JP2020032380A - 塗布材料収容ユニット、塗布針ユニット、および塗布装置 - Google Patents

塗布材料収容ユニット、塗布針ユニット、および塗布装置 Download PDF

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Abstract

【課題】塗布材料を再充填することができる塗布材料収容ユニット、塗布針ユニット、および塗布装置を提供する。【解決手段】塗布材料収容ユニット5は、塗布材料Lを収容する内部空間Sと、内部空間Sに連なる第1孔51および第2孔52とが設けられている容器50と、第2孔52を開放している開状態と第2孔52を覆っている閉状態とが切り替えられる蓋部60と、上記開状態および上記閉状態において容器50と蓋部60とを連結している連結部70とを備える。蓋部60には、閉状態において内部空間Sに連なる第3孔63が設けられている。閉状態において、第1孔51と第3孔63とは、Z方向において内部空間Sを挟み、かつZ方向に重なるように配置される。【選択図】図3

Description

本発明は、塗布材料収容ユニット、塗布針ユニット、および塗布装置に関する。
RFID(Radio Frequency Identifier)タグなどの微細な回路を印刷方式すなわち塗布方式で形成する、プリンテッドエレクトロニクス技術が急速に発展してきている。微細な電極パターンを形成する方式としては、印刷方式、インクジェット方式などが一般的である。しかし微細な電極パターンを形成する方式としては、これらの方式の他に、塗布針を用いた方式も用いられ得る。塗布針を用いた方式は、広範囲の粘度の材料を用いた微細な塗布が可能となるためである。
塗布針を用いて微細な塗布を行なう方法は、たとえば特開2017−94286号公報(特許文献1)に開示されている。特開2017−94286号公報には、塗布材料を収容する容器に上蓋部分が設けられた塗布ユニットが開示されている。
特開2017−94286号公報
しかしながら、従来の塗布ユニットでは、容器に塗布材料が充填された後、上蓋部分が容器に固定されるため、上蓋部分を容器から取り外すことができず、塗布材料を再充填することができない。
本発明の主たる目的は、塗布材料を再充填することができる塗布材料収容ユニット、塗布針ユニット、および塗布装置を提供することにある。
本発明に係る塗布材料収容ユニットは、塗布針が塗布材料を対象物の表面に塗布する塗布装置において、塗布材料を内部に収容し、かつ塗布針に塗布材料を供給する塗布材料収容ユニットである。塗布材料収容ユニットは、塗布材料を収容する内部空間と、内部空間に連なる第1孔および第2孔とが設けられている容器と、第2孔を開放している開状態と第2孔を覆っている閉状態とが切り替えられる蓋部と、開状態および閉状態において蓋部と容器とを連結している連結部とを備える。第2孔の開口面積は、第1孔の開口面積よりも大きい。蓋部には、閉状態において内部空間に連なる第3孔が設けられている。閉状態において、第1孔と第3孔とは、第1方向において内部空間を挟み、かつ第1方向に重なるように配置される。
本発明に依れば、塗布材料を再充填することができる塗布材料収容ユニット、塗布針ユニット、および塗布装置を提供することができる。
実施の形態1に係る塗布装置を示す斜視図である。 実施の形態1に係る塗布針ユニットを示す側面図である。 図2に示される塗布針ユニットの第1状態を示す部分断面図である。 図2に示される塗布針ユニットの第2状態を示す部分断面図である。 図2に示される塗布材料収容ユニットの開状態を示す側面図である。 図5に示される塗布材料収容ユニットの開状態を示す上面図である。 図5に示される塗布材料収容ユニットの開状態を示す断面図である。 図2に示される塗布材料収容ユニットの閉状態を示す断面図である。 実施の形態1に係る塗布材料収容ユニットの変形例を示す断面図である。 実施の形態1に係る塗布材料収容ユニットの他の変形例を示す断面図である。 実施の形態1に係る塗布材料収容ユニットのさらに他の変形例を示す断面図である。 実施の形態2に係る塗布材料収容ユニットの開状態を示す断面図である。 図12に示される塗布材料収容ユニットを示す上面図である。 実施の形態3に係る塗布材料収容ユニットの開状態を示す断面図である。 図14に示される塗布材料収容ユニットを示す上面図である。 実施の形態4に係る塗布材料収容ユニットの閉状態を示す断面図である。 図16に示される塗布材料収容ユニットの開状態を示す断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下では、説明の便宜上、互いに直交するX方向、Y方向およびZ方向が導入される。
(実施の形態1)
<塗布装置の構成>
図1に示されるように、塗布装置200は、後述する塗布針ユニット100を備えている。塗布装置200は、塗布針ユニット100と、観察光学系110と、観察光学系110に接続されたCCDカメラ111と、Z軸テーブル120と、X軸テーブル121と、Y軸テーブル122と、基台123と、制御部130とを含む。
