JP2020041562A - ロボットアーム - Google Patents

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Abstract

【課題】生産性が高く、減速機の破損を抑制可能なロボットアームを実現する。【解決手段】本開示の一形態に係るロボットアーム1は、第1の部材と内部に潤滑剤が収容された減速機を介して第2の部材が回転可能に連結されたロボットアームであって、減速機を介して潤滑剤が循環する循環経路と、循環経路内に配置され、潤滑剤が貯蔵される貯蔵部と、潤滑剤を循環させるアクチュエータと、を備え、貯蔵部には、貯蔵部における潤滑剤の排出口を覆うように潤滑剤の不純物を捕捉するためのフィルタが設けられている。【選択図】図1

Description

本開示は、ロボットアームに関し、例えば、第1の部材と内部に潤滑剤が収容された減速機を介して第2の部材が回転可能に連結されたロボットアームに関する。
一般的なロボットアームは、第1の部材に第2の部材が減速機を介して回転可能に連結された構成であり、減速機の内部に潤滑剤が封入されている。例えば、特許文献1のロボットアームは、第1の部材と第2の部材とを連結する減速機の内部の圧力が上昇した際に潤滑剤を逃がすためのチューブ部材を備えており、当該チューブ部材は、第1の部材の筐体内に設けられたモータを囲む螺旋部を備えている。このように特許文献1のロボットアームは、チューブ部材に螺旋部を備えることで、減速機の内部から溢れ出た潤滑剤をより多く収容可能な構成とされている。
特開2012−161887号公報
本出願人は、以下の課題を見出した。一般的なロボットアームの潤滑剤は、ロボットアームの稼働に伴って不純物の量が増加するため、潤滑剤を交換する必要がある。このとき、ロボットアームを停止させる必要があり、生産性が低下する課題を有する。一方、潤滑剤の交換を怠ると、減速機が破損する可能性がある。
本開示は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、生産性が高く、減速機の破損を抑制可能なロボットアームを実現する。
本開示の一態様に係るロボットアームは、第1の部材と内部に潤滑剤が収容された減速機を介して第2の部材が回転可能に連結されたロボットアームであって、
前記減速機を介して潤滑剤が循環する循環経路と、
前記循環経路内に配置され、前記潤滑剤が貯蔵される貯蔵部と、
前記潤滑剤を循環させるアクチュエータと、
を備え、
前記貯蔵部には、当該貯蔵部における前記潤滑剤の排出口を覆うように前記潤滑剤の不純物を捕捉するためのフィルタが設けられている。
このような構成により、潤滑剤の不純物を捕捉することができる。そのため、潤滑剤の劣化を抑制することができ、潤滑剤の交換頻度を少なくすることができる。その結果、潤滑剤を交換するための停止時間を短縮でき、ロボットアームの生産性を向上させることができる。しかも、潤滑剤を循環させることで、減速機の歯車と歯車との間に潤滑剤を行き渡らせることができるので、減速機の損傷を抑制できる。
上述のロボットアームにおいて、前記貯蔵部における前記潤滑剤の排出口は、前記貯蔵部における重力方向に対して逆側の端部に形成されており、
前記フィルタは、前記排出口を前記貯蔵部の内方から覆うように当該貯蔵部における重力方向に対して逆側の端部に固定されていることが好ましい。
このような構成により、ロボットアームが停止中に、フィルタで捕捉された不純物を貯蔵部の底部に沈殿させることができる。
上述のロボットアームにおいて、前記アクチュエータは、前記第1の部材に対する前記第2の部材の回転を駆動源として、前記潤滑剤を押し出すことが好ましい。
このような構成により、潤滑剤を循環させるための専用のモータなどの駆動源を必要としないので、ロボットアームの大型化を抑制することができる。
上述のロボットアームにおいて、前記アクチュエータは、前記第1の部材に対する前記第2の部材の回転を駆動源としてスクリューが回転し、前記潤滑剤を押し出すスクリューポンプを備えることが好ましい。
このような構成により、潤滑剤を循環させるための専用のモータなどの駆動源を必要としないので、ロボットアームの大型化を抑制することができる。
上述のロボットアームにおいて、前記アクチュエータは、前記第1の部材に対する前記第2の部材の一方の回転を前記スクリューに伝達し、前記スクリューへの前記第1の部材に対する前記第2の部材の他方の回転の伝達を遮断するラチェット機構を備えることが好ましい。
このような構成により、潤滑剤が循環経路の内部で逆流することを抑制できる。
上述のロボットアームにおいて、前記アクチュエータは、前記第1の部材に対する前記第2の部材の回転を駆動源としてピストンが移動し、前記潤滑剤を押し出すピストンポンプを備えることが好ましい。
このような構成により、潤滑剤を循環させるための専用のモータなどの駆動源を必要としないので、ロボットアームの大型化を抑制することができる。
上述のロボットアームにおいて、前記アクチュエータは、
前記ピストンを貫通する貫通孔と、
前記第1の部材に対して前記第2の部材が一方に回転して前記ピストンが移動する場合に前記貫通孔を開放し、前記第1の部材に対して前記第2の部材が他方に回転して前記ピストンが移動する場合に前記貫通孔を閉塞する弁機構と、
を備えることが好ましい。
このような構成により、潤滑剤が循環経路の内部で逆流することを抑制できる。
上述のロボットアームにおいて、
前記ピストンポンプは、前記ピストンが移動可能に収容され、且つ前記循環経路内に配置されたシリンダと、前記ピストンに一方の端部が固定され、他方の端部が前記シリンダから突出するロッドと、を備えており、前記シリンダは、前記第1の部材に固定され、
前記アクチュエータは、
前記第1の部材に対して前記第2の部材が回転した場合に当該第2の部材の回転軸を中心に回転し、凸部又は凹部の一方を有する回転伝達部と、
前記ロッドの他方の端部に固定され、前記回転伝達部が係合される凸部又は凹部の他方を有する被回転伝達部と、
を備え、
前記凸部は、前記第1の部材に対する前記第2の部材の回転が予め設定された回転範囲を外れた場合、前記凹部から抜け出すことが好ましい。
このような構成により、ピストンポンプの損傷を抑制できる。
上述のロボットアームにおいて、
