JP2020041774A - 乾燥装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】帯状の被乾燥物の乾燥時間を従来よりも短縮できる乾燥装置を提供すること。【解決手段】乾燥装置100は、被乾燥物1xの第2主面1xb側に配置され被乾燥物1xを架け渡す第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123と、被乾燥物1xの第1主面1xa側に配置され、熱風NFを上流側MAで第1主面1xaに吹き出す吹出口131を有し、被乾燥物1xのロール間部1xgを熱風NFで第2主面1xb側に撓ませて、被乾燥物1xを接触長さL1,L2にわたり第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123に接触させる熱風吹出部130と、被乾燥物1xの第1主面1xa側で熱風吹出部130の上流側MAに隣在し、熱風NFを第1主面1xaに沿って上流側MAに案内する対向面140aを有する熱風案内部材140とを備える。【選択図】図4

Description

本発明は、帯状の被乾燥物をその長手方向に搬送しつつ、被乾燥物に熱風を当てて、被乾燥物を加熱乾燥させる乾燥装置に関する。
帯状の被乾燥物を長手方向に搬送しつつ、被乾燥物に熱風を当てて、被乾燥物を加熱乾燥させる乾燥装置が知られている。帯状の被乾燥物としては、例えば、リチウムイオン二次電池などに用いられる電極板とする帯状の未乾燥電極板、具体的には、帯状の集電箔上に帯状に未乾燥活物質層が形成された未乾燥電極板がある。
このような未乾燥電極板の形成及びその乾燥は、例えば以下の手法により行う。即ち、まず、活物質粒子、溶媒等を含む活物質ペーストを帯状の集電箔に塗布し、集電箔上に未乾燥活物質層を形成して、未乾燥電極板を得る。その後、乾燥装置内で、この未乾燥電極板を長手方向に搬送しつつ、未乾燥電極板に熱風を当てて、未乾燥電極板を加熱乾燥させる(未乾燥活物質層を加熱乾燥させて活物質層を形成する)。例えば特許文献1に、このような未乾燥電極板の加熱乾燥に用いる乾燥装置が開示されている(特許文献1の図2等を参照)。
特開2017−48977号公報
しかしながら、特許文献1の乾燥装置は、ほぼ熱風のみで未乾燥電極板(被乾燥物)の乾燥を行っているため、乾燥時間が長く掛かっていた。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、帯状の被乾燥物の乾燥時間を従来よりも短縮できる乾燥装置を提供するものである。
上記課題を解決するための本発明の一態様は、帯状の被乾燥物の第2主面を支持して上記被乾燥物を長手方向に搬送しつつ、上記被乾燥物の第1主面に熱風を当てて上記被乾燥物を加熱乾燥させる乾燥装置であって、搬送される上記被乾燥物よりも高温に加熱されており、上記被乾燥物の上記第2主面側に配置され、上記被乾燥物を架け渡して上記長手方向に搬送する一対の第1加熱ロール及び第2加熱ロールと、上記被乾燥物の上記第1主面側に配置され、上記熱風を、上流側でかつ上記被乾燥物の上記第1主面に向けて吹き出す吹出口を有する熱風吹出部であって、上記被乾燥物のうち、上記第1加熱ロールと上記第2加熱ロールとの間に位置するロール間部を、上記吹出口から吹き付ける上記熱風で、上記第2主面側に撓ませて、上記被乾燥物を上記長手方向の所定の接触長さL1,L2にわたり上記第1加熱ロール及び上記第2加熱ロールに接触させる熱風吹出部と、上記被乾燥物の上記第1主面側でかつ上記熱風吹出部の上記上流側に隣在し、上記第1主面に対向し、上記吹出口から吹き出された上記熱風を上記第1主面に沿って上流側に案内する対向面を有する熱風案内部材と、を備える乾燥装置である。
また、他の態様は、帯状の被乾燥物の第2主面を支持して上記被乾燥物を長手方向に搬送しつつ、上記被乾燥物の第1主面に熱風を当てて上記被乾燥物を加熱乾燥させる被乾燥物の乾燥方法であって、搬送される上記被乾燥物よりも高温に加熱され、上記被乾燥物の上記第2主面側に配置された一対の第1加熱ロール及び第2加熱ロールに、上記被乾燥物を架け渡して上記長手方向に搬送し、かつ、上記被乾燥物の上記第1主面側に配置された熱風吹出部の吹出口から、上流側でかつ上記被乾燥物の上記第1主面に向けて吹き出した上記熱風を、上記被乾燥物のうち、上記第1加熱ロールと上記第2加熱ロールとの間に位置するロール間部に吹き付けて、このロール間部を上記第2主面側に撓ませ、上記被乾燥物を上記長手方向の所定の接触長さL1,L2にわたり上記第1加熱ロール及び上記第2加熱ロールに接触させると共に、上記被乾燥物の上記第1主面側でかつ上記熱風吹出部の上記上流側に隣在し、上記第1主面に対向する熱風案内部材の対向面で、上記吹出口から吹き出された上記熱風を上記第1主面に沿って上流側に案内する被乾燥物の乾燥方法である。
被乾燥物と長手方向に点接触する従来の搬送ロールでは、被乾燥物は搬送ロールによっては加熱され難い。なお、「長手方向に点接触する」とは、搬送ロールと被乾燥物との抱き角θが5°未満であることをいう。
