JP2017083967A - 硬貨処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】硬貨の振り分け精度の向上を図ること。
【解決手段】正貨として識別された硬貨の通過を許容する振分通過口46aを有する振分部46を備えた硬貨処理装置において、振分通過口46aが、金種毎に設けられた硬貨用開口が外径の小さい金種の順に並びつつ互いに連続することで形成されており、振分部46は、5円硬貨用開口46a3に進退移動可能に設けられ、100円硬貨と同じ材質の硬貨が搬送される場合には5円硬貨用開口46a3に進出移動し、100円硬貨と異なる材質の硬貨が搬送される場合には5円硬貨用開口46a3から退行移動する振分ゲート46bを備えている。
【選択図】図7

Description

本発明は、硬貨処理装置に関し、より詳細には、入金された硬貨の真偽及び金種を識別し、正貨として識別された硬貨を金種毎に収納する一方、出金指示によって収納する硬貨を払い出す硬貨処理装置に関するものである。
従来、例えば釣銭機として適用される硬貨処理装置は、入金口に投入された硬貨の真偽及び金種を識別した後、正貨として識別された硬貨を振分部にて振り分けた後、金種毎に設けられた硬貨収納庫に収納する。また、硬貨処理装置は、硬貨収納庫に収納されている硬貨を、外部の装置等からの釣銭払出要求に応じて要求金額の硬貨を釣銭として出金口に払い出す(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−39773号公報
ところで、上記特許文献1には明示されていないが、正貨として識別された硬貨を振り分ける振分部は、搬送部により搬送される硬貨の通過を許容する通過口を有している。この通過口は、金種毎に設けられた開口が外径の小さい金種の順に並びつつ互いに連続することで形成されているのが一般的である。より具体的に説明すると、通過口は、1円硬貨を通過させるための開口、50円硬貨を通過させるための開口、5円硬貨を通過させるための開口、100円硬貨を通過させるための開口、500円硬貨を通過させるための開口の順に並びつつ、これらの開口が互いに連続して形成されている。
そして、5円硬貨と100円硬貨との外径の大きさの差は、約0.6mmと非常に僅かであるために、通過口の寸法誤差によっては、100円硬貨が5円硬貨の開口を通過してしまったり、5円硬貨が5円硬貨の開口を通過して100円硬貨の開口を通過してしまったりして、硬貨の振り分け精度を低下させてしまう虞れがあった。尚、ここでは5円硬貨と100円硬貨とを例に挙げて述べたが、他の硬貨においても同様の問題が生ずることはいうまでもない。
本発明は、上記実情に鑑みて、硬貨の振り分け精度の向上を図ることができる硬貨処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る硬貨処理装置は、入金された硬貨の真偽及び金種を識別し、正貨として識別された硬貨を金種毎に収納する一方、出金指示によって収納する硬貨を払い出すものであって、前記正貨として識別された硬貨の通過を許容する通過口を有する振分部を備えた硬貨処理装置において、前記通過口が、金種毎に設けられた開口が外径の小さい金種の順に並びつつ互いに連続することで形成されており、前記振分部は、第1の金種の第1開口と隣り合う該第1の金種の硬貨よりも外径が小さい第2の金種の第2開口に進退移動可能に設けられ、かつ前記第1の金種の硬貨と同じ材質の硬貨が搬送部により搬送される場合には前記第2開口に進出移動する一方、前記第1の金種の硬貨と異なる材質の硬貨が搬送部により搬送される場合には前記第2開口から退行移動する振分ゲートを備えたことを特徴とする。
また本発明は、上記硬貨処理装置において、前記振分ゲートは、前記第1の金種の硬貨と同じ材質の硬貨が搬送部により搬送される場合には、前記第2開口を前記第2の金種の硬貨が通過することを規制する程度にまで進出移動することを特徴とする。
また本発明は、上記硬貨処理装置において、前記第1の金種の硬貨は、100円硬貨であり、前記第2の金種の硬貨は、5円硬貨であることを特徴とする。
本発明によれば、第1の金種の第1開口と隣り合う該第1の金種の硬貨よりも外径が小さい第2の金種の第2開口に進退移動可能に設けられた振分ゲートが、第1の金種の硬貨と同じ材質の硬貨が搬送部により搬送される場合には第2開口に進出移動する一方、第1の金種の硬貨と異なる材質の硬貨が搬送部により搬送される場合には第2開口から退行移動するので、搬送される硬貨が第1の金種の硬貨であるときに、該第1金種の硬貨と外径の大きさが極めて僅かな差であっても、第1の金種の硬貨が第2開口を通過してしまうことを抑制できる。その一方、第1の金種の硬貨と異なる材質の硬貨が搬送部により搬送される場合には、第2開口から退行移動するので、搬送される硬貨が第2の金種の硬貨であるときに、第2開口を通過させることができる。従って、硬貨の振り分け精度の向上を図ることができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施の形態である硬貨処理装置の内部構造を示す斜視図である。 図2は、図1に示した硬貨処理装置の一部の構成要素を省略して示す斜視図である。 図3は、図1及び図2に示した搬送機構を示す斜視図である。 図4は、図1及び図2に示した搬送機構の要部の分解斜視図である。 図5は、図1〜図4に示した搬送機構を構成する搬送部を示す斜視図である。 図6は、図1〜図4に示した搬送機構の要部の平面図である。 図7は、図6に示した振分部の構成を模式的に示す説明図である。 図8は、図6に示した振分部の構成を模式的に示す説明図である。 図9は、図1及び図2に示した一時保留部を示す斜視図である。 図10は、図1及び図2に示した一時保留部を示す斜視図である。 図11は、図1及び図2に示した収納部及び出金保留部を示す斜視図である。 図12は、図11に示した最も右側に位置する硬貨収納庫の要部を示す平面図である。 図13は、図11に示した最も右側に位置する硬貨収納庫の主要構成要素を模式的に示す説明図である。 図14は、図1、図2及び図11に示した出金保留部を示す斜視図である。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る硬貨処理装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である硬貨処理装置の内部構造を示す斜視図であり、図2は、図1に示した硬貨処理装置の一部の構成要素を省略して示す斜視図である。ここで例示する硬貨処理装置は、例えば釣銭機として適用されるものであり、搬送機構10、一時保留部50、収納部60及び出金保留部80を備えて構成してある。
