JP2020038425A - 硬貨搬送ベルトおよび硬貨処理装置 - Google Patents

硬貨搬送ベルトおよび硬貨処理装置 Download PDF

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美津男 田中
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Abstract

【課題】ベルト部の両面に複数の歯部を有する汎用の歯付ベルトを使用し、硬貨の径差が大きい場合でも硬貨を安定して搬送できる硬貨搬送ベルトを提供する。【解決手段】ベルト部50の両面に複数の歯部51,52を有する歯付ベルト25に、硬貨を係止して搬送する係止部材26を取り付けた硬貨搬送ベルト20である。係止部材26は、歯付ベルト25に取り付けられる取付部58と、歯付ベルト25の長手方向に対して直交する方向に直線状に設けられ、硬貨に接触する接触部59とを有する。【選択図】図2

Description

本発明は、硬貨を搬送する硬貨搬送ベルト、およびこの硬貨搬送ベルトを用いた硬貨処理装置に関する。
従来、硬貨処理装置では、硬貨の搬送路上に硬貨搬送ベルトを懸架し、この硬貨搬送ベルトで硬貨を1枚ずつ搬送して硬貨の識別や分類などの処理を行っている。
硬貨搬送ベルトは、ベルト部の片面または両面に複数の歯部を有する歯付ベルトを用い、この歯付ベルトに硬貨を係止して搬送する係止部材を取り付けているものがある。
このような硬貨搬送ベルトでは、ベルト部の両面に複数の歯部を有する歯付ベルトを用いる場合、係止部材を取り付けるために専用の歯付ベルトが必要である。
また、係止部材は、硬貨に接触する接触部を有するが、接触部から突設されたピンをベルトに設けた差込孔に差し込んで固定する構造が多く、ピンの回り止めがないため、接触部の形状が円盤状や円柱状などの周面円形であることが多い。そして、接触部の周面が硬貨の周面に接触し、接触部の周面で硬貨の周面を搬送方向に押しながら搬送している。
硬貨処理装置で処理する対象金種の硬貨の径差が小さい場合には、接触部の周面が硬貨の搬送方向中心線上に近い周面位置に接触し、硬貨を略搬送方向に押すことができるが、例えば国によっては硬貨処理装置で処理する対称金種の硬貨の径差が大きく、接触部の周面が硬貨の搬送方向中心線上から大きく外れた周面位置に接触し、硬貨を搬送方向に対して斜め方向に押し、硬貨を安定して搬送できないことがある。
特開平7−69416号公報 特開2013−152628号公報 特開2010−205230号公報
ベルト部の両面に複数の歯部を有する歯付ベルトを使用する場合には係止部材を取り付けるために専用の歯付ベルトが必要であり、硬貨の径差が大きい場合には硬貨を安定して搬送することができない。
本発明は、ベルト部の両面に複数の歯部を有する汎用の歯付ベルトを使用し、硬貨の径差が大きい場合でも硬貨を安定して搬送できる硬貨搬送ベルトおよび硬貨処理装置を提供することを目的とする。
本発明の硬貨搬送ベルトは、ベルト部の両面に複数の歯部を有する歯付ベルトに、硬貨を係止して搬送する係止部材を取り付けた硬貨搬送ベルトであって、前記係止部材は、前記歯付ベルトに取り付けられる取付部と、前記歯付ベルトの長手方向に対して直交する方向に直線状に設けられ、硬貨に接触する接触部とを有するものである。
また、前記接触部は、前記直交する方向に前記取付部よりも広くかつ少なくとも前記取付部の両側に突出されているものである。
また、前記接触部は、前記取付部の両側に同じ長さに突出されているものである。
また、前記接触部の幅は、(前記接触部の幅)≧(処理する最大径硬貨の半径)−(処理する最小径硬貨の半径)の関係を有するものである。
また、前記取付部は、前記ベルト部を挟持するものである。
また、前記取付部は、一端側が連結されているとともに他端側が分離され前記歯付ベルトの前記ベルト部を挟み込む第1の挟持部および第2の挟持部、および少なくとも前記第1の挟持部の他端側に設けられ前記歯付ベルトに係合する抜け止め部を有するものである。
また、前記取付部は、一端側が連結されているとともに他端側が分離され前記歯付ベルトの前記ベルト部を挟み込む第1の挟持部および第2の挟持部、および少なくとも前記第1の挟持部に設けられ前記歯付ベルトの前記歯部に係合する抜け止め部を有するものである。