これに対し、上述の乾燥装置及び乾燥方法では、熱風吹出部の吹出口から吹き出された熱風によって、搬送中の被乾燥物が撓んで、被乾燥物が長手方向の所定の接触長さL1,L2にわたり第1加熱ロール及び第2加熱ロールに接触する。このため、被乾燥物は、熱風だけでなく、これら第1加熱ロール及び第2加熱ロールによっても加熱される。
加えて、上述の乾燥装置及び乾燥方法では、熱風案内部材を備え、熱風吹出部の吹出口から吹き出された熱風を、熱風案内部材の対向面により、被乾燥物の第1主面に沿って上流側に案内する。これにより、熱風吹出部よりも上流側でも被乾燥物の第1主面に熱風が良く当たって、被乾燥物の乾燥を促進できる。
これらにより、上述の乾燥装置では、被乾燥物の乾燥時間を従来よりも短縮できる。
なお、第1加熱ロール及び第2加熱ロールとしては、例えば、それ自体はヒータ等の加熱機構を有さずに、乾燥装置内の高温の空気により、被乾燥物よりも高温に加熱された加熱ロールが挙げられる。また、加熱ロールの内部に設けられたヒータ等の加熱装置により、被乾燥物よりも高温に加熱された加熱ロールも挙げられる。
また、第1加熱ロール及び第2加熱ロールは、自身が回転して被乾燥物を搬送する駆動ロールでもよいし、被乾燥物の移動に伴って回転する従動ロールでもよい。
実施形態に係る帯状電極板の斜視図である。 実施形態に係る帯状電極板の製造方法を示すフローチャートである。 実施形態に係る電極板製造装置を示す説明図である。 実施形態に係る乾燥装置を示す説明図である。 実施例及び比較例1〜3の各帯状電極板について、残留分散媒比を示すグラフである。 比較例1に係る乾燥装置を示す説明図である。 比較例2に係る乾燥装置を示す説明図である。 比較例3に係る乾燥装置を示す説明図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照しつつ説明する。図1に、本実施形態に係る帯状正極板(帯状電極板)1(以下、単に「電極板1」ともいう)の斜視図を示す。なお、以下では、電極板1の長手方向EH、幅方向FH及び厚み方向GHを図1に示す方向と定めて説明する。この電極板1は、ハイブリッドカーやプラグインハイブリッドカー、電気自動車等の車両などに搭載される角型で密閉型のリチウムイオン二次電池を製造するのに、具体的には、扁平状捲回型の電極体を製造するのに用いられる帯状の正極板である。
電極板1は、長手方向EHに延びる帯状のアルミニウム箔からなる集電箔3を有する。この集電箔3の第1主面3a上には、幅方向FHの両端部を除いて、第1活物質層5が長手方向EHに帯状に形成されている。また、集電箔3の反対側の第2主面3b上にも、幅方向FHの両端部を除いて、第2活物質層6が長手方向EHに帯状に形成されている。これら第1活物質層5及び第2活物質層6は、それぞれ、正極活物質粒子、導電粒子及び結着剤から構成されている。本実施形態では、正極活物質粒子として、リチウム遷移金属複合酸化物粒子、具体的にはリチウムニッケルコバルトマンガン酸化物粒子を用いている。また、導電粒子としてアセチレンブラック(AB)粒子を、結着剤としてポリフッ化ビニリデン(PVDF)を用いている。電極板1のうち、幅方向FHの両端部は、それぞれ、長手方向EHに延びる帯状で、厚み方向GHに第1活物質層5及び第2活物質層6を有さず、集電箔3が露出した電極露出部1mとなっている。
次いで、上記帯状電極板1の製造方法について説明する(図2〜図4参照)。まず「第1未乾燥層形成工程S1」(図2参照)において、集電箔3の第1主面3a上に、長手方向EHに延びる帯状に未乾燥第1活物質層5xを形成する。なお、この集電箔3上に未乾燥第1活物質層5xが形成された未乾燥電極板(被乾燥物)を、未乾燥片側電極板1xともいう。
なお、この第1未乾燥層形成工程S1及び後述する第1乾燥工程S2は、図3及び図4に示す電極板製造装置200を用いて連続して行う。以下では、まず電極板製造装置200について説明する。なお、電極板製造装置200の水平方向MH及び鉛直方向NHを、図3及び図4に示す方向と定める。この電極板製造装置200は、集電箔3(または後述する片側電極板1y)を供給する供給部210と、集電箔3(または片側電極板1y)に対して電極ペーストDPのダイ塗工を行うダイ塗工部220と、未乾燥片側電極板1x(または後述する未乾燥両側電極板1z)の乾燥を行う乾燥装置100と、乾燥後の片側電極板1y(または両側電極板1w)を巻き取る巻取部230とを備える。
このうち供給部210は、帯状の集電箔3(または片側電極板1y)が巻かれた巻出ロール211と、集電箔3(または片側電極板1y)を長手方向EHに搬送する複数の搬送ロール213とを有し、集電箔3(または片側電極板1y)を、ダイ塗工部220まで搬送するように構成されている。
ダイ塗工部220は、電極ペーストDPを吐出する塗工ダイ221と、集電箔3(または片側電極板1y)を搬送するバックアップロール223と、塗工ダイ221に電極ペーストDPを送出するポンプ(不図示)等から構成されている。このダイ塗工部220は、電極ペーストDPを、塗工ダイ221から集電箔3の第1主面3a(または片側電極板1yのうち集電箔3の第2主面3b)に塗布して、集電箔3の第1主面3a上に未乾燥第1活物質層5x(または片側電極板1yの集電箔3の第2主面3b上に未乾燥第2活物質層6x)を形成するように構成されている。
