JP3194547U - 電池蓋および電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】電池収納室内の電池の有無に関わらず、容易に取り外すことを可能とする電池蓋を提供する。【解決手段】電池蓋30は、円筒状の本体部36と、本体部36の周面に沿うようにして螺旋状に捲回される弾性部材50と、弾性部材50の回転を防止する回転防止部とを備え、弾性部材50の一部が螺旋経路から本体部の端面方向に逸脱した直線状部分51を成すように構成されている。電池蓋30は、例えば蓋面部35および本体部36の間に防水材装着部37を備えている。防水材装着部37に対して、防水材が装着される。蓋面部35および本体部36の間にパッキンを介装させることにより、本体ケースの内部に水分等の異物が侵入することを防止できる。【選択図】図4

Description

本考案は、電池蓋および電子機器に関し、例えば電子塩分計に適用可能な電池蓋および電子機器に関する。
従来、電池収納室内を閉塞する電池蓋にコイルスプリング(円錐バネ、巻きバネ等とも称される)を設け、コイルスプリングの付勢力(弾性力やバネ圧などとも称される)を利用して電池収納室からの電池の排出を容易とした技術が提案されている。例えば下記特許文献1には、キャップ部材(電池蓋に相当する構成)にコイルスプリングを設け、キャップ部材で電池収納室を閉塞した際に電池の負極側にコイルスプリングが当接し、コイルスプリングが弾性変形するように構成した電池ホルダが記載されている。この構成により、電池の排出方向に向かうコイルスプリングの付勢力が発生し、電池交換を行う際にキャップ部材を容易に取り外すことができる。
実開平7−34549号公報
しかしながら、上述の特許文献1に記載の技術では、電池収納室に電池が収納されていない場合にはコイルスプリングが弾性変形せず付勢力が発生しない。このように従来の技術では、電池収納室内の電池の有無によりキャップ部材を取り外す操作の容易性に差異が生じてしまう、という問題があった。
そこで本考案は、電池収納室内の電池の有無に関わらず電池蓋を容易に取り外すことができる電池蓋および電子機器を提供することを目的の一つとする。
上記課題を解決するために、本考案の一態様は、円筒状の本体部と、本体部の周面に沿うようにして螺旋状に捲回される弾性部材と、弾性部材の回転を防止する回転防止部とを備え、弾性部材の一部が螺旋経路から本体部の端面方向に逸脱した直線状部分を成すように構成された電池蓋である。
本考案の他の態様は、電池蓋と、電池蓋と係合する電池挿入孔とを備え、電池蓋は、円筒状の本体部と、本体部の周面に沿うようにして螺旋状に捲回される弾性部材と、弾性部材の回転を防止する回転防止部と、本体部の端面の近傍であり且つ本体部の周面に設けられる係止片とを備え、弾性部材の一部が螺旋経路から本体部の端面方向に逸脱した直線状部分を成すように構成され、電池挿入孔は、内周面の一部に形成されるフランジ部を備え、電池挿入孔が電池蓋により閉塞される閉塞状態において、フランジ部の一面に対して弾性部材の直線状部分が当接することにより弾性部材が弾性変形し、係止片がフランジ部の反対面に当接するように構成された電子機器である。
本考案の少なくとも一の実施形態によれば、電池収納室内の電池の有無に関わらず電池蓋を容易に取り外すことができる。なお、本明細書において例示された効果により本考案の内容が限定して解釈されるものではない。
図1は、本考案の一実施形態による電子塩分計の外観を示す斜視図である。 図2A乃至図2Fは、本考案の一実施形態による電池蓋の構成を説明するための六面図である。 図3Aは、本考案の一実施形態による導通阻止部の構成を説明するための図であり、図3Bは、本考案の一実施形態による電池を示す図である。 図4は、本考案の一実施形態による電池蓋の構成を説明するための斜視図である。 図5は、本考案の一実施形態による電池蓋の構成を説明するための斜視図である。 図6は、直線状部分の他の例を説明するための斜視図である。 図7は、本考案の一実施形態による電池挿入孔の構成を説明するための図である。 図8は、本考案の一実施形態による電池蓋の挿着動作を説明するための図である。 図9は、本考案の一実施形態による電池蓋により電池挿入孔が閉塞された状態を示す図である。 図10は、変形例を説明するための図である。
以下、本考案の一実施形態等について図面を参照しながら説明する。なお、説明は以下の順序で行う。
<1.一実施形態>
<2.変形例>