また、本発明の硬貨処理装置は、硬貨が移動する搬送路と、前記搬送路上に懸架され、前記搬送路の硬貨を前記係止部材で係止して搬送する前記硬貨搬送ベルトとを備えるものである。
本発明によれば、ベルト部の両面に複数の歯部を有する汎用の歯付ベルトを使用し、硬貨の径差が大きい場合でも硬貨を安定して搬送できる。
本発明の第1の実施の形態であって硬貨搬送ベルトを用いた硬貨処理装置の内部構造を示す側面図である。 同上硬貨搬送ベルトの歯付ベルトと係止部材の分離状態の斜視図である。 同上硬貨搬送ベルトの歯付ベルトと係止部材の組立状態の斜視図である。 同上硬貨搬送ベルトの平面図である。 同上硬貨搬送ベルトと比較例の硬貨搬送ベルトの搬送状態および寸法関係を示す表である。 本発明の第2の実施の形態を示す硬貨搬送ベルトの歯付ベルトと係止部材の分離状態の斜視図である。 同上硬貨搬送ベルトの歯付ベルトと係止部材の組立状態の斜視図である。
以下、本発明の第1の実施の形態を、図1ないし図5を参照して説明する。
図1に硬貨処理装置11を示す。硬貨処理装置11は、硬貨を入金および出金する硬貨入出金機である。硬貨処理装置11は、機体12を有し、この機体12の上部前側(図1左側)には、硬貨を入金する入金口および硬貨を出金する出金口として機能する取引口13が形成されている。この取引口13には、図示しないシャッタが開閉可能に配置されている。
取引口13の下側には、硬貨を受け入れて貯留する受皿14が形成されている。この受皿14には、機体12外から取引口13に投入される入金硬貨などの硬貨を受け入れたり、機体12内から取引口13に払い出される出金硬貨や返却硬貨などの硬貨を受け入れる。この受皿14は、底面の一部が開閉可能で、その開放により硬貨を下方へ放出可能としている。
また、機体12内の上部側には、鉛直方向に対して上部側が背面側に傾斜する(機体12の前面から見て鉛直方向に対して上部側が左側に傾斜する)ベース16が配置され、このベース16の上方に向く表面側に、硬貨を1枚ずつ分離した状態で搬送する搬送部17が配設されている。搬送部17は、硬貨が移動する搬送路18、およびこの搬送路18に沿って移動するように複数のプーリ19a,19bによって懸架された硬貨搬送ベルト20を備えている。
搬送路18は、硬貨の一面が載って移動する搬送面22、およびこの搬送面22の幅方向両側に配置されて硬貨の周面をガイドするガイド部23を有している。搬送路18は、ベース16の表面の傾斜に応じて搬送面22が傾斜するように傾斜状に設けられている。
硬貨搬送ベルト20は、搬送路18との間に硬貨を受け入れ可能とする所定の間隔をあけた高さ位置に複数のプーリ19a,19bによって懸架されている。硬貨搬送ベルト20の内周側が複数のプーリ19aに掛け回されるとともに、硬貨搬送ベルト20の外周側がプーリ19bに掛け回されている。硬貨搬送ベルト20は、いずれか1つのプーリ19aがモータで回転駆動されることにより、搬送路18上を移動する。硬貨搬送ベルト20は、歯付ベルト25(タイミングベルト)、およびこの歯付ベルト25の長手方向に沿って所定の間隔毎に取り付けられた複数の係止部材26を備えている。そして、搬送路18と硬貨搬送ベルト20との間でかつベルト長手方向に隣り合う係止部材26間に硬貨を1枚ずつ受け入れて搬送するように構成されている。
搬送部17には、機体12の前後方向に設けられる第1の搬送部17a、この第1の搬送部17aの上方位置で前後方向に設けられる第2の搬送部17b、およびこれら第1の搬送部17aと第2の搬送部17bとの後端間を接続する第3の搬送部17cが設けられている。第2の搬送部17bの前端は、取引口13に接続され、第2の搬送部17bの前端に搬送した硬貨を受皿14に放出可能とする。以下、第2の搬送部17bから第3の搬送部17cおよび第1の搬送部17aへ向けて硬貨を搬送する方向を収納搬送方向F1と呼び、逆に、第1の搬送部17aから第3の搬送部17cおよび第2の搬送部17bへ向けて硬貨を搬送する方向を繰出搬送方向F2と呼ぶ。
硬貨搬送ベルト20は、搬送路18上に懸架されているが、搬送路18の第1の搬送部17aの前端と第2の搬送部17bの前端との間は搬送路18から外れている。この搬送路18から外れた位置で、第1の搬送部17aの前端と第2の搬送部17bの前端との間を移動する硬貨搬送ベルト20の外周側がプーリ19bに掛け回されている。