観察光学系110は、塗布対象の基板140の塗布位置を観察するために設けられる。観察光学系110のCCDカメラ111は、観察した画像を電気信号に変換する。塗布針ユニット100および観察光学系110は、Z軸テーブル120の移動体に搭載されている。これにより、塗布針ユニット100および観察光学系110は、Z軸テーブル120によって図8中のZ方向に移動可能に支持されている。Z軸テーブル120は、X軸テーブル121の移動体に搭載されている。これにより、Z軸テーブル120は、X軸テーブル121によってX方向に移動可能に支持されている。塗布対象の基板140は、Y軸テーブル122の移動体に載置されている。これにより、塗布対象の基板140は、Y軸テーブル122によってY方向に移動可能に支持されている。Y軸テーブル122は、基台123の上面に設置されている。Y軸テーブル122は、Y方向に移動可能に設けられている。なお、Z方向は重力方向に沿う方向である。
制御部130は、操作パネル131、モニタ132、および制御用コンピュータ133を備える。制御部130は、塗布針ユニット100、観察光学系110、Z軸テーブル120、X軸テーブル121、およびY軸テーブル122を制御する。操作パネル131は、制御用コンピュータ133への指令を入力するために用いられる。モニタ132は、観察光学系110のCCDカメラ111で変換された画像データおよび、制御用コンピュータ133からの出力データを表示する。
<塗布針ユニットの構成>
図2に示されるように、塗布針ユニット100は、塗布針1を用いて対象物としての基板140(図1参照)の表面に塗布材料を塗布するためのものである。塗布針ユニット100は、塗布針1と、サーボモータ2と、ベース部3と、塗布材料収容ユニット5と、ユニット保持部4とを主に備える。
塗布針1は、一端と他端(図3および図4に示される針先1E)とを有している。塗布針1の一端から他端まで延在する方向(塗布針1の中心軸の延在方向)は、例えばZ方向に沿っている。塗布針1の針先1Eは、任意の形状を有していればよいが、例えば円錐形状を有している。塗布針1の一端を有する部分(図3および図4に示される部分1B)の外径は、塗布針1の他端を有する部分(図3および図4に示される部分1A)の外径よりも大きい。塗布針1の一端は、後述する従動部材7(塗布針ホルダ11、塗布針ホルダ収容部12、塗布針ホルダ固定部13、カム連結部15、および軸受16)に接続されている。
塗布針1は、サーボモータ2によって、従動部材7とともに、第1方向としてのZ方向に沿って移動可能に設けられている。本明細書において、第1方向とは塗布針1がサーボモータ2によって移動する方向を意味する。塗布針1の中心軸は、第1方向としてのZ方向に沿うように配置されている。塗布針ユニット100は、サーボモータ2が駆動されることにより、塗布針1の針先1Eが後述する塗布材料収容ユニット5内に収容されている第1状態と、針先1Eが基板140の表面に接触可能な第2状態とを変更可能である。
塗布針ユニット100は、カム部材6および従動部材7により、サーボモータ2の回転運動を塗布針1のZ方向における運動(上下運動)に変換可能に設けられている。サーボモータ2は、Z方向に延びる軸を中心として回転可能に設けられている回転部21を有している。回転部21にはカム部材6が接続されている。カム部材6は、サーボモータ2の回転軸を中心として回転可能になっている。カム部材6の上部表面(サーボモータ2側の表面)はカム面6Aとなっている。カム面6Aは、従動部材7の軸受16の外輪の外周面と接触している。
ベース部3は、塗布針1、従動部材7、サーボモータ2、およびユニット保持部4を保持している。ベース部3は、従動部材のZ方向への移動を案内し、Z方向以外の方向への移動を制限する案内部33を含む。ユニット保持部4は、ベース部3において最も下方に位置する部分と接続されている。
ユニット保持部4は、塗布材料収容ユニット5を保持している。ユニット保持部4は例えば磁石を含み、塗布材料収容ユニット5は例えば容器50に固定された磁性体55(図3参照)を含む。当該磁石と磁性体55との間に作用する磁力によって、塗布材料収容ユニット5はユニット保持部4に対して着脱可能に保持されている。
<塗布材料収容ユニットの構成>
図1〜図8に示されるように塗布材料収容ユニット5は、容器50と、蓋部60と、連結部70とを備える。塗布材料収容ユニット5は、一体としてユニット保持部4に対して着脱される。容器50には、塗布材料L(図3参照)を収容する内部空間Sと、内部空間Sに連なる第1孔51および第2孔52とが設けられている。容器50には、磁性体55が固定されている。蓋部60は容器50に対する相対的な位置を変更するように設けられており、第2孔52を開閉する。すなわち、塗布材料収容ユニット5では、蓋部60が第2孔52を開放している開状態と、蓋部60が第2孔52を覆っている閉状態とが交互に切り替えられる。具体的には、塗布材料収容ユニット5では、上記開状態から上記閉状態に切り替え可能であり、かつ上記閉状態から上記開状態に切り替え可能である。連結部70は、上記開状態および上記閉状態において容器50と蓋部60とを連結している。