乾燥装置100は、壁部111によって外部と仕切られた乾燥室110を有する(図3参照)。また、乾燥装置100には、後述する未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)を外部から乾燥室110内に搬入する搬入口100c、及び、未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)を乾燥室110内から外部に搬出する搬出口100dがそれぞれ設けられている。なお、本実施形態では、この乾燥装置100で行う乾燥の乾燥時間、具体的には、未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)が搬入口100cを通じて乾燥室110内に搬入されてから搬出口100dを通じて搬出されるまでの時間を、搬送速度を調整して9秒とした。
乾燥室110内には、自身が回転して、未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)を長手方向EHに搬送しつつ加熱する複数の第1加熱ロール121及び複数の第2加熱ロール123が交互に配置されている(図4参照)。なお、乾燥室110には、第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123の他にも、複数の搬送ロール(不図示)が配置されている。
第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123は、乾燥室110内に満たされた熱風NF(後述する吹出口131から吹き出される際の温度は160℃)によって、未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)よりも高い温度、具体的には、150℃以上に加熱される。このように熱風NFによって第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123を加熱する形態とすれば、第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123に別途ヒータなどを設けなくて済む。
第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123のロール表面部121a,123aは、熱伝導率が高い材質、具体的にはステンレス鋼からできている。また、第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123の外径は、20〜150mm(本実施形態では、いずれも50mm)である。
第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123は、いずれも、搬送される未乾燥片側電極板1xの第2主面1xb側(または未乾燥両側電極板1zの第2主面1zb側)、即ち、未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)の下方NDに配置されている。第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123は、後述する熱風吹出部130の1つに対して1組ずつ配置され、第1加熱ロール121は、熱風吹出部130の吹出口131よりも上流側MAに、第2加熱ロール123は、吹出口131よりも下流側MBに配置されている。また、第2加熱ロール123は、第1加熱ロール121よりも5mmだけ熱風吹出部130側(上方NC)に配置されている。
これら第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123は、未乾燥片側電極板1xの第2主面1xb(または未乾燥両側電極板1zの第2主面1zb)に、長手方向EHの所定の接触長さL1,L2(mm)にわたり接触しつつ、未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)を長手方向EHに搬送する。具体的には、搬送される未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)のうち、第1加熱ロール121とその下流側MBに位置する第2加熱ロール123との間に架け渡されたロール間部1xg,1zgは、後述する熱風吹出部130の吹出口131からの熱風NFが、第1主面1xa(または第1主面1za)に吹き付けられることによって第2主面1xb(または第2主面1zb)に(下方NDに)大きく撓む。なお、このように搬送中の未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)のロール間部1xg,1zgが下方NDに大きく撓むように、未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)に長手方向EHに掛かるテンションの大きさも調整してある。
