JP6416746B2 - 小型化された関節部を備える産業用の多関節ロボット - Google Patents

小型化された関節部を備える産業用の多関節ロボット Download PDF

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Description

本発明は、産業用の多関節ロボットに関する。
産業用の多関節ロボットを小型化することに対するニーズが存在する。他方、ロボットの部品、例えばモータを交換するための空間を確保する必要がある。そのため、ロボットの小型化のみならず、交換作業に利用される空間を含めたロボットの設置空間を小さくすることが重要である。
モータを交換する際に、モータを軸線方向に沿ってスライドさせることによってモータを取外せるようにした産業用ロボットが公知である(例えば、特許文献1参照)。
図14は、従来技術に係るロボットの関節部116を示している。関節部116は、モータ120と、減速機構部140と、モータ120および減速機構部140を支持する支持体130と、を備えている。モータ軸124は、ギヤ142を先端に備えている。ギヤ142は、モータ120によって駆動される被駆動体に連結された減速機構部140に噛合しており、モータ120から被駆動体に動力が伝達されるようになっている。
モータ120の交換または点検などの目的で、モータ120を支持体130から取出す際、モータ120を軸線方向(図14の矢印A参照)に移動させて支持体130から取外した後に、モータ120を軸線方向に対して直角な方向(図14の矢印B参照)にスライドさせる。
したがって、モータ120の全長L1’が、支持体130の内部空間の軸線方向の寸法L2’よりも小さくないと、モータ120を支持体130から円滑に取出すことができない。図15は、L1’<L2’の関係が成立する場合を示しており、この場合は、モータ120を支持体130から容易に取外せる。
それに対し、図16は、L1’>L2’の関係が成立する場合を示しており、この場合は、モータ軸124またはギヤ142が支持体130に干渉するので、モータ120を支持体130から取出すことができない。
図17は、従来技術に係るロボット100の構成の一部を示している。ロボット100は、第1の支持体230および第2の支持体330を備えている。第1の支持体230は、第1のモータ220および第1の減速機構部240を支持している。第2の支持体330は、第2のモータ320および第2の減速機構部340を支持している。
前述した従来技術と同様に、第1のモータ220は、軸線方向(図17の矢印A)に引張ることによって第1の支持体230から取外せるようになっている。しかしながら、図示された構成の場合、第1のモータ220の軸線方向には、第2のモータ320が設けられているので、第1のモータ220を第1の支持体230から取外す際に、第1のモータ220が第2のモータ320に干渉する虞がある。
図18を参照すれば、第1のモータ220の取付面と第2のモータ320との間の距離L2’が、第1のモータ220の全長L1’よりも短い場合が示されている。この場合、第1のモータ220を第1の支持体230から取外そうとする際に、第1のモータ220が第2のモータ320に干渉する。したがって、第1のモータ220を交換するために、第2のモータ320を同時に取外す必要が生じて作業効率が低下したり、または第1のモータ220または第2のモータ320が破損したりする虞がある。
それに対し、図19に示される例においては、第2の支持体330を大型化することによって、第1の支持体230と第2のモータ320との間の距離を十分に確保している。この場合、第2のモータ320に干渉することなく、第1のモータ220を第1の支持体230から容易に取外せるようになる。しかしながら、大型の第2の支持体330を利用することになるので、結果的にロボット100が大型化することになり、小型化に対するニーズに応えることができない。
特開2013−006271号公報
モータの交換が容易でありながら、関節部を小型化できるようにしたロボットが求められている。