但し、以下に示す実施形態等は、本考案の技術思想を具体化するための構成を例示するものであって、本考案は例示された構成に限定されるものではない。なお、実用新案登録請求の範囲に示される部材を、実施形態の部材に特定するものではない。特に、実施形態に記載されている構成部材の寸法、材質、形状、その相対的配置、上下左右等の方向の記載等は特に限定する旨の記載がない限りは、本考案の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。なお、各図面が示す部材の大きさや位置関係等は、説明を明確にするため誇張していることがある。さらに以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており、重複する説明を適宜省略する。さらに、本考案を構成する各要素は、複数の要素を同一の部材で構成して一の部材で複数の要素を兼用する態様としてもよいし、逆に一の部材の機能を複数の部材で分担して実現することもできる。また、一部の実施例、実施形態において説明された内容は、適宜、他の実施例、実施形態等に適用可能である。
なお、本考案の一実施形態では、電子機器として電子塩分計を例にして説明する。本考案は、電子塩分計のほかにも、各種の生体情報を取得可能な電子機器や、温度計や湿度計、電子体温計、カメラ、ゲーム装置等に対しても適用可能である。
「電子塩分計の外観」
図1は、本考案の一実施形態における電子塩分計の外観を示す斜視図である。電子塩分計1は、本体ケース(筐体)10と、プローブ部(先端部)20とが一体的に形成された構成を有している。本体ケース10とプローブ部20との間には、シリコンゴム21が介装されている。
本体ケース10は、ABS(アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン共重合体)樹脂やエラストマーなどからなる。この本体ケース10には、LCD(Liquid Crystal Display)等からなる表示部11が配設されている。また更に、本体ケース10には、スイッチ、音を再生するためのスピーカなどが設けられてもよく、また、電池の挿入方向等を示す表示が印刷されていてもよい。
プローブ部20の先端の2箇所に電極部(センサ)22が設けられている。電極部22を測定対象に接触させることより塩分濃度の測定がなされ、測定の結果が表示部11に表示される。なお、表示部11に電池の残量やエラーメッセージ等が表示されてもよい。
本体ケース10の内部には空間が形成されている。この空間内に電池が収納されるとともに回路基板や配線などが収納される。本体ケース10内に収納される電池は、一実施形態では円筒状の乾電池とされるが、コイン型(ボタン型)等の電池でもよい。本体ケース10の側面には電池挿入孔(図示を省略している)が形成されており、この電池挿入孔に電池蓋30が着脱自在とされる。図1では、本体ケース10の電池挿入孔に対して電池蓋30が係合し、本体ケース10の内部空間が閉塞された状態が示されている。
電池蓋30の端面は略円形を成しており、この端面には矩形溝状の凹部31が形成されている。凹部31にコイン等を挿入し、一方向に例えば90度程度、回転させることにより電池蓋30が回動し、電池蓋30を本体ケース10に取り付けることができる。また、凹部31にコイン等を挿入し、一方向と反対方向に例えば90度程度、回転させることにより電池蓋30が回動し、電池蓋30を本体ケース10から取り外すことができる。
「電池蓋の構成」
次に、図2乃至図5を参照して電池蓋30の構成の一例について説明する。図2は電池蓋30の構成を説明するための六面図であり、図2Aは電池蓋30の正面図であり、図2Bは電池蓋30の左側面図であり、図2Cは電池蓋30の右側面図であり、図2Dは電池蓋30の背面図であり、図2Eは電池蓋30の平面図であり、図2Fは電池蓋30の底面図である。なお、電池蓋30の構成には弾性部材(例えば、後述するコイルスプリング)が含まれるが、図2および図3ではその図示を省略している。
電池蓋30は、略円形の端面(上面)を有し所定の厚みを有する蓋面部35と、蓋面部35の下面の中央付近に形成された円筒状の本体部36とを備えている。なお、本体部36の形状は厳密な円筒形状に限定されるものではなく、本体部36の周面に段部等が形成された形状でもよい。上述したように、蓋面部35の上面には凹部31が形成されている。また、蓋面部35の上面には凹部31を境にして「OPEN」および「CLOSE」の文字が形成されており、さらに、操作方向を示す矢印が各文字に隣接する位置に形成されている。各矢印は反対方向を示している。文字および矢印は、例えば、蓋面部35の上面の一部を凸または凹とすることにより形成することができる。