特に第1加熱ロール121に近い部分で、未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)のロール間部1xg,1zgが大きく下方NDに撓むため、第1加熱ロール121は、未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)に、長手方向EHの所定の接触長さL1(mm)にわたり接触する。具体的には、この接触長さL1は、3mm以上、好ましくは5mm以上(本実施形態では、L1=9mm)である。また、第1加熱ロール121と未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)との抱き角θ1は、5°以上、好ましくは10°以上(本実施形態では、θ1=20°)である。
また、第2加熱ロール123は、前述のように、第1加熱ロール121よりも上方NCに配置されている。このため、未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)のロール間部1xg,1zgが下方NDへ撓むことと、第2加熱ロール123が第1加熱ロール121よりも上方NCに配置されていることにより、第2加熱ロール123は、未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)に、長手方向EHの所定の接触長さL2(mm)にわたり接触する。具体的には、この接触長さL2は、3mm以上、好ましくは5mm以上(本実施形態では、L2=11mm)である。また、第2加熱ロール123と未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)との抱き角θ2は、5°以上、好ましくは10°以上(本実施形態では、θ2=25°)である。
前述のように、第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123は、乾燥室110内に満たされた熱風NFによって150℃以上になるため、第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123のロール表面部121a,123aの温度も、乾燥室110内を搬送中の未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)よりも高温である150℃以上となる。一方、第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123は、未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)に接触長さL1,L2(mm)にわたり接触する。このため、未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)は、第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123によって搬送されつつ加熱される。
また、乾燥室110内には、搬送される未乾燥片側電極板1xの第1主面1xa側(または未乾燥両側電極板1zの第1主面1za側)に、熱風NFを吹き出す複数の熱風吹出部130が配置されている。各熱風吹出部130は、その吹出口131から、熱風NFを、上流側MAでかつ未乾燥片側電極板1xの第1主面1xa(または未乾燥両側電極板1zの第1主面1za)に向かう斜め上流方向MNHに吹き出すように構成されている。
なお、本実施形態では、熱風NFの温度を160℃とした。前述のように、吹出口131からの熱風NFは、未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)のうち、第1加熱ロール121とその下流側MBの第2加熱ロール123との間に位置するロール間部1xg,1zgの第1主面1xa(または第1主面1za)に当たる。これにより、第1加熱ロール121とその下流側MBの第2加熱ロール123との間で、未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)ロール間部1xg,1zgが下方NDに大きく撓む。
また、乾燥室110内のうち、各々の熱風吹出部130の近傍には、矩形平板状の熱風案内板(熱風案内部材)140がそれぞれ配置されている。具体的には、各熱風案内部材140は、搬送される未乾燥片側電極板1xの第1主面1xa側(または未乾燥両側電極板1zの第1主面1za側)で、熱風吹出部130の上流側MAに隣在している。この熱風案内部材140は、熱風吹出部130の上流端部130tに接続される一方、この熱風吹出部130の上流側MAに間隔を開けて隣り合う熱風吹出部130まで延びている。また、熱風案内部材140は、未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)の幅方向FHの寸法よりも大きくされている。