本願の1番目の発明によれば、産業用の多関節ロボットであって、ギヤまたはプーリーをモータ軸の先端に備えていて、関節を駆動する動力を発生するモータと、前記モータ軸に対して一体的に回転する前記ギヤまたはプーリーの回転を減速する減速機構部と、前記モータおよび前記減速機構部を支持するとともに、前記モータを収容する内部空間を画定する支持体と、を備えており、前記支持体は、前記内部空間において、前記モータ軸に対して垂直に広がっていて前記モータに対向する対向面を有しており、前記対向面は、前記モータ軸の中心軸線に対して垂直に広がっており、前記対向面は、前記モータ軸の突出方向に向かって窪んでいて、かつ前記モータ軸の中心軸線に対して垂直に延びる溝状の凹部を有しており、前記凹部は、前記ギヤまたはプーリーの直径よりも大きい幅を有しており、前記凹部は、前記凹部と、前記凹部から前記モータ軸の中心軸線に対して平行な方向において最短距離に位置する前記多関節ロボットの構成部品との間の寸法が、前記ギヤまたはプーリーと前記モータ軸を含む前記モータの全長よりも大きくなるような深さを有しており、前記凹部は、前記モータ軸および前記ギヤまたはプーリーを挿通可能な貫通孔を有しており、前記モータを前記中心軸線の方向にスライドさせて前記ギヤまたはプーリーを前記凹部内に位置付けた後、前記凹部内で前記モータを前記中心軸線に対して垂直な方向にスライドさせることにより、前記モータの交換を可能にした、多関節ロボットが提供される。
本願の2番目の発明によれば、1番目の発明に係る多関節ロボットにおいて、前記モータの最大外径が前記凹部の幅より大きく、前記モータの出力側端面が前記支持体の前記対向面に支持される。
本願の3番目の発明によれば、1番目の発明に係る多関節ロボットにおいて、前記モータが前記モータ軸の周りにアダプタを備えており、前記アダプタが前記凹部の形状に応じて寸法決めされており、前記モータの出力側端面が前記アダプタを介して前記凹部内で支持される。
本願の4番目の発明によれば、1番目の発明に係る多関節ロボットにおいて、前記モータが前記モータ軸の周りにアダプタを備えており、前記アダプタが前記凹部の形状に応じて寸法決めされており、前記凹部が前記支持体の前記対向面から突出するアダプタ取付部によって形成されており、前記モータの出力側端面が前記アダプタを介して前記アダプタ取付部に支持される。
本願の5番目の発明によれば、1番目から4番目のいずれかの発明に係る多関節ロボットにおいて、前記ギヤまたはプーリーは、前記貫通孔から突出した位置において前記減速機構部に連結されている。
本願の6番目の発明によれば、1番目から5番目のいずれかの発明に係る多関節ロボットにおいて、前記凹部と前記モータとの間にシール部材をさらに備える。
これら並びに他の本発明の目的、特徴および利点は、添付図面に示される本発明の例示的な実施形態に係る詳細な説明を参照することによって、より明らかになるであろう。
本発明に係るロボットによれば、モータに対向する対向面に凹部が形成された支持体を採用することによって、モータの先端部を凹部の空間に通してモータを支持体から取出し、またはモータを支持体内に導入できるようになる。それにより、モータの交換時に、モータがロボットの構成部品に干渉するのを防止しながら、ロボットを小型化できるようになる。
一実施形態に係るロボットの構成を示す図である。 一実施形態に係るロボットの関節部を示す概略図である。 図2に示される実施形態の関節部を示す斜視図である。 図2に示される実施形態の関節部を示す正面図である。 別の実施形態に係るロボットの関節部を示す概略図である。 図5の実施形態の関節部を示す斜視図である。 図5の実施形態の関節部を示す正面図である。 一実施形態に係る関節部の構成例を示す図である。 図8の実施形態の関節部を示す図である。 別の実施形態に係る関節部の構成例を示す図である。 図10の線XI-XIに沿って見た断面図である。 図10の実施形態の関節部を示す図である。 図12の線XIII−XIIIに沿って見た断面図である。 従来技術に係るロボットの関節部を示す図である。 従来技術に係るロボットの関節部を示す図である。 従来技術に係るロボットの関節部を示す図である。 従来技術に係るロボットの構成の一部を示す図である。 従来技術に係るロボットの構成の一部を示す図である。 従来技術に係るロボットの構成の一部を示す図である。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図示される実施形態の構成要素は、本発明の理解を助けるために寸法が適宜変更されている。同一または対応する構成要素には、同一の参照符号が使用される。