搬送路18の第1の搬送部17aの前端に繰出部28が接続され、第1の搬送部17aの繰出部28より後側および第2の搬送部17bに複数の金種別収納投出部としての金種別スタッカ29が接続され、第2の搬送部17bの金種別スタッカ29より前側に一時保留部30が接続されている。これら繰出部28、金種別スタッカ29および一時保留部30は、搬送路18から硬貨を受け入れて収納する収納部31を有し、この収納部31に収納した硬貨を例えば回転円盤によって搬送路18に1枚ずつ繰出可能とする。なお、繰出部28、金種別スタッカ29および一時保留部30は、硬貨の搬送方向の向きに対応して向きに違いがあるが、基本構成は同一である。
搬送路18には、繰出部28、金種別スタッカ29および一時保留部30の各接続位置に対応して、ガイド機構32が配設されている。ガイド機構32は、繰出部28、金種別スタッカ29および一時保留部30と搬送路18との間で出し入れする硬貨をガイドする位置と、搬送路18内を搬送する硬貨を搬送方向下流側へ通過させる位置とに切り換わるように構成されている。なお、第2の搬送部17bに配置される金種別スタッカ29に対応したガイド機構32と他のガイド機構32とは、硬貨の搬送方向の向きに対応して向きに違いがあるが、基本構成は同一である。
また、第2の搬送部17bの金種別スタッカ29と一時保留部30との間に、搬送する硬貨の少なくとも金種、真偽、正損などを識別する識別部34が配設されている。
繰出部28は受皿14の下方に位置し、受皿14と繰出部28との間に受皿14から放出される硬貨を繰出部28に導くシュート35が配設されている。繰出部28では、入金硬貨と一緒に投入された異物を排出し、機体12の前面に設けられた返却口36へ返却可能とする。
また、機体12内の下部には、金種別スタッカ29に収納しきれないオーバーフロー硬貨を収納するオーバーフロースタッカ38が配置されているとともに、補充硬貨や回収硬貨を収納する硬貨カセット39が配置されている。オーバーフロースタッカ38と硬貨カセット39との間には、これらオーバーフロースタッカ38および硬貨カセット39から繰り出される硬貨を上方の一時保留部30に搬送する搬送機構40が配置されている。
オーバーフロースタッカ38には、硬貨を収納する収納領域の底部に硬貨を搬送機構40に繰り出す繰出機構41が配設されているとともに、収納領域の上部側に受皿14内の取り忘れ硬貨を収納する回収カセット42が着脱可能に配設されている。硬貨カセット39には、硬貨を収納する収納領域の底部に硬貨を搬送機構40に繰り出す繰出機構43が配設されているとともに、収納領域の上部側にリジェクト硬貨を収納するリジェクトボックス44が配設されている。
また、第1の搬送部17aには、オーバーフロー硬貨をオーバーフロースタッカ38に分岐する分岐部45、取り忘れ硬貨を回収カセット42に分岐する分岐部46、リジェクト硬貨をリジェクトボックス44に分岐する分岐部47、および回収硬貨を硬貨カセット39に分岐する分岐部48が設けられている。
次に、図2ないし図4に硬貨搬送ベルト20の構成を示す。
硬貨搬送ベルト20は、歯付ベルト25、およびこの歯付ベルト25に着脱可能に取り付けられた複数の係止部材26を備えている。係止部材26は、歯付ベルト25の任意の所定位置でかつ長手方向(ベルト長手方向)Aに沿って所定の間隔毎に着脱可能に取り付けられている。
歯付ベルト25は、無端状のベルト部50、このベルト部50の一面である内周面50aと他面である外周面50bとの両面から突出する複数の歯部51,52、および歯部51と歯部51との間の歯溝部53および歯部52と歯部52との間の歯溝部54を有している。
ベルト部50は、ベルト部50の長手方向Aに対して交差する方向のベルト幅つまり内周面50aおよび外周面50bのベルト幅が、ベルト厚みよりも広い帯状に形成されている。
ベルト部50の一面、例えば内周面50aから突出する歯部51は、突出方向の先端側の幅が狭くなるように断面略台形状で、ベルト部50のベルト幅方向Bに沿って突出されているとともに、ベルト幅方向Bの中間部に歯部51が形成されない切欠部55が形成されている。さらに、歯溝部53は、ベルト部50の内周面50a側で隣り合う歯部51と歯部51との間に形成されている。また、ベルト部50の他面、例えば外周面50bから突出する歯部52は、突出方向の先端側の幅が狭くなるように断面略台形状で、ベルト部50のベルト幅方向Bの中間部から突出されている。さらに、歯溝部54は、ベルト部50の外周面50b側で歯部52と歯部52との間に形成されている。そして、ベルト部50の両面の歯部51,52は、ベルト部50の長手方向Aの同じ位置から突出されているとともに、ベルト部50の長手方向Aに沿って所定の間隔毎に突出されている。また、ベルト部50の内周面50a側で歯溝部53の位置に窪み部56がベルト幅方向Bに沿って形成されている。
