JP2020048859A - フラップ天板付家具 - Google Patents

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Abstract

【課題】天板と幕板との間に過大な隙間が生じてしまうことを好適に抑制し得るフラップ天板付家具を提供する。【解決手段】脚体と、脚体に対して回動可能に支持され使用姿勢から跳ね上げ姿勢までの間でフラップ動作可能な天板Cと、天板Cに対して回転可能に支持され天板Cが使用姿勢を採る際に垂下姿勢をなす幕板Dとを備えたフラップ天板付家具であって、天板Cに幕板Dを上下遊動可能に枢支させる枢支機構Eと、天板Cが跳ね上げ姿勢から使用姿勢に到るまでの回動領域において幕板Dを天板Cの回動に連動して天板Cの下面に接近し得るように持ち上げる幕板持ち上げ機構Fとを設けているものとした。【選択図】図4

Description

本発明は、オフィスや会議室等において好適に使用されるフラップ天板付家具に関する。
従来から、フラップ天板付家具として、脚体と、脚体に支持されて使用姿勢から跳ね上げ姿勢までの間でフラップ動作可能な天板と、天板が使用姿勢を採る際に下肢空間を覆い隠すべく天板における反使用端縁側の下に配される幕板とを備えてなるものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
この種の家具に用いられる幕板は、設計の柔軟性が比較的高い合成樹脂製のもの又は板金製のもの或いはこれらを組み合わせたものが殆どであった。フラップ天板付家具として、前述したような幕板を適用する場合には、当該幕板の上端縁と使用姿勢の天板との間に生ずる隙間を抑制するための幕板及びその関連部分の成形を柔軟に実施し得るものとなっていた。
ところが、例えば、外観上の高級感を創出したり製造工数を低減したりする等の目的で、フラップ天板付家具の幕板として比較的シンプルな外観をなすものを用いる場合には、幕板に対して天板との間に生ずる隙間を抑制するための加工や成形を実施し難く、結果として、天板の下面と幕板の上端縁との間に過大な隙間が生じやすいものとなっていた。
特開2009−61265号公報
本発明は、以上のような事情に着目してなされたもので、天板と幕板との間に過大な隙間が生じてしまうことを好適に抑制し得るフラップ天板付家具を提供することにある。
すなわち、本発明は次の構成をなしている。
請求項1に記載の発明は、脚体と、この脚体に対して回動可能に支持され使用姿勢から跳ね上げ姿勢までの間でフラップ動作可能な天板と、この天板に対して回転可能に支持され前記天板が前記使用姿勢を採る際に垂下姿勢をなす幕板とを備えたフラップ天板付家具であって、前記天板に前記幕板を上下遊動可能に枢支させる枢支機構と、前記天板が前記跳ね上げ姿勢から前記使用姿勢に到るまでの回動領域において前記幕板を前記天板の回動に連動して前記天板の下面に接近し得るように持ち上げる幕板持ち上げ機構とを設けているフラップ天板付家具である。
請求項2に記載の発明は、前記幕板が略矩形板状をなす幕板本体を備えたものである請求項1記載のフラップ天板付家具である。
請求項3に記載の発明は、前記幕板が略矩形板状をなす幕板本体を備えたものであり、この幕板本体が木製のものである請求項1又は2記載のフラップ天板付家具である。
請求項4に記載の発明は、前記枢支機構が、前記天板及び前記幕板のいずれか一方に設けられた長孔と、他方に設けられ前記長孔にスライド及び回転可能に係合したピンとを備えたものであり、前記天板が前記跳ね上げ姿勢から前記使用姿勢に到達しようとする少なくとも直前の回動領域において前記長孔が上下方向に延びた姿勢をなしている請求項1、2又は3記載のフラップ天板付家具である。
請求項5に記載の発明は、前記枢支機構が、前記天板に設けられたアームと、前記幕板に設けられたブラケットとを備えたものであり、これらアーム及びブラケットのいずれか一方に前記長孔が設けられており、他方に前記ピンが設けられている請求項4記載のフラップ天板付家具である。
