JP2020038085A - 検査装置 - Google Patents

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博喜 霜鳥
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Abstract

【課題】衣服の検査において作業性の低下を抑制できる検査装置を提供する。【解決手段】検査装置1は、衣服PSに設置された第1指標31及び第2指標32を撮像する撮像装置40と、撮像装置で取得された第1指標及び第2指標のそれぞれの撮像データに基づいて衣服の寸法を算出する寸法算出部50と、寸法算出部で算出された寸法を出力する出力部60と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、衣服の検査装置に関する。
衣服の製造工程において、製造された衣服が規格通りに製造されているか否かが検査される。特許文献1には、衣服の寸法を計測するための定規の一例が記載されている。
特開2001−317904号公報
作業者が定規を使って衣服の寸法を円滑に計測するためには熟練を要する。そのため、作業者によっては作業性が低下する可能性がある。
本発明の態様は、衣服の検査において作業性の低下を抑制できる検査装置を提供することを目的とする。
本発明の態様に従えば、衣服に設置された第1指標及び第2指標を撮像する撮像装置と、前記撮像装置で取得された前記第1指標及び前記第2指標のそれぞれの撮像データに基づいて前記衣服の寸法を算出する寸法算出部と、前記寸法算出部で算出された前記寸法を出力する出力部と、を備える検査装置が提供される。
本発明の態様によれば、衣服の検査において作業性の低下を抑制できる検査装置が提供される。
図1は、第1実施形態に係る検査装置の一例を模式的に示す斜視図である。 図2は、第1実施形態に係る手袋の一例を模式的に示す図である。 図3は、第1実施形態に係る制御装置の一例を示す機能ブロック図である。 図4は、第1実施形態に係る寸法の検査方法の一例を模式的に示す図である。 図5は、第1実施形態に係る寸法の検査方法の一例を模式的に示す図である。 図6は、第1実施形態に係る寸法の計測対象部位の一例を模式的に示す図である。 図7は、第1実施形態に係る出力装置の一例を模式的に示す図である。 図8は、第1実施形態に係る出力装置の一例を模式的に示す図である。 図9は、第1実施形態に係る検査方法の一例を示すフローチャートである。 図10は、第2実施形態に係る衣服の検査装置の一例を模式的に示す斜視図である。 図11は、第3実施形態に係る指標の一例を模式的に示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。以下で説明する実施形態の構成要素は、適宜組み合わせることができる。また、一部の構成要素を用いない場合もある。
第1実施形態.
[検査装置]
図1は、本実施形態に係る衣服PSの検査装置1の一例を模式的に示す斜視図である。図1に示すように、検査装置1は、衣服PSが載置されるテーブル10と、テーブル10に載置されている衣服PSを撮像する撮像装置40と、検査装置1を制御する制御装置50と、表示装置61及び印刷装置62の少なくとも一方を含む出力装置60とを備える。
衣服PSは、布で形成される。布は、織物、編物、レース、フェルト、及び不織布の少なくとも一つを含む。衣服PSを形成する布は、化学繊維製でもよいし天然繊維製でもよい。
テーブル10は、検査対象である衣服PSが載置される上面を有する。テーブル10の上面は、実質的に平坦面である。テーブル10の上面の外形は、実質的に長方形状である。テーブル10は、支持脚12に支持される。テーブル10の上面は、水平面と平行でもよいし水平面に対して傾斜してもよい。
作業者WMは、テーブル10の上面に衣服PSを載置する。本実施形態において、作業者WMは、手袋20を装着した状態で、衣服PSを手で取り扱う。手袋20に指標30が設けられる。指標30は、右手用の手袋20に設けられる第1指標31と、左手用の手袋20に設けられる第2指標32とを含む。第1指標31は、右手用の手袋20に1つ設けられる。第2指標32は、左手用の手袋20に1つ設けられる。
撮像装置40は、テーブル10に載置されている衣服PSの撮像データIDを取得する。手袋20を装着した作業者WMがテーブル10において衣服PSを手で取り扱うとき、撮像装置40は、第1指標31及び第2指標32を撮像する。撮像装置40は、単眼カメラを含み、静止画及び動画の両方を取得可能である。撮像装置40は、光学系と、光学系を通過した光を受光するイメージセンサとを有する。イメージセンサは、CCD(Couple Charged Device)イメージセンサ又はCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサを含む。
撮像装置40は、支持部材41に支持される。支持部材41は、支柱41Aと、支柱41Aの上端部に連結された張出部材41Bとを有する。支柱41Aの下端部は、テーブル10の周縁部に固定される。撮像装置40は、張出部材41Bの先端部に支持される。撮像装置40は、テーブル10の上面と間隙を介して対向するように、支持部材41に支持される。支持部材41は、撮像装置40の光学系の光軸AXとテーブル10の上面の中心とが直交するように、撮像装置40を支持する。