電池蓋30を本体ケース10に挿着する際は、電池蓋30を電池挿入孔に押し込みながら「CLOSE」の横に位置する矢印の方向へ電池蓋30を回動させる。一方、電池蓋30を本体ケース10から取り外す際は、「OPEN」の横に位置する矢印の方向へ電池蓋30を回動させる。
なお、本実施形態における電池蓋30は、例えば蓋面部35および本体部36の間に防水材装着部37を備えている。防水材装着部37に対して、防水材(例えばリング状のパッキン)が装着される。蓋面部35および本体部36の間にパッキンを介装させることにより、本体ケース10の内部に水分等の異物が侵入することを防止できる。
本体部36の端面39側であり、且つ、本体部36の周面38の略対向する位置に、一対の係止片(係止片40aおよび係止片40b)が形成されている。ここで、端面39側とは、本体部36の中央より端面39寄りの位置を意味する。より具体的には、端面39の近傍(例えば、端面39の周縁付近)に、係止片40aおよび係止片40bが形成されている。係止片40aおよび係止片40bは、本体部36と一体的に形成されてもよく、別個に形成された後に本体部36に対して接着、溶接等により取り付けられてもよい。係止片40aおよび係止片40bのそれぞれ長さをL10と表記する。係止片40aの長さ(係止片40bの長さも同様)は、例えば、図2Bおよび図2Fに示すように係止片40aの端面における長手方向の長さにより規定される。なお、係止片40aおよび係止片40bが果たす機能については後述する。
さらに、本体部36の周面38における、防水材装着部37寄りの略対向する位置に、一対の孔部(孔部41aおよび孔部41b)が形成されている。孔部41aおよび孔部41bのいずれかに、後述するコイルスプリングの一端が挿入され固定される。なお、本実施形態では2個の孔部を本体部36の周面38に形成しているが、いずれか1個でもよい。
本体部36の端面39に、例えば、電池の電極に接触する金属板からなる電極が設けられてもよい。電極を形成するための凹部等が端面39に形成されてもよい。また、電池蓋30の端面に、電池の挿入方向を誤った場合の導通を阻止する導通阻止部が設けられてもよい。
ここで、図3を参照して導通阻止部の一例について説明する。図3Aは導通阻止部の一例を説明するための図である。図3Aに示すように、電池蓋30の端面39には金属板からなる電極43が設けられている。例えば、電極43に対して電池の正極端子が接触する場合が電池正常装填状態であり、電極43に対して電池の負極端子が接触する場合が電池逆装填状態である。電池の正極端子は、電極43の略中央付近に接触する。導通阻止部は、例えば、本体部36の端面39で係止片40aと係止片40bとの直線経路間となる位置から形成される2個の突起(突起44および突起45)からなる。突起44および突起45は、それぞれ高さH1を有しており、各突起の内側間の間隔がD0とされ、各突起の外側間の間隔がD1とされている。
図3Bは電池の一例を示す図である。図3Bに示す電池47は、例えば円筒形状の乾電池であり、一方が凸形状の正極端子48であり、他方が略平坦な負極端子49である。正極端子48は、幅D2および高さH2を有している。
突起間の間隔D1は、負極端子49側の端面の幅(径)よりやや小となる長さに設定され、かつ、突起間の間隔D0は、正極端子48の幅D2より大となる長さに設定されている。また、各突起の高さH1は、正極端子48の高さH2よりも低くなるように設定されている。
ここで、電極43と負極端子49とが一定以上、近接すると負極端子49が突起44および突起45により遮られ、電極43と負極端子49とが接触することを防止できる。すなわち、上述した電池逆装填状態となることを防止できる。一方、正極端子48の幅D2は突起間の間隔D0より小さいため、正極端子48の電極43への接触が突起44および突起45により遮られることがない。さらに、正極端子48の高さH2は各突起の高さH1より高いため正極端子48が電極43に近接・接触する際に、正極端子48の周囲が突起44および突起45に接触することがない。すなわち、正極端子48の電極43への接触が突起44および突起45により遮られることがなく、電池正常装填状態とすることができる。なお、上述した導通阻止部の構成は一例でありこれに限定されるものではない。また、以下の説明では電極および導通阻止部の図示を適宜、省略している。
