JP2020052825A - 情報処理方法、情報処理装置、および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理方法、情報処理装置、および情報処理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】店舗への決済システムの導入を促進して迅速かつ円滑な商取引を実現し、ユーザと店舗双方の利便性を向上させることができる決済システムなどを提供する。
【解決手段】本開示による決済システムは、店舗に関する情報、および、識別コードを記憶する記憶部、店舗に関する情報から選定された認証項目と識別コードとを関連付けることにより、その店舗を、決済を利用する加盟店として仮登録し、その識別コードを仮登録された店舗に対して発行する仮登録部、仮登録された店舗における商取引に使用するための識別コードを生成する生成部、および、ユーザからの決済要求に基づいて、商取引の対価の額を、ユーザに関連付けられた第1アカウント口座から出金する処理を実行する決済処理部を有する。
【選択図】図7

Description

本開示は、情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムに関する。
クレジットカードやデビットカード等のカード決済よりも手軽な決済方法として、ユーザ個人が所有する携帯電話やスマートフォン等の端末を用いたいわゆるモバイル決済(モバイルペイメント)が知られている。かかるモバイル決済によれば、ユーザがクレジットカード等を携行していなくても、実店舗において商品やサービスを購入する等の商取引が可能となる。また、モバイル決済方式のなかでも、新たな決済スキームであるQRコード(登録商標;以下その旨の表示を省略する。)を用いたQR決済(QRコード決済ともいう。以下、まとめて「QR決済」という。)に代表される識別コード決済が近時特に注目されており、その普及活動が活発化している(例えば非特許文献1)。
Feedmatic Blog,"QRコード決済の最新動向総まとめ2018〜仕組みやメリットからサービス一覧まで"[平成30年9月1日検索]、インターネット<URL:https://blog.feedmatic.net/entry/2018/07/19/155453>
ここで、QR決済等の識別コード決済の具体的な方式としては、ユーザに紐づいた識別コードをユーザの端末等に表示し、店舗側の端末や読取装置で読み取るCPM(Consumer Presented Mode;後述する「店舗読取型QR決済」に相当)と、店舗に紐づいた識別コードを店舗側の端末等に表示し、ユーザの端末で読み取るMPM(Merchant Presented Mode;後述する「ユーザ読取型QR決済」に相当)の2種類の方式が知られている。これらのうち、MPM方式を用いた識別コード決済システムでは、通常、対象店舗が決済事業者によって決済システムの加盟店として登録され、その店舗に特有な識別コードが発行されることにより、識別コード決済が可能となる。
ただし、現状、店舗の加盟店登録に際しては、その店舗に関する多くの情報(例えば、店舗や事業に関する基本情報の他、法人であれば法人格を確認するための情報、経営者または事業者の本人確認のための情報、決済に必要な口座情報等)の提供が必要である傾向にある。そして、それらの情報を登録フォームへ記入したり入力したりすることは、店舗にとって煩雑で面倒な作業となってしまうため、店舗としては識別コード決済システムへの加盟をためらうことも多くあった。その結果、識別コード決済システムを用いた迅速かつ円滑な商取引の実現と普及が妨げられ、ユーザと店舗双方の利便性が阻害されてしまうという問題が生じていた。
そこで、本開示は、一側面では、かかる事情に鑑みてなされたものであり、決済システムの加盟店登録における店舗の作業を軽減して、その店舗への決済システムの導入を促進することができ、これにより、迅速かつ円滑な商取引を実現し、ユーザと店舗双方の利便性を向上させることができる決済システム、決済方法、および決済プログラムを提供することを目的とする。
本開示の一実施形態に係る情報処理装置は、識別コードを用いて店舗におけるユーザによる商取引の決済を行う装置であって、前記店舗に関する情報、および、前記識別コードを記憶する記憶部と、前記店舗の承諾に基づいて、または、前記店舗の承諾に先立って、前記店舗に関する情報から選定された認証項目と前記識別コードとを関連付けることにより、該店舗を、前記決済を利用する加盟店として仮登録し、該識別コードを該仮登録された店舗に対して発行する仮登録部と、前記仮登録された店舗における前記商取引に使用するための前記識別コードを生成する生成部と、前記ユーザからの決済要求に基づいて、前記商取引の対価の額を、前記ユーザに関連付けられた第1アカウント口座から出金する処理を実行する決済処理部と、を有する。
なお、本開示における「店舗」とは、法人または個人が運営する現実店舗および仮想店舗を示し、「商取引」とは、「店舗」における有形もしくは無形の商品またはサービス(役務)の購入、貸与、および使用を含み、商取引を行ったユーザによるその商取引の対価の額の支払いが生ずる行為である。また、その「商品またはサービス」には、限定でなく例として、現物販売サービス、電子取引サービス、コンテンツ販売サービス、サブスクリプション型サービス、金融サービスなどによって販売(有償譲渡)または提供される商品やサービスが含まれる。さらに、「識別コード」には、限定でなく例として、バーコードなどの一次元コードや、QRコードなどの二次元コードが含まれる。また、本開示に係る情報処理装置、情報処理方法、および情報処理プログラムは、上記の「仮登録」および後記の「本登録」という二段階の登録処理を行う概念を有しており、「仮登録」および「本登録」は、ともに識別コードを用いた決済に関するサービスを利用することができる点において相違ないが、両者は、登録をするために必要な認証項目の数量に差異があり、認証項目が比較的少ない登録処理が「仮登録」に相当し、認証項目が比較的多い登録処理が「本登録」に相当する。
図1は、実施形態の一態様に係る通信システムの構成を示す。 図2は、本開示に係る決済システムを構成する情報処理装置のハードウェア構成の一例を示す。 図3は、実施形態の構成の概要を模式的に示す概略図である。 図4は、実施形態に係る決済システムを構成する情報処理装置の機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。 図5は、実施形態に係る決済システムを構成する情報処理装置の機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。 図6は、実施形態に係る決済システムを構成する情報処理装置の機能的な構成を示すブロック図の一例を示す。 図7は、実施形態に係るサーバと端末との処理のシーケンス図の一例を示す。 図8は、実施形態の第1実施例に係るサーバと端末との処理のシーケンス図の一例を示す。 図9は、実施形態の第2実施例に係るサーバと端末との処理のシーケンス図の一例を示す。
<法令遵守>
本明細書に記載の開示は、実施される場合、本開示を実施する各国の法令を遵守のうえで実施される。また、本明細書に記載の開示は、各国の法令を遵守するために必要な、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、および修正をもって実施される。
本開示に係る情報処理方法、情報処理装置、および情報処理プログラムを実施するための形態について、図面を参照して説明する。
<システム構成>
図1は、本開示の一実施形態に係る情報処理方法を有効に実施するための通信システム1の構成を示す。図1に開示されるように、通信システム1では、ネットワーク130を介してサーバ110A,サーバ110Bと、端末120A,端末120B,端末120Cと、サーバ110A,サーバ110Bとは異なるサーバ、例えば他の事業者(金融機関、クレジットカード会社など)や他の事業部門によって運営されるサーバなどによって構築される外部システム140が接続される。