テーブル10の上面に載置される衣服PSは、撮像装置40が撮像可能な撮像領域に配置される。撮像装置40の光学系の視野領域は、テーブル10の上面に載置される衣服PSの外形よりも大きい。撮像装置40は、テーブル10の上面に載置された衣服PS全体を撮像可能である。
[指標]
図2は、本実施形態に係る手袋20の一例を模式的に示す図である。図2に示すように、手袋20に指標30が設けられる。指標30は、特定のマークを含む。本実施形態において、指標30は、円30Aと、円30Aの内側に設けられる第1直線30Bと、円30Aの内側において第1直線30Bと直交する第2直線30Cとを含む。第1直線30Bと第2直線30Cとによって、円30Aは4つの領域に区画される。4つの領域のうち隣り合う領域は異なる色彩を付けられている。なお、指標30の形態は、図2に示す形態に限定されない。
指標30は、例えば手袋20のうち手の甲を覆う部分又は指を覆う部分に設けられる。本実施形態において、指標30は、手袋20のうち親指を覆う部分に設けられる。なお、指標30は、人差指、中指、薬指、及び小指のいずれか一つを覆う部分に設けられてもよい。
[制御装置]
図3は、本実施形態に係る制御装置50の一例を示す機能ブロック図である。制御装置50は、コンピュータシステムを含む。制御装置50は、CPU(Central Processing Unit)のようなプロセッサを含む演算処理装置50Aと、ROM(Read Only Memory)又はストレージのような不揮発性メモリ及びRAM(Random Access Memory)のような揮発性メモリを含む記憶装置50Bと、入出力インターフェース50Cとを有する。制御装置50は、撮像装置40、出力装置60、及び入力装置70のそれぞれと接続される。
出力装置60は、表示装置61及び印刷装置62の少なくとも一方を含む。表示装置61は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)又は有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electroluminescence Display)のようなフラットパネルディスプレイを含む。入力装置70は、コンピュータ用キーボード、マウス、タッチパネル、フットペダル、及び音声認識装置の少なくとも一つを含む。
演算処理装置50Aは、入出力インターフェース50Cを介して、撮像装置40及び出力装置60のそれぞれを制御する制御信号を出力する。また、演算処理装置50Aは、入出力インターフェース50Cを介して、撮像装置40で取得された撮像データIDを撮像装置40から取得する。また、演算処理装置50Aは、入出力インターフェース50Cを介して、入力装置70が操作されることによって生成された入力データを入力装置70から取得する。
演算処理装置50Aは、撮像装置40で取得された撮像データIDに基づいて第1指標31及び第2指標32のそれぞれの位置を検出する画像処理部51と、第1指標31と第2指標32との距離に基づいて衣服PSの寸法SLを算出する寸法算出部52と、寸法算出部52で算出された衣服PSの寸法SLが異常か否かを判定する寸法判定部53と、撮像装置40を制御する制御信号を出力する撮像制御部54と、寸法算出部52で算出された衣服PSの寸法SLを出力する出力部57と、を有する。
記憶装置50Bは、衣服PSの寸法SLの規格値を示す規格寸法SKを記憶する規格寸法記憶部58を有する。
撮像装置40は、テーブル10の上面に載置された衣服PSの撮像データIDを取得する。また、手袋20を装着した作業者WMがテーブル10において衣服PSを手で取り扱っているとき、撮像装置40は、衣服PSに設置された第1指標31及び第2指標32を撮像して、第1指標31及び第2指標32のそれぞれの撮像データIDを取得する。すなわち、手袋20を装着した作業者WMの手が衣服PSに設置されているとき、撮像装置40は、衣服PS、第1指標31、及び第2指標32のそれぞれを含む撮像データIDを取得する。
画像処理部51は、撮像装置40で取得された撮像データIDを撮像装置40から取得する。画像処理部51は、撮像データIDを画像処理して、第1指標31の位置及び第2指標32の位置を検出する。画像処理部51は、例えばテンプレートマッチングにより、第1指標31の位置及び第2指標32の位置を検出する。指標30の形状又は模様を示すテンプレートが記憶装置50Bに記憶されている。画像処理部51は、記憶装置50Bに記憶されている指標30のテンプレートと撮像データIDとを照合して、指標30の位置を検出する。
寸法算出部52は、撮像装置40で取得された第1指標31及び第2指標32それぞれの撮像データIDに基づいて、衣服PSの寸法SLを算出する。画像処理部51において第1指標31の位置及び第2指標32の位置が検出される。寸法算出部52は、画像処理部51から第1指標31の位置及び第2指標32の位置を取得し、第1指標31と第2指標32との距離に基づいて、衣服PSの寸法SLを算出する。