図3および図4に示されるように、容器50の第1孔51および第2孔52は、第1方向としてのZ方向において内部空間Sを挟ように配置されている。第1孔51および第2孔52は、Z方向において重なるように設けられている。第1孔51は、上記内部空間Sの下方端部に接続されている。第1孔51は、塗布針1の針先1Eを有する部分1Aが挿通されるように設けられている。第2孔52は、上記内部空間Sの上方端部に接続されている。第2孔52は、塗布針1の針先1Eを有する部分1Aが挿通されるように設けられている。
図3および図4に示されるように、第1孔51の孔軸と第2孔52の孔軸とは、例えば同軸上に配置されている。第1孔51および第2孔52の各内周面は、例えばZ方向に沿って延びるように設けられている。第1孔51および第2孔52の各平面形状は、任意の形状であればよいが、例えば円形状である。第1孔51の開口面積は、第2孔52の開口面積よりも小さい。
なお、上記内部空間Sは、例えば第1孔51と第2孔52とを接続する接続孔53の内部に設けられている。接続孔53の開口面積は、例えば第2孔52の開口面積と等しい。図6に示されるように、第2孔52の中心および磁性体55の中心は、Y方向に並んで配置されている。
図6に示されるように、容器50は、第2孔52を囲むように設けられており、上記閉状態において蓋部60と接触するフランジ部54を有している。第2孔52の孔軸に対する径方向において、フランジ部54の厚みは、フランジ部54よりも第1孔51側に配置されており、かつ接続孔53を成している容器50の一部分の厚みよりも厚い。異なる観点から言えば、上記径方向において、フランジ部54の外周端は、接続孔53を成している容器50の上記一部分の外周端よりも外側に突出している。
図3〜図6に示されるように、フランジ部54は、連結部70に接続されている第1部分54Aと、Y方向において第2孔52を挟んで第1部分54Aと対向する第2部分54Bとを有している。第1部分54Aは、例えば第2孔52よりも磁性体55から遠くに配置されている。第2部分54Bは、例えば第2孔52よりも磁性体55に近くに配置されている。第2部分54Bは、上記閉状態において蓋部60の係合部67と係合される。容器50は、例えば磁性体55を除いて同一材料により構成されかつ一体成型されている。
図3および図4に示されるように、蓋部60は、上記閉状態において第2孔52に挿入される挿入部61と、挿入部61と接続されており、かつ上記閉状態において第2孔52の外部に配置される非挿入部62とを含む。図3〜図6に示されるように、挿入部61は、非挿入部62に対して突出している。
図3および図4に示されるように、蓋部60には、上記閉状態において内部空間Sに連なる第3孔63および第4孔64が設けられている。上記閉状態において、第1孔51と第3孔63とは、Z方向において内部空間Sを挟み、かつZ方向に重なるように配置される。第3孔63および第4孔64は、例えば上記非挿入部62に設けられている。第3孔63および第4孔64の各平面形状は、任意の形状であればよいが、例えば円形状である。第3孔63の開口面積は、第1孔51および第4孔64の各開口面積よりも大きい。第4孔64の開口面積は第1孔51の開口面積よりも小さい。
挿入部61は、第3孔63を平面視したときに、第3孔63を囲むように設けられている。挿入部61が第3孔63を囲むように設けられている構成の一例として、図6に示されるように挿入部61が第3孔63の孔軸を中心とする周方向に連なるように円環状に設けられている。挿入部61が第3孔63を囲むように設けられている構成の他の一例として、挿入部61が第3孔63の孔軸を中心とする周方向に断続的に設けられていてもよい。挿入部61は、第3孔63の内周面と連なる内周面65と、上記閉状態において第2孔52の内周面と面接触する外周面66とを有している。第2孔52の内周面および挿入部61の外周面66は、例えば第3孔63の孔軸と平行に延びている。第3孔63の孔軸に垂直な断面において、挿入部61の外周面66の平面形状は例えば円形である。
なお、第2孔52の内周面および挿入部61の外周面66は、第3孔63の孔軸に対して交差する方向に延びている、いわゆるテーパー面であってもよい。この場合、例えば第2孔52の内周面はフランジ部54から離れるにつれて第2孔52の孔軸に近づくように傾斜しており、挿入部61の外周面66は第3孔63の孔軸の延在方向において非挿入部62から離れるにつれて第3孔63の孔軸に近づくように傾斜している。
図3〜図6に示されるように、非挿入部62において、挿入部61を囲むように配置されておりかつ挿入部61の外周面と連なる表面は、上記閉状態において容器50のフランジ部54の上面と面接触するように設けられている。
図6に示されるように、第3孔63を平面視したときに、非挿入部62は、第3孔63の孔軸を中心とする環状部分と、容器50の第2孔52および磁性体55が配列するY方向において上記環状部分を挟むように配置されており、かつ上記環状部分からY方向に突出している凸部とを有している。一方の凸部は、係合部67および第1突出部68を有している。他方の凸部は、蓋部60において連結部70に接続されている部分を有している。