請求項6に記載の発明は、前記幕板持ち上げ機構が、前記アームに設けられた押出係合部と、前記ブラケットに設けられ前記押出係合部が当接し得る当接部とを備えたものであり、前記アームが前記跳ね上げ姿勢から前記使用姿勢に向かって回動する過程において前記押出係合部が前記当接部に当接して前記ブラケットを上方に押し上げるように構成されている請求項5記載のフラップ天板付家具である。
請求項7に記載の発明は、前記天板が略矩形板状をなす天板本体を備えたものであり、前記幕板が略矩形板状をなす幕板本体を備えたものであり、前記使用姿勢にある前記天板本体の反使用端面が、前記幕板本体の外面と略面一に連続する位置に設定されている請求項1、2、3、4、5又は6記載のフラップ天板付家具である。
以上説明したように本発明によれば、天板と幕板との間に過大な隙間が生じてしまうことを好適に抑制し得るフラップ天板付家具を提供することができる。
本発明の一実施形態を示す斜視図。 同実施形態における右側面図。 同実施形態における斜視図。 同実施形態における部分拡大分解斜視図。 同実施形態における右側面図。 同実施形態における斜視図。 同実施形態における背面図。 図6におけるX−X線断面図を含む作用説明図。 同実施形態における作用説明図。 同実施形態における作用説明図。 同実施形態における作用説明図。 他の実施形態を示す部分拡大斜視図。
以下、本発明の一実施形態を、図1〜11を参照して説明する。
この実施形態は、本発明を、本発明をいわゆるフラップテーブルと称されるフラップ天板付家具に適用したものである。
フラップ天板付家具は、図1〜11に示すように、左右に対をなし下端にキャスタa4を配した左右の脚体Aと、左右の脚体Aに支持され使用姿勢(G)から跳ね上げ姿勢(H)までの間でフラップ動作可能な天板Cと、天板Cに対して回転可能に支持され当該天板Cが使用姿勢(G)を採る際に垂下姿勢(I)をなす幕板Dとを備えたものである。更に、本実施形態におけるフラップ天板付家具には、天板Cに幕板Dを上下遊動可能に枢支させる枢支機構Eと、天板Cが跳ね上げ姿勢(H)から使用姿勢(G)に到るまでの回動領域において幕板Dを天板Cの回動に連動して天板Cの下面に接近し得るように持ち上げる幕板持ち上げ機構Fとを設けている。
以下、このフラップ天板付家具について詳述する。
左右の脚体Aは、図1〜3、及び、図5〜7に示すように、前後方向に伸びるベースa1と、ベースa1に立設された脚支柱a2とを備えている。ベースa1の前端部及び後端部にはキャスタa4が設けられている。左右の脚体Aの上には、天板支持機構Bを介して天板Cが回転可能に支持されている。脚支柱a2には、幕板Dを支持するリンク部材a3の一端部が回転可能に支持されている。なお、リンク部材a3の他端部は、幕板Dに設けられたリンク取付台座6に枢着されている。左右の脚体Aには、天板支持機構Bを介して天板Cが支持されている。
天板支持機構Bは、図1〜3、及び、図5〜7に示すように、使用姿勢(G)と跳ね上げ姿勢(H)との間で、天板Cを脚体Aに対して回動可能に支持させ得る既知の構成のものである。天板支持機構Bは、脚体Aに取り付けられた軸プレートb1と、軸プレートb1に軸支持され上面で天板Cを受ける天板受けb2と、天板受けb2に枢着され天板Cを使用姿勢(G)と跳ね上げ姿勢(H)に選択的にロックすべく軸プレートb1に対して選択的に係合し得る図示しないロック爪とを備えている。ロック爪は、天板受けb2の外側に配されたレバー式の操作部b3を操作することにより当該操作部b3と一体に回動し得るものとなっている。左右の脚体Aに支持された軸プレートb1は、連結ビームb4を介して剛結されている。
天板Cは、図1〜11に示すように、脚体Aに天板支持機構Bを介して回動可能に支持されている。天板Cは、使用者が使用し得る使用姿勢(G)から床面に対して起立する跳ね上げ姿勢(H)までの間でフラップ動作可能に構成されている。
天板Cは、左右方向に長い略長方形状をなした天板本体1と、天板本体1における下面の反使用縁側に取り付けられた枢支機構Eを構成するアーム2とを備えている。