この熱風案内板140は、搬送される未乾燥片側電極板1xの第1主面1xa(または未乾燥両側電極板1zの第1主面1za)に対向し、第1主面1xa(または第1主面1za)との間に空間AKを形成する矩形状の対向面140aを有する。なお、本実施形態では、この空間AKの高さ(高さが最初となる部分における高さ)を5mmとしている。熱風案内板140の対向面140aは、熱風吹出部130から吹き出された熱風NFを、空間AK内を未乾燥片側電極板1xの第1主面1xa(または未乾燥両側電極板1zの第1主面1za)に沿って上流側MAに案内する。これにより、熱風NFが隣り合う熱風吹出部130同士の間を通じて上方NCに拡散することが防止され、熱風吹出部130よりも上流側MAでも、熱風NFが未乾燥片側電極板1xの第1主面1xa(または未乾燥両側電極板1zの第1主面1za)によく当たるようになる。
巻取部230は、巻取ロール231を有し、乾燥装置100で乾燥して出来た片側電極板1y(または両側電極板1w)を、巻取ロール231で巻き取るように構成されている。
続いて、帯状電極板1の製造方法について説明する。電極板製造装置200を用いて第1未乾燥層形成工程S1(図2参照)を行うのに先立ち、電極ペーストDPを用意しておく。この電極ペーストDPは、正極活物質粒子(リチウムニッケルコバルトマンガン酸化物粒子)と導電粒子(AB粒子)と結着剤(PVDF)を、分散媒(N−メチルピロリドン(NMP))と共に混練したペーストである。電極ペーストDPの固形分率は、70wt%(NMPの割合は30wt%)とした。
第1未乾燥層形成工程S1において、前述の電極板製造装置200を用い、電極ペーストDPを集電箔3の第1主面3aに塗布して、未乾燥第1活物質層5xを形成する。具体的には、供給部210の巻出ロール211から巻き出された集電箔3は、供給部210の複数の搬送ロール213によって長手方向EHにダイ塗工部220に搬送される。続いて、ダイ塗工部220のバックアップロール223によって搬送させる集電箔3の第1主面3aに向けて、塗工ダイ221から所定の吐出量の電極ペーストDPが吐出され、集電箔3の第1主面3a上に帯状に塗膜(未乾燥第1活物質層5x)が連続して形成される(未乾燥片側電極板1xが連続して形成される)。
続いて、「第1乾燥工程S2」において、上述の未乾燥片側電極板1xを長手方向EHに搬送して、搬入口100cを通じて乾燥装置100内に搬入し、乾燥装置100内で、未乾燥片側電極板1xを長手方向EHに搬送しつつ、未乾燥片側電極板1xの未乾燥第1活物質層5xを加熱乾燥させて、第1活物質層5を形成する。具体的には、乾燥装置100の乾燥室110内に搬入された未乾燥片側電極板1xは、その第1主面1xaをなす未乾燥第1活物質層5xを上方NCに向け、第2主面1xbをなす集電箔3を下方NDに向けた状態で、水平方向MHの下流側MBに搬送される。この未乾燥片側電極板1xは、下方NDからそれぞれ接触する複数の第1加熱ロール121及び複数の第2加熱ロール123と長手方向EHの所定の接触長さL1,L2にわたり接触しながら、長手方向EHに搬送される。
前述のように、第1加熱ロール121と未乾燥片側電極板1xとは、接触長さL1=9mm、抱き角θ1=20°でそれぞれ接触する。また、第2加熱ロール123と未乾燥片側電極板1xとは、接触長さL2=11mm、抱き角θ2=25°でそれぞれ接触する。一方、乾燥室110内は、熱風NFによって150℃以上になっているため、第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123のロール表面部121a,123aの温度も、150℃以上となる。このため、未乾燥片側電極板1xは、第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123によって搬送されつつ加熱される。
また、搬送中の未乾燥片側電極板1xの第1主面1xaをなす未乾燥第1活物質層5xには、複数の熱風吹出部130の吹出口131から160℃の熱風NFがそれぞれ吹き付けられる。一方、前述のように、熱風吹出部130には熱風案内板140がそれぞれ隣在しており、未乾燥片側電極板1xの第1主面1xaと熱風案内板140の対向面140aとの間に空間AKが形成される。熱風吹出部130の吹出口131から吹き出された熱風NFは、隣り合う熱風吹出部130同士の間を通じて上方NCに拡散することが防止され、この空間AK内を未乾燥片側電極板1xの第1主面1xaに沿って上流側MAに流れる。このため、未乾燥片側電極板1xの第1主面1xa(未乾燥第1活物質層5x)には、熱風案内板140が存在しない場合に比べて、熱風吹出部130よりも上流側MAでも熱風NFが効率良く当たる。