図3〜図6に示されるように、係合部67は、上記閉状態において容器50と係合し、かつ上記開状態において上記係合が解かれるように、設けられている。係合部67は、例えばフランジ部54の第2部分54Bと係合する。係合部67は、非挿入部62において連結部70に接続されている部分と第3孔63を挟んで対向する位置に配置されている。係合部67は、例えばフックである。係合部67は、例えば非挿入部62の上記一方の凸部上に配置されておりかつ第3孔63の孔軸に沿って延在している延在部分と、当該延在部分において非挿入部62からフランジ部54の厚みに相当する距離を隔てた部分に接続されておりかつ上記環状部分上に突出している突出部分とを有している。
図3〜図6に示されるように、第1突出部68は、非挿入部62において連結部70に接続されている部分と第3孔63を挟んで対向する位置に配置されており、かつ係合部67よりも第3孔63から離れた位置に設けられている。第1突出部68のY方向の幅は、例えば第1突出部68のX方向の幅よりも狭い。
図3〜図6に示されるように、連結部70は、蓋部60に接続されている部分が容器50に接続されている部分に対し屈曲または回転するように設けられている。連結部70は、例えば容器50および蓋部60と一体成型されており、かつ2つの屈曲部を有する板状部材である。各屈曲部は、例えば連結部70において部分的に厚みが薄くされている部分である。連結部70は、容器50に対して屈曲可能に接続されており、かつ蓋部60に対して屈曲可能に接続されている。図6に示されるように、好ましくは、連結部70において容器50と接続されている部分および蓋部60と接続されている部分の各々のX方向の幅は、連結部70において容器50と接続されている部分と蓋部60と接続されている部分とのY方向の幅よりも長い。これにより、図6に示されるX−Y平面上において連結部70を中心とする周方向に沿って蓋部60がねじれにくくなるため、上記開状態から上記閉状態に切り替えるときに蓋部60を容器50に対して容易に位置決めすることができる。
容器50、蓋部60、および連結部70を構成する材料は、塗布材料Lと反応しない任意の材料であればよいが、合成樹脂または金属を含む。一般的には、容器50、蓋部60、および連結部70を構成する材料と塗布材料Lとの組み合わせとして、金属と酸溶媒、樹脂と有機溶媒の組み合わせを避けることが好ましい。このような樹脂と有機溶媒との組み合わせとしては、例えば、ポリスチレンとアクリル酸ブチルまたはアセトン等との組み合わせが挙げられる。好ましくは、容器50、蓋部60、および連結部70を構成する材料は、合成樹脂を含み、例えばポリプロピレンを含む。容器50、蓋部60、および連結部70を構成する材料は、例えば同一である。
<液体塗布方法>
次に、塗布対象物である基板140の塗布位置のうちの第1塗布位置が観察光学系110の直下に位置するように、X軸テーブル121、Y軸テーブル122およびZ軸テーブル120が移動される。基板140の塗布位置は、観察光学系110により観察され、決定される。このようにして決定された塗布位置が塗布針ユニット100の直下に来るように、X軸テーブル121、Y軸テーブル122およびZ軸テーブル120によって基板140が移動される。このときの塗布針ユニット100は上記第1状態にある。そして、決定された塗布位置において塗布針ユニット100が上記第2状態とされることにより、基板140の当該塗布位置に塗布材料が塗布される。その後、塗布針ユニット100は再び第1状態とされる。さらに、次の塗布位置が塗布針ユニット100の直下に来るように、X軸テーブル121、Y軸テーブル122およびZ軸テーブル120によって基板140が移動される。移動が完了した後、塗布針ユニット100が上記第2状態とされることにより、基板140の当該塗布位置に塗布材料が塗布される。上記塗布工程は、連続して繰り返し行われ得る。
さらに、塗布装置200では、容器50に貯留された塗布材料が所定量未満であることが確認されると、塗布材料が容器50に再充填される。塗布材料を再充填する工程は、例えば以下のように実施される。まず、塗布材料収容ユニット5がユニット保持部4から取り外される。
次に、塗布材料収容ユニット5の蓋部60が上記開状態とされる。例えば、上記塗布装置200を使用して本液体塗布方法を実施する作業者が、第1突出部68に触れて係合部67とフランジ部54との係合を解消し、かつ蓋部60を容器50から引き離す。これにより、蓋部60は連結部70を支点として回動し、上記開状態が実現される。次に、容器50の内部空間Sに塗布材料が再充填される。再充填する方法は、任意の方法であればよく、例えば作業者がスポイト等を用いて手作業で再充填してもよいし、充填機を用いて機械的に再充填してもよい。
容器50の内部空間Sに塗布材料が再充填された後、塗布材料収容ユニット5の蓋部60が上記閉状態とされる。例えば、上記作業者が、第1突出部68をフランジ部54に向けて押圧して、挿入部61を第2孔52内に挿入する。このとき、まず挿入部61の先端部が第2孔52内に挿入された後、第2孔52の内周面に対して挿入部61の外周面66が摺動する。これにより、挿入部61の全体が第2孔52内に挿入され、かつ蓋部60と容器50のフランジ部54とが面接触して、上記閉状態が実現される。
塗布材料収容ユニット5の蓋部60が上記閉状態とされた後、塗布材料収容ユニット5がユニット保持部4に保持され、塗布針ユニット100は再び上記第1状態とされる。