本開示において、サーバ110Aと、サーバ110Bとをそれぞれ区別する必要がない場合は、サーバ110Aとサーバ110Bとは、それぞれサーバ110と表現されてもよい。
本開示において、端末120Aと、端末120Bと、端末120Cとをそれぞれ区別する必要がない場合は、端末120Aと端末120Bと端末120Cとは、それぞれ端末120と表現されてもよい。
本開示において、サーバ110と、端末120とをそれぞれ区別する必要がない場合は、サーバ110と端末120とは、それぞれ情報処理装置200と表現されてもよい。なお、ネットワーク130に接続される情報処理装置200の数、および、外部システム140の数は限定されない。
サーバ110は、ネットワーク130を介してユーザが利用する端末120に、所定のサービスを提供する。所定のサービスは、限定でなく例として、決済サービス、金融サービス、商取引サービス、インスタントメッセンジャーを代表とするSNS(Social Networking Service)、楽曲・動画・書籍などのコンテンツ提供サービスなどを含む。ユーザが端末120を介して所定のサービスを利用することで、サーバ110は1以上の端末120に所定のサービスを提供することができる。
本開示において、決済サービスとは1以上のユーザが金銭または金銭相当物の授受ができるサービスを意味する。限定でなく例として、一次元コード(バーコードなど)や二次元コード(QRコードなど)といった識別コード、近距離無線通信(NFC、BLE、WI−FI、超音波など)を利用して決済を行うサービスを含む。また、必要に応じて一次元コード、または、二次元コードを利用した決済において、支払いを行うユーザが二次元コードを読み取ることで決済を行うことを「ユーザ読取型QR決済」(前述のMPMに相当)と表現し、支払いを行うユーザが二次元コードを表示し、それを請求ユーザ(または店舗)が読み取ることで決済を行うことを「店舗読取型QR決済」(前述のCPMに相当)と表現する。
必要に応じて、ユーザXが利用する端末を端末120Xと表現する。なお、ユーザ情報とは、所定のサービスにおいてユーザが利用するアカウントに対応付けられたユーザの情報である。ユーザ情報は、限定でなく例として、ユーザにより入力される、または、所定のサービスにより付与される、ユーザの名前、ユーザのアイコン画像、ユーザの年齢、ユーザの性別、ユーザの住所、ユーザの趣味趣向、ユーザの識別子などのユーザに対応づけられた情報、ユーザに対応付けられた電子バリュー(電子マネー)の残高情報、ユーザに対応付けられたクレジットカード情報(クレジットカード番号など)を含み、これらのいずれか一つまたは、組み合わせであってもよい。
ネットワーク130は、2以上の情報処理装置200を接続する役割を担う。ネットワーク130は、端末120がサーバ110に接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。
ネットワーク130のうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよい。ネットワーク130は、限定でなく例として、アドホック・ネットワーク(Ad Hoc Network)、イントラネット、エクストラネット、仮想プライベート・ネットワーク(Virtual Private Network:VPN)、ローカル・エリア・ネットワーク(Local Area Network:LAN)、ワイヤレスLAN(Wireless LAN:WLAN)、広域ネットワーク(Wide Area Network:WAN)、ワイヤレスWAN(Wireless WAN:WWAN)、大都市圏ネットワーク(Metropolitan Area Network:MAN)、インターネットの一部、公衆交換電話網(Public Switched Telephone Network:PSTN)の一部、携帯電話網、ISDNs(Integrated Service Digital Networks)、無線LANs、LTE(Long Term Evolution)、CDMA(Code Division Multiple Access)、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、衛星通信など、または、これらの2つ以上の組合せを含むことができる。ネットワーク130は、1つまたは複数のネットワーク130を含むことができる。
情報処理装置200は、本開示に記載される機能、および/または、方法を実現できる情報処理装置であればどのような情報処理装置であってもよい。情報処理装置200は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、コンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、サーバ装置、メディアコンピュータプラットホーム(限定でなく例として、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダなど)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(限定でなく例として、PDA(Personal Digital Assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(限定でなく例として、メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。
<ハードウェア(HW)構成>
図2を用いて、通信システム1に含まれる情報処理装置200のHW構成について説明する。
情報処理装置200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力インタフェース(入出力I/F)204と、通信インタフェース(通信I/F)205とを含む。情報処理装置200のHWの各構成要素は、限定でなく例として、バスBを介して相互に接続される。
情報処理装置200は、プロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により、本開示に記載される機能、および/または、方法を実現する。
プロセッサ201は、ストレージ203に記憶されるプログラムに含まれるコードまたは命令によって実現する機能、および/または、方法を実行する。プロセッサ201は、限定でなく例として、中央処理装置(CPU)、MPU(Micro Processing Unit)、GPU(Graphic s Processing Unit)、マイクロプロセッサ(microprocessor)、プロセッサコア(processor core)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)等を含み、集積回路(IC(Integrated Circuit)チップ、LSI(Large Scale Integration))などに形成された論理回路(ハードウェア)や専用回路によって各実施形態に開示される各処理を実現してもよい。また、これらの回路は、1または複数の集積回路により実現されてよく、各実施形態に示す複数の処理を1つの集積回路により実現されることとしてもよい。また、LSIは、集積度の違いにより、VLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIなどと呼称されることもある。
メモリ202は、ストレージ203からロードしたプログラムを一時的に記憶し、プロセッサ201に対して作業領域を提供する。メモリ202には、プロセッサ201がプログラムを実行している間に生成される各種データも一時的に格納される。メモリ202は、限定でなく例として、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)などを含む。
ストレージ203は、プログラムを記憶する。ストレージ203は、限定でなく例として、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリなどを含む。
