JP2020049614A - ロボットを制御する制御装置、およびロボットシステム - Google Patents

ロボットを制御する制御装置、およびロボットシステム Download PDF

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Abstract

【課題】処理対象である領域に急激な傾きを有する凹凸が存在する場合にも、継続的に作業を行うことを可能にする。【解決手段】対象物に対して作業を行う作業部が取り付けられ作業部を移動させる可動部を有するロボットを制御する制御装置である。制御装置は、対象物と作業部との間の距離を検出する距離検出部からの出力を受け取って、第1設定と第2設定を含む複数の設定にしたがって、可動部を制御する制御部と、(a)距離検出部からの出力に基づいて可動部による作業部の移動が行われているときに、距離または距離の変化率があらかじめ定められた基準範囲外となった場合に、作業部の移動を停止させる第1設定と、(b)距離検出部からの出力に基づいて作業部の移動が行われているときに、距離または変化率が基準範囲外となった場合に、距離検出部からの出力に基づかずに、作業部の移動を継続させる第2設定と、を選択的に受け付ける受付部と、を備える。【選択図】図4

Description

本開示は、ロボットを制御する制御装置、およびロボットシステム。
従来、塗料などの液状物を、定められた部位に塗布する技術が存在する。特許文献1の技術においては、塗装ロボットの運行方向に位置する距離センサーと、それ以外の距離センサーからのデータを制御コントローラーに取込み、運行方向ではない部位に位置する3つの距離センサーのうち1以上の距離センサーが検出する距離が1つでも許容範囲を超える場合に、塗装ヘッドの位置と傾きを正常に戻す。その結果、被塗物面と塗装ノズルの距離、ならびに塗装ヘッドの位置及び傾きを修正しながら塗装が行われる。距離センサーは、一定の位置範囲についてのみ、対象物までの距離を検知して、距離のデータを出力することができる。
特開2003−19451号公報
しかし、特許文献1の技術は、処理対象である領域に急激な傾きを有する凹凸が存在する場合には、塗装ノズルが対象物の表面形状に追従できないために距離センサーからのデータが得られなかったり、距離の変化率があらかじめ定められた基準範囲外となり、頻繁に塗装作業が停止され、効率的に処理を行うことができないおそれがあった。
本開示の一形態によれば、対象物に対して作業を行う作業部を移動させる可動部を有するロボットを制御する制御装置が提供される。この制御装置は、前記作業部が取り付けられた前記可動部を制御する制御部と、第1設定、または、第2設定を受け付ける受付部と、を備え、前記受付部が前記第1設定を受け付けており、前記対象物と前記作業部との間の距離を検出する距離検出部からの出力に基づいて前記可動部による前記作業部の移動が行われているときに、前記距離検出部が検出した前記距離または前記距離の変化率があらかじめ定められた基準範囲外となった場合、前記制御部が前記作業部の移動を停止させ、前記受付部が前記第2設定を受け付けており、前記距離検出部からの出力に基づいて前記可動部による前記作業部の移動が行われているときに、前記距離または前記変化率が前記基準範囲外となった場合、前記制御部が前記距離検出部からの出力に基づかずに前記作業部を移動させる。
本実施形態に係るロボットシステム1のハードウェア構成を示す図である。 ロボット制御装置25のブロック図である。 ロボットシステム1を動作させる際の処理を示すフローチャートである。 図3のステップS300におけるロボットの制御の内容を示すフローチャートである。 図4のステップS310の処理内容を示す説明図である。 図4のステップS320の処理内容を示す説明図である。 図4のステップS350の処理内容を示す説明図である。 図4のステップS360を経てステップS310で行われる処理内容を示す説明図である。 第2実施形態における、図4のステップS350内の詳細な処理を示すフローチャートである。 図9のステップS354における処理を示す説明図である。 図9のステップS356における処理を示す説明図である。 図4のステップS310〜S320におけるロボットの制御の内容を示すフローチャートである。 図12のステップS315,S317の処理内容を示す説明図である。 本実施形態に係るロボットシステム1dのハードウェア構成を示す図である。 複数のプロセッサーによってロボットの制御装置が構成される一例を示す概念図である。 複数のプロセッサーによってロボットの制御装置が構成される他の例を示す概念図である。
A.第1実施形態:
(1)ロボットシステムの構成:
図1は、本実施形態に係るロボットシステム1のハードウェア構成を示す図である。ロボットシステム1は、ワークWKに対して所定の作業を行う。より具体的には、ロボットシステム1は、ワークWKの上端面に対して、接着剤の塗布を行う。
ロボットシステム1は、ロボット20と、ロボット制御装置25を備える。ロボット制御装置25は、ロボット20を制御する。ロボット制御装置25は、動作制御装置30と、教示装置50とによって構成される。
ロボット20は、アームAmと、アームAmを支持する支持台Bsと、を備える単腕ロボットである。アームAmは、6軸の垂直多関節型のアームである。アームAmは、6個のアーム部材であるリンクL1〜リンクL6と、6つの関節である関節J1〜J6を備える。関節J2、関節J3、関節J5は、曲げ関節であり、関節J1、関節J4、関節J6は、ねじり関節である。
支持台BsとリンクL1は、関節J1を介して接続されている。リンクL1とリンクL2は、関節J2を介して接続されている。リンクL2とリンクL3は、関節J3を介して接続されている。リンクL3とリンクL4は、関節J4を介して接続されている。リンクL4とリンクL5は、関節J5を介して接続されている。リンクL5と、リンクL6およびエンドエフェクターEEとは、関節J6を介して接続されている。アームAmの先端には、エンドエフェクターEEが取り付けられている。アームAmと、エンドエフェクターEEとは、ケーブルによって、ロボット制御装置25の動作制御装置30と、通信可能に接続されている。
アームAmは、エンドエフェクターEEを、3次元空間内において移動させることができる。エンドエフェクターEEの位置は、TCP(Tool Center Point)によって規定される。本実施形態において、TCPは、関節J6の回転軸上にある。動作制御装置30は、アームAmを駆動することによって、ロボット座標系RCにおいて制御点としてのTCPの位置を制御する。
本実施形態においては、支持台Bsの位置を基準として、ロボット20が設置された空間を規定する座標系を、ロボット座標系RCと表す。ロボット座標系RCは、水平面上において互いに直交するX軸およびY軸と、鉛直上向きを正方向とするZ軸とによって規定される三次元直交座標系である。本明細書において、単に「X軸」と称した場合、ロボット座標系RCにおけるX軸のことを表す。単に「Y軸」と称した場合、ロボット座標系RCにおけるY軸のことを表す。単に「Z軸」と称した場合、ロボット座標系RCにおけるZ軸のことを表す。ロボット座標系RCにおける任意の位置は、X軸方向の位置DXと、Y軸方向の位置DYと、Z軸方向の位置DZとにより特定できる。
本実施形態においては、X軸周りの回転位置を角度位置RXによって表す。Y軸周りの回転位置を角度位置RYによって表す。Z軸周りの回転位置を角度位置RZによって表す。ロボット座標系RCにおける任意の姿勢は、X軸周りの角度位置RX、Y軸周りの角度位置RY、Z軸周りの角度位置RZにより表現できる。
本明細書において、「位置」と表記した場合、狭義の位置に加えて姿勢をも意味する。「力」と表記した場合、3次元空間において向きと大きさによって規定される狭義の力に加えて、X軸周り、Y軸周り、およびZ軸周りの回転方向に作用するトルクも意味し得る。
エンドエフェクターEEは、ワークWKに対して作業を行う作業部として機能する。より具体的には、エンドエフェクターEEは、ワークWKに付着させる流動体Psを吐出するディスペンサーである。流動体Psは、接着剤である。ディスペンサーのノズルの内径は、本実施形態において0.33mmである。エンドエフェクターEEは、ロボット20のアームAmによって、ワークWKに対して、移動される。
本実施形態においては、制御点としてのTCPを基準として空間を規定する座標系を、手先座標系HCと表す。手先座標系HCは、TCPを原点として、関節J6の回転軸方向に、エンドエフェクターEEに対してアームAmのリンクL6とは逆の方向に伸びるZ軸と、Z軸に対して直交するX軸と、Z軸およびX軸に対して直交するY軸とによって規定される三次元直交座標系である。