かくして、未乾燥第1活物質層5xが乾燥して、第1活物質層5が連続して形成される。なお、この集電箔3の第1主面3a上に第1活物質層5が形成された帯状電極板を、片側電極板1yともいう。この片側電極板1yは、乾燥装置100の搬出口100dを通じて乾燥装置100の外部に搬出される。更に、搬出された乾燥後の片側電極板1yは、電極板製造装置200の巻取部230において巻取ロール231で巻き取られる。
次に、「第2未乾燥層形成工程S3」において、前述の第1未乾燥層形成工程S1と同様にして、電極ペーストDPを片側電極板1yのうち集電箔3の第2主面3bに塗布して、未乾燥第2活物質層6xを形成する。なお、この第2未乾燥層形成工程S3及び後述する第2乾燥工程S4についても、前述の電極板製造装置200を用いる。この工程で形成される未乾燥電極板、即ち、集電箔3の第1主面3a上に乾燥済みの第1活物質層5が形成され、集電箔3の第2主面3b上に未乾燥の未乾燥第2活物質層6xが形成された未乾燥電極板(被乾燥物)を、未乾燥両側電極板1zともいう。
続いて、「第2乾燥工程S4」において、前述の第1乾燥工程S2と同様にして、未乾燥両側電極板1zを長手方向EHに搬送して乾燥装置100内に搬入し、乾燥装置100内で、未乾燥両側電極板1zを長手方向EHに搬送しつつ、未乾燥両側電極板1zの未乾燥第2活物質層6xを加熱乾燥させて、第2活物質層6を形成する。
この工程においても、第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123は、所定の接触長さL1,L2にわたり未乾燥両側電極板1zに接触するため、未乾燥両側電極板1zは、第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123によって搬送されつつ加熱される。また、熱風NFは、熱風案内板140によって未乾燥両側電極板1zとの間に形成される空間AK内を未乾燥両側電極板1zの第1主面1zaに沿って上流側MAに流れるため、未乾燥両側電極板1zの第1主面1za(未乾燥第2活物質層6x)には、熱風吹出部130よりも上流側MAでも熱風NFが効率良く当たる。
かくして、未乾燥第2活物質層6xが乾燥して、第2活物質層6が連続して形成される。なお、この集電箔3の第1主面3a上に第1活物質層5が形成され、第2主面3b上に第2活物質層6が形成された帯状電極板を、両側電極板1wともいう。乾燥後の両側電極板1wは、巻取部230の巻取ロール231で巻き取られる。
次に、「プレス工程S5」において、上述の両側電極板1wをロールプレス装置(不図示)で長手方向EHに搬送しつつロールプレスすることにより、第1活物質層5及び第2活物質層6をそれぞれ厚み方向GHにプレスして圧密化する。かくして、図1に示した帯状電極板1が得られる。
(実施例)
次いで、本発明の効果を検証するために行った試験の結果について説明する。実施例として、実施形態と同様に、電極板製造装置200を用いて、第1未乾燥層形成工程S1及び第1乾燥工程S2を行って、未乾燥電極板(未乾燥片側電極板1x)を形成し、更にこれを乾燥させて帯状電極板(片側電極板1y)を形成した。前述のように、電極板製造装置200の乾燥装置100は、第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123が、接触長さL1,L2(mm)にわたり未乾燥片側電極板1xに接触して、未乾燥片側電極板1xを加熱する(図4参照)。また、乾燥装置100は、吹出口131から吹き出された熱風NFを、未乾燥片側電極板1xの第1主面1xaと対向面130aとの間の空間AK内を第1主面1xaに沿って上流側MAに案内する熱風案内部材140を備える。
(比較例1)
一方、比較例1として、図6に示す乾燥装置700を有する電極板製造装置200を用意し、これを用いて、実施例(実施形態)と同様に帯状電極板(片側電極板1y)を形成した。この比較例1の乾燥装置700は、実施例の乾燥装置100において、第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123に代えて搬送ロール921を複数配置する一方、熱風案内部材140を無くしたものである。
各搬送ロール921は、いずれも、搬送される未乾燥片側電極板1xの第2主面1xb側で、熱風吹出部130の1つに対して1つずつ配置されている。具体的には、搬送ロール921は、未乾燥片側電極板1xのうち、熱風吹出部130の吹出口131からの熱風NFが最も良く当たる部位の下方NDにそれぞれ配置されている。また、この比較例1の乾燥装置700では、搬送中の未乾燥片側電極板1xに長手方向EHに掛かるテンションを、実施例の乾燥装置100の場合よりも大きくして、未乾燥片側電極板1xが下方NDに撓まないようにしている。これらにより、この比較例1の搬送ロール921は、実施例の第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123とは異なり、未乾燥片側電極板1xに長手方向EHに点接触する。
(比較例2)
また、比較例2として、図7に示す乾燥装置800を有する電極板製造装置200を用意し、これを用いて、実施例と同様に帯状電極板(片側電極板1y)を形成した。この比較例2の乾燥装置800は、比較例1の乾燥装置700において、実施例の熱風案内部材140を設けたものである。