通信I/F205は、ネットワーク130を介して各種データの送受信を行う。当該通信は、有線、無線のいずれで実行されてもよく、互いの通信が実行できるのであれば、どのような通信プロトコルを用いてもよい。通信I/F205は、ネットワーク130を介して、他の情報処理装置との通信を実行する機能を有する。通信I/F205は、各種データをプロセッサ201からの指示にしたがって、他の情報処理装置に送信する。また、通信I/F205は、他の情報処理装置から送信された各種データを受信し、プロセッサ201に伝達する。
入出力I/F204は、情報処理装置200に対する各種操作を入力する入力装置、および、情報処理装置200で処理された処理結果を出力する出力装置を含む。入出力I/F204は、入力装置と出力装置が一体化していてもよいし、入力装置と出力装置とに分離していてもよい。
入力装置は、ユーザからの入力を受け付けて、当該入力に係る情報をプロセッサ201に伝達できる全ての種類の装置のいずれか、または、その組み合わせにより実現される。入力装置は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、キーボード等のハードウェアキーや、マウス等のポインティングデバイス、カメラ(画像を介した操作入力)、マイク(音声による操作入力)を含む。
出力装置は、プロセッサ201で処理された処理結果を出力することができる全ての種類の装置のいずれか、または、その組み合わせにより実現される。当該処理結果を映像、および/または、動画像として出力する場合、出力装置は、フレームバッファに書き込まれた表示データにしたがって、当該表示データを表示することができる全ての種類の装置のいずれかまたはその組み合わせにより実現される。出力装置は、限定でなく例として、タッチパネル、タッチディスプレイ、モニタ(限定でなく例として、液晶ディスプレイ、OELD(Organic Electroluminescence Display)など)、ヘッドマウントディスプレイ(HDM:Head Mounted Display)、プロジェクションマッピング、ホログラム、空気中など(真空であってもよい)に画像やテキスト情報等を表示可能な装置、スピーカ(音声出力)、プリンタなどを含む。なお、これらの出力装置は、3Dで表示データを表示可能であってもよい。
本開示の各実施形態のプログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供されてもよい。 記憶媒体は、「一時的でない有形の媒体」に、プログラムを記憶可能である。プログラムは、限定でなく例として、ソフトウェアプログラムやコンピュータプログラムを含む。
記憶媒体は適切な場合、1つまたは複数の半導体ベースの、または他の集積回路(IC)(限定でなく例として、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA)、特定用途向けIC(ASIC)など)、ハード・ディスク・ドライブ(HDD)、ハイブリッド・ハード・ドライブ(HHD)、光ディスク、光ディスクドライブ(ODD)、光磁気ディスク、光磁気ドライブ、フロッピィ・ディスケット、フロッピィ・ディスク・ドライブ(FDD)、磁気テープ、固体ドライブ(SSD)、RAMドライブ、セキュア・デジタル・カードもしくはドライブ、任意の他の適切な記憶媒体、またはこれらの2つ以上の適切な組合せを含むことができる。記憶媒体は、適切な場合、揮発性、不揮発性、または揮発性と不揮発性の組合せでよい。
また、本開示のプログラムは、当該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波など)を介して、情報処理装置200に提供されてもよい。また、本開示の各実施形態は、プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。
なお、本開示のプログラムは、限定でなく例として、JavaScript(登録商標)、Pythonなどのスクリプト言語、C言語、Go言語、Swift,Koltin、Java(登録商標)などを用いて実装される。
情報処理装置200おける処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティングにより実現されていてもよい。
情報処理装置200における処理の少なくとも一部を、他の情報処理装置により行う構成としてもよい。この場合、プロセッサ201により実現される各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、他の情報処理装置で行う構成としてもよい。
<その他>
明示的な言及のない限り、本開示の実施形態における判定の構成は必須でなく、判定条件を満たした場合に所定の処理が動作されたり、判定条件を満たさない場合に所定の処理がされたりしてもよい。
本開示では、明記されない限り、または文脈によって示されない限り、「または」は排他的ではなく包含的な意味である。したがって、本開示では、明記されていない限り、または文脈によって示されない限り、「AまたはB」は「A、B、またはその両方」を意味する。さらに、「AおよびBの少なくとも一方」は、「A、B、またはその両方」を意味する。さらに、明記されない限り、または文脈によって示されない限り、「a」、「an」、または「the」は「1つまたは複数」を意味するものとする。したがって、本明細書では、別段に明記されない限り、または文脈によって示されない限り、「an A」または「the A」は「1つまたは複数のA」を意味する。
本開示は、本開示の実施形態、および/または、実施例に対して、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、および修正を包含する。同様に、適切な場合、添付の特許請求の範囲は、本開示の実施形態、および/または、実施例に対して、当業者が成し得る全ての変更、置換、変形、改変、および修正を包含する。さらに、本開示は、当業者が成し得る、本開示における実施形態、および/または、実施例の1つまたは複数の特徴と、本開示における他の実施形態、および/または、実施例の1つまたは複数の特徴との任意の組合せを包含する。
加えて、特定の機能を実施するように適合される、配置される、能力を有する、構成される、使用可能である、動作可能である、または動作できる装置またはシステムあるいは装置またはシステムの構成要素に対する添付の特許請求の範囲での参照は、その装置、システム、または構成要素がそのように適合される、配置される、能力を有する、構成される、使用可能にされる、動作可能にされる、または動作できる限り、その装置、システム、構成要素またはその特定の機能がアクティベートされ、オンにされ、またはロック解除されているか否かに関わらず、その装置、システム、構成要素を包含する。本開示は、明示されない限り、いずれの実施形態または実施例を実施するに際して、事前に、または、実施の直前にユーザからの同意を取得してもよい。また、取得する同意は、包括的なものでもよく、都度取得するものでもよい。
以下、本開示の一例に係る実施形態について、図面を参照して説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図ではない。すなわち、本開示の一例は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。また、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付しており、図面は模式的なものであって、必ずしも実際の寸法や比率等とは一致しない。さらに、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることがある。
<実施形態>
本実施形態は、ユーザがスマートフォンなどの端末120を用い、店舗がタブレットなどの端末120を用いて、ネットワーク130経由によるオンライン処理で、店舗におけるユーザによる商取引の支払いを、識別コードを用いて行う決済サービスへの適用例を示す実施形態である。