周側面に円弧面を有する、前記第1の部材である第1のベースと、
前記第1のベースの円弧面の中心を通る第1の軸を中心に当該第1のベースに回転可能に接続された、前記第2の部材である第2のベースと、
前記第1の軸と直交する第2の軸を中心に回転可能に当該第2のベースに接続されたアーム部と、
前記第2のベースに固定されたスクリューポンプと、前記スクリューポンプに接続され、前記第1のベースの円弧面に接触するローラと、を有し、前記ローラを介して前記第1のベースに対する前記第2のベースの回転を前記スクリューポンプに伝達可能な第1のアクチュエータと、
前記第2のベースに固定されたピストンポンプと、前記アーム部に固定され、凸部又は凹部の一方を有する回転伝達部と、前記ピストンポンプのロッドの先端部に固定され、前記回転伝達部と係合可能な凸部又は凹部の他方を有する被回転伝達部と、を有し、前記回転伝達部及び前記被回転伝達部を介して前記第2のベースに対する前記アーム部の回転を前記ピストンポンプに伝達可能な第2のアクチュエータと、
を備え、
前記第2のベースには、前記第1のベースに対して前記第2のベースを回転させるための第1のモータ並びに第1の減速機、及び前記第2のベースに対して前記アーム部を回転させるための第2のモータ並びに第2の減速機が設けられていることが好ましい。
このような構成では、第1のベースに対する第2のベースの回転範囲、及び第2のベースに対するアーム部の回転範囲に応じて、第1のアクチュエータ又は第2のアクチュエータを、適宜、選択している。そのため、第1の減速機及び第2の減速機の潤滑剤を、確実に循環させることができる。
本開示によれば、生産性が高く、減速機の破損を抑制可能なロボットアームを実現することができる。
実施の形態のロボットアームを模式的に示す斜視図である。 実施の形態のロボットアームを模式的に示す異なる斜視図である。 実施の形態のロボットアームにおける第1の循環機構の周辺を拡大して示す斜視図である。 実施の形態のロボットアームにおける第1の循環機構を示す断面図である。 実施の形態のロボットアームにおける貯蔵部をベース部の第2のベースから取り外した状態を示す斜視図である。 実施の形態のロボットアームにおける第1の循環機構の貯蔵部の構成を示す部分断面図である。 実施の形態のロボットアームにおける第2の循環機構の周辺を拡大して示す正面図である。 実施の形態のロボットアームにおける第2の循環機構の周辺を拡大して示す斜視図である。 実施の形態のロボットアームにおける第2の循環機構の動作を説明するための図である。 実施の形態のロボットアームにおける第2の循環機構の動作を説明するための図である。 実施の形態のロボットアームにおける第2の循環機構の動作を説明するための図である。 実施の形態のロボットアームにおける第2の循環機構の動作を説明するための図である。
以下、本開示を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。但し、本開示が以下の実施の形態に限定される訳ではない。また、説明を明確にするため、以下の記載及び図面は、適宜、簡略化されている。
先ず、本実施の形態のロボットアームの構成を説明する。図1は、本実施の形態のロボットアームを模式的に示す斜視図である。図2は、本実施の形態のロボットアームを模式的に示す異なる斜視図である。ここで、図1及び図2では、ロボットアームの構成が明確になるように一部の部材を透視して示している。なお、以下の説明では、図1の状態でのロボットアームの構成を、三次元(XYZ)座標系を用いて説明する。このとき、Z軸−方向が重力方向に対応する。
ロボットアーム1は、例えば、6軸多関節ロボットであり、図1及び図2に示すように、ベース部2、第1のアーム部3、第2のアーム部4、手首機構5、第1の循環機構6及び第2の循環機構7を備えている。ベース部2は、第1のベース10及び第2のベース11を備えている。
第1のベース10は、Z軸方向に延在する円柱形状を基本形態としている。つまり、第1のベース10の少なくともZ軸+側の部分の周側面は、円周面である。そのため、第1のベース10のZ軸+側の部分は、Z軸方向から見て円形状である。そして、第1のベース10は、当該第1のベース10のZ軸−側の端部に被接続部10aを備えている。
このような第1のベース10は、例えば、床に載置され、被接続部10aを床に接続することで固定される。但し、第1のベース10の固定位置は、床に限定されず、壁や天井などでもよい。
第2のベース11は、第1のベース10に対してZ軸+側に配置されている。第2のベース11は、旋回部11a及び固定アーム11bを備えている。旋回部11aは、例えば、Z軸方向から見て、第1のベース10と略等しい直径を有する円盤形状を基本形態としている。
固定アーム11bは、旋回部11aのZ軸+側の面からZ軸+側に突出している。固定アーム11bは、例えば、X軸方向で向かい合う面が略平行に配置された扁平形状であり、固定アーム11bの根元部が旋回部11aのZ軸+側の面に固定されている。そして、固定アーム11bの先端部は、大凡、X軸方向から見て円弧状である。
このような第2のベース11は、第1のベース10の中心を通り、Z軸方向に延在する第1の軸AX1を中心に旋回(回転)可能に第1のベース10に接続されている。つまり、第2のベース11の旋回部11aの中心は、大凡、第1の軸AX1上に配置されている。このとき、第2のベース11には、第1のベース10に対して第2のベース11を回転させるための第1のモータ12及び第1の減速機13が設けられているとよい。
第1の減速機13の入力軸は、第1のモータ12の回転軸に接続され、第1の減速機13の出力軸は、第1のベース10に接続されている。これにより、第1のモータ12が駆動すると、第1の軸AX1を中心に第1のベース10に対して第1のモータ12及び第1の減速機13と共に第2のベース11を回転させることができる。
第1のアーム部3は、X軸方向に延在する(即ち、第1の軸AX1と略直交する方向に延在する)第2の軸AX2を中心に回転可能に、ベース部2の固定アーム11bの先端部に接続されている。第1のアーム部3は、例えば、X軸方向で向かい合う面が平行に配置された扁平形状であり、第1のアーム部3の一方の端部がベース部2の固定アーム11bの先端部に接続されている。