天板本体1は、木製のものである。天板本体1は、断面形状が略長方形状をなしている。天板本体1の反使用端面1aは、使用姿勢(G)にあるときに、垂下姿勢(I)をなす幕板本体4の外面4aと略面一に連続する箇所に位置するように設定されている。なお、天板本体1の下面における左右両端部には天板支持機構Bを構成する天板受けb2が取り付けられている。天板本体1の下面における使用端縁側の左右両端部には、キャスタa4のロック状態を一時的に解除し得るボタン式のロック解除用の操作部3が設けられている。
アーム2は、特に、図4、及び、図7〜11に示すように、幕板Dのブラケット5と協働して枢支機構E及び幕板持ち上げ機構Fを構成する合成樹脂製のものである。アーム2は、天板本体1の下面に左右に対をなして配されている。アーム2は、天板本体1に対してねじ止めされている。
アーム2は、使用姿勢(G)をなす天板本体1に対して略直交する方向である下方に延びる基端延出部分21bを有した基部21と、基部21の先端から外方すなわち天板本体1に沿うように当該天板本体1の反使用端縁側に向かって片持ち状に延びた中間部22と、中間部22における先端から天板本体1の反使用端縁側に向かって突設された押出係合部たる爪23とを備えている。
アーム2は、基部21と中間部22によって側面視において略L字状の形態をなしている。そして、当該アーム2における略L字状の形態部分と天板本体1との間に、天板Cが跳ね上げ姿勢(H)を採る際に、傾き姿勢(J)をなす幕板本体4の上端部が収容される収容空間spが形成されている。
アーム2の基部21は、天板本体1にねじ止めするためのねじ挿通孔h1が設けられた天板添設部分21aと、天板添設部分21aの左右方向中央部に突設された基端延出部分21bとを備えている。
アーム2の中間部22は、基部21に対して片持ち梁状に支持されている。アーム2の中間部22は、基端部から先端部に向かって側面視において漸次幅寸法が大きくなるように形成されている。アーム2の中間部22における先端側には左右方向に貫通した長孔22aが設けられている。長孔22aは、中間部22における天板本体1寄りの部位に形成されている。
アーム2の爪23は、アーム2における先端部に突設されている。爪23は、中間部22の先端における天板本体1から離れた方の端部から外方すなわち天板本体1の反使用端縁側に向けて突設されている。爪23は、長孔22aよりも天板本体1から離れた位置に設けられている。
爪23は、先端部における上角部分に設けられた押圧部23aと、押圧部23aに隣接する位置に設けられ上側すなわち天板本体1側を向く支持面23bを備えている。なお、爪23の押圧部23aは、幕板Dの爪当接部51aに設けた被押圧傾斜面51bを押圧し得るものである。爪23の支持面23bは、幕板Dの爪当接部51aに設けた被支持面51cに添接し得るものである。
幕板Dは、図1〜11に示すように、使用姿勢(G)における天板Cの反使用端縁側の下に配されるものである。幕板Dは、下肢空間が露出しないように覆い隠すものである。幕板Dは、天板Cが使用姿勢(G)を採るときに天板Cから垂下する垂下姿勢(I)をなすとともに天板Cが跳ね上げ姿勢(H)を採るときに脚支柱a2に当接又は近接するように傾いた傾き姿勢(J)をなすように構成されている。
幕板Dは左右方向に長い略長方形をなした木製の幕板本体4と、幕板本体4の左右両端部における上縁近傍部分に配され天板Cのアーム2と係わり合うブラケット5と、左右両端部における上下方向中間部に配され一端部が脚体Aに支持されたリンク部材a3の他端部を枢支するリンク取付台座6とを有したものである。
幕板本体4は、木製のものである。幕板本体4は、その断面が略長方形状をなしている。なお、天板Cが使用姿勢(G)を採るときに、垂下姿勢(I)をなす幕板本体4の外面4aは、天板本体1の反使用端面1aと略面一に連続する位置に設定されている。
