、制御部10は充電回路8の動作を停止させるよう制御する。第2充電電圧Vch2は、制御部10へ記憶されているなどにより予め与えられた値である。特に第2充電電圧Vch2は蓄電部9の蓄電素子9Aへの満充電状態に準じた値となり、蓄電素子9Aの特性に悪影響が出ない値であれば可能な限り高い値とするとよい。
また、車両11が起動されたときに、入力電圧Vinと入力閾電圧Vinthとの比較や蓄電電圧Vchと第1充電電圧Vch1との比較と、充電電流Ichの初期値を決定すればよい。充電電流Ichの初期値の設定は、検出された蓄電電圧Vchの値によって異なる。
車両11が起動され、制御部10が蓄電電圧Vchと第1充電電圧Vch1とを検出し、蓄電電圧Vchが第1充電電圧Vch1よりも高いとき、先にも述べたように、充電回路8は定電力充電で動作する条件となる。このとき、充電電流Ichの初期値は、予め設定されている定電力充電における電力値Wconを蓄電電圧Vchで除した値として得られる。
また、車両11が起動され、制御部10が蓄電電圧Vchと第1充電電圧Vch1とを検出し、蓄電電圧Vchが第1充電電圧Vch1よりも低いとき、先にも述べたように、充電回路8は電流加算値Iadを一定として動作する条件となる。このとき、充電電流Ichの初期値は、予め設定されている電流加算値Iadと入力電圧Vinと蓄電電圧Vchとを用いて制御部10が設定するとよい。詳細には、入力電圧Vinと電流加算値Iadとの積を、入力電圧Vinに蓄電電圧Vchを加えた値で除した結果の値として得られる。
これにより、適切な値の充電電流Ichによって蓄電部9の充電が始められ、効率よく短時間で充電電圧Vchが上昇する。
ここで蓄電素子9Aには短時間での充放電が可能なエネルギー密度が高い素子として、電気二重層キャパシタやリチウムイオンキャパシタが用いられることが望ましい。また、上記のキャパシタが電源装置6に用いられる場合、電源装置6の起動が停止したとき、あるいは車両11の起動が事故などでなく正常な手順で停止したとき、キャパシタの劣化を抑制するために蓄電電圧Vcは0Vやあるいは劣化進行が生じない低い値に低下させられたうえで、放置状態となる。さらに、車両11が正常な手順で停止してから改めて起動するまでの間に蓄電部9の蓄電電圧Vcは、その値が維持されることあるいは自然放電による低下が生じることはあっても、上昇することはない。したがって、車両11が起動し、制御部10が蓄電電圧Vchを検出したとき、蓄電電圧Vchは第1充電電圧Vch1よりも低いのが通常である。そのためこのときの電源装置6の動作は、充電回路8が電流加算値Iadを一定として動作する形態に該当する。
これらは言い換えると、制御部10が車両11の起動を検出すると、制御部10は充電回路8を起動させる。このとき、制御部10は入力電圧Vin、蓄電電圧Vchを測定、検出する。そして、予め与えられた値である電流加算値Iadを用いて充電電流Ichを演算によって求める。さらに制御部10は、入力電圧Vinと蓄電電圧Vchと充電電流Ichとを用いて、入力電流Iinを演算によって求めることができる。
例えば図2を用いて説明すると、T0は車両11が起動するタイミングであり、電源装
置6や制御部10が起動し、制御部10が充電回路8を起動させるタイミングでもある。そして、このとき、制御部10は入力電圧Vin、蓄電電圧Vchを検出する。さらに、予め与えられた値である電流加算値Iadを用いて充電電流Ichを演算によって求める。さらに制御部10は、入力電圧Vinと蓄電電圧Vchと充電電流Ichとを用いて、入力電流Iinを演算によって求める。あるいは電流加算値Iadと充電電流Ichとによって入力電流Iinを求める。
T0のタイミングでは蓄電電圧Vchは第1蓄電電圧Vch1よりも低い値なので、T0からT1までの期間においては電流加算値Iadが一定値に保たれるように充電回路8が動作する状態が維持される。
つぎにT1のタイミングで、蓄電電圧Vchが第1蓄電電圧Vch1に達したことにより、制御部10は電流加算値Iadが一定値に保たれる充電回路8への制御を終え、そして、制御部10は充電回路8を定電力動作するように切り換えて制御する。充電回路8の定電力動作時の電力値Wconは予め制御部10へ記憶されているなどにより予め与えられた値である。そして制御部10は、実質的に第1充電電圧Vch1と同じ値となっているT1のタイミングでの蓄電電圧Vthと定電力動作時の電力値Wconとから求めた充電電流Ichとによって蓄電部9への充電を充電回路8に継続させる。