このとき、ベース部2の固定アーム11bの先端部には、ベース部2の第2のベース11に対して第1のアーム部3を回転させるための第2のモータ14及び第2の減速機15が設けられているとよい。
第2の減速機15の入力軸は、第2のモータ14の回転軸に接続され、第2の減速機15の出力軸は、第1のアーム部3の一方の端部に接続されている。これにより、第2のモータ14が駆動すると、第2の軸AX2を中心にベース部2に対して第1のアーム部3を回転させることができる。
第2のアーム部4は、X軸方向に延在する(即ち、第2の軸AX2と略平行に配置された)第3の軸AX3を中心に回転可能に第1のアーム部3の他方の端部に接続されている。第2のアーム部4は、例えば、X軸方向で向かい合う面が平行に配置された扁平形状であり、第2のアーム部4の一方の端部が第1のアーム部3の他方の端部に接続されている。
このとき、第1のアーム部3の他方の端部には、例えば、第1のアーム部3に対して第2のアーム部4を回転させるための第3のモータ20及び第3の減速機21が設けられている。
第3の減速機21の入力軸は、第3のモータ20の回転軸に接続され、第3の減速機21の出力軸は、第2のアーム部4の一方の端部に接続されている。これにより、第3のモータ20が駆動すると、第3の軸AX3を中心に第1のアーム部3に対して第2のアーム部4を回転させることができる。
手首機構5は、第2のアーム部4の他方の端部に接続されている。手首機構5は、第1のアーム30、第2のアーム31及び第3のアーム32を備えている。第1のアーム30は、例えば、円筒形状を基本形態としており、Y軸方向(即ち、第3の軸AX3と直交する第4の軸AX4が延在する方向)に延在している。そして、第1のアーム30の一方の端部は、第4の軸AX4を中心に回転可能に第1の接続部33を介して第2のアーム部4の他方の端部に接続されている。
第1の接続部33は、例えば、第2のアーム部4の他方の端部からX軸方向(即ち、第3の軸AX3が延在する方向)に突出しており、Y軸方向に貫通する円筒形状である。このような第1の接続部33の内部には、第2のアーム部4に対して手首機構5の第1のアーム30を回転させるための第4のモータ34及び第4の減速機35が固定されている。
第4の減速機35の入力軸は、第1の接続部33の内部に収容されたギヤ列などの駆動伝達機構を介して第4のモータ34の回転軸に接続され、第4の減速機35の出力軸は、手首機構5の第1のアーム30の一方の端部に接続されている。これにより、第4のモータ34が駆動すると、第4の軸AX4を中心に第2のアーム部4に対して手首機構5の第1のアーム30を回転させることができる。
第2のアーム31は、第1のアーム30に対してX軸方向に延在(即ち、第4の軸AX4と直交)する第5の軸AX5を中心に回転可能に第2の接続部36を介して当該第1のアーム30の他方の端部に接続されている。
第2の接続部36は、第1のアーム30の他方の端部に固定されており、第1のアーム30の他方の端部から二股に分かれた形態である。第2の接続部36は、例えば、一組の接続アーム36aを備えている。接続アーム36aは、例えば、X軸方向で向かい合う面が略平行に配置された扁平形状であり、中空構造である。
このような接続アーム36aは、Y軸方向に延在しており、接続アーム36aの一方の端部が第1のアーム30の他方の端部に固定されている。そして、一組の接続アーム36aは、第1のアーム30をX軸方向から挟み込むように配置されている。
第2のアーム31は、例えば、Y軸方向から見て略T字形状であり、X軸方向(即ち、第5の軸AX5が延在する方向)に延在する第1の部分31a及び当該第1の部分31aに根元部が接続された第2の部分31bを備えている。
第1の部分31aは、第2の接続部36の一組の接続アーム36aの間に配置されており、第1の部分31aの端部は夫々、接続アーム36aの他方の端部に第5の軸AX5を中心に回転可能に接続されている。
このとき、例えば、第1の接続部33の内部に第1のアーム30に対して第2のアーム31を回転させるための第5のモータ37が固定され、第2の接続部36の一方の接続アーム36aの内部に第5の減速機38が収容されている。
第5の減速機38の入力軸は、第1の接続部33及び第2のアーム31の内部に通されたプロペラシャフトやギヤ列などの駆動伝達機構を介して第5のモータ37の回転軸に接続され、第5の減速機38の出力軸は、第2のアーム31の第1の部分31aに接続されている。これにより、第5のモータ37が駆動すると、第5の軸AX5を中心に第1のアーム30に対して第2のアーム31を回転させることができる。
第3のアーム32は、第2のアーム31に対してZ軸方向に延在(即ち、第5の軸AX5と直交)する第6の軸AX6を中心に回転可能に当該第2のアーム31の第2の部分31bの先端部に接続されている。このような第3のアーム32には、例えば、ロボットハンドなどが接続される。
このとき、例えば、第1の接続部33の内部に第2のアーム31に対して第3のアーム32を回転させるための第6のモータ39が固定され、第2のアーム31の第2の部分31bの内部に第6の減速機40が収容されている。
第6の減速機40の入力軸は、第1の接続部33及び第2のアーム31の内部に通されたプロペラシャフトや第2の接続部36の他方の接続アーム36aに収容されたギヤ列などの駆動伝達機構を介して第6のモータ39の回転軸に接続され、第6の減速機40の出力軸は、第3のアーム32に接続されている。これにより、第6のモータ39が駆動すると、第6の軸AX6を中心に第2のアーム31に対して第3のアーム32を回転させることができる。
第1の循環機構6は、第1の減速機13の内部に収容されている潤滑剤を循環させる。ここで、図3は、本実施の形態のロボットアームにおける第1の循環機構の周辺を拡大して示す斜視図である。図4は、本実施の形態のロボットアームにおける第1の循環機構を示す断面図である。図5は、本実施の形態のロボットアームにおける貯蔵部をベース部の第2のベースから取り外した状態を示す斜視図である。図6は、本実施の形態のロボットアームにおける第1の循環機構の貯蔵部の構成を示す部分断面図である。なお、図3乃至図5では、第1の循環機構の構成が明確になるように一部の部材を透視して示している。