図3は、本実施形態の構成の概要を模式的に示す概略図である。当該決済サービスにおいては、例えば情報処理装置200(決済サーバとして機能するサーバ110、店舗の端末120A、および、店舗にて商取引を行うユーザの端末120B)によって決済システム610が構築される。
この決済システム610による決済サービスでは、ユーザが店舗での買い物などの商取引を行う際、店舗が決済事業者(例えばサーバ110の運営会社など)から発行された識別コードをユーザに提示し、それをユーザが端末120Aで読み取って支払い額(商取引の対価の額)を指定することにより、キャッシュレス・ウォレットレスでの決済が可能となる。
決済処理は、限定でなく例として、サーバ110または決済事業者の営業担当者が使用する端末120Cで識別コードを生成し(既存の識別コードを取得する場合も含む。以下同様。)、適宜の識別コードを店舗に関連付けてその店舗に対して発行し、店舗はその識別コードを店舗の端末120Bに表示してユーザに提示する。また、識別コードを表示してユーザへ提示するための端末としては、情報処理装置200の入出力I/F204のみならず、例えば、識別コードが印刷された紙媒体や板状媒体などであってもよい。識別コードを読み取ったユーザの端末120Aは、商取引の支払い額(対価の額)とともにその決済要求(決済リクエスト)をサーバ110へ送信し、所定の条件を満たす場合にサーバ110で承認されると、その商取引の支払い額が、ユーザに関連付けられたユーザアカウント口座AC1から出金され、店舗アカウント口座AC2へ入金される。なお、「出金」は残高またはバリューを減算する、「入金」は残高またはバリューを加算する、と表現されてもよい。
この店舗への識別コードの発行に際し、店舗は、通常の加盟店登録(本登録)で必要となる多くの情報を決済事業者に提供する必要はなく、決済事業者が指定する限定された認証項目の情報のみに基づいて、加盟店としての仮登録を受けることができる。したがって、店舗としては極めて簡便な手続きのみで識別コードを用いた決済サービスをユーザへ提供することができる。また、本実施形態では、識別コードに関連付けられる認証項目に、店舗アカウント口座AC2のIDや口座番号の情報が含まれており、仮登録であっても、商取引で決済された支払い額が、ユーザアカウント口座AC1から出金された場合、それに引き続き、店舗アカウント口座AC2へ滞りなく入金される。
ここで、ユーザアカウント口座AC1としては、限定でなく例として、サーバ110または外部システム140を運用するサーバに設けられており、ユーザに関連付けられた各種口座などが挙げられる。同様に、店舗アカウント口座AC2としては、限定でなく例として、サーバ110または外部システム140を運用するサーバに設けられており、店舗に関連付けられた各種口座などが挙げられる。なお、1のユーザが利用するユーザアカウント口座AC1、および、1の店舗が利用する店舗アカウント口座AC2は、いずれも単数でも複数でもよい。
また、各種口座としては、限定でなく例として、専用または汎用の電子マネーカードや電子マネー口座などなどの電子バリュー、特定の商取引における売上金を保持管理する口座、特定のサービスにおいて利用可能なポイント(金銭等価物)を保持管理する口座、クレジットカードのキャッシング枠(貸付可能金額)を保持管理する口座、銀行や証券会社などにおける金融口座、または、例えば仮想通貨の取引所における預金、運用資金、保有資産などを保持管理する金融口座などが挙げられる。このとおり、ユーザアカウント口座AC1は、本開示における「第1アカウント口座」の一例に相当し、店舗アカウント口座AC2は、本開示における「第2アカウント口座」の一例に相当する。
<本実施形態の効果>
本実施形態によれば、店舗は、識別コードによる決済サービスを利用するために、通常の加盟店登録(本登録)で必要となる多くの情報を決済事業者に提供する必要はなく、所定の限定された認証項目の情報のみに基づいて仮登録を受けることができる。そして、その仮登録に基づいて発行される識別コードを用いて、決済サービスをユーザに提供することができるので、店舗の決済サービスへの登録作業が現状に比して極めて簡略化され、店舗の作業負担を格段に軽減することができる。その結果、店舗としては、煩雑な作業に手間をかけることなく、決済サービスを利用した場合の売り上げを実感することができるので、店舗への決済システムの導入、延いては加盟店としての本登録を促進することができる。また、これにより、迅速かつ“なめらかな”商取引を実現しかつ普及させることができるので、ユーザと店舗双方の利便性を向上させることが可能となる。
さらに、店舗の加盟店登録の機会を増大させることができるので、識別コードを無駄にすることがなく、ハードおよびソフト資源の有効活用によるコストの低減を図ることも可能となる。またさらに、仮登録のための認証項目として、店舗から既に取得済みの営業情報を活用することにより、決済事業者による営業効率を向上させることができるとともに、仮登録のための店舗の作業負担を更に軽減することができる。
また、仮登録であっても、ユーザアカウント口座AC1から出金された商取引の支払い額が、店舗アカウント口座AC2へ滞りなく入金されるので、店舗としては、適時の売り上げ計上を行うことができ、このような運用で決済サービスを試行することができるので、その店舗による決済サービスの本格導入(本登録)に対するインセンティブを高めることができる。さらに、その場合、仮登録における迅速な入出金処理の回数を適宜制限することにより、店舗に対して決済サービスの試行の機会を十分に供与しつつ、店舗の決済サービスへの本登録を促進することも可能となる。
<実施形態の機能構成>
図4乃至図6を用いてサーバ110、および/または、端末120の機能構成を説明する。図4乃至図6は、本実施形態に係る決済システムを構成する情報処理装置の機能的な構成を示すブロック図の一例を示し、情報処理装置200(サーバ110および各端末120)によって構築される決済システム610の全体的な概略構成を示す図でもある。図4乃至図6に開示の機能部は、情報処理装置200が備えるプロセッサ201と、メモリ202と、ストレージ203と、入出力I/F204と、通信I/F205との協働により実現される。すなわち、図2に示す情報処理装置200のプロセッサ201は、ストレージ203に記憶された各種プログラム(決済サービスおよびその他のサービスに係る制御プログラム、演算プログラムなど)をメモリ202(例えばRAM)に展開する。そして、プロセッサ201は、メモリ202に展開された各種プログラムを解釈および実行して、各ハードウェア構成要素を制御することにより、以下に説明する機能構成が実現される。
なお、情報処理装置200で実現される各機能は、汎用のCPUなどのプロセッサ201で実現されてもよく、あるいは、機能の一部または全部が、1または複数の専用のプロセッサ201によって実現されてもよい。さらに、情報処理装置200によって実現される機能構成は、実施形態や実施例に応じて、適宜、機能の省略、置換、および追加が行われてももちろんよい。
(1)サーバの機能構成
図4に示すとおり、サーバ110は、入出力I/F311と、通信I/F312と、制御部313と、記憶部314とを有する。入出力I/F311は、図2の入出力I/F204に相当し、通信I/F312は、図2の通信I/F205に相当する。また、制御部313は、決済管理部315、口座管理部316と、入出金管理部317と、表示管理部318とを有する。
サーバ110では、記憶部314に記憶された決済システム用プログラムがプロセッサ201で実行されることにより、ユーザによる店舗での商取引における支払いを、識別コードを用いて決済するための決済システム610が構築される。また、記憶部314は、ユーザに関する情報(ユーザ情報X)を各ユーザに関連付けて、店舗に関する情報(店舗情報Y)を各店舗に関連付けて、および、生成した識別コードを各店舗に関連付けて記憶しており、さらに、必要に応じてその他の各種情報Zも記憶している。