塗布材料収容ユニット5、塗布針ユニット100、および塗布装置200によれば、上記塗布工程および上記再充填工程は、連続して繰り返し行われ得る。その結果、塗布材料収容ユニット5、塗布針ユニット100、および塗布装置200によれば、基板140の上面上に所定の回路パターンが短時間に形成され得る。
<作用効果>
塗布材料収容ユニット5は、塗布針1が塗布材料Lを基板140の表面に塗布する塗布装置200において、塗布材料Lを内部に収容し、かつ塗布針1に塗布材料を供給する。塗布材料収容ユニット5は、塗布材料Lを収容する内部空間Sと、内部空間Sに連なる第1孔51および第2孔52とが設けられている容器50と、第2孔52を開放している開状態と第2孔52を覆っている閉状態とが切り替えられる蓋部60と、上記開状態および上記閉状態において容器50と蓋部60とを連結している連結部70とを備える。第2孔52の開口面積は、第1孔51の開口面積よりも大きい。蓋部60には、閉状態において内部空間Sに連なる第3孔63が設けられている。閉状態において、第1孔51と第3孔63とは、Z方向において内部空間Sを挟み、かつZ方向に重なるように配置される。
そのため、塗布材料収容ユニット5では、蓋部が設けられておらず上記閉状態が実現されない容器と比べて、内部空間Sに貯留されている塗布材料Lに異物が混入するリスクが低減されている。また、塗布材料収容ユニット5では、蓋部が固定されており上記開状態が実現されない容器とは異なり、内部空間Sに塗布材料Lが再充填され得る。そのため、塗布材料収容ユニット5は、容器50内に貯留されている塗布材料Lに異物が混入することを抑制することができ、かつ容器50内に塗布材料を再充填することができる。
さらに、塗布材料収容ユニット5では、蓋部60が連結部70によって容器50に連結されていることにより、上記開状態とされたときに蓋部60の保管場所を用意する必要がない。そのため、塗布材料収容ユニット5において上記開状態と上記閉状態とを切り替える作業性は蓋部が容器と連結されていない場合と比べて高く、また塗布材料収容ユニット5では当該切り替え作業時に蓋部60を紛失するおそれが無い。
塗布材料収容ユニット5の蓋部60は、上記閉状態において第2孔52に挿入される挿入部61と、上記閉状態において第2孔52の外部に配置される非挿入部62とを含む。挿入部61は、上記閉状態において第2孔52の内周面と面接触する外周面66と、第3孔の内周面と連なる内周面65とを有している。
上記塗布材料収容ユニット5では、上記開状態から上記閉状態に切り替えられるときに、挿入部61の外周面66が第2孔52の内周面に対して摺動することにより、蓋部60が容器50に対して容易に位置決めされる。このような塗布材料収容ユニット5がユニット保持部4に保持されるときに、塗布針1の中心軸が第1孔51および第2孔52の各孔軸と同軸上に配置されることにより、塗布針1と塗布材料収容ユニット5との干渉が防止される。そのため、塗布材料収容ユニット5では、挿入部61を含まない蓋部を備える塗布材料収容ユニットと比べて、塗布針1と塗布材料収容ユニット5との干渉を防止するための容器50に対する蓋部60の位置決めが容易に行われる。さらに、塗布材料収容ユニット5では、非挿入部62を含まない蓋部を備える塗布材料収容ユニットと比べて、上記開状態から上記閉状態への切り替えが容易に行われる。
上記塗布材料収容ユニット5の蓋部60の非挿入部62は、上記閉状態において容器50と係合し、かつ上記開状態において上記係合が解かれる係合部67を有している。係合部67は、非挿入部62において連結部70に接続されている部分と第3孔63を挟んで対向する位置に配置されている。
上記塗布材料収容ユニット5の係合部67は、非挿入部62において連結部70に接続されている部分と第3孔63を挟んで対向する位置に配置されているため、上記閉状態において係合部67は比較的に容易に変形される。そのため、上記塗布材料収容ユニット5では、上記閉状態と上記開状態との切り替えが比較的容易に行われる。
上記塗布材料収容ユニット5の蓋部60の非挿入部62は、非挿入部62において連結部に接続されている部分と第3孔63を挟んで対向する位置に配置されており、かつ係合部67に対して第3孔63とは反対側に突出している第1突出部68をさらに有している。
上記塗布材料収容ユニット5の第1突出部68が非挿入部62において連結部70に接続されている部分と第3孔63を挟んで対向する位置に配置されているため、上記閉状態において第1突出部68は比較的に容易に変形される。さらに第1突出部68が係合部67よりも連結部70から離れた位置に設けられているため、第1突出部68の変形に伴って、係合部67が変形する。また、第1突出部68が係合部67に対して第3孔63とは反対側に突出しているため、蓋部60は、作業者が第1突出部68には触れやすく、かつ第1突出部68に触れた作業者の指が挿入部61および第3孔63に触れにくいように設けられている。そのため、上記塗布材料収容ユニット5では、上記開状態と上記閉状態とが比較的容易に切り替えられ、かつ当該切り替え作業に伴う塗布材料Lへの異物等の混入が抑制されている。
上記塗布材料収容ユニット5の蓋部60には、上記閉状態において内部空間Sに連なる第4孔64がさらに設けられている。第4孔64の開口面積は、第1孔51の開口面積よりも小さい。