図1は、一実施形態に係るロボットの構成を示す図である。ロボット10は、旋回胴11、下腕12、上腕13および手首14を備えた垂直多関節ロボットである。ロボット10の各関節は、モータ20によって駆動される。ロボット10は、種々の用途、例えば機械加工、溶接または搬送に使用される産業用ロボットである。
図2は、ロボット10の関節部を拡大して示す拡大図である。関節部16は、モータ20および減速機構部40を備えている。モータ20は、関節を駆動する動力を発生する。モータ20は、モータ軸24の先端にギヤ42を備えている。ギヤ42は、モータ軸24に対して一体的に回転する。
減速機構部40は、モータ20の回転を減速して伝達するために使用される公知の構成を有している。減速機構部40は、例えばモータ20のギヤ42に噛合するギヤである。減速機構部40は、ギヤ42よりも大きい直径を有しており、ギヤ42と協働して、モータ20の回転を減速する。
モータ20および減速機構部40は、ロボット10に取付けられた支持体30によって支持されている。支持体30は、モータ20を収容する内部空間SPを画定するハウジング状の中空部材である。モータ20は、内部空間SPを介して支持体30内に導入されて支持体30に取付けられるとともに、内部空間SPを介して点検、修理または交換のために支持体30から取出される。
内部空間SPは、モータ20に対向するようモータ軸24に対して垂直に広がっていて減速機構部40の近傍に位置する上面32と、上面32に対向する下面34と、上面32および下面34を互いに接続する側面36と、によって画定される。本明細書において、「上面」および「下面」は、図示された位置関係に基づいて便宜上使用されるものにすぎず、実際に使用される位置関係を限定するものではないことに留意されたい。
図2に示されるように、モータ20は、公知の取付手段、例えばねじ留めによって、支持体30の内部空間SPの上面32に取付けられる。本実施形態によれば、上面32の、モータ軸24の周囲には、モータ軸24の突出方向に向かって窪んだ凹部38が形成されている。また、図3を併せて参照すれば分かるように、凹部38は、モータ軸24に対して垂直な方向において、モータ20の取付位置から1つの側面36に向かって延びる溝状の形態を有している。
凹部38には、モータ軸24およびモータ軸24に取付けられたギヤ42を挿通するために貫通孔が形成されている。ギヤ42は、貫通孔から突出した位置において減速機構部40に連結されている。凹部38は、後述するように、モータ軸24およびギヤ42が通過できる空間を形成するように、ギヤ42の直径よりも大きい幅を有するように寸法決めされる。
凹部38は、凹部38と、凹部38からモータ軸24に対して平行な方向において最短距離に位置するロボット10の構成部品(例えば、下面34)との間の寸法が、モータ軸24を含むモータ20の全長よりも大きくなるような深さを有するように寸法決めされる。
図4を参照し、本実施形態に従って構成された関節部16の作用効果について説明する。図4は、図3に示される支持体30の、開放された面(正面)側から見た関節部16を示している。また、図4は、モータ20の軸線方向(図2の矢印Aの方向)において、モータ20を支持体30から離間させた状態を示している。
本実施形態によれば、図4の紙面の手前側(図3の矢印Bの方向)に向かってモータ20をスライドさせれば、モータ20を支持体30から取出すことができる。その際、モータ20の本体22から突出するモータ軸24およびギヤ42は、支持体30に形成された凹部38を通って移動できる。
同様に、モータ20を支持体30内に導入するときは、モータ軸24およびギヤ42を凹部38に通した状態でモータ20をスライドさせることによって、モータ20を支持体30に組付けられるようになる。