ここで、ユーザ情報Xには、限定でなく例として、ユーザID、氏名、住所、電話番号、メールアドレスなどの基本登録情報、ユーザアカウント口座AC1の情報(口座番号、現金預貯金、電子マネー、運用資金、予備資金、売上金、ポイント、クレジットカードのキャッシング枠などの残高、入出金履歴(金額、位置情報など)などが含まれる。また、店舗情報Yには、限定でなく例として、店舗ID、店舗名、事業者名、代表者名、所在地、電話番号、メールアドレス、従業員数などの基本登録情報、店舗アカウント口座AC2の情報(口座番号、現金預貯金、電子マネー、運用資金、予備資金、売上金などの残高、入出金履歴(金額、位置情報など)などが含まれる。
さらに、各種情報Zには、限定でなく例として、各店舗と各ユーザとの間の商取引における取引情報(取引に係るサービスの内容、取引金額、取引時刻、位置情報、環境情報などを含む決済情報)、決済システム610によって実行される処理に必要な種々の設定パラメータや演算パラメータ、決済システム610における操作ログなどが含まれる。なお、ユーザアカウント口座AC1および店舗アカウント口座AC2が外部システム140を運用するサーバに設けられている場合には、例えば、サーバ110が、外部システム140からネットワーク130を経由してユーザアカウント口座AC1および店舗アカウント口座AC2に関する情報を取得し、記憶部314に記憶することができる。
サーバ110における制御部313の決済管理部315は、以下に示す決済に係る多くの処理を実行する。すなわち、決済管理部315は、店舗を識別するための識別コードの生成、店舗情報Yから選定された認証項目と識別コードとの関連付け、決済システム610への店舗の仮登録、仮登録された店舗への識別コードの発行、ユーザによる商取引における支払い額の決済要求の受付け、仮登録された店舗に対する入金処理に必要な手続きの指示、仮登録された店舗に対して加盟店の本登録に必要な情報の提出要求、決済(支払い額のユーザアカウント口座AC1からの出金および店舗アカウント口座AC2への入金)の実行、および、それらの管理を行う機能を有する。
また、口座管理部316は、ユーザアカウント口座AC1、店舗アカウント口座AC2、及びそれらの口座情報と各ユーザおよび各店舗との関連付け、これらの口座情報のユーザおよび店舗への通知処理、ユーザアカウント口座AC1および店舗アカウント口座AC2の残高更新などに関する処理、ならびに、それらの管理を行う機能を有する。
さらに、入出金管理部317は、ユーザアカウント口座AC1からの支払い額の出金要求の受付けおよび出金、店舗アカウント口座AC2への支払い額の入金要求の受付けおよび入金などに関する処理、ならびに、それらの管理を行う機能を有する。
また、表示管理部318は、決済システム610による各種処理にかかるユーザインターフェイス(UI)を、ユーザの端末120Aおよび店舗の端末12Bの各入出力I/F321,421(出力装置)を介して表示するための画像データの作成に関する処理、ならびに、その管理を行う機能を有する。そのUIには、限定でなく例として、ユーザ情報X、店舗情報Y、識別コード、識別コード、識別コードの読み取り画面、ユーザおよび店舗による端末120A、120Bの画面上の操作状態などが含まれる。
このとおり、記憶部314は、本開示における「記憶部」の一例に相当する。また、決済管理部315は、本開示における「仮登録部」、「生成部」、「決済処理部」、「指示部」、および「本登録部」の一例に相当する。また、表示管理部318および後記の営業担当者の端末120Cにおける表示処理部428も、本開示における「生成部」の一例に相当する。
(2)端末の機能構成
図5に示すとおり、ユーザの端末120Aおよび店舗の端末120Bは、入出力I/F321と、通信I/F322と、制御部323と、記憶部324とを有する。入出力I/F321は、図2の入出力I/F204に相当し、通信I/F322は、図2の通信I/F205に相当する。また、制御部323は、取引管理部325と、注文処理部326と、指示処理部327と、表示処理部328とを有する。一方、図6に示すとおり、決済事業者の営業担当者の端末120Cは、入出力I/F421と、通信I/F422と、制御部423と、記憶部424とを有する。入出力I/F421は、図2の入出力I/F204に相当し、通信I/F422は、図2の通信I/F205に相当する。また、制御部423は、コード管理部425と、情報管理部426と、指示処理部427と、表示処理部428とを有する。
ユーザの端末120Aおよび店舗の端末120Bでは、記憶部324に記憶された決済システムアプリケーション(プログラム)がプロセッサ201で実行されることにより、ユーザおよび店舗は、決済システム610へアクセスして識別コードを用いた決済サービスを利用することができる。また、営業担当者の端末120Cでは、記憶部424に記憶された決済システムの管理用アプリケーション(プログラム)がプロセッサ201で実行されることにより、営業担当者は、決済システム610へアクセスして識別コードの生成や発行、店舗情報の管理などに関する処理を行うことができる。
(2−A)ユーザの端末120A
ユーザの端末120Aにおいて、制御部323の取引管理部325は、商取引システムおよび決済システム610において実行される各種処理に必要なユーザによる入力パラメータの管理、端末120Aにおける各種設定処理および各種演算処理の制御、店舗から提示される識別コードの読み取りに必要な処理を行う機能を有する。また、注文処理部326は、サーバ110へ送信するユーザによる商取引における注文に関する処理、および、支払い額の決済要求などの決済に関する処理を行う機能を有する。
さらに、指示処理部327は、サーバ110へ送信する注文および決済要求以外のユーザによる指示(例えば各種設定および変更などの指示、ユーザアカウント口座AC1への充当指示など)に関する処理を行う機能を有する。また、表示処理部328は、サーバ110から送信される画像データに基づいて、端末120A側で実行される決済システム610の各種設定や各種処理におけるUI画像を端末120Aの入出力I/F321(出力装置)を介して表示する機能を有する。
(2−B)店舗の端末120B
店舗の端末120Bにおいて、制御部323の取引管理部325は、商取引システムおよび決済システム610において実行される各種処理に必要な店舗による入力パラメータの管理、端末120Bにおける各種設定処理および各種演算処理の制御、ユーザへ提示する識別コードの表示に必要な処理を行う機能を有する。また、注文処理部326は、ユーザによる商取引における注文の売り上げ計上に関する処理、および、ユーザによる支払い額の決済要求と、売り上げ品目や店舗担当者などとの関連付けに関する処理を行う機能を有する。
さらに、指示処理部327は、売り上げ計上などに関する処理以外の店舗による指示(例えば各種設定および変更などの指示、店舗アカウント口座AC2の維持管理に必要な処理など)に関する処理を行う機能を有する。また、表示処理部328は、サーバ110から送信される画像データに基づいて、端末120B側で実行される決済システム610の各種設定や各種処理における識別コードを含むUI画像を端末120Bの入出力I/F321(出力装置)を介して表示する機能を有する。
(2−C)営業担当者の端末120C
営業担当者の端末120Cにおいて、制御部423のコード管理部425は、商取引システムおよび決済システム610において店舗で実行される各種処理に必要なパラメータの管理、端末120Cにおける各種設定処理および各種演算処理の制御、店舗へ発行する識別コードの生成および管理に必要な処理を行う機能を有する。また、情報管理部426は、店舗から提供される各種情報(店舗を決済サービスに仮登録や本登録するために必要な情報やその他の店舗営業に関する情報、店舗からの要望に関する情報、POS管理に関する情報など)の取得、改訂、および管理に関する処理を行う機能を有する。
さらに、指示処理部427は、店舗から提供される各種情報の管理などに関する処理以外の店舗による指示(例えば各種設定および変更などの指示、サーバ110の記憶部314に記憶されているユーザ情報X、店舗情報Y、および各種情報Zの閲覧指示など)に関する処理を行う機能を有する。また、表示処理部428は、サーバ110から送信される画像データに基づいて、端末120C側で実行される決済システム610の各種設定や各種処理における識別コードを含むUI画像を端末120Cの入出力I/F421(出力装置)を介して表示する機能を有する。
