JP2020037918A - 吸気マニホールド - Google Patents
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Abstract
Description
図1に示すように、本実施形態の吸気マニホールドは、直列4気筒の車載内燃機関に適用されるものであり、耐熱性を有する硬質樹脂材料により形成されている。
図2に示すように、側壁21の開口部25には、開口25aの周縁をなす第1接合部25bが設けられている。開口部25は、軸線方向Lに長い略長方形環状をなしている。
図1〜図3に示すように、ポート部30は、サージタンク本体部20の開口部25に接合される略長方形板状のベース部31と、ベース部31を上下に貫通して形成された導入ポート32及び供給ポート33とを備えている。
供給ポート33の先端部には、サージタンク10内の吸気管負圧(以下、負圧)を、負圧駆動式のブレーキブースタに対して供給する供給パイプ(いずれも図示略)が接続される。
ベース部31の平坦面31bには、導入ポート32の出口部32aの周縁に沿って設けられるとともにサージタンク10の内側に向かって突出した環状の第1リブ35と、供給ポート33の入口部33aの周縁に沿って設けられるとともにサージタンク10の内側に向かって突出した環状の第2リブ36とが形成されている。また、ベース部31の平坦面31bには、直交方向Wにおける第1リブ35及び第2リブ36の両端部同士を連結する一対の連結リブ34が互いに平行をなして突設されている。ベース部31の平坦面31bと第1リブ35とにより、段差部37が構成される。また、ベース部31の平坦面31bと第2リブ36とにより、段差部38が構成される。
(1)導入ポート32の出口部32aと供給ポート33の入口部33aとがサージタンク10内にて並んで開口している。導入ポート32の出口部32aと供給ポート33の入口部33aとの間には、段差部37,38が設けられている。
また、上記構成によれば、導入ポート32の出口部32aと供給ポート33の入口部33aとの間には、2つの段差部37,38が構成されることとなる。このため、導入ポート32からサージタンク10内に流入した水滴がサージタンク10の壁面を伝って供給ポート33側に移動しにくくなる。したがって、導入ポート32から供給ポート33への水滴の流入を抑制することができる。
こうした構成によれば、周縁部22の全周にわたって吸気の動圧が小さくなる。これにより、サージタンク10の形状や吸気導入口10a、分岐管40の配置に関係なく、導入ポート32からサージタンク10内に流入した水滴を供給ポート33に向けて移動させる力(吸気の動圧)を効果的に小さくすることができる。
例えば、段差24が設けられていないサージタンクの天井部分に導入ポート32が設けられている場合、内燃機関の停止時に、導入ポート32からサージタンク内に流入した水滴がサージタンクの天井面を伝って吸気導入口10aに流入するおそれがある。
・図6に示すように、第1リブ35のうち段差部37を構成する部分に、外周部23よりもサージタンク10の内側に突出したリブ135を設けることもできる。
また、上記構成によれば、第3リブ51の基端から第1リブ35の先端に向かって延びる蓋部52によって第3リブ51と第1リブ35との間が閉塞されている。このため、第1リブ35と第3リブ51との間の隙間を通じて供給ポート33に向かう水滴の移動についても適切に抑制することができる。
・サージタンク本体部20とポート部30とは、超音波溶着などの振動溶着以外の接合方法により互いに接合されていてもよい。
・第1リブ35及び第2リブ36は、サージタンク10の内側に向かって突出するとともに、先端が屈曲されていてもよい。
・供給ポート33は、ブレーキブースタの負圧室に負圧を供給するものに限定されない。他に例えば、EGRガスをサージタンク10内に導入するEGRガスポートなどであってもよい。
Claims (7)
- 吸気を導入する吸気導入口を有するサージタンクと、前記サージタンクから分岐して延びるとともに内燃機関の吸気ポートに接続される複数の分岐管とを備える吸気マニホールドにおいて、
開口部が設けられた側壁を有するサージタンク本体部と、
前記サージタンク内にブローバイガスを導入する導入ポート及び前記サージタンク内の負圧を外部に供給する供給ポートを有し、前記サージタンク本体部の前記開口部に対して接合されることで前記サージタンク本体部と共に前記サージタンクを構成するポート部と、を備え、
前記導入ポートの出口部と前記供給ポートの入口部とは前記サージタンク内にて並んで開口しており、
前記導入ポートの前記出口部と前記供給ポートの前記入口部との間には、段差部が設けられている、
吸気マニホールド。 - 前記段差部は、前記出口部と前記入口部との間に介在するベース部と、前記ベース部から前記サージタンクの内側に向かって突出するリブとにより形成されている、
請求項1に記載の吸気マニホールド。 - 前記リブは、前記出口部の周縁に沿って設けられた第1リブと、前記入口部の周縁に沿って設けられた第2リブとを含む、
請求項2に記載の吸気マニホールド。 - 前記第1リブと前記第2リブとの間には、前記開口部の周縁部から前記サージタンクの内側に向かって突出する第3リブが形成されており、
前記第3リブの基端には、前記第1リブの先端に向かって延びるとともに前記第3リブと前記第1リブとの間を閉塞する蓋部が形成されている、
請求項3に記載の吸気マニホールド。 - 前記側壁の内面には、前記開口部の周縁部と、前記周縁部の周囲に位置し、前記周縁部よりも前記サージタンクの内側に位置する外周部とが段差を介して設けられている、
請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の吸気マニホールド。 - 前記段差は、前記開口部の前記周縁部の全周にわたって設けられている、
請求項5に記載の吸気マニホールド。 - 前記開口部は、前記サージタンク本体部の側壁のうち天井部分に設けられている、
請求項5または請求項6に記載の吸気マニホールド。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7465851B2 (ja) | 2021-06-29 | 2024-04-11 | 株式会社クボタ | 吸気マニホルド |
Citations (3)
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JP2003254178A (ja) * | 2002-02-28 | 2003-09-10 | Denso Corp | 内燃機関の吸気装置 |
JP2007040142A (ja) * | 2005-08-02 | 2007-02-15 | Toyota Motor Corp | インテークマニホルド |
WO2011092972A1 (ja) * | 2010-01-28 | 2011-08-04 | アイシン精機株式会社 | インテークマニホールド |
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