エンドエフェクターEEには、距離検出部Sdが設けられている。距離検出部Sdは、TCPから手先座標系HCのZ軸正方向にエンドエフェクターEEから離れた位置にある対象物と、距離検出部Sdと、の間の距離を測定することができる。距離検出部Sdは、アームAmの先端のリンクL6およびエンドエフェクターEEに対して固定されている。このため、距離検出部Sdの出力に基づいて、対象物とエンドエフェクターEEとの間の距離を測定することができる。距離検出部Sdは、対象物とエンドエフェクターEEとの間の距離を表す出力を、動作制御装置30に送信する。動作制御装置30は、距離検出部Sdからの出力を受け取って、アームAmの動作を制御し、その結果として、アームAmの先端に取りつけられたエンドエフェクターEEの位置を制御する。
距離検出部Sdは、具体的には、レーザー変位計である。距離検出部Sdは、半導体レーザーSdeと、受光素子Sdrを備える。半導体レーザーSdeは、レーザー光を射出する。距離検出部Sdは、対象物によるレーザー光の反射光を受光素子Sdrで受け取ることにより、対象物までの距離を測定する。距離検出部Sdは、距離検出部Sdから一定の距離の範囲にある対象物についてのみ、距離検出部Sdから対象物までの距離を測定することができる。
ワークWKは、長方形のシートが丸められて形成された筒状物である。ロボット20は、シートの端が渦状に配されたワークWKの上端面に、吐出物としての流動体Psを塗布する作業を行う。
図2は、ロボット制御装置25のブロック図である。ロボット制御装置25は、動作制御装置30と、教示装置50とによって構成される。動作制御装置30は、ユーザーによる教示作業によって設定された目標位置にTCPが位置するように、ロボット20のアームAmを制御する。動作制御装置30は、プロセッサーであるCPU(Central Processing Unit)30aと、RAM(Random Access Memory)30bと、ROM(Read−Only Memory)30cと、を備える。動作制御装置30には、ロボット20の制御を行うための制御プログラムがインストールされている。動作制御装置30においては、これらのハードウェア資源と制御プログラムとが協働する。
動作制御装置30は、ある目標位置から次の目標位置への移動において、距離検出部Sdからの出力に基づいて、アームAmによるエンドエフェクターEEの移動を行うことができる。より具体的には、動作制御装置30は、対象物とエンドエフェクターEEとの間の距離が一定となるように、アームAmのフィードバック制御を行うことができる。ロボット20は、そのようなフィードバック制御を行いつつ、たとえば、エンドエフェクターEEの位置を100mm/sで移動させることができる。
本実施形態のロボットシステム1は、ワークWKが、処理対象である領域に、フィードバック制御において追従できないような急激な傾きを有する凹凸を有する場合にも、後述する第2設定において、作業を行うことができる。なお、動作制御装置30は、距離検出部Sdからの出力に基づかずに、アームAmによるエンドエフェクターEEの移動を行うこともできる。
教示装置50は、動作制御装置30に目標位置を教示する。教示装置50は、CPU50aと、RAM50bと、ROM50cと、を備える。教示装置50には、動作制御装置30に目標位置を教示するための教示プログラムがインストールされている。教示装置50においては、これらのハードウェア資源と教示プログラムとが協働する。
図1に示すように、教示装置50は、さらに、入力装置57と、出力装置58を備える。入力装置57は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル等であり、ユーザーからの指示を受け付ける。出力装置58は、例えば、ディスプレイやスピーカー等であり、ユーザーに各種の情報を出力する。
(2)ロボットシステムの動作:
図3は、ロボットシステム1を動作させる際の処理を示すフローチャートである。ステップS100において、ユーザーは、教示装置50を介して、動作制御装置30に、作業におけるロボット20の制御点の1以上の目標位置を教示する。より具体的には、ユーザーは、入力装置57を介して教示装置50に各目標位置を入力する。教示装置50は、ユーザーからの制御点の1以上の目標位置の入力を受け付けて、入力された各目標位置を動作制御装置30に送信する。動作制御装置30は、受信した1以上の目標位置を、RAM30bに格納し、作業において、各目標位置を順にTCPが通過するように、アームAmを制御する。図2において、ユーザーからの目標位置の入力を受け付ける教示装置50のCPU50aの機能部を、受付部53として示す。動作制御装置30のRAM30bに格納された目標位置を表す情報を、動作情報Ioとして示す。
ステップS200において、ユーザーは、教示装置50を介して、動作制御装置30に動作設定を指定する。より具体的には、ユーザーは、入力装置57を介して、教示装置50に、作業の動作設定として第1設定または第2設定を入力する。教示装置50は、ユーザーからの第1設定または第2設定の入力を受け付けて、入力された動作設定を動作制御装置30に送信する。動作制御装置30は、受信した動作設定を、RAM30bに格納し、作業において、指定された動作設定にしたがって、アームAmを制御する。ユーザーからの動作設定の入力を受け付ける教示装置50のCPU50aの機能部は、受付部53である。図2において、動作制御装置30のRAM30bに格納された動作設定を表す情報を、動作設定情報Isとして示す。
「第1設定」においては、距離検出部Sdからの出力に基づいてアームAmによるエンドエフェクターEEの移動が行われているときに、距離検出部Sdが検出した距離があらかじめ定められた基準範囲外となった場合に、動作制御装置30は、エンドエフェクターEEの移動を停止させる。
「第2設定」においては、距離検出部Sdからの出力に基づいてアームAmによるエンドエフェクターEEの移動が行われているときに、距離検出部Sdが検出した距離が基準範囲外となった場合に、動作制御装置30は、距離検出部Sdからの出力に基づかずに、エンドエフェクターEEの移動を継続させる。より具体的には、動作制御装置30は、目標位置のうち、実行中の作業においてまだ通過していない次の目標位置に向かって、エンドエフェクターEEを移動させる。
ステップS300において、動作制御装置30は、入力された1以上の目標位置を、制御点としてのTCPが順次、通過するように、ロボット20制御して、作業を実行する。より具体的には、距離検出部Sdからの出力を受け取って、動作制御装置30は、指定された動作設定にしたがって、ロボット20のアームAmおよびエンドエフェクターEEを制御して、作業を実行する。
図4は、図3のステップS300におけるロボットの制御の内容を示すフローチャートである。図4の処理は、動作制御装置30によって実行される。動作制御装置30は、図4の処理を、200マイクロ秒の周期で繰り返し行うことができる。
ステップS310において、動作制御装置30は、図3のステップS100で教示された目標位置を、制御点としてのTCPが順次、通過するように、ロボット20のアームAmを制御する。動作制御装置30は、ある目標位置から次の目標位置への移動においては、距離検出部Sdからの出力に基づいて、ワークWKとエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離が一定となるように、アームAmのフィードバック制御を行う。
図5は、図4のステップS310の処理内容を示す説明図である。なお、図5においては、技術の理解を容易にするために、図1に示したワークWKとは異なる形状を有するワークWK1を使用して、処理内容を示す。なお、図5においては、技術の理解を容易にするために、各部の寸法を誇張して示している。このため、図5は、各部の寸法を正確に反映するものではない。図6〜図8も同様である。
図5においては、距離検出部Sdを構成する半導体レーザーSdeと受光素子Sdrから、距離検出部Sdが対象物までの距離を測定することができる位置の範囲内に、ワークWK1の表面が存在する。このため、距離検出部Sdは、ワークWK1によるレーザー光LL1の反射光LL2を受光素子Sdrで受け取ることにより、ワークWK1の表面までの距離を測定することができる。その結果、動作制御装置30は、目標位置TP1から次の目標位置TP2への移動において、距離検出部Sdからの出力に基づいて、ワークWK1とエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離が一定となるように、アームAmのフィードバック制御を行うことができる。