図3及び図4は、それぞれ図1及び図2に示した搬送機構10を示すものであり、図3は、斜視図であり、図4は、要部の分解斜視図である。これら図3及び図4にも示すように、搬送機構10は、レール形成部20、搬送部30及び搬送ベース40を備えて構成してある。
レール形成部20は、第1レール形成部材21と第2レール形成部材22とを備えて構成してある。第1レール形成部材21は、搬送機構10の底面を構成する板状部材である。この第1レール形成部材21の上面には、第1レール部21aが形成してある。第1レール部21aは、上方に向けて突出する一対の長尺部材21bにより形成してある。つまり、第1レール部21aは、一対の長尺部材21bの互いの間に形成してある。
この第1レール部21aは、硬貨の搬送経路20aの一部を形成するものであり、右方に向けて延在する第1レール構成部21a1と、その延在端部より前方に向けて円弧状に延在する第2レール構成部21a2と、その延在端部より左方に向けて延在する第3レール構成部21a3とが連続して構成されている。
第2レール形成部材22は、第2レール部22aを有している。第2レール部22aは、第1レール部21aと同様に、一対の長尺部材22bにより形成されるもので、硬貨の搬送経路20aの一部を形成している。つまり、第2レール部22aは、一対の長尺部材22bの互いの間に形成してある。この第2レール部22aは、上方に向けて延在し、かつ左方に膨らむよう円弧状に延在する部分を有する第4レール構成部22a1と、その延在端部より右方に向けて延在する第5レール構成部22a2と、その延在端部より後方に向けて円弧状に延在する第6レール構成部22a3と、その延在端部より左方に向けて延在する第7レール構成部22a4と、その延在端部より下方に向けて延在し、かつ左方に膨らむよう円弧状に延在する部分を有する第8レール構成部22a5とが連続して構成されている。
このような第1レール形成部材21と第2レール形成部材22とは、第1レール構成部21a1と第8レール構成部22a5とが連続し、かつ第3レール構成部21a3と第4レール構成部22a1とが連続することで、第1レール部21aと第2レール部22aとが1つのレール部を構成している。レール部は、硬貨を搬送するための搬送経路20aを形成している。
図5は、図1〜図4に示した搬送機構10を構成する搬送部30を示す斜視図である。この図5にも示すように、搬送部30は、複数の保持部31を有している。保持部31は、硬貨を1枚収納する収納凹部31aを有している。また、保持部31は、一端部に円柱状の連結用突起31bが形成してあり、他端部に長孔形状の連結用孔部31cが形成してある。これら保持部31は、互いに隣り合う他の保持部31と、自身の連結用突起31bが他の保持部31の連結用孔部31cに挿通することで連結している。
そして、これら保持部31は、上記収納凹部31aを構成する長尺突部31a1がレール部(第1レール部21a及び第2レール部22a)に案内可能に進入することで、搬送経路20aに沿って無端状に連結されて搬送部30を構成している。
つまり、搬送部30は、複数の保持部31が搬送経路20aに沿って無端状に連結されて構成してあり、該搬送経路20aに沿って変位可能なものである。このような搬送部30においては、互いに隣り合う保持部31を連結する部分、すなわち連結用突起31b及び連結用孔部31cは内方側に設けてあり、各保持部31の外方側の一端部には外方に向けて突出する押圧用突部(突部)31dが形成してある。
ところで、かかる搬送部30は、上述したように長尺突部31a1がレール部に案内可能に進入しているので、第1レール構成部21a1、第2レール構成部21a2及び第3レール構成部21a3に長尺突部31a1が進入した保持部31では、収納凹部31aが上方を臨んでおり、第4レール構成部22a1及び第8レール構成部22a5に長尺突部31a1が進入した保持部31では、収納凹部31aが右方を臨んでおり、第5レール構成部22a2、第6レール構成部22a3及び第7レール構成部22a4に長尺突部31a1が進入した保持部31では、収納凹部31aが下方を臨んでいる。
また、上記搬送部30においては、第1レール構成部21a1及び第3レール構成部21a3の一部に長尺突部31a1が進入した保持部31と、第2レール構成部21a2に長尺突部31a1が進入した保持部31とが、円板状の搬送伝達部32の外周面の一部に噛合している。搬送伝達部32は、中心部分に貫通孔32aが形成してあり、第1レール形成部材21に上方に突出する態様で形成された搬送軸状部21cが該貫通孔32aを貫通することで搬送軸状部21cの中心軸回りに回転可能なものである。
かかる搬送伝達部32は、連結部材33を介して搬送モータ34に連結してあり、搬送モータ34が駆動することにより搬送軸状部21cの中心軸回りに上方から見て時計回りに回転するものである。
これにより搬送部30は、第1レール構成部21a1、第2レール構成部21a2、第3レール構成部21a3、第4レール構成部22a1、第5レール構成部22a2、第6レール構成部22a3、第7レール構成部22a4及び第8レール構成部22a5の順に変位する。
搬送ベース40は、下側ベース部材41と上側ベース部材42とを備えている。下側ベース部材41は、第1レール形成部材21に、搬送部30の一部が介在した状態で対向するよう設けてある。この下側ベース部材41の前方には切欠41aが形成されることにより投入部90が設けてある。