第1の循環機構6は、図3及び図4に示すように、循環経路50、貯蔵部51及びアクチュエータ(第1のアクチュエータ)52を備えている。循環経路50は、第1の減速機13、第1のホース50a、貯蔵部51、第2のホース50b、アクチュエータ52及び第3のホース50cによって形成された閉回路であり、循環経路50の内部は潤滑剤で満たされている。ここで、潤滑剤は、一般的なグリースや潤滑油などである。
第1のホース50aの一方の端部は、第1の減速機13に接続され、第1のホース50aの他方の端部は、貯蔵部51に接続されている。第2のホース50bの一方の端部は、貯蔵部51に接続され、第2のホース50bの他方の端部は、アクチュエータ52に接続されている。第3のホース50cの一方の端部は、アクチュエータ52に接続され、第3のホース50cの他方の端部は、第1の減速機13に接続されている。
このとき、第1のホース50a、第2のホース50b、第3のホース50cの捻れを抑制するために、図4に示すように、第1のホース50a、第2のホース50b、第3のホース50cの端部に回転継手53を備えているとよい。
貯蔵部51には、潤滑剤が貯蔵される。貯蔵部51は、ベース部2の第2のベース11に着脱可能に固定されている。詳細には、貯蔵部51は、例えば、開閉可能な蓋を有する中空の箱形状を基本形態としており、被接続部51aを備えている。
ベース部2の第2のベース11の周側面には、接続板54が固定されており、図3に示すように、貯蔵部51の被接続部51aが接続板54にボルト55を用いて取り付けられる。一方、図5に示すように、ボルト55を緩めると、貯蔵部51をベース部2の第2のベース11から取り外すことができる。
貯蔵部51には、図6に示すように、給入口51bが形成され、当該給入口51bに貯蔵部51から突出する第1のニップル51cを介して第1のホース50aの他方の端部が接続されている。このとき、詳細な機能は後述するが、給入口51bは、貯蔵部51のZ軸方向の高さの中央より高い位置に形成されているとよい。
また、貯蔵部51には、排出口51dが形成され、当該排出口51dに貯蔵部51から突出する第2のニップル51eを介して第2のホース50bの一方の端部が接続されている。このとき、詳細な機能は後述するが、排出口51dは、貯蔵部51のZ軸+側の端部(即ち、天井部)に形成されているとよい。
このような排出口51dを覆うように貯蔵部51には、図6に示すように、潤滑剤の不純物(例えば、鉄粉)を捕捉するためのフィルタ56が設けられている。フィルタ56は、例えば、メッシュ部材を備えており、貯蔵部51の内部から排出口51dを覆うように当該貯蔵部51の内壁面に固定されているとよい。なお、フィルタ56の目の粗さは、潤滑剤の種類などに応じて、適宜、設定すればよい。
アクチュエータ52は、循環経路50の内部で潤滑剤を循環させる。アクチュエータ52は、スクリューポンプ52a及び駆動伝達機構52bを備えている。スクリューポンプ52aは、図3及び図4に示すように、筐体52cの内部にスクリュー52dが回転可能に配置されている。このとき、スクリュー52dは、例えば、Z軸方向に延在するように配置されている。
筐体52cにおけるスクリュー52dのZ軸−側の端部近傍に給入口が形成されており、当該給入口に第2のホース50bの他方の端部が接続されている。また、筐体52cにおけるスクリュー52dのZ軸+側の端部近傍に排出口が形成されており、当該排出口に第3のホース50cの一方の端部が接続されている。
このようなスクリューポンプ52aは、ベース部2の第2のベース11の周側面に固定されている。スクリューポンプ52aは、例えば、図3に示すように、ベース部2の第2のベース11の周側面から突出する支持台52eに載置された状態で支持されている。支持台52eは、例えば、板形状を基本形態としている。
駆動伝達機構52bは、ベース部2の第1のベース10に対する第2のベース11の回転をスクリューポンプ52aの駆動源とするために、第1のベース10に対する第2のベース11の回転をスクリュー52dに伝達する。
駆動伝達機構52bは、図4に示すように、第1の歯車52f、第2の歯車52g、伝達軸52h、ローラ52i及びラチェット機構52jを備えている。第1の歯車52fは、例えば、平歯車であり、スクリュー52dのZ軸−側の端部に固定されている。第2の歯車52gは、例えば、平歯車であり、第1の歯車52fに噛み合わされている。
伝達軸52hは、図4に示すように、Z軸方向に延在しており、伝達軸52hのZ軸+側の端部に第2の歯車52gが固定され、伝達軸52hのZ軸−側の端部にラチェット機構52jを介してローラ52iが固定されている。そして、伝達軸52hが支持台52eに形成された貫通孔に通された状態で、これらの第2の歯車52g、伝達軸52h、ローラ52i及びラチェット機構52jは、支持台52eに支持されている。このとき、第2の歯車52gは、支持台52eに対してZ軸+側に配置され、ローラ52iは、支持台52eに対してZ軸−側に配置される。
ローラ52iは、ベース部2の第1のベース10の円周面に接触している。第1のベース10の少なくともZ軸+側の部分及び第2のベース11は、Z軸方向から見て、略等しい円形であるので、第1の軸AX1を中心に第1のベース10に対して第2のベース11が回転すると、ローラ52iは、第1のベース10の円周面に倣うように回転する。
ラチェット機構52jは、筐体52cの排出口に潤滑剤が送られる回転方向のみにスクリュー52dが回転するように、ベース部2の第1のベース10に対する第2のベース11の一方の回転をローラ52iから伝達軸52hに伝達し、ローラ52iから伝達軸52hへの第1のベース10に対する第2のベース11の他方の回転の伝達を遮断する。ラチェット機構52jとしては、一般的なラチェット機構を用いることができる。
但し、駆動伝達機構52bは、上述の構成に限定されず、第1のベース10に対する第2のベース11の回転をスクリュー52dに伝達することができる構成であればよい。
第2の循環機構7は、第2の減速機15の潤滑剤を循環させる。ここで、図7は、本実施の形態のロボットアームにおける第2の循環機構の周辺を拡大して示す正面図である。図8は、本実施の形態のロボットアームにおける第2の循環機構の周辺を拡大して示す斜視図である。なお、図7及び図8では、第2の循環機構の構成が明確になるように一部の部材を透視して示している。