そして、歯付ベルト25は、ベルト部50のベルト幅方向Bが搬送路18に対して垂直となるように複数のプーリ19a,19bによって懸架されている。
また、係止部材26は、例えば非磁性の金属材料、セラミックおよび樹脂などによって形成されている。例えば、金属材料の場合、メタルインジェクションによる製法によって形成されている。そして、係止部材26は、歯付ベルト25に取り付けられる取付部58、および硬貨(図3に符号C1で示す)に接触する接触部59を有している。
取付部58は、一端側である下端側が連結部60で連結されているとともに他端側である上端側が分離された第1の挟持部61および第2の挟持部62、第1の挟持部61の上端側に設けられた抜け止め部63、および第2の挟持部62の上端側に設けられた導入部64を有している。
第1の挟持部61および第2の挟持部62は、歯付ベルト25の隣り合う歯部51,51間つまり歯溝部53および隣り合う歯部52,52間つまり歯溝部54に嵌り込んで、ベルト部50をベルト厚み方向Cから挟み込み可能とする。第1の挟持部61と第2の挟持部62との間には、ベルト部50を挟み込んで保持する保持溝65が形成されている。
抜け止め部63は、第1の挟持部61の上端側から保持溝65の他端側方向である上方に突出されている。抜け止め部63の先端は第1の挟持部61に対向する第2の挟持部62の内面と同じ位置か同程度の位置に配置されている。抜け止め部63と連結部60との間の保持溝65の上下方向の間隔は、ベルト部50のベルト幅方向Bの寸法と同じ寸法か同程度の寸法とされている。
導入部64は、第2の挟持部62の上端側で第1の挟持部61に対向する内面に、第2の挟持部62の上端側へ向かうに従って第1の挟持部61から離れるように湾曲状または傾斜状に形成されている。導入部64と抜け止め部63とは対向し、これら導入部64と抜け止め部63との間にベルト部50を保持溝65内に導入可能とする間隙が形成されている。
接触部59は、歯付ベルト25の長手方向Aに対して直交する方向に直線状に設けられている。接触部59は、硬貨の周面に接触する平面状の接触面66を有している。接触面66は、歯付ベルト25の長手方向Aに対応した接触部59の両面に設けられている。接触部59は、歯付ベルト25の長手方向Aに対して直交する方向である接触面幅方向に取付部58よりも広くかつ少なくとも取付部58の両側に突出されている。本実施の形態では、接触部59は、接触部幅方向に、取付部58の両側に対して同じ長さL1ずつ突出されている。すなわち、接触部59は、取付部58の保持溝65の中心に対して同じ長さL2ずつであって、取付部58が取り付けられるベルト部50のベルト厚み方向Cの中心に対して同じ長さL2ずつ突出されている。なお、接触部59は、取付部58の両側以外にも突出していてもよい。
接触部59の幅(接触面幅方向の幅)は、(接触部59の幅)≧(処理する最大径硬貨の半径)−(処理する最小径硬貨の半径)の関係を有している。
そして、歯付ベルト25に取り付けられた係止部材26の接触部59は、搬送路18との間に所定の間隔をあけて配置されている。搬送路18との間に所定の間隔は、搬送路18上の硬貨のうちの最小厚み硬貨の厚みよりも小さい間隔であり、接触部59の接触面66が搬送路18上の最小厚み硬貨の周面に接触する可能とする間隔である。なお、接触部59は、搬送路18の一部で搬送路18に接触してもよい。
なお、図1において、プーリ19a,19bは歯付ベルト25の歯部51,52が噛合する歯付プーリ(タイミングプーリ)である。各プーリ19aに歯付ベルト25の内周側の歯部51が噛合し、プーリ19bに歯付ベルト25の外周側の歯部52が噛合する。これらプーリ19a,19bには、歯付ベルト25と一体に移動する係止部材26が入り込む溝部68が形成されている。
次に、硬貨処理装置11の動作について説明する。
入金処理時には、取引口13のシャッタを開き、取引口13から投入される硬貨を受皿14に受け入れ、取引口13のシャッタを閉じた後、受皿14内の硬貨を下方の繰出部28に放出する。