投入部90は、入金ガイド1を通じて入金口2に連通している。かかる投入部90は、入金口2を通じて入金され、かつ入金ガイド1を通過した複数の硬貨を貯留する部位である。かかる投入部90には、投入リバースローラ91が設けてある。
投入リバースローラ91は、複数設けてあり、それぞれ第3レール構成部21a3に長尺突部31a1が進入した保持部31(搬送部30の一部)の上部において、前後方向に沿って延在している。これら投入リバースローラ91は、連結部材92を介して投入モータ93に連結しており、該投入モータ93が駆動することにより、自身の軸心回りに回転するものである。
このような投入リバースローラ91は、それぞれ自身の軸心回りに回転することで、投入部90に貯留する硬貨に当接して、変位する搬送部30の一部、すなわち第3レール構成部21a3に長尺突部31a1が進入した保持部31の収納凹部31aに硬貨を1枚ずつ収納させるものである。
上側ベース部材42は、第1湾曲ベース部42aと、第2湾曲ベース部42bと、水平ベース部42cとを有している。
第1湾曲ベース部42aは、第2レール形成部材22における第4レール構成部22a1に、搬送部30の一部が介在した状態で対向するよう設けてある。この第1湾曲ベース部42aは、変位する搬送部30の一部、すなわち第4レール構成部22a1に長尺突部31a1が進入した保持部31の収納凹部31aから硬貨が離脱してしまうことを抑制するものである。
第2湾曲ベース部42bは、第2レール形成部材22における第8レール構成部22a5に、搬送部30の一部が介在した状態で対向するよう設けてある。この第2湾曲ベース部42bは、変位する搬送部30の一部、すなわち第8レール構成部22a5に長尺突部31a1が進入した保持部31の収納凹部31aから硬貨が離脱してしまうことを抑制するものである。
水平ベース部42cは、第2レール形成部材22における第5レール構成部22a2、第6レール構成部22a3及び第7レール構成部22a4に、搬送部30の一部が介在した状態で対向するよう設けてある。このような水平ベース部42cには、図6に示すように、離脱傾斜部43、識別部44、リジェクト部45及び振分部46が設けてある。
離脱傾斜部43は、レール部の第5レール構成部22a2に対向する部位に形成してあり、右方に向かうに連れて漸次前方に傾斜している。この離脱傾斜部43は、変位する搬送部30の一部、すなわち第5レール構成部22a2に長尺突部31a1が進入した保持部31の収納凹部31aから硬貨を該保持部31の外部に離脱させるものである。外部に離脱させた硬貨は、図6の破線で示すように、水平ベース部42cの縁部に摺接しながら変位する保持部31の押圧用突部31dに押圧されて搬送される。
識別部44は、水平ベース部42cの右側前端部に設けてある。この識別部44は、離脱傾斜部43により保持部31の外部に離脱して、該保持部31の押圧用突部31dに押圧されながら搬送される硬貨の真偽及び金種を識別するものである。かかる識別部44での識別結果は、図示せぬ制御手段に識別信号として付与される。
リジェクト部45は、水平ベース部42cの右端部に設けてあり、リジェクト開口45a及びリジェクトゲート45bを備えている。
リジェクト開口45aは、識別部44による識別領域を通過した硬貨、すなわち水平ベースの縁部に摺接しながら押圧用突部31dに押圧されて搬送される硬貨の通過域に形成された矩形状の開口である。このリジェクト開口45aは、搬送部30により搬送されるすべての金種の硬貨の通過を許容する大きさを有しており、リジェクトガイド45cを通じて出金トレイ3に連通している。
リジェクトゲート45bは、リジェクト開口45aに進退移動する態様で設けてある。このリジェクトゲート45bは、リジェクト開口45aに進出移動する場合には、リジェクト開口45aの一部を閉塞して、該リジェクト開口45aを硬貨が通過することを規制する。
また、リジェクトゲート45bは、リジェクト開口45aから退行移動する場合には、リジェクト開口45aを硬貨が通過することを許容する。これにより、リジェクト開口45aを通過した硬貨はリジェクトガイド45cを通じて出金トレイ3に案内される。出金トレイ3に案内された硬貨は、出金口4を通じて取出可能な状態となる。
このようなリジェクトゲート45bは、例えばソレノイド等のリジェクト駆動部(図示せず)が制御手段から与えられる指令により駆動する場合にリジェクト開口45aを退行移動するもので、常態においてはリジェクト開口45aに進出移動している。
振分部46は、水平ベース部42cの後端部において、変位する搬送部30により搬送される硬貨の通過域、すなわち保持部31の押圧用突部31dに押圧されながら搬送される硬貨の通過域に設けてある。この振分部46は、図7及び図8に示すように、振分通過口46a及び振分ゲート46bが設けてある。
振分通過口46aは、金種毎に設けられた開口46a1〜46a6が外径の小さい金種の順に並びつつ互いに連続することで形成されている。より具体的に説明すると、振分通過口46aは、右方から左方に向けて、すなわち上記硬貨の通過域において硬貨の搬送方向の上流側から下流側に向けて、1円硬貨用開口46a1、50円硬貨用開口46a2、5円硬貨用開口46a3、100円硬貨用開口46a4、10円硬貨用開口46a5及び500円硬貨用開口46a6が互いに連通することで形成した異形状開口である。
ここで1円硬貨用開口46a1は、1円硬貨の通過を許容するのに必要十分な大きさを有しており、1円硬貨よりも外径が大きい硬貨(50円硬貨、5円硬貨、100円硬貨、10円硬貨、500円硬貨)が通過することを規制するものである。50円硬貨用開口46a2は、50円硬貨の通過を許容するのに必要十分な大きさを有しており、50円硬貨よりも外径が大きい硬貨(5円硬貨、100円硬貨、10円硬貨、500円硬貨)が通過することを規制するものである。5円硬貨用開口46a3は、5円硬貨の通過を許容するのに必要十分な大きさを有しており、5円硬貨よりも外径が大きい硬貨(100円硬貨、10円硬貨、500円硬貨)が通過することを規制するものである。100円硬貨用開口46a4は、100円硬貨の通過を許容するのに必要十分な大きさを有しており、100円硬貨よりも外径が大きい硬貨(10円硬貨、500円硬貨)が通過することを規制するものである。10円硬貨用開口46a5は、10円硬貨の通過を許容するのに必要十分な大きさを有しており、10円硬貨よりも外径が大きい硬貨(500円硬貨)が通過することを規制するものである。500円硬貨用開口46a6は、500円硬貨の通過を許容するのに必要十分な大きさを有している。