第2の循環機構7は、図7及び図8に示すように、循環経路60、貯蔵部61及びアクチュエータ(第2のアクチュエータ)62を備えている。循環経路60は、第2の減速機15、第1のホース60a、貯蔵部61、第2のホース60b、アクチュエータ62及び第3のホース60cによって形成された閉回路であり、循環経路60の内部は潤滑剤で満たされている。
第1のホース60aの一方の端部は、第2の減速機15に接続され、第1のホース60aの他方の端部は、貯蔵部61に接続されている。第2のホース60bの一方の端部は、貯蔵部61に接続され、第2のホース60bの他方の端部は、アクチュエータ62に接続されている。第3のホース60cの一方の端部は、アクチュエータ62に接続され、第3のホース60cの他方の端部は、第2の減速機15に接続されている。
このとき、第1のホース60a、第2のホース60b、第3のホース60cの捻れを抑制するために、第1のホース60a、第2のホース60b、第3のホース60cの端部に回転継手(図示を省略)を備えているとよい。
貯蔵部61は、第1の循環機構6の貯蔵部51と略等しい構成とされているため、重複する説明は省略するが、貯蔵部61の排出口を覆うように当該貯蔵部61に潤滑剤の不純物を捕捉するためのフィルタ(図示を省略)が設けられている。このような貯蔵部61は、例えば、ベース部2の固定アーム11bにおけるX軸+側の面(即ち、ベース部2の固定アーム11bにおける第1のアーム部3が接続された側に対して逆側の面)に着脱可能に設けられるとよい。
ここで、貯蔵部61における第1のホース60aの他方の端部が接続される給入口も、貯蔵部61のZ軸方向の高さの中央より高い位置に形成されているとよい。また、貯蔵部61における第2のホース60bの一方の端部が接続される排出口も、貯蔵部61のZ軸+側の端部に形成されているとよい。
アクチュエータ62は、循環経路60の内部で潤滑剤を循環させる。アクチュエータ62は、ピストンポンプ62a及び駆動伝達機構62bを備えている。ピストンポンプ62aは、シリンダ62cの内部でピストン62dがY軸−方向に移動することで潤滑剤を押し出す構成とされている。
シリンダ62cは、当該シリンダ62cの内部にピストン62dの直径と略等しい直径を有する円筒部が形成されており、当該円筒部が略密閉されている。そして、シリンダ62cのY軸+側の端部近傍には、給入口が形成されており、当該給入口に第2のホース60bの他方の端部が接続されている。また、シリンダ62cのY軸−側の端部近傍には、排出口が形成されており、当該排出口に第3のホース60cの一方の端部が接続されている。
ピストン62dには、図8に示すように、大凡、Y軸方向(即ち、ピストン62dが移動する方向)に貫通孔62eが形成されている。そして、ピストン62dのY軸+側の面には、ロッド62fのY軸−側の端部が接続されている。また、ピストン62dのY軸−側の面には、弁機構62gを備えている。
ロッド62fは、Y軸方向に延在しており、ロッド62fのY軸+側の端部がシリンダ62cから突出している。弁機構62gは、ピストン62dがY軸+方向に移動した場合に貫通孔62eを開放し、ピストン62dがY軸−方向に移動した場合に貫通孔62eを閉塞する。
弁機構62gは、例えば、ピストン62dのY軸−側の面と略等しい形状の円形板であり、ヒンジ(図示を省略)を介してピストン62dのY軸−側の面に接続されている。但し、弁機構62gは、一般的な逆止弁などでもよい。
このようなピストンポンプ62aは、ベース部2の第2のベース11の固定アーム11bに対してZ軸+側に配置された状態で、支柱63を介して当該固定アーム11bの先端部に固定されている。但し、ピストンポンプ62aは、上述の構成に限定されず、ピストン62dの移動に伴って潤滑剤を押し出すことができる構成であればよい。
駆動伝達機構62bは、ベース部2の第2のベース11に対する第1のアーム部3の回転をピストンポンプ62aの駆動源とするために、第2のベース11に対する第1のアーム部3の回転をロッド62fに伝達する。
駆動伝達機構62bは、図8に示すように、回転伝達部62h及び被回転伝達部62iを備えている。回転伝達部62hは、第2の軸AX2を中心とする径方向に突出する凸部62jを備えており、当該凸部62jは、X軸方向に延在する連結部62kを介して第1のアーム部3のX軸+側(即ち、第1のアーム部3におけるベース部2の固定アーム11bと接続される側)の面に固定されている。
被回転伝達部62iは、回転伝達部62hの凸部62jに係合される凹部62lを備えており、ロッド62fのY軸+側の端部に固定されている。但し、駆動伝達機構62bは、上述の構成に限定されず、ベース部2の第2のベース11に対する第1のアーム部3の回転をピストン62dに伝達することができる構成であればよい。
次に、本実施の形態のロボットアーム1における第1の循環機構6の動作を説明する。ベース部2の第1のベース10に対して第2のベース11が第1の軸AX1を中心に一方に回転すると、上述のようにローラ52iが第1のベース10の円周面に倣って回転する。
このとき、第1のベース10に対して第2のベース11が一方に回転した場合、ラチェット機構52jは、ローラ52iの回転を伝達軸52hに伝達する構成とされているので、ローラ52iの回転は、ラチェット機構52j、伝達軸52h、第2の歯車52g、第1の歯車52fを介してスクリュー52dに伝達される。
このように第1の循環機構6は、ベース部2の第1のベース10に対する第2のベース11の回転を駆動源としてスクリュー52dを回転させることで、潤滑剤を押し出し、それに伴い、潤滑剤を循環経路50の内部で循環させることができる。
このとき、潤滑剤の不純物は、貯蔵部51のフィルタ56によって捕捉される。そのため、潤滑剤の劣化を抑制することができ、潤滑剤の交換頻度を少なくすることができる。しかも、潤滑剤を第1の減速機13の内部で循環させることができ、第1の減速機13の歯車と歯車との間に潤滑剤を行き渡らせることができる。
また、本実施の形態では、第1のモータ12、第1の減速機13、貯蔵部51及びアクチュエータ52がベース部2の第2のベース11に設けられているので、第1のベース10に対して第2のベース11が回転した際に、第1のホース50a、第2のホース50b及び第3のホース50cの捻れを抑制することができる。