ブラケット5は、特に、図4、及び、図7〜11に示すように、天板Cのアーム2と協働して枢支機構E及び幕板持ち上げ機構Fを構成する合成樹脂製のものである。ブラケット5は、幕板本体4における左の上端近傍部分及び右の上端近傍部分に対をなして配されている。ブラケット5は、幕板本体4に対してねじ止めされている。
ブラケット5は、幕板本体4に添設されたベース部51と、ベース部51から突設されたピン支持部52と、ピン支持部52の先端部に設けられアーム2の長孔22a内に遊動可能に配設されるピン53とを備えたものである。
ベース部51は、幕板本体4にねじ止めするための左右二箇所に配されたねじ挿通孔h2と、これら左右のねじ挿通孔の間における下端部に設けられアーム2に設けられた爪23と係わり合う爪当接部51aとを備えている。
ベース部51に形成された爪当接部51aは、アーム2側を向き上から下に向かって漸次幕板本体4に近接するように傾斜した被押圧傾斜面51bと、被押圧傾斜面51bの下に連続して設けられ下側を向く被支持面51cとを備えている。なお、爪当接部51aの被押圧傾斜面51bは、天板Cの爪23に設けた押圧部23aにより押圧されるものである。爪当接部51aの被支持面51cは、天板Cの爪23に設けた支持面23bに添接し得るものである。
ピン支持部52は、ベース部51から幕板本体4に対して略直交する方向に突設されている。ピン支持部52は、ピン53を片持ち的に支持している。
しかして、この実施形態のフラップ天板付家具は、天板Cに幕板Dを上下遊動可能に枢支させる枢支機構Eと、天板Cが跳ね上げ姿勢(H)から使用姿勢(G)に到るまでの回動領域において幕板Dを天板Cの回動に連動して天板Cの下面に接近し得るように持ち上げる幕板持ち上げ機構Fとを設けている。
枢支機構Eは、図4、及び、図7〜11に示すように、天板Cのアーム2に設けられた長孔22aと、幕板Dのブラケット5に設けられ長孔22aにスライド及び回転可能に係合したピン53とを備えたものである。そして、枢支機構Eは、天板Cが跳ね上げ姿勢(H)から使用姿勢(G)に到達しようとする直前の回動領域において長孔22aが上下方向に延びた姿勢をなしている。換言すれば、枢支機構Eは、天板Cが跳ね上げ姿勢(H)から使用姿勢(G)に向けて回動する過程における当該使用姿勢(G)に到達する直前の姿勢において幕板Dのピン53が長孔22a内を上動し得るように長孔22aの延出方向が設定されている。
枢支機構Eは、天板Cの下面に設けられ当該天板Cと一体に回動するアーム2と、幕板Dに設けられたブラケット5とを備えている。この実施形態における枢支機構Eは、天板本体1にねじ止めにより固着されたアーム2に長孔22aが設けられている。また、幕板本体4の上端近傍における内面には、ねじ止めにより固着されたブラケット5にピン53が設けられている。
幕板持ち上げ機構Fは、図4、及び、図7〜11に示すように、アーム2の先端側に設けられた押出係合部たる爪23と、ブラケット5に設けられ押出係合部たる爪23が当接し得る当接部たる爪当接部51aとを備えたものである。そして、幕板持ち上げ機構Fは、アーム2が天板本体1とともに跳ね上げ姿勢(H)から使用姿勢(G)に向かって回動する過程において、爪23が爪当接部51aに当接してブラケット5を上方に押し上げるように構成されている。
以下、フラップ天板付家具に設けられた幕板持ち上げ機構Fの作動について図8〜11の作用説明図を参照して説明する。
フラップ天板付家具は、レバー式の操作部b3を操作することにより、天板支持機構Bを作動させ、図11に示す天板Cがほぼ水平となる使用姿勢(G)と図8に示す天板Cが起立した跳ね上げ姿勢(H)とを選択的に採らせることができるようになっている。
幕板持ち上げ機構Fは、図8に示す跳ね上げ姿勢(H)にある天板Cを図11に示す使用姿勢(G)に遷移させるべく、図8、図9、図10、図11の順に、天板Cを脚体Aに対して回転させると、天板Cが跳ね上げ姿勢(H)から使用姿勢(G)に到るまでの回動領域において幕板Dを天板Cの回動に連動して天板Cの下面に接近し得るように持ち上げるものとなっている。