振分ゲート46bは、5円硬貨用開口46a3に進退移動可能に設けてある。この振分ゲート46bは、識別部44により通過する硬貨の金種が識別されることにより100円硬貨と同じ材質(例えば白銅)と識別される場合には、図示せぬゲート駆動部により5円硬貨用開口46a3から退行移動するものである(図7参照)。その一方、識別部44により通過する硬貨が100円硬貨と異なる材質と識別される場合には、ゲート駆動部により5円硬貨用開口46a3に進出移動するものである(図8参照)。振分ゲート46bが、5円硬貨用開口46a3に進出移動する場合には、5円硬貨用開口46a3を5円硬貨が通過することを規制する。
このような振分部46は、振分通過口46aを通過する硬貨を、自身の下方側に設けられた一時保留部50に金種毎に振り分けるものである。
図9は、図1及び図2に示した一時保留部50を示す斜視図である。一時保留部50は、複数(図示の例では6つ)の一時保留庫50aと返却庫50bとを有している。
一時保留庫50aは、1円硬貨、50円硬貨、5円硬貨、100円硬貨、10円硬貨及び500円硬貨を一時的に保留する一時保留庫50aが右方から左方に向けて順に並んでいる。
1円硬貨の一時保留庫50aは、1円硬貨用開口46a1の下方に設けてある。この1円硬貨の一時保留庫50aは、1円硬貨用開口46a1を通過した1円硬貨を一時的に保留するものである。50円硬貨の一時保留庫50aは、50円硬貨用開口46a2の下方に設けてある。この50円硬貨の一時保留庫50aは、50円硬貨用開口46a2を通過した50円硬貨を一時的に保留するものである。
5円硬貨の一時保留庫50aは、5円硬貨用開口46a3の下方に設けてある。この5円硬貨の一時保留庫50aは、5円硬貨用開口46a3を通過した5円硬貨を一時的に保留するものである。100円硬貨の一時保留庫50aは、100円硬貨用開口46a4の下方に設けてある。この100円硬貨の一時保留庫50aは、100円硬貨用開口46a4を通過した100円硬貨を一時的に保留するものである。
10円硬貨の一時保留庫50aは、10円硬貨用開口46a5の下方に設けてある。この10円硬貨の一時保留庫50aは、10円硬貨用開口46a5を通過した10円硬貨を一時的に保留するものである。500円硬貨の一時保留庫50aは、500円硬貨用開口46a6の下方に設けてある。この500円硬貨の一時保留庫50aは、500円硬貨用開口46a6を通過した500円硬貨を一時的に保留するものである。
これら一時保留庫50aは、それぞれ一時保留スクリュー型搬送部材51を備えている。一時保留スクリュー型搬送部材51は、ケースとなる一時保留ガイド50a1に設けてあり、前後方向に沿って延在する円柱状の一時保留軸部511の外周面に、径外方向に向けて突出する一時保留刃部512が螺旋状に設けられて構成してある。
これら一時保留庫50aの一時保留スクリュー型搬送部材51は、共通の一時保留モータ52に連結部材(図示せず)を介して連結してある。ここで一時保留モータ52は、正逆回転可能な駆動源である。よって、一時保留モータ52が一方向に回転する場合には、各一時保留庫50aの一時保留スクリュー型搬送部材51は、一方向に回転し、一時的に保留する硬貨を後方に向けて搬送し、収納部60に払い出すものである。
その一方、一時保留モータ52が他方向に回転する場合には、各一時保留庫50aの一時保留スクリュー型搬送部材51は、他方向に回転し、一時的に保留する硬貨を前方に向けて搬送し、返却庫50bに払い出すものである。
返却庫50bは、上記一時保留庫50aの前方側の下方部に設けてある。この返却庫50bは、返却スクリュー型搬送部材53を備えている。返却スクリュー型搬送部材53は、左右方向に沿って延在する円柱状の返却軸部531の外周面に、径外方向に向けて突出する返却刃部532が螺旋状に設けられて構成してある。
この返却スクリュー型搬送部材53は、返却モータ54に連結部材55を介して連結してあり、該返却モータ54が駆動することにより返却軸部531の中心軸回りに回転するものである。そして、返却スクリュー型搬送部材53は、返却軸部531の中心軸回りに回転する場合に、一時保留庫50aから払い出された硬貨を左方に向けて搬送するものである。
このようにして左方に向けて搬送した硬貨は、図10にも示すように、返却庫50bの左方下部に設けられた返却ガイド56に払い出される。返却ガイド56は、返却庫50bから払い出された硬貨を、上記搬送機構10の下側ベース部材41の後方側に形成された開口(図示せず)を通じて、変位する搬送部30の一部、すなわち第1レール構成部21a1に長尺突部31a1が進入した保持部31の収納凹部31aに案内するものである。
図11は、図1及び図2に示した収納部60及び出金保留部80を示す斜視図である。収納部60は、複数(図示の例では6つ)の硬貨収納庫60aが左右に並ぶよう設けられて構成してある。すなわち、収納部60は、例えば1円硬貨、50円硬貨、5円硬貨、100円硬貨、10円硬貨及び500円硬貨を収納する硬貨収納庫60aが右方から左方に並ぶよう設けられて構成してある。