一方、ベース部2の第1のベース10に対して第2のベース11が第1の軸AX1を中心に他方に回転した場合も、ローラ52iが第1のベース10の円周面に倣って回転するが、第1のベース10に対して第2のベース11が他方に回転した場合、ラチェット機構52jは、伝達軸52hへのローラ52iの回転の伝達を遮断する。そのため、ローラ52iの回転は、スクリュー52dに伝達されない。これにより、潤滑剤が循環経路50の内部で逆流することを抑制できる。
但し、第1の循環機構6は、ベース部2の第1のベース10に対する第2のベース11の他方の回転によっても循環経路50の内部で潤滑剤を循環できる場合、ラチェット機構52jを省略してもよい。
このような第1の循環機構6は、ローラ52iの一方の回転によって潤滑剤を循環させる構成であるため、ベース部2のような回転範囲が広い部分に好適である。
次に、本実施の形態のロボットアーム1における第2の循環機構7の動作を説明する。ここで、図9乃至図12は、本実施の形態のロボットアームにおける第2の循環機構の動作を説明するための図である。なお、図9乃至図12では、第2の循環機構のピストンの位置が明確になるようにシリンダを透視して示している。また、以下の説明では、図9乃至図12で示す第2の循環機構の状態を例に説明する。
図9に示すように、ピストン62dがY軸+側に配置された状態では、ベース部2の固定アーム11bに設けられた被回転伝達部62iの凹部62lと第1のアーム部3に設けられた回転伝達部62hの凸部62jとは、辛うじて係合されている。
この状態から、ベース部2の固定アーム11bに対して第1のアーム部3が矢印A方向に回転すると、図10に示すように、回転伝達部62hの凸部62jが第2の軸AX2を中心に矢印A方向に回転する。その結果、固定アーム11bに対する第1のアーム部3の回転が回転伝達部62hを介して被回転伝達部62iに伝達され、ピストン62dがY軸−方向に押し込まれる。
さらに、ベース部2の固定アーム11bに対して第1のアーム部3が矢印A方向に回転すると、図11に示すように、回転伝達部62hの凸部62jが第2の軸AX2を中心に矢印A方向に回転する。その結果、固定アーム11bに対する第1のアーム部3の回転が回転伝達部62hを介して被回転伝達部62iに伝達され、ピストン62dがY軸−方向に押し込まれ、ピストン62dが最もY軸−側に配置された状態となる。このとき、回転伝達部62hの凸部62jと被回転伝達部62iの凹部62lとは、辛うじて係合されている。
このようにピストン62dがY軸−方向に押し込まれる場合、弁機構62gは、ピストン62dがY軸−方向に移動する際にシリンダ62c内におけるピストン62dに対してY軸−側に配置された潤滑剤によって、ピストン62dのY軸−側の面に密着するように押し込まれて回転し、貫通孔62eを閉塞するので、シリンダ62c内におけるピストン62dに対してY軸−側に配置された潤滑剤がY軸−方向に押し出される。
一方、ベース部2の固定アーム11bに対して第1のアーム部3が矢印B方向に回転すると、回転伝達部62hの凸部62jが第2の軸AX2を中心に矢印B方向に回転する。その結果、固定アーム11bに対する第1のアーム部3の回転が回転伝達部62hを介して被回転伝達部62iに伝達される。
このとき、ピストン62dがY軸+方向に移動する際にシリンダ62c内におけるピストン62dに対してY軸+側に配置された潤滑剤が貫通孔62eを通過して弁機構62gを当該ピストン62dのY軸−側の面から離れるように回転させる。これにより、弁機構62gは貫通孔62eを開放するので、シリンダ62c内におけるピストン62dに対してY軸+側に配置された潤滑剤に邪魔されることなく、ピストン62dはY軸+方向に押し込まれる。また、ピストン62dによって潤滑剤がY軸+方向に押し出されないので、潤滑剤が循環経路60の内部で逆流することを抑制できる。
そして、図9に示すようなピストン62dが最もY軸+側に配置された状態から、ベース部2の固定アーム11bに対して第1のアーム部3がさらに矢印B方向に回転し、回転伝達部62hの凸部62jが第2の軸AX2を中心に矢印B方向に回転すると、図12に示すように、回転伝達部62hの凸部62jと被回転伝達部62iの凹部62lとの係合状態が解除される。これにより、ピストン62dがシリンダ62cに強く押し付けられて損傷することを抑制できる。
一方、図12の状態からベース部2の固定アーム11bに対して第1のアーム部3が矢印A方向に回転し、回転伝達部62hの凸部62jが第2の軸AX2を中心に矢印A方向に回転すると、図9に示すように、回転伝達部62hの凸部62jと被回転伝達部62iの凹部62lとが再び、係合される。これにより、再び、ベース部2の固定アーム11bに対する第1のアーム部3の回転をピストン62dに伝達することができる構成となる。
なお、ピストン62dが最もY軸−側に配置された状態での回転伝達部62hの凸部62jと被回転伝達部62iの凹部62lとの係合及び離脱動作は、上述したピストン62dが最もY軸+側に配置された状態での回転伝達部62hの凸部62jと被回転伝達部62iの凹部62lとの係合及び離脱動作と同様であるため、重複する説明を省略するが、やはり、ピストン62dがシリンダ62cに強く押し付けられて損傷することを抑制できる。
つまり、本実施の形態の回転伝達部62hの凸部62jは、ベース部2の固定アーム11bに対する第1のアーム部3の回転が予め設定された回転範囲(即ち、ピストン62dがシリンダ62c内で最もY軸+側に配置される状態から最もY軸−側に配置される状態までの第1のアーム部3の回転範囲)から外れた場合、被回転伝達部62iの凹部62lから抜け出す構成とされている。但し、本実施の形態では、凸部を回転伝達部62hに設け、凹部を被回転伝達部62iに設けたが、逆の構成でもよい。
このように第2の循環機構7は、ベース部2の固定アーム11bに対する第1のアーム部3の回転を駆動源として、ピストン62dを往復移動させることで、潤滑剤を第2の循環経路60の内部で循環させることができる。