具体的には、幕板持ち上げ機構Fは、アーム2が天板本体1とともに跳ね上げ姿勢(H)から使用姿勢(G)に向かって回動する過程において、まず最初に、図9に示すようにアーム2に設けた爪23が幕板Dのブラケット5に設けた爪当接部51aに当接し、ブラケット5を幕板本体4とともに上方に押し上げるように構成されている。
すなわち、アーム2が天板本体1とともに跳ね上げ姿勢(H)から使用姿勢(G)に向かって回動すると、まず、爪23に設けた押圧部23aが爪当接部51aの被押圧傾斜面51bに当接し、その後、当該被押圧傾斜面51bを押圧し始める。押圧部23aは、被押圧傾斜面51bを大きな力で押圧し、爪当接部51aを天板Cの回動に連動して上方に押し上げる。
押圧部23aは、被押圧傾斜面51bに対する押圧過程において被押圧傾斜面51bにより押圧された幕板D全体を上方に移動させる結果、当該被押圧傾斜面51bとの相対位置が変化する。すなわち、押圧部23aは、被押圧傾斜面51bに対して漸次下方に遷移していく。このとき、図9及び図10に示すように、アーム2に設けた長孔22aは上下方向に延びた姿勢をなしているのでブラケット5は押圧部23aにより押圧されて上動し、ピン53は無理なく長孔22aの下部から上部に移動することになる。
図10に示すように、押圧部23aは、当該被押圧傾斜面51bに対する押圧過程を終えると被押圧傾斜面51bの下に配された被支持面51c側に潜り込むように移動する。そして、押圧部23aに代わって上方を向く爪23の支持面23bが下方を向く爪当接部51aの被支持面51cに当接し、上方に持ち上げられた幕板Dが下方に移動しないように(持ち上げられた幕板Dが落ちないように)支持することになる。図11に示すように、天板Cが使用姿勢(G)に至ると、爪23の先端面23cが幕板本体4の内面に当接するとともにブラケット5のピン53が長孔22aの上端部に位置し、アーム2に対して幕板Dが所期の垂下姿勢(I)に位置決めされることになる。
以上説明したように、本実施形態に係るフラップ天板付家具は、脚体Aと、この脚体Aに対して回動可能に支持され使用姿勢(G)から跳ね上げ姿勢(H)までの間でフラップ動作可能な天板Cと、この天板Cに対して回転可能に支持され天板Cが使用姿勢(G)を採る際に垂下姿勢(I)をなす幕板Dとを備えている。そして、フラップ天板付家具は、天板Cに幕板Dを上下遊動可能に枢支させる枢支機構Eと、天板Cが跳ね上げ姿勢(H)から使用姿勢(G)に到るまでの回動領域において幕板Dを天板Cの回動に連動して天板Cの下面に接近し得るように持ち上げる幕板持ち上げ機構Fとを設けている。このため、天板Cと幕板Dとの間に過大な隙間skが生じてしまうことを好適に抑制し得る構成を有したフラップ天板付家具を提供することができるものとなる。
つまり、枢支機構Eにより無理なく上動し得る状態に支持された幕板Dが、幕板持ち上げ機構Fにより天板Cの下面に接近し得るように持ち上げられるものとなっている。このため、使用姿勢(G)における天板Cの下面と垂下姿勢(I)をなす幕板Dの上端面との間に過大な隙間skが形成されにくく、外観に優れたフラップ天板付家具を提供できるものとなる。
しかも、使用姿勢(G)における天板Cの下面と垂下姿勢(I)をなす幕板Dの上端面との間に過大な隙間skが形成され難いため、不意に使用者の被服や指を挟むようなことも好適に抑制されるものとなる。
幕板Dが、略矩形板状をなす幕板本体4を備えたものである。そして、幕板本体4の断面が、略長方形状をなすものである。このため、幕板Dとして、高級感を創出し得る比較的シンプルな形態、すなわち、幕板本体Dとして、略矩形板状かつ断面が略長方形状をなす形態のものを適用したフラップ天板付家具を提供し得るものとなる。
つまり、従来は、フラップテーブルの幕板に比較的シンプルな形態のものを適用しようとする場合、使用姿勢における天板の下面と垂下姿勢における幕板の上端面との間に隙間が大きく形成されてしまい、高級感を著しく損なうことが課題になっていた。