画像処理部51は、例えば第1指標31及び第2指標32のそれぞれからの光が入射する撮像装置40のイメージセンサの画素に基づいて、衣服PSに設置されている第1指標31及び第2指標32のそれぞれの位置を検出する。寸法算出部52は、第1指標31からの光が入射するイメージセンサの第1画素と第2指標32からの光が入射するイメージセンサの第2画素との間の画素数を算出する。イメージセンサにおける第1画素と第2画素との間の画素数と、衣服PSにおける第1指標31と第2指標32との距離とは、1対1で対応する。記憶装置50Bには、イメージセンサの画素数と衣服PSにおける第1指標31と第2指標32との距離との関係を示す相関データが記憶されている。寸法算出部52は、第1画素と第2画素との間の画素数と、記憶装置50Bに記憶されている相関データとに基づいて、衣服PSにおける第1指標31と第2指標32との距離を算出する。
なお、寸法算出部52は、表示装置61の表示画面の画素数に基づいて、衣服PSにおける第1指標31と第2指標32との距離を算出してもよい。例えば、寸法算出部52は、第1指標31を表示する表示画面の第1画素と第2指標32を表示する表示画面の第2画素との間の画素数を算出してもよい。表示画面における第1画素と第2画素との間の画素数と、衣服PSにおける第1指標31と第2指標32との距離とは、1対1で対応する。記憶装置50Bには、表示画面の画素数と衣服PSにおける第1指標31と第2指標32との距離との関係を示す相関データが記憶されている。寸法算出部52は、第1画素と第2画素との間の画素数と、記憶装置50Bに記憶されている相関データとに基づいて、衣服PSにおける第1指標31と第2指標32との距離を算出してもよい。
図4は、本実施形態に係る寸法SLの検査方法の一例を模式的に示す図である。作業者WMは、手袋20を装着した手を動かして、第1指標31の位置及び第2指標32の位置を調整する。作業者WMは、手の位置を調整して、衣服PSのうち寸法SLを計測したい計測対象部位の一端部に第1指標31を設置し、他端部に第2指標32を設置する。例えば衣服PSの裾の寸法SLを計測したい場合、作業者WMは、手の位置を調整して、裾の一端部に第1指標31を設置し、裾の他端部に第2指標32を設置する。
第1指標31の位置及び第2指標32の位置を決定した後、作業者WMは、入力装置70を操作して、撮像装置40による撮像を開始する。作業者WMは、第1指標31の位置及び第2指標32の位置を固定した状態で、撮像装置40による撮像を実施する。入力装置70は、例えば作業者WMの足によって操作されるフットペダルでもよいし、作業者WMが発する音声によって操作される音声認識装置でもよい。入力装置70が操作されることにより生成された入力データは、撮像制御部54に出力される。撮像制御部54は、入力データに基づいて、撮像装置40による撮像を実施するための制御信号を出力する。これにより、作業者WMは、第1指標31の位置及び第2指標32の位置を定めた後、第1指標31の位置及び第2指標32の位置を固定した状態で、撮像装置40による撮像を実施することができる。
図5は、本実施形態に係る寸法SLの検査方法の一例を模式的に示す図である。図5に示すように、作業者WMは、手の位置を調整することにより、衣服PSの任意の位置に第1指標31及び第2指標32を設置することができる。衣服PSの寸法SLの計測対象部位の一端部に第1指標31が設置され他端部に第2指標32が設置された状態で、第1指標31及び第2指標32のそれぞれの撮像データIDが撮像装置40により取得されることにより、寸法算出部52は、衣服PSの様々な計測対象部位の寸法SLを算出することができる。
図6は、本実施形態に係る寸法SLの計測対象部位の一例を模式的に示す図である。検査装置1は、衣服PSの計測対象部位として、衣服PSの輪郭の内側の任意の部位の寸法SLを算出可能である。図6は、衣服PSの輪郭の内側の部位である前立てPAの寸法SLが計測されている状態を示す。前立てPAの一端部に第1指標31が設置され他端部に第2指標32が設置された状態で、撮像装置40により第1指標31及び第2指標32のそれぞれの撮像データIDが取得されることによって、寸法算出部52は、前立てPAの寸法SLを算出することができる。
なお、図6においては、衣服PSの輪郭の内側の部位が前立てPAである例について説明した。衣服PSの輪郭の内側の部位として、例えば、衿羽根PB、台衿、及びポケットなどが例示される。例えば、衿羽根PBの一端部に第1指標31が設置され他端部に第2指標32が設置された状態で、撮像装置40により第1指標31及び第2指標32のそれぞれの撮像データIDが取得されることによって、寸法算出部52は、衿羽根PBの寸法SLを算出することができる。また、ポケットの一端部に第1指標31が設置され他端部に第2指標32が設置された状態で、撮像装置40により第1指標31及び第2指標32のそれぞれの撮像データIDが取得されることによって、寸法算出部52は、ポケットの寸法SLを算出することができる。
また、検査装置1は、衣服PSの計測対象部位として、衣服PSの輪郭の任意の部位の寸法SLを検出可能である。衣服PSの輪郭の部位として、例えば、裾PC及び袖口PDなどが例示される。例えば、裾PCの一端部に第1指標31が設置され裾PCの他端部に第2指標32が設置された状態で、撮像装置40により第1指標31及び第2指標32のそれぞれの撮像データIDが取得されることによって、寸法算出部52は、裾PCの寸法SLを算出することができる。また、袖口PDの一端部に第1指標31が設置され袖口PDの他端部に第2指標32が設置された状態で、撮像装置40により第1指標31及び第2指標32のそれぞれの撮像データIDが取得されることによって、寸法算出部52は、袖口PDの寸法SLを算出することができる。