このように、本実施形態に従って凹部38が形成された支持体30を使用すれば、支持体30の外形を変更することなく、凹部38の深さの分だけ、モータ20を移動させるのに必要なスペースを増大できる。換言すれば、モータ20を支持体30から容易に取出し、または支持体30内に容易に導入できることを保証しながら、支持体30ひいては関節部16を小型化できるようになる。
図5は、別の実施形態に係る関節部16を示している。本実施形態においては、減速機構部40において使用される潤滑剤をシールするために、シール部材50が使用される。シール部材50は、モータ20と凹部38との間に設けられていて、減速機構部40の周囲の空間と、支持体30の内部空間SPとの間を仕切っている。
モータ20は、アダプタ52をモータ軸24の周りに備えている。アダプタ52は、支持体30の上面32に形成された凹部38の形状に応じて寸法決めされる。それにより、モータ20を支持体30に取付ける際に、アダプタ52を介して、シール部材50および凹部38に対して十分な押圧力が付与され、必要なシール作用を実現できるようになっている。
アダプタ52は、モータ20に組付けられていて、モータ20とともに一体的なユニットを構成していてもよい。その場合、モータ20を交換する際、アダプタ52は、モータ20と一体的に支持体30から取外される。
図6および図7は、モータ20をモータ20の軸線方向に(図5の矢印Aの方向)に移動させた状態の関節部16をそれぞれ示している。前述した実施形態と同様に、モータ軸24およびモータ軸24の先端に設けられたギヤ42は、凹部38を通って移動可能なので、支持体30に干渉することなくモータ20を支持体30から取出せるようになる。
図8は、本実施形態に係る関節部16の構成例を示している。この例において、減速機構部は、プーリーおよびベルトから構成されている。具体的には、モータ20は、モータ軸24の先端において第1のプーリー60を備えている。第1のプーリー60は、ベルト62を介して出力側の第2のプーリー64に連結されている。このようにして、モータ20の回転は、減速機構部を介して被駆動体70に伝達される。
図9は、図8に示される関節部16において、モータ20を支持体30から取外した状態を示している。図示されるように、モータ20の全長は、凹部38と支持体30の下面34との間の距離よりも小さい。また、図面には明示されないものの、凹部38は、第1のプーリー60よりも大きい幅を有するように寸法決めされる。したがって、モータ20を支持体30の外部に取出す際、または支持体30内に導入する際、第1のプーリー60を凹部38に通して移動させられる。
図10および図11は、本実施形態に係る関節部16の別の構成例を示している。図11は、図10の線XI-XIに沿って見た断面図である。この例の場合、モータ20のモータ軸24に取付けられたギヤ42が、減速機構部40に噛合するように構成されている。
図11を参照すれば、ギヤの噛合を潤滑化するために、減速機構部40の周囲の空間がグリースバスになっている。図11では、グリースバスがハッチングで示されている。
グリースが内部空間SPに漏出しないように、モータ20と凹部38との間には、シール部材50が設けられている。モータ20は、モータ軸24側の本体22に取付けられたアダプタ52を備えている。アダプタ52を介してシール部材50に押圧力が付与され、所期のシール作用が実現される。
図示された実施形態においては、内部空間SPの上面32から突出して形成されるアダプタ取付部39に凹部38が形成されるようになっている。アダプタ取付部39は、アダプタ52の外形に応じて寸法決めされており、モータ20を支持体30に組付けるときに、アダプタ52がアダプタ取付部39に組付けられるようになっている。
図12および図13に示されるように、アダプタ取付部39に形成された凹部38を介して、モータ軸24およびギヤ42が移動可能になっている。したがって、前述した他の実施形態と同様に、モータ20を支持体から容易に取外し、または支持体内に容易に導入できることを保証しながら、ロボットの関節部を小型化できるようになる。