このとき、潤滑剤の不純物は、貯蔵部61のフィルタによって捕捉される。そのため、潤滑剤の劣化を抑制することができ、潤滑剤の交換頻度を少なくすることができる。しかも、潤滑剤を第2の減速機15の内部で循環させることができ、第2の減速機15の歯車と歯車との間に潤滑剤を行き渡らせることができる。
また、本実施の形態では、第2のモータ14、第2の減速機15、貯蔵部61及びピストンポンプ62aがベース部2の第2のベース11に設けられているので、第2のベース11に対して第1のアーム部3が回転した際に、第2のホース60a、第2のホース60b及び第3のホース60cの捻れを抑制することができる。
このような第2の循環機構7は、ピストン62dを往復動作させることで、潤滑剤を循環させる構成であるため、アーム部の関節部などの旋回範囲が狭い部分に好適である。
次に、本実施の形態のロボットアーム1において貯蔵部51のフィルタ56で捕捉された不純物を除去する流れを説明する。なお、貯蔵部51と貯蔵部61とは、略等しい構成とされているため、貯蔵部51のフィルタ56で捕捉された不純物を除去する流れを代表して説明する。
例えば、予め設定された期間が経過する毎に、ロボットアーム1の停止中に、図5に示すように、第1のホース50aの他方の端部を貯蔵部51の第1のニップル51cから取り外し、第2のホース50bの一方の端部を貯蔵部51の第2のニップル51eから取り外し、相互に接続して短絡させる。そして、貯蔵部51を接続板54から取り外すと、フィルタ56で捕捉された不純物を当該貯蔵部51内の潤滑剤と共に簡単に排除することができる。
但し、貯蔵部51自体を交換してもよい。また、第1のホース50aと第2のホース50bとを短絡させることなく、第1のホース50aの他方の端部及び第2のホース50bの一方の端部をクリップなどで閉塞させてもよい。
一方、貯蔵部51を接続板54に取り付け、第1のホース50aの他方の端部を貯蔵部51の第1のニップル51cに接続し、第2のホース50bの一方の端部を貯蔵部51の第2のニップル51eに接続し、潤滑剤を給脂すると、再び、潤滑剤を循環可能な状態にすることができる。
このとき、貯蔵部51の排出口51dが当該貯蔵部51のZ軸+側の端部に形成され、また、フィルタ56が貯蔵部51の内部から排出口51dを覆うように当該貯蔵部51の内壁面に固定されていると、ロボットアーム1が停止中に、フィルタ56で捕捉された不純物を貯蔵部51の底部に沈殿させることができる。そして、貯蔵部51の給入口51bが貯蔵部51のZ軸方向の高さの中央より高い位置に形成されていると、貯蔵部51の底部に沈殿した不純物を舞い上げることなく、潤滑剤を循環経路50の内部で循環させることができる。これにより、フィルタ56の目詰まりを抑制することができる。
このような構成のロボットアーム1は、第1の減速機13及び第2の減速機15の潤滑剤の不純物を捕捉することができる。そのため、第1の減速機13及び第2の減速機15の潤滑剤の劣化を抑制することができ、第1の減速機13及び第2の減速機15の潤滑剤の交換頻度を少なくすることができる。その結果、少なくとも第1の減速機13及び第2の減速機15の潤滑剤を交換するための停止時間を短縮でき、ロボットアーム1の生産性を向上させることができる。
しかも、第1の減速機13及び第2の減速機15の潤滑剤を循環させることができ、第1の減速機13及び第2の減速機15の歯車と歯車との間に潤滑剤を行き渡らせることができるので、第1の減速機13及び第2の減速機15の損傷を抑制できる。
また、第1の減速機13及び第2の減速機15の潤滑剤を循環させるための専用のモータなどの駆動源を必要としないので、ロボットアーム1の大型化を抑制することができる。
さらに、本実施の形態のロボットアーム1は、ベース部2の第1のベース10に対する第2のベース11の回転範囲、及び第2のベース11の固定アーム11bに対する第1のアーム部3の回転範囲に応じて、アクチュエータ52又はアクチュエータ62を、適宜、選択している。そのため、第1の減速機13及び第2の減速機15の潤滑剤を、確実に循環させることができる。また、ピストンポンプ62aは、スクリューポンプ52aに比べて小型化することができるので、例えば、手首機構5などに第2の循環機構7を用いると、ロボットアーム1の大型化を抑制することができる。
本開示は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
例えば、上記実施の形態のロボットアーム1は、6軸多関節ロボットであるが、少なくとも第1の部材と第2の部材とが減速機を介して接続された構成であればよい。
例えば、上記実施の形態のロボットアーム1は、第1の循環機構6及び第2の循環機構7を備えているが、ロボットアーム1の少なくとも一つの減速機の潤滑剤を循環できる構成であればよい。また、勿論、ロボットアーム1の全ての減速機の潤滑剤を循環できる構成であってもよい。
例えば、上記実施の形態のベース部2の第1のベース10の少なくてもZ軸+側の部分の周側面が円周面に形成されているが、少なくとも一部が円弧面であればよく、この場合、当該円弧面に倣ってローラ52iを回転させればよい。
例えば、上記実施の形態では、スクリューポンプ52a又はピストンポンプ62aを用いているが、第1の部材に対する第2の部材の回転を駆動源に減速機の潤滑剤を押し出すことができる構成であればよく、ギヤポンプなどを用いることもできる。
例えば、上記実施の形態では、アクチュエータ52をベース部2の第2のベース11の周側面に固定しているが、ローラ52iがベース部2の第1のベース10の円周面に倣って回転できるようにアクチュエータ52が第2のベース11に固定されていればよい。
例えば、上記実施の形態では、貯蔵部51及びアクチュエータ52をベース部2の第2のベース11に固定しているが、貯蔵部51及びアクチュエータ52をベース部2の第1のベース10に固定してもよい。また、上記実施の形態では、貯蔵部61、及びアクチュエータ62における回転伝達部62hを除く一部をベース部2の固定アーム11bに固定しているが、貯蔵部61、及びアクチュエータ62における回転伝達部62hを除く一部を第1のアーム部3に固定し、回転伝達部62hをベース部2の固定アーム11bに固定してもよい
1 ロボットアーム
2 ベース部
10 第1のベース、10a 被接続部
11 第2のベース、11a 旋回部、11b 固定アーム
3 第1のアーム部
4 第2のアーム部