寸法判定部53は、規格寸法記憶部58に記憶されている衣服PSの寸法SLの規格値を示す規格寸法SKに基づいて、寸法算出部52で算出された衣服PSの寸法SLが異常か否かを判定する。すなわち、寸法判定部53は、寸法算出部52で算出された衣服PSの寸法SLが規格通りか否かを判定する。本実施形態において、寸法判定部53は、寸法算出部52で算出された寸法SLと規格寸法SKとの差が、予め定められている寸法閾値以下であるとき、寸法SLが正常であると判定する。寸法判定部53は、寸法算出部52で算出された寸法SLと規格寸法SKとの差が、予め定められている寸法閾値よりも大きいとき、寸法SLが異常であると判定する。
寸法閾値は、衣服PSの複数の計測対象部位のそれぞれについて定められている。寸法判定部53は、複数の計測対象部位の寸法SLの全てが正常であると判定したとき、衣服PSの寸法SLが正常であると判定する。一方、寸法判定部53は、複数の計測対象部位の少なくとも一つの寸法SLが異常であると判定したとき、衣服PSの寸法SLが異常であると判定する。
出力部57は、寸法算出部52で算出された衣服PSの寸法SLを出力する。本実施形態において、出力部57は、寸法算出部52によって算出された衣服PSの寸法SLを示す算出寸法データを出力装置60に送信して、出力装置60に出力させる。
また、出力部57は、撮像装置40で取得され画像処理部51に供給された撮像データIDを出力装置60に送信して、出力装置60に出力させる。
また、出力部57は、寸法判定部53の判定結果を示す判定データを出力装置60に送信して、出力装置60に出力させる。
また、出力部57は、衣服PSの寸法SLの正常部分を示す正常寸法データを出力装置60に送信して、出力装置60に出力させる。また、出力部57は、衣服PSの寸法SLの異常部分を示す異常寸法データを出力装置60に送信して、出力装置60に出力させる。
[出力装置]
図7及び図8は、本実施形態に係る出力装置60の一例を模式的に示す図である。以下の説明においては、出力装置60の出力例として表示装置61の表示例について説明する。なお、出力装置60が印刷装置62である場合、出力装置60の出力として、印刷装置62の印刷物が例示される。
図7は、本実施形態に係る表示装置61の一例を模式的に示す図である。図7に示すように、表示装置61は、撮像データID、衣服PSの規格寸法SKを示す規格寸法データSKD、寸法算出部52によって算出された衣服PSの寸法SLを示す算出寸法データSLD、寸法SLを算出した時刻を示す時刻データTM、計測対象部位を指示するガイダンスデータSP、及び寸法判定部53の判定データJSを表示する。
出力部57は、撮像装置40から取得した撮像データIDを、表示装置61の表示画面の第1領域AR1に表示させる。
出力部57は、衣服PSの規格寸法SKを示す規格寸法データSKD、寸法算出部52によって算出された衣服PSの寸法SLを示す算出寸法データSLD、及び寸法算出部52が寸法SLを算出した時刻を示す時刻データTMを、表示装置61の表示画面のうち第1領域AR1の右の第2領域AR2に表示させる。図7に示す例では、出力部57は、複数の計測対象部位PAから計測対象部位PJのそれぞれについて、規格寸法データSKD、算出寸法データSLD、及び時刻データTMをテーブル形式で表示装置61に表示させる。
出力部57は、衣服PSにおける寸法SLの計測対象部位を指示するガイダンスデータSPを、表示装置61の表示画面のうち第2領域AR2の下の第3領域AR3に表示させる。本実施形態において、寸法SLの計測対象部位は予め決められており、記憶装置50Bに記憶されている。出力部57は、計測対象部位PA,PB,PC,PD,PE,PF,PG,PH,PI,PJの順に寸法SLの計測が実施されるように、表示装置61にガイダンスデータSPを表示させる。
例えば、作業者WMは、計測対象の衣服PSをテーブル10の上面に設置した後、検査装置1による検査を開始するために入力装置70を操作する。入力装置70は、検査を開始するための入力データを生成する。出力部57は、入力データに基づいて、ガイダンスデータSPとして「計測対象部位PAを計測して下さい」という文字データSP1を表示装置61に表示させる。作業者WMは、表示装置61に表示されたガイダンスデータSPを見ることによって、計測対象部位PAの一端部に第1指標31を設置し他端部に第2指標32を設置することができる。作業者WMは、計測対象部位PAの一端部に第1指標31を設置し他端部に第2指標32を設置した状態で、フットペダル又は音声認識装置を含む入力装置70を操作する。入力装置70が操作されることにより、撮像装置40による撮像が開始される。寸法算出部52は、撮像装置40の撮像データに基づいて、計測対象部位PAの寸法SLを算出する。寸法算出部52による寸法SLの算出が終了した後、出力部57は、ガイダンスデータSPとして「計測対象部位PBを計測して下さい」という文字データSP1を表示装置61に表示させる。作業者WMは、表示装置61に表示されたガイダンスデータSPを見ることによって、計測対象部位PBの一端部に第1指標31を設置し他端部に第2指標32を設置することができる。