以上、本発明の種々の実施形態について説明したが、当業者であれば、他の実施形態によっても本発明の意図する作用効果を実現できることを認識するであろう。特に、本発明の範囲を逸脱することなく、前述した実施形態の構成要素を削除または置換することができるし、或いは公知の手段をさらに付加することができる。また、本明細書において明示的または暗示的に開示される複数の実施形態の特徴を任意に組合せることによっても本発明を実施できることは当業者に自明である。
10 ロボット(多関節ロボット)
20 モータ
22 本体
24 モータ軸
30 支持体
32 上面(対向面)
34 下面
36 側面
38 凹部
39 アダプタ取付部
40 減速機構部
42 ギヤ
50 シール部材
52 アダプタ
60 第1のプーリー(プーリー)
62 ベルト
64 第2のプーリー

Claims (6)

  1. 産業用の多関節ロボット(10)であって、
    ギヤ(42)またはプーリー(60)をモータ軸(24)の先端に備えていて、関節を駆動する動力を発生するモータ(20)と、
    前記モータ軸(24)に対して一体的に回転する前記ギヤ(42)またはプーリー(60)の回転を減速する減速機構部(40)と、
    前記モータ(20)および前記減速機構部(40)を支持するとともに、前記モータ(20)を収容する内部空間(SP)を画定する支持体(30)と、
    を備えており、
    前記支持体(30)は、前記内部空間(SP)において前記モータ(20)に対向する対向面(32)を有しており、
    前記対向面(32)は、前記モータ軸(24)の中心軸線に対して垂直に広がっており、
    前記対向面(32)は、前記モータ軸(24)の突出方向に向かって窪んでいて、かつ前記モータ軸(24)の中心軸線に対して垂直に延びる溝状の凹部(38)を有しており、
    前記凹部(38)は、前記ギヤ(42)またはプーリー(60)の直径よりも大きい幅を有しており、
    前記凹部(38)は、前記凹部(38)と、前記凹部(38)から前記モータ軸(24)の中心軸線に対して平行な方向において最短距離に位置する前記多関節ロボット(10)の構成部品との間の寸法が、前記ギヤ(42)またはプーリー(60)と前記モータ軸(24)を含む前記モータ(20)の全長よりも大きくなるような深さを有しており、
    前記凹部(38)は、前記モータ軸(24)および前記ギヤ(42)またはプーリー(60)を挿通可能な貫通孔を有しており、
    前記モータ(20)を前記中心軸線の方向にスライドさせて前記ギヤ(42)またはプーリー(60)を前記凹部(38)内に位置付けた後、前記モータ(20)を前記中心軸線に対して垂直な方向にスライドさせることにより、前記モータ(20)の交換を可能にした、多関節ロボット(10)。
  2. 前記モータ(20)の最大外径が前記凹部(38)の幅より大きく、前記モータ(20)の出力側端面が前記支持体(30)の前記対向面(32)に支持される、請求項1に記載の多関節ロボット(10)。
  3. 前記モータ(20)が前記モータ軸の周りにアダプタ(52)を備えており、前記アダプタ(52)が前記凹部(38)の形状に応じて寸法決めされており、前記モータ(20)の出力側端面が前記アダプタ(52)を介して前記凹部(38)内で支持される、請求項1に記載の多関節ロボット(10)。
  4. 前記モータ(20)が前記モータ軸の周りにアダプタ(52)を備えており、前記アダプタ(52)が前記凹部(38)の形状に応じて寸法決めされており、前記凹部(38)が前記支持体(30)の前記対向面(32)から突出するアダプタ取付部(39)によって形成されており、前記モータ(20)の出力側端面が前記アダプタ(52)を介して前記アダプタ取付部(39)に支持される、請求項1に記載の多関節ロボット(10)。
  5. 前記ギヤ(42)またはプーリー(60)は、前記貫通孔から突出した位置において前記減速機構部(40)に連結されている、請求項1から4のいずれか1項に記載の多関節ロボット(10)。
  6. 前記凹部(38)と前記モータ(20)との間にシール部材(50)をさらに備える、請求項1から5のいずれか1項に記載の多関節ロボット(10)。
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