図4および図5は、異なる方向から電池蓋30を見た斜視図である。電池蓋30の主な構成については上述した通りである。図4および図5に示すように、電池蓋30は、本体部36の周面に沿うようにして螺旋状に捲回されるコイルスプリング50(弾性部材の一例)を有している。コイルスプリング50は、所定長を有し、両端に略円形の端面をそれぞれ有するとともに、周表面を有している。コイルスプリング50の一端付近が略直角に屈曲され、屈曲された箇所が孔部41bに挿入されている。これによりコイルスプリング50が本体部36の周囲において回転しまうことを防止できる。
なお、屈曲された箇所が孔部41bではなく孔部41aに挿入されてもよい。また、コイルスプリング50の回転を防止する構成(回転防止部)は上述した構成に限定されるものではない。例えば、コイルスプリング50の一端が本体部36の周面38に接着、溶接等されることにより固定されてもよい。また、図4および図5ではコイルスプリング50の他端(終端)が、例えば係止片40aの下側付近に位置しているがこれに限定されるものではなく適宜な位置に配することができる。
本実施形態では、コイルスプリング50の螺旋経路から本体部36の端面方向に逸脱した直線状部分が、コイルスプリング50の一部に形成されている。直線状部分51は、例えば、本体部36の端面39側に配され、より具体的には、端面39の周縁の一部に略隣接する位置に配される。本実施形態では、係止片40aと係止片40bとの間のいずれか一方の間に直線状部分51が配される。直線状部分51の長さをL20と表記する。詳細については後述するが、コイルスプリング50の直線状部分51が、電池挿入孔の内周面に形成されたフランジ部(後述するフランジ部61またはフランジ部62)に当接する。
なお、コイルスプリング50の直線状部分51は直線のみの形状を示すものであることを意味するものではない。直線状部分51は、電池挿入孔の内周面に形成されたフランジ部(後述するフランジ部61またはフランジ部62)に対してコイルスプリング50の周表面の少なくとも一部が接触する形状を示すものであることを意味する。例えば、図6に示すように、フランジ部側となる方向に対して、円弧形状を示すものも直線状部分に含むものである。
「開閉操作に伴う電池蓋の動作」
次に、図7乃至図9を参照して開閉操作に伴う電池蓋の動作の一例について説明する。図7は、本体ケース10の側面図である。図8は、開閉操作に伴う電池蓋の動作の一例を説明するための図である。図9は、電池挿入孔が電池蓋により閉塞された状態における各部材の位置関係の一例を説明するための図である。なお、各図において本体ケース10等の図示を一部、簡略化している。
図7に示すように、電子塩分計1の本体ケース10の側面には電池挿入孔60が形成されており、電池挿入孔60は本体ケース10内部の電池収納室に連通している。電池挿入孔60に対して電池蓋30が着脱自在とされる。電池挿入孔60における、開口端からやや奥側の内周面に2個のフランジ部(フランジ部61およびフランジ部62)が突設されている。
フランジ部61およびフランジ部62は、電池挿入孔60の内周面における略対向する位置に突設されており、2個のフランジ部の間には間隙65および間隙66が形成されている。なお本実施形態では、電池蓋30の係止片の数に対応させて2個のフランジ部が突設されているが、これに限定されるものではない。
図7に示すように間隙65および間隙66の幅を、W10とする。幅W10は、係止片40aおよび係止片40bを間隙65および間隙66に挿入できるように、係止片40a等の長さL10より大きくなるように設定される。また、電池挿入孔60に電池蓋30を挿着する際に間隙65または間隙66に直線状部分51が落下しないように、幅W10は直線状部分51の長さL20より小さくなるように設定される。
図8に示すように、電池蓋30を電池挿入孔60に挿着する。例えば、電池蓋30の係止片40aの位置を間隙65の位置に対応させ、係止片40bの位置を間隙66の位置に対応させながら電池蓋30を電池挿入孔60の奥側に向かって押し込む。電池蓋30が電池挿入孔60の奥側に押し込まれることにより、各係止片が各フランジ部より奥側に位置するようになる。一方、コイルスプリング50の直線状部分51はフランジ部61の上面(電池挿入孔60の開口端側の面)に当接するとともに、電池蓋30を電池挿入孔60の奥側に押し込む操作にともなって直線状部分51を含むコイルスプリング50が弾性変形する。