作業者WMは、計測対象部位PBの一端部に第1指標31を設置し他端部に第2指標32を設置した状態で、入力装置70を操作する。入力装置70が操作されることにより、撮像装置40による撮像が開始される。寸法算出部52は、撮像装置40の撮像データに基づいて、計測対象部位PBの寸法SLを算出する。寸法算出部52による寸法SLの算出が終了した後、出力部57は、ガイダンスデータSPとして「計測対象部位PCを計測して下さい」という文字データSP1を表示装置61に表示させる。作業者WMは、表示装置61に表示されたガイダンスデータSPを見ることによって、計測対象部位PCの一端部に第1指標31を設置し他端部に第2指標32を設置することができる。作業者WMは、計測対象部位PCの一端部に第1指標31を設置し他端部に第2指標32を設置した状態で、入力装置70を操作する。入力装置70が操作されることにより、撮像装置40による撮像が開始される。寸法算出部52は、撮像装置40の撮像データに基づいて、計測対象部位PCの寸法SLを算出する。
以下、ガイダンスデータSPとして「計測対象部位PDを計測して下さい」という文字データSP1から「計測対象部位PJを計測して下さい」という文字データSP1が表示装置61に順次表示され、撮像装置40による第1指標31及び第2指標32の撮像及び寸法算出部52による寸法SLの算出が順次実施される。作業者WMは、表示装置61に表示されるガイダンスデータSPを見ることにより、第1指標31及び第2指標32を衣服PSのどの計測対象部位に設置すべきかを認識することができる。これにより、寸法SLを計測する作業性の低下が抑制され、寸法SLの計測漏れの発生が抑制される。
図7は、計測対象部位PCの寸法SLの計側が終了した時点を示す。計測対象部位PCの算出寸法データSLD及び計測対象部位PCの寸法SLが算出された時刻データTMが表示装置61に表示される。また、計測対象部位PCの次に計測対象部位PDが計測されるように、ガイダンスデータPSとして「計測対象部位PDを計測して下さい」という文字データSP1が表示装置61に表示される。また、本実施形態において、出力部57は、ガイダンスデータPSとして、次に計測すべき計測対象部位PDを強調する強調データSP2を表示装置61に表示させる。図7に示す例では、強調データSP2として、次に計測すべき計測対象部位PDを囲むようにボックスが表示される。なお、強調データSP2は、計測対象部位PDと重複するように表示されるラインデータでもよい。
出力部57は、寸法判定部53の判定データJSを、表示装置61の表示画面のうち第3領域AR3の下の第4領域AR4に表示させる。本実施形態において、判定データJSは、計測対象部位毎の寸法SLの判定データJS1と、全ての計測対象部位についての寸法SLの判定データJS2とを含む。
図7は、計測対象部位PCの寸法SLの計測が終了し、その計測対象部位PCの寸法SLが正常であると判定されたときに表示装置61に表示される判定データJS1を示す。図7に示す例では、計測対象部位PCの寸法SLが正常と判定されたときに、判定データJS1として、「OK」の文字データが表示される。
また、全ての計測対象部位(計測対象部位PAから計測対象部位PJ)のそれぞれの寸法SLの全てが正常と判定されたとき、判定データJS2として、「OK」の文字データが表示される。
また、計測対象部位PCの寸法SLが正常であると寸法判定部53が判定したとき、出力部57は、寸法SLの正常部分を示す正常寸法データNLを表示装置61に表示させる。図7に示すように、本実施形態において、正常寸法データNLは、ライン状表示データである。出力部57は、衣服PSの撮像データにおける寸法SLの正常部分である計測対象部位PCと正常寸法データNLであるライン状表示データとが重複するように表示装置61に表示させる。これにより、作業者WMは、表示装置61を見て、計測対象部位PCの寸法SLが正常であると認識することができる。
図8は、計測対象部位PCの寸法SLの計側が終了し、その計測対象部位PCの寸法SLが異常であると判定されたときの表示装置61の表示例を示す。図8に示す例では、計測対象部位PCの寸法SLが異常と判定されたときに、判定データJS1として、「NG」の文字データが表示される。
また、全ての計測対象部位(計測対象部位PAから計測対象部位PJ)のそれぞれの寸法SLの少なくとも一つが異常と判定されたとき、判定データJS2として、「NG」の文字データが表示される。
また、計測対象部位PCの寸法SLが異常であると寸法判定部53が判定したとき、出力部57は、寸法SLの異常部分を示す異常寸法データELを表示装置61に表示させる。図8に示すように、本実施形態において、異常寸法データELは、ライン状表示データである。出力部57は、衣服PSの撮像データにおける寸法SLの異常部分である計測対象部位PCと異常寸法データELであるライン状表示データとが重複するように表示装置61に表示させる。これにより、作業者WMは、表示装置61を見て、計測対象部位PCの寸法SLが異常であると認識することができる。
図7に示した正常寸法データNLを示すライン状表示データと、図8に示した異常寸法データELを示すライン状表示データとは、異なる表示形態で表示される。ライン状表示データの表示形態とは、例えば色、太さ、及び線種の少なくとも一つを含む。出力部57は、寸法SLの正常部分に重複するように緑色ラインを表示装置61に表示させ、寸法ELの異常部分に重複するように赤色ラインを表示装置61に表示させる。