図4のステップS320において、動作制御装置30は、距離検出部Sdが検出したワークWK1とエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離が、あらかじめ定められた基準範囲Ra外となったか否かを判定する。基準範囲Raは、距離検出部Sdが対象物までの距離を測定することができる位置の範囲内において、あらかじめ定められている。基準範囲Raの幅は本実施形態において0.8mmである。
図6は、図4のステップS320の処理内容を示す説明図である。図6において、基準範囲Ra内に、ワークWK1の表面が存在しない。エンドエフェクターEEの位置のフィードバック制御が、ワークWK1の表面形状の変化に追従できなかったためである。このような状態においては、距離検出部Sdは、ワークWK1によるレーザー光LL1の反射光LL2を受光素子Sdrで受け取ることができない。その結果、動作制御装置30は、距離検出部Sdからの出力に基づいて、ワークWK1とエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離が一定となるように、アームAmのフィードバック制御を行うことができない。
図4のステップS320において、距離検出部Sdが検出したワークWK1とエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離が、基準範囲Ra外となった場合には、処理は、ステップS330に進む。距離検出部Sdが検出したワークWK1とエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離が、基準範囲Ra内である場合は、処理は、ステップS310に戻る。
ステップS330において、動作制御装置30は、図3のステップS200で指定された動作設定が、第1設定であるか第2設定であるかを判定する。ステップS200で指定された動作設定が第1設定である場合には、処理は、ステップS340に進む。ステップS200で指定された動作設定が第2設定である場合には、処理は、ステップS350に進む。
ステップS340において、動作制御装置30は、アームAmによるエンドエフェクターEEの移動およびエンドエフェクターEEからの流動体Psの吐出を停止する。そして、動作制御装置30は、教示装置50を介して、出力装置58(図1参照)からエラーメッセージを出力する。出力されるエラーメッセージは、ワークWK1とエンドエフェクターEEの距離が、基準範囲Ra外となったために、処理が中止された旨のメッセージを含む。その後、図4の処理は終了する。
ステップS350において、動作制御装置30は、アームAmによるエンドエフェクターEEの移動を、継続する。より具体的には、動作制御装置30は、制御点としてのTCPが次の目標位置に近づくように、エンドエフェクターEEを移動させる。図5〜図8において、目標位置をTP1,TP2として示す。第1実施形態においては、動作制御装置30は、そのときのTCPの位置から次の目標位置TP2に向かって直線的にエンドエフェクターEEを移動させる。その際、エンドエフェクターEEの移動は、距離検出部Sdからの出力に基づかずに、行われる。
図7は、図4のステップS350の処理内容を示す説明図である。図7において、基準範囲Ra内に、ワークWK1の表面が存在しない。このため、動作制御装置30は、距離検出部Sdからの出力に基づいて、ワークWK1とエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離が一定となるように、アームAmのフィードバック制御を行うことができない。図4のステップS350においては、動作制御装置30は、制御点としてのTCPが次の目標位置TP2に近づくように、エンドエフェクターEEを移動させる(図7の矢印Aop参照)。図7において、ステップS310の処理によってエンドエフェクターEEの移動が行われる範囲を範囲R1として示す。ステップS350の処理によってエンドエフェクターEEの移動が行われる範囲を範囲R2として示す。
このような処理を行うことにより、ワークWK1とエンドエフェクターEEとの間の距離が基準範囲Ra外となった場合にも、当初に想定された作業を、目標位置TP2に基づいて続行することができる。
また、このような処理を行うことにより、図1に示すワークWKの上面のように、処理対象である領域に急激な傾きを有する凹凸が存在する場合にも、第2設定において、ワークWKに流動体Psを付着させる作業を継続的に行うことができる。その結果、ワークWK1に対する流動体Psの塗布を効率的に行うことができる。
図4のステップS360において、動作制御装置30は、距離検出部Sdが検出するワークWK1とエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離が、基準範囲Ra内となったか否かを判定する。基準範囲Raは、ステップS320の判定に用いられる基準範囲Raと同じである。距離検出部Sdが検出したワークWK1とエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離が、基準範囲Ra外である場合は、処理は、ステップS370に進む。距離検出部Sdが検出したワークWK1とエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離が、基準範囲Ra内となった場合には、処理は、ステップS310に戻る。すなわち、動作制御装置30は、次の目標位置TP2への移動を行いつつ、距離検出部Sdからの出力に基づいて、ワークWK1とエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離が一定となるように、アームAmのフィードバック制御を行う。
図8は、図4のステップS360を経てステップS310で行われる処理内容を示す説明図である。図8においては、基準範囲Ra内にワークWK1の表面が存在する。このため、距離検出部Sdは、ワークWK1によるレーザー光LL1の反射光LL2を受光素子Sdrで受け取ることにより、ワークWK1の表面までの距離を測定することができる。その結果、動作制御装置30は、次の目標位置TP2への移動において、距離検出部Sdからの出力に基づいて、ワークWK1とエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離が一定となるように、アームAmのフィードバック制御を行うことができる。
図8において、ステップS310の処理によってエンドエフェクターEEの移動が行われる範囲を範囲R1として示す。ステップS350の処理によってエンドエフェクターEEの移動が行われる範囲を範囲R2として示す。ステップS360を経てステップS310の処理によってエンドエフェクターEEの移動が行われる範囲を範囲R3として示す。
このような処理を行うことにより、図1に示すワークWKの上面のように、処理対象である領域に急激な傾きを有する凹凸を有する場合にも、距離検出部Sdからの出力に基づく制御(図4のS350参照)と、距離検出部からの出力に基づかない制御(S310参照)とを、行うことにより、可能な範囲でワークWKとエンドエフェクターEEとの間の距離を考慮しつつ、ワークWKに対して継続的に作業を行うことができる。
図4のステップS370において、動作制御装置30は、距離検出部Sdが検出したワークWK1とエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離が基準範囲Ra外となってからの経過時間が、閾値時間を超えたか否かを判定する。閾値時間は、あらかじめ定められており、たとえば、0.5秒とすることができる。経過時間が閾値時間を超えていない場合は、処理は、ステップS350に戻る。経過時間が閾値時間を超えた場合は、処理は、ステップS340に進む。すなわち、動作制御装置30は、アームAmによるエンドエフェクターEEの移動およびエンドエフェクターEEからの流動体Psの吐出を停止する。
このような処理を行うことにより、ステップS350の処理による移動の継続によってエンドエフェクターEEがワークWKや他の物体に衝突するリスクを低減することができる。
本実施形態におけるワークWK,WK1を、「対象物」とも呼ぶ。エンドエフェクターEEを、「作業部」とも呼ぶ。アームAmを、「可動部」とも呼ぶ。動作制御装置30を、「制御部」とも呼ぶ。ロボット制御装置25を、「制御装置」とも呼ぶ。
B.第2実施形態:
第1実施形態のロボットシステム1においては、図4のステップS350において、動作制御装置30は、そのときのTCPの位置から次の目標位置に向かって直線的にエンドエフェクターEEを移動させる(図7の矢印Aop参照)。しかし、第2実施形態のロボットシステムにおいては、図4のステップS350において、動作制御装置30は、第1実施形態とは異なる処理を行う。第2実施形態のロボットシステムの他の点は、第1実施形態のロボットシステム1と同じである。