第4孔64は、上記閉状態において、空気が内部空間Sと塗布材料収容ユニット5の外部との間を流通する流通路を構成する。その結果、第4孔64は、上記開状態から上記閉状態に切り替えられるときに、挿入部61の体積分の空気を内部空間Sから塗布材料収容ユニット5の外部に排出する排出機構として作用する。さらに、第4孔64は、上記閉状態において内部空間Sの圧力を調整する調整機構として作用する。例えば、上記液体塗布方法において塗布針1が第1孔51から出し入れされるときに塗布針1およびその周囲に付着した塗布材料Lが第1孔51を塞いだとしても、内部空間S内の空気が第4孔64を通って外部に排出され、内部空間S内の圧力の上昇が抑制される。その結果、内部空間Sの圧力の上昇に伴う塗布針1への塗布材料Lの付着量の増加が抑制され、塗布量の増加が抑制される。上述した塗布材料Lによる第1孔51の閉塞は塗布材料Lの粘度が高いほど起こりやすいため、上記塗布材料収容ユニット5は比較的高粘度の塗布材料Lを塗布する塗布装置200に好適である。
上記塗布材料収容ユニット5では、容器50、蓋部60、および連結部70を構成する材料が合成樹脂を含み、好ましくはポリプロピレンを含む。容器50、蓋部60、および連結部70を構成する材料が合成樹脂を含む場合、容器50、蓋部60、および連結部70は射出成型等の成型方法により比較的安価に製造され得る。さらに、容器50、蓋部60、および連結部70を構成する材料がポリプロピレンを含む場合、容器50、蓋部60、および連結部70は比較的高い耐薬品性および耐熱性を有する。さらに、この場合、容器50、蓋部60、および連結部70は透明であるため、作業者は蓋部60を開けることなく塗布材料収容ユニット5内の塗布材料Lの残量を外部から目視により確認できる。
<変形例>
図3〜図6に示される上記塗布材料収容ユニット5では連結部70が容器50および蓋部60の各々と回転可能に接続されているが、これに限られるものではない。塗布材料収容ユニット5は、例えば、図3〜図6に示される連結部70に代えて、図9に示されるような板バネを含む連結部71を備えていてもよい。また、塗布材料収容ユニット5は、例えば、図3〜図6に示される連結部70に代えて、図10に示される蝶番を含む連結部72を備えていてもよい。つまり、連結部72は、容器50に対し回転不能に固定されている部分と、当該部分と回転可能に接続されており、かつ蓋部60に対し回転不能に固定されている部分とを有していてもよい。このようにしても、上記塗布材料収容ユニット5と同様の効果を奏することができる。
図3〜図6に示される上記塗布材料収容ユニット5の容器50は一体成型されているが、容器50の構成はこれに限られるものではない。図11に示されるように、容器50は第1成形部材81と第2成形部材82とが接合されることにより一体として形成されていてもよい。
第1成形部材81に第1孔51および接続孔53が設けられている。第1成形部材81は、第2成形部材82と比べて相対的に下方に配置されている。第1成形部材81は、磁性体55と一体成型されている。
第2成形部材82には第2孔52が設けられている。第2成形部材82は、蓋部60および連結部70と一体成型されている。
第1成形部材81の上端部には、凹部83が設けられている。第2成形部材82の下端部には、凸部84が設けられている。第1成形部材81の凹部83が第2成形部材82の凸部84と嵌合していることにより、容器50は一体として形成されている。凸部84は凹部83に圧入されていてもよい。また、凹部83と凸部84との接触面は、接着剤を介して接着されていてもよい。第1成形部材81を構成する材料は、第2成形部材82を構成する材料と同一であってもよいし、異なっていてもよい。
(実施の形態2)
図12および図13に示されるように、実施の形態2に係る塗布材料収容ユニット5は、実施の形態1に係る塗布材料収容ユニット5と基本的に同様の構成を備えるが、上記閉状態において容器50および蓋部60が互いに接触する接触界面に対して凹んでいる溝部85が設けられている点で異なる。
溝部85は、上記閉状態において空気が内部空間Sと塗布材料収容ユニット5の外部との間を流通する流通路を構成するように設けられている。溝部85は、第4孔64とともに、上記排出機構および上記調整機構として作用する。溝部85は、例えば容器50の上面に対して凹んでいる溝部である。溝部85の容器50の上面に対する深さは、例えばフランジ部54の厚み超えである。言い換えると、溝部85のZ方向の幅は、例えばフランジ部54のZ方向の幅超えである。この場合、上記流通路において内部空間Sと接続されている一端と外部に接続されている他端との間の距離は、フランジ部54の上記径方向の幅未満とされている。溝部85は、上記閉状態において係合部67と係合されるフランジ部54の第2部分54Bを除く、容器50の他の部分に設けられている。溝部85は、第2孔52の孔軸に対する径方向、例えばX方向に沿って延びている。
<作用効果>
実施の形態2に係る塗布材料収容ユニット5は、実施の形態1に係る塗布材料収容ユニット5と基本的に同様の構成を備えるため、実施の形態1に係る塗布材料収容ユニット5と同様の効果を奏することができる。