[検査方法]
次に、本実施形態に係る衣服PSの検査方法について説明する。図9は、本実施形態に係る衣服PSの検査方法の一例を示すフローチャートである。以下の説明においては、衣服PSの複数の計測対象部位PAから計測対象部位PJの寸法SLを順次計測する例について説明する。
作業者WMは、検査対象である衣服PSをテーブル10の上面に載置する。衣服PSをテーブル10の上面に載置した後、作業者WMは、検査装置1による検査を開始するために入力装置70を操作する。入力装置70は、検査を開始するための入力データを生成する。
出力部57は、入力データに基づいて、文字データSP1及び強調データSP2を含むガイダンスデータSPを表示装置61に表示させる(ステップS10)。出力部57は、ガイダンスデータSPとして「計測対象部位PAを計測して下さい」という文字データSP1を表示装置61に表示させる。また、出力部57は、強調データSP2として、撮像データIDのうち計測対象部位PAに相当する部分を囲むボックスを表示装置61に表示させる。
作業者WMは、表示装置61に表示されたガイダンスデータSPを見た後、計測対象部位PAの一端部に第1指標31を設置し他端部に第2指標32を設置した状態で、フットペダル又は音声認識装置を含む入力装置70を操作する。入力装置70が操作されることにより、撮像装置40による撮像が開始される。撮像装置40は、第1指標31及び第2指標32のそれぞれの撮像データIDを取得する(ステップS20)。
画像処理部51は、撮像装置40の撮像データIDに基づいて、第1指標31及び第2指標32のそれぞれの位置を検出する。寸法算出部52は、第1指標31と第2指標32との距離に基づいて、計測対象部位PAの寸法SLを算出する(ステップS30)。
寸法判定部53は、規格寸法記憶部58に記憶されている規格寸法SKに基づいて、寸法算出部52で算出された計測対象部位PAの寸法SLが異常か否かを判定する(ステップS40)。
ステップS40において、計測対象部位PAの寸法SLが異常でないと判定されたとき(ステップS40:No)、図7を参照して説明したように、出力部57は、寸法判定部53の判定データJS1として、「OK」の文字データを表示装置61に表示させる。また、図7を参照して説明したように、出力部57は、撮像データIDにおける寸法SLの正常部分である計測対象部位PAとライン状表示データである正常寸法データNLとが重複するように表示装置61に表示させる(ステップS50)。
ステップS40において、計測対象部位PAの寸法SLが異常であると判定されたとき(ステップS40:Yes)、図8を参照して説明したように、出力部57は、寸法判定部53の判定データJS1として、「NG」の文字データを表示装置61に表示させる。また、図8を参照して説明したように、出力部57は、撮像データIDにおける寸法SLの異常部分である計測対象部位PAとライン状表示データである異常寸法データELとが重複するように表示装置61に表示させる(ステップS60)。
出力部57は、衣服PSの規格寸法SKを示す規格寸法データSKDと、寸法算出部52によって算出された衣服PSの寸法SLを示す算出寸法データSLDと、寸法SLを算出した時刻を示す時刻データTMとを対応付けて、記憶装置50Bに出力する。記憶装置50Bは、規格寸法データSKDと算出寸法データSLDと時刻データTMとを対応付けて記憶する(ステップS70)。
なお、出力部57は、規格寸法データSKDと算出寸法データSLDと時刻データTMとを対応付けて、通信システムを介してサーバに出力してもよい。規格寸法データSKDと算出寸法データSLDと時刻データTMとが対応付けられて記憶されることにより、その記憶データに基づいて、衣服PSを管理することができる。
出力部57は、計測対象部位PAから計測対象部位PJまでの全ての寸法SLの計側が終了したか否かを判定する(ステップS80)。
ステップS80において、計測が終了していないと判定されたとき(ステップS80:No)、ステップS10の処理が実施される。出力部57は、ガイダンスデータSPとして、「計測対象部位PBを計測して下さい」という文字データSP1を表示装置61に表示させる。また、出力部57は、強調データSP2として、撮像データIDのうち計測対象部位PBに相当する部分を囲むボックスを表示装置61に表示させる。
作業者WMは、表示装置61に表示されたガイダンスデータSPを見た後、計測対象部位PBの一端部に第1指標31を設置し他端部に第2指標32を設置した状態で、入力装置70を操作する。入力装置70が操作されることにより、撮像装置40による撮像が開始される。撮像装置40は、第1指標31及び第2指標32のそれぞれの撮像データIDを取得する(ステップS20)。
以下、ステップS80において、計測が終了したと判定されるまで(ステップS80:Yes)、計測対象部位PBから計測対象部位PJまでのそれぞれについて上述の処理(ステップS10からステップS70)の処理が繰り返される。
ステップS80において、計測が終了したと判定されると(ステップS80:Yes)、テーブル10の上面に載置されている衣服PSについての計測処理が終了する。
[効果]