繰出部28内の硬貨を、搬送路18に繰り出し、硬貨搬送ベルト20で繰出搬送方向F2へ向けて搬送し、識別部34で識別する。正規と識別された硬貨は、搬送路18から一時保留部30に振り分けて保留する。正規と識別されなかった硬貨は、搬送路18から受皿14へ送り込み、取引口13のシャッタの開放により受皿14から取出可能とする。
取引口13に投入された全ての硬貨の保留または返却までの処理が完了した後、入金が承認されれば、一時保留部30内の硬貨を金種別スタッカ29に収納し、また、キャンセルされれば、一時保留部30内の硬貨を返却する。
すなわち、入金が承認された場合には、一時保留部30内の硬貨を、搬送路18に繰り出し、硬貨搬送ベルト20で収納搬送方向F1へ向けて搬送し、識別部34で識別し、識別結果に基づいて該当する金種の金種別スタッカ29に振り分けて収納する。金種別スタッカ29が満杯となった金種の硬貨は、金種別スタッカ29に収納せず、搬送路18から分岐部45で分岐してオーバーフロースタッカ38に収納する。
キャンセルされた場合には、一時保留部30内の硬貨を、搬送路18に繰り出し、硬貨搬送ベルト20で収納搬送方向F1に搬送し、繰出部28に収納する。一時保留部30内の全ての硬貨を繰出部28に移動させた後、繰出部28内の硬貨を、搬送路18に繰り出し、硬貨搬送ベルト20で繰出搬送方向F2へ向けて搬送し、搬送路18から受皿14に送り込む。取引口13のシャッタの開放により、受皿14内から硬貨を取出可能とする。
また、出金処理時には、出金する金種の金種別スタッカ29内の硬貨を、搬送路18に繰り出し、硬貨搬送ベルト20で繰出搬送方向F2に搬送し、識別部34で識別する。正規と識別された硬貨は、搬送路18から受皿14に送り込み、また、正規と識別されなかった硬貨は、搬送路18から一時保留部30に振り分けて保留する。
正規と識別されなかった硬貨が一時保留部30に送り込まれた場合には、金種別スタッカ29からの硬貨の繰り出しを完了し、出金分の硬貨が受皿14に送り込まれた後、一時保留部30内の硬貨を、搬送路18に繰り出し、硬貨搬送ベルト20で収納搬送方向F1に搬送し、識別部34で識別し、再識別によって正規と識別された硬貨は該当する金種別スタッカ29に収納し、再識別でも正規と識別されなかった硬貨は搬送路18の分岐部47で分岐してリジェクトボックス44に収納する。
出金分の硬貨を受皿14に送り込んだら、取引口13のシャッタの開放により、受皿14から硬貨を取出可能とする。
取引口13のシャッタを開放してから所定時間経過しても、受皿14上に硬貨を残留していることをセンサで検知している場合には、取り忘れ硬貨であると判断し、その取り忘れ硬貨を回収する。すなわち、取引口13のシャッタを閉じた後、受皿14内の取り忘れ硬貨を下方の繰出部28に放出する。繰出部28内の取り忘れ硬貨を、搬送路18に繰り出し、硬貨搬送ベルト20で繰出搬送方向F2へ向けて搬送し、識別部34で識別した後に一時保留部30に一時保留し、この取り忘れ硬貨の金種および枚数を確認する。その確認後、一時保留部30から搬送路18へ硬貨を繰り出し、搬送路18の分岐部46で分岐して回収カセット42に収納する。
また、補充処理時には、オーバーフロースタッカ38または硬貨カセット39に収納されている硬貨を、搬送機構40に繰り出し、搬送機構40で一時保留部30に搬送する。一時保留部30内の硬貨を、搬送路18に繰り出し、硬貨搬送ベルト20で収納搬送方向F1へ向けて搬送し、識別部34で識別し、識別結果に基づいて該当する金種の金種別スタッカ29に振り分けて収納する。金種別スタッカ29が満杯となった金種の硬貨は、金種別スタッカ29に収納せず、搬送路18から分岐部45で分岐してオーバーフロースタッカ38に収納する。
次に、硬貨搬送ベルト20の作用、動作について説明する。
図2ないし図4に示すように、係止部材26は、歯付ベルト25の任意の所定位置に取り付けられる。係止部材26の取り付けは、第1の挟持部61および第2の挟持部62をベルト部50の両面の歯部51,51間および歯部52,52間に合わせるとともに、第1の挟持部61の抜け止め部63と第2の挟持部62の導入部64との隙間をベルト部50のベルト幅方向Bの一方つまり下側縁部に合わせ、抜け止め部63と導入部64との隙間を通じて第1の挟持部61と第2の挟持部62との間の保持溝65にベルト部50が挿入または圧入されるように、係止部材26と歯付ベルト25とを相対的に移動させて組み合わせる。このとき、ベルト部50が導入部64に沿って湾曲状または傾斜状に弾性変形しながら、保持溝65に挿入または圧入される。ベルト部50の下側縁部は保持溝65の底部である連結部60の上面に当接する位置まで挿入または圧入される。ベルト部50の上側縁部は抜け止め部63の下側に入り込むか、入り込まない場合には押し込む。