図9は、第2実施形態における、図4のステップS350内の詳細な処理を示すフローチャートである。ステップS352において、動作制御装置30は、図4のステップS320において、ワークWKとエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離が基準範囲Ra外となる直前において、ワークWKとTCPとの間の距離が、基準範囲Raの上限と下限のいずれに近かったのかを判定する。ワークWKとエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離の「直前」の値とは、動作制御装置30が図4の処理を繰り返し実行するサイクルにおいて、直前の処理における、ワークWKとエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離である。ステップS352の判定は、具体的には、距離検出部Sdの出力信号の電圧値に基づいて、行うことができる。
なお、距離の基準範囲Raの上限は、図5〜図8に示す基準範囲Raの下端、すなわち、TCPから遠い側の端に対応する。距離の基準範囲Raの下限は、図5〜図8に示す基準範囲Raの上端、すなわち、TCPに近い側の端に対応する。
ステップS352において、ワークWKとTCPとの間の距離が、基準範囲Raの下限に近かった場合は、処理は、ステップS354に進む。ワークWKとTCPとの間の距離が、基準範囲Raの上限に近かった場合は、処理は、ステップS356に進む。
ステップS354において、動作制御装置30は、エンドエフェクターEEをワークWKから遠ざけるように、エンドエフェクターEEを移動させる。より具体的には、手先座標系HCのZ軸に沿って、直前にワークWKが検出された側とは逆の側に、エンドエフェクターEEを移動させる速度成分を、それまでの処理によるTCPの移動の速度成分に加えて、エンドエフェクターEEを移動させる。その後、処理は、図4のステップS360に進む。なお、ワークWKが検出された側とは逆の側にエンドエフェクターEEを移動させる速度成分は、一定時間後に、0にされる。
図10は、図9のステップS354における処理を示す説明図である。図10においては、技術の理解を容易にするために、図1に示したワークWKとは異なる形状を有するワークWK2を使用して、処理内容を示す。なお、図10においては、技術の理解を容易にするために、各部の寸法を誇張して示している。このため、図10は、各部の寸法を正確に反映するものではない。図11も同様である。
ワークWK2に対してエンドエフェクターEEが近づきすぎて、ワークWKとTCPとの間の距離が基準範囲Ra外となった場合には、直前の距離は基準範囲Raの下限に近い。このため、図9のステップS354において、動作制御装置30は、エンドエフェクターEEをワークWK2から遠ざけつつ、エンドエフェクターEEを移動させる。なお、このような事態が生じるのは、エンドエフェクターEEの位置のフィードバック制御が、ワークWK2の表面形状の変化に追従できなかったためである。図10において、ワークWK2の表面から一定の距離にある地点をTji2で示す。そして、図9のステップS352,S354の処理を経て移動されたエンドエフェクターEEのTCPの軌跡を、Tj2で示す。
図9のステップS325において、ワークWKとTCPとの間の距離が、基準範囲Raの下限に近かったということは、基準範囲RaのTCP側の端と、TCPの間にワークWK2の表面が位置している可能性が高い。よって、上記のような処理を行うことにより、作業部が対象物や他の物体に衝突するリスクを低減することができる。
図9のステップS354において、TCPがワークWKから遠ざけられる距離は、あらかじめ定められた距離であり、距離の基準範囲Raの上限値と下限値との差以下の距離である。本実施形態においては、基準範囲Raの上限値と下限値との差は、0.8mmである。このため、TCPがワークWKから遠ざけられる距離は、たとえば、0.6mmとすることができる。
基準範囲RaのTCP側の端と、TCPの間にワークWK2の表面が位置している可能性が高いという状況下において、基準範囲Raの上限値と下限値との差を超える距離、TCPをワークWK2の表面から遠ざけると、ワークWK2の表面が、距離の基準範囲Raに相当する領域を通過して、逆の側の外側に位置してしまう可能性が高くなる。その場合には、やはり、ワークWKとエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離が基準範囲Ra外となってしまい、距離のフィードバック制御を行うことができなくなる。しかし、上記のような処理を行うことにより、距離検出部Sdからの出力に頼ることなく、ワークWKの表面が基準範囲Raに相当する領域内に位置し、ワークWKとエンドエフェクターEEとの距離が想定した距離に近づく可能性を高めることができる。その結果、継続される作業の結果を高品質にすることができる。
図9のステップS356において、動作制御装置30は、エンドエフェクターEEをワークWKに近づけるように、エンドエフェクターEEを移動させる。より具体的には、手先座標系HCのZ軸に沿って、直前にワークWKが検出された側に、エンドエフェクターEEを移動させる速度成分を、それまでの処理によるTCPの移動の速度成分に加えて、エンドエフェクターEEを移動させる。その後、処理は、図4のステップS360に進む。なお、ワークWKが検出された側にエンドエフェクターEEを移動させる速度成分は、一定時間後に、0にされる。
図11は、図9のステップS356における処理を示す説明図である。図11においては、技術の理解を容易にするために、図1に示したワークWKとは異なるワークWK3を使用して、処理内容を示す。ワークWK3に対してエンドエフェクターEEが遠ざかりすぎて、ワークWKとTCPとの間の距離が基準範囲Ra外となった場合には、直前の距離は基準範囲Raの上限に近い。このため、図9のステップS354において、動作制御装置30は、エンドエフェクターEEをワークWK2に近づけつつ、エンドエフェクターEEを移動させる。なお、このような事態が生じるのは、エンドエフェクターEEの位置のフィードバック制御が、ワークWK3の表面形状の変化に追従できなかったためである。図11において、ワークWK3から一定の距離にある地点をTji3で示す。そして、図9のステップS352,S356の処理を経て移動されたエンドエフェクターEEのTCPの軌跡を、Tj3で示す。
このような処理を行うことにより、ワークWK3とエンドエフェクターEEとの距離が基準範囲Raよりも大きくなった可能性が高い場合に、距離検出部Sdからの出力に頼ることなく、ワークWK3とエンドエフェクターEEとの距離を想定した距離に近づけることができる。その結果、継続される作業の結果を高品質にすることができる。
図9のステップS356において、TCPがワークWKに近づけられる距離は、あらかじめ定められた距離であり、距離の基準範囲Raの上限値と下限値との差以下の距離である。TCPがワークWKに近づけられる距離は、たとえば、0.6mmとすることができる。
図4のステップS320において、ワークWK1とエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離が、基準範囲Ra外となったということは、手先座標系HCのZ軸方向に沿って、TCPを中心として、基準範囲Raの上限値と下限値との差の範囲に対応する領域内には、物体が存在しないということである。よって、上記のような処理を行うことにより、距離検出部Sdからの出力に頼ることなく、エンドエフェクターEEをワークWKに衝突させずに、ワークWKとエンドエフェクターEEとの距離が想定した距離に近づく可能性を高めることができる。その結果、継続される作業の結果を高品質にすることができる。
C.第3実施形態:
第3実施形態においては、動作制御装置30は、図4のステップS310とステップS320の間において、所定の処理を行う。第3実施形態のロボットシステムの他の点は、第1実施形態のロボットシステム1と同じである。
図12は、図4のステップS310〜S320におけるロボットの制御の内容を示すフローチャートである。第3実施形態においては、図4のステップS310の後、ステップS315において、動作制御装置30は、理想的なTCPの軌跡と、実際のTCPの軌跡とのずれの距離D1があらかじめ定められた閾値ThDよりも大きくなったか否かを判定する。閾値ThDは、あらかじめ定められている。