ここで、1円硬貨を収納する硬貨収納庫60aは、1円硬貨を一時保留する一時保留庫50aの下方部に設けてある。この1円硬貨を収納する硬貨収納庫60aは、1円硬貨を一時保留する一時保留庫50aから後方に向けて払い出された1円硬貨を収納するものである。50円硬貨を収納する硬貨収納庫60aは、50円硬貨を一時保留する一時保留庫50aの下方部に設けてある。この50円硬貨を収納する硬貨収納庫60aは、50円硬貨を一時保留する一時保留庫50aから後方に向けて払い出された50円硬貨を収納するものである。5円硬貨を収納する硬貨収納庫60aは、5円硬貨を一時保留する一時保留庫50aの下方部に設けてある。この5円硬貨を収納する硬貨収納庫60aは、5円硬貨を一時保留する一時保留庫50aから後方に向けて払い出された5円硬貨を収納するものである。100円硬貨を収納する硬貨収納庫60aは、100円硬貨を一時保留する一時保留庫50aの下方部に設けてある。この100円硬貨を収納する硬貨収納庫60aは、100円硬貨を一時保留する一時保留庫50aから後方に向けて払い出された100円硬貨を収納するものである。10円硬貨を収納する硬貨収納庫60aは、10円硬貨を一時保留する一時保留庫50aの下方部に設けてある。この10円硬貨を収納する硬貨収納庫60aは、10円硬貨を一時保留する一時保留庫50aから後方に向けて払い出された10円硬貨を収納するものである。500円硬貨を収納する硬貨収納庫60aは、500円硬貨を一時保留する一時保留庫50aの下方部に設けてある。この500円硬貨を収納する硬貨収納庫60aは、500円硬貨を一時保留する一時保留庫50aから後方に向けて払い出された500円硬貨を収納するものである。
上記収納部60を構成する硬貨収納庫60aは、それぞれ左右方向の長さが異なるだけで構成は同一である。従って、以下においては、最も右側に位置する1円硬貨を収納する硬貨収納庫60aについて説明し、その他の硬貨収納庫60aの説明を割愛する。
図12は、図11に示した最も右側に位置する硬貨収納庫60aの要部を示す平面図であり、図13は、図11に示した最も右側に位置する硬貨収納庫60aの主要構成要素を模式的に示す説明図である。
これら図12及び図13にも示すように、硬貨収納庫60aは、第1収納スクリュー型搬送部材61及び第2収納スクリュー型搬送部材62を備えている。
第1収納スクリュー型搬送部材61は、前後方向に沿って延在する円柱状の第1収納軸部611の外周面に、径外方向に向けて突出する第1収納刃部612が螺旋状に設けられて構成してある。
この第1収納スクリュー型搬送部材61は、図13に示すように、前方に向かうに連れて漸次上方に傾斜する態様で収納ガイド63に設けてある。かかる第1収納スクリュー型搬送部材61は、後端部が収納ガイド63の後部631に形成された図示せぬ切欠を貫通して、収納スプリング64を介して収納モータ65に連結してある。ここで収納スプリング64は、第1収納スクリュー型搬送部材61を前方に向けて付勢する付勢手段である。
上記第1収納スクリュー型搬送部材61は、収納モータ65が駆動することにより、第1収納軸部611の中心軸回りに回転するものである。つまり、第1収納スクリュー型搬送部材61は、第1収納軸部611の中心軸回りに一方向(例えば、後方側から見て時計回りの方向)、あるいは他方向(例えば、後方側から見て反時計回りの方向)に回転するものである。
そして、第1収納スクリュー型搬送部材61は、第1収納軸部611の中心軸回りに一方向に回転する場合に、後方から前方に向けて硬貨を堆積した状態で搬送するもので、前方側が搬送方向の下流側となる。一方、第1収納軸部611の中心軸回りに他方向に回転する場合には、前方から後方に向けて硬貨を移動させるものである。
上記収納ガイド63は、前後方向に沿って延在するもので上部及び下部が開放したケース状のものである。この収納ガイド63の後部631は、前面中央部が凹となる態様で湾曲している。かかる収納ガイド63は、収納リバースローラ66を支持するとともに、第1収納搬送部67、第2収納搬送部68及び収納ガイド部69が形成してある。
収納リバースローラ66は、各硬貨収納庫60aを跨る態様で左右方向に沿って延在しており、収納ガイド63の左右一対の両側部632に形成された凹部632aに進入して該収納ガイド63に支持されている。ここで収納ガイド63の両側部632に形成された凹部632aは、第1収納スクリュー型搬送部材61の前端部の上方域に形成されているので、収納リバースローラ66は、第1収納スクリュー型搬送部材61の前方側(搬送方向の下流側)の上部において第1収納軸部611に直交する左右方向に沿って延在して支持されている。この収納リバースローラ66は、図示せぬモータに連結部材70を介して連結しており、該モータが駆動することにより、自身の軸心回りに回転するものである。
このような収納リバースローラ66は、自身の軸心回りに回転することで、第1収納スクリュー型搬送部材61に搬送される硬貨に当接して、該第1収納スクリュー型搬送部材61の第1収納刃部612により構成されるピッチ間に硬貨を1枚ずつ収納させるものである。ここで、第1収納刃部612により構成されるピッチ間であるが、本実施の形態では、第1収納スクリュー型搬送部材61を上部から見た場合に、互いに隣り合う第1収納刃部612の間をいい、対象硬貨が複数入らない大きさとされている。
第1収納搬送部67は、収納ガイド63の両側部632における収納リバースローラ66の下方部に左右一対となる態様で形成してある。これら第1収納搬送部67は、第1収納軸部611の延在方向に沿って延在しており、より詳細には、前方に向かうに連れて漸次上方に傾斜する態様で延在している。
第2収納搬送部68は、収納ガイド63の両側部632における第1収納搬送部67の後方側であって第1収納スクリュー型搬送部材61に対向する個所に、左右一対となる態様で形成してある。これら第2収納搬送部68は、下方に向かうに連れて第1収納スクリュー型搬送部材61に漸次近接する態様で延在する傾斜面を有している。
収納ガイド部69は、第1収納搬送部67の前方側において、収納ガイド63の両側部632を互いに連結する平板状部である。この収納ガイド部69は、上記第1収納搬送部67と同様に、上面が前方に向かうに連れて漸次上方に傾斜する態様で構成してある。
第2収納スクリュー型搬送部材62は、前後方向に沿って延在する円柱状の第2収納軸部621の外周面に、径外方向に向けて突出する第2収納刃部622が螺旋状に設けられて構成してある。
この第2収納スクリュー型搬送部材62は、収納ガイド部69の上方側において、前方に向かうに連れて漸次上方に傾斜する態様で設けてある。かかる第2収納スクリュー型搬送部材62は、第2収納刃部622の後端部の端面に形成されたギア622aの一部が、第1収納スクリュー型搬送部材61の前端に取り付けられた連係部材71に噛合している。ここで連係部材71について先に説明する。