係止部材26が歯付ベルト25に取り付けられた状態では、第1の挟持部61と第2の挟持部62との間でベルト部50をベルト厚み方向Cから挟持し、連結部60と抜け止め部63との間でベルト部50をベルト幅方向Bから保持する。さらに、第1の挟持部61が歯部51,51間に嵌り込むとともに第2の挟持部62が歯部52,52間に嵌り込む。したがって、係止部材26の取付部58がベルト部50に固定された状態に取り付けられる。
係止部材26の接触部59は、歯付ベルト25の長手方向Aに直交する方向に直線状に配置されている。すなわち、接触部59の接触面66が歯付ベルト25の長手方向Aに直交する方向に沿って配置されている。
そして、搬送路18上に懸架された硬貨搬送ベルト20が移動することにより、係止部材26の接触部59が搬送路18の硬貨の周面に接触し、この接触部59で搬送路18の硬貨を押しながら搬送方向に沿って移動させる。
なお、係止部材26を歯付ベルト25から外す場合には、ベルト部50のベルト幅方向Bの他方つまり上側縁部を抜け止め部63と導入部64との隙間を通じて引き出すように、係止部材26と歯付ベルト25とを互いに外れる方向に相対的に移動させる。
ここで、図5を参照して、本実施の形態の硬貨搬送ベルト20と硬貨の径差との関係、および比較例の硬貨搬送ベルト20Aと硬貨の径差との関係について説明する。比較例の硬貨搬送ベルト20Aは、円柱状の係止部材26Aを備えている場合を示す。
日本硬貨の場合、最大径硬貨CLの径は26.5mm、最小径硬貨CSの径は20mmで、径差は6.5mmと比較小さい。比較例の硬貨搬送ベルト20Aの係止部材26Aの径は5mmとする。そして、比較例の硬貨搬送ベルト20Aの場合、係止部材26Aの周面が最大径硬貨CLおよび最小径硬貨CSの周面に接触して搬送方向に向けて押す際、係止部材26Aの周面が最大径硬貨CLおよび最小径硬貨CSの搬送方向中心線上に比較的近い周面位置に接触し、最大径硬貨CLおよび最小径硬貨CSとも略搬送方向に向けて押すことになり、略安定した硬貨の搬送が可能となる。
また、外国硬貨の場合、最大径硬貨CLの径は33mm、最小径硬貨CSの径は14mmで、径差は19mmと大きいことがある。比較例の硬貨搬送ベルト20Aの場合、係止部材26Aの周面が最大径硬貨CLおよび最小径硬貨CSの周面に接触して搬送方向に向けて押す際、係止部材26Aの周面が最大径硬貨CLおよび最小径硬貨CSの搬送方向中心線上から大きく外れた周面位置に接触し、最大径硬貨CLおよび最小径硬貨CSとも搬送方向に対して斜め方向に向けて押すことになる。そのため、例えば、最大径硬貨CLが搬送路18の搬送基準となる一方のガイド部23から離反されてしまったり、硬貨搬送ベルト20が搬送路18の幅方向に動いて係止部材26Aが最小径硬貨CSを乗り越えてしまうなど、安定した硬貨の搬送が行うことができない。
それに対して、本実施の形態の硬貨搬送ベルト20では、外国硬貨の場合、接触部59の幅(接触面幅方向の幅)は、(接触部59の幅)≧(処理する最大径硬貨CLの半径)−(処理する最小径硬貨CSの半径)の関係から、9.5mm≧16.5mm−7mmとなる。ここでは、接触部59の幅(接触面幅方向の幅)は例えば10mmとする。
この外国硬貨の場合、係止部材26の接触部59の接触面66が最大径硬貨CLおよび最小径硬貨CSの周面に接触して搬送方向に向けて押す際、係止部材26の接触部59の接触面66が最大径硬貨CLおよび最小径硬貨CSの搬送方向中心線上に接触して搬送方向に向けて押すことができ、安定した硬貨の搬送が行える。
このように、本実施の形態の硬貨搬送ベルト20によれば、係止部材26の接触部59が歯付ベルト25の長手方向Aに対して直交する方向に直線状に設けられているため、硬貨の径差が大きい場合でも硬貨を安定して搬送できる。