以上説明したように、本実施形態によれば、衣服PSに設置された第1指標31及び第2指標32が撮像装置40によって撮像される。寸法算出部52は、撮像装置40で取得された第1指標31及び第2指標32のそれぞれの撮像データに基づいて、衣服PSの計測対象部位の寸法SLを算出することができる。このように、撮像装置40により第1指標31及び第2指標32のそれぞれの撮像データIDが取得されるだけで、衣服PSの寸法SLの検査が自動的に実施されるため、衣服PSの検査において作業性を向上できる。
また、本実施形態においては、計測対象部位の一端部に第1指標31が設置され他端部に第2指標32が設置されることによって計測対象部位の寸法SLが計測される。そのため、熟練していない作業者WMも、作業性の低下が抑制された状態で寸法SLを計測することができる。
また、計測対象部位の一端部に第1指標31を設置し他端部に第2指標32を設置すればよいので、衣服PSの任意の計測対象部位の寸法SLを円滑に計測することができる。例えば、衣服PSの輪郭のみならず、衣服PSの輪郭の内側の計測対象部位の寸法を簡単に計測することができる。
また、2つの指標30(第1指標31及び第2指標32)を用いることにより、寸法算出部52は、高度な演算処理を実施することなく、第1指標31と第2指標32との距離に基づいて、寸法SLを簡単に算出することができる。
また、本実施形態においては、寸法判定部53が設けられるので、寸法算出部52で算出された寸法SLが規格通りか否かが自動的に判定される。また、寸法判定部53の判定データJSが表示装置61に表示されるので、作業者WMは、表示装置61を見て、寸法SLが異常か否かを認識することができる。
また、本実施形態においては、衣服PSの撮像データIDと寸法SLの異常部分を示す異常寸法データELとが表示装置61に表示される。そのため、作業者WMは、表示装置61を見て、衣服PSのどの計測対象部位の寸法SLが異常であるのかを認識することができる。また、撮像データIDにおける寸法の異常部分と異常寸法データSLとが重複するように表示装置61に表示されることにより、作業者WMは、表示装置61を見て、衣服PSのどの計測対象部位の寸法SLが異常であるのかを瞬時に認識することができる。
また、本実施形態においては、出力部57は、衣服PSにおける寸法SLの計測対象部位を指示するガイダンスデータSPを表示装置61に表示させる。これにより、作業者WMは、表示装置61に表示されるガイダンスデータSPを見て、第1指標31及び第2指標32をどの計測対象部位に設置すべきかを認識することができる。したがって、寸法SLを計測する作業性の低下が抑制される。また、複数の計測対象部位を順次計測する場合、ガイダンス表示データSPが表示装置61に表示されることにより、作業者WMは、表示装置61に表示されるガイダンスデータSPを見て、複数の計測対象部位の全ての寸法SLを計測することができる。そのため、寸法SLの計測漏れの発生が抑制される。
第2実施形態.
第2実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図10は、本実施形態に係る検査装置1の一例を模式的に示す斜視図である。本実施形態において、検査装置1は、テーブル10に載置されている衣服PSに投影データを投影する投影装置80を備える。投影装置80は、光源と、液晶パネルのようなライトバルブと、光源からの光でライトバルブを照明する照明光学系と、ライトバルブで生成された画像データを衣服PSに投影する投影光学系とを備えるプロジェクタ装置である。投影装置80は、テーブル10の上面と間隙を介して対向するように、テーブル10の上方に配置される。
本実施形態において、投影装置80は、ガイダンスデータSPを衣服PSに投影する、ガイダンスデータSPは、計測対象部位を指示する。次に計測すべき計測対象部位が計測対象部位PDである場合、ガイダンスデータSPは、「計測対象部位PDを計測して下さい」のような文字データSP1でもよいし、衣服PSの計測対象部位PDを囲むボックスのような強調データSP2でもよい。図10に示す例では、テーブル10の上面に設置されている衣服PSの計測対象部位PDを囲むように、強調データSP2としてボックス状の投影データが計測対象部位PDに投影される。
複数の計測対象部位のそれぞれの寸法を順次計測する場合、投影装置80は、複数の計測対象部位のそれぞれにガイダンスデータSPを順次投影する。
また、図10に示すように、投影装置80は、寸法SLの正常部分を示す正常寸法データNL又は異常部分を示す異常寸法データELを衣服PSに投影することができる。例えば、計測対象部位PCの寸法SLが寸法判定部53により正常であると判定された場合、投影装置80は、計測対象部位PCに重複するように、ライン状投影データである正常寸法データNLを投影することができる。また、計測対象部位PCの寸法SLが寸法判定部53により異常であると判定された場合、投影装置80は、計測対象部位PCに重複するように、ライン状投影エータである異常寸法データELを投影することができる。
以上説明したように、ガイダンスデータPDは、テーブル10に載置された衣服PSに投影されてもよい。これにより、作業者WMは、表示装置61をいちいち見なくても、衣服PSを見たまま、次に計測すべき計測対象部位を認識することができる。したがって、作業性の低下が抑制される。
第3実施形態.