連係部材71は、第1収納スクリュー型搬送部材61を構成する第1収納軸部611の前端部に取り付けられており、円柱状の連係軸部711の外周面に径外方向に向けて突出する連係刃部712が螺旋状に設けられて構成してある。この連係刃部712は、端面にギア712aが形成してあるとともに、後端部は第1収納刃部612の前端部に連続している。この連係部材71の連係刃部712のギア712aの一部が、第2収納刃部622の後端部のギア622aの一部と噛合している。このような連係部材71は、第1収納スクリュー型搬送部材61が第1収納軸部611の中心軸回りに一方向に回転する場合に、該第1収納スクリュー型搬送部材61と一体的に回転することで、その回転力を第2収納スクリュー型搬送部材62に伝達して該第2収納スクリュー型搬送部材62を第1収納スクリュー型搬送部材61と同一方向に回転させるものである。
その一方、連係部材71は、第1収納スクリュー型搬送部材61が第1収納軸部611の中心軸回りに他方向に回転する場合には、回転を行わないで、その回転力が第2収納スクリュー型搬送部材62に伝達することを規制するものである。つまり、連係部材71は、第1収納スクリュー型搬送部材61と第2収納スクリュー型搬送部材62との間でワンウェイクラッチとしての機能を有している。
このような構成を有する硬貨収納庫60aにおいては、上記第1収納スクリュー型搬送部材61が、第1収納軸部611の中心軸回りに一方向に回転する場合に、後方から前方に向けて硬貨を堆積した状態で搬送する。
そして、上記第2収納スクリュー型搬送部材62が第2収納軸部621の中心軸回りに回転することで、第1収納スクリュー型搬送部材61及び連係部材71を介して搬送された硬貨を、収納ガイド部69の上面において、第2収納スクリュー型搬送部材62の第2収納刃部622により構成されるピッチ間に1枚ずつ収納させている。ここで、第2収納刃部622により構成されるピッチ間であるが、本実施の形態では、第2収納スクリュー型搬送部材62を下方から見た場合に、互いに隣り合う第2収納刃部622の間をいい、対象硬貨が複数入らない大きさとされている。
上記硬貨収納庫60aにおいては、第2収納刃部622により構成される最前のピッチ間に硬貨が収納された状態で、第2スクリュー型搬送部30材が第2収納軸部621の中心軸回りに一方向に1回転することで、最前のピッチ間に収納された硬貨を前方に向けて出金保留部80に払い出すものである。
図14は、図1、図2及び図11に示した出金保留部80を示す斜視図である。出金保留部80は、上記収納部60の前方側の下方部に設けてある。この出金保留部80は、出金保留スクリュー型搬送部材81を備えている。出金保留スクリュー型搬送部材81は、ケースとなる出金保留ガイド80aに設けてあり、左右方向に沿って延在する円柱状の出金保留軸部811の外周面に、径外方向に向けて突出する出金保留刃部812が螺旋状に設けられて構成してある。
この出金保留スクリュー型搬送部材81は、出金保留モータ82に連結部材83を介して連結してある。ここで出金保留モータ82は、正逆回転可能な駆動源である。よって、出金保留モータ82が一方向に回転する場合には、出金保留スクリュー型搬送部材81は、一方向に回転し、硬貨を左方に向けて搬送し、出金保留ガイド80aに設けられた第1払出口80a1より、上記投入部90に払い出すものである。
その一方、出金保留モータ82が他方向に回転する場合には、出金保留スクリュー型搬送部材81は、他方向に回転し、硬貨を右方に向けて搬送し、出金保留ガイド80aに設けられた第2払出口80a2より出金トレイ3に払い出すものである。
以上のような構成を有する本実施の形態である硬貨処理装置の動作について説明する。まず、入金口2を通じて硬貨が入金された場合の動作について説明する。
この場合、硬貨処理装置は、入金された硬貨を投入部90に貯留させる。このように投入部90に硬貨を貯留させた後、硬貨処理装置は、制御手段を通じて投入モータ93及び搬送モータ34を駆動させる。投入モータ93及び搬送モータ34が駆動することにより各投入リバースローラ91が軸心回りに回転するとともに、搬送部30が搬送経路20aに沿って変位する。
投入リバースローラ91が回転することで、投入部90に貯留する硬貨に当接して、変位する搬送部30の一部、すなわち第3レール構成部21a3に長尺突部31a1が進入した保持部31の収納凹部31aに硬貨を1枚ずつ収納させる。また、搬送部30が変位することで収納凹部31aに収納させた硬貨を搬送経路20aに沿って上方に向けて搬送する。
搬送機構10を構成する搬送ベース40(上側ベース部材42)には離脱傾斜部43が形成してあるので、搬送機構10は、搬送部30により上方に搬送された硬貨を離脱傾斜部43に接触させて保持部31の外部に位置させ、該硬貨を上側ベース部材42における水平ベース部42cの縁部に摺接しながら押圧用突部31dで押圧して搬送する。
このように搬送機構10が押圧用突部31dで押圧して硬貨を搬送することにより、該硬貨を識別部44の識別領域に通過させて該識別部44により該硬貨の真偽及び金種が識別される。つまり、搬送機構10は、硬貨の搬送途中に識別部44により硬貨の真偽及び金種が識別されることを許容している。
この識別部44の識別の結果、通過する硬貨が真貨と識別された場合には、硬貨処理装置は、制御手段を通じてリジェクト駆動部を駆動させない。そのため、リジェクトゲート45bは、リジェクト開口45aに進出移動した状態となっている。これにより、硬貨処理装置は、搬送部30を通じて、識別領域を通過した硬貨を保持部31の押圧用突部31dで押圧しながらリジェクト開口45aを後方に向けて通過させる。
そして、硬貨処理装置は、そのようにしてリジェクト開口45aを通過させた硬貨を振分部46に搬送し、振分通過口46aにおいて当該硬貨の金種に対応した硬貨用開口46a1等を通過させて振り分ける。このように振り分けることにより、振分通過口46aを通過した硬貨を一時保留部50における当該硬貨の金種に対応した一時保留庫50aに一時的に保留させる。このように一時保留部50に硬貨を一時保留させた硬貨処理装置は、上位機器等より取引確定等の指令が与えられるまで待機状態となる。この待機状態においては、投入モータ93及び搬送モータ34を駆動停止にさせる。