(比較例3)
また、比較例3として、図8に示す乾燥装置900を有する電極板製造装置200を用意し、これを用いて、実施例と同様に帯状電極板(片側電極板1y)を形成した。この比較例3の乾燥装置900は、実施例の乾燥装置100において、熱風案内部材140を無くしたものである。
次に、実施例及び比較例1〜3で形成した各帯状電極板(片側電極板1y)について、乾燥後の第1活物質層5に残っている分散媒(NMP)の量(残留分散媒量)をそれぞれ測定した。具体的には、片側電極板1yを細かく切断した後、この切断片をアセトン液中に浸漬して、切断片の第1活物質層5中に残っている分散媒(NMP)をアセトン抽出する。その後、ガスクロマトグラフ(GC)でこの分散媒(NMP)の量を測定し、第1活物質層5に対する分散媒(NMP)の重量割合(%)を求めた。更に、比較例1の残留分散媒量を基準(100%)として、比較例2,3及び実施例の残留分散媒比をそれぞれ求めた。その結果を図5に示す。
図5から明らかなように、乾燥後の第1活物質層5における残留分散媒量は、比較例1よりも比較例2で少なく、更に比較例3で少なく、更に実施例で少なくなった。
このような結果を生じた理由は、以下であると考えられる。即ち、まず比較例1の乾燥装置700(図6参照)では、搬送ロール921は未乾燥片側電極板1xに長手方向EHに点接触するため、未乾燥片側電極板1xは搬送ロール921によっては殆ど加熱されない。また、比較例1の乾燥装置700は、熱風案内部材140を有しない。このため、熱風吹出部130の吹出口131から吹き出された熱風NFは、隣り合う熱風吹出部130同士の間を通じて上方NCに拡散するので、未乾燥片側電極板1xを効率良く熱風NFで加熱できない。その結果、乾燥後の第1活物質層5における残留分散媒量が最も多くなった。
また、比較例2の乾燥装置800(図7参照)では、比較例1と同様に、搬送ロール921は未乾燥片側電極板1xに点接触するため、未乾燥片側電極板1xは搬送ロール921よっては殆ど加熱されない。一方、比較例2の乾燥装置800は、熱風案内部材140を有する。このため、熱風吹出部130の吹出口131から吹き出された熱風NFは、熱風案内板140によって未乾燥片側電極板1xとの間に形成される空間AK内を未乾燥片側電極板1xの第1主面1xaに沿って上流側MAに流れるため、未乾燥片側電極板1xを効率良く熱風NFで加熱乾燥できる。このため、比較例1に比べると、乾燥後の第1活物質層5における残留分散媒量が少なくなった。
また、比較例3の乾燥装置900(図8参照)では、比較例1と同様に、乾燥装置900は熱風案内部材140を有しない。このため、熱風NFは、隣り合う熱風吹出部130同士の間を通じて上方NCに拡散するので、未乾燥片側電極板1xを効率良く熱風NFで加熱できない。一方、乾燥装置900は、第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123が未乾燥片側電極板1xに接触長さL1,L2にわたり接触するため、第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123によっても未乾燥片側電極板1xを加熱できる。このため、比較例1に比べ、乾燥後の第1活物質層5における残留分散媒量が少なくなった。なお、比較例2に比べて比較例3の方が残留分散媒量が少ないことから、熱風案内部材140を設けるよりも、第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123を未乾燥片側電極板1xに接触長さL1,L2にわたり接触させる方が、乾燥をより促進できることが判る。
これらに対し、実施例の乾燥装置100(図4参照)では、第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123が未乾燥片側電極板1xに接触長さL1,L2にわたり接触するため、第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123によっても未乾燥片側電極板1xを加熱できる。加えて、実施例の乾燥装置100は、熱風案内部材140を有するため、吹出口131からの熱風NFは、熱風案内板140によって未乾燥片側電極板1xとの間に形成される空間AK内を未乾燥片側電極板1xの第1主面1xaに沿って上流側MAに流れるため、未乾燥片側電極板1xを効率良く熱風NFで加熱乾燥できる。これらにより、実施例では、比較例1〜3のいずれよりも、乾燥後の第1活物質層5における残留分散媒量が少なくなったと考えられる。このような結果から、実施例の乾燥装置100は、比較例1〜3の乾燥装置700,800,900よりも乾燥時間を短くできることが判る。