さらに、硬貨搬送ベルト20は、ベルト部50の両面に複数の歯部51,52を有する歯付ベルト25を使用するため、例えばプーリ19a,19bが歯付ベルト25の内周面50aおよび外周面50bに掛け回されるような搬送路18の構成にも対応できる。
さらに、係止部材26の取付部58はベルト部50の両面に複数の歯部51,52を有する歯付ベルト25の任意の所定位置に着脱可能に取り付けることができるため、安価な汎用の歯付ベルト25を使用できる。しかも、歯付ベルト25の長手方向Aにおける係止部材26のピッチに応じて、歯付ベルト25に対する係止部材26の取付位置を容易に変更することができる。
また、係止部材26の接触部59は、歯付ベルト25の長手方向Aに対して直交する方向に取付部58よりも広くかつ取付部58の両側に突出されているため、プーリ19a,19bを通過する取付部58の幅が制限されていても、接触部59の幅を確保し、硬貨の径差に対応することができる。
さらに、係止部材26の接触部59は、取付部58の両側に同じ長さL1ずつ突出されているため、接触部59の幅を確保しながら、接触部59の突出する両端部を歯付ベルト25に極力近付け、接触部59の突出する各端部に硬貨が接触する場合でも、係止部材26が回動して歯付ベルト25がねじれるのを抑制でき、硬貨を安定して搬送できる。しかも、係止部材26が逆向きで歯付ベルト25に取り付けられた場合でも、接触部59と歯付ベルト25との位置関係が一定であり、硬貨の搬送を可能にできる。
さらに、係止部材26の接触部59の幅(接触面幅方向の幅)は、(接触部59の幅)≧(処理する最大径硬貨CLの半径)−(処理する最小径硬貨CSの半径)の関係を有することにより、係止部材26の接触部59が最大径硬貨CLおよび最小径硬貨CSの搬送方向中心線上に必ず接触して搬送方向に向けて押すことができ、安定した硬貨の搬送が行える。
また、係止部材26の取付部58は歯付ベルト25を着脱可能に挟持するため、汎用の歯付ベルト25を用い、この歯付ベルト25の任意の所定位置に係止部材26を着脱可能に取り付けることができる。
さらに、係止部材26の取付部58は、下端側が連結されているとともに上端側が分離され歯付ベルト25のベルト部50を挟み込む第1の挟持部61および第2の挟持部62、および第1の挟持部61の上端側に設けられ歯付ベルト25の上端側に係合する抜け止め部63を有するため、歯付ベルト25に着脱可能に取り付けることができる。
なお、抜け止め部63は、第2の挟持部62にも設けてもよい。この場合、例えば、第1の挟持部61の抜け止め部63および第2の挟持部62の抜け止め部63を互いに対向する爪状に設け、これら爪状の抜け止め部63間に歯付ベルト25のベルト部50を圧入して取り付けるようにしてもよい。
そして、この硬貨搬送ベルト20を用いた硬貨処理装置11は、搬送路18での硬貨の搬送が安定することで、安定した処理を行うことができる。
次に、図6および図7に第2の実施の形態を示す。
係止部材26の取付部58は、下端側が連結されているとともに上端側が分離され歯付ベルト25のベルト部50を挟み込む第1の挟持部61および第2の挟持部62、および第1の挟持部61に設けられ歯付ベルト25の歯部51に係合する抜け止め部63を有する。
抜け止め部63は、接触面66と平行な第1の挟持部61の両側面で、第1の挟持部61の上下方向の中間位置に突設されている。抜け止め部63は、第1の挟持部61の先端側に向けて傾斜面63aを有するとともに反対側に第1の挟持面61に略垂直な係止面63bを有する爪状に形成されている。
そして、係止部材26を歯付ベルト25に取り付けるには、第1の挟持部61および第2の挟持部62をベルト部50の両面の歯部51,51間および歯部52,52間に合わせるとともに、第1の挟持部61と第2の挟持部62の先端間をベルト部50のベルト幅方向Bの一方つまり下側縁部に合わせ、第1の挟持部61と第2の挟持部62との間の保持溝65にベルト部50が挿入または圧入されるように、係止部材26と歯付ベルト25とを相対的に移動させて組み合わせる。このとき、第1の挟持部61の抜け止め部63が歯部51に当接するが、その抜け止め部63の傾斜面63aが歯部51に当接することで、抜け止め部63が歯部51に引っ掛かることなく、歯付ベルト25が弾性変形しながら、あるいは第1の挟持部61と第2の挟持部62の先端間が広がりながら、係止部材26と歯付ベルト25とを組み合わせることができる。ベルト部50の下側縁部は保持溝65の底部である連結部60の上面に当接する位置まで差し込まれる。抜け止め部63は歯部51の切欠部55に嵌め込まれる。