ところで、上記識別部44により、上記硬貨の金種が識別されてその材質が100円硬貨と同じ材質である場合には、硬貨処理装置は、振分部46において、振分ゲート46bを、ゲート駆動部の駆動により5円硬貨用開口46a3に進出移動させる。そのため、当該硬貨が100円硬貨である場合に、該100円硬貨と外径の大きさが極めて僅かな差である5円硬貨に対応した5円硬貨用開口46a3を通過してしまうことがない。
一方、上記識別部44により、上記硬貨の金種が識別されてその材質が100円硬貨と異なる材質である場合には、硬貨処理装置は、上記振分部46において、振分ゲート46bをゲート駆動部の駆動により5円硬貨用開口46a3から退行移動させる。そのため、当該硬貨が5円硬貨である場合に、5円硬貨用開口46a3を通過させることができる。
上記識別部44による識別の結果、通過する硬貨が偽貨と識別された場合には、硬貨処理装置は、制御手段を通じてリジェクト駆動部を駆動させる。これにより、リジェクトゲート45bは、リジェクト開口45aから退行移動する。これにより、リジェクト開口45aに識別部44の識別領域を通過した硬貨を通過させ、該硬貨をリジェクトガイド45cを介して出金トレイ3に払い出し、出金口4を通じて取出可能にさせる。
上述したように一時保留部50の所定の一時保留庫50aに硬貨を一時保留させた後に、上位機器より取引確定の指令が与えられた場合、硬貨処理装置は、制御手段を通じて一時保留モータ52を一方向に回転駆動させる。これにより各一時保留スクリュー型搬送部材51は一方向に回転し、所定の一時保留庫50aに一時保留された硬貨を後方に向けて搬送して、対応する金種の硬貨収納庫60a(収納部60)に払い出し、該硬貨収納庫60aに収納させる。これにより入金口2より入金された硬貨の入金動作が終了する。その後に、各モータ52等の駆動を停止させる。
この収納部60においては、上述したように、収納モータ65を一方向に回転駆動させて第1収納スクリュー型搬送部材61及び第2収納スクリュー型搬送部材62を一方向に回転させるとともに、収納リバースローラ66を回転させることで、第2収納スクリュー型搬送部材62の第2収納刃部622により構成されるピッチ間に硬貨を1枚ずつ収納させておく。
ところで、一時保留部50の所定の一時保留庫50aに硬貨を一時保留させた後に、上位機器より取引が確定せずに返金指令が与えられた場合、硬貨処理装置は、制御手段を通じて一時保留モータ52を他方向に回転駆動させるとともに返却モータ54を駆動させる。また硬貨処理装置は、制御手段を通じて搬送モータ34を駆動させるとともに、リジェクト駆動部を駆動させる。
一時保留モータ52を他方向に回転駆動させることにより、硬貨処理装置は、各一時保留スクリュー型搬送部材51が他方向に回転し、所定の一時保留庫50aに一時保留された硬貨を前方に向けて搬送して、返却庫50bに払い出す。
硬貨が払い出された返却庫50bでは、返却モータ54の駆動により返却スクリュー型搬送部材53が返却軸部531の中心軸回りに回転し、一時保留庫50aから払い出された硬貨を左方に向けて搬送し、返却ガイド56に払い出す。このようにして返却ガイド56に払い出された硬貨は、搬送モータ34の駆動により変位する搬送部30を構成する保持部31の収納凹部31aに収納される。これにより、当該硬貨を搬送経路20aに沿って搬送する。
そして、上述したように、搬送部30に搬送される硬貨は離脱傾斜部43にて保持部31に外部に離脱し、保持部31の押圧用突部31dに押圧された搬送される。そして、識別部44の識別領域を通過した後に、リジェクト駆動部の駆動によりリジェクトゲート45bが退行移動したリジェクト開口45aを硬貨が通過し、リジェクトガイド45cを通じて出金トレイ3に至る。
つまり、返却指令が与えられた硬貨処理装置は、一時保留庫50aから返却庫50bに硬貨を払い出し、返却庫50bから搬送機構10に硬貨を払い出す。そして、搬送機構10により硬貨を搬送経路20aに沿って上方に搬送し、リジェクトゲート45bを退行移動させたリジェクト開口45aを通じて硬貨を出金トレイ3に払い出して返金する。その後に、各モータ34等の駆動を停止させる。
次に、上位機器より出金指示が与えられて、収納部60に収納する硬貨を出金する場合の動作について説明する。
この場合、硬貨処理装置は、制御手段を通じて出金指示の対象となる金種の収納モータ65を一方向に回転駆動させるとともに、出金保留モータ82を他方向に回転駆動させる。所定の収納モータ65を一方向に回転駆動させることにより、該当する硬貨収納庫60aにおいて、第2収納スクリュー型搬送部材62の第2収納刃部622により構成されるピッチ間に1枚ずつ収納される硬貨を、最前のものから順に出金指示に応じた所定枚数だけ、出金保留部80に払い出す。出金保留部80では、出金保留モータ82が他方向に回転駆動することで出金保留スクリュー型搬送部材81を他方向に回転させ、出金保留部80に払い出された硬貨を右方に向けて搬送し、第2払出口80a2を通じて出金トレイ3に払い出すことで、出金動作を終了する。その後に各モータ65等の駆動を停止させる。
そして、収納部60の各硬貨収納庫60aに収納する硬貨の枚数を確認する精査を行う場合の動作について説明する。ここでは収納部60のいずれか1つの硬貨収納庫60aの硬貨の収納枚数の精査を行うものとする。
この場合、硬貨処理装置は、制御手段を通じて所定の収納モータ65及び出金保留モータ82を一方向に回転駆動させつつ、投入モータ93、搬送モータ34及び一時保留モータ52を駆動させる。
硬貨処理装置は、所定の収納モータ65を一方向に回転駆動させることにより、該当する硬貨収納庫60aに収納される硬貨を、最前のものから順に出金保留部80に払い出す。出金保留部80では、出金保留モータ82が一方向に回転駆動することで出金保留スクリュー型搬送部材81を一方向に回転させ、出金保留部80に払い出された硬貨を左方に向けて搬送し、第1払出口80a1を通じて投入部90に払い出す。