ところが、この実施形態のフラップ天板付家具であれば、使用姿勢(G)における天板Cの下面と垂下姿勢(I)における幕板Dの上端面との間に隙間skが大きく形成されないものとなるため、高級感を創出し得るシンプルな形態の幕板Dを無理なく適用し得るものとなっている。
幕板本体4が、木製のものである。このため、比較的シンプルな形態をなし高級感のある幕板Dを提供し得るものとなっている。換言すれば、木製の幕板本体4は、その材質の特性上、複雑な加工を施し難く、実際上、使用姿勢(G)における天板Cの下面との間の隙間skを抑制し得るような加工を強制すれば高コストを招来してしまうものとなっていた。しかしながら、本実施形態におけるフラップ天板付家具であれば、木製の幕板本体4を無理のない加工内容に止め、そのシンプルな形態に基づいた高級感を発揮させつつ、使用姿勢(G)における天板Cの下面との間の隙間skの形成幅が適切に抑制された幕板Dを提供できるものとなっている。
枢支機構Eが、天板Cに設けられた長孔22aと、幕板Dに設けられ長孔22aにスライド及び回転可能に係合したピン53とを備えたものである。そして、天板Cが跳ね上げ姿勢(H)から使用姿勢(G)に到達しようとする直前の回動領域(図9及び図10を参照)において長孔22aが上下方向に延びた姿勢をなしている。このため、幕板Dが使用姿勢(G)に到達する直前の天板Cに対して無理なく上方に動き得るものとなっており、幕板持ち上げ機構Fの作用を好適に実現し得るものとなっている。
枢支機構Eが、天板本体1の下面に設けられ当該天板本体1と一体に回動するアーム2と、幕板本体4の上端近傍における内面に固着されたブラケット5とを備えている。そして、アーム2に長孔22aが設けられており、ブラケット5にピン53が設けられている。このため、アーム2に設けた長孔22aとブラケット5に設けたピン53による具体的な構成により、幕板Dが使用姿勢(G)に到達する直前の天板Cに対して無理なく上方に動き得るものとなっており、幕板持ち上げ機構Fの作用を好適に実現し得るものとなっている。
なお、図8に示すように、天板Cが跳ね上げ姿勢(H)をなすときには、アーム2に設けられた長孔22aは、前後方向(略水平方向)に延びた姿勢を採るものとなっている。このため、収容空間spに誤って手指を入れた場合でも、傾き姿勢(J)をなす幕板Dが前後方向に比較的容易に動き得る状態に支持されているため、手指を詰めてしまうようなことが好適に回避されるものとなる。
幕板持ち上げ機構Fが、アーム2の先端側に設けられた押出係合部たる爪23と、ブラケット5に設けられ爪23が当接し得る当接部たる爪当接部51aとを備えたものである。そして、アーム2が天板本体1とともに跳ね上げ姿勢(H)から使用姿勢(G)に向かって回動する過程において爪23が爪当接部51aに当接してブラケット5を上方に押し上げるように構成されている。このため、幕板Dを持ち上げるための具体的構成が、アーム2に設けた爪23とブラケット5に設けた爪当接部51aとによって好適に実現されたものとなっている。
使用姿勢(G)にある天板本体1の反使用端面1aが、幕板本体4の外面4aと略面一に連続する位置に設定されている。このため、天板本体1と僅かな隙間skを介して配された幕板本体4とが協働し、まるで直方体の上面と一側面を想起させるようなシンプルかつ美観に優れたフラップ天板付家具を提供し得るものとなる。
なお、本発明は、以上に詳述した実施形態に限られるものではない。
例えば、図12に示すように、幕板Dに設けたブラケット5に壁体7を立設し、天板Cに設けたアーム2の爪23とブラケット5の爪当接部51aとの係わり合い部分に、使用者の手指がアクセスしないように構成したものであってもよい。なお、壁体7は、ブラケット5に一体に設けられたものであってもよいし、幕板本体4やブラケット5に対して後付けできるように別部材で構成したものであってもよい。
枢支機構は、天板に対して幕板を上下遊動可能に枢支させ得るものであればよく、上述した実施形態に示したものに限定されるものではない。