さらに、実施の形態2に係る塗布材料収容ユニット5では、上記排出機構および上記調整機構として第4孔64に加えて溝部85がさらに設けられているため、上記排出機構および上記調整機構として第4孔64のみが設けられている実施の形態1に係る塗布材料収容ユニット5と比べて、上記排出機構および上記調整機構の作用が高められている。
なお、溝部85は、蓋部60に設けられていてもよい。溝部85は、上記閉状態において容器50の上面に接触する蓋部60の表面に対して凹んでいる溝部であってもよい。この場合、挿入部61は例えば第3孔63の孔軸を中心とする周方向に断続的に設けられており、溝部85の一部は蓋部60において挿入部61が設けられていない部分に設けられていてもよい。また、挿入部61の外周面66に対して上記径方向に凹んでいる溝部がさらに設けられており、溝部85が当該溝部と連なるように設けられていてもよい。
(実施の形態3)
図14および図15に示されるように、実施の形態3に係る塗布材料収容ユニット5は、実施の形態1に係る塗布材料収容ユニット5と基本的に同様の構成を備えるが、第1突出部68のY方向の幅が第1突出部68のX方向の幅よりも広い点で異なる。異なる観点から言えば、実施の形態3に係る塗布材料収容ユニット5における第1突出部68と蓋部60の他の部分との間の距離は、実施の形態1に係る塗布材料収容ユニット5のそれと比べて長く設けられている。
実施の形態3に係る塗布材料収容ユニット5における挿入部61と第1突出部68との間の距離は、実施の形態1に係るそれよりも長い。実施の形態3に係る塗布材料収容ユニット5における第3孔63の孔軸と第1突出部68との間の距離は、実施の形態1に係るそれよりも長い。実施の形態3に係る塗布材料収容ユニット5における係合部67と第1突出部68との間の距離は、実施の形態1に係るそれよりも長い。
<作用効果>
実施の形態3に係る塗布材料収容ユニット5は、実施の形態1に係る塗布材料収容ユニット5と基本的に同様の構成を備えるため、実施の形態1に係る塗布材料収容ユニット5と同様の効果を奏することができる。
さらに、実施の形態3に係る塗布材料収容ユニット5では、第1突出部68のY方向の幅が第1突出部68のX方向の幅よりも広い。そのため、実施の形態3に係る蓋部60は、実施の形態1に係る蓋部60と比べて、作業者が上記開状態と上記閉状態とを切り替えるときに第1突出部68に触れた作業者の指が挿入部61および第3孔63により触れにくいように設けられている。そのため、実施の形態3に係る上記塗布材料収容ユニット5では、実施の形態1に係る上記塗布材料収容ユニット5と比べて、上記開状態と上記閉状態とが容易に切り替えられ、かつ当該切り替え作業に伴う塗布材料Lへの異物等の混入が抑制されている。
なお、実施の形態3に係る塗布材料収容ユニット5の容器50は、実施の形態2に係る容器50と同様の構成を備えていてもよい。
(実施の形態4)
図16および図17に示されるように、実施の形態4に係る塗布材料収容ユニット5は、実施の形態1に係る塗布材料収容ユニット5と基本的に同様の構成を備えるが、蓋部60の非挿入部62は、Z方向において第3孔63に対して挿入部61とは反対側に突出しており、かつ第3孔63を平面視したときに第3孔63を囲むように設けられている第2突出部69をさらに有している点で異なる。
第2突出部69が第3孔63を囲むように設けられている構成の一例として、第2突出部69が第3孔63の孔軸を中心とする周方向に連なるように円環状に設けられている。第2突出部69が第3孔63を囲むように設けられている構成の他の一例として、第2突出部69が第3孔63の孔軸を中心とする周方向に断続的に設けられていてもよい。また、第2突出部69が第3孔63を囲むように設けられている構成のさらに他の一例として、第2突出部69が第3孔63と第1突出部68との間に位置する領域上にのみ設けられていてもよい。この場合、第2突出部69は、例えば上記周方向に沿ってC字状に設けられている。
好ましくは、図16および図17に示されるように、第2突出部69は第3孔63および第4孔64を囲むように設けられている。
第2突出部69の形状および寸法は、例えば挿入部61の形状および寸法と等しい。第2突出部69は、例えば挿入部61の形状および寸法と等しい。
<作用効果>
実施の形態4に係る塗布材料収容ユニット5は、実施の形態1に係る塗布材料収容ユニット5と基本的に同様の構成を備えるため、実施の形態1に係る塗布材料収容ユニット5と同様の効果を奏することができる。
さらに、実施の形態4に係る塗布材料収容ユニット5では、第2突出部69が設けられているため、作業者が上記開状態から上記閉状態に切り替えるときに第2突出部69を容器50に向けて押圧した場合にも、作業者の指が挿入部61および第3孔63により触れにくい。また、作業者が第1突出部68を容器50に向けて押圧した場合にも、第1突出部68に触れた作業者の指が挿入部61および第3孔63により触れにくい。そのため、実施の形態4に係る上記塗布材料収容ユニット5では、実施の形態1に係る上記塗布材料収容ユニット5と比べて、上記開状態から上記閉状態への切り替え作業性が向上され、かつ当該切り替え作業に伴う塗布材料Lへの異物等の混入が抑制されている。