第3実施形態について説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。
図11は、本実施形態に係る指標30の一例を模式的に示す図である。上述の実施形態においては、手袋20に指標30が設けられることとした。図11に示すように、指標30を有する指標部材35が衣服PSに設置されてもよい。図11に示す例において、指標部材35は、円板状の部材である。なお、指標部材35は、矩形のような多角形状でもよい。
また、図11に示すように、少なくとも3つの指標部材35を衣服PSに設置することができる。図11に示す例においては、第1指標31と第2指標32と第3指標33とが間隔をあけて配置される。第1指標31は、第1計測対象部位P1の一端部に配置され、第2指標32は、第1計測対象部位P1の他端部に配置される。また、第1指標31は、第2計測対象部位P2の一端部に配置され、第3指標33は、第2計測対象部位P2の他端部に配置される。
撮像装置40は、衣服PSに設置された第1指標31、第2指標32、及び第3指標33のそれぞれを同時に撮像する。寸法算出部52は、撮像装置40の撮像データに基づいて、衣服PSにおける第1計測対象部位P1及び第2計測対象部位P2のそれぞれの寸法SLを同時に算出することができる。寸法算出部52は、第1指標31と第2指標32との距離に基づいて、第1計測対象部位P1の寸法SLを算出することができる。寸法算出部52は、第1指標31と第3指標33との距離に基づいて、第2計測対象部位P2の寸法SLを算出することができる。
なお、衣服PSに設置される指標30の数は、4つ以上の任意の複数でもよい。撮像装置40は、衣服PSに設置された複数の指標30を撮像する。寸法算出部52は、撮像装置40の撮像データに基づいて、衣服PSにおける複数の計測対象部位のそれぞれの寸法を同時に算出することができる。寸法算出部52は、隣り合う指標30の間の距離に基づいて、計測対象部位の寸法SLを算出することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、複数の指標30に基づいて、複数の計測対象部位の寸法SLを同時に算出することができる。衣服PSに複数の指標30を設置するだけで、定規による計測とは異なり、複数の計測対象部位の寸法SLを同時に計測することができる。したがって、作業性が向上する。
なお、上述の各実施形態において、判定データJSは、表示装置61に表示されなくてもよく、例えば音声によって出力されてもよい。
なお、上述の各実施形態においては、各種のデータが表示装置61に出力(表示)されることとした。各種のデータが印刷装置62により出力(プリントアウト)されてもよい。作業者WMは、印刷物を見て、各種のデータを認識することができる。
なお、上述の実施形態においては、指標30が手袋20に設けられ、作業者WMは、指標30を有する手袋20を装着することとした。指標30が、作業者WMの手又は指に直接設けられてもよい。例えば指標30がシール面を有し、指標30が手又は指に貼り付けられてもよい。
1…検査装置、10…テーブル、20…手袋、30…指標、30A…円、30B…第1直線、30C…第2直線、31…第1指標、32…第2指標、33…第3指標、40…撮像装置、41…支持部材、41A…支柱、41B…張出部材、50…制御装置、50A…演算処理装置、50B…記憶装置、50C…入出力インターフェース、51…画像処理部、52…寸法算出部、53…寸法判定部、54…撮像制御部、57…出力部、58…規格寸法記憶部、60…出力装置、61…表示装置、62…印刷装置、70…入力装置、80…投影装置、GD…衣服画像データ、ID…撮像データ、JS…判定データ、PS…衣服、SK…規格寸法、SL…寸法、SP…ガイダンスデータ、SP1…文字データ、SP2…強調データ、WM…作業者。

Claims (9)

  1. 衣服に設置された第1指標及び第2指標を撮像する撮像装置と、
    前記撮像装置で取得された前記第1指標及び前記第2指標のそれぞれの撮像データに基づいて前記衣服の寸法を算出する寸法算出部と、
    前記寸法算出部で算出された前記寸法を出力する出力部と、
    を備える検査装置。
  2. 前記撮像データに基づいて前記第1指標及び前記第2指標のそれぞれの位置を検出する画像処理部を備え、
    前記寸法算出部は、前記第1指標と前記第2指標との距離に基づいて前記寸法を算出する、
    請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記寸法の規格値を示す規格寸法を記憶する規格寸法記憶部と、
    前記規格寸法に基づいて前記寸法算出部で算出された前記寸法が異常か否かを判定する寸法判定部と、を備える、
    請求項1又は請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記出力部は、前記寸法判定部の判定データを出力装置に出力させる、
    請求項3に記載の検査装置。
  5. 前記出力部は、前記衣服の撮像データと前記寸法の異常部分を示す異常寸法データとを出力装置に出力させる、
    請求項3又は請求項4に記載の検査装置。
  6. 前記出力部は、前記衣服の撮像データにおける前記寸法の異常部分と前記異常寸法データとが重複するように出力装置に出力させる、
    請求項5に記載の検査装置。
  7. 前記出力部は、前記衣服における前記寸法の計測対象部位を指示するガイダンスデータを出力装置に出力させる、
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の検査装置。
  8. 前記ガイダンスデータを前記衣服に投影する投影装置を備える、
    請求項7に記載の検査装置。
  9. 前記撮像装置は、前記衣服に設置された第3指標を撮像し、
    前記寸法算出部は、前記撮像データに基づいて前記衣服における複数の計測対象部位のそれぞれの前記寸法を同時に算出する、
    請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の検査装置。
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