また先に述べたように、T1のタイミングは、入力電流Iinと蓄電電流Ichとが同じ値になったタイミング、あるいは入力電流Iinが蓄電電流Ichよりも大きくなったタイミングとしてもよい。そしてT1のタイミングよりも後で、充電回路8が蓄電部9に対して定電力充電を行うように制御部10は充電回路8を制御してもよい。このとき、第1充電電圧Vch1は、入力電流Iinと蓄電電流Ichとが同じ値になったときの蓄電電圧Vchに相当することになる。これにより、入力電流Iinの値を低く抑えることができ、保護回路15の電流容量を小さくすることができる。また、入力電圧Vinが概ね一定な状態で、かつ、入力電流Iinと蓄電電流Ichとの値が近い状態で充電回路8は動作するので、充電回路8での電力変換効率が向上する。
そしてT2のタイミングで、蓄電電圧Vchが第2蓄電電圧Vch2に達したことにより、制御部10は充電回路8の蓄電部9に対する充電動作を停止させる。ここでT1からT2までの期間においては先に述べたように充電回路8は、蓄電電圧Vchと充電電流Ichとの積である電力値Wconが一定値となるよう動作する。これは充電回路8の出力端8Bでの値であり、充電回路8の入力端8Aでは、入力電圧Vinと入力電流Iinとの双方の値が一定となる。
T1からT2のタイミングでは充電回路8が蓄電部9に対して定電力で充電を行うが、T1からT2の期間では既に蓄電電圧Vchが十分に高い値となっている。このため大きな値の充電電流Ichは充電回路8に流れず、T1のタイミング以前の蓄電電流Ichよりも低い値となる。したがって、充電回路8の回路素子である例えばスイッチ素子21やダイオード25の電流容量を留意する必要はない。
以上のことから、充電初期のT0のタイミングからT1のタイミングまでで、電流加算値Iadが一定となる制御のもとで充電回路8の回路素子に過剰な負担が生じない電流で蓄電部9を充電する。これによって、T0からT1までの期間が短縮される。さらに、T1のタイミングからT2のタイミングまでで、充電電力値が一定となる制御のもとで蓄電部9を充電する。これによって、T1からT2までの期間が短縮される。
本発明の電源装置は小型化や充電期間の短縮が可能となる効果を有し、各種車両におい
て有用である。
6 電源装置
7 入力部
8 充電回路
8A 入力端
8B 出力端
9 蓄電部
9C 正電位電極
10 制御部
11 車両
12 車体
13 車両バッテリー
14 スイッチ
15 保護回路
16 放電回路
17 出力部
18 車両負荷
19 電力経路

Claims (7)

  1. 入力部と、
    前記入力部に接続された充電回路と、
    前記充電回路によって充電される蓄電部と、
    前記入力部の入力電圧と前記蓄電部の蓄電電圧および蓄電電流を検出し、前記充電回路の動作を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記入力部の入力電流を前記蓄電電圧と蓄電電流と前記入力電圧とを用いることによって得て、前記入力電圧が入力閾電圧よりも高く、かつ、前記蓄電電圧が第1充電電圧よりも低いとき前記充電回路を、前記蓄電電流と前記入力電流とを加算して得られる電流加算値が一定となるよう動作させる、
    電源装置。
  2. 前記充電回路には、ZETA型コンバータが用いられる、
    請求項1に記載の電源装置。
  3. 前記制御部は、前記入力部の入力電流を前記蓄電電圧と蓄電電流と前記入力電圧と前記充電回路の電力変換効率とによって得る、
    請求項1に記載の電源装置。
  4. 前記制御部は、前記蓄電電圧が前記第1充電電圧よりも高いとき前記充電回路に、前記蓄電電流と前記蓄電電圧との積の値が一定となる制御を行う、
    請求項1に記載の電源装置。
  5. 前記制御部は、前記蓄電電圧が前記第1充電電圧よりも高い第2充電電圧に達すると、前記充電回路の動作を停止させる、
    請求項4に記載の電源装置。
  6. 前記充電回路を起動させるとき、前記充電電流の初期値は、前記蓄電電圧と前記入力電圧と前記予め設定された前記電流加算値とを用いて前記制御部が設定する、
    請求項1に記載の電源装置。
  7. 前記蓄電部には、キャパシタが蓄電素子として用いられる、
    請求項1に記載の電源装置。
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