<実施形態の動作処理>
図7を参照し、本実施形態に係る決済システム610の処理について説明する。図7は、本実施形態に係るサーバ110と端末120との処理のシーケンス図の一例を示し、また、本開示に係る情報処理方法における処理手順の一例を示す図でもある。ここでは、決済事業者の営業担当者が、未だ決済サービスを利用していない店舗に対して決済サービス利用への勧誘活動(営業活動)を行い、店舗の承諾に基づいて加盟店としての仮登録を行って識別コードを発行し、店舗がその識別コードを用いた決済サービスをユーザ(顧客)へ提供する場合について提示する。なお、以下で説明する処理手順は一例に過ぎず、各処理は、本開示の技術思想の範囲内において可能な限り変更されてよく、また、適宜、ステップの省略、置換、および追加が可能である。
(ステップSC1)
まず、ステップSC1において、営業担当者が端末120Cを起動し、決済システムの管理用アプリケーション(プログラム)を実行させると、端末120Cの入出力I/F421に所定のログイン画面が表示される。営業担当者が入出力I/F421(入力装置)を介して自身のログイン情報を入力すると、指示処理部427がその情報をサーバ110へ送信してログインが許可され、サーバ110の表示管理部318は、初期画面の画像データを生成して端末120Cへ送信する。端末120Cの表示処理部428は、その画像データに基づいて、入出力I/F421(出力装置)を介して初期画面を表示する。
初期画面としては、限定でなく例として、デフォルトとして用意されている特定の画面、各種設定画面、ポータルサイト画面、メニュー選択画面、識別コードの生成・管理画面、営業担当者が最終ログイン時に表示していた画面、営業担当者によるカスタム画面、および、これらを組み合わせた画面などが挙げられる。
(ステップSC2,S100)
ステップSC2では、営業担当者が例えば識別コードの生成・管理画面を選択し、店舗による決済サービスで使用するための任意の識別コードを、店舗による決済サービスへの仮登録の承諾に先立って生成する。識別コードを生成する方法としては、限定ではなく例として、適宜のアルゴリズムにしたがって新たな識別コードを生成する方法、既に作成されてサーバ110の記憶部314に保持されている既存の識別コードを取得(選択)する方法などが挙げられる。前者の場合、新たに生成した識別コードの画像データおよび文字列情報データを端末120Cからサーバ110へ送信し、ステップS100の処理として、記憶部314でそれらのデータを記憶する。後者の場合、サーバ110から端末120Cへ識別コードの画像データおよび文字列情報データを送信してもよいし、ステップS100の処理として、端末120Cへそれらのデータを送信することなく、既存の識別コードのデータレコードなどに、例えば適宜のフラグを設定するようにしてもよい。
(ステップSC3,S101)
ステップSC3では、営業担当者が端末120Cの表示画面を切り替えて、入出力I/F421を介して候補店舗指定画面(例えば、これまでに収集した営業情報に基づいてデータベース化された店舗リスト)を表示し、決済サービスへの加入を勧誘する少なくとも1以上の候補店舗を選定する。端末120Cの指示処理部427は、選択された候補を特定する旨の指示をサーバ110へ送信する。ステップS101では、サーバ110の決済管理部315が、適宜の識別コードと選定された店舗の認証項目の関連付け(紐づけ)を行う。ここで、店舗の認証項目としては、営業情報に基づいてデータベース化された店舗情報Yにおける複数の項目のなかから適宜選択することができ、限定ではなく例として、店舗のメールアドレス、店舗の電話番号、店舗に関連付けられた店舗アカウント口座AC2のIDや口座番号、店舗名、店舗IDなどが挙げられる。なお、前述のとおり、本実施形態では、識別コードに関連付けられる認証項目に、店舗アカウント口座AC2のIDや口座番号の情報が含まれている例について説明する。
(ステップSC4,S102)
それから、営業担当者は、選定した店舗に対し、決済サービスへ加盟店として加入を勧める営業活動を行い、その結果、店舗の承諾を得ることができた場合、処理を次のステップへ移行する。すなわち、ステップSC4では、営業担当者が端末120を操作し、店舗の承諾に基づいて当該店舗への識別コードの発行を許可する。端末120Cの指示処理部427は、当該店舗への識別コードの発行を許可する旨の指示をサーバ110へ送信する。ステップS102において、サーバ110の決済管理部315は、受信した識別コードの発行指示に基づいて、その店舗を決済サービスの加盟店として仮登録し、その旨を店舗情報Yとして記憶部314のデータベースに記憶する。
(ステップSB1)
一方、決済サービスの加盟店として仮登録された店舗は、ステップSB1において、店舗担当者が端末120Bを起動し、決済システムアプリケーション(プログラム)を実行させると、端末120Bの入出力I/F321を介して所定のログイン画面が表示される。店舗担当者が入出力I/F321(入力装置)を介して自身のログイン情報を入力すると、指示処理部327がその情報をサーバ110へ送信してログインが許可され、表示管理部318が生成した初期画面の画像データを端末120Bへ送信する。端末120Bの表示処理部328は、その画像データに基づいて、入出力I/F321(出力装置)を介して初期画面を表示する。
初期画面としては、限定でなく例として、デフォルトとして用意されている特定の画面、各種設定画面、ポータルサイト画面、メニュー選択画面、識別コードの受取・表示・管理画面、店舗担当者が試行して表示したことがある画面、店舗担当者によるカスタム画面、および、これらを組み合わせた画面などが挙げられる。
(ステップSB2)
ステップSB2では、店舗担当者が端末120Bの表示画面を切り替えて、入出力I/F321を介して識別コード受取画面を表示する。識別コードの受取方法としては、限定ではなく例として、識別コード受取要求の指示を端末120Bからサーバ110に送信し、記憶部314に記憶されているその店舗に関連付けられた識別コードのデータを端末120Bで受信する方法、営業担当者の端末120Cから、その店舗に関連付けられた識別コードのデータを適宜の無線または有線通信を用いて端末120Bで受信する方法、営業担当者の端末120Cの入出力I/F421に表示された識別コードを、端末120Bで撮像し、画像データとして受領する方法などが挙げられる。また、識別コードを表示してユーザへ提示するための端末としては、情報処理装置200の入出力I/F204のみならず、例えば、識別コードが印刷された紙媒体や板状媒体などであってもよい。こうして、加盟店は、決済サービスへの加盟店としての仮登録に際して、何ら手間の掛かる煩雑な作業を行うことなく、ユーザとの商取引における識別コードを用いた簡便な決済サービスを提供する準備を完了することができる。
(ステップSA1)
そして、この店舗においてユーザが商取引を行う場合、識別コードを用いた決済サービスを希望するユーザは、ステップSA1において、端末120Aを起動し、決済システムアプリケーション(プログラム)を実行させると、端末120Aの入出力I/F321を介して所定のログイン画面が表示される。ユーザが入出力I/F321(入力装置)から自身のログイン情報を入力すると、指示処理部327がその情報をサーバ110へ送信してログインが許可され、表示管理部318が生成した初期画面の画像データを端末120Bへ送信する。端末120Bの表示処理部328は、その画像データに基づいて、入出力I/F321(出力装置)を介して初期画面を表示する。
初期画面としては、限定でなく例として、デフォルトとして用意されている特定の画面、各種設定画面、商取引システムやe−コマースのポータルサイト画面、それらの個々のサイト画面、ユーザアカウント口座AC1の情報画面、メニュー選択画面、識別コードの読取・管理画面、ユーザが最終ログイン時に表示していた画面、ユーザによるカスタム画面、および、これらを組み合わせた画面などが挙げられる。
(ステップSB3,SA2〜SA4)