理想的なTCPの軌跡は、ワークWKのCAD情報に基づいてあらかじめ計算されている。より具体的には、ワークWKのCAD情報に基づいて、ワークWKの座標系における理想的なTCPの軌跡を計算し、これをロボット座標系RCにおける軌跡に座標変換することにより、理想的なTCPの軌跡を得ることができる。ワークWKの座標系は、たとえば、ワークWKのうちの流動体Psを塗布する面内に、互いに垂直なX軸およびY軸を有し、X軸およびY軸に垂直な方向にZ軸を有する座標系とすることができる。
ステップS315において、理想的なTCPの軌跡と、実際のTCPの軌跡とのずれの距離が閾値ThD以下である場合は、処理は、ステップS310に戻る。ずれの距離D1が閾値ThDよりも大きくなった場合には、処理は、ステップS317に進む。
ステップS317において、動作制御装置30は、教示装置50を介して、出力装置58(図1参照)からエラーメッセージを出力する。出力されるエラーメッセージは、本来のエンドエフェクターEEの軌跡と、実際のエンドエフェクターEEの軌跡とのずれの距離が閾値ThDよりも大きくなった旨のメッセージを含む。その後、処理はステップS320に進む。以下の処理は第1実施形態の図4の処理と同じである。
図13は、図12のステップS315,S317の処理内容を示す説明図である。図13においては、技術の理解を容易にするために、図1に示したワークWKとは異なる形状を有するワークWK4を使用して、処理内容を示す。図13において、CAD情報に基づいてあらかじめ計算された理想的なTCPの軌跡Tj0と、実際のTCPの軌跡Tj4とのずれの距離D1が示されている。ずれの距離D1が閾値ThDよりも大きくなった場合には、ステップS317において、本来のエンドエフェクターEEの軌跡Tj0と、実際のエンドエフェクターEEの軌跡Tj4とのずれの距離D1が閾値ThDよりも大きくなった旨のメッセージが、出力装置58に表示される。
このような態様とすれば、ユーザーは、図4のステップS340においてロボット20の動作が停止する前に、ユーザーは、あらかじめ、本来のエンドエフェクターEEの軌跡Tj0と、実際のエンドエフェクターEEの軌跡Tj4とがずれていることを知ることができる。
D.第4実施形態:
第1実施形態においては、流動体Psを吐出するディスペンサーが、エンドエフェクターEEとして、アームAmの先端に取りつけられている(図1参照)。そして、動作制御装置30は、アームAmの動作を制御し、その結果として、アームAmの先端に取りつけられたディスペンサーの位置を制御する。しかし、第4実施形態においては、アームAmの先端に取りつけられているエンドエフェクターEE2は、ワークWKを保持する。そして、ディスペンサーDpは、ロボット座標系RCにおいて固定された位置に配されている。動作制御装置30は、アームAmの動作を制御し、その結果として、エンドエフェクターEE2に保持されたワークWKの位置を、ディスペンサーDpに対して制御する。
図14は、本実施形態に係るロボットシステム1dのハードウェア構成を示す図である。ロボットシステム1dは、ロボット20dと、ロボット制御装置25を備える。ロボット20dのアームAmは、ディスペンサーDpによる作業が行われるワークWKを保持し、ワークWKを移動させる。
ディスペンサーDpは、ワークWKに対して作業を行う作業部として機能する。より具体的には、ディスペンサーDpは、ワークWKに付着させる接着剤としての流動体Psを吐出する。
ディスペンサーDpには、距離検出部Sd2が設けられている。距離検出部Sdは、半導体レーザーSde2と、受光素子Sdr2を備える。距離検出部Sd2の構成は、第1実施形態の距離検出部Sdと同じである。
距離検出部Sd2は、ディスペンサーDpのノズルの先端に定められた基準点P0から流動体Psの吐出方向にディスペンサーDpから離れた位置にある対象物と、ディスペンサーDpと、の間の距離を測定することができる。距離検出部Sd2は、ディスペンサーDpに対して固定されている。このため、距離検出部Sd2の出力に基づいて、対象物とディスペンサーDpとの間の距離を測定することができる。距離検出部Sd2は、対象物とディスペンサーDpとの間の距離を表す出力を、動作制御装置30に送信する。動作制御装置30は、距離検出部Sd2からの出力を受け取って、アームAmの動作を制御し、その結果として、アームAmの先端に取りつけられたエンドエフェクターEEの位置を制御する。
第4実施形態においては、図3のステップS200で入力される「第1設定」は、距離検出部Sd2からの出力に基づいてアームAmによるワークWKの移動行われているときに、距離検出部Sd2が検出した距離があらかじめ定められた基準範囲Ra外となった場合に、動作制御装置30が、ワークWKの移動を停止させる動作設定である。
第4実施形態においては、図3のステップS200で入力される「第2設定」は、距離検出部Sd2からの出力に基づいてアームAmによるワークWKの移動行われているときに、距離検出部Sd2が検出した距離があらかじめ定められた基準範囲Ra外となった場合に、動作制御装置30が、距離検出部Sd2からの出力に基づかずに、ワークWKの移動を継続させる動作設定である。
第4実形態においては、図4のステップS320〜S350における処理は、上記の第1設定および第2設定に沿って実行される。第4実施形態について、以上で説明した以外の点は、第1実施形態と同じである。
このような態様としても、ワークWKが処理対象である領域に急激な傾きを有する凹凸を有する場合にも、第2設定において、継続的に作業を行うことができる。その結果、ワークWKに対する作業を効率的に行うことができる。
本実施形態におけるワークWKを、「対象物」とも呼ぶ。ディスペンサーDpを、「作業部」とも呼ぶ。アームAmを、「可動部」とも呼ぶ。動作制御装置30を、「制御部」とも呼ぶ。ロボット制御装置25を、「制御装置」とも呼ぶ。
E.第5実施形態:
(1)図15は、複数のプロセッサーによってロボットの制御装置が構成される一例を示す概念図である。この例では、ロボット20およびその動作制御装置30の他に、パーソナルコンピューター400,410と、LANなどのネットワーク環境を介して提供されるクラウドサービス500とが描かれている。パーソナルコンピューター400,410は、それぞれプロセッサーとメモリーとを含んでいる。また、クラウドサービス500においてもプロセッサーとメモリーを利用可能である。プロセッサーは、コンピューター実行可能な命令を実行する。これらの複数のプロセッサーの一部または全部を利用して、動作制御装置30および教示装置50を含むロボット制御装置25を実現することが可能である。また、各種の情報を記憶する記憶部も、これらの複数のメモリーの一部または全部を利用して、実現することが可能である。
(2)図16は、複数のプロセッサーによってロボットの制御装置が構成される他の例を示す概念図である。この例では、ロボット20の動作制御装置30が、ロボット20の中に格納されている点が図15と異なる。この例においても、複数のプロセッサーの一部または全部を利用して、動作制御装置30および教示装置50を含むロボット制御装置25を実現することが可能である。また、各種の情報を記憶する記憶部も、複数のメモリーの一部または全部を利用して、実現することが可能である。
F.他の形態:
F1.他の形態1:
(1)上記実施形態においては、距離検出部Sd,Sd2は、レーザー変位計である(図1および図14参照)。しかし、距離検出部は、たとえば、カメラのオートフォーカス機能に連動する距離検出部など、レーザー変位計以外の態様とすることもできる。
(2)上記実施形態においては、動作制御装置30は、図4の処理を、200マイクロ秒の周期で繰り返し行う。しかし、制御装置が行う制御の周期は、より長くすることもでき、より短くすることもできる。制御装置が行う制御の周期を短くすることにより、対象物の処理領域の形状のより急激な凹凸に追従することができる。制御装置が行う制御の周期を長くすることにより、動作をより滑らかにすることができ、また、制御をより安定させることができる。
(3)上記実施形態においては、図3のステップS100において、ユーザーが目標位置を教示している。しかし、目標位置が、たとえば、ワークのCAD情報に基づいて、自動的に設定される態様とすることもできる。
(4)上記実施形態においては、図3のステップS100において、教示装置50のCPU50aの受付部53は、第1設定または第2設定を受け付ける。しかし、受付部は、第1設定および第2設定以外の設定を入力可能なように構成されていてもよい。すなわち、受付部は、第1設定と第2設定とを選択的に受け付けることができるように構成されていればよい。なお、「第1設定と第2設定とを選択的に受け付ける」とは、「第1設定」または「第2設定」を受け付け、「第1設定かつ第2設定」という設定を受け付けないことを意味する。そして、「第1設定と第2設定とを選択的に受け付ける」とは、第1設定および第2設定以外の設定を受け付けないことを意味しない。