係止部材26が歯付ベルト25に取り付けられた状態では、第1の挟持部61と第2の挟持部62との間でベルト部50をベルト厚み方向Cから挟持し、連結部60と歯部51に係合する抜け止め部63の係止面63bとの間でベルト部50をベルト幅方向Bから保持する。さらに、第1の挟持部61が歯部51,51間に嵌り込むとともに第2の挟持部62が歯部52,52間に嵌り込む。したがって、係止部材26の取付部58がベルト部50に固定された状態に取り付けられる。
なお、係止部材26を歯付ベルト25から外す場合には、抜け止め部63を歯部51から外し、係止部材26と歯付ベルト25とを互いに外れる方向に相対的に移動させる。
そして、係止部材26の取付部58は、下端側が連結されているとともに上端側が分離され歯付ベルト25のベルト部50を挟み込む第1の挟持部61および第2の挟持部62、および第1の挟持部61に設けられ歯付ベルト25の歯部51に係合する抜け止め部63を有するため、歯付ベルト25に着脱可能に取り付けることができる。
なお、歯付ベルト25の両面に歯部51,52とともに切欠部55,55を有する場合には、第2の挟持部62にも抜け止め部63を設けてよい。
なお、係止部材26の抜け止め部63は、上述した各実施の形態の構成の他、例えば、歯付ベルト25のベルト部50に孔を有する場合、第1の挟持部および第2の挟持部の少なくとも一方にベルト部50の孔に係合する突起部で構成してもよい。
また、各実施の形態において、硬貨処理装置11は、搬送路18が傾斜状の場合に限らず、搬送路18が水平状の場合にも硬貨搬送ベルト20を用いて硬貨を搬送することができる。
11 硬貨処理装置
18 搬送路
20 硬貨搬送ベルト
25 歯付ベルト
26 係止部材
50 ベルト部
51,52 歯部
58 取付部
59 接触部
61 第1の挟持部
62 第2の挟持部
63 抜け止め部
A 長手方向

Claims (8)

  1. ベルト部の両面に複数の歯部を有する歯付ベルトに、硬貨を係止して搬送する係止部材を取り付けた硬貨搬送ベルトであって、
    前記係止部材は、
    前記歯付ベルトに取り付けられる取付部と、
    前記歯付ベルトの長手方向に対して直交する方向に直線状に設けられ、硬貨に接触する接触部とを有する
    ことを特徴とする硬貨搬送ベルト。
  2. 前記接触部は、前記直交する方向に前記取付部よりも広くかつ少なくとも前記取付部の両側に突出されている
    ことを特徴とする請求項1記載の硬貨搬送ベルト。
  3. 前記接触部は、前記取付部の両側に同じ長さに突出されている
    ことを特徴とする請求項2記載の硬貨搬送ベルト。
  4. 前記接触部の幅は、(前記接触部の幅)≧(処理する最大径硬貨の半径)−(処理する最小径硬貨の半径)の関係を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一記載の硬貨搬送ベルト。
  5. 前記取付部は、前記ベルト部を挟持する
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか一記載の硬貨搬送ベルト。
  6. 前記取付部は、一端側が連結されているとともに他端側が分離され前記歯付ベルトの前記ベルト部を挟み込む第1の挟持部および第2の挟持部、および少なくとも前記第1の挟持部の他端側に設けられ前記歯付ベルトに係合する抜け止め部を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし5いずれか一記載の硬貨搬送ベルト。
  7. 前記取付部は、一端側が連結されているとともに他端側が分離され前記歯付ベルトの前記ベルト部を挟み込む第1の挟持部および第2の挟持部、および少なくとも前記第1の挟持部に設けられ前記歯付ベルトの前記歯部に係合する抜け止め部を有する
    ことを特徴とする請求項1ないし5いずれか一記載の硬貨搬送ベルト。
  8. 硬貨が移動する搬送路と、
    前記搬送路上に懸架され、前記搬送路の硬貨を前記係止部材で係止して搬送する請求項1ないし7いずれか一記載の硬貨搬送ベルトと
    を備えることを特徴とする硬貨処理装置。
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