投入モータ93及び搬送モータ34を駆動させることにより、硬貨処理装置は、投入部90に払い出された硬貨を収納凹部31aに1枚ずつ収納させて搬送経路20aに沿って上方に向けて搬送する。そして、離脱傾斜部43にて保持部31の外部に位置させて搬送し、識別部44にて真偽及び金種を識別し、振分部46にて振り分ける。実際には、搬送される硬貨は特定の金種の硬貨であるので、振分部46の振分通過口46aのうちいずれかの硬貨用開口を通過するだけである。
このようにいずれかの硬貨用開口を通過させて硬貨を一時保留部50の所定の一時保留庫50aに払い出し、その払い出し時に硬貨の枚数を所定のカウンタ(図示せず)で計測する。これにより、精査対象となる硬貨の枚数を確認することができる。
その後、所定の一時保留庫50aに払い出された硬貨は、後方に搬送されて元の硬貨収納庫60aに払い出され、精査動作を終了する。その後に各モータ34等の駆動を停止する。
以上説明したような本実施の形態である硬貨処理装置によれば、搬送機構10が、入金口2を通じて入金された硬貨を1枚ずつ所定の搬送経路20aに沿って上方に向けて搬送し、その搬送途中に識別部44により硬貨の真偽及び金種が識別されることを許容し、かつ正貨として識別された硬貨を金種毎に振り分けるので、従来のように一対のローラに無端状に張設されたベルトを複数設けて硬貨の搬送を行うのに比して、装置全体の面積を低減させることができ、これにより装置全体の小型化を図ることができる。
上記硬貨処理装置によれば、搬送機構10やスクリュー型搬送部材51等により硬貨を搬送しているので、搬送される硬貨による汚れ等に起因する搬送力の低下や傾輪の発生という搬送不具合が生ずることを抑制でき、搬送力の低下や傾輪の発生等を抑制して硬貨の搬送を良好に行うことができる。
上記硬貨処理装置によれば、搬送機構10を構成する搬送部30が、硬貨を1枚ずつ保持可能な複数の保持部31が無端状に連結されて構成され、搬送経路20aを構成するレール部に沿って変位するので、硬貨の搬送を安定して行うことができ、搬送時における硬貨の滞留や硬貨詰まりの発生を抑制することができる。
特に、搬送部30が、識別部44の識別領域を通過させる場合には、保持部31の外部に硬貨を位置させた状態で該保持部31に設けられた押圧用突部31dにて該硬貨を押圧して搬送するので、識別部44での識別を良好に行うことができる。
上記硬貨処理装置によれば、搬送機構10の振分部46を構成する振分ゲート46bが、100円硬貨と同じ材質の硬貨が搬送部30により搬送される場合には、5円硬貨用開口46a3に進出移動するので、搬送される硬貨が100円硬貨であるときに、該100円硬貨と外径の大きさが極めて僅かな差である5円硬貨に対応した5円硬貨用開口46a3を通過してしまうことを抑制できる。その一方、100円硬貨と異なる材質の硬貨が搬送部30により搬送される場合には、5円硬貨用開口46a3から退行移動するので、搬送される硬貨が5円硬貨であるときに、5円硬貨用開口46a3を通過させることができる。従って、硬貨の振り分け精度の向上を図ることができる。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、種々の変更を行うことができる。
上述した実施の形態では、振分ゲート46bが5円硬貨用開口46a3に進退移動する態様で設けてあったが、本発明においては、これに限られず、他の硬貨用開口に設けられていてもよい。
上述した実施の形態では、振分部46に硬貨を搬送する搬送部30は、複数の保持部31を無端状に連結して構成されるものであったが、本発明においては、搬送部は、円柱状の軸部の外周面に径外方向に突出する刃部が螺旋状に設けられたスクリュー型搬送部材を備え、該スクリュー型搬送部材が軸部の中心軸回りに回転することで搬送するものであってもよい。
10 搬送機構
20 レール形成部
20a 搬送経路
21 第1レール形成部材
21a 第1レール部
22 第2レール形成部材
22a 第2レール部
30 搬送部
31 保持部
31a 収納凹部
31a1 長尺突部
31b 連結用突起
31c 連結用孔部
31d 押圧用突部
32 搬送伝達部
34 搬送モータ
40 搬送ベース
41 下側ベース部材
42 上側ベース部材
43 離脱傾斜部
44 識別部
45 リジェクト部
46 振分部
46a 振分通過口
46a3 5円硬貨用開口
46a4 100円硬貨用開口
46b 振分ゲート
50 一時保留部
60 収納部
80 出金保留部
90 投入部

Claims (3)

  1. 入金された硬貨の真偽及び金種を識別し、正貨として識別された硬貨を金種毎に収納する一方、出金指示によって収納する硬貨を払い出すものであって、前記正貨として識別された硬貨の通過を許容する通過口を有する振分部を備えた硬貨処理装置において、
    前記通過口が、金種毎に設けられた開口が外径の小さい金種の順に並びつつ互いに連続することで形成されており、
    前記振分部は、第1の金種の第1開口と隣り合う該第1の金種の硬貨よりも外径が小さい第2の金種の第2開口に進退移動可能に設けられ、かつ前記第1の金種の硬貨と同じ材質の硬貨が搬送部により搬送される場合には前記第2開口に進出移動する一方、前記第1の金種の硬貨と異なる材質の硬貨が搬送部により搬送される場合には前記第2開口から退行移動する振分ゲートを備えたことを特徴とする硬貨処理装置。
  2. 前記振分ゲートは、前記第1の金種の硬貨と同じ材質の硬貨が搬送部により搬送される場合には、前記第2開口を前記第2の金種の硬貨が通過することを規制する程度にまで進出移動することを特徴とする請求項1に記載の硬貨処理装置。
  3. 前記第1の金種の硬貨は、100円硬貨であり、前記第2の金種の硬貨は、5円硬貨であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の硬貨処理装置。
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