(5)上記実施形態においては、図3のステップS100において動作を教示した後、ステップS200で動作設定を入力している。しかし、動作設定の入力を先に行い、動作の教示を後に行うこともできる。たとえば、目標位置のパラメーター値を除いて、プログラムリストを作成し、その後、目標位置を表すパラメーター値を教示する態様において、プログラムリスト中のコマンドの引数として、動作設定を指定する引数をプログラムリスト中に書き込む態様とすることもできる。
(6)上記実施形態においては、図3のステップS200において、ユーザーが動作設定を入力している。しかし、動作設定が、たとえば、プログラムリストにおいて動作を規定するコマンドに応じて、自動的に設定される態様とすることもできる。
(7)上記第1実施形態においては、基準範囲Ra(図4のS320参照)は、距離検出部Sdが対象物までの距離を測定することができる位置の範囲内において、あらかじめ定められている。しかし、基準範囲は、距離検出部が対象物までの距離を測定することができる位置の範囲と一致していてもよい。
(8)上記実施形態においては、図4のステップS320において、動作制御装置30は、距離検出部Sdが検出したワークWK1とエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離が、あらかじめ定められた基準範囲Ra外となったか否かを判定する。しかし、動作制御装置30は、距離検出部Sdが検出したワークWK1とエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離の変化率が、あらかじめ定められた変化率の基準範囲外となったか否かを判定する態様とすることもできる。変化率の基準範囲は、たとえば、−0.8mm/s〜+0.8mm/sとすることができる。
そのような態様の「第1設定」においては、距離検出部Sdからの出力に基づいてアームAmによるエンドエフェクターEEの移動が行われているときに、距離検出部Sdが検出した距離の変化率があらかじめ定められた基準範囲外となった場合に、動作制御装置30は、エンドエフェクターEEの移動を停止させる。
また、そのような態様の「第2設定」においては、距離検出部Sdからの出力に基づいてアームAmによるエンドエフェクターEEの移動が行われているときに、距離検出部Sdが検出した距離の変化率が基準範囲外となった場合に、動作制御装置30は、距離検出部Sdからの出力に基づかずに、エンドエフェクターEEの移動を継続させる。より具体的には、動作制御装置30は、目標位置のうち、実行中の作業においてまだ通過していない次の目標位置に向かって、エンドエフェクターEEを移動させる。
このような態様とすることにより、距離に基づく判定が行われる態様に比べて、応答性のよい位置制御を行うことができる。
(9)上記第3実施形態においては、図12のステップS315において、理想的なTCPの軌跡と、実際のTCPの軌跡とのずれの距離が閾値ThDよりも大きくなった場合には、処理は、ステップS317に進む。その結果、出力装置58(図1参照)からエラーメッセージが出力される。その後、処理はステップS320に進む。しかし、図12のステップS315において、理想的なTCPの軌跡と、実際のTCPの軌跡とのずれの距離が閾値ThDよりも大きくなった場合には、処理は、ステップS317およびステップS320を経ずに、ステップS330に進んでもよい。このような態様としても、第2設定において、継続的に作業を行うことができる。
F2.他の形態2:
上記第1実施形態においては、検出された距離が基準範囲外となった場合には、次の目標位置TP2に向かって直線的にエンドエフェクターEEを移動させる(図7の矢印Aop参照)。また、上記第2実施形態においては、検出された距離が基準範囲外となった場合には、それまでの移動の速度成分に加えて、エンドエフェクターEEをワークWK2に遠ざけつつ、または近づけつつ、エンドエフェクターEEを移動させる(図9のS354,S356、ならびに図11、図12参照)。しかし、検出された距離が基準範囲外となった場合の移動の継続の態様は、それまでの移動の速度の向きおよび大きさを維持するなど、他の態様とすることもできる。
F3.他の形態3:
(1)上記第1実施形態においては、図4のステップS320において、動作制御装置30は、ワークWKとエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離が、あらかじめ定められた基準範囲Ra外となったか否かを判定する。そして、図4のステップS360において、動作制御装置30は、距離検出部Sdが検出するワークWK1とエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離が、基準範囲Ra内となったか否かを判定する。これらの判定は、いずれも距離に代えて、距離の変化率に基づいて行われることができる。また、一方の判定を距離に基づいて行い、他方の判定を距離に基づいて行うこともできる。
(2)上記第1実施形態においては、図4のステップS360において、動作制御装置30は、距離検出部Sdが検出するワークWKとエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離が、基準範囲Ra内となったか否かを判定する。しかし、ステップS360の処理は、省略することもできる。
F4.他の形態4:
上記第1実施形態においては、図4のステップS370において、動作制御装置30は、ワークWKとエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離が基準範囲Ra外となってからの経過時間が、閾値時間を超えたか否かを判定する。この時間閾値は、ユーザーが、棹の作業における作業部とワークとの相対的な移動速度や、ワークの形状に応じて、あらかじめ定めることができる。また、時間閾値は、ロボットシステムにおいて固定的に定められていてもよい。なお、ステップS370の処理は、省略することもできる。
F5.他の形態5:
(1)上記第2実施形態においては、図9のステップS352において、動作制御装置30は、ワークWKとエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離が基準範囲Ra外となる直前において、ワークWKとTCPとの間の距離が、基準範囲Raの上限と下限のいずれに近かったのかを判定する。しかし、この判定は、距離の変化率と、距離の変化率の基準範囲の上限および下限に基づいて行われることができる。また、ステップS352の判定に用いられるパラメーターは、図4のステップS320,S360と一致していてもよいし、異なっていてもよい。
(2)上記第2実施形態においては、ステップS352において、ワークWKとTCPとの間の距離が、基準範囲Raの下限に近かった場合は、処理は、ステップS354に進む。しかし、そのような場合に、ステップS354の処理を省略して、ステップS360に進んでもよい。
F6.他の形態6:
(1)上記第2実施形態においては、ワークWKとTCPとの間の距離が、基準範囲Raの上限に近かった場合は、処理は、ステップS356に進む。しかし、そのような場合に、ステップS356の処理を省略して、ステップS360に進んでもよい。
(2)上記第2実施形態においては、図9のステップS352において、動作制御装置30は、ワークWKとエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離が基準範囲Ra外となる直前において、ワークWKとTCPとの間の距離が、基準範囲Raの上限と下限のいずれに近かったのかを判定する。しかし、図9の処理を行わない態様とすることもできる。
F7.他の形態7:
(1)上記第2実施形態においては、図9のステップS354において、TCPがワークWKから遠ざけられる距離は、基準範囲Raの上限値と下限値との差以下の距離である。しかし、TCPがワークWKから遠ざけられる距離は、基準範囲の上限値と下限値の差に等しい値や、より大きい値など、他の値とすることもできる。また、TCPがワークWKから遠ざけられる速度成分について、上限値を有する態様とすることもできる。
(2)上記第2実施形態においては、図9のステップS356において、TCPがワークWKに近づけられる距離は、基準範囲Raの上限値と下限値との差以下の距離である。しかし、TCPがワークWKに近づけられる距離は、基準範囲の上限値と下限値の差に等しい値や、より大きい値など、他の値とすることもできる。また、TCPがワークWKに近づけられる速度成分について、上限値を有する態様とすることもできる。
F8.他の形態8:
上記第1実施形態においては、作業部として機能するエンドエフェクターEEは、ワークWKに付着させる流動体Psを吐出するディスペンサーである(図1参照)。上記第4実施形態においては、作業部は、ディスペンサーDpである(図14参照)。しかし、作業部は、たとえば、レーザー加工機や、流動体を塗布する筆など、ワークに対して他の作業を行う構成であってもよい。
F9.他の形態9:
上記第1実施形態においては、距離検出部Sdは、アームAmの先端のリンクL6およびエンドエフェクターEEに対して固定されている(図1参照)。また、上記第1実施形態においては、距離検出部Sd2は、ディスペンサーDpに対して固定されている(図14参照)。しかし、距離検出部は、ワークなどの対象物に対して固定されており、対象物と作業部との距離を検出する態様とすることもできる。なお、本明細書において、「AがBに対して固定されている」とは、AがBに直接固定されている態様に限らず、Aが、Bとの相対位置が変動しない状態とされていることを意味する。
F10.他の形態10:
上記第1実施形態においては、動作制御装置30は、ある目標位置から次の目標位置への移動においては、距離検出部Sdからの出力に基づいて、ワークWKとエンドエフェクターEEのTCPとの間の距離が一定となるように、アームAmのフィードバック制御を行う(図4のS310参照)。しかし、動作制御装置30は、ある目標位置から次の目標位置への移動において、フィードバック制御を行わず、アームを制御してもよい。すなわち、測定値を使用せず、単純に指令値に基づいて、アームを制御してもよい。
G.さらに他の形態:
本開示は、上述した実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実現することができる。例えば、本開示は、以下の形態によっても実現可能である。以下に記載した各形態中の技術的特徴に対応する上記実施形態中の技術的特徴は、本開示の課題の一部又は全部を解決するために、あるいは、本開示の効果の一部又は全部を達成するために、適宜、差し替えや、組み合わせを行うことが可能である。また、その技術的特徴が本明細書中に必須なものとして説明されていなければ、適宜、削除することが可能である。
(1)本開示の一形態によれば、対象物に対して作業を行う作業部を移動させる可動部を有するロボットを制御する制御装置が提供される。この制御装置は、前記作業部が取り付けられた前記可動部を制御する制御部と、第1設定、または、第2設定を受け付ける受付部と、を備え、前記受付部が前記第1設定を受け付けており、前記対象物と前記作業部との間の距離を検出する距離検出部からの出力に基づいて前記可動部による前記作業部の移動が行われているときに、前記距離検出部が検出した前記距離または前記距離の変化率があらかじめ定められた基準範囲外となった場合、前記制御部が前記作業部の前記移動を停止させ、前記受付部が前記第2設定を受け付けており、前記距離検出部からの出力に基づいて前記可動部による前記作業部の移動が行われているときに、前記距離または前記変化率が前記基準範囲外となった場合、前記制御部が前記距離検出部からの出力に基づかずに前記作業部を移動させる。
このような態様とすれば、処理対象である領域に急激な傾きを有する凹凸が存在する場合にも、第2設定において、継続的に作業を行うことができる。その結果、対象物に対する作業を効率的に行うことができる。
(2)上記形態の制御装置において、前記受付部は、前記ロボットの制御点の目標位置の入力を受け付け、前記受付部が前記第2設定を受け付けており、前記可動部による前記作業部の移動が行われているときに、前記距離または前記変化率が前記基準範囲外となった場合、前記制御部は、前記目標位置に基づいて前記作業部を移動させる、態様とすることもできる。
このような態様とすれば、対象物と作業部との間の距離またはその変化率が基準範囲外となった場合にも、当初に想定された作業を、目標位置に基づいて続行することができる。
(3)上記形態の制御装置において、前記受付部が前記第2設定を受け付けており、前記距離検出部からの出力に基づかずに前記可動部による前記作業部の移動が行われているときに、前記距離または前記変化率が前記基準範囲内となった場合、前記制御部は前記距離検出部からの出力に基づいて前記可動部による前記作業部の移動を行う、態様とすることもできる。
このような態様とすれば、対象物が処理対象である領域に急激な傾きを有する凹凸を有する場合にも、距離検出部からの出力に基づく制御と、距離検出部からの出力に基づかない制御とを、行うことにより、可能な範囲で対象物と作業部との間の距離を考慮しつつ、対象物に対して継続的に作業を行うことができる。
(4)上記形態の制御装置において、前記受付部が前記第2設定を受け付けており、前記距離または前記変化率が前記基準範囲外となってからあらかじめ定められた時間が経過した場合、前記制御部は前記作業部の移動を停止させる、態様とすることもできる。
このような態様とすれば、移動の継続によって作業部が対象物や他の物体に衝突するリスクを低減することができる。
(5)上記形態の制御装置において、前記受付部が前記第2設定を受け付けており、前記距離が前記基準範囲外となる直前の前記距離が前記基準範囲の上限値よりも下限値に近い場合、前記制御部は前記作業部の移動において、前記作業部を前記対象物から遠ざける、態様とすることもできる。
このような態様とすれば、作業部が対象物や他の物体に衝突するリスクを低減することができる。
なお、「距離検出部が検出した距離が基準範囲外となる直前の、距離検出部が検出した距離」とは、距離検出部が検出した距離があらかじめ定められた基準範囲外となったか否かを制御装置が判定する処理を繰り返し実行するサイクルの直前の処理において、距離検出部が検出した距離である。
(6)上記形態の制御装置において、前記受付部が前記第2設定を受け付けており、前記距離が前記基準範囲外となる直前の前記距離が前記基準範囲の下限値よりも上限値に近い場合、前記制御部は前記作業部の移動において、前記作業部を前記対象物に近づける、態様とすることもできる。
このような態様とすれば、対象物と作業部との距離が基準範囲よりも大きくなった可能性が高い場合に、距離検出部からの出力に頼ることなく、対象物と作業部との距離を想定した距離に近づけることができる。その結果、継続される作業の結果を高品質にすることができる。
(7)上記形態の制御装置において、前記制御部は、前記作業部を前記対象物から遠ざける移動において、前記作業部を前記対象物から遠ざける距離は、前記上限値と前記下限値との差以下の距離であり、前記作業部を前記対象物に近づける移動において、前記作業部を前記対象物に近づける距離は、前記上限値と前記下限値との差以下の距離である、態様とすることもできる。
このような態様とすれば、距離検出部からの出力に頼ることなく、対象物と作業部との距離が想定した距離に近づく可能性を高めることができる。その結果、継続される作業の結果を高品質にすることができる。
なお、前記制御部は、前記作業部を前記対象物から遠ざける前記移動において、前記上限値と前記下限値との差より大きい距離、前記作業部を前記対象物から遠ざけないことが好ましい。また、前記制御部は、前記作業部を前記対象物に近づける前記移動において、前記上限値と前記下限値との差より大きい距離、前記作業部を前記対象物に近づけないことが好ましい。
(8)上記形態の制御装置において、前記作業部は、前記作業において、前記対象物に吐出される吐出物を吐出する、態様とすることもできる。
このような態様とすれば、対象物が処理対象である領域に急激な傾きを有する凹凸を有する場合にも、第2設定において、対象物に流動体を付着させる作業を継続的に行うことができる。
(9)上記形態の制御装置において、前記距離検出部は、前記可動部または前記作業部に取りつけられている、態様とすることもできる。
このような態様とすれば、可動部によって作業部が移動されても、距離検出部は、正確に対象物と前記作業部との間の距離を測定することができる。
(10)上記形態の制御装置において、前記制御部は、前記距離検出部からの出力に基づく前記作業部の移動において、前記対象物と前記作業部との間の前記距離が一定となるように、フィードバック制御を行う、態様とすることもできる。
このような態様とすれば、対象物が処理対象である領域に、フィードバック制御において追従できないような急激な傾きを有する凹凸を有する場合にも、第2設定において、作業を行うことができる。
(11)本開示の他の形態によれば、上記形態の制御装置と、前記制御装置に制御される前記ロボットと、を備える、ロボットシステムが提供される。