電池蓋30を電池挿入孔60に一定程度押し込んだ状態で、電池蓋30を例えば90度程度、回動させる操作がなされる。この操作は、例えば、蓋面部35に形成された凹部31にコイン等を差し込みながら、「CLOSE」の横に位置する矢印により示される方向にコイン等を回転させることにより行われる。この操作に応じて、係止片40aがフランジ部62の下面(本体ケース10の奥側に位置する面)に摺接するように移動する。また、係止片40bがフランジ部61の下面(本体ケース10の奥側に位置する面)に摺接するように移動する。また回動操作に伴って、コイルスプリング50の直線状部分51がフランジ部61から間隙66に向かう方向に移動する。上述したように、直線状部分51の長さL20は間隙66の幅W10より大きくなるように設定されているため、移動の際に直線状部分51が間隙66に落下することがない。
図9は、電池蓋30の回動操作が終了し、電池挿入孔60が電池蓋30により閉塞された状態を示す。なお、図9では理解を容易とするために、本体ケース10、フランジ部61およびフランジ部62の構成にハッチングを付している。直線状部分51は、例えば、間隙66を架橋するようにしてフランジ部61およびフランジ部62のそれぞれに当接している。直線状部分51を含むコイルスプリング50が弾性変形することにより、電池蓋30が外れる方向への付勢力が発生する。しかしながら、係止片40aおよび係止片40bが、フランジ部62およびフランジ部61のそれぞれに係止されていることから、付勢力に抗して電池蓋30が本体ケース10に挿着された状態が維持される。
電池蓋30を本体ケース10から取り外す操作は、電池蓋30を例えば90度程度、回動させることによりなされる。この操作は、例えば、蓋面部35に形成された凹部31にコイン等を差し込みながら、「OPEN」の横に位置する矢印により示される方向にコイン等を回転させることにより行われる。この操作に応じて、係止片40aが間隙65の位置に、係止片40bが間隙66の位置にそれぞれ移動し、各係止片と各フランジ部との係止状態が解除される。そして、コイルスプリング50が弾性変形することにより生じた付勢力により電池蓋30が取り出し方向に付勢され、電池蓋30を容易に取り外すことが可能となる。以上説明したように、本実施形態における電池蓋30によれは電池収納室内の電池の有無に関わらず、電池蓋30を本体ケース10から容易に取り外すことが可能となる。
ここで上述した一実施形態における技術とは異なる想定技術として、コイルスプリングの先端付近を、本体部の長手方向と略平行な方向に屈曲させ、コイルスプリングの先端をフランジ部に接触(点接触)することが考えられる。しかしながら、点接触によりコイルスプリングの付勢力を安定かつ十分に発揮できないおそれがある。また、ユーザが指で電池蓋を摘む方向によってはコイルスプリングの先端が指に接触するおそれがあり危険である。
これに対して、本実施形態における電池蓋30は、コイルスプリング50の一部に直線状部分51を形成し、直線状部分51がフランジ部61またはフランジ部62に当接することによりコイルスプリング50が弾性変形するように構成している。これにより、コイルスプリング50の直線状部分51がフランジ部61またはフランジ部62に接触する接触面積を増やせることができ、安定かつ十分な付勢力を発生することができ電池蓋30を容易に取り外すことができる。また、ユーザの指にコイルスプリング50の先端が接触しない構成であるため安全でもある。
さらに、本実施形態の電池蓋30はコイルスプリング50の回転防止部を備えている。これにより、コイルスプリング50が回転することにより生じ得る不都合を回避できる。例えば、コイルスプリング50が回転することによりコイルスプリング50が間隙65または間隙66に入り込み、電池蓋30を取り外すことが不可能または困難となることを防止できる。
<2.変形例>
本考案の一実施形態について説明したが、本考案は上述した実施形態に限定されるものではなく、本考案の技術思想の範囲内において種々の変更が可能である。以下、変形例について説明する。
上述した実施形態では、コイルスプリング50に1個の直線状部分51を形成し、直線状部分51を2個のフランジ部のうちの一方のフランジ部(フランジ部61)に当接する構成としたが、この例に限定されるものではない。