なお、実施の形態4に係る塗布材料収容ユニット5の容器50は、実施の形態2に係る容器50と同様の構成を備えていてもよい。また、実施の形態4に係る塗布材料収容ユニット5の蓋部60の第1突出部68は、実施の形態3に係る第1突出部68と同様の構成を備えていてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 塗布針、1E 針先、2 サーボモータ、3 ベース部、4 ユニット保持部、5 塗布材料収容ユニット、6 カム部材、6A カム面、7 従動部材、11 塗布針ホルダ、12 塗布針ホルダ収容部、13 塗布針ホルダ固定部、15 カム連結部、16 軸受、21 回転部、33 案内部、50 容器、51 第1孔、52 第2孔、53 接続孔、54 フランジ部、54A 第1部分、54B 第2部分、55 磁性体、60 蓋部、61 挿入部、62 非挿入部、63 第3孔、64 第4孔、65 内周面、66 外周面、67 係合部、68 第1突出部、69 第2突出部、70,71,72 連結部、81 第1成形部材、82 第2成形部材、83 凹部、84 凸部、85 溝部、100 塗布針ユニット、110 観察光学系、111 カメラ、120,121,122 軸テーブル、123 基台、130 制御部、131 操作パネル、132 モニタ、133 制御用コンピュータ、140 基板、200 塗布装置。

Claims (13)

  1. 塗布針が塗布材料を対象物の表面に塗布する塗布装置において、塗布材料を内部に収容し、かつ塗布針に塗布材料を供給する塗布材料収容ユニットであって、
    塗布材料を収容する内部空間と、前記内部空間に連なる第1孔および第2孔とが設けられている容器と、
    前記第2孔を開放している開状態と前記第2孔を覆っている閉状態とが切り替えられる蓋部と、
    前記開状態および前記閉状態において前記蓋部と前記容器とを連結している連結部とを備え、
    前記第2孔の開口面積は、前記第1孔の開口面積よりも大きく、
    前記蓋部には、前記閉状態において前記内部空間に連なる第3孔が設けられており、
    前記閉状態において、前記第1孔と前記第3孔とは、第1方向において前記内部空間を挟み、かつ前記第1方向に重なるように配置される、塗布材料収容ユニット。
  2. 前記蓋部は、前記閉状態において前記第2孔に挿入される挿入部と、前記閉状態において前記第2孔の外部に配置される非挿入部とを含み、
    前記挿入部は、前記閉状態において前記第2孔の内周面と面接触する外周面と、前記第3孔の内周面と連なる内周面とを有している、請求項1に記載の塗布材料収容ユニット。
  3. 前記蓋部の前記非挿入部は、前記閉状態において前記容器と係合し、かつ前記開状態において前記係合が解かれる係合部を有し、
    前記係合部は、前記非挿入部において前記連結部に接続されている部分と前記第3孔を挟んで対向する位置に配置されている、請求項2に記載の塗布材料収容ユニット。
  4. 前記蓋部の前記非挿入部は、前記非挿入部において前記連結部に接続されている部分と前記第3孔を挟んで対向する位置に配置されており、かつ前記係合部に対して前記第3孔とは反対側に突出している第1突出部をさらに有している、請求項3に記載の塗布材料収容ユニット。
  5. 前記蓋部の前記非挿入部は、前記第1方向において前記第3孔に対して前記挿入部とは反対側に突出しており、かつ前記第3孔を平面視したときに前記第3孔を囲むように配置されている第2突出部をさらに有している、請求項3または請求項4に記載の塗布材料収容ユニット。
  6. 前記連結部は、前記蓋部に接続されている部分が前記容器に接続されている部分に対し屈曲または回転するように設けられている、請求項1〜5のいずれか1項に記載の塗布材料収容ユニット。
  7. 前記連結部を構成する材料は、前記容器において少なくとも前記連結部に接続されている一部を構成する材料、または前記蓋部を構成する材料と、同一である、請求項1〜6のいずれか1項に記載の塗布材料収容ユニット。
  8. 前記容器、前記蓋部、および前記連結部を構成する材料は、合成樹脂または金属を含む、請求項1〜7のいずれか1項に記載の塗布材料収容ユニット。
  9. 前記容器および前記蓋部の少なくとも一部は透明である、請求項7または8に記載の塗布材料収容ユニット。
  10. 前記蓋部には、前記閉状態において前記内部空間に連なる第4孔がさらに設けられており、
    前記第4孔の開口面積は、前記第1孔の開口面積よりも小さい、請求項1〜9のいずれか1項に記載の塗布材料収容ユニット。
  11. 前記閉状態において、前記内部空間と前記容器および前記蓋部の外部との間で空気が流通する流通路が、前記容器および前記蓋部が互いに接触する接触界面に対して凹んでいる溝部として設けられている、請求項1〜10のいずれか1項に記載の塗布材料収容ユニット。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の塗布材料収容ユニットと、
    前記塗布材料収容ユニットと着脱可能に保持するユニット保持部と、
    前記第1孔、前記第2孔、および前記第3孔に挿通される前記塗布針とをさらに備える、塗布針ユニット。
  13. 請求項12に記載の塗布針ユニットと、
    前記対象物を保持する対象物保持部とを備える、塗布装置。
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