(12)本開示の他の形態によれば、作業部による作業が行われる対象物を保持し前記対象物を移動させる可動部を有するロボットを制御する制御装置が提供される。この制御装置は、前記可動部を制御する制御部と、第1設定、または、第2設定を受け付ける受付部と、を備え、前記受付部が前記第1設定を受け付けており、前記対象物と前記作業部との間の距離を検出する距離検出部からの出力に基づいて前記可動部による前記対象物の移動が行われているときに、前記距離検出部が検出した前記距離または前記距離の変化率があらかじめ定められた基準範囲外となった場合、前記制御部が前記対象物の移動を停止させ、前記受付部が前記第2設定を受け付けており、前記距離検出部からの出力に基づいて前記可動部による前記対象物の前記移動が行われているときに、前記距離または前記変化率が前記基準範囲外となった場合、前記制御部が、前記距離検出部からの出力に基づかずに前記対象物を移動させる。
このような態様とすれば、対象物が処理対象である領域に急激な傾きを有する凹凸を有する場合にも、第2設定において、継続的に作業を行うことができる。その結果、対象物に対する作業を効率的に行うことができる。
本開示は、ロボットを制御する制御装置、ロボット、ロボットシステム、およびロボットの制御方法以外の種々の形態で実現することも可能である。例えば、ロボットの製造方法やロボットの制御方法を実現するコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した一時的でない記録媒体等の形態で実現することができる。
上述した本開示の各形態の有する複数の構成要素はすべてが必須のものではなく、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、適宜、前記複数の構成要素の一部の構成要素について、その変更、削除、新たな他の構成要素との差し替え、限定内容の一部削除を行うことが可能である。また、上述の課題の一部又は全部を解決するため、あるいは、本明細書に記載された効果の一部又は全部を達成するために、上述した本開示の一形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部を上述した本開示の他の形態に含まれる技術的特徴の一部又は全部と組み合わせて、本開示の独立した一形態とすることも可能である。
1,1d…ロボットシステム、20,20d…ロボット、25…ロボット制御装置、30…動作制御装置、30a…CPU、30b…RAM、30c…ROM、50…教示装置、50a…CPU、50b…RAM、50c…ROM、53…受付部、57…入力装置、58…出力装置、400,410…パーソナルコンピューター、500…クラウドサービス、Am…アーム、Aop…エンドエフェクターEEの移動方向を示す矢印、Bs…支持台、D1…理想的なTCPの軌跡と実際のTCPの軌跡とのずれの距離、Dp…ディスペンサー、EE,EE2…エンドエフェクター、Io…動作情報、Is…動作設定情報、J1〜J6…関節、L1〜L6…リンク、LL1…レーザー光、LL2…反射光、P0…基準点、Ps…流動体、R1…ステップS310の処理が行われる範囲、R2…ステップS350の処理が行われる範囲、R3…ステップS310の処理が行われる範囲、RC…ロボット座標系、RX…角度位置、RY…角度位置、RZ…角度位置、Ra…基準範囲、Sd,Sd2…距離検出部、Sde,Sde2…半導体レーザー、Sdr,Sdr2…受光素子、TCP…制御点、TP1,TP2…目標位置、Tj0…理想的なTCPの軌跡、Tj2〜Tj4…TCPの軌跡、Tji2…ワークWK2の表面から一定の距離にある地点、Tji3…ワークWK3の表面から一定の距離にある地点、WK,WK1〜WK4…ワーク

Claims (12)

  1. 対象物に対して作業を行う作業部を移動させる可動部を有するロボットを制御する制御装置であって、
    前記作業部が取り付けられた前記可動部を制御する制御部と、
    第1設定、または、第2設定を受け付ける受付部と、を備え、
    前記受付部が前記第1設定を受け付けており、前記対象物と前記作業部との間の距離を検出する距離検出部からの出力に基づいて前記可動部による前記作業部の移動が行われているときに、前記距離検出部が検出した前記距離または前記距離の変化率があらかじめ定められた基準範囲外となった場合、前記制御部が前記作業部の移動を停止させ、
    前記受付部が前記第2設定を受け付けており、前記距離検出部からの出力に基づいて前記可動部による前記作業部の移動が行われているときに、前記距離または前記変化率が前記基準範囲外となった場合、前記制御部が前記距離検出部からの出力に基づかずに前記作業部を移動させる、制御装置。
  2. 請求項1記載の制御装置であって、
    前記受付部は、前記ロボットの制御点の目標位置の入力を受け付け、
    前記受付部が前記第2設定を受け付けており、前記可動部による前記作業部の移動が行われているときに、前記距離または前記変化率が前記基準範囲外となった場合、前記制御部は前記目標位置に基づいて前記作業部を移動させる、制御装置。
  3. 請求項1または2記載の制御装置であって、
    前記受付部が前記第2設定を受け付けており、前記距離検出部からの出力に基づかずに前記可動部による前記作業部の移動が行われているときに、前記距離または前記変化率が前記基準範囲内となった場合、前記制御部は前記距離検出部からの出力に基づいて前記可動部による前記作業部の移動を行う、制御装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の制御装置であって、
    前記受付部が前記第2設定を受け付けており、前記距離または前記変化率が前記基準範囲外となってからあらかじめ定められた時間が経過した場合、前記制御部は前記作業部の移動を停止させる、制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の制御装置であって、
    前記受付部が前記第2設定を受け付けており、前記距離が前記基準範囲外となる直前の前記距離が前記基準範囲の上限値よりも下限値に近い場合、前記制御部は前記作業部の移動において、前記作業部を前記対象物から遠ざける、制御装置。
  6. 請求項5記載の制御装置であって、
    前記受付部が前記第2設定を受け付けており、前記距離が前記基準範囲外となる直前の前記距離が前記基準範囲の下限値よりも上限値に近い場合、前記制御部は前記作業部の移動において、前記作業部を前記対象物に近づける、制御装置。
  7. 請求項6記載の制御装置であって、
    前記制御部は、
    前記作業部を前記対象物から遠ざける移動において、前記作業部を前記対象物から遠ざける距離は、前記上限値と前記下限値との差以下の距離であり、
    前記作業部を前記対象物に近づける移動において、前記作業部を前記対象物に近づける距離は、前記上限値と前記下限値との差以下の距離である、制御装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の制御装置であって、
    前記作業部は、前記作業において、前記対象物に吐出される吐出物を吐出する、制御装置。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の制御装置であって、
    前記距離検出部は、前記可動部または前記作業部に取り付けられている、制御装置。
  10. 請求項1から9のいずれか1項に記載の制御装置であって、
    前記制御部は、前記距離検出部からの出力に基づく前記作業部の移動において、前記対象物と前記作業部との間の前記距離が一定となるように、フィードバック制御を行う、制御装置。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の制御装置と、
    前記制御装置に制御される前記ロボットと、を備える、ロボットシステム。
  12. 作業部による作業が行われる対象物を保持し前記対象物を移動させる可動部を有するロボットを制御する制御装置であって、
    前記可動部を制御する制御部と、
    第1設定、または、第2設定を受け付ける受付部と、を備え、
    前記受付部が前記第1設定を受け付けており、前記対象物と前記作業部との間の距離を検出する距離検出部からの出力に基づいて前記可動部による前記対象物の移動が行われているときに、前記距離検出部が検出した前記距離または前記距離の変化率があらかじめ定められた基準範囲外となった場合、前記制御部が前記対象物の移動を停止させ、
    前記受付部が前記第2設定を受け付けており、前記距離検出部からの出力に基づいて前記可動部による前記対象物の前記移動が行われているときに、前記距離または前記変化率が前記基準範囲外となった場合、前記制御部が前記距離検出部からの出力に基づかずに前記対象物を移動させる、制御装置。
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