ユーザの端末120Aにおいて識別コードの読み取り準備ができた後、ステップSB3では、店舗担当者が店舗の端末120Bの表示画面を切り替えて、入出力I/F321を介して識別コードを表示することにより、ユーザに対してその識別コードを提示する。ステップSA2では、ユーザが端末120Aの表示画面を切り替えて、入出力I/F321を介して識別コード読取画面を表示し、例えばその識別コードを撮像することにより読み取る。次に、ステップSA3において、ユーザが端末120Aの表示画面を切り替えて、入出力I/F321を介して支払い額の入力画面を表示し、数字キーのタップ入力や音声入力などにより、商取引の対価の額を指定する。次いで、ステップSA4において、端末120Aの注文処理部326が、指定金額とともにその決済要求(決済リクエスト)をサーバ110へ送信する。なお、図7において、ステップSA3に代えて、ステップSB3で店舗の端末120Bに支払額を入力し、識別コードとともにユーザに提示してもよい。これにより、ユーザの端末120Aが識別コードを読み込んだ時に金額情報を取得することも可能となる。
(ステップS103)
決済要求を受け付けたサーバ110の決済管理部315および口座管理部316は、ステップS103において、ユーザアカウント口座AC1の残高を確認し、その残高が指定金額以上であれば、サーバ110の決済管理部315および入出金管理部317は、その決済要求を承認する。また、ステップS103では、さらに、その指定金額を、ユーザアカウント口座AC1から出金し、識別コードに関連付けられて既に判明している店舗アカウント口座AC2へ入金する。
(ステップS104)
そして、ステップS104において、サーバ110の口座管理部316および表示管理部318は、入出金の完了、および、更新されたユーザアカウント口座AC1および店舗アカウント口座AC2の残高を、それぞれユーザおよび店舗へ通知するための画面の画像データを生成し、端末120A,120Bへ送信する。端末120A,120Bの表示処理部328は、その画像データに基づいて、入出力I/F321(出力装置)を介して、決済完了画面および残高通知画面を表示し、識別コードを用いた商取引の決済サービスに係る処理を完了する。
<<第1実施例>>
前述のとおり、上記実施形態では、識別コードに関連付けられた店舗の認証項目に、その店舗に関連付けられた店舗アカウント口座AC2の情報が含まれている場合に、ユーザアカウント口座AC1からの支払い額の出金に続けて、店舗アカウント口座AC2への入金処理を迅速に実施する態様について説明した。一方、本実施形態の第1実施例は、識別コードに関連付けられた店舗の認証項目によらず、仮登録された店舗の店舗アカウント口座AC2への入金処理の前に、そのために必要な手続きの指示を店舗に案内する処理を実行する実施例である。
<<第1実施例の効果>>
本実施例によれば、仮登録された店舗であっても、商取引における支払い額の入金処理を確実に実施することができるので、決済サービスへの信頼性を向上させることができるとともに、その店舗による決済サービスの本格導入(本登録)を促進することができる。また、例えば仮登録の状態と本登録の状態で享受することができる機能やサービスに差異がある場合、決済サービスの本格導入(本登録)を早めることにより、店舗の利便性の向上を早期に実現することができる。
<<第1実施例の動作処理>>
図8は、本実施例に係るサーバ110と端末120との処理のシーケンス図の一例を示し、また、本開示に係る情報処理方法における処理手順の一例を示す図でもある。図8に示すように、本実施例は、ステップSA4において決済要求があった後に、ステップS103において、その決済要求が承認された場合に、ユーザアカウント口座AC1からの支払い額の出金処理を行って一旦留保し、ステップS110,SB10を経てから、ステップS104で店舗アカウント口座AC2への入金処理を行うこと以外は、図7に示す手順の上記実施形態と同等の装置構成及び手順により実行することができる。
ステップS110では、サーバ110の決済管理部315および口座管理部316が、適宜の手段で、店舗の端末120Bに入金案内を通知する。なお、入金案内の端末120Bへの通知方法としては、限定ではなく例として、端末120Bへ自動音声案内で入電する方法、店舗への入電指示を営業担当者の端末120Cへ送信し、店舗担当者から店舗の端末120Bへ入電して通知する方法、端末120Bへ電子メールやSNSメッセンジャーで通知する方法などが挙げられる。また、入金案内における入金条件としては、限定ではなく例として、店舗アカウント口座AC2の指定、その他店舗に関する情報の提供、手数料の支払いなどが挙げられる。
<<第2実施例>>
本実施形態の第2実施例は、識別コードに関連付けられた店舗の認証項目によらず、仮登録された店舗の店舗アカウント口座AC2への入金処理の前に、決済サービスへの本登録に必要な情報の提示を要求し、本登録が完了した後に、店舗アカウント口座AC2への入金処理を実行する実施例である。
<<第2実施例の効果>>
本実施例によれば、店舗としては、ユーザとの間で商取引が成立しても仮登録の状態ではすぐに売り上げを計上することができず、本登録後に入金処理を受けることができるので、その店舗による決済サービスの本格導入(本登録)を更に促進することができる。また、例えば仮登録の状態と本登録の状態で享受することができる機能やサービスに差異がある場合、決済サービスの本格導入(本登録)を早めることにより、店舗の利便性の向上を更に早期に実現することができる。
<<第2実施例の動作処理>>
図9は、本実施例に係るサーバ110と端末120との処理のシーケンス図の一例を示し、また、本開示に係る情報処理方法における処理手順の一例を示す図でもある。図9に示すように、本実施例は、ステップSA4において決済要求があった後に、ステップS103において、その決済要求が承認された場合に、ユーザアカウント口座AC1からの支払い額の出金処理を行って一旦留保し、ステップSB20,S120,SB21,S121を経てから、ステップS104で店舗アカウント口座AC2への入金処理を行うこと以外は、図7に示す手順の上記実施形態と同等の装置構成及び手順により実行することができる。
本実施例では、商取引が成立した場合、ステップSB20において、店舗の端末120Bから入金要求をサーバ110へ送信する。その入金要求を受信したサーバ110は、ステップS120において、店舗の端末120Bに対して、決済サービスの本登録後に店舗アカウント口座AC2への入金処理が可能となるので本登録を推奨する旨、および、本登録に必要となる店舗情報の提示を要求する旨、ならびに、それらの必要項目を通知する。そして、ステップSB21において、端末120Bから必要な情報がサーバ110へ送信されると、サーバ110の決済管理部315は、その店舗の仮登録を解除し、決済サービスへの本登録を行うとともに、店舗アカウント口座AC2への入金処理を行う。
<<第3実施例>>
本実施形態の第3実施例は、店舗に対して決済サービスへの本登録に必要な情報の提示を要求する際の条件またはタイミングに関する実施例である。この条件またはタイミングとしては、限定ではなく例として、以下に示すケース(A)〜(C)が挙げられる。
(A)商取引の対価の額の総額が所定の金額を上回る場合
(B)商取引が発生して所定時間が経過した場合
(C)商取引が所定の回数以上に発生した場合
<<第3実施例の効果>>
本実施例によれば、所定の条件が満たされた場合に、店舗に対して決済サービスへの本登録に必要な情報の提示を要求するので、商取引の都度そのような要求をする場合に比して、店舗側への通知と舗側の確認作業を軽減することができ、また、決済事業者としては、加盟店として本登録を推奨するべき店舗を見極めやすくなる利点がある。
<<第3実施例の動作処理>>
本実施例では、限定ではなく例として、図7において、商取引が発生した場合に、その商取引に関する情報(対価の額、発生時刻、商取引が発生した旨など)が店舗の端末120Bからサーバ110へ送信される。サーバ110の例えば決済管理部315は、その店舗における(a)当該決済サービスを利用した商取引の対価の額の総額、(b)当該決済サービスを利用した商取引が最初に発生してからの経過時間、(c)当該決済サービスを利用した商取引の回数などを算出して記憶部314に記憶する。