例えば、図10に示す電池蓋70のように、コイルスプリング50に2個の直線状部分(直線状部分51および直線状部分52)を形成し、係止片40aと係止片40bとの間のそれぞれに直線状部分51および直線状部分52を配するようにしてもよい。2個の直線状部分は、例えば略対向する位置に形成される。直線状部分52は、電池蓋30の挿着時にフランジ部62に当接する。直線状部分を複数、形成することにより直線状部分が1個の場合よりもより安定した付勢力を得ることができる。このため、より容易に電池蓋30を本体ケース10から取り外すことができる。また、略対向する位置で均等に付勢力が発生するように構成されるため、電池蓋30の一部のみに付勢力がかかることを防止できる。
上述した実施形態では、直線状部分51がフランジ部61およびフランジ部62に当接する位置で回動操作が終了する例について説明したがこれに限定されるものではない。例えば、回動操作における回転角度を小さくし、直線状部分51が間隙66を通過せずにフランジ部61のみに当接する位置で回動操作が終了してもよい。このとき、直線状部分51の一部が間隙66上に位置してもよい。また、回転角度を大きくし、直線状部分51がフランジ部62のみに当接する位置で回動操作が終了するようにしてもよい。このとき、直線状部分51の一部が間隙66上または間隙65上に位置してもよい。回動操作における回転角度や回動操作後の直線状部分51の位置に応じて、間隙65および間隙66の幅、直線状部分51の長さ、フランジ部61およびフランジ部62の大きさを適宜、設定することができる。
上述した実施形態において、電池蓋30の閉塞状態を維持できるのであれば、係止片40aおよび係止片40bの全てがフランジ部61およびフランジ部62の下面に位置する必要はない。
上述した実施形態では、弾性部材としてコイルスプリングを例にして説明したがこれに限定されるものではない。電池蓋30が本体ケース10に挿着された状態で電池蓋30を取り外す方向に付勢力を発生する部材であれば、その形状、特性等が特定の部材に限定されるものではない。
電池蓋30の開閉操作をより容易とするために、電池挿入孔60の内周面やフランジ部61,62の表面等に潤滑剤を塗布してもよい。
1:電子塩分計
30,70:電池蓋
36:本体部
40a,40b:係止片
41a,41b:孔部
50:コイルスプリング
51,52:直線状部分
61,62:フランジ部

Claims (6)

  1. 円筒状の本体部と、
    前記本体部の周面に沿うようにして螺旋状に捲回される弾性部材と、
    前記弾性部材の回転を防止する回転防止部と
    を備え、
    前記弾性部材の一部が螺旋経路から前記本体部の端面方向に逸脱した直線状部分を成すように構成された
    電池蓋。
  2. 前記本体部の端面側に前記直線状部分が配されるように構成された
    請求項1に記載の電池蓋。
  3. 前記本体部の端面側であり、且つ、前記本体部の周面の略対向する位置に、2個の係止片が設けられ、
    前記2個の係止片の間の少なくとも一方に、前記直線状部分が配されるように構成された
    請求項2に記載の電池蓋。
  4. 前記回転防止部は、前記弾性部材の一端が前記本体部の周面に設けられた孔に挿入されて成る
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電池蓋。
  5. 電池蓋と、
    前記電池蓋と係合する電池挿入孔とを備え、
    前記電池蓋は、円筒状の本体部と、前記本体部の周面に沿うようにして螺旋状に捲回される弾性部材と、前記弾性部材の回転を防止する回転防止部と、前記本体部の端面の近傍であり且つ前記本体部の周面に設けられる係止片とを備え、前記弾性部材の一部が螺旋経路から前記本体部の端面方向に逸脱した直線状部分を成すように構成され、
    前記電池挿入孔は、内周面の一部に形成されるフランジ部を備え、
    前記電池挿入孔が前記電池蓋により閉塞される閉塞状態において、前記フランジ部の一面に対して前記弾性部材の前記直線状部分が当接することにより前記弾性部材が弾性変形し、前記係止片が前記フランジ部の反対面に当接するように構成された
    電子機器。
  6. 前記電池蓋が回動することに応じて前記係止片が回動し、前記係止片と前記フランジ部とが当接する状態が解除されるように構成された
    請求項5に記載の電子機器。
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