12 第1のモータ、13 第1の減速機、14 第2のモータ、15 第2の減速機、20 第3のモータ、21 第3の減速機、34 第4のモータ、35 第4の減速機、37 第5のモータ、38 第5の減速機、39 第6のモータ、40 第6の減速機
5 手首機構
30 第1のアーム
31 第2のアーム、31a 第1の部分、31b 第2の部分
32 第3のアーム
33 第1の接続部
36 第2の接続部、36a 接続アーム
6 第1の循環機構
50 循環経路
50a 第1のホース、50b 第2のホース、50c 第3のホース
51 貯蔵部、51a 被接続部、51b 給入口、51c 第1のニップル、51d 排出口、51e 第2のニップル
52 アクチュエータ
52a スクリューポンプ、52d スクリュー
52b 駆動伝達機構、52f 第1の歯車、52g 第2の歯車、52h 伝達軸、52i ローラ、52j ラチェット機構
52c 筐体
52e 支持台
53 回転継手
54 接続板
55 ボルト
56 フィルタ
7 第2の循環機構
60 循環経路
60a 第1のホース、60b 第2のホース、60c 第3のホース
61 貯蔵部
62 アクチュエータ
62a ピストンポンプ、62c シリンダ、62d ピストン、62e 貫通孔、62f ロッド
62b 駆動伝達機構
62g 弁機構
62h 回転伝達部、62j 凸部、62k 連結部
62i 被回転伝達部、62l 凹部
63 支柱
AX1 第1の軸、AX2 第2の軸、AX3 第3の軸、AX4 第4の軸、AX5 第5の軸、AX6 第6の軸

Claims (9)

  1. 第1の部材と内部に潤滑剤が収容された減速機を介して第2の部材が回転可能に連結されたロボットアームであって、
    前記減速機を介して前記潤滑剤が循環する循環経路と、
    前記循環経路内に配置され、前記潤滑剤が貯蔵される貯蔵部と、
    前記潤滑剤を循環させるアクチュエータと、
    を備え、
    前記貯蔵部には、当該貯蔵部における前記潤滑剤の排出口を覆うように前記潤滑剤の不純物を捕捉するためのフィルタが設けられている、ロボットアーム。
  2. 前記貯蔵部における前記潤滑剤の排出口は、前記貯蔵部における重力方向に対して逆側の端部に形成されており、
    前記フィルタは、前記排出口を前記貯蔵部の内方から覆うように当該貯蔵部における重力方向に対して逆側の端部に固定されている、請求項1に記載のロボットアーム。
  3. 前記アクチュエータは、前記第1の部材に対する前記第2の部材の回転を駆動源として、前記潤滑剤を押し出す、請求項1又は2に記載のロボットアーム。
  4. 前記アクチュエータは、前記第1の部材に対する前記第2の部材の回転を駆動源としてスクリューが回転し、前記潤滑剤を押し出すスクリューポンプを備える、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のロボットアーム。
  5. 前記アクチュエータは、前記第1の部材に対する前記第2の部材の一方の回転を前記スクリューに伝達し、前記スクリューへの前記第1の部材に対する前記第2の部材の他方の回転の伝達を遮断するラチェット機構を備える、請求項4に記載のロボットアーム。
  6. 前記アクチュエータは、前記第1の部材に対する前記第2の部材の回転を駆動源としてピストンが移動し、前記潤滑剤を押し出すピストンポンプを備える、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のロボットアーム。
  7. 前記アクチュエータは、
    前記ピストンを貫通する貫通孔と、
    前記第1の部材に対して前記第2の部材が一方に回転して前記ピストンが移動する場合に前記貫通孔を開放し、前記第1の部材に対して前記第2の部材が他方に回転して前記ピストンが移動する場合に前記貫通孔を閉塞する弁機構と、
    を備える、請求項6に記載のロボットアーム。
  8. 前記ピストンポンプは、前記ピストンが移動可能に収容され、且つ前記循環経路内に配置されたシリンダと、前記ピストンに一方の端部が固定され、他方の端部が前記シリンダから突出するロッドと、を備えており、前記シリンダは、前記第1の部材に固定され、
    前記アクチュエータは、
    前記第1の部材に対して前記第2の部材が回転した場合に当該第2の部材の回転軸を中心に回転し、凸部又は凹部の一方を有する回転伝達部と、
    前記ロッドの他方の端部に固定され、前記回転伝達部が係合される凸部又は凹部の他方を有する被回転伝達部と、
    を備え、
    前記凸部は、前記第1の部材に対する前記第2の部材の回転が予め設定された回転範囲を外れた場合、前記凹部から抜け出す、請求項6又は7に記載のロボットアーム。
  9. 周側面に円弧面を有する、前記第1の部材である第1のベースと、
    前記第1のベースの円弧面の中心を通る第1の軸を中心に当該第1のベースに回転可能に接続された、前記第2の部材である第2のベースと、
    前記第1の軸と直交する第2の軸を中心に回転可能に当該第2のベースに接続されたアーム部と、
    前記第2のベースに固定されたスクリューポンプと、前記スクリューポンプに接続され、前記第1のベースの円弧面に接触するローラと、を有し、前記ローラを介して前記第1のベースに対する前記第2のベースの回転を前記スクリューポンプに伝達可能な第1のアクチュエータと、
    前記第2のベースに固定されたピストンポンプと、前記アーム部に固定され、凸部又は凹部の一方を有する回転伝達部と、前記ピストンポンプのロッドの先端部に固定され、前記回転伝達部と係合可能な凸部又は凹部の他方を有する被回転伝達部と、を有し、前記回転伝達部及び前記被回転伝達部を介して前記第2のベースに対する前記アーム部の回転を前記ピストンポンプに伝達可能な第2のアクチュエータと、
    を備え、
    前記第2のベースには、前記第1のベースに対して前記第2のベースを回転させるための第1のモータ並びに第1の減速機、及び前記第2のベースに対して前記アーム部を回転させるための第2のモータ並びに第2の減速機が設けられている、請求項1又は2に記載のロボットアーム。
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