そして、サーバ110の決済管理部315は、上記(A)〜(C)のいずれかの条件が満たされた場合に、その店舗に対して、図9に示すステップS120,S121と同様の処理を実行し、店舗の端末120Bに対して、本登録に必要となる店舗情報の提示を要求する旨、および、それらの必要項目を通知し、端末120Bから必要な情報がサーバ110へ送信されると、その店舗の仮登録を解除し、決済サービスへの本登録を行う。
以上、本開示の一例としての上記実施形態および各実施例について詳細に説明してきたが、前述した説明はあらゆる点において本開示の一例を示すに過ぎず、本開示の範囲を逸脱することなく種々の改良や変形を行うことができることは言うまでもなく、また、上記実施形態および上記各実施例は、部分的に置換してもよく、適宜組み合わせて構成することも可能であり、さらに、例えば、各実施形態および各実施例において適宜言及したような変更が可能である。
すなわち、例えば、営業担当者の端末120Cで実行する処理の一部または全部を、サーバ110で実行するようにしてもよい。また、この場合、店舗に関連付けられた識別コードの発行は、その識別コードのデータをサーバ110から店舗の端末120Bへ直接送信することができる。さらに、識別コードの生成に先立って、店舗の認証項目と識別コードとの関連付け、および/または、店舗の仮登録についての店舗による承諾を、予め取得しておいてもよい。また、前述のとおり、識別コードを表示してユーザへ提示するための端末としては、情報処理装置200の入出力I/F204のみならず、例えば、識別コードが印刷された紙媒体や板状媒体などであってもよい。さらに、商取引が成立した場合、サーバ110は、その店舗の識別コードをユーザの端末120Aへ直接送信し、ユーザの端末120Aに表示された識別コードをセルフスキャンするなどして読み取るようにしてもよい。すなわち、識別コードは、店舗の端末120Bに表示してもよいし、ユーザの端末120Aに表示してもよい。
1…通信システム、110 ,110A,110B…サーバ、120,120A,120B,120C,120X…端末、130…ネットワーク、140…外部システム、200…情報処理装置、201…プロセッサ、202…メモリ、203…ストレージ、204…入出力インタフェース(入出力I/F)、205…通信インタフェース(通信I/F)、313…制御部、314…記憶部、315…決済管理部、316…口座管理部、317…入出金管理部、318…表示管理部、323…制御部、324…記憶部、325…取引管理部、326…注文処理部、327…指示処理部、328…表示処理部、423…制御部、424…記憶部、425…コード管理部、426…情報管理部、427…指示処理部、428…表示処理部、610…決済システム、AC1…ユーザアカウント口座、AC2…店舗アカウント口座、B…バス、S100〜S104,S110,S120,S121…ステップ、SA1〜SA4…ステップ、SB1〜SB3,SB10,SB20,SB21…ステップ、SC1〜SC4…ステップ、X…ユーザ情報、Y…店舗情報、Z…各種情報。

Claims (11)

  1. 識別コードを用いて店舗におけるユーザによる商取引の決済を行う情報処理装置であって、
    前記店舗に関する情報、および、前記識別コードを記憶する記憶部と、
    前記店舗の承諾に基づいて、または、前記店舗の承諾に先立って、前記店舗に関する情報から選定された認証項目と前記識別コードとを関連付けることにより、該店舗を、前記決済を利用する加盟店として仮登録し、該識別コードを該仮登録された店舗に対して発行する仮登録部と、
    前記仮登録された店舗における前記商取引に使用するための前記識別コードを生成する生成部と、
    前記ユーザからの決済要求に基づいて、前記商取引の対価の額を、前記ユーザに関連付けられた第1アカウント口座から出金する処理を実行する決済処理部と、を有する情報処理装置。
  2. 前記決済処理部は、前記仮登録された店舗に関連付けられた第2アカウント口座の情報が前記認証項目に含まれている場合に、前記商取引の対価の額を、前記第2アカウント口座へ入金する処理を実行する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記認証項目に基づいて、前記仮登録された店舗に前記商取引の決済に係る入金処理に必要な手続きを指示する指示部を更に有し、
    前記決済処理部は、前記入金処理に必要な手続きが完了した場合に、前記商取引の対価の額を、前記仮登録された店舗に関連付けられた第2アカウント口座へ入金する処理を実行する、請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記仮登録された店舗に対して前記加盟店としての本登録に必要な情報を要求し、かつ、前記本登録に必要な情報を取得した場合に、前記仮登録された店舗を前記加盟店として本登録する本登録部を更に有し、
    前記決済処理部は、前記店舗が本登録された場合に、前記商取引の対価の額を、前記登録された店舗に関連付けられた第2アカウント口座へ入金する処理を実行する、請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記生成部は、前記識別コードを、前記店舗の端末、または、前記ユーザの端末に表示する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記認証項目は、メールアドレスまたは電話番号の少なくとも1つを含む、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記商取引の対価の額の総額が所定の金額を上回る場合に、前記仮登録された店舗に対して前記加盟店としての本登録に必要な情報を要求する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記商取引が発生して所定時間が経過した場合に、前記仮登録された店舗に対して前記加盟店としての本登録に必要な情報を要求する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記商取引が所定の回数以上に発生した場合に、前記仮登録された店舗に対して前記加盟店としての本登録に必要な情報を要求する、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 識別コードを用いて店舗におけるユーザによる商取引の決済を行う情報処理方法であって、
    前記店舗に関する情報、および、前記識別コードを記憶するステップと、
    前記店舗の承諾に基づいて、または、前記店舗の承諾に先立って、前記店舗に関する情報から選定された認証項目と前記識別コードとを関連付けることにより、該店舗を、前記決済を利用する加盟店として仮登録し、該識別コードを該仮登録された店舗に対して発行するステップと、
    前記仮登録された店舗における前記商取引に使用するための前記識別コードを生成するステップと、
    前記ユーザからの決済要求に基づいて、前記商取引の対価の額を、前記ユーザに関連付けられた第1アカウント口座から出金する処理を実行するステップと、を有する情報処理方法。
  11. 情報処理装置に、
    前記店舗に関する情報、および、前記識別コードを記憶するステップと、
    前記店舗の承諾に基づいて、または、前記店舗の承諾に先立って、前記店舗に関する情報から選定された認証項目と前記識別コードとを関連付けることにより、該店舗を、前記決済を利用する加盟店として仮登録し、該識別コードを該仮登録された店舗に対して発行するステップと、
    前記仮登録された店舗における前記商取引に使用するための前記識別コードを生成するステップと、
    前記ユーザからの決済要求に基づいて、前記商取引の対価の額を、前記ユーザに関連付けられた第1アカウント口座から出金する処理を実行するステップと、を実行させる情報処理プログラム。
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