天板持ち上げ機構は、天板が跳ね上げ姿勢から使用姿勢に到るまでの回動領域において幕板を天板の回動に連動して天板の下面に接近し得るように持ち上げるものであればよく、上述した実施形態に示したものに限定されるものではない。
幕板本体は、必ずしも略矩形板状をなしたものに限定されるものではない。なお、「略矩形板状」とは、全体的に見て略矩形板状をなしている形態をとるものであればよく、完全な矩形板状の形態のものに限られるものではない。
幕板本体の断面は、必ずしも略長方形状をなしたものに限定されるものではない。なお、「略長方形状」とは、全体的に見て略長方形状をなしている形態をとるものであればよく、完全な長方形状の形態のものに限られるものではない。
幕板本体は、木製のものに限られるものではなく、合成樹脂製のものや板金製のものや、種々の材質の部品を組み合わせて構成されたものであってもよい。
枢支機構が、幕板側に長孔を設け、天板側にピンを設けた構成をなしていてもよい。例えば、枢支機構が、天板本体の下面に設けられ当該天板本体と一体に回動するアームと、幕板本体の上端近傍における内面に固着されたブラケットとを備え、ブラケットに長孔が設けられており、アームにピンが設けられているものであってもよい。
フラップ天板付家具は、使用姿勢にある天板本体の反使用端面が、幕板本体の外面と略面一に連続する位置に設定されていないものであってもよいのはもちろんのことである。
その他、各部の具体的構成についても上記実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
A…脚体
C…天板
D…幕板
E…枢支機構
F…幕板持ち上げ機構

Claims (7)

  1. 脚体と、この脚体に対して回動可能に支持され使用姿勢から跳ね上げ姿勢までの間でフラップ動作可能な天板と、この天板に対して回転可能に支持され前記天板が前記使用姿勢を採る際に垂下姿勢をなす幕板とを備えたフラップ天板付家具であって、
    前記天板に前記幕板を上下遊動可能に枢支させる枢支機構と、前記天板が前記跳ね上げ姿勢から前記使用姿勢に到るまでの回動領域において前記幕板を前記天板の回動に連動して前記天板の下面に接近し得るように持ち上げる幕板持ち上げ機構とを設けているフラップ天板付家具。
  2. 前記幕板が略矩形板状をなす幕板本体を備えたものである請求項1記載のフラップ天板付家具。
  3. 前記幕板が略矩形板状をなす幕板本体を備えたものであり、この幕板本体が木製のものである請求項1又は2記載のフラップ天板付家具。
  4. 前記枢支機構が、前記天板及び前記幕板のいずれか一方に設けられた長孔と、他方に設けられ前記長孔にスライド及び回転可能に係合したピンとを備えたものであり、
    前記天板が前記跳ね上げ姿勢から前記使用姿勢に到達しようとする少なくとも直前の回動領域において前記長孔が上下方向に延びた姿勢をなしている請求項1、2又は3記載のフラップ天板付家具。
  5. 前記枢支機構が、前記天板に設けられたアームと、前記幕板に設けられたブラケットとを備えたものであり、これらアーム及びブラケットのいずれか一方に前記長孔が設けられており、他方に前記ピンが設けられている請求項4記載のフラップ天板付家具。
  6. 前記幕板持ち上げ機構が、前記アームに設けられた押出係合部と、前記ブラケットに設けられ前記押出係合部が当接し得る当接部とを備えたものであり、
    前記アームが前記跳ね上げ姿勢から前記使用姿勢に向かって回動する過程において前記押出係合部が前記当接部に当接して前記ブラケットを上方に押し上げるように構成されている請求項5記載のフラップ天板付家具。
  7. 前記天板が略矩形板状をなす天板本体を備えたものであり、前記幕板が略矩形板状をなす幕板本体を備えたものであり、
    前記使用姿勢にある前記天板本体の反使用端面が、前記幕板本体の外面と略面一に連続する位置に設定されている請求項1、2、3、4、5又は6記載のフラップ天板付家具。
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