以上で説明したように、乾燥装置100及びこれを用いた乾燥方法では、熱風吹出部130の吹出口131から吹き出された熱風NFによって、搬送中の未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)が撓んで、未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)が長手方向EHの所定の接触長さL1,L2にわたり第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123に接触する。このため、未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)は、熱風NFだけでなく、これら第1加熱ロール121及び第2加熱ロール123によっても加熱される。
加えて、乾燥装置100及びこれを用いた乾燥方法では、熱風案内部材140を備え、熱風吹出部130の吹出口131から吹き出された熱風NFを、熱風案内部材140の対向面140aにより、未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)の第1主面1xa,1zaに沿って上流側MAに案内する。これにより、熱風吹出部130よりも上流側MAでも、未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)の第1主面1xa,1zaに熱風NFが良く当たって、未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)の乾燥を促進できる。
これらにより、乾燥装置100では、未乾燥片側電極板1x(または未乾燥両側電極板1z)の乾燥時間を従来よりも短縮できる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
例えば、実施形態では、帯状の未乾燥電極板(未乾燥片側電極板1x及び未乾燥両側電極板1z)を「被乾燥物」とする場合を例示したが、例えば、帯状の未乾燥負極板を被乾燥物としてもよい。
また、実施形態では、例えば、未乾燥第1活物質層5x及び未乾燥第2活物質層6xを、電極ペーストDPを集電箔3に塗布することにより形成したが、未乾燥第1活物質層5x及び未乾燥第2活物質層6xの形成手法は、これに限られない。例えば、正極活物質粒子、導電粒子、結着剤及び分散媒を混合し、造粒することにより、粘土状の湿潤粒子からなる粒子集合体を得る。そして、3本のロールを有するロールプレス装置を用いて、この粒子集合体から未乾燥活物質層を造膜し、更にこれを集電箔3上に転写して、集電箔3上に未乾燥第1活物質層5x及び未乾燥第2活物質層6xを形成してもよい。
1 帯状正極板(帯状電極板,電極板)
1x 未乾燥片側電極板(未乾燥電極板,被乾燥物)
1xa (未乾燥片側電極板の)第1主面
1xb (未乾燥片側電極板の)第2主面
1xg (未乾燥片側電極板の)ロール間部
1y 片側電極板(帯状電極板)
1z 未乾燥両側電極板(未乾燥電極板,被乾燥物)
1za (未乾燥両側電極板の)第1主面
1zb (未乾燥両側電極板の)第2主面
1zg (未乾燥両側電極板の)ロール間部
1w 両側電極板(帯状電極板)
100 乾燥装置
121 第1加熱ロール
121a (第1加熱ロールの)ロール表面部
123 第2加熱ロール
123a (第2加熱ロールの)ロール表面部
130 熱風吹出部
131 吹出口
140 熱風案内板(熱風案内部材)
140a 対向面
200 電極板製造装置
EH (集電箔及び電極板の)長手方向
MH 水平方向
MA 上流側
MB 下流側
NH 鉛直方向
NC 上方(被乾燥物の第1主面側)
ND 下方(被乾燥物の第2主面側)
NF 熱風
L1,L2 接触長さ
θ1,θ2 抱き角
AK 空間
S1 第1未乾燥層形成工程
S2 第1乾燥工程
S3 第2未乾燥層形成工程
S4 第2乾燥工程
S5 プレス工程

Claims (1)

  1. 帯状の被乾燥物の第2主面を支持して上記被乾燥物を長手方向に搬送しつつ、上記被乾燥物の第1主面に熱風を当てて上記被乾燥物を加熱乾燥させる乾燥装置であって、
    搬送される上記被乾燥物よりも高温に加熱されており、上記被乾燥物の上記第2主面側に配置され、上記被乾燥物を架け渡して上記長手方向に搬送する一対の第1加熱ロール及び第2加熱ロールと、
    上記被乾燥物の上記第1主面側に配置され、上記熱風を、上流側でかつ上記被乾燥物の上記第1主面に向けて吹き出す吹出口を有する熱風吹出部であって、
    上記被乾燥物のうち、上記第1加熱ロールと上記第2加熱ロールとの間に位置するロール間部を、上記吹出口から吹き付ける上記熱風で、上記第2主面側に撓ませて、上記被乾燥物を上記長手方向の所定の接触長さL1,L2にわたり上記第1加熱ロール及び上記第2加熱ロールに接触させる熱風吹出部と、
    上記被乾燥物の上記第1主面側でかつ上記熱風吹出部の上記上流側に隣在し、上記第1主面に対向し、上記吹出口から吹き出された上記熱風を上記第1主面に沿って上流側に案内する対向面を有する熱風案内部材と、を